JP2002125943A - 生体信号ケーブル及び生体信号処理装置 - Google Patents
生体信号ケーブル及び生体信号処理装置Info
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Abstract
アンテナとして使用するようにする。 【解決手段】 医用テレメータと心電図電極間を接続す
る信号ケーブル100の基部110より医用テレメータ
の送信周波数の約(1/4)波長の箇所に、高周波的に
絶縁した状態を作り出すためにフェライトコア120を
配置する。
Description
る検知部と前記検知部で検知した生体情報を処理し処理
データを無線送信可能な生体信号処理装置との間を信号
線で接続する生体信号ケーブル及び該ケーブルをアンテ
ナ線として用いる生態情報処理装置に関するものであ
る。
収集信号を無線でモニタ装置などに送信する医用テレメ
ータ装置が用いられている。
の心電図を監視する必要がある場合に装着されており、
患者に与える負担を少なく抑える必要があるため小型化
してきており、携帯型のものが数多く使用されている。
配設することは使用上の障害となる。また、心電図信号
は無線送信周波数ほど高周波ではない。以上の点をふま
えて、生体電極と医用テレメータ間を接続する信号ケー
ブルにアンテナ線としての機能を持たせたものが一般的
である。
来の信号ケーブルをアンテナとして兼用している医用テ
レメータにおいて、信号線の先端は生体電極に接続され
ており、電気的には生体に接続された状態でありどうし
てもアンテナ効率が低くなる問題があった。
解決することを目的として成されたもので、簡単な構成
で信号ケーブルをアンテナ線として兼用してもアンテナ
効率の良い医用テレメータを提供することを目的とす
る。そして係る目的を達成する一手段として例えば以下
の構成を備える。
検知部で検知した生体情報を処理し処理データを無線送
信可能な生体信号処理装置との間を信号線で接続する生
体信号ケーブルであって、前記生体信号処理装置と接続
する第1の接続部と、前記第1の接続部から前記生体信
号処理装置が無線送信する際の送信周波数の約(1/
4)波長離れた位置に設けられた送信周波数的に抵抗の
高い高抵抗部とを有することを特徴とする。
記検知部で検知した生体情報を処理し処理データを無線
送信可能な生体信号処理装置との間を信号線で接続する
生体信号ケーブルであって、前記生体信号処理装置と接
続する第1の接続部と、前記第1の接続部から前記生体
信号処理装置が無線送信する際の送信周波数の約(1/
4)波長離れた位置及び該位置より前記送信周波数の約
(1/2)波長離れた位置に設けられた送信周波数的に
抵抗を高区するために前記送信周波数に共振する共振部
とを有することを特徴とする。
に係止された導電性部材であることを特徴とする。ある
いは、前記共振部の導電性部材はフェライトコアである
こと特徴とする。あるいは、前記共振部の導電性部材は
前記信号線が貫通する導電性金属製円筒であり、接地信
号線と電気的に接続されかつ電気的(1/4)波長に共
振していることを特徴とする。
空芯コイル状に整形して構成することを特徴とする。あ
るいは、前記共振部は、前記信号線を空芯コイル状に整
形すると共に、信号線の前記空芯コイル端部間に接続さ
れた静電容量素子とで並列共振回路が形成され前記共振
周波数に共振するものであることを特徴とする。
を介して当該ケーブルに接続された前記検知部よりの生
体信号を入力して所定の処理を行い、処理結果を前記信
号ケーブルをアンテナとして無線送信する生体情報処理
装置とする。
る一実施形態を詳細に説明する。
生体電極よりの心電信号を装置内に取り込むための信号
ケーブルに無線送信時のアンテナ機能を与えている医用
テレメータに接続される信号ケーブルである。
明に係る一発明の実施の形態例の医用テレメータに最適
な信号ケーブルを説明するための図である。
接続信号ケーブル、110は信号ケーブルの医用テレメ
ータ装置に具備された信号入力コネクタに接続される医
用テレメータ接続コネクタ、120は医用テレメータの
送信周波数の約(1/4)波長となる位置に係止された
フェライトコアで構成されたチョークコイル部、130
は生体に装着される心電図信号を検出する心電図用電極
に接続される心電図用電極接続部である。
ケーブルを使用しようとしたのは、医用テレメータに入
力される心電図信号は低周波数の信号であり、医用テレ
メータ装置の送信周波数が高周波数の信号である点に着
目したためである。
て電気的には生体に接続された状態であっても、高周波
的に切り離し、当該ケーブルが送信周波数に共振した状
態を作れれば、アンテナ効率が上がると予想したためで
あり、高周波的に切り離すために、信号ケーブルの途中
に送信周波数的に選択的に抵抗の高いものを配置するこ
ととしたのである。
要素で構成できるが、図1の例では医用テレメータ接続
部より医用テレメータの送信周波数の約(1/4)波長
の箇所に周波数的に抵抗の高い筒状のフェライトコア1
20が位置するように配置し、このフェライトコア12
0を表面が電気的に絶縁されている信号線140を14
5に示すように巻回している。このように信号線でコア
部を巻回することでコア部の位置が変化する様なことが
少なく安定したものが提供できる。
ブルの途中の医用テレメータの送信周波数の約(1/
4)波長の箇所に、高周波的に絶縁した状態を作り出す
と共に、(1/4)λに共振させるようにして更にアン
テナ効率を向上させている。
メータ装置や心電図電極に特別の加工等を行うことな
く、単に医用テレメータと電極との間の接続ケーブルを
図1の構成に置き換えるのみで、高いアンテナ性能を備
えた医用テレメータシステムが実現する。
1の実施の形態例では、医用テレメータの送信周波数の
約(1/4)波長となる位置に係止されたフェライトコ
アを信号線で巻回する例を説明した。しかしながら、本
発明は以上の例に限定されるものではなく、信号線を筒
状フェライトコアの中心部に貫通させ、この位置で固定
しても良い。
施の形態例の信号ケーブルの例を図2を参照して説明す
る。図2は本発明に係る第2の実施の形態例の医用テレ
メータに最適な信号ケーブルを説明するための図であ
る。
用テレメータ装置に具備された信号入力コネクタに接続
される医用テレメータ接続コネクタ、220は医用テレ
メータの送信周波数の約(1/4)波長となる位置に係
止されたフェライトコアで構成されたチョークコイル
部、230は生体に装着される心電図信号を検出する心
電図用電極に接続される心電図用電極接続部である。
ライトコア220と信号ケーブル線とは、接着剤で固定
してその位置がずれないに構成としている。
アンテナ性能が得られる。
1,第2の実施の形態例では、医用テレメータの送信周
波数の約(1/4)波長となる位置にフェライトコアを
配置する例を説明した。しかしながら、本発明は以上の
例に限定されるものではなく、周波数的に抵抗の高い構
成要素を配置すればよく、信号線による空芯コイルを配
置しても同様の作用効果が得られる。
施の形態例の信号ケーブルの例を図3を参照して説明す
る。図3は本発明に係る第3の実施の形態例の医用テレ
メータに最適な信号ケーブルを説明するための図であ
る。
号線を整形した空芯コイルである。この空芯コイル32
0は、例えば信号線をコイル状に整形し、整形状態を固
定して形成している。他の構成は上述した実施の形態例
と同様である。
レメータの送信周波数の約(1/4)波長となる位置に
形成することにより、高周波的な高抵抗部分とすること
ができ、上述した実施の形態例と同様に不図示の接続医
用テレメータ装置より出力された高周波信号は、高抵抗
となる空芯コイル部分との間で共振状態となり、複雑な
構成とすることなく、軽量で効率の良いアンテナ性能が
得られる。
1,第2の実施の形態例では、医用テレメータの送信周
波数の約(1/4)波長となる位置にフェライトコアや
空芯コイルを配置する例を説明した。しかしながら、本
発明は以上の例に限定されるものではなく、周波数的に
抵抗の高い構成要素を配置すればよく、送信周波数に共
振する副導体、例えば銅パイプ、又は金属パイプ等を配
置しても同様の作用効果が得られる。
施の形態例の信号ケーブルの例を図4を参照して説明す
る。図4は本発明に係る第4の実施の形態例の医用テレ
メータに最適な信号ケーブルを説明するための図であ
る。
的に(1/4)波長で共振する副導体であり、例えば銅
パイプ、又は金属箔を巻き付けてリング状に整形した副
導体である。第4の実施の形態例では、信号線がシール
ド線で構成されており、このシールド線のシールド導体
の部分をこの副導体420と電気的に接続することが望
ましい。
号線のシールド導体部分との接続部である。なお、他の
構成は上述した実施の形態例と同様である。
レメータの送信周波数の約(1/4)波長となる位置に
配置することにより、高周波的な高抵抗部分とすること
ができ、上述した実施の形態例と同様に、軽量で効率の
良いアンテナ性能が得られる。
施の形態例では、医用テレメータの送信周波数の約(1
/4)波長となる位置にフェライトコアや空芯コイル等
の周波数的に抵抗の高い構成要素を配置する例を説明し
た。しかしながら、本発明は以上の例に限定されるもの
ではなく、更に接続コネクタ部分より医用テレメータの
送信周波数の約(1/4)波長となる位置に配置された
周波数的に抵抗の高い構成要素であり、更に当該構成要
素先端より先医用テレメータの送信周波数の約(1/
2)波長となる位置にも同じく周波数的に抵抗の高い構
成要素を配置しても良い。このように共振副導体を更に
設けることにより効率の良いアンテナ性能を有する信号
ケーブルが提供できる。
施の形態例の信号ケーブルの例を図5を参照して説明す
る。図5は本発明に係る第5の実施の形態例の医用テレ
メータに最適な信号ケーブルを説明するための図であ
る。。
より医用テレメータの送信周波数の約(1/4)波長と
なる位置に配置された送信周波数に共振する第1の副導
体であり、例えば銅パイプ、又は金属箔を巻き付けてリ
ング状に整形してある。
り医用テレメータの送信周波数の約(1/2)波長とな
る位置に配置された送信周波数に共振する第2の副導体
であり、例えば銅パイプ、又は金属箔を巻き付けてリン
グ状に整形してある。
例と同様に信号線がシールド線で構成されており、この
シールド線のシールド導体の部分をこの第1の副導体5
20、第2の副導体525と電気的に接続することが望
ましい。
部分が信号線のシールド部分との接続部である。なお、
他の構成は上述した実施の形態例と同様である。
備えることにより、送信周波数における共振回路を形成
することができ、更に効率の良いアンテナ性能が得られ
る。
1の実施の形態例では、医用テレメータの送信周波数の
約(1/4)波長となる位置に係止されたフェライトコ
アを配置する例を説明した。しかしながら、本発明は以
上の例に限定されるものではなく、当該位置にリアクタ
ンス素子とインダクタンス素子より構成される共振回路
を形成することにより、医用テレメータの送信周波数的
に抵抗の高い構成要素を配置しても良い。
施の形態例の信号ケーブルの例を図6を参照して説明す
る。図6は本発明に係る第6の実施の形態例の医用テレ
メータに最適な信号ケーブルを説明するための図であ
る。
用テレメータの送信周波数の約(1/4)波長となる位
置に形成されたインダクタンス素子としての並列共振用
コイルであり、例えば信号線を円形又は筒状に整形して
固定している。630は並列共振用コイル620の両端
部のシールド線間に接続されたリアクタンス素子として
の所定の静電容量を有するコンデンサである。
イル620とコンデンサ630とで医用テレメータの送
信周波数に対応する共振回路を形成している。
とにより、更に効率の良いアンテナ性能が得られる。
保するコンデンサを接続する例を説明したが、コンデン
サを備えていない状態であっても、医用テレメータの送
信周波数の約(1/4)波長となる位置に医用テレメー
タの送信周波数的に抵抗の高い構成要素を配置すること
ができ、十分なアンテナ性能を確保することが可能であ
る。
固定は、例えばプラスチック樹脂を硬化させて行って
も、結束帯などで縛ることにより固定してもよく、固定
方法に限定はない。
形態例の接続ケーブルは、収集情報の転送には無線通信
を行い、その際の送信アンテナを接続ケーブルで代用し
ようとする医用テレメータに用いることにより最も高い
作用効果を奏することができる。
ずれも医用テレメータ装置の入力コネクタ部に装着可能
であり、各信号ケーブルの先端には、例えば心電図を収
集するための生体の所定部位に装着される生体電極(心
電図電極)が接続される。
合には、医用テレメータの入力コネクタに上記した各本
実施の形態例の信号ケーブルの医用テレメータ接続コネ
クタを接続する。そして被検者の所定部位に生体電極を
装着し、信号ケーブルの先端部を生体電極と接続する。
号の収集を開始する。生体信号の情報は高周波信号に乗
せられ(高周波信号で変調し)、例えばナースセンター
にあるモニタ装置あて無線送信する。この際、接続ケー
ブルをアンテナ線として高周波の情報を送信する。
えば約(1/4)波長の位置に送信周波数的に抵抗の高
い構成要素を配置することすることにより、信号ケーブ
ルにおいて送信周波数における共振回路を形成すること
ができ、効率の良い無線通信が可能となる。
ば、信号ケーブルの送信周波数の例えば約(1/4)波
長の位置に送信周波数的に抵抗の高い構成要素を配置す
ることにより、送信周波数における共振状態を形成する
ことができ、効率の良い無線通信が可能となる。
ケーブルの送信周波数の例えば約(1/4)波長の位置
に送信周波数的に抵抗の高い構成要素を配置することす
ることにより、信号ケーブルをアンテナとして使用した
場合に、送信周波数的には生体と絶縁した状態を作るこ
とが可能となる。
メータに最適な信号ケーブルを説明するための図であ
る。
ータに最適な信号ケーブルを説明するための図である。
ータに最適な信号ケーブルを説明するための図である。
ータに最適な信号ケーブルを説明するための図である。
ータに最適な信号ケーブルを説明するための図である。
ータに最適な信号ケーブルを説明するための図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 生体信号を検知する検知部と、前記検知
部で検知した生体情報を処理し処理データを無線送信可
能な生体信号処理装置との間を信号線で接続する生体信
号ケーブルであって、 前記生体信号処理装置と接続する第1の接続部と、 前記第1の接続部から前記生体信号処理装置が無線送信
する際の送信周波数の約(1/4)波長離れた位置に設
けられた送信周波数的に抵抗の高い高抵抗部とを有する
ことを特徴とする生体信号ケーブル。 - 【請求項2】 生体信号を検知する検知部と、前記検知
部で検知した生体情報を処理し処理データを無線送信可
能な生体信号処理装置との間を信号線で接続する生体信
号ケーブルであって、 前記生体信号処理装置と接続する第1の接続部と、 前記第1の接続部から前記生体信号処理装置が無線送信
する際の送信周波数の約(1/4)波長離れた位置及び
該位置より前記送信周波数の約(1/2)波長離れた位
置に設けられた前記送信周波数に共振する共振部とを有
することを特徴とする生体信号ケーブル。 - 【請求項3】 前記共振部は、前記信号線に係止された
導電性部材であることを特徴とする請求項1又は請求項
2記載の生体信号ケーブル。 - 【請求項4】 前記共振部の導電性部材はフェライトコ
アであること特徴とする請求項3記載の生体信号ケーブ
ル。 - 【請求項5】 前記共振部の導電性部材は前記信号線が
貫通する導電性金属製円筒であり、接地信号線と電気的
に接続されかつ電気的(1/4)波長に共振しているこ
とを特徴とする請求項3記載の生体信号ケーブル。 - 【請求項6】 前記共振部は、前記信号線を空芯コイル
状に整形して構成することを特徴とする請求項1又は請
求項2記載の生体信号ケーブル。 - 【請求項7】 前記共振部は、前記信号線を空芯コイル
状に整形すると共に、信号線の前記空芯コイル端部間に
接続された静電容量素子とで並列共振回路が形成され前
記共振周波数に共振するものであることを特徴とする請
求項1又は請求項2記載の生体信号ケーブル。 - 【請求項8】 前記請求項1乃至請求項7のいずれかに
記載の信号ケーブルを介して当該ケーブルに接続された
前記検知部よりの生体信号を入力して所定の処理を行
い、処理結果を前記信号ケーブルをアンテナとして無線
送信することを特徴とする生体情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000321618A JP4588858B2 (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 生体信号ケーブル及び生体信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000321618A JP4588858B2 (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 生体信号ケーブル及び生体信号処理装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002125943A true JP2002125943A (ja) | 2002-05-08 |
JP2002125943A5 JP2002125943A5 (ja) | 2007-12-06 |
JP4588858B2 JP4588858B2 (ja) | 2010-12-01 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-10-20 JP JP2000321618A patent/JP4588858B2/ja not_active Expired - Fee Related
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