JP2002126014A - 床ずれ予防エアーマット - Google Patents

床ずれ予防エアーマット

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JP2002126014A
JP2002126014A JP2000329950A JP2000329950A JP2002126014A JP 2002126014 A JP2002126014 A JP 2002126014A JP 2000329950 A JP2000329950 A JP 2000329950A JP 2000329950 A JP2000329950 A JP 2000329950A JP 2002126014 A JP2002126014 A JP 2002126014A
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air
pressure
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air cell
mat
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JP2000329950A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Kato
伸明 加藤
Katsuji Soma
克二 相馬
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TAHIRA CO Ltd
Original Assignee
TAHIRA CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自力で体位を変えることが困難な寝たきり人
等の床ずれを予防する為に、当該寝たきり人の体圧を分
散させて支えることによって床ずれを予防したエアーマ
ットを提供する。 【解決手段】 第一系統エアーセル群1と第二系統エア
ーセル群2とを交互に配列した床ずれ予防エアーマット
において、予め設定した2系統の圧力空気を第一系統エ
アーセル群と第二系統エアーセル群に別々に供給し、空
気圧PAの第一系統エアーセル群と空気圧PBの第二系統
エアーセル群とによって所定時間T1毎に交互に体圧を
支える構造であり、かつ当該空気圧PAと空気圧PBとの
差圧の絶対値が200〜1,000Paであることを特
徴とする床ずれ予防エアーマット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自力で体位を変え
ることが困難な寝たきり人等の床ずれ予防エアーマット
に係り、特に体力が低下した重度の障害者或いは高齢者
の場合は、皮膚が著しく弱っているために寝具と接して
いる身体の部分に床ずれが極めて出来やすいので、寝た
きり人の体圧を分散させて支えることによって当該床ず
れを予防したエアーマットに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の床ずれ予防エアーマット上
に身体を載せた状態の模式図であり、この従来の床ずれ
予防エアーマットは、2系列のエアーセル群1及び2を
セル取付基布0上に交互に配列した構造のものが数多
く、これをマット3の上に敷いて使用されている。そし
て、図6にこの2系統のエアーセル群に供給されるエア
ー圧力Pと時間Tとの関係を変化図で示す通り、所定時
間T1毎に第一系統エアーセル群1の圧力をPA1からP
A2に変化させ、また第二系統エアーセル群2の圧力をP
B1からPB2に変化させ、この圧力変化に応じて当該両エ
アーセル群1及び2は交互に膨張と収縮をくり返すこと
によって、エアーセル群1及び2上に載せられた身体が
受ける体圧の位置を周期的に変えて床ずれの発生を予防
していた。
【0003】この場合、第一系統エアーセル群1と第二
系統エアーセル群2の圧力差は、いずれか一方の圧力を
1とした場合に、他方は0〜0.6程度であるので、図
7に示す如く、身体4の体圧は周期的に第一系統エアー
セル群1或いは第二系統エアーセル群2のいずれか一方
だけで受けることになり、床ずれ予防エアーマット全体
の約半分の面積で体圧を支持する構造であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の床ずれ予防エア
ーマットは、上記のように体圧は床ずれ予防エアーマッ
ト全体の約半分の面積で支持されるので局部的に体圧が
集中するという欠点があり、特に皮膚が著しく弱ってい
る障害者等には床ずれの発生を予防するには未だ不完全
であった。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明は、上記問題を解決した
床ずれ予防エアーマットを提供しようとするもので、そ
の要旨は(1)第一系統エアーセル群と第二系統エアー
セル群とを交互に配列した床ずれ予防エアーマットにお
いて、予め設定した2系統の圧力空気を第一系統エアー
セル群と第二系統エアーセル群に別々に供給し、空気圧
Aの第一系統エアーセル群と空気圧PBの第二系統エア
ーセル群とによって所定時間T1毎に交互に体圧を支え
る構造であり、かつ当該空気圧PAと空気圧PBとの差圧
の絶対値が200〜1000Paであることを特徴とす
る床ずれ予防エアーマットである。 (2)第一系統エアーセル群に供給する空気圧PAは所
定時間T1毎に高空気圧PA1と低空気圧PA2とに交互に
切り換え、第二系統エアーセル群に供給する空気圧PB
は一定であってPA2<PB<PA1の関係を有することを
特徴とする上記(1)の床ずれ予防エアーマットであ
る。 (3)上記(2)の所定時間T1の2倍以上の所定時間
2毎に、第一系統エアーセル群に供給する空気圧PA
第二系統エアーセル群に供給する空気圧PBとを交互に
切り換えることを特徴とする上記(2)の床ずれ予防エ
アーマットである。 (4)第一系統エアーセル群に供給される空気圧PA
所定時間T1毎に高空気圧PA1と低空気圧PA2とに交互
に切り換え、また第二系統エアーセル群に供給される空
気圧PBも所定時間T1毎に高空気圧PB1と低空気圧PB2
に交互に切り換えることを特徴とする上記(1)の床ず
れ予防エアーマットである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は一体型床ずれ予防エアーマット
の平面図、図2はマットレス上に載置された床ずれ予防
エアーマットの断面図、図3は2系統のエアーセル群に
供給されるエアー圧力Pと時間Tとの関係を示す一実施
例の変化図、図4は2系統のエアーセル群に供給される
エアー圧力Pと時間Tとの関係を示す他の実施例の変化
図、図5は床ずれ予防エアーマット上に身体を載せた状
態の模式図である。
【0007】図1及び2において、エアー供給源Aから
圧力空気が供給される第一系統エアーセル群1とエアー
供給源Bから圧力空気が供給される第二系統エアーセル
群2とがセル取付基布0上に交互に配列されて、マット
レス3上に載置されている。そして、第一系統エアーセ
ル群1と第二系統エアーセル群2は所定時間毎に交互に
体圧を支える構造であり、図2においては、第二系統エ
アーセル群2への供給空気圧が第一系統エアーセル群1
への供給空気圧より低いので、第二系統エアーセル群2
を構成するエアーセルの膨らみは第一系統エアーセル群
1を構成するエアーセルの膨らみより小さい状態となっ
ている。
【0008】図3においては、エアー供給源Aからの空
気圧PAを第一系統エアーセル群1に供給して高空気圧
A1で所定時間T1を保持し、次いで空気圧を低空気圧
A2に下げて同じく所定時間T1を保持し、この操作を
交互にくり返す。一方、第二系統エアーセル群2にエア
ー供給源Bからの供給される空気圧PBは一定に設定さ
れている。そして、空気圧PAと空気圧PBとの差圧の絶
対値が200〜1,000Paであって、かつPA2<P
B<PA1の関係を有する必要がある。
【0009】上記第一系統エアーセル群1に供給される
空気圧PAと第二系統エアーセル群2に供給される空気
圧PBは、被介護者がエアーセル群1及び2上に寝た時
に体重により当該エアーセル群が凹み身体がエアーセル
群の下のマットレス等に接触しないように体重に合わせ
て決定される。被介護者の身体全体は、主として第一系
統エアーセル群1の高空気圧PA1と第二系統エアーセル
群2の空気圧PBにより交互に支えられることになる
が、空気圧PAと空気圧PBとの差圧の絶対値が小さいの
で、体圧は高空気圧PA1又は空気圧PBだけでなく、図
5に示す如く身体4の体圧は第二系統エアーセル群2の
空気圧PB又は第一系統エアーセル群1の低空気圧PA2
でも一部負担して支えられ、体圧分散性に優れた床ずれ
予防エアーマットが得られる。
【0010】空気圧PAと空気圧PBとの差圧の絶対値が
200Pa未満では圧力差が小さすぎて第一系統エアー
セル群1と第二系統エアーセル群2にほぼ均等に体圧が
加わるので、高い体圧が加わる身体4の部位が所定時間
毎に変わらなくなるために、床ずれ予防という点では好
ましくない。逆に、空気圧PAと空気圧PBとの差圧の絶
対値が1,000Paを越えると身体4を支える圧力が
大きく変化しエアーマット上での身体4の浮き沈みによ
り、人によっては平衡感覚が損なわれ船酔いに似た現象
を生じる場合があり好ましくない。
【0011】図3において、第一系統エアーセル群1へ
供給される高空気圧PA1と低空気圧PA2の切り換え周期
1は5〜20分程度が適当とされ、これより短かすぎ
るとエアーセル群が常に膨張及び収縮している状態で忙
しなくなり、逆にこれより長いと体圧が身体4の特定部
位に集中し、床ずれ予防の点から好ましくない。
【0012】また、第一系統エアーセル群1へエアーを
供給するエアー供給源Aと第二系統エアーセル群2へエ
アーを供給するエアー供給源Bは、特定時間T2毎に切
り換えることによりエアーマットに加わる圧力を均一化
することが出来る。この特定時間T2は通常1〜10時
間程度が適当であり、最短時間でも上記切り換え周期T
1の2倍以上の周期でないと高空気圧PA1と低空気圧P
A2の当該切り換え周期T1と干渉し、コントロール出来
なくなる。
【0013】図4においては、第一系統エアーセル群1
へ供給する空気圧PAと第二系統エアーセル群2へ供給
する空気圧PBは、それぞれ所定時間T1毎に高空気圧P
A1及びPB1、低空気圧PA2及びPB2とに交互に切り換わ
る。そして、空気圧PAと空気圧PBとの差圧の絶対値が
200〜1,000Paの関係を有する必要がある。
【0014】図4においても被介護者の身体全体は、主
として第一系統エアーセル群1の高空気圧PA1と第二系
統エアーセル群2の高空気圧PB1により交互に支えるよ
うにしたもので、この場合も空気圧PAと空気圧PBとの
差圧の絶対値が小さいので、体圧は高空気圧PA1又は高
空気圧PB1だけでなく、第二系統エアーセル群2の低空
気圧PB2又は第一系統エアーセル群1の低空気圧PA2
も一部負担して分散して支えられ、体圧分散性に優れた
床ずれ予防エアーマットが得られる。
【0015】
【発明の効果】本発明の床ずれ防止エアーマットは、高
圧側エアーセル群と共に低圧側エアーセル群でも被介護
者の身体を支持する構造であるので、体圧を受ける面積
が従来の床ずれ防止エアーマットより広くなり、そのた
めに体圧分散性がよく体圧が特定の部位集中しないので
床ずれ防止が優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一体型床ずれ予防エアーマットの平面
図。
【図2】マットレス上に載置された床ずれ予防エアーマ
ットの断面図。
【図3】2系統のエアーセル群に供給されるエアー圧力
Pと時間Tとの関係を示す一実施例の変化図。
【図4】2系統のエアーセル群に供給されるエアー圧力
Pと時間Tとの関係を示す他の実施例の変化図。
【図5】床ずれ予防エアーマット上に身体を載せた状態
の模式図。
【図6】従来における2系統のエアーセル群に供給され
るエアー圧力Pと時間Tとの関係を変化図。
【図7】従来の床ずれ予防エアーマット上に身体を載せ
た状態の模式図。
【符号の説明】
1 第一系統エアーセル群 2 第二系統エアーセル群 3 マットレス 4 身体 A 第一系統エアーセル群に供給するエアー
空気源 B 第二系統エアーセル群に供給するエアー
空気源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一系統エアーセル群と第二系統エアー
    セル群とを交互に配列した床ずれ予防エアーマットにお
    いて、予め設定した2系統の圧力空気を第一系統エアー
    セル群と第二系統エアーセル群に別々に供給し、空気圧
    Aの第一系統エアーセル群と空気圧PBの第二系統エア
    ーセル群とによって所定時間T1毎に交互に体圧を支え
    る構造であり、かつ当該空気圧PAと空気圧PBとの差圧
    の絶対値が200〜1,000Paであることを特徴と
    する床ずれ予防エアーマット。
  2. 【請求項2】 第一系統エアーセル群に供給する空気圧
    Aは所定時間T1毎に高空気圧PA1と低空気圧PA2とに
    交互に切り換え、第二系統エアーセル群に供給する空気
    圧PBは一定であってPA2<PB<PA1の関係を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の床ずれ予防エアーマッ
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の所定時間T1の2倍以上
    の所定時間T2毎に、第一系統エアーセル群に供給する
    空気圧PAと第二系統エアーセル群に供給する空気圧PB
    とを交互に切り換えることを特徴とする請求項2記載の
    床ずれ予防エアーマット。
  4. 【請求項4】 第一系統エアーセル群に供給する空気圧
    Aを所定時間T1毎に高空気圧PA1と低空気圧PA2とに
    交互に切り換え、また第二系統エアーセル群に供給する
    空気圧PBも所定時間T1毎に高空気圧PB1と低空気圧P
    B2に交互に切り換えることを特徴とする請求項1記載の
    床ずれ予防エアーマット。
JP2000329950A 2000-10-30 2000-10-30 床ずれ予防エアーマット Pending JP2002126014A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009183490A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Univ Of Tokyo マット装置
JP2010029312A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Yoshida Dental Mfg Co Ltd マットとその制御方法
CN113456379A (zh) * 2021-05-24 2021-10-01 江南大学附属医院 一种多功能可调节式防褥疮气垫裤

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