JP2002125166A - デジタル放送で広告を提供する方法,デジタル放送受信装置および広告選択制御プログラムの記録媒体 - Google Patents

デジタル放送で広告を提供する方法,デジタル放送受信装置および広告選択制御プログラムの記録媒体

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JP2002125166A
JP2002125166A JP2000311815A JP2000311815A JP2002125166A JP 2002125166 A JP2002125166 A JP 2002125166A JP 2000311815 A JP2000311815 A JP 2000311815A JP 2000311815 A JP2000311815 A JP 2000311815A JP 2002125166 A JP2002125166 A JP 2002125166A
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Hiroshi Tsumura
宏 津村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送プログラム中に広告を挿入して放送する
デジタル放送において,視聴者に最適な広告を提供し,
効果的な広告を可能にする。 【解決手段】 放送プログラムのメインプログラムにメ
インプログラムの特徴を示すメインプログラム属性を挿
入するとともに,広告に広告の特徴を示す広告属性を挿
入して放送する。テレビ放送受信機は,放送プログラム
中の広告について,あらかじめ装置内の視聴者属性記憶
部42に記憶している視聴者の属性情報とメインプログ
ラム属性や広告属性に基づいて,放送プログラム中の受
信した広告と,あらかじめ装置内の広告記憶部41に記
憶している複数の広告との中から,最適な広告を選択す
る。そして,あらかじめ記憶している広告を選択した場
合には,当該放送プログラム中の広告を,選択した広告
で置き換えて,その選択した広告を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,デジタルテレビ放
送などにおいて視聴者に有効な広告を提供する方法,視
聴者に有効な広告を選択して提示するデジタル放送受信
装置および広告選択制御プログラムの記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビ放送では,放送局から放送
する放送プログラムは,図5(A)に構成例を示すよう
に,P1,P2,…で表したドラマ,歌謡番組などのプ
ログラムであるメインプログラムと,CM1,CM2,
CM3,…で表した広告で構成される。放送プログラム
に挿入される広告の種類は,放送する時間帯や,メイン
プログラムの種類などをもとに,放送局で決定し,放送
局で放送プログラム中に挿入して放送されている。
【0003】従来技術においては,放送プログラムを構
成するメインプログラムおよび広告の各フレーム1は,
図5(B)に構成例を示すようにヘッダー部2とデータ
部3とから構成される。ヘッダー部2は,データ部3の
内容が広告かメインプログラムかを識別するデータ識別
子5,データ部3の長さを示すデータ長6,データ部3
の画像圧縮に用いた画像圧縮方式7,データ部3の画像
圧縮レベル8,データ部3の画像解像度9,データ部3
の音声圧縮方式10,データ部3の音声圧縮レベル11
などから構成される。データ部3は,メインプログラム
または広告の圧縮された映像データおよび音声データで
構成されている。
【0004】従来のテレビ放送では,上記放送プログラ
ムを同時に複数放送する。図6は,視聴者が使用する従
来のテレビ放送受信機の構成例を示す。アンテナ21で
放送局からの送出される複数の放送プログラムを受信
し,チューナ部22に伝送する。視聴者30は,リモコ
ン29を操作し,放送プログラム選択情報をリモコン入
力部28に入力し,リモコン制御部25がリモコン入力
部28からの放送プログラム選択情報をチューナ部22
に伝送する。
【0005】チューナ部22は,リモコン制御部25か
ら入力された放送プログラム選択情報により,複数の放
送プログラムから表示する放送プログラムを1つ抽出
し,信号分離部31へ放送プログラムを伝送する。信号
分離部31は,放送プログラムから映像データを分離し
て映像復号部23に送出し,また,音声データを分離
し,音声復号部24に伝送する。映像復号部23は,映
像データを復号化してディスプレイ26に表示する。音
声復号部24は,音声データを復号化してスピーカー2
7から音声を出力する。
【0006】視聴者30は,この従来のテレビ放送受信
機のディスプレイ26およびスピーカー27に出力され
た放送プログラムの映像,音声を視聴する。この視聴で
は,視聴者30が選択した放送プログラムに予め放送局
で挿入された広告も,メインプログラムとともに視聴す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のテレビ放送方式
では,放送プログラムに予め放送局で挿入されたCM
1,CM2といった広告をその放送プログラムを選択し
た全ての視聴者が見ていた。そのため,例えばお昼のワ
イドショーの時間帯の視聴者は主婦が多いとして,「赤
ちゃん用品」の広告を提供したとしても,実際には,老
夫婦だけの世帯や,独身女性の一人住まいの世帯もあ
り,これらの視聴者は興味のない広告を聴取することに
なり,広告の効果が上がらないという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は,テレビ放送受
信機に広告記憶部を置き,予め複数の広告をその広告属
性(視聴してほしい対象者などの情報)とともに記憶さ
せ,さらにテレビ放送受信機が設置されている家庭また
は場所の視聴者属性(視聴者が視聴したい広告の種類,
視聴者の家族構成など,広告を選択する場合に選択の判
断材料となる情報)を記憶しておき,放送プログラムの
メインプログラムには,メインプログラム属性(メイン
プログラムを視聴させたい,あるいは視聴するであろう
視聴者属性など)を持たせ,また広告には広告属性(視
聴して欲しい視聴者属性など)を付与して放送局から放
送し,テレビ放送受信機でメインプログラム属性,広告
属性および視聴者属性情報から,放送プログラムに挿入
されている広告と広告記憶部に記憶されている複数の広
告の中から,広告効果の大きいと推定される広告を選択
して,放送プログラム内の広告を置き換えて,テレビ放
送受信機で再生する手段を持つことを特徴とする。
【0009】また,広告記憶部に記憶されている広告
に,受信している放送プログラムの広告より視聴者に適
さない広告が存在する場合には,受信している放送プロ
グラム中の広告で広告記憶部を更新する手段を有する。
【0010】また,テレビ放送受信機に記憶されている
視聴者属性を,電話回線等の通信手段を用いて放送局ま
たは外部のセンタが変更するための手段を有する。
【0011】また,テレビ放送受信機には,視聴者が視
聴した各広告を記憶し,その視聴回数などのデータを電
話回線等の通信手段を用いて放送局または外部のセンタ
が収集するための手段を有する。
【0012】本発明によると,テレビ視聴者に対して最
も興味がある広告を選択して提供でき,広告主は,ター
ゲットとした視聴者に対して効果的な広告ができ,テレ
ビ放送局は,広告の視聴回数に応じた広告料金の課金が
可能になる。
【0013】以上のテレビ放送受信機内で広告を選択す
る制御を,テレビ放送受信機が内蔵するコンピュータに
よって行う場合,そのコンピュータが実行するソフトウ
ェアプログラムは,コンピュータが読み取り可能な可搬
媒体メモリ,半導体メモリ,ハードディスクなどの適当
な記録媒体に格納することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照して説明する。図1は,本発明の一実施形態におけ
る放送プログラムのメインプログラムおよび広告の構成
例を示す。図2は,本発明の一実施形態であるテレビ放
送受信機の構成図,図3は,広告選択制御部での広告入
れ替え処理の一実施形態のフローチャートである。
【0015】本実施形態の放送プログラムの構成は,例
えば図1に示すように,図5に示す従来例の放送プログ
ラムのフレーム1でヘッダー部2を拡張し,データ識別
子5がメインプログラムの場合,ヘッダー部62にメイ
ンプログラム属性64として,メインプログラムの内容
がニュースであるかドラマであるかなどの種別を記述す
るメインプログラム種別70およびメインプログラムを
視聴すると予測される家族,独身青年男性,子供などの
対象者を記述するメインプログラム対象71を追加した
ものとなっている。
【0016】また,データ識別子5が広告の場合,広告
のヘッダー部82に広告属性84として,広告を一意に
識別する広告ID90,当該広告の再生を制御する広告
制御91,当該広告の再生時間を記述した広告時間長9
2,広告データに記憶されている広告が衣類であるか食
品であるかなどの種別を記述する広告種別93,さらに
広告を視聴させたい家族,独身青年男性,幼児などの対
象者を記述した広告対象94が,広告のフレーム81中
に追加されて構成されている。
【0017】本実施形態のテレビ放送受信機は,図2に
示すように,図6の従来のテレビ放送受信機に広告選択
制御部40と,広告記憶部41と,視聴者属性記憶部4
2と,視聴広告記憶部43と,記憶制御部44と,回線
制御部45とが追加されて構成されている。なお,この
例では,無線系の放送をアンテナ21により受信してい
るが,もちろんCATVなどの有線系の放送でも,本発
明を同様に適用することができる。
【0018】広告選択制御部40は,視聴者が選択した
放送プログラム中に存在する広告と,広告記憶部41に
記憶されている広告とを比較し,視聴者に適した広告を
選択して,放送プログラム中の広告を入れ替え,信号分
離部31に出力する。また,広告選択制御部40は,放
送プログラム中の広告が広告記憶部41に記憶されてい
る広告よりも視聴者に適している場合,広告記憶部41
の広告を放送プログラム中の広告で更新する処理を行
う。
【0019】広告記憶部41は,視聴者に適する複数の
広告を記憶している。広告記憶部41には,図1に示す
広告のフレーム81と同じ形式で広告データが格納さ
れ,広告種別93,広告対象94などの広告属性84の
情報も広告の映像および音声データ95に付加されて格
納されている。
【0020】視聴者属性記憶部42は,視聴者に適した
広告を選択する際に使用する視聴者の家族構成,趣味な
どの属性情報や放送プログラム中の広告を優先して表示
するかどうかなどの制御情報を視聴者属性として記憶し
ている。
【0021】図4に,視聴者属性記憶部42の構成例を
示す。視聴者属性記憶部42は,例えば図4に示すよう
な優先再生広告制御テーブル,家族構成テーブル,家庭
特性テーブル,所有耐久消費財テーブルなどからなる。
図4(A)の優先再生広告制御テーブルは,放送プログ
ラム中の広告を優先して表示するかどうかの情報を記憶
する。図4(B)の家族構成テーブルは,視聴者の家族
構成および各人の性別,誕生日,趣味,嗜好その他の属
性情報を記憶する。図4(C)の家庭特性テーブルは,
通信販売による購入履歴の情報,海外旅行や国内旅行の
方法や頻度,有線や無線による放送の契約情報などの情
報を記憶する。図4(D)の所有耐久消費財テーブル
は,視聴者が持つ耐久消費財の商品種別,メーカー名,
購入時期などの情報を記憶する。なお,視聴者属性記憶
部42に必ずしもこれらのテーブルのすべてが存在しな
ければならないわけではなく,一部でもよい。
【0022】視聴広告記憶部43は,視聴者が実際に視
聴した広告に関してその回数を記憶する。記憶制御部4
4は,広告記憶部41,視聴者属性記憶部42および視
聴広告記憶部43に対し,読み出し,書き込みの制御を
行う。回線制御部45は,電話回線等の通信回線46と
接続され,遠隔地から記憶制御部44を介して,視聴広
告記憶部43および視聴者属性記憶部42の読み出しお
よび書き込みを行う機能を提供する。
【0023】次に,本実施形態の動作を,図2および図
3を用いて説明する。アンテナ21で受信された複数の
放送プログラムが,チューナ部22に伝送される。視聴
者30がリモコン29を操作し,放送プログラムを選択
する情報をリモコン入力部28へ入力すると,リモコン
入力部28は,その情報をリモコン制御部25に伝え
る。リモコン制御部25はリモコン入力部28からの放
送プログラム選択情報をチューナ部22へ通知する。チ
ューナ部22は,通知された放送プログラム選択情報を
もとに放送プログラムを選択して,広告選択制御部40
へ受信したデータを逐次伝送する。
【0024】広告選択制御部40は,伝送されてくるデ
ータのヘッダー部のデータ識別子5を調べ,それがメイ
ンプログラムである場合には,データを信号分離部31
へ転送する。信号分離部31では,従来のテレビ放送受
信機と同様に映像データと音声データに分離し,それぞ
れデータを映像復号部23および音声復号部24へ転送
する。映像復号部23は,映像データを復号化しディス
プレイ26に表示する。音声復号部24は,音声データ
を復号化しスピーカー27から出力する。
【0025】広告選択制御部40へ伝送されたデータの
ヘッダー部のデータ識別子5が,広告である場合には,
図3に例示したフローチャートのように処理される。
【0026】始めに処理101で,放送プログラム中の
広告の広告制御91が放送プログラム中の広告を強制再
生するように設定されているかどうかを調べる。強制再
生をするように設定されている場合には,処理102で
放送プログラム中の広告を信号分離部31へ伝送し,メ
インプログラムと同様に再生処理を行う。また同時に,
処理103で放送プログラム中の広告ID90を記憶制
御部44へ通知し,視聴広告記憶部43を更新する。
【0027】処理101で放送プログラム中の広告の広
告制御91が広告記憶部41から選択可に設定されてい
ると判定された場合には,処理104へ進む。処理10
4では,視聴者属性記憶部42で放送プログラム中の広
告を優先するように設定されているかどうかを調べる。
放送プログラム中の広告が優先の場合には,処理102
へ進み,広告選択制御部40が,放送プログラム中の広
告を信号分離部31へ伝送し,当該広告を再生する。ま
た同時に,処理103で当該広告の広告ID90で記憶
制御部44を通じて視聴広告記憶部43を更新する。
【0028】処理104の判定において,視聴者属性記
憶部42で放送プログラム中の広告を優先するように設
定されていない場合には,処理105へ進み,放送プロ
グラム中のメインプログラム属性64,広告の広告属性
84から広告種別93,広告対象94および視聴者属性
記憶部42の視聴者属性を利用して,広告記憶部41か
ら視聴者にとって最適な広告を選択する。このとき広告
時間長92を用いて,受信した放送プログラム中の広告
の広告時間長と同じ時間長になるように広告記憶部41
からの広告を選択する。時間長が同じであれば,複数の
広告を選択してもよい。
【0029】処理105において,最適な広告を選択す
る判断方法の具体例をいくつか説明する。
【0030】例1)メインプログラム属性のメインプロ
グラム種別が「カーアクション映画」でメインプログラ
ム対象が「家族」のとき,視聴者属性記憶部42にある
図4(B)の家族構成テーブルの趣味に「自動車」がな
いかを調べる。または,図4(D)の所有耐久消費財テ
ーブルの自動車の次期車検時期が近づいていないかを調
べる。もし該当すれば,自動車購入の可能性ありと判断
して,広告種別が「自動車」で広告対象が「家族」の広
告を,広告記憶部41から選択する。
【0031】例2)メインプログラム属性のメインプロ
グラム種別が「アニメーションピカチュー」でメインプ
ログラム対象が「小学生または幼児」のとき,視聴者属
性記憶部42の家族構成テーブルを参照し,家族に「小
学生」または「幼児」がいるかどうかを調べ,いる場合
には,趣味および嗜好を調べる。図4(B)の家族構成
テーブルの例では,小学生2名と幼児1名がいて,趣味
が各人異なるので,共通項の多い嗜好の「お菓子」を選
択し,広告記憶部41から広告種別が「お菓子」,広告
対象が「小学生」または「幼児」の広告を選択する。
【0032】例3)メインプログラム属性のメインプロ
グラム種別が「恋愛種別」でメインプログラム対象が
「成人」のとき,視聴者属性記憶部42の家族構成テー
ブルを参照し,妻の誕生日が迫っていれば,広告種別が
「宝石」,広告対象が「成年女性」の広告を選択する。
【0033】以上のような最適な広告の選択では,例え
ば対象や種別の一致度に応じてあらかじめ定めた評価点
をそれぞれ計算し,最大の評価点を得た広告を最適な広
告と判断するような方法を用いることもできる。このと
き,最大の評価点がある閾値以下である場合には,選択
する広告がないものとする。また,同じ広告だけが何度
も繰り返して選択されるのを防ぐために,評価点が上位
の何個かの広告を選び,その中から乱数を用いて選択す
るようにしてもよい。
【0034】また,処理105の選択では,メインプロ
グラム属性を用いないで,視聴者属性と広告属性だけで
視聴者に有効な広告を選択するようにしてもよい。しか
し,メインプログラム属性についても広告選択の判断基
準に用いたほうが,より多彩で最適な広告の選択が可能
になる。
【0035】次に処理106で,放送プログラム中の広
告と置き換える広告が見つかったかどうかの判定を行
い,処理105で当該広告と置き換える広告が選択でき
なかった場合,または選択された広告より放送プログラ
ム中の広告が視聴者に適している場合には,処理102
へ進み,放送プログラム中の広告を信号分離部31へ転
送して再生処理を行う。また,処理103で当該広告の
広告ID90を記憶制御部44を通じて視聴広告記憶部
43を更新する。放送プログラム中の広告が処理105
で選択された広告よりも視聴者に適しているかどうかの
判断は,処理105で説明した例と同様な判断で行うこ
とができる。
【0036】処理106の判定の結果,処理105で置
き換え可能な広告が見つかった場合には,処理107へ
進み,その広告を選択して信号分離部31へ転送し,再
生処理を行う。そして,処理108で再生された当該広
告の広告ID90を記憶制御部44へ通知し,視聴広告
記憶部43の更新を行う。上記の処理101〜108
を,放送プログラムのフレームを受信するごとに行う。
【0037】さらに,放送プログラム中の広告に関して
上記で説明した処理と並行して,以下に説明する処理を
行う。放送プログラム中の広告が広告記憶部41に存在
しないかどうかを調べる。存在する場合には,何も処理
しないで終了する。存在しない場合には,広告記憶部4
1に記憶されている広告の中で当該広告よりも視聴者に
適さない広告が存在するかどうかを調べる。当該広告が
視聴者に適さない場合には,何も処理しないで終了す
る。当該広告のほうが広告記憶部41中の広告よりも視
聴者に適する場合には,当該広告を記憶制御部44へ伝
送し,広告記憶部41の広告を更新する。
【0038】さらに,視聴広告記憶部43に蓄積された
視聴された広告ID90と視聴回数の読み出し要求が放
送局等の外部からあった場合には,回線制御部45が記
憶制御部44を通して視聴広告記憶部43の情報を読み
出し,通信回線46を通して要求元の放送局等へ通知す
る。
【0039】視聴者属性記憶部42に記憶させる視聴者
の属性情報は,視聴者自身に入力させ,それを記憶制御
部44が書き込むようにしてもよいし,外部から通信回
線46を介して回線制御部45が受信し,それを記憶制
御部44が視聴者属性記憶部42に書き込むようにして
もよい。
【0040】デジタルテレビ放送の例について説明した
が,本発明は,映像を伴わないデジタル音声放送につい
ても同様に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明は,放送プロ
グラム中に挿入されたメインプログラム属性,広告属性
および受信装置内に記憶された視聴者属性から,受信装
置内に記憶された複数の広告または放送プログラム中の
広告のうち視聴者に適した広告を選択して,放送プログ
ラム中の広告を入れ替えて放送することで,視聴者に最
適な広告を提供し,広告の効果を上げることができると
いう効果がある。
【0042】また,放送プログラム中の広告でテレビ放
送受信機に記憶されている広告を更新することで,より
最適な広告を選択し,また新規広告を簡易に提供できる
効果がある。
【0043】さらに,実際に視聴者に提供された広告を
通信回線等を通じて把握できることにより,より適切な
課金や広告記憶部の広告の更新を実現できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明での放送プログラムのメインプログラム
および広告の構成例を示す図である。
【図2】本発明でのテレビ放送受信機の構成例を示す図
である。
【図3】広告選択制御部の処理フローチャートである。
【図4】視聴者属性記憶部の構成例を示す図である。
【図5】従来方式の1つの放送プログラムの構成例を示
す図である。
【図6】従来のテレビ放送受信機の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
21 アンテナ 22 チューナ部 23 映像復号部 24 音声復号部 25 リモコン制御部 26 ディスプレイ 27 スピーカー 28 リモコン入力部 29 リモコン 30 視聴者 31 信号分離部 40 広告選択制御部 41 広告記憶部 42 視聴者属性記憶部 43 視聴広告記憶部 44 記憶制御部 45 回線制御部 46 通信回線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送プログラム中に広告を挿入して放送
    するデジタル放送における広告提供方法であって,デジ
    タル放送受信装置において広告記憶部に複数の広告を記
    憶する過程と,放送プログラムのメインプログラムにメ
    インプログラムの特徴を示すメインプログラム属性を挿
    入し,広告に広告の特徴を示す広告属性を挿入して放送
    する過程と,その放送を受信したデジタル放送受信装置
    では,前記メインプログラム属性に従ってメインプログ
    ラムのデータを出力する過程と,放送プログラム中の受
    信した広告と前記広告記憶部に記憶している複数の広告
    の中から視聴者に視聴させる広告を選択する過程と,前
    記あらかじめ記憶している広告を選択した場合に,当該
    放送プログラム中の広告を選択した広告で置き換えて,
    選択した広告を出力する過程とを有することを特徴とす
    るデジタル放送で広告を提供する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタル放送で広告を提
    供する方法において,前記視聴者に視聴させる広告を選
    択する過程では,あらかじめデジタル放送受信装置内に
    記憶している視聴者の属性情報と前記広告記憶部に記憶
    している広告の広告属性もしくは受信した放送プログラ
    ム中の広告の広告属性,またはそれらの属性情報とメイ
    ンプログラム属性とに基づいて,視聴者に有効な広告を
    選択することを特徴とするデジタル放送で広告を提供す
    る方法。
  3. 【請求項3】 放送プログラムのメインプログラムにメ
    インプログラムの特徴を示すメインプログラム属性が挿
    入され,広告に広告の特徴を示す広告属性が挿入された
    放送を受信するデジタル放送受信装置であって,複数の
    広告を記憶した広告記憶部と,視聴者の属性情報を記憶
    した視聴者属性記憶部と,放送プログラムを受信した広
    告を出力する際に,前記視聴者属性記憶部に記憶してい
    る視聴者の属性情報と前記広告記憶部に記憶している広
    告の広告属性もしくは当該放送プログラム中の広告の広
    告属性,またはそれらの属性情報とメインプログラム属
    性とに基づいて,放送プログラム中の受信した広告と前
    記広告記憶部に記憶している複数の広告との中から,最
    適な広告を選択し,前記広告記憶部に記憶している広告
    を選択した場合には,当該放送プログラム中の広告を選
    択した広告で置き換えて,選択した広告を出力する制御
    を行う広告選択制御部とを備えることを特徴とするデジ
    タル放送受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデジタル放送受信装置に
    おいて,前記広告制御部は,前記広告記憶部に記憶して
    いる広告の中に,受信した放送プログラム中の広告より
    視聴者に有効でない広告がある場合に,当該放送プログ
    ラム中の広告で前記広告記憶部の広告を更新することを
    特徴とするデジタル放送受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載のデジタル
    放送受信装置において,視聴者の属性情報を外部から通
    信回線を介して受信する回線制御部と,前記回線制御部
    が受信した視聴者の属性情報を,前記視聴者属性記憶部
    に記憶させる記憶制御部とを備えることを特徴とするデ
    ジタル放送受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項3,請求項4または請求項5記載
    のデジタル放送受信装置において,視聴者に視聴された
    広告の情報を記憶する視聴広告記憶部と,前記視聴広告
    記憶部に対する書き込みおよび読み出しの制御を行う記
    憶制御部と,視聴者に視聴された広告の情報に対する要
    求を外部から通信回線を介して受信し,前記記憶制御部
    によって読み出された前記視聴広告記憶部の視聴者に視
    聴された広告の情報を通信回線を介して要求元へ送信す
    る回線制御部とを備えることを特徴とするデジタル放送
    受信装置。
  7. 【請求項7】 放送プログラムのメインプログラムにメ
    インプログラムの特徴を示すメインプログラム属性が挿
    入され,広告に広告の特徴を示す広告属性が挿入された
    放送を受信するデジタル放送受信装置において視聴者に
    提示する広告を選択するためのプログラムを記録した記
    録媒体であって,放送プログラムを受信して広告を出力
    する際に,あらかじめデジタル放送受信装置内に記憶し
    ている視聴者の属性情報とあらかじめデジタル放送受信
    装置内に記憶している複数の広告の広告属性もしくは当
    該放送プログラム中の広告の広告属性,またはそれらの
    属性情報とメインプログラム属性とに基づいて,放送プ
    ログラム中の受信した広告とあらかじめデジタル放送受
    信装置内に記憶している複数の広告との中から,最適な
    広告を選択し,前記あらかじめ記憶している広告を選択
    した場合には,当該放送プログラム中の広告を選択した
    広告で置き換えて,選択した広告を出力する処理を,コ
    ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したこ
    とを特徴とする広告選択制御プログラムの記録媒体。
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