JP2002126692A - 飛灰等に含有される重金属の分離回収方法 - Google Patents

飛灰等に含有される重金属の分離回収方法

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和弘 羽田
Toshio Wakatake
俊雄 若竹
Masanori Yashiro
正典 屋代
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は処理物をすべて再資源化を目的とし
て無害な灰と重金属とに分離回収する方法を提供するこ
とを目的とするものである。 【解決手段】 捕集した飛灰等に水を加え均一なスラリ
ー状態となる固液比のスラリー状飛灰等とするスラリー
化工程と、スラリー状飛灰等のpH値を、含有する重金
属が電解処理で良好に分離回収できる最適のpH値に調
整する調整工程と、最適のpH値に調整されたスラリー
状飛灰等から重金属を電解処理で分離回収する分離回収
工程と、含有する重金属が分離回収された後のスラリー
状飛灰等を脱水してケーキ状とし、再資源物質とする脱
水工程と、その後の成型工程と、を備えたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は都市ごみや産業廃棄
物の一般焼却炉及び溶融炉から発生する「煤塵」、すな
わち電気集塵機やバグフィルター等で捕集された飛散灰
や溶融飛灰(以下飛灰等という)を処理する飛灰等の分
離回収方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】都市ごみや産業廃棄物の一般焼却炉及び
溶融炉から発生する飛灰や溶融飛灰には、それらの焼却
過程で塩素ガス、亜硫酸ガス等の処理の為に添加される
水酸化ナトリウムや水酸化カルシウムの未反応の残留分
が多量に含まれ、灰中のpH値を高めている。
【0003】ここで、灰中のpH値が高くなることは飛
灰等の無害化処理を困難にすることとなる。 なぜなら
一般には重金属は酸性溶液(pH=4〜5)で水中に溶
出し易いが、酸、アルカリに溶出する両性金属である鉛
(Pb)、亜鉛(Zn)が高アルカリ性(pH=12〜
13)飛灰等で溶出することとなり問題となるからであ
る。
【0004】飛灰等の処理法にはセメント固化法、薬剤
処理法、酸抽出処理法、溶融固化法、熱分解処理法等が
あるが、その効果、経済性にそれぞれ長所及び短所をも
っている。
【0005】セメント固化法は経済性では優位であるた
め従来よく採用されているが、近年、高アルカリ性飛灰
等がSOX,NOX軽減のために多くなり、セメントを
使用することは溶出基準を満たすことを更に困難にし、
特にPb、Zn等の溶出は免れず、この飛灰等には当該
方法は不適といえる。
【0006】薬剤処理法には現在多く採用されているの
が、有機系液体のキレート剤によるものと、無機系粉体
(非セメント系)の薬剤の二つの処理法がある。
【0007】キレート処理法は処理による増量が少ない
利点はあるが、処理工程での臭気の危険性、最終処分地
での長期安定性、すなわち、酸性雨、土壌菌、紫外線等
による処理灰の分解―再溶出等のリスクが予想される。
【0008】一方、無機系薬剤による処理法の一例とし
て、特開平5−309354号、特開平7−13661
5号に記載された方法が挙げられる。
【0009】薬剤コストがセメントの10〜15倍と高
価であるが、高アルカリ飛灰等に有効であり、又セメン
ト固化法と同様に処理後の生成物の性質上長期安定性に
優れている。但し、処理による増量分は8〜12%であ
り、最終処分地の延命という点からは経済性に劣るとい
える。
【0010】酸抽出処理法は、一種の水処理法で重金属
の凝集沈殿に拠る分離である点は利点といえるが、その
操作性、処理コスト等により改善すべき問題がある。
【0011】溶融固化法は重金属の結晶構造への封じ込
めによる不溶化という点では完全といえるが、ここにも
依然として高濃度の重金属を含有する溶融飛灰が発生す
る。又、本処理施設費及びランニングコストは他の方法
に比べて非常に高く、生成される溶融スラブがリサイク
ルできるにしても経済性からは未だ解決すべき点があ
る。
【0012】熱分解法として、特許第2038214号
に記載された方法があり、遠赤外線電磁波の熱放射を減
圧真空状態の反応炉の飛灰に与え、重金属類のガス化に
より、灰中より分離する方法である。重金属の分離回収
する技術は優れているが、高沸点をもつCu等がガス化
しないで処理灰に残留し、また短時間の連続処理という
効率性からも改良すべき点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかして、従来の飛灰
等の処理方法は、飛灰等が特別管理一般廃棄物として最
終処分されることを前提とした重金属の地下水への溶出
防止処理法といえる。
【0014】すなわち、処理済みの飛灰等が管理型処分
場に埋め立てられる場合であれば、それが少なくとも環
告13号(環境庁告示第13号)基準をクリアしておれ
ば良いとする暫定的処理法といえる。
【0015】したがって本発明は飛灰等を埋立て処分す
るのではなく処理物をすべて再資源化を目的として無害
な灰と重金属とに分離回収する方法を提供することを目
的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】しかして本発明による飛
灰等に含有される重金属の分離回収方法は、捕集した飛
灰等に含有する重金属を電解処理によって分離回収する
方法であって、捕集した飛灰等に水を加え均一なスラリ
ー状態となる固液比のスラリー状飛灰等とするスラリー
化工程と、前記スラリー状飛灰等のpH値を、含有する
重金属が電解処理で良好に分離回収できる最適のpH値
に調整する調整工程と、前記最適のpH値に調整された
スラリー状飛灰等から重金属を電解処理で分離回収する
分離回収工程と、含有する重金属が分離回収された後の
スラリー状飛灰等を脱水してケーキ状とし、再資源物質
とする脱水工程と、その後の成型工程と、を備えたこと
を特徴とし、または、捕集した飛灰等に水を加え均一な
スラリー状態となる固液比のスラリー状飛灰等とするス
ラリー化工程と、前記スラリー状飛灰等に渦流、乱流を
与える渦乱流付与工程と、前記スラリー状飛灰等のpH
値を、含有する重金属が電解処理で良好に分離回収でき
る最適のpH値に調整する調整工程と、前記調整後のス
ラリー状飛灰等に渦流、乱流を与える渦乱流付与工程
と、前記最適のpH値に調整されたスラリー状飛灰等か
ら重金属を電解処理で分離回収する分離回収工程と、含
有する重金属が分離回収された後のスラリー状飛灰等を
脱水してケーキ状とし、再資源物質とする脱水工程と、
その後の成型工程と、を備えたことを特徴とし、また
は、捕集した飛灰等に水を加え均一なスラリー状態とな
る固液比のスラリー状飛灰等とするスラリー化工程と、
前記スラリー状飛灰等に渦流、乱流を与える渦乱流付与
工程と、前記スラリー状飛灰等のpH値を、含有する重
金属が電解処理で良好に分離回収できる最適のpH値に
調整する調整工程と、前記調整後のスラリー状飛灰等に
渦流、乱流を与える渦乱流付与工程と、前記最適のpH
値に調整されたスラリー状飛灰等から重金属を電解処理
で分離回収する分離回収工程と、含有する重金属が分離
回収された後のスラリー状飛灰等を脱水してケーキ状と
し、再資源物質とする脱水工程と、を備え、前記分離回
収工程では、汎用性を有し、かつ交換可能なユニットと
して形成された複数本の陽極及び陰極を有する電極ユニ
ットを備えた分離回収槽で電解処理が行われることを特
徴とするものである。
【0017】特に、飛灰等を重金属の分離回収効率を向
上させる所定の固液比のスラリー状に調整し、このスラ
リー状飛灰等の流路にさらに渦流・乱流を与えて重金属
の分離回収する効率を高めている。
【0018】
【発明の実施の態様】以下、本発明を図に基づいて説明
する。
【0019】飛灰等はまず飛灰貯留槽1からスクリュー
コンベア9とフィーダー10とにより、また同時にたと
えば蒸留水が水貯留槽8から給水用ポンプ12により定
量送流されて調整槽2で混合される。このときの固液比
は1:2乃至1:4程度が好ましい。
【0020】このとき飛灰等の性状によりpH調整用薬
品槽7から薬品用ポンプ11により調整槽2に所定の薬
品が定量送流され混合される。
【0021】次いでポンプ14により分離回収槽3に輸
送されたスラリー状飛灰等はここにおいて重金属が分離
回収される。
【0022】含有する重金属が分離回収されたスラリー
状飛灰等はポンプ15により、更に脱水槽4に送られ、
脱水槽4からの排水は送水ポンプ17により水貯留槽8
に送流される。
【0023】脱水された飛灰等はケーキ状となり、該ケ
ーキ状をなした飛灰等はバケットコンベアー16により
成型機5に輸送され、成型後処理灰槽6に貯蔵される。
【0024】これらの工程を経て飛灰等が環告13号基
準以下の無害な灰と重金属とに分離回収されることとな
る。
【スラリー化工程】飛灰貯留槽1から送られる飛灰等の
量と水貯留槽8から供給される水量とは最適の固液比、
すなわち均一の状態でスラリー化できる固液比たとえば
1:2乃至1:4になるよう定量される。
【0025】そしてさらに均一状態を向上させるために
調整槽2において振動モーター13及びこの振動モータ
ー13に接続された攪拌機20等によって混合攪拌され
る。
【調整工程】次に次工程である分離回収工程でのスラリ
ー状飛灰等からの最適な重金属の分離回収ができるよ
う、pH調整用薬品槽7からポンプ11によって酸又は
アルカリ溶液を注入しpH調整をする。このpH調整は
電解処理に最適なpH値とする。
【0026】尚、本工程に於いて、前記振動モーター1
3及び該振動モーター13に接続された攪拌機20によ
り混合攪拌すれば更に均一なスラリー状飛灰等が得られ
る。
【分離回収工程】汚染土壌中の重金属を除去する処理と
しては、特許第2715263号(電気浸透法)が一般
に知られており、原位置での土壌中からの六価クロム回
収には効果があるが、時間的に長期間を要するので毎日
一定量排出される飛灰等からの重金属の分離に不適であ
るといえる。
【0027】また特開平10−296230号公報に記
載された方法では比重選別、溶媒による溶脱処理、電気
浸透等の技術の組合せから成り最終的には不溶化工程も
必要とし、重金属を完全には分離できない。
【0028】これら前述の二方法は何れも原位置での重
金属の分離であり地盤の透水性の高低、粒径の不均一
性、pHの変化等、分離効率を阻害する因子が多く、実
用化へは改良が必要といえる。
【0029】ここで、本発明での分離回収処理の対象物
である飛灰等は粒径分布の巾が小さく均質である。そし
て該飛灰等のpH値は6〜12とバラツキがある。
【0030】従って、電気的分離回収に際しては捕集し
た飛灰等を均一なスラリー状にし、かつ該スラリー状飛
灰等のpH調整をして、電解処理に最適なpH値とする
など前述の工程が必要とされるのである。
【0031】分離回収槽3は通常、汎用性を有し、交換
可能とされた電極ユニット22として構成されている。
【0032】そして、図2から理解されるように当該電
極ユニット22は略円筒状をなす槽と、この槽内に設け
られた複数本の陽極18と複数本の陰極19とにより構
成されている。しかして、前記スラリー化工程及び調整
工程でスラリー化され、かつpH調整されたスラリー飛
灰等は前記調整槽2からポンプ14により分離回収槽3
内に送出される。
【0033】そして、分離回収槽3において陽極18と
陰極19間に直流電流が送流し、これにより重金属が電
極に付着する。
【0034】ここで、陽極18にはフェライト,チタ
ン,炭素棒等が用いられ、陰極19にはアルミニウム,
銅,導電性樹脂シート等が用いられる。
【0035】また陽極18あるいは陰極19の形状につ
いては何ら限定されないが図2に示す様に陽極18は円
筒状に、陰極19は円柱状に構成してかまわない。
【0036】また、前述の電極ユニット22は汎用性を
有し、交換可能としてユニット化することが望ましく、
このユニット化した電極ユニット22によれば短時間で
電極を交換でき、連続した電解処理作業を無駄なく進行
させることができる。
【0037】さらにこの電極ユニット22を複数段に接
続すれば、重金属を高濃度に含有する飛灰等または高容
量のスラリー状飛灰等であってもその電解処理時間をき
わめて短時間に終了させることができる。
【0038】尚、この分離回収槽3内に溜められたスラ
リー状飛灰等の電解処理がスムーズに行われ、また電解
処理の効率を向上させるために当該分離回収槽3に振動
モーター23と該振動モーター23に接続されている攪
拌機21により渦流あるいは三次元の乱流を発生させる
ことが望ましい。
【0039】
【脱水工程】前記分離回収工程によって重金属が分解回
収されたスラリー状飛灰はその固液比が1:2乃至1:
4という高含水比であり次の成型工程のためにも脱水し
なければならない。
【0040】この脱水作業は脱水槽4により行われる。
しかして飛灰等のような100μm以下の粒径をもつ粒
子と水を効率よく分離する装置としては、加圧式脱水装
置、遠心分離機等が用いられ、これらにより脱水槽4が
構成される。そして、脱水された後の排水処理は、送水
ポンプ17により水貯留槽8に還流させるかまたはヒー
ト方式により蒸発させることで対処されている。
【0041】
【成型工程】脱水されて脱水ケーキとなった飛灰等はそ
のまま陶土として資源化されるか、更に熱風乾燥の後、
造粒装置等から形成される成型機5によって一定形状に
成型され、その後処理灰槽6に送られて再資源化され
る。
【0042】しかして、本発明によって実施されたスラ
リー状飛灰等からの重金属の分離回収方法についての実
施例を以下の実施例1及び実施例2に示す。
【0043】このように例えばAごみ焼却場の飛灰とK
ごみ焼却場の溶融飛灰の二つの試料の本法による処理後
の溶出試験は実施例1,2に示す条件化で行われ、各々
表2,3、表5,6に示す結果が得られた。
【0044】
【実施例1】A自治体ごみ焼却場(ごみ処理量:50ト
ン/日、飛灰発生量:1.5トン/日)のバグフィルタ
ーで捕集された飛灰を本発明の処理方法によって処理し
た実施例。
【0045】処理対象の飛灰の溶出試験は表1に示す
が、先ず固液比1:2に調整されたスラリー状飛灰は希
酸によりpH調整(高アルカリ性)され、スクリューコ
ンベア9を経由して分離回収槽3に送られる。そしてこ
の分離回収工程においてスラリー状飛灰から重金属が電
解処理により分離される。
【0046】次いで重金属が分解回収されたスラリー状
飛灰は脱水工程,成型工程を経て粘性土状の灰分―処理
灰と排水が回収される。
【0047】この処理された飛灰及び排水の環告13号
による溶出試験結果は各々表2、表3に示す。表2、表
3から明らかなように処理灰、排水何れも陸上埋め立て
基準を十分満足しており、本処理灰は粘性土として陶
土、コンクリート2次製品等の原料として資源化でき
る。
【0048】
【実施例2】K自治体ごみ焼却場(ごみ処理量:75ト
ン/日、溶融飛灰:1.6トン/日)のバグフィルター
で捕集された溶融飛灰を本発明による処理方法によって
処理した実施例。
【0049】処理対象の溶融飛灰の溶出試験表は表4に
示すが、先ず固液比1:4に調整されたスラリー溶融飛
灰はpH調整しないので、調整槽2を経由して分離回収
槽3に送られる。
【0050】以下、実施例1と同様の工程を経て処理灰
と排水が回収される。
【0051】この処理された溶融飛灰及び排水の環告1
3号による溶出試験結果は各々表5、表6に示す。
【0052】表5、表6から明らかなように処理された
溶融飛灰、排水何れも陸上埋め立て基準を十分満足して
おり、再資源化が可能である。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】
【0057】
【表5】
【0058】
【表6】
【発明の効果】かくして本発明は以上の構成からなる。
【0059】そして本発明による飛灰等に含有する重金
属の分離回収方法であれば、飛灰等を埋立て処分するの
ではなく、前記飛灰等の処理物をすべて再資源化を目的
として無害な灰と重金属とに適切に分離回収することが
できるとの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成説明図である。
【図2】分離回収槽の概略説明図である。
【符号の説明】
1 飛灰貯留槽 2 調整槽 3 分離回収槽 4 脱水槽 5 成型機 6 処理灰槽 7 pH調整用薬品槽 8 水貯留槽 9 スクリューコンベア 10 フィーダー 11 薬品用ポンプ 12 給水用ポンプ 13 振動モーター 14 ポンプ 15 ポンプ 16 バケットコンベアー 17 送水ポンプ 18 陽極 19 陰極 20 攪拌機 21 攪拌機 22 電極ユニット 23 振動モーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若竹 俊雄 東京都千代田区外神田3−2−15 株式会 社興和エンジニアリング内 (72)発明者 屋代 正典 東京都千代田区外神田3−2−15 株式会 社興和エンジニアリング内 Fターム(参考) 4D004 AA37 AB03 BA05 CA44 DA10 4K001 AA06 AA09 AA20 AA30 BA14 CA09 DB07 DB21 4K058 AA17 AA21 BA01 BB04 CA12 CA25 FA02 FB03 FC07 FC14 FC15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捕集した飛灰等に含有する重金属を電解
    処理によって分離回収する方法であって、 捕集した飛灰等に水を加え均一なスラリー状態となる固
    液比のスラリー状飛灰等とするスラリー化工程と、 前記スラリー状飛灰等のpH値を、含有する重金属が電
    解処理で良好に分離回収できる最適のpH値に調整する
    調整工程と、 前記最適のpH値に調整されたスラリー状飛灰等から重
    金属を電解処理で分離回収する分離回収工程と、 含有する重金属が分離回収された後のスラリー状飛灰等
    を脱水してケーキ状とし、再資源物質とする脱水工程
    と、 を備えたことを特徴とする飛灰等に含有される重金属の
    分離回収方法。
  2. 【請求項2】 捕集した飛灰等に含有する重金属を電解
    処理によって分離回収する方法であって、 捕集した飛灰等に水を加え均一なスラリー状態となる固
    液比のスラリー状飛灰等とするスラリー化工程と、 前記スラリー状飛灰等に渦流、乱流を与える渦乱流付与
    工程と、 前記スラリー状飛灰等のpH値を、含有する重金属が電
    解処理で良好に分離回収できる最適のpH値に調整する
    調整工程と、 前記調整後のスラリー状飛灰等に渦流、乱流を与える渦
    乱流付与工程と、 前記最適のpH値に調整されたスラリー状飛灰等から重
    金属を電解処理で分離回収する分離回収工程と、 含有する重金属が分離回収された後のスラリー状飛灰等
    を脱水してケーキ状とし、再資源物質とする脱水工程
    と、 を備えたことを特徴とする飛灰等に含有される重金属の
    分離回収方法。
  3. 【請求項3】 捕集した飛灰等に含有する重金属を電解
    処理によって分離回収する方法であって、 捕集した飛灰等に水を加え均一なスラリー状態となる固
    液比のスラリー状飛灰等とするスラリー化工程と、 前記スラリー状飛灰等に渦流、乱流を与える渦乱流付与
    工程と、 前記スラリー状飛灰等のpH値を、含有する重金属が電
    解処理で良好に分離回収できる最適のpH値に調整する
    調整工程と、 前記調整後のスラリー状飛灰等に渦流、乱流を与える渦
    乱流付与工程と、 前記最適のpH値に調整されたスラリー状飛灰等から重
    金属を電解処理で分離回収する分離回収工程と、 含有する重金属が分離回収された後のスラリー状飛灰等
    を脱水してケーキ状とし、再資源物質とする脱水工程
    と、 を備え、 前記分離回収工程では、汎用性を有し、かつ交換可能な
    ユニットとして形成された複数本の陽極及び陰極を有す
    る電極ユニットを備えた分離回収槽で電解処理が行われ
    ることを特徴とする飛灰等に含有される重金属の分離回
    収方法。
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