JP2002125584A - 食肉の保存熟成方法と保存熟成装置 - Google Patents
食肉の保存熟成方法と保存熟成装置Info
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- JP2002125584A JP2002125584A JP2000320630A JP2000320630A JP2002125584A JP 2002125584 A JP2002125584 A JP 2002125584A JP 2000320630 A JP2000320630 A JP 2000320630A JP 2000320630 A JP2000320630 A JP 2000320630A JP 2002125584 A JP2002125584 A JP 2002125584A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 旨みが充分にでて、雑菌による腐敗が起こら
ない食肉の熟成方法の提供。 【解決手段】 食肉を−5〜ー15℃の冷凍温度で1〜
10週間保存熟成させる。及びまたは前記熟成工程に引
き続いて−3〜5℃で6〜24時間の解凍熟成工程を1
回以上繰り返しておこなうことにより、雑菌の繁殖を防
いで遊離アミノ酸やイノシン酸を増加させる熟成保存
法。
ない食肉の熟成方法の提供。 【解決手段】 食肉を−5〜ー15℃の冷凍温度で1〜
10週間保存熟成させる。及びまたは前記熟成工程に引
き続いて−3〜5℃で6〜24時間の解凍熟成工程を1
回以上繰り返しておこなうことにより、雑菌の繁殖を防
いで遊離アミノ酸やイノシン酸を増加させる熟成保存
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食肉の保存熟成に
関する方法や解凍方法また保存熟成解凍装置に関する。
関する方法や解凍方法また保存熟成解凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭で食する牛肉は、と畜後0〜2℃の
冷蔵温度で5日〜10日間熟成させ、死後硬直から自己
消化により肉質を柔らかくし、更にアミノ酸等の旨味が
増加した状態で市場に供給されている。
冷蔵温度で5日〜10日間熟成させ、死後硬直から自己
消化により肉質を柔らかくし、更にアミノ酸等の旨味が
増加した状態で市場に供給されている。
【0003】また、冷凍牛肉は、業務用大型冷蔵庫で
は、−35℃以下の長期保存や−20℃以下の温度で保
存され味と鮮度が保たれている。冷凍食品の保存上限温
度は−15℃とされ、それ以上では牛肉の色や味の劣化
が認められるとされてきた。
は、−35℃以下の長期保存や−20℃以下の温度で保
存され味と鮮度が保たれている。冷凍食品の保存上限温
度は−15℃とされ、それ以上では牛肉の色や味の劣化
が認められるとされてきた。
【0004】また、従来より、温度を高くして熟成期間
を短縮する高温熟成があるが、雑菌の繁殖による腐敗の
可能性があり、一般には用いられていない。
を短縮する高温熟成があるが、雑菌の繁殖による腐敗の
可能性があり、一般には用いられていない。
【0005】また、消費者が未凍結や凍結の牛肉を購入
し、保存する際も、未凍結では冷蔵温度0〜5℃や半凍
結温度−1〜−3℃、また凍結温度−18℃〜−23℃
で保存し使用していた。
し、保存する際も、未凍結では冷蔵温度0〜5℃や半凍
結温度−1〜−3℃、また凍結温度−18℃〜−23℃
で保存し使用していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の保存熟成法
や保存熟成装置では、冷蔵温度で市場に出た物は、熟成
の不十分なまま、消費され旨味が少ないという問題点が
あった。また、それを家庭用冷蔵庫で保存しても、0〜
5℃では数日、−1〜−3℃では約2週間で消費しない
と腐敗等の問題があった。また、熟成と腐敗の期間が接
近し、おいしい牛肉をタイミング良く賞味することが困
難であるという問題点があった。また、−18℃以下で
冷凍保存されている牛肉は、色や自己消化がほとんど起
きず保存性は優れていたが旨味の増加は無く、まずいと
いう問題点があった。
や保存熟成装置では、冷蔵温度で市場に出た物は、熟成
の不十分なまま、消費され旨味が少ないという問題点が
あった。また、それを家庭用冷蔵庫で保存しても、0〜
5℃では数日、−1〜−3℃では約2週間で消費しない
と腐敗等の問題があった。また、熟成と腐敗の期間が接
近し、おいしい牛肉をタイミング良く賞味することが困
難であるという問題点があった。また、−18℃以下で
冷凍保存されている牛肉は、色や自己消化がほとんど起
きず保存性は優れていたが旨味の増加は無く、まずいと
いう問題点があった。
【0007】本発明は、これらの問題点を解決するもの
で、冷凍保存中に熟成が進み牛肉の旨味が増加するもの
で、家庭や店舗で手軽においしい牛肉に変えることが出
来るものである。また、解凍工程や冷凍と解凍を繰り返
すことにより更に牛肉の旨味を増加することができ、雑
菌の増加も認められない安全な熟成法である。また貯蔵
性もよく1ヶ月以上の保存が可能でさらにこの熟成工程
後−18℃以下に保存することにより更に賞味期間が増
加し、いつでもおいしい牛肉を供給することが出来る保
存熟成法と保存熟成装置である。
で、冷凍保存中に熟成が進み牛肉の旨味が増加するもの
で、家庭や店舗で手軽においしい牛肉に変えることが出
来るものである。また、解凍工程や冷凍と解凍を繰り返
すことにより更に牛肉の旨味を増加することができ、雑
菌の増加も認められない安全な熟成法である。また貯蔵
性もよく1ヶ月以上の保存が可能でさらにこの熟成工程
後−18℃以下に保存することにより更に賞味期間が増
加し、いつでもおいしい牛肉を供給することが出来る保
存熟成法と保存熟成装置である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の1つは、食肉を
温度−5〜−15℃で保存熟成させる保存熟成方法およ
びそれを行う装置である。
温度−5〜−15℃で保存熟成させる保存熟成方法およ
びそれを行う装置である。
【0009】別の本発明は、食肉を温度−5〜−15℃
での保存熟成工程および続いて温度−3〜5℃の雰囲気
での解凍工程を1回以上繰り返すことにより、牛肉の旨
味成分を増加させる保存熟成方法およびそれを行う装置
である。
での保存熟成工程および続いて温度−3〜5℃の雰囲気
での解凍工程を1回以上繰り返すことにより、牛肉の旨
味成分を増加させる保存熟成方法およびそれを行う装置
である。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、本発明
の牛肉の保存熟成装置の概念図である。図1において、
断熱した冷凍保管庫1と、冷却装置2と、冷凍保管庫1
の温度検知手段3と、温度検知手段3の情報に基づいて
冷却装置2の運転を制御する制御装置4を備え、冷凍保
管庫内には牛肉5が収納保存熟成される。また牛肉5の
熟成解凍工程のスタ−トスイッチ6と熟成解凍工程の経
過を表示する表示部7を備えた保存熟成装置である。
の牛肉の保存熟成装置の概念図である。図1において、
断熱した冷凍保管庫1と、冷却装置2と、冷凍保管庫1
の温度検知手段3と、温度検知手段3の情報に基づいて
冷却装置2の運転を制御する制御装置4を備え、冷凍保
管庫内には牛肉5が収納保存熟成される。また牛肉5の
熟成解凍工程のスタ−トスイッチ6と熟成解凍工程の経
過を表示する表示部7を備えた保存熟成装置である。
【0011】牛肉の保存温度を変えて、各期間保存した
ときの牛肉の腐敗状況の結果を表1に示す。○は腐敗し
ていない物、△は可食限界で加熱調理すれば食味可能、
×は腐敗し加熱しても食味不可な物を示す。
ときの牛肉の腐敗状況の結果を表1に示す。○は腐敗し
ていない物、△は可食限界で加熱調理すれば食味可能、
×は腐敗し加熱しても食味不可な物を示す。
【0012】
【表1】
【0013】表1の結果より、10週間の保存が可食限
界の△か○の保存温度は−5℃以下である。
界の△か○の保存温度は−5℃以下である。
【0014】次に表1の牛肉を220℃のホットプレ−
トに乗せ、片面2分ずつ両面加熱し食味官能評価を行っ
た結果を表2に示す。評価は保存前の牛肉に比較し旨味
が非常に大きいを◎、旨味が大きいを○、旨味が同等を
△、旨味が少ないを×で評価した。また表1で×の腐敗
した物は評価しなかったので−で表示した。
トに乗せ、片面2分ずつ両面加熱し食味官能評価を行っ
た結果を表2に示す。評価は保存前の牛肉に比較し旨味
が非常に大きいを◎、旨味が大きいを○、旨味が同等を
△、旨味が少ないを×で評価した。また表1で×の腐敗
した物は評価しなかったので−で表示した。
【0015】
【表2】
【0016】表2の結果より、−3℃保存では4週目ま
で◎で旨味が増加した。しかしこれは、表1に示される
ように、腐敗が起こった。−18℃では保存期間を10
週間でも△で旨味の増加が認められなかった。表1、2
の結果より、牛肉の保存温度が−5℃〜−15℃の間の
時に1週間以上放置すると旨味が増加し、10週間可食
限界内での保存の可能な範囲が認められた。
で◎で旨味が増加した。しかしこれは、表1に示される
ように、腐敗が起こった。−18℃では保存期間を10
週間でも△で旨味の増加が認められなかった。表1、2
の結果より、牛肉の保存温度が−5℃〜−15℃の間の
時に1週間以上放置すると旨味が増加し、10週間可食
限界内での保存の可能な範囲が認められた。
【0017】次に、本発明の動作について図1を用いて
説明する。まず、牛肉5を、断熱した冷凍保管庫1の中
に入れる。この保管庫には図示していないがコンプレッ
サ−を駆動し図中のエバポレ−タにあたる冷却装置2で
庫内温度を冷却する。例えば設定温度が−10℃の場合
は冷凍保管庫1内の温度検知手段3が−10℃以上では
冷却装置2が稼働し−10℃以下では冷却装置2が停止
するように制御する制御装置4が設けられている。例え
ば扉部8に設けた表示部9には保存温度を設定する温度
設定スイッチ10が設けられており保存温度を任意に設
定できる。
説明する。まず、牛肉5を、断熱した冷凍保管庫1の中
に入れる。この保管庫には図示していないがコンプレッ
サ−を駆動し図中のエバポレ−タにあたる冷却装置2で
庫内温度を冷却する。例えば設定温度が−10℃の場合
は冷凍保管庫1内の温度検知手段3が−10℃以上では
冷却装置2が稼働し−10℃以下では冷却装置2が停止
するように制御する制御装置4が設けられている。例え
ば扉部8に設けた表示部9には保存温度を設定する温度
設定スイッチ10が設けられており保存温度を任意に設
定できる。
【0018】牛肉を−10℃設定の冷凍保管庫1内に入
れ熟成開始スタ−トスイッチ6を押すとタイマ−がスタ
−トし熟成保存期間を熟成経過表示部7に表示する。保
存温度により異なるが、熟成が進行しおいしい食べ頃期
間になると食べ頃を表示することにより消費者がよりお
いしい牛肉を食べることが出来る。
れ熟成開始スタ−トスイッチ6を押すとタイマ−がスタ
−トし熟成保存期間を熟成経過表示部7に表示する。保
存温度により異なるが、熟成が進行しおいしい食べ頃期
間になると食べ頃を表示することにより消費者がよりお
いしい牛肉を食べることが出来る。
【0019】次に、牛肉の保存温度と、保存期間と、旨
味成分の一つである遊離アミノ酸の関係を表3に示す。
牛肉は冷凍保存のまま分析を行った。遊離アミノ酸の測
定はアミノ酸分析装置で行った。また、同時に旨味成分
の一つであるイノシン酸の分析を行ったが検体間に差が
無かった。
味成分の一つである遊離アミノ酸の関係を表3に示す。
牛肉は冷凍保存のまま分析を行った。遊離アミノ酸の測
定はアミノ酸分析装置で行った。また、同時に旨味成分
の一つであるイノシン酸の分析を行ったが検体間に差が
無かった。
【0020】
【表3】
【0021】表3に示すように、−5〜−15℃で保存
した牛肉は旨味成分の一つである遊離アミノ酸の増加が
認められた。従って、旨味が増したと思われた。
した牛肉は旨味成分の一つである遊離アミノ酸の増加が
認められた。従って、旨味が増したと思われた。
【0022】(実施の形態2)図1との相違点は、図2
に示すように表示部9に解凍開始スイッチ11を設けた
ことである。実施の形態1との相違点について、動作を
説明する。
に示すように表示部9に解凍開始スイッチ11を設けた
ことである。実施の形態1との相違点について、動作を
説明する。
【0023】熟成した牛肉5を冷凍保存庫から取り出し
て使う場合、解凍開始スイッチ11を押すと、初期の庫
内温度は5℃、熟成終了時には−3℃になるように、温
度検知手段3の情報を基にして、制御装置4が冷却装置
2のON、OFFを行う。これにより、約8〜12時間
で牛肉5の解凍が行われる。
て使う場合、解凍開始スイッチ11を押すと、初期の庫
内温度は5℃、熟成終了時には−3℃になるように、温
度検知手段3の情報を基にして、制御装置4が冷却装置
2のON、OFFを行う。これにより、約8〜12時間
で牛肉5の解凍が行われる。
【0024】例えば、重量150g厚み15mmの牛肉
5を実施例に基づき解凍した場合と、流水解凍と電子レ
ンジ解凍(500W20分)を行った場合のイノシン酸
の変化を表4に示す。
5を実施例に基づき解凍した場合と、流水解凍と電子レ
ンジ解凍(500W20分)を行った場合のイノシン酸
の変化を表4に示す。
【0025】
【表4】
【0026】実施例に基づいて解凍した場合のイノシン
酸量は0.08mg/100gであり、解凍前の0.0
2mg/100gに比較して、約4倍増加していた。ま
た、流水解凍や電子レンジ解凍の0.03mg/100
gと比較しても同様である。
酸量は0.08mg/100gであり、解凍前の0.0
2mg/100gに比較して、約4倍増加していた。ま
た、流水解凍や電子レンジ解凍の0.03mg/100
gと比較しても同様である。
【0027】牛肉の旨味はアミノ酸とイノシン酸の相乗
効果であると言われており、本発明の冷凍解凍によりこ
の両成分を増加させることにより、牛肉の旨味が増しお
いしく食べることが出来た。
効果であると言われており、本発明の冷凍解凍によりこ
の両成分を増加させることにより、牛肉の旨味が増しお
いしく食べることが出来た。
【0028】(実施の形態3)本発明の動作について図
3を用いて説明する。図3は庫内温度の制御の一例であ
る。庫内温度の最初温度範囲が−5〜−15℃の保存熟
成工程で保存し、その後、温度範囲が−3〜5℃の解凍
工程で保存した。これを1回以上繰り返すことにより、
牛肉の旨味成分を増加させた。
3を用いて説明する。図3は庫内温度の制御の一例であ
る。庫内温度の最初温度範囲が−5〜−15℃の保存熟
成工程で保存し、その後、温度範囲が−3〜5℃の解凍
工程で保存した。これを1回以上繰り返すことにより、
牛肉の旨味成分を増加させた。
【0029】図2の熟成サイクルスタートスイッチ11
を押すと、ー5〜ー15℃の凍結熟成工程になり、冷凍
保管庫1の牛肉5が凍結される。たとえば24時間保存
される。さらにー3〜5℃の解凍工程になり、氷が融解
する。表5にアミノ酸とイノシン酸の量を示す。−3〜
5℃での解凍工程は、6〜24時間が好ましい。
を押すと、ー5〜ー15℃の凍結熟成工程になり、冷凍
保管庫1の牛肉5が凍結される。たとえば24時間保存
される。さらにー3〜5℃の解凍工程になり、氷が融解
する。表5にアミノ酸とイノシン酸の量を示す。−3〜
5℃での解凍工程は、6〜24時間が好ましい。
【0030】
【表5】
【0031】2日目ではアミノ酸120mg/100
g、イノシン酸0.04mg/100gと増加が認めら
れた。さらに3回繰り返した6日目では、アミノ酸13
5mg/100gイノシン酸0.08mg/100gと
増加した。
g、イノシン酸0.04mg/100gと増加が認めら
れた。さらに3回繰り返した6日目では、アミノ酸13
5mg/100gイノシン酸0.08mg/100gと
増加した。
【0032】さらに、9日目までー10℃で保存した
後、−18℃で14日目まで保存した。14日目でも腐敗
は生じなかった。熟成後−18℃で保存することにより
いつでもおいしい牛肉が得られた。
後、−18℃で14日目まで保存した。14日目でも腐敗
は生じなかった。熟成後−18℃で保存することにより
いつでもおいしい牛肉が得られた。
【0033】
【発明の効果】本発明により、旨味成分であるアミノ酸
とイノシン酸を共に増加させることが出来た。更に雑菌
の繁殖による腐敗が防げ、安心しておいしい牛肉を提供
することがが出来た。これにより豊かな食生活が簡単、
確実に提供することができた。
とイノシン酸を共に増加させることが出来た。更に雑菌
の繁殖による腐敗が防げ、安心しておいしい牛肉を提供
することがが出来た。これにより豊かな食生活が簡単、
確実に提供することができた。
【図1】牛肉の保存熟成装置の第1の実施例の概念図
【図2】牛肉の保存熟成解凍装置の第2の実施例の表示
部を示す図
部を示す図
【図3】第3の実施例の牛肉の保存熟成解凍の繰り返し
温度制御パタ−ン図
温度制御パタ−ン図
1 冷凍保管庫 2 冷却装置 3 温度検知手段 4 制御装置 5 牛肉 6 熟成解凍工程のスタ−トスイッチ 7 表示部 8 扉部 9 入力表示部 10 温度設定スイッチ 11 熟成サイクルスタートスイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23B 4/06 502J (72)発明者 安信 淑子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 谷 知子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中村 淳 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 松本 卓也 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 田中 通子 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 4B022 LA06 LB05 LN01 LQ01 LT02
Claims (4)
- 【請求項1】 食肉を、温度−5〜−15℃で1〜10
週間保存熟成させる保存熟成方法。 - 【請求項2】 温度−5〜−15℃で1〜10週間の保
存熟成工程、続いて温度−3〜5℃で6〜24時間の解
凍熟成工程を1回以上繰り返す保存熟成方法。 - 【請求項3】 断熱した冷凍保管庫、冷却装置、前記冷
凍保管庫の温度検知手段、前記温度検知手段の情報に基
づいて前記冷却装置の運転を制御する制御装置を備え、
食肉を、温度−5〜−15℃で1〜10週間保存熟成さ
せる保存熟成装置。 - 【請求項4】 断熱した冷凍保管庫、冷却装置、前記冷
凍保管庫の温度検知手段、前記温度検知手段の情報に基
づいて前記冷却装置の運転を制御する制御装置、および
温度−5〜−15℃で1〜10週間の保存熟成工程、続
いて温度−3〜5℃で6〜24時間の解凍熟成工程を1
回以上繰り返す運転モードを備えた保存熟成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000320630A JP2002125584A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 食肉の保存熟成方法と保存熟成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000320630A JP2002125584A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 食肉の保存熟成方法と保存熟成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002125584A true JP2002125584A (ja) | 2002-05-08 |
Family
ID=18798881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000320630A Pending JP2002125584A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 食肉の保存熟成方法と保存熟成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002125584A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013121358A (ja) * | 2013-01-17 | 2013-06-20 | Mitsuo Takano | 食肉のエージング加工方法と霜降り肉に近づけた風味加工方法、並びにこれらの中間の風味をコントロールできる食肉加工製品。 |
WO2018016374A1 (ja) * | 2016-07-22 | 2018-01-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 食品の貯蔵方法、およびこの貯蔵方法を備えた冷蔵庫 |
WO2019138551A1 (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-18 | 芝海株式会社 | 貨物コンテナ |
WO2019156009A1 (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 貯蔵装置および冷蔵庫 |
JP2019138616A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 貯蔵装置および冷蔵庫 |
JP2020094737A (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 株式会社前川製作所 | 食品の冷凍熟成方法及び冷却装置 |
JP2020184532A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-12 | 四国計測工業株式会社 | マイクロ波熟成装置 |
JP2020184531A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-12 | 四国計測工業株式会社 | マイクロ波熟成装置およびマイクロ波熟成方法 |
JP2020184533A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-12 | 四国計測工業株式会社 | マイクロ波熟成装置およびマイクロ波熟成方法 |
CN115507596A (zh) * | 2021-06-07 | 2022-12-23 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冷藏冷冻装置及其控制方法 |
-
2000
- 2000-10-20 JP JP2000320630A patent/JP2002125584A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013121358A (ja) * | 2013-01-17 | 2013-06-20 | Mitsuo Takano | 食肉のエージング加工方法と霜降り肉に近づけた風味加工方法、並びにこれらの中間の風味をコントロールできる食肉加工製品。 |
WO2018016374A1 (ja) * | 2016-07-22 | 2018-01-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 食品の貯蔵方法、およびこの貯蔵方法を備えた冷蔵庫 |
WO2019138551A1 (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-18 | 芝海株式会社 | 貨物コンテナ |
CN111683535A (zh) * | 2018-02-09 | 2020-09-18 | 松下知识产权经营株式会社 | 贮藏装置和冷藏库 |
JP2019138616A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 貯蔵装置および冷蔵庫 |
WO2019156009A1 (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 貯蔵装置および冷蔵庫 |
JP2020094737A (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 株式会社前川製作所 | 食品の冷凍熟成方法及び冷却装置 |
JP7292867B2 (ja) | 2018-12-12 | 2023-06-19 | 株式会社前川製作所 | 食品の冷凍熟成方法及び冷却装置 |
JP2020184532A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-12 | 四国計測工業株式会社 | マイクロ波熟成装置 |
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JP7431653B2 (ja) | 2019-04-26 | 2024-02-15 | 四国計測工業株式会社 | マイクロ波熟成装置およびマイクロ波熟成方法 |
CN115507596A (zh) * | 2021-06-07 | 2022-12-23 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冷藏冷冻装置及其控制方法 |
CN115507596B (zh) * | 2021-06-07 | 2024-04-19 | 青岛海尔制冷电器有限公司 | 冷藏冷冻装置及其控制方法 |
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