JP2002126044A - 薬品管理装置および集中管理情報処理装置 - Google Patents

薬品管理装置および集中管理情報処理装置

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JP2002126044A
JP2002126044A JP2000323961A JP2000323961A JP2002126044A JP 2002126044 A JP2002126044 A JP 2002126044A JP 2000323961 A JP2000323961 A JP 2000323961A JP 2000323961 A JP2000323961 A JP 2000323961A JP 2002126044 A JP2002126044 A JP 2002126044A
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medicine
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JP2000323961A
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Akihiko Ueno
昭彦 上野
Hisakazu Mihara
久和 三原
Tetsuya Tanabe
哲也 田辺
Ikuo Obataya
育夫 小幡谷
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Rikogaku Shinkokai
Original Assignee
Rikogaku Shinkokai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、薬品を集中的に管理する薬品管理
装置に関する。 【解決手段】 本発明は、集中管理情報処理装置11
と、集中管理情報処理装置11に通信ネットワーク15
を介して接続される複数の端末装置12と、入退室の扉
の開錠が制御される薬品を保管する複数の薬品庫13と
を備える薬品管理装置において、集中管理情報処理装置
11は、使用者ごとにログイン名およびパスワードの項
目を持つ使用者情報データベースと、薬品ごとに薬品
名、薬品量および保管場所の項目を持つ薬品情報データ
ベースとを備え、複数の端末装置12のうちの1つの端
末装置12から転送された薬品名に応じて薬品情報デー
タベースから保管場所を検索し、検索された保管場所に
該当する薬品庫13の扉を、端末装置12から転送され
たログイン名およびパスワードが使用者情報データベー
スに登録されていることを確認した後に開錠することで
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬品を集中的に管
理する薬品管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化学研究所や製薬会社の研究所な
どでは、薬品は、複数の薬品庫に保存され、薬品の保管
場所および使用状況は、使用者が帳簿に記入することに
よって管理されていた。そして、劇薬などのように人体
に重大な影響を及ぼす薬品は、鍵付きの薬品庫に収容さ
れ、鍵を責任者が預かることによって、または、所定の
保管場所に保管することによって管理されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
管理方法では、使用者が薬品の使用を帳簿に記入するこ
とを忘れることがあるという問題がある。特に、薬品庫
の置かれる部屋と薬品の使用される部屋とが別々の場合
では、忘れやすい。そして、薬品の残量が少ないか無く
なった場合には新たに注文する必要があるが、帳簿で
は、残量の把握が困難であるという問題がある。特に、
薬品の種類・薬品瓶の数が膨大になると、薬品在庫の現
状把握が困難である。
【0004】さらに、劇薬などは厳重に管理する必要が
あるが、鍵を勝手に持ち出される危険があるという問題
もある。そこで、本発明では、薬品の使用者と保管とを
連携することにより、上記問題を解決する薬品管理装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記の手段
によって達成される。
【0006】本発明の第1の手段では、集中管理情報処
理装置と、集中管理情報処理装置に通信ネットワークを
介して接続される複数の端末装置と、薬品を保管する複
数の薬品庫とを備える薬品管理装置において、複数の薬
品庫は、入退室の扉の開錠が集中管理情報処理装置によ
って制御され、集中管理情報処理装置は、使用者ごとに
ログイン名およびパスワードの項目を持つ使用者情報デ
ータベースと、薬品ごとに薬品名、薬品量および保管場
所の項目を持つ薬品情報データベースとを備え、複数の
端末装置のうちの1つの端末装置から転送された薬品名
に応じて薬品情報データベースから保管場所を検索し、
検索された保管場所に該当する薬品庫の扉を、前記端末
装置から転送されたログイン名およびパスワードが使用
者情報データベースに登録されていることを確認した後
に開錠することで構成される。
【0007】本発明の第2の手段では、第1の手段の薬
品管理装置において、集中管理情報処理装置は、使用者
情報データベースのデータに変更があった場合に、時間
ごとにログイン名、薬品名および薬品量を記録する使用
記録情報データベースをさらに備えることで構成され
る。
【0008】本発明の第3の手段では、第1の手段の薬
品管理装置において、薬品の量を計量し、計量結果を集
中管理情報処理装置に通知する計量手段をさらに備え、
薬品量は、計量結果に基づいて与えられることで構成さ
れる。本発明の第4の手段では、第1の手段の薬品管理
装置において、集中管理情報処理装置は、公の機関が指
定する薬品名を登録する危険薬品情報データベースをさ
らに備え、複数の端末装置のうちの1つの端末装置から
転送された薬品名を危険薬品情報データベースに登録さ
れているか否かを判定することで構成される。
【0009】本発明では、薬品が格納されている薬品庫
の入退室は、薬品を使用する使用者が、予め登録された
者であるか否かを判定した後に許可されるので、薬品を
使用する者を一定の範囲に限定することができる。ま
た、薬品を使用した記録がデータベースに記録される。
本発明の第5の手段では、集中管理情報管理装置におい
て、通信ネットワークに接続される第1インタフェース
と、入退室の扉の開錠が制御される薬品を保管する複数
の薬品庫に接続される複数の第2インターフェースと、
使用者ごとにログイン名およびパスワードの項目を持つ
使用者情報データベースと、薬品ごとに薬品名、薬品量
および保管場所の項目を持つ薬品情報データベースとを
備え、通信ネットワークを介して転送される薬品名を示
す信号に応じて薬品情報データベースから特定の第2イ
ンタフェースを検索し、通信ネットワークを介して転送
されるログイン名およびパスワードが使用者情報データ
ベースに登録されていることを確認した後に、特定の出
力ポートに開錠を行わせるための信号を出力することで
構成される。
【0010】このため、薬品の不正使用を防止すること
ができる。仮に、不正に使用されたとしても、その記録
を残すことができる。そして、集中管理情報処理装置と
薬品庫とは、専用線によって接続され、集中管理情報処
理装置と端末装置とは、通信ネットワークによって接続
されるので、それぞれ別室に設置することができる。
【0011】このため、薬品庫が複数ある場合でも、手
近な端末装置から薬品庫の入退室を操作することができ
る。なお、本明細書において、薬品とは、いわゆる薬だ
けではなく試薬などの一般の化学物質を指す。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0013】(実施形態の構成)本実施形態は、本発明
にかかる薬品管理システムの実施形態である。図1は、
本実施形態の薬品管理システムの全体構成を示す図であ
る。図1において、集中管理情報処理装置11は、複数
の端末12と通信ネットワークであるローカルエリアネ
ットワーク(local-area network、LAN)15を介し
て互いに接続される。本実施形態では、端末12は、5
個接続されている。端末12-1、12-5が設置されてい
る場所には、薬品を格納する薬品庫13-1、13-2およ
び薬品の質量を図る計量器14-1、14-2が備えられ
る。
【0014】薬品庫13は、薬品を置く薬品棚をその内
部に備え、薬品庫13の入退室は、集中管理情報処理装
置11によって開錠および施錠が制御される電子式の錠
装置を備えた扉でのみ可能となっている。そして、錠の
状態が集中管理情報処理装置11に通知される。錠の状
態は、扉の開閉状態を検出する装置、例えば、扉および
薬品庫13の本体のそれぞれに電極を付け、その電極の
導通状態を認識することで確認する装置や、薬品庫13
の本体に発光素子を、そして、扉に受光素子を付け、受
光素子の受光状態を認識することで確認する装置などに
よって検出される。
【0015】計量器14は、例えば、電子天秤であり、
計量結果は、集中管理情報処理装置11に送信される。
次に、集中管理情報処理装置の構成について説明する。
図2は、本実施形態の集中管理情報処理装置の構成を示
す図である。図2において、集中管理情報処理装置11
は、中央処理装置(CPU)21、記憶装置22、イン
タフェース23、記録媒体入出力装置24、表示装置2
5および入力装置26を備えて構成される。例えば、サ
ーバとしてのコンピュータである。
【0016】CPU21は、マイクロプロセッサなどで
あり、記憶装置22、インタフェース23、記録媒体入
出力装置24、表示装置25および入力装置26に接続
され、各装置を制御する。CPU21は、LAN15お
よびインタフェース23を介して各端末12から出力さ
れる各種要求コマンドに応じ、記憶装置22に格納され
た各プログラムに従って薬品管理を行う。その際に、C
PU21は、必要に応じて、薬品庫13に対し開錠を行
わせる開錠信号および施錠を行わせる施錠信号を送信
し、薬品庫13から錠状態を示す錠状態信号を受信す
る。そして、CPU21は、必要に応じて、計量器14
から計量結果を示す計量信号を受信する。
【0017】記憶装置22は、例えば、半導体メモリや
ハードディスクなどであり、本発明にかかる、各実行プ
ログラム、使用者情報データベース、薬品情報データベ
ース、使用記録情報データベース、危険薬品情報データ
ベース、発注情報データベースおよび管理者情報や各プ
ログラム実行中の一時的なデータなどが格納される。使
用者情報データベースは、薬品管理システムの使用者を
登録するデータベースであり、使用者ごとに、使用者番
号、ログイン名、パスワードおよび使用者状態のデータ
項目を備えて構成される。使用者状態は、使用者情報デ
ータベースに登録された使用者が本登録および仮登録の
別を示すフラッグであり、例えば、使用者状態が1の場
合は本登録を示し、2の場合は仮登録を示す。本登録
は、本薬品管理システムにおいて薬品を使用することが
できる者を示し、仮登録は、薬品の検索および薬品管理
システムで管理されている薬品の一覧情報を引き出すこ
とのみができる者を示す。
【0018】薬品情報データベースは、薬品管理システ
ムで管理されている薬品に関する諸データを登録するデ
ータベースであり、薬品ごとに、薬品管理番号、薬品
名、和名、慣用名、化学式、CAS No.、薬品会
社、カタログ番号、購入量、現在量、種類、保管場所お
よび使用記録のデータ項目を備えて構成される。薬品管
理番号は、薬品容器ごとに順に付される番号であり、同
種同量などまったく同じ薬品でも別容器で保管されると
別の番号が付される。同一の薬品であっても、別容器で
有れば異なる薬品庫13に保管されることがあり、この
ように個別に番号を付することにより、薬品の消費速度
(質量/時間)、消費時間および使用記録を個別に管理
することができる。薬品管理番号は、薬品が納入され登
録された際に実行プログラムによって自動的に付され
る。
【0019】化学式は、例えば、組成式で登録される。
CAS No.(CAS登録番号)は、米国化学会のC
AS(chemical abstracts service)が化学物質を識別
するために付した番号である。種類は、薬品の官能基の
別を示す。薬品情報データベースは、このように薬品の
データを集積する。
【0020】使用記録情報データベースは、薬品の使用
状況を記録するためのデータベースであり、時間ごと
に、使用者名、使用日時、薬品番号、薬品名および使用
前後の量の項目を備えて構成される。使用記録情報デー
タベースは、薬品情報データベースのデータに何らかの
変更が加えられた場合に、各項目が新たに追加される。
危険薬品情報データベースは、公的な機関が指定した薬
品を登録するデータベースであり、薬品ごとに、薬品
名、和名、慣用名、化学式およびCAS No.のデー
タ項目を備えて構成される。
【0021】危険薬品情報データベースは、本実施形態
では、特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理
の改善の促進に関する法律に基づき厚生省が指定した、
環境への排出量との届け出が必要な薬品(PRTR)や
化学物質安全性データシート(MSDS)などを参考に
作成された。
【0022】発注情報データベースは、薬品管理システ
ム運用中の購入薬品に関するデータベースであり、薬品
ごとに、薬品名、和名、慣用名、化学式、CAS N
o.、薬品会社、カタログ番号、購入量および発注状態
のデータ項目を備えて構成される。発注状態は、発注情
報データベースに登録された薬品が仮発注、本発注およ
び納品の別を示すフラッグであり、例えば、発注状態が
1の場合は仮発注を示し、2の場合は本発注を示し、3
の場合は納品を示す。仮発注は、薬品の購入希望を示
し、本発注は、購入希望薬品を販売者に実際に発注した
ことを示す。
【0023】これら各データベースは、後述のプログラ
ムにより、薬品管理システムを管理する管理者によって
データが入力され、構築される。管理者情報は、管理者
名、ログイン名およびパスワードのデータ項目を備えて
構成される。管理者のログイン名およびパワワードは、
初期値を設定しておき運用中に変更することができるよ
うにしてもよいし、あるいは、固定値を設定してもよ
い。
【0024】インタフェース23は、例えば、LANカ
ード、RS−232C、GPIBおよびUSBなどであ
り、集中管理情報処理装置11と薬品庫13との間、集
中管理情報処理装置11と計量器14との間、および、
集中管理情報処理装置11とLAN15との間で通信規
約を調整する。記録媒体入出力装置24は、例えば、フ
レキシブルディスクドライブ、光磁気ドライブおよびC
D−ROMドライブなどの入出力機器であり、フレキシ
ブルディスク、光磁気ディスクおよびCD−ROMなど
の外部記録媒体に記録された実行プログラムおよび各デ
ータベースを読み書きする。
【0025】表示装置25は、例えば、CRTディスプ
レイや液晶ディスプレイなどの表示機器であり、実行プ
ログラムの実行中における各表示画面、記憶装置22か
ら読み出した情報および入力装置26から入力された入
力情報を表示する。入力装置26は、例えば、キーボー
ドおよびマウスなどの入力機器であり、薬品の使用者お
よび薬品の管理者などは、入力装置26からコマンドお
よびデータを入力することによって、実行プログラムの
インストール、プログラムの実行、各データベースの構
築および更新など集中管理情報処理装置11を操作す
る。
【0026】図1に戻って、端末12は、例えば、端末
としてのコンピュータであり、CPU31、記憶装置3
2、インタフェース33、表示装置35および入力装置
36を備えて構成される。CPU31は、記憶装置32
に格納されたプログラムに従い、薬品を使用する使用者
によって入力装置36から入力された各種情報をインタ
フェース33およびLAN15を介して集中管理情報処
理装置11に送信し、また、集中管理情報処理装置11
から出力された各種情報をLAN15およびインタフェ
ース33を介して受信し、表示装置35に表示する制御
を行う。記憶装置32は、端末12と集中管理情報処理
装置11との間で各種情報を送受信するプログラムやこ
の各種情報を入力および表示させるプログラムなどが格
納される。入力装置36は、使用者によってコマンドや
データが入力され、表示装置35は、これらや集中管理
情報処理装置11からの情報を表示する。インタフェー
ス33は、例えば、LANカードなどであり、端末12
とLAN15との間で通信規約を調整する。
【0027】(実施形態の動作・効果)次に、本実施形
態の薬品管理システムの動作を効果と併せて説明する。
図3は、本実施形態の薬品管理システムのフローチャー
トを示す図である。薬品管理システムは、薬品を使用し
ようとする使用者が端末12の入力装置36に入力した
ログイン名およびパスワードを集中管理情報処理装置1
1に送信することで開始される。使用者は、入力装置2
6からログイン名およびパスワードを入力する。例え
ば、ログイン名としてebanatをパスワードとして
TITを、また、ログイン名としてayatahokを
パスワードとしてCRCFを入力する。
【0028】ここで、薬品管理システムの実行プログラ
ムが集中管理情報処理装置11にインストールされてい
ない場合には、管理者は、実行プログラムを記録した記
録媒体、例えば、CD−ROMから外部記録媒体入出力
装置24を介して実行プログラムを記憶装置22にイン
ストールする。CPU21は、LAN15を介して、ロ
グイン名およびパスワードを受信する(S11)。
【0029】CPU21は、使用者情報データベースお
よび管理者情報を参照することにより、受信されたログ
イン名が登録者および管理者であるか否かを判断する
(S12)。判断の結果、未登録者および非管理者であ
る場合は、CPU21は、LAN15を介して、端末1
2の表示装置35に仮登録を行うか否かのメッセージを
表示させる(S31)。
【0030】以下、集中管理情報処理装置11と端末1
2との送受信は、常にLAN15を介して行われるの
で、その旨の記述を省略する。CPU21は、端末12
の入力装置36から入力された仮登録の有無を受信する
(S31)。CPU21は、仮登録を行わない場合は処
理をS11に戻す。一方、CPU21は、仮登録を行う
場合は入力されたログイン名およびパスワードで使用者
情報データベースに登録し、仮登録であることを示す2
に使用者状態を設定する(S32)。CPU21は、表
示装置35に仮登録の場合のメニューを表示し、次処理
の選択を促す(S33)。仮登録の場合のメニューは、
薬品検索および薬品一覧表示のみである。
【0031】S12に戻って、判断の結果、登録者また
は管理者である場合は、CPU21は、使用者情報デー
タベースおよび管理者情報を参照することにより、入力
されたパスワードがそのログイン名に対し正当であるか
否かを判断する(S13)。
【0032】判断の結果、不当である場合は、CPU2
1は、処理をS11に戻す。一方、正当である場合は、
CPU21は、管理者情報を参照することによって、管
理者であるか否かを判断する(S14) 判断の結果、管理者である場合には、使用者情報データ
ベースの使用者状態を参照することによって、仮登録さ
れた使用者を表示させる(S15)。このため、管理者
は、容易に仮登録者の状況を把握することができる。
【0033】CPU21は、判断の結果、非管理者であ
る場合と同様に、次のS16の処理を行う。S16で
は、CPU21は、薬品情報データベースの使用日時を
参照することによって、前回のプログラム実行時から今
回のプログラム実行時までの使用薬品を表示させる(S
16)。なお、今回のプログラム実行前一定期間内、例
えば、一週間以内における使用薬品を表示するようにし
てもよい。
【0034】CPU21は、発注情報データベースの発
注状態を参照することによって、前回のプログラム実行
時から今回のプログラム実行時までの仮発注の薬品を表
示させる(S17)。CPU21は、表示装置35にメ
ニューを表示させ、次処理の選択を促す(S18)。メ
ニューは、薬品検索、薬品一覧表示、薬品使用、薬品仮
発注、薬品本発注、薬品納入、薬品登録、危険薬品検索
および管理ツールである。
【0035】次に、メニューに表示された各処理につい
て順に説明する。まず、薬品検索の処理について説明す
る。CPU21は、図3のS18で薬品検索が選択され
ると薬品検索プログラムを起動する(図3のS21)。
図4は、薬品検索のフローチャートを示す図である。
【0036】薬品検索は、使用しようとする薬品が薬品
管理システムで管理されているか否か、さらに、管理さ
れている場合にどのように管理されているかを知るため
のツールである。
【0037】図4において、CPU21は、検索しよう
とする薬品の条件を入力するように端末12の表示装置
35に表示させ、端末12の入力装置36から入力され
た薬品の条件を受信する(S101)。CPU21は、
入力されたデータに従いSQL文を作成する(S10
2)。SQL(structured query language )は、関係
理論に基づいた関係データベースの一般に普及している
問合せ/操作言語であり、条件に従うSQL文を作成す
るプログラムも一般に知られている。
【0038】SQL文の具体例を挙げると、例えば、薬
品名(name)、和名(jname )および慣用名(iname )
のうちの何れかに「amine 」という語を含む薬品を検索
する場合では、SQL文は、「select id,name,cvol,vo
l,uni,pos,iname,jname frommain where (name ~* 'ami
ne' or iname ~* 'amine' or jname ~* 'amine') AND f
lag is true」である。
【0039】例えば、薬品名、和名および慣用名の何れ
かに「amine 」という語を含み、保管場所(pos )が
「試薬棚A」になっている薬品を検索する場合では、S
QL文は、「select id,name,cvol,vol,uni,pos,iname,
jname from main where (name~* 'amine' or iname ~*
'amine' or jname ~* 'amine') AND pos ~* '試薬棚
A' AND flag is true」である。
【0040】さらに、例えば、薬品名、和名および慣用
名の何れかが「amine 」で始まり「acid」で終わり、保
管場所(pos )が「試薬棚A」になっている薬品を検索
する場合では、「select id,name,cvol,vol,uni,pos,in
ame,jname from main where(name ~*'^[^abcdefghijklm
nopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMOPQRSTUVWXYZ]*amine'or i
name~* '^[^abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLM
OPQRSTUVWXYZ]*amine' or jname~*'^[^abcdefghijklmno
pqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMOPQRSTUVWXYZ]*amine') AND
(name~* 'acid$' or iname ~* 'acid$' or jname ~* 'a
cid$') AND pos ~* '試薬棚A'AND flag is true」であ
る。
【0041】CPU21は、作成したSQL文で薬品情
報データベースを検索し(S103)、条件と一致する
薬品の有無を判断する(S104)。判断の結果、CP
U21は、薬品情報データベースに一致する薬品が無い
場合には、処理をS101に戻し、一致する薬品が有る
場合には検索結果を端末12の表示装置35に表示させ
る(S105)。
【0042】表示項目は、薬品管理番号、薬品名、和
名、慣用名、化学式、CAS No.、薬品会社、カタ
ログ番号、購入量、現在量、種類、保管場所、購入日、
最終使用者名、類似薬品、薬品開封日、薬品消費速度、
薬品消費までの時間および使用記録である。購入日およ
び薬品開封日は、薬品名で発注情報データベースと関連
つけることによってデータを抽出する。類似薬品は、薬
品名、和名および慣用名の何れかが一致する薬品同士で
薬品情報データベースから検索される。薬品が容器ごと
に管理されているからである。最終使用者名は、使用記
録から検索される。薬品消費速度は、薬品開封日、購入
量および現在量から演算され、薬品消費までの時間は、
薬品消費速度および現在量から推定値が演算される。
【0043】次に、CPU21は、端末12の入力装置
36に次の処理の要求に従い、薬品検索の処理S101
に戻るか、表示装置35にメニューを表示する(S10
7)。このように薬品管理システムが動作するので、使
用者は、端末12を利用することによって、目的の薬品
の在庫が有るか否か、有る場合には、薬品のデータを知
ることができる。
【0044】次に、薬品検索の処理について説明する。
CPU21は、図3のS18で薬品一覧表示が選択され
ると薬品一覧表示プログラムを起動する(図3のS2
2)。
【0045】図5は、薬品一覧表示のフローチャートを
示す図である。薬品一覧表示は、薬品管理システムで管
理されている薬品のうちで所定の条件を満たす薬品を知
るためのツールである。図5において、CPU21は、
一覧表示させようとする薬品の条件を入力するように端
末12の表示装置35に表示させ、端末12の入力装置
36から入力された薬品の条件を受信する(S11
1)。
【0046】以下、CPU21が行う、SQL文の作成
(S102)、薬品情報データベースの検索処理(S1
03)、条件一致薬品有無の判断(S104)、検索結
果の出力(S105)、次の処理の要求(S106、S
107)は、薬品検索の場合と同様であるのでその説明
を省略する。このように薬品管理システムが動作するの
で、使用者は、端末12を利用することによって、目的
の条件に合う薬品について、在庫が有るか否か、有る場
合には、薬品のデータを知ることができる。
【0047】次に、薬品使用の処理について説明する。
CPU21は、図3のS18で薬品使用が選択されると
薬品使用プログラムを起動する(図3のS23)。図6
は、薬品使用のフローチャートを示す図である。薬品使
用は、薬品管理システムで管理されている薬品を使用す
る場合のツールである。
【0048】図6において、CPU21は、使用しよう
とする薬品の条件を入力するように端末12の表示装置
35に表示させ、端末12の入力装置36から入力され
た薬品の条件を受信する(S121)。CPU21は、
入力されたデータに従いSQL文を作成する(S12
2)。CPU21は、作成したSQL文で薬品情報デー
タベースを検索し(S123)、条件と一致する薬品の
有無を判断する(S124)。
【0049】判断の結果、CPU21は、薬品情報デー
タベースに一致する薬品が無い場合には、不在庫表示を
端末12の表示装置35に表示させ(S140)、後述
のS137を処理を行う。一方、CPU21は、一致す
る薬品が有る場合には検索結果を端末12の表示装置3
5に表示させる。さらに、CPU21は、検索結果の保
管場所を参照することによって、目的の薬品が保管され
ている薬品庫13の錠に開錠信号を送信する(S12
5)。開錠信号を受信した錠は、開錠する。
【0050】CPU21は、開錠信号を送信した薬品庫
13から錠状態信号を受信し(S126)、錠が開錠し
たか否かを判断する(S127)。CPU21は、開錠
されていない場合には、再び目的の薬品庫13の錠に開
錠信号を発信する。これによって、薬品庫13に出入り
することが可能となるので、使用者は、目的の薬品を薬
品庫13から取り出すことができる。ここで、薬品使用
プログラムを実行することができる者は、図3に示すよ
うに、本登録された使用者および管理者だけであるの
で、薬品の不正使用を防止することができる。
【0051】使用者は、使用後、計量器14で薬品を計
量する。CPU21は、計量器14から計量結果を受信
する(S128)。ここで、計量結果の受信は、所定の
時間間隔で受信するようにしてもよい。この場合には、
使用中は計量結果が0であるから計量結果が有意な数値
を示した場合の計量値を計量結果とすればよい。あるい
は、端末12から計量の指示を示す信号をCPU21に
送信するようにして、該信号を受信して計量結果を受信
するようにしてもよい。薬品情報データベースに記録さ
れている使用前の量とS128で計量された量とを引き
算することによって、使用量を把握することができる。
なお、使用者が、薬品の使用前および使用後に計量し、
その計量結果をCPU21に通知するようにしてもよ
い。
【0052】使用者は、使用後の薬品を薬品庫13内の
所定の場所に返却し、端末12から施錠を促すコマンド
を転送する。CPU21は、端末12から施錠指令を示
す信号を受信する(S129)。CPU21は、S12
5で開錠信号を送信した薬品庫13の錠に施錠信号を送
信する(S130)。施錠信号を受信した錠は、施錠す
る。
【0053】CPU21は、施錠信号を送信した薬品庫
13から錠状態信号を受信し(S131)、錠が施錠し
たか否かを判断する(S132)。CPU21は、施錠
されていない場合には、再び目的の薬品庫13の錠に施
錠信号を発信する。CPU21は、端末12の表示装置
35に薬品名、現在量、最終使用者および使用記録の薬
品データを表示する(S133)。
【0054】使用者は、薬品データの正誤を端末12か
らCPU21に転送する。CPU21は、誤データであ
る指示を受信した場合には薬品データの訂正を促す(S
139)。CPU21は、正データである指示を受信し
た場合には、その薬品データでSQL文を作成する。C
PU21は、誤データである指示を受信した場合には、
訂正前および訂正後の薬品データでSQL文を作成する
(S135)。したがって、訂正の前後の薬品データが
記録されることになる。
【0055】このため、不正な訂正があったとしても、
その記録が残ることになる。CPU21は、薬品情報デ
ータベースをその薬品データで更新する(S136)。
さらに、CPU21は、使用記録データベースに記録を
追加する。次に、CPU21は、端末12の入力装置3
6に次の処理の要求に従い、薬品使用の処理S121に
戻るか、表示装置35にメニューを表示する(S13
8)。
【0056】このように薬品管理システムが動作するの
で、薬品の使用状況を管理することができ、不正使用お
よび不正持ち出しがされた場合にはその記録が残る。な
お、本実施形態において、薬品庫13の錠を扉を閉める
と自動的に施錠されるオートロック式の錠とし、図6に
おいて、S129を省略するとともにS130〜S13
2の施錠フローをS125〜S127の開錠フローにし
てもよい。
【0057】また、計量器は、薬品庫13内に設置する
ようにしてもよい。次に、薬品仮発注の処理について説
明する。CPU21は、図3のS18で薬品仮発注が選
択されると薬品仮発注プログラムを起動する(図3のS
24)。図7は、薬品仮発注のフローチャートを示す図
である。
【0058】薬品仮発注は、薬品を購入希望する場合に
使用するツールであり、薬品仮発注、薬品本発注および
薬品納入の各ツールを使用することによって、購入した
薬品を薬品管理システムに組み込むことができる。図7
において、CPU21は、仮発注しようとする薬品のデ
ータを入力するように端末12の表示装置35に表示さ
せる(S141)。
【0059】使用者は、端末12の入力装置36から購
入を希望する薬品のデータを入力する。薬品データは、
薬品名、薬品会社、カタログ番号、購入量および代理店
名である。代理店は、薬品会社と消費者との間で仲介す
る販売店である。使用者は、薬品データの正誤を確認し
た後に、薬品データを集中管理情報処理装置11に送信
する。
【0060】CPU21は、薬品データを受信すると
(S142)、その薬品データに従いSQL文を作成す
る(S143)。CPU21は、発注状態のフラッグを
1にして、作成したSQL文で発注情報データベースに
購入希望薬品を登録する(S144)。CPU21は、
端末12の入力装置36に次の処理の要求に従い(S1
45)、薬品仮発注の処理S141に戻るか、表示装置
35にメニューを表示する(S146)。
【0061】なお、上述では、購入希望薬品の薬品デー
タをすべて入力する場合について説明したが、過去の購
入したことがある薬品については、薬品情報データベー
スに記録が残っているので、このデータを活用すること
によって、一部のデータを入力するだけで仮発注をする
ことができる。図8は、入力補完機能を備える、薬品仮
発注のフローチャートを示す図である。
【0062】図8において、CPU21は、仮発注しよ
うとする薬品の条件を入力するように端末12の表示装
置35に表示させる(S141)。使用者は、薬品名、
和名、慣用名、CAS No.化学式およびカタログ番
号などのうちから少なくとも1個のデータを条件として
入力する。そして、使用者は、端末12の入力装置36
から入力補完を行うことを集中管理情報処理装置11に
送信する。
【0063】CPU21は、入力補完を行う通知を受信
すると(S301)、入力された条件に従いSQL文を
作成する(S302)。CPU21は、作成したSQL
文で薬品情報データベースを検索する(S303)。C
PU21は、条件に一致する薬品データが有る場合に
は、当該薬品データを表示装置36に薬品候補として表
示させ、条件に一致する薬品データが無い場合には、S
141の薬品仮発注画面表示の処理に戻る(S30
4)。
【0064】使用者は、端末12の表示装置36に表示
された薬品候補の中に目的の薬品が有る場合には当該薬
品を選択し、選択結果を集中管理情報処理装置11に送
信する。または、使用者は、薬品候補の中に目的の薬品
が無い場合には薬品を選択しないで、集中管理情報処理
装置11に送信する。CPU21は、薬品データが送信
されてきた場合には、その薬品データで薬品仮発注画面
を更新する。使用者は、購入量など訂正が必要な箇所を
入力し(S142)、薬品データの正誤を確認した後
に、薬品データを集中管理情報処理装置11に送信す
る。
【0065】以下、CPU21が行う、薬品データの受
信(S143)、SQL文の作成(S144)、発注情
報データベースへの登録(S145)、次の処理の要求
(S146)、メニューの表示(S147)は、上述と
同様なので、その説明を省略する。このように入力補完
機能を備えることにより、容易に仮発注をすることがで
きる。
【0066】次に、薬品本発注の処理について説明す
る。CPU21は、図3のS18で薬品本発注が選択さ
れると薬品本発注プログラムを起動する(図3のS2
5)。図9は、薬品本発注のフローチャートを示す図で
ある。薬品本発注は、薬品を購入する場合に使用するツ
ールである。
【0067】図9において、CPU21は、発注先の代
理店を入力するように端末12の表示装置35に表示さ
せる(S151)。使用者は、端末12の入力装置36
から代理店名を入力する。なお、S151の処理の後に
入力補完機能を備えることによって、薬品名などを入力
し、薬品名から代理店を指定するようにしてもよい。特
に、使い切った薬品と同様な薬品を購入する場合に、容
易に同じ代理店を指定することができる。
【0068】CPU21は、代理店名のデータを受信す
ると(S152)、その代理店を指定して仮発注されて
いる薬品を検索するためのSQL文を作成する(S15
3)。CPU21は、作成したSQL文で発注情報デー
タベースを検索する(S154)。
【0069】CPU21は、条件に一致する薬品データ
が有る場合には、当該薬品データを表示装置36に仮発
注中の薬品として表示させ、条件に一致する薬品データ
が無い場合には、その旨の表示を端末12の表示装置3
5に表示させた後に(S165)、S151の処理に戻
る。CPU21は、注文書を作成するか否かを問い合わ
せる表示を端末12の表示装置35に表示させ、注文書
の作成を指示する通知を受信した場合には注文書を作成
し(S158)、その指示が通知されなかった場合には
S159の処理を行う。
【0070】CPU21は、発注状態のフラッグを仮発
注から本発注に変更するためのSQL文を作成する(S
159)。CPU21は、発注状態のフラッグを2にし
て、作成したSQL文で発注情報データベースを更新す
る(S160)。CPU21は、端末12の入力装置3
6に次の処理の要求に従い、薬品仮発注の処理S151
に戻るか、表示装置35にメニューを表示する(S16
2)。
【0071】次に、薬品本発注の処理について説明す
る。CPU21は、図3のS18で薬品納入が選択され
ると薬品納入プログラムを起動する(図3のS27)。
図10は、薬品納入のフローチャートを示す図である。
薬品納入は、購入した薬品を薬品情報データベースに登
録する場合に使用するツールである。
【0072】図10において、CPU21は、本発注済
みの薬品を一覧表示するためのSQL文を作成する(S
171)。CPU21は、発注状態のフラッグが2であ
る薬品を発注情報データベースを検索して(S17
2)、発注済みの薬品を端末12の表示装置35に表示
させる(S173)。
【0073】使用者は、表示装置35を参照しながら納
入された薬品を選択し、端末12の入力装置36から納
入された薬品のデータを入力する。薬品データは、現在
量、種類および保管場所である。使用者は、薬品データ
の正誤を確認する。確認後に、端末12は、薬品データ
を集中管理情報処理装置11に送信する。CPU21
は、薬品データを受信すると(S175)、発注状態の
フラッグを本発注から納入に変更するためのSQL文を
作成する(S176)。
【0074】CPU21は、発注状態のフラッグを3に
して、作成したSQL文で発注情報データベースを更新
する(S160)。納入された薬品を薬品庫13に保管
するために行われるS178ないしS190の処理は、
図6の薬品使用のフローチャートにおけるS125ない
しS138の処理と同様なので、その説明を省略する。
【0075】なお、上述では、納入薬品の薬品データを
すべて入力する場合について説明したが、S174とS
175との間に入力補完機能を備えてもよい。次に、薬
品登録の処理について説明する。CPU21は、図3の
S18で薬品登録が選択されると薬品登録プログラムを
起動する(図3のS27)。
【0076】図11は、薬品登録のフローチャートを示
す図である。薬品登録は、薬品を薬品庫13に新たに保
管する場合に使用するツールである。図11において、
CPU21は、新たに登録しようとする薬品のデータを
入力するように端末12の表示装置35に表示させる
(S201)。
【0077】使用者は、端末12の入力装置36から登
録を希望する薬品のデータを入力する(S202)。薬
品データは、薬品名、和名、慣用名、化学式、CAS
No.、薬品会社、カタログ番号、現在量、種類および
保管場所である。使用者は、薬品データの正誤を確認す
る。確認後に、端末12は、薬品データを集中管理情報
処理装置11に送信する。
【0078】CPU21は、薬品データを受信すると
(S202)、その薬品データに従いSQL文を作成す
る(S203)。CPU21は、作成したSQL文で薬
品情報データベースに新たに登録する薬品を登録する
(S204)。さらに、CPU21は、使用記録データ
ベースに記録を追加する。薬品情報データベースに新た
に登録すると、CPU21は、薬品管理番号が発行し、
薬品登録番号を端末12の表示装置36に表示させる
(S205)。
【0079】CPU21は、端末12の入力装置36に
次の処理の要求に従い、薬品登録の処理S201に戻る
か(S206)、表示装置35にメニューを表示する
(S207)。薬品管理システムは、このように動作す
るので、このツールを使用することによって、新たな薬
品を薬品管理システムに組み込むことができる。
【0080】なお、上述では、購入希望薬品の薬品デー
タをすべて入力する場合について説明したが、S201
とS202との間に入力補完機能を備えてもよい。次
に、危険薬品検索の処理について説明する。CPU21
は、図3のS18で危険薬品検索が選択されると危険薬
品検索プログラムを起動する(図3のS28)。
【0081】図12は、危険薬品検索のフローチャート
を示す図である。危険薬品検索は、検索対象の薬品が公
的な機関によって指定された薬品であるか否かを知るた
めのツールである。図12において、CPU21は、検
索しようとする薬品のデータを入力するように端末12
の表示装置35に表示させる(S221)。
【0082】使用者は、端末12の入力装置36から検
索したい薬品のデータを入力する。薬品データは、薬品
名、和名、慣用名、化学式およびCAS No.のうち
の1つまたは複数の項目である。使用者は、薬品データ
の正誤を確認する。確認後に、端末12は、薬品データ
を集中管理情報処理装置11に送信する。
【0083】CPU21は、薬品データを受信すると
(S222)、その薬品データに従いSQL文を作成す
る(S223)。CPU21は、作成したSQL文で危
険薬品情報データベースを検索する(S224)。さら
に、CPU21は、受信した薬品データでSQL文を作
成し(S225)。薬品情報データベースを検索する
(S226)。
【0084】CPU21は、検索対象の薬品が、危険薬
品であるか否か、および、薬品管理システムで管理され
ている薬品であるか否かを検索結果として端末12の表
示装置35に表示させる(S227)。CPU21は、
端末12の入力装置36に次の処理の要求に従い、危険
薬品検索の処理S221に戻るか(S228)、表示装
置35にメニューを表示す(S229)。
【0085】薬品管理システムは、このように動作する
ので、このツールを使用することによって、検索対象の
薬品が危険薬品であるか否かを知ることができる。特
に、危険薬品情報データベースに公的な機関が指定した
薬品を登録しておくことにより、その薬品の届け出の有
無を容易に判断することができる。なお、上述では、検
索対象の薬品データをすべて入力する場合について説明
したが、S221とS222との間に入力補完機能を備
えてもよい。
【0086】次に、管理ツールの処理について説明す
る。CPU21は、図3のS18で管理ツールが選択さ
れると管理ツールプログラムを起動する(図3のS2
9)。図13は、管理ツールのフローチャートを示す図
である。管理ツールは、各データベースを保守するため
のツールである。
【0087】図13において、CPU21は、S11で
入力されたログイン名およびパスワードが管理者情報と
一致するか否かを照合することによって、管理者である
か否かを判断する(S51)。判断の結果、非管理者で
ある場合には、メニューに戻る(S57)。このため、
非管理者である場合には、各データベースにアクセスす
ることが拒否され、各データベースの各データを改変す
ることを防止することができる。
【0088】判断の結果、管理者である場合には、CP
U21は、端末12の表示装置35に管理メニューを表
示させ、次処理の選択を促す(S52)。管理メニュー
は、使用者情報データベース管理(S53)、薬品情報
データベース管理(S54)、危険薬品情報データベー
ス管理(S55)、発注情報データベース管理(S5
6)およびメニュー(S57)である。
【0089】次に、各データベース管理の処理について
説明するが、各処理のフローチャートは、扱うデータ内
容が異なるだけでその手順が同様であるので、使用者情
報データベース管理について説明し、他の説明を省略す
る。図13において、CPU21は、使用者情報データ
ベースに対しどのような操作を行うかについて指示を入
力するように端末12の表示装置35に表示させる(S
60)。使用者は、端末12の入力装置36から指示を
入力する。指示は、データベースに登録されているデー
タをすべて表示するデータ一覧表示とデータベースに対
しデータを追加、削除、またはデータ項目の内容を変更
するデータ追加・削除・内容変更とである。
【0090】CPU21は、データ一覧表示が選択され
ると(S61)、データを一覧表示するためのSQL文
を作成し(S62)、使用者情報データベースを検索す
る(S63)。そして、CPU21は、検索結果として
使用者情報データベースに登録されているすべての使用
者に関するデータを端末12の表示装置35に表示させ
る(S64)。CPU21は、表示を終了すると処理を
S52に戻す。
【0091】一方、CPU21は、データ追加・削除・
内容変更が選択されると(S65)、追加したいデー
タ、削除したいデータ、または、データ項目中の内容を
変更したいデータを入力するように端末12の表示装置
35に表示する(S66)。使用者は、端末12の入力
装置36からデータを入力する。仮登録された使用者を
本登録する場合には使用者状態を変更するデータを入力
し、使用者情報データベースにデータを追加する。使用
者を削除する場合には、削除する使用者を指定する。使
用者のログイン名またはパスワードを変更する場合に
は、変更後のログイン名またはパスワードを入力する。
使用者は、データの正誤を確認する。確認後に、端末1
2は、薬品データを集中管理情報処理装置11に送信す
る。
【0092】CPU21は、データを受信すると(S6
7)、そのデータに従いSQL文を作成する(S6
8)。CPU21は、作成したSQL文で使用者情報デ
ータベースを更新し(S69)、S52の処理に戻る。
薬品管理システムは、このように動作するので、このツ
ールを使用することによって、各データベースの内容を
変更することができる。このため、管理者は、各データ
ベースを保守することができる。
【0093】なお、本実施形態では、使用者の本登録お
よび仮登録を使用者状態で区別したが、仮登録用のデー
タベースを使用者データベースと別に用意してもよい。
この場合には、S32で仮登録者を一旦仮登録用のデー
タベースに登録し、その後、管理者が管理ツールで使用
者情報データベースに登録を変更するようにする。ま
た、本実施形態では、薬品の仮発注、本発注および納入
を発注状態で区別していたが、仮発注用のデータベース
を発注情報データベースと別に用意してもよい。この場
合には、S144、S153およびS160では、仮発
注用のデータベースにアクセスする。
【0094】ここで、端末12と薬品庫13とが離れて
いる場合には、薬品の使用および薬品の納入などの際
に、端末12からの入力によって開錠したのでは、端末
12から薬品庫13まで、使用者が移動する間、開錠し
ていることになる。そこで、集中管理情報処理装置11
が、開錠用のパスワード(チケット)を発行し、このチ
ケットを薬品庫に備えられた入力装置に入力することに
よって、開錠するようにすることが好ましい。図6に示
す開錠信号の発信(S125)の処理の前や図10に示
す開錠信号の発信(S178)の処理の前に、例えば、
次に示す処理を行うようにすればよい。
【0095】図14は、チケットによる開錠の場合のフ
ローチャートを示す図である。薬品庫13は、CPU、
記憶装置、インタフェース、表示装置および入力装置を
備えて構成される。CPUは、薬品を使用する使用者に
よって入力装置から入力されたチケットに基づいて、記
憶装置に格納されたプログラムに従い開錠の処理を行
う。インタフェースは、LAN15を介して集中管理情
報処理装置11からチケットを受信する。入力装置は、
例えば、テンキーパッドであり、チケットが使用者など
によって入力され、表示装置は、入力されたチケットを
表示する。記憶装置は、開錠処理のプログラムやチケッ
ト情報データベースが格納される。チケット情報データ
ベースは、チケット、試薬管理番号、有効回数および有
効期限の各データ項目を備えて構成される。チケット
は、例えば、4桁の数字の組み合わせである。
【0096】図14において、S124の処理やS17
7の処理の後に、集中管理情報処理装置11のCPU2
1は、擬似乱数によって4桁の数字を組み合わせたチケ
ットを作成する(S301)。CPU21は、作成され
たチケットをLAN15を介して、薬品庫13のCPU
に通知し(S302)、チケットを使用者などに知らせ
るために表示装置25に表示する(303)。
【0097】薬品庫13のCPUは、LAN15を介し
てチケットを受信し(S311)、SQL文によって、
チケット情報データベースにチケットを追加する。使用
者は、端末12から薬品庫13に移動し、薬品庫13の
入力装置からチケットを入力する(S313)。
【0098】薬品庫13のCPUは、入力されたチケッ
トに基づいてSQL文を作成して入力されたチケットを
検索し、当該チケットがチケット情報データベースにあ
る場合には、当該チケットの有効期限および有効回数を
得る。CPUは、当該チケットがチケット情報データベ
ースに存在しない場合および当該チケットの有効期限が
経過している場合には、エラーを表示し(S321)、
開錠信号を発信することなく処理を終了する。これによ
って、正当なチケットを知っている者のみ薬品庫13を
開錠することができる。
【0099】薬品庫のCPUは、チケット有効回数から
「1」を減算する(S315)。CPUは、減算結果が
「0」であるか否かを判断し、「0」である場合には、
当該チケットをチケット情報データベースから削除し
(S317)、「0」でない場合には、減算結果でチケ
ット情報データベースを更新する(S318)。薬品庫
のCPUは、開錠信号を発信する(S125、S17
9)。
【0100】このようにチケットによって、薬品庫13
の開錠が行われるので、端末12と薬品庫13とが離れ
ている場合にも、薬品の不正使用を防止することができ
る。また、チケットは、一定の有効期限や有効回数があ
るので、仮に、チケットが不正な使用者に漏洩したとし
ても、被害が広がらない。そして、正当な使用者がチケ
ットを忘失したとしても、チケット情報データベースに
累積していくことがない。さらに、チケットは、IDカ
ードや鍵などのように実体のある物ではないので、盗ま
れたり、無くしたりすることがない。
【0101】
【発明の効果】上述のように、本発明では、薬品の不正
使用を防止することができ、仮に、不正に使用されたと
しても、その記録を残すことができる。そして、薬品庫
が複数ある場合でも、手近な端末装置から薬品庫の入退
室を操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の薬品管理システムの全体構成を示
す図である。
【図2】本実施形態の集中管理情報処理装置の構成を示
す図である。
【図3】本実施形態の薬品管理システムのフローチャー
トを示す図である。
【図4】薬品検索のフローチャートを示す図である。
【図5】薬品一覧表示のフローチャートを示す図であ
る。
【図6】薬品使用のフローチャートを示す図である。
【図7】薬品仮発注のフローチャートを示す図である。
【図8】入力補完機能を備える、薬品仮発注のフローチ
ャートを示す図である。
【図9】薬品本発注のフローチャートを示す図である。
【図10】薬品納入のフローチャートを示す図である。
【図11】薬品登録のフローチャートを示す図である。
【図12】危険薬品検索のフローチャートを示す図であ
る。
【図13】管理ツールのフローチャートを示す図であ
る。
【図14】チケットによる開錠の場合のフローチャート
を示す図である。
【符号の説明】
11 集中管理情報処理装置 12 端末 13 薬品庫 14 計量器 15 LAN 21 CPU 22 記憶装置 22-1 各実行プログラム 22-2 使用者情報データベース 22-3 薬品情報データベース 22-4 使用記録情報データベース 22-5 危険薬品情報データベース 23 インタフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 哲也 神奈川県横浜市緑区長津田町 4259 東京 工業大学内 (72)発明者 小幡谷 育夫 神奈川県横浜市緑区長津田町 4259 東京 工業大学内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集中管理情報処理装置と、前記集中管理
    情報処理装置に通信ネットワークを介して接続される複
    数の端末装置と、薬品を保管する複数の薬品庫とを備え
    る薬品管理装置において、 前記複数の薬品庫は、 入退室の扉の開錠が前記集中管理情報処理装置によって
    制御され、 前記集中管理情報処理装置は、 使用者ごとにログイン名およびパスワードの項目を持つ
    使用者情報データベースと、 薬品ごとに薬品名、薬品量および保管場所の項目を持つ
    薬品情報データベースとを備え、 前記複数の端末装置のうちの1つの端末装置から転送さ
    れた薬品名に応じて前記薬品情報データベースから保管
    場所を検索し、 検索された保管場所に該当する薬品庫の扉を、前記端末
    装置から転送されたログイン名およびパスワードが前記
    使用者情報データベースに登録されていることを確認し
    た後に開錠することを特徴とする薬品管理装置。
  2. 【請求項2】前記集中管理情報処理装置は、 前記使用者情報データベースのデータに変更があった場
    合に、時間ごとにログイン名、薬品名および薬品量を記
    録する使用記録情報データベースをさらに備えることを
    特徴とする請求項1に記載の薬品管理装置。
  3. 【請求項3】 薬品の量を計量し、計量結果を前記集中
    管理情報処理装置に通知する計量手段をさらに備え、 前記薬品量は、前記計量結果に基づいて与えられること
    を特徴とする請求項1に記載の薬品管理装置。
  4. 【請求項4】 前記集中管理情報処理装置は、 公の機関が指定する薬品名を登録する危険薬品情報デー
    タベースをさらに備え、 前記複数の端末装置のうちの1つの端末装置から転送さ
    れた薬品名を前記危険薬品情報データベースに登録され
    ているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記
    載の薬品管理装置。
  5. 【請求項5】 通信ネットワークに接続される第1イン
    タフェースと、 入退室の扉の開錠が制御される薬品を保管する複数の薬
    品庫に接続される複数の第2インターフェースと、 使用者ごとにログイン名およびパスワードの項目を持つ
    使用者情報データベースと、 薬品ごとに薬品名、薬品量および保管場所の項目を持つ
    薬品情報データベースとを備え、 前記通信ネットワークを介して転送される薬品名を示す
    信号に応じて前記薬品情報データベースから特定の第2
    インタフェースを検索し、 前記通信ネットワークを介して転送されるログイン名お
    よびパスワードが前記使用者情報データベースに登録さ
    れていることを確認した後に、前記特定の出力ポートに
    開錠を行わせるための信号を出力することを特徴とする
    集中管理情報処理装置。
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