JP2002125217A - 分岐装置及び保安器 - Google Patents

分岐装置及び保安器

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JP2002125217A JP2001135479A JP2001135479A JP2002125217A JP 2002125217 A JP2002125217 A JP 2002125217A JP 2001135479 A JP2001135479 A JP 2001135479A JP 2001135479 A JP2001135479 A JP 2001135479A JP 2002125217 A JP2002125217 A JP 2002125217A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上り信号の損失が小さく、また上り帯域の雑
音減衰量を大きくするに際して少ない部品交換で済む。 【解決手段】 分岐回路4の出力部4bを上り雑音の侵
入を阻止する第1ハイパスフィルタ5を介してテレビ端
子2に接続し、分岐出力部4cを第2ハイパスフィルタ
6を介して通信端子3に接続し、更に分岐回路4の出力
部4bと通信端子3との間にローパスフィルタ7を接続
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向CATVシ
ステムに使用する分岐装置,保安器に関し、特に流合雑
音を削減する機能を有する分岐装置,保安器に関する。
【0002】
【従来の技術】双方向CATVシステムでは、各加入者
宅に設置されている電子機器等で発生する様々な雑音電
波、或いは無線波などがCATVシステムに侵入し、上
り回線の幹線で累積してCATVセンターで大きな雑音
となり、システムに悪影響を及ぼす流合雑音が問題とな
っている。これは、CATV信号である下り信号周波数
は、通常70MHz〜770MHzが使用されているの
に対し、上り信号周波数はその場合10MHz〜55M
Hzが通常使用され、上記加入者宅で発生する雑音もま
た10MHz〜30MHzであり、上り信号周波数帯と
重なるため、これが上り信号に混入し、CATVセンタ
ーに流れ込むことによる。
【0003】そのため、加入者宅にてテレビ受像機等を
接続する受信専用の端末端子(以下テレビ用端子と称す
る)と、双方向通信を可能とする通信用端子を分けるた
めに設けられる分配器,分岐装置、或いは加入者宅にC
ATV信号線を引き込む際に介在させる保安器等にテレ
ビ端子から上り雑音が幹線へ侵入するのを阻止するハイ
パスフィルタ等の遮断手段を設けて全体の上り雑音を削
減する工夫が成されている。そのような従来の機器に特
開平11−98486号公報に示される分岐装置や、特
開平10−242787号公報に示される保安器の技術
が知られている。また、分岐装置や保安器の出力側に接
続された同軸ケーブルの外部導体に誘起した雑音を除去
することを目的にトランスを装着した構成のものもあっ
た。
【0004】特開平11−98486号公報に開示され
ている分岐装置は図11に示すように、入力端子21か
ら入力したCATV幹線からの信号を分岐回路22によ
り分岐して、その出力端子22bをハイパスフィルタ2
5を介在させてテレビ端子23に接続し、分岐端子22
cを通信端子24として、ハイパスフィルタ25によ
り、テレビ端子23からの上り雑音の侵入を阻止するよ
うにしている。
【0005】また特開平10−242787号公報に開
示されている保安器は図12に示すように、入力端子3
1と基準電位点との間に避雷回路39を設け、入力端子
31と分岐回路34の入力端子34aの間に第1ハイパ
スフィルタ33を介在させ、分岐回路34の出力端子3
4bとテレビ端子35を接続してある。また、入力端子
31と通信端子37の間にローパスフィルタ36を介在
させ、分岐回路34の分岐端子34cに第2ハイパスフ
ィルタ38を介して通信端子37に接続した構成が示さ
れ、テレビ端子35に侵入する雑音が上り伝送路に侵入
するを阻止する構成が示されている。
【0006】また、トランスを用いた分岐装置は図13
に示すような回路構成であり、入力端子41から入力し
たCATV幹線からの信号を分岐回路42により分岐し
て、その出力端子42bをハイパスフィルタ45を介し
てテレビ端子43に接続し、分岐端子42cをトランス
46を介して通信端子44に接続している。こうして、
ハイパスフィルタ25によりテレビ端子23からの上り
雑音の侵入を阻止すると共に、トランス46により通信
端子に接続された同軸ケーブルの外部導体に誘起した雑
音を除去するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平1
1−98486号公報の構成は、通信端子24が分岐器
22の分岐出力に接続されているため、上り信号の減衰
量が大きくなり好ましいものではなかったし、特開平1
0−242787号公報の構成の場合、上り信号帯域で
の雑音減衰量である阻止帯域減衰量を変更して大きくし
ようとすると、第1,第2の2つのハイパスフィルタ3
3,38の双方の阻止帯域減衰量を大きくする必要があ
り、双方のフィルタの段数を増加させなければならずコ
スト高であったし、大型化してしまう。また、トランス
を介在させたものは、同軸ケーブルの外部導体に誘起し
た雑音を削減できるが、トランス自体の損失のためにト
ランスを使用しない場合に比べて上り信号帯域だけでな
く全帯域で1〜2dBの損失増加が発生していた。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、上り
信号の損失が小さく、また上り帯域の雑音減衰量を変更
するに際して少ない部品交換で済み、コスト高にならな
い分岐装置或いは保安器を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、分岐回路を有し、入力端子から
入力される下り信号を出力する第1及び第2の出力端子
を有する分岐装置であって、前記分岐回路の出力部を第
1ハイパスフィルタを介して第1出力端子に接続すると
共に、分岐出力部を第2ハイパスフィルタを介して第2
出力端子に接続し、更に分岐回路の出力部と第2出力端
子をローパスフィルタを介して連結して成ることを特徴
とする。
【0010】請求項2の発明は、入力端子と第1及び第
2出力端子の3端子を有すると共に、入力端子に避雷手
段を設け、分岐回路を内蔵して入力端子から入力される
下り信号を第1及び第2出力端子から出力する保安器で
あって、前記分岐回路の出力部を第1ハイパスフィルタ
を介して第1出力端子に接続すると共に、分岐出力部を
第2ハイパスフィルタを介して第2出力端子に接続し、
更に分岐回路の出力部と第2出力端子をローパスフィル
タを介して連結して成ることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、分岐回路を有し、入力
端子から入力される下り信号を出力する第1及び第2の
出力端子を有する分岐装置であって、前記分岐回路の出
力部を第1ハイパスフィルタを介して第1出力端子に接
続すると共に、分岐出力部を第2ハイパスフィルタを介
して第2出力端子に接続し、更に分岐回路の出力部と第
2出力端子とを第1ローパスフィルタ、トランス、第2
ローパスフィルタの順に直列接続した回路を介して連結
してなることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、入力端子と第1及び第
2出力端子の3端子を有すると共に、入力端子に避雷手
段を設け、分岐回路を内蔵して入力端子から入力される
下り信号を第1及び第2出力端子から出力する保安器で
あって、前記分岐回路の出力部を第1ハイパスフィルタ
を介して第1出力端子に接続すると共に、分岐出力部を
第2ハイパスフィルタを介して第2出力端子に接続し、
更に分岐回路の出力部と第2出力端子とを第1ローパス
フィルタ、トランス、第2ローパスフィルタの順に直列
接続した回路を介して連結してなることを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項1の分岐装置に
おいて、上り信号を減衰させる信号減衰器を、分岐回路
の出力部と第2出力端子の間であって、ローパスフィル
タに対して直列且つ第2ハイパスフィルタに並列に設け
たことを特徴とする。また、請求項6の発明は、請求項
2の発明において、上り信号を減衰させる信号減衰器
を、分岐回路の出力部と第2出力端子の間であって、ロ
ーパスフィルタに対して直列且つ第2ハイパスフィルタ
に並列に設けたことを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、請求項3の発明におい
て、上り信号を減衰させる信号減衰器を、分岐回路の出
力部と第2出力端子の間であって、第1ローパスフィル
タ、トランス、第2ローパスフィルタに対して直列且つ
第2ハイパスフィルタに対して並列に設けたことを特徴
とし、請求項8の発明は、請求項4の発明において、上
り信号を減衰させる信号減衰器を、分岐回路の出力部と
第2出力端子の間であって、第1ローパスフィルタ、ト
ランス、第2ローパスフィルタに対して直列且つ第2ハ
イパスフィルタに対して並列に設けたことを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明
に係る分岐装置の一例を示す回路ブロック図であり、テ
レビ信号を始めとする下り信号を入力し、通信信号等の
上り信号を出力する1個の入力端子1と、下り信号を出
力してテレビ受像機やビデオ等の受信機器を接続する第
1出力端子であるテレビ端子2、及び情報機器或いは通
信機器等を接続して双方向通信が可能な第2出力端子で
ある通信端子3の2個の出力端子を有している。
【0016】入力端子1とテレビ端子2とは分岐回路4
及び第1ハイパスフィルタ5を介して接続され、分岐回
路4は、その入力部4aを入力端子1に、出力部4bを
第1ハイパスフィルタ5の一方に接続し、他方をテレビ
端子2に接続している。そして、分岐回路4の分岐出力
部4cを第2ハイパスフィルタ6を介して通信端子3に
接続すると共に、分岐回路4の出力部4bをローパスフ
ィルタ7を介して通信端子に接続している。
【0017】図2は、図1の回路の各部位間の通過損失
および阻止特性の説明図であり、(a)はA−B間即ち
第1ハイパスフィルタの特性、(b)はC−D間即ち第
2ハイパスフィルタの特性、(c)はE−F間即ちロー
パスフィルタの特性、(d)は入力端子−テレビ端子間
の特性、(e)は入力端子−通信端子間の特性を示して
いる。
【0018】図示するように、第1ハイパスフィルタ5
は、70MH以上である下り信号を良好に通過させると
共に55MH以下の上り雑音を減衰させ、テレビ端子2
からの雑音の侵入を阻止する。また、通信端子3から入
来する上り信号はローパスフィルタ7を減衰することな
く通過し、損失は分岐回路4の挿入損失だけであるの
で、損失が少なく雑音に強い信号をセンターへ伝送でき
る。そして、第1ハイパスフィルタ5は分岐回路4とテ
レビ端子2の間に設けられ、第2ハイパスフィルタ6よ
りもテレビ端子側にあるので、上り雑音の阻止帯域減衰
量は第1ハイパスフィルタ5の阻止量のみで決定される
ことになり、阻止量を変更したい場合はこの第1ハイパ
スフィルタ5のみ変更すれば良く、変更素子数が少なく
て済む。また、分岐出力に設けられた第2ハイパスフィ
ルタ6は優れた阻止特性が要求されないので安価なもの
とすることができる。
【0019】図3は図1の回路ブロック図を更に具体化
した分岐装置の回路図の1例であり、その損失特性を図
4に示す。図4において、Q1は結合量、Q2は挿入損
失を示し、この損失特性から、テレビ端子の上り信号帯
域の減衰量は大きく、通信端子の上り信号帯域の減衰量
は小さいことが分かる。従って、テレビ端子から侵入す
る雑音は削除されるし、上り信号は少ない損失でセンタ
ーへ伝送できる。
【0020】図5は、本発明に係る保安器の1例を示す
回路ブロック図であり、基本回路は上記図1と同様であ
り、同一構成要素には同一の符号を付してある。相違点
は入力端子1に入来する異常電圧が加入者宅に設置され
た端末機器へ流れ込むのを阻止する公知の避雷回路9を
入力端子1に設けられている点である。保安器をこのよ
うに構成すれば、保安器を設置するだけで、上り信号に
テレビ端子からの雑音が侵入することがなくなり、別途
上り雑音阻止手段を設ける必要がなくなる。また、テレ
ビ端子と通信端子を有するので、分配器等を別途設ける
必要もない。
【0021】更に、上記分岐装置と同様に、通信端子か
ら入来する上り信号は損失が少なく雑音に強い信号を伝
送できるし、上り雑音の阻止帯域減衰量は第1ハイパス
フィルタの阻止量のみで決定されるので、阻止量を変更
したい場合はこの第1ハイパスフィルタのみ変更すれば
よい。また、分岐出力に設けられた第2ハイパスフィル
タは優れた阻止特性が要求されないので安価なものとす
ることができる。尚、保安器の場合、テレビ端子2、及
び通信端子3の外部導体にはコンデンサを介在させて、
入力側の外部導体と直流及び低周波信号に対して絶縁し
ても良く、そうすることでCATV線路の異常電圧が端
末に、或いは端末側で発生した異常電圧がCATV線路
に伝わらなくなり、保安性を強化できる。
【0022】図6は本発明の分岐装置の他の実施形態を
示し、図1の分岐装置との相違点を説明すると、ローパ
スフィルタ7を第1及び第2の2個のローパスフィルタ
7a,7bの2個とし、その間にトランス10を介在さ
せた3素子の直列回路に置き換えている。ここで、トラ
ンス10は例えば図7に示すよう構成され、(a)は一
次巻線と二次巻線をコアに巻き比1:1で巻回したも
の、(b)は巻き比m:n(m,nは整数)で巻回した
トランスを対称配置して従属接続したものを示してい
る。また、この分岐装置の入力端子−信号端子間の損失
特性の一例を図8のAに示している。また、Bは図11
に示す従来のトランスを有する分岐装置の損失特性を示
している。
【0023】図示するように、全周波数帯域に渡り従来
のトランスを設けた回路より損失が少なく、且つ55M
Hz以下の上り帯域の損失が約2dBと極めて小さくな
っていることがわかる。そのため通信端子からの上り信
号を高いレベルでセンターに送信できるので、雑音に強
い信号を送信できる。それでいて、トランスを設けるこ
とで信号端子に接続した同軸ケーブルの外部導体に誘起
した雑音を除去できる。
【0024】尚、図6に示す分岐装置の回路も図5に示
すように入力端子に避雷回路を設けることで保安器の回
路を形成することができ、そのような保安器を構成すれ
ば別途雑音除去手段を設けることなく流合雑音を削減で
きるし、テレビ端子と通信端子を有するので分配器等を
別途設ける必要がない。
【0025】図9、図10は本発明の分岐装置の更に他
の実施形態を示し、図9では図1に示す分岐装置のロー
パスフィルタ7の通信端子側に通信端子3からの上り信
号を所定量減衰させる上り信号減衰器11を設けた構成
となっている。また、図10では図6に示す分岐装置の
第2ローパスフィルタ7bの通信端子側に通信端子から
の上り信号を所定量減衰させる上り信号減衰器11を設
けた構成となっている。従来の分岐装置に代えて上り信
号減衰量の小さい本分岐装置を接続した場合、CATV
幹線に設けられた増幅器が入力オーバーの状態になるこ
とがある。そのような場合、図9、図10に示すよう
に、信号減衰器を設けて上り信号を所定量減衰させるこ
とで、良好な状態で信号を増幅してCATVセンターへ
伝送させることができる。また、信号を減衰させること
は、通信端子から侵入する上り信号帯域の雑音も減衰さ
せることをでもあり、流合雑音の更なる削減に貢献でき
る。
【0026】そして、図9、図10に示す分岐装置の回
路も図5に示すように入力端子に避雷回路を設けること
で保安器の回路を形成することができ、そのような保安
器を構成すれば別途雑音除去手段を設けることなく流合
雑音を削減できるし、テレビ端子と通信端子を有するの
で分配器等を別途設ける必要がない。更に良好な状態で
上り信号をCATVセンターに伝送できる。尚、図9の
場合ローパスフィルタ7と信号減衰器11は逆の配置で
あっても良い。また、図10においては信号減衰器11
は、第1ローパスフィルタ7aの分岐回路4側から第2
ローパスフィルタの通信端子3側の何れの位置に配置し
ても良い。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
係る分岐装置によれば、テレビ端子から侵入する上り雑
音は第1ハイパスフィルタにより阻止されるので、流合
雑音を減少させることができる。そして、上り雑音阻止
量は第1ハイパスフィルタの特性により決定されるの
で、阻止量を大きくしたい場合はこの第1ハイパスフィ
ルタのみ変更すればよいし、分岐出力に設けられた第2
ハイパスフィルタは優れた阻止特性が要求されないので
簡易な回路構成で良く、変更素子は少なくて済むし安価
なものとすることができる。また、通信端子から入来す
る上り信号は、ローパスフィルタを減衰することなく通
過するので、損失は分岐回路の挿入損失だけであり、損
失が少なく雑音に強い信号を伝送できる。
【0028】請求項2の発明に係る保安器によれば、上
り信号にテレビ端子からの雑音が侵入することがなくな
り、別途上り雑音阻止手段を設ける必要がなくなる。ま
た、テレビ端子と通信端子を有するので、分配器等を別
途設ける必要もない。更に、上記分岐装置と同様に、通
信端子から入来する上り信号は損失が少なく雑音に強い
信号を伝送できるし、上り雑音の阻止帯域減衰量は第1
ハイパスフィルタの阻止量のみで決定されるので、阻止
量を変更したい場合はこの第1ハイパスフィルタのみ変
更すればよく、分岐出力に設けられた第2ハイパスフィ
ルタは優れた阻止特性が要求されないので簡易な回路構
成で良く、変更素子は少なくて済むし安価なものとする
ことができる。また、通信端子から入来する上り信号
は、ローパスフィルタを減衰することなく通過するの
で、損失は分岐回路の挿入損失だけであり、損失が少な
く雑音に強い信号を伝送できる。
【0029】請求項3の発明によれば、請求項1の効果
に加えて信号端子に接続される同軸ケーブルの外部導体
に誘起する雑音も削減でき、それでいて上り信号の損失
が少なくて済む。また、請求項4の発明によれば、請求
項2の効果に加えて、信号端子に接続される同軸ケーブ
ルの外部導体に誘起する雑音も削減でき、それでいて上
り信号の損失が少なくて済む。
【0030】また、請求項5乃至8の発明によれば、更
に信号減衰器を上り信号伝送路の途中に介在させること
で、従来の分岐装置或いは保安器を本発明の分岐装置或
いは保安器に置き換えても、上り信号の減衰量が小さく
なることによるCATV幹線に設けられた増幅器の入力
オーバーを防ぐことができるし、雑音も減衰するので更
に流合雑音を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分岐装置の実施の形態の1例を示
す回路ブロック図である。
【図2】(a)〜(e)は図1の分岐装置の各部位の周
波数特性の説明図である。
【図3】図1を具体化した分岐装置の回路図である。
【図4】図3の回路の周波数特性を示す図である。
【図5】本発明に係る保安器の実施の形態の1例を示す
回路ブロック図である。
【図6】本発明に係る分岐装置の他の例を示す回路ブロ
ック図である。
【図7】図6のトランスの一例を示している。
【図8】図6の結合損失特性図である。
【図9】本発明に係る分岐装置の他の例を示す回路ブロ
ック図である。
【図10】本発明に係る分岐装置の他の例を示す回路ブ
ロック図である。
【図11】従来の分岐装置の1例を示す回路ブロック図
である。
【図12】従来の保安器の1例を示す回路ブロック図で
ある。
【図13】従来の分岐装置の他の例を示す回路ブロック
図である。
【符号の説明】
1・・入力端子、2・・テレビ端子、3・・通信端子、
4・・分岐回路、5・・第1ハイパスフィルタ、6・・
第2ハイパスフィルタ、7・・ローパスフィルタ、7a
・・第1ローパスフィルタ、7b・・第2ローパスフィ
ルタ、9・・避雷回路、10・・トランス。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐回路を有し、入力端子から入力され
    る下り信号を出力する第1及び第2の出力端子を有する
    分岐装置であって、前記分岐回路の出力部を第1ハイパ
    スフィルタを介して第1出力端子に接続すると共に、分
    岐出力部を第2ハイパスフィルタを介して第2出力端子
    に接続し、更に分岐回路の出力部と第2出力端子をロー
    パスフィルタを介して連結して成ることを特徴とする分
    岐装置。
  2. 【請求項2】 入力端子と第1及び第2出力端子の3端
    子を有すると共に、入力端子に避雷手段を設け、分岐回
    路を内蔵して入力端子から入力される下り信号を第1及
    び第2出力端子から出力する保安器であって、前記分岐
    回路の出力部を第1ハイパスフィルタを介して第1出力
    端子に接続すると共に、分岐出力部を第2ハイパスフィ
    ルタを介して第2出力端子に接続し、更に分岐回路の出
    力部と第2出力端子をローパスフィルタを介して連結し
    て成ることを特徴とする保安器。
  3. 【請求項3】 分岐回路を有し、入力端子から入力され
    る下り信号を出力する第1及び第2の出力端子を有する
    分岐装置であって、前記分岐回路の出力部を第1ハイパ
    スフィルタを介して第1出力端子に接続すると共に、分
    岐出力部を第2ハイパスフィルタを介して第2出力端子
    に接続し、更に分岐回路の出力部と第2出力端子とを第
    1ローパスフィルタ、トランス、第2ローパスフィルタ
    の順に直列接続した回路を介して連結してなることを特
    徴とする分岐装置。
  4. 【請求項4】 入力端子と第1及び第2出力端子の3端
    子を有すると共に、入力端子に避雷手段を設け、分岐回
    路を内蔵して入力端子から入力される下り信号を第1及
    び第2出力端子から出力する保安器であって、前記分岐
    回路の出力部を第1ハイパスフィルタを介して第1出力
    端子に接続すると共に、分岐出力部を第2ハイパスフィ
    ルタを介して第2出力端子に接続し、更に分岐回路の出
    力部と第2出力端子とを第1ローパスフィルタ、トラン
    ス、第2ローパスフィルタの順に直列接続した回路を介
    して連結してなることを特徴とする保安器。
  5. 【請求項5】 上り信号を減衰させる信号減衰器を、分
    岐回路の出力部と第2出力端子の間であって、ローパス
    フィルタに対して直列且つ第2ハイパスフィルタに並列
    に設けた請求項1記載の分岐装置。
  6. 【請求項6】 上り信号を減衰させる信号減衰器を、分
    岐回路の出力部と第2出力端子の間であって、ローパス
    フィルタに対して直列且つ第2ハイパスフィルタに並列
    に設けた請求項2記載の保安器。
  7. 【請求項7】 上り信号を減衰させる信号減衰器を、分
    岐回路の出力部と第2出力端子の間であって、第1ロー
    パスフィルタ、トランス、第2ローパスフィルタに対し
    て直列且つ第2ハイパスフィルタに対して並列に設けた
    請求項3記載の分岐装置。
  8. 【請求項8】 上り信号を減衰させる信号減衰器を、分
    岐回路の出力部と第2出力端子の間であって、第1ロー
    パスフィルタ、トランス、第2ローパスフィルタに対し
    て直列且つ第2ハイパスフィルタに対して並列に設けた
    請求項4記載の保安器。
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