JP2002124660A - 固体撮像素子およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像素子およびその製造方法

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JP2002124660A
JP2002124660A JP2000317063A JP2000317063A JP2002124660A JP 2002124660 A JP2002124660 A JP 2002124660A JP 2000317063 A JP2000317063 A JP 2000317063A JP 2000317063 A JP2000317063 A JP 2000317063A JP 2002124660 A JP2002124660 A JP 2002124660A
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conductivity type
region
solid
state imaging
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JP2000317063A
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Ritsuo Takizawa
律夫 滝澤
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オーバーフローバリアが深い位置に形成され、
かつオーバーフローバリアのばらつきが低減された固体
撮像素子およびその製造方法を提供する。 【解決手段】第1の半導体基板2、3上に第1導電型半
導体領域4を形成する工程と、第1導電型半導体領域4
上に第2導電型の第2の半導体基板5を貼り合わせる工
程と、第2の半導体基板5に、入射光に応じた電荷を蓄
積する受光部11を形成する工程と、第2の半導体基板
5に、受光部11に蓄積された電荷を転送する電荷結合
素子12を形成する工程とを有する固体撮像素子1、お
よびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦型オーバーフロ
ードレイン方式の固体撮像素子およびその製造方法に関
し、特に、近赤外線に対しても高い感度を有する固体撮
像素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】縦型オーバーフロードレイン方式の固体
撮像素子において、受光部の余剰の電荷は基板側に排出
される。例えば特開平9−331058号公報には、固
体撮像素子の感度を向上させ、近赤外領域の波長の光に
対する感度をもたせるために、以下のような構成とした
縦型オーバーフロードレイン方式の固体撮像素子が開示
されている。
【0003】この固体撮像素子は第1導電型半導体基板
と、第1導電型半導体基板上に形成された第2導電型半
導体領域と、第2導電型半導体領域上に形成された半導
体領域を有し、半導体領域の表面に受光部が形成された
構成を有する。半導体領域は第2導電型半導体領域より
も不純物濃度が低く、近赤外線が十分吸収されうる厚さ
をもつ。また、半導体領域は第1導電型、第2導電型ま
たは真性(ノンドープ)のいずれかの半導体からなる。
好適には、半導体領域はエピタキシャル層である。ま
た、第2導電型半導体領域はイオン注入により形成され
る層であり、第2導電型半導体領域の不純物濃度は好適
には1014〜1016atoms/cm3 である。
【0004】上記の固体撮像素子の具体的な構成例を図
10に示す。図10に示すように、固体撮像素子101
は第1導電型半導体基板としてn型半導体基板102お
よびその上層のn型エピタキシャル層103を有する。
n型エピタキシャル層103の表層にp型不純物をイオ
ン注入することにより、第2導電型半導体領域として第
1のp型半導体ウェル領域104が形成されている。第
1のp型半導体ウェル領域104上に、第1のp型半導
体ウェル領域104よりも不純物濃度が低いp --型(ま
たはノンドープ)高抵抗半導体領域105が、エピタキ
シャル成長により形成されている。
【0005】高抵抗半導体領域105の表層に、n+
不純物拡散領域106およびその上層のp+ 型正電荷蓄
積領域107が形成されている。また、高抵抗半導体領
域105の表層にn+ 型不純物拡散領域106およびp
+ 型正電荷蓄積領域107から隔てられて、第2のp型
半導体ウェル領域108およびその上層のn型転送チャ
ネル領域109が形成されている。n+ 型不純物拡散領
域106およびp+ 型正電荷蓄積領域107は受光部1
11を構成する。n型転送チャネル領域109は垂直転
送レジスタ112の一部となる。
【0006】受光部111と垂直転送レジスタ112の
間に読み出しゲート部113が形成される。受光部11
1と垂直転送レジスタ112の間であって読み出しゲー
ト部113以外の部分の高抵抗半導体領域105の表層
には、p+ 型チャネルストップ領域114が形成されて
いる。転送チャネル領域109、チャネルストップ領域
114および読み出しゲート部113上にゲート絶縁膜
115を介して、転送電極116が形成されている。転
送チャネル領域109、ゲート絶縁膜115および転送
電極116により垂直転送レジスタ112が構成され
る。転送電極116上には層間絶縁膜117を介して遮
光膜118が形成されている。
【0007】上記の構成において、第2導電型半導体領
域である第1のp型半導体ウェル領域104がオーバー
フローバリア領域となる。また、第1導電型半導体基板
であるn型エピタキシャル層103およびn型半導体基
板102がオーバーフロードレインとなる。上記の構成
によれば、近赤外線が十分吸収されうる深さにオーバー
フローバリア領域が形成されていることから、近赤外線
の検出感度が向上する。また、受光部111下部の空乏
層を深い位置まで延ばすことが可能であるため、可視光
に対する検出感度も向上する。したがって、固体撮像素
子の高感度化が達成される。
【0008】また、図10に示す縦型オーバーフロード
レイン方式の固体撮像素子において、垂直転送レジスタ
112を構成する第2のp型半導体ウェル領域108の
下部に、第2のp型チャネルストップ領域を形成するこ
とにより、横方向(基板表面に平行な方向)への電荷の
拡がりが抑制される。したがって、隣接する画素間の混
色が防止される。第2のチャネルストップ領域は垂直転
送レジスタ112の深部のみでなく、画素間すべてに形
成してもよい。
【0009】同様に、受光部111を構成するn+ 型不
純物拡散領域106の下部に第2のn型不純物拡散領域
22を形成することによっても、横方向への電荷の拡が
りが抑制され、画素間の混色が防止される。第2のp型
チャネルストップ領域と第2のn型不純物拡散領域の少
なくとも一方を図10に示す固体撮像素子に加えること
により、固体撮像素子をさらに高感度化し、固体撮像素
子を微細化することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成を有する従来の固体撮像素子において、第2導電型
半導体領域はイオン注入により形成され、その上層の第
2導電型半導体よりも不純物濃度の低い第1導電型、第
2導電型または真性の半導体領域はエピタキシャル成長
により形成される。例えば図10の固体撮像素子101
の場合には、第1のp型半導体ウェル領域104がイオ
ン注入により形成され、p--型(またはn --型またはノ
ンドープ)高抵抗半導体領域105がエピタキシャル成
長により形成される。
【0011】したがって、低不純物濃度の半導体領域を
エピタキシャル成長させると、第2導電型半導体領域に
イオン注入された不純物が外方拡散するオートドープに
より、第1導電型、第2導電型または真性の半導体領域
の不純物濃度が大きく変化する。また、不純物濃度およ
びその分布が変化することに伴い、第2導電型半導体領
域に形成されるオーバーフローバリアのポテンシャルエ
ネルギーも変化する。オーバーフローバリアのばらつき
が極めて大きいため、設計通りのオーバーフローバリア
が形成されないことが多い。その結果、受光部に一定の
電荷を蓄積するために印加する基板電圧Vsub が設計規
格内に入らない不良が多発し、量産化の障害となってい
る。
【0012】上記のようなエピタキシャル層へのオート
ドープを抑制する目的で、例えば低温成長や高速成長
等、エピタキシャル成長条件の検討が行われているが、
現在実用化されているシリコンエピタキシャル技術では
オートドープの十分な抑制が困難である。
【0013】さらに、第2導電型半導体領域の不純物濃
度が1014〜1016atoms/cm3 と低く、この領
域の上層にさらに不純物濃度の低いエピタキシャル層を
形成するため、このエピタキシャル層はエピタキシャル
装置内、例えばサセプタや石英チャンバー等に蓄積した
不純物の影響を強く受ける。エピタキシャル装置内で直
前にどのようなエピタキシャル成長の作業を行ったかに
よって、チャンバー内のp型化またはn型化の状態は変
化する。これにより、ウェハに形成されるエピタキシャ
ル層の不純物濃度が大きく変動する。
【0014】エピタキシャル装置内に残存する不純物が
エピタキシャル層の不純物濃度を変化させる問題に対し
ては、バッチ式のバレル型炉から枚葉炉に変更し、エピ
タキシャル成長の作業後のクリーニング方法を改善する
等の検討がなされているが、現在実用化されているシリ
コンエピタキシャル装置ではエピタキシャル成長の履歴
の影響を解消するのが困難である。
【0015】以上のように、従来の製造方法により図1
0に示すような縦型オーバーフロードレイン方式の固体
撮像素子を製造する場合には、エピタキシャル層を形成
後、固体撮像素子を形成して抵抗値などを測定するまで
オーバーフローバリアがどのように形成されているか判
らないため、結果的に基板電圧Vsub が大きくばらつ
き、大量の不良を招いている。
【0016】また、電荷の横方向への拡散を抑制し、画
素間の混色を防止する目的で垂直転送レジスタ下部の第
2のチャネルストップ領域や、受光部下部の不純物拡散
領域を形成する場合には、さらに別の問題が発生する。
従来の製造方法によれば、これらの領域は、図10の高
抵抗半導体領域105に対応する第1導電型、第2導電
型または真性の半導体領域をエピタキシャル成長により
形成した後、不純物をイオン注入することにより形成さ
れる。したがって、イオン注入のエネルギーの制約か
ら、これらの領域を形成できる深さには限界があり、3
〜4μm程度よりも深い位置にこれらの領域を形成する
のは難しい。さらに、イオン注入された不純物をアニー
ルにより拡散させる際に、不純物濃度の低いエピタキシ
ャル層へのオートドープが促進されるという問題も生じ
る。
【0017】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、したがって本発明は、オーバーフローバリア
が深い位置に形成され、かつオーバーフローバリアのば
らつきが低減された固体撮像素子およびその製造方法を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の固体撮像素子は、第1の半導体基板と、前
記第1の半導体基板上に形成された第1導電型半導体領
域と、前記第1導電型半導体領域上に貼り合わせられた
第2導電型の第2の半導体基板と、前記第2の半導体基
板に形成され、入射光に応じた電荷を蓄積する受光部
と、前記第2の半導体基板に形成され、前記受光部に蓄
積された電荷を転送する電荷結合素子とを有することを
特徴とする。
【0019】本発明の固体撮像素子は、好適には、前記
第2の半導体基板は前記第1導電型半導体領域より高抵
抗であることを特徴とする。本発明の固体撮像素子は、
好適には、前記第2の半導体基板は前記受光部に入射す
る近赤外線が十分吸収されうる厚さを有することを特徴
とする。本発明の固体撮像素子は、好適には、前記第1
の半導体基板は第2導電型であることを特徴とする。本
発明の固体撮像素子は、好適には、前記第1の半導体基
板と前記第1導電型半導体領域との間に形成された第2
導電型の半導体層をさらに有することを特徴とする。本
発明の固体撮像素子は、好適には、前記受光部はフォト
ダイオードを含むことを特徴とする。
【0020】これにより、第1導電型半導体領域から第
2の半導体基板への不純物のオートドープが抑制され、
第1導電型半導体領域に形成されるオーバーフローバリ
アのレベルや位置のばらつきを低減することが可能とな
る。したがって近赤外領域の波長の光に対しても感度を
有する固体撮像素子の歩留りを向上させることができ
る。
【0021】上記の目的を達成するため、本発明の固体
撮像素子は、第1の半導体基板と、前記第1の半導体基
板の表面より深い位置に形成された第1導電型半導体領
域と、前記第1導電型半導体領域上の前記第1の半導体
基板に形成された第1の第2導電型半導体領域と、前記
第1の半導体基板上に貼り合わせられた第2導電型の第
2の半導体基板と、前記第2の半導体基板に形成され、
入射光に応じた電荷を蓄積する受光部と、前記第2の半
導体基板に形成され、前記受光部に蓄積された電荷を転
送する電荷結合素子とを有し、前記第1導電型半導体領
域と前記受光部との間に形成された、前記第2の半導体
基板および前記第2導電型半導体領域より低抵抗の第2
の第2導電型半導体領域と、前記第1導電型半導体領域
と前記電荷結合素子との間に形成された、第1導電型の
チャネルストップ領域との少なくとも一方をさらに有す
ることを特徴とする。
【0022】本発明の固体撮像素子は、好適には、前記
第2の半導体基板は前記第1導電型半導体領域より高抵
抗であることを特徴とする。本発明の固体撮像素子は、
好適には、前記第2の半導体基板は前記受光部に入射す
る近赤外線が十分吸収されうる厚さを有することを特徴
とする。本発明の固体撮像素子は、好適には、前記第1
の半導体基板は第2導電型であることを特徴とする。本
発明の固体撮像素子は、好適には、前記第1の半導体基
板と前記第1導電型半導体領域との間に形成された第2
導電型の半導体層をさらに有することを特徴とする。
【0023】本発明の固体撮像素子は、好適には、前記
第2の第2導電型半導体領域と前記チャネルストップ領
域との少なくとも一方は、前記貼り合わせ面の主に前記
第2の半導体基板側に形成されていることを特徴とす
る。本発明の固体撮像素子は、好適には、前記第2の第
2導電型半導体領域と前記チャネルストップ領域との少
なくとも一方は、前記貼り合わせ面の主に前記第1の半
導体基板側に形成されていることを特徴とする。
【0024】本発明の固体撮像素子は、好適には、前記
第2の第2導電型半導体領域と前記チャネルストップ領
域との少なくとも一方は、前記貼り合わせ面の前記第1
の半導体基板側および前記第2の半導体基板側の両側に
形成されていることを特徴とする。本発明の固体撮像素
子は、好適には、前記受光部はフォトダイオードを含む
ことを特徴とする。
【0025】これにより、第1導電型半導体領域から第
2の半導体基板への不純物のオートドープが抑制され、
第1導電型半導体領域に形成されるオーバーフローバリ
アのレベルや位置のばらつきを低減することが可能とな
る。したがって近赤外領域の波長の光に対しても感度を
有する固体撮像素子の歩留りを向上させることができ
る。
【0026】また、本発明の固体撮像素子によれば、第
2の第2導電型半導体領域と第1導電型のチャネルスト
ップ領域との少なくとも一方が形成されているため、電
荷の横方向(基板表面に平行な方向)への拡散が低減さ
れる。したがって、単色固体撮像素子の場合には画素間
の信号のオーバーラップが防止され、カラー固体撮像素
子の場合には画素間の混色が防止される。
【0027】上記の目的を達成するため、本発明の固体
撮像素子の製造方法は、第1の半導体基板上に第1導電
型半導体領域を形成する工程と、前記第1導電型半導体
領域上に第2導電型の第2の半導体基板を貼り合わせる
工程と、前記第2の半導体基板に、入射光に応じた電荷
を蓄積する受光部を形成する工程と、前記第2の半導体
基板に、前記受光部に蓄積された電荷を転送する電荷結
合素子を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0028】本発明の固体撮像素子の製造方法は、好適
には、前記第2の半導体基板を貼り合わせた後、前記受
光部および前記電荷結合素子を形成する前に、研削によ
り前記第2の半導体基板を薄膜化する工程をさらに有す
ることを特徴とする。本発明の固体撮像素子の製造方法
は、好適には、前記第2の半導体基板を貼り合わせた
後、前記受光部および前記電荷結合素子を形成する前
に、化学的機械研磨(CMP)により前記第2の半導体
基板を薄膜化する工程をさらに有することを特徴とす
る。本発明の固体撮像素子の製造方法は、好適には、前
記第2の半導体基板を貼り合わせた後、前記受光部およ
び前記電荷結合素子を形成する前に、エッチングにより
前記第2の半導体基板を薄膜化する工程をさらに有する
ことを特徴とする。
【0029】本発明の固体撮像素子の製造方法は、好適
には、前記第1導電型半導体領域を形成する前に、前記
第1の半導体基板上に第2導電型の半導体層を形成する
工程をさらに有し、前記第2導電型の半導体層の表層に
前記第1導電型半導体領域を形成することを特徴とす
る。
【0030】これにより、第1導電型半導体領域から第
2の半導体基板への不純物のオートドープを抑制し、第
1導電型半導体領域に形成されるオーバーフローバリア
のレベルや位置のばらつきを低減することが可能とな
る。したがって近赤外領域の波長の光に対しても感度を
有する固体撮像素子を高い歩留りで製造することが可能
となる。
【0031】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の固体撮像素子の製造方法は、第1の半導体基板の表
面より深い位置に第1導電型半導体領域を形成し、前記
第1導電型半導体領域上の前記第1の半導体基板に第1
の第2導電型半導体領域を形成する工程と、前記第1の
第2導電型半導体領域上に第2の半導体基板を貼り合わ
せる工程と、前記第2の半導体基板に、入射光に応じた
電荷を蓄積する受光部を形成する工程と、前記第2の半
導体基板に、前記受光部に蓄積された電荷を転送する電
荷結合素子を形成する工程とを有することを特徴とす
る。
【0032】本発明の固体撮像素子の製造方法は、好適
には、前記第1の第2導電型半導体領域上に前記第2の
半導体基板を貼り合わせる前に、貼り合わせ面の少なく
とも一方に、前記第2の半導体基板および前記第2導電
型半導体領域より低抵抗の第2の第2導電型半導体領域
を形成する工程をさらに有し、前記第2の第2導電型半
導体領域上の前記第2の半導体基板に、前記受光部を形
成することを特徴とする。
【0033】本発明の固体撮像素子の製造方法は、好適
には、前記第1の第2導電型半導体領域上に前記第2の
半導体基板を貼り合わせる前に、貼り合わせ面の少なく
とも一方に、第1導電型のチャネルストップ領域を形成
する工程をさらに有し、前記チャネルストップ領域上の
前記第2の半導体基板に、前記電荷結合素子を形成する
ことを特徴とする。
【0034】本発明の固体撮像素子の製造方法は、好適
には、前記第1の第2導電型半導体領域上に前記第2の
半導体基板を貼り合わせる前に、貼り合わせ面の少なく
とも一方に、前記第2の半導体基板および前記第2導電
型半導体領域より低抵抗の第2の第2導電型半導体領域
と、第1導電型のチャネルストップ領域とを形成する工
程をさらに有し、前記第2の第2導電型半導体領域上の
前記第2の半導体基板に、前記受光部を形成し、前記チ
ャネルストップ領域上の前記第2の半導体基板に、前記
電荷結合素子を形成することを特徴とする。
【0035】本発明の固体撮像素子の製造方法は、好適
には、前記第2の半導体基板を貼り合わせた後、前記受
光部および前記電荷結合素子を形成する前に、研削によ
り前記第2の半導体基板を薄膜化する工程をさらに有す
ることを特徴とする。本発明の固体撮像素子の製造方法
は、好適には、前記第2の半導体基板を貼り合わせた
後、前記受光部および前記電荷結合素子を形成する前
に、化学的機械研磨(CMP)により前記第2の半導体
基板を薄膜化する工程をさらに有することを特徴とす
る。
【0036】本発明の固体撮像素子の製造方法は、好適
には、前記第2の半導体基板を貼り合わせた後、前記受
光部および前記電荷結合素子を形成する前に、エッチン
グにより前記第2の半導体基板を薄膜化する工程をさら
に有することを特徴とする。本発明の固体撮像素子の製
造方法は、好適には、前記第1導電型半導体領域を形成
する前に、前記第1の半導体基板上に第2導電型の半導
体層を形成する工程をさらに有し、前記第2導電型の半
導体層の表層に前記第1導電型半導体領域を形成するこ
とを特徴とする。
【0037】これにより、第1導電型半導体領域から第
2の半導体基板への不純物のオートドープを抑制し、第
1導電型半導体領域に形成されるオーバーフローバリア
のレベルや位置のばらつきを低減することが可能とな
る。また、本発明の固体撮像素子の製造方法によれば、
電荷の横方向への拡散を低減するためのチャネルストッ
プ領域や第2の第2導電型半導体領域を、所望の深さに
形成することが可能である。したがって近赤外領域の波
長の光に対しても感度を有する固体撮像素子を高い歩留
りで製造することが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の固体撮像素子お
よびその製造方法の実施の形態について、図面を参照し
て説明する。 (実施形態1)図1は本実施形態の縦型オーバーフロー
ドレイン方式のCCD(chargecoupled
device)固体撮像素子の断面図である。図1に示
すように、固体撮像素子1は第1導電型半導体基板とし
てn型半導体基板2およびその上層のn型エピタキシャ
ル層3を有する。n型エピタキシャル層3の表層にp型
不純物をイオン注入することにより、第2導電型半導体
領域として第1のp型半導体ウェル領域4が形成されて
いる。
【0039】第1のp型半導体ウェル領域4上にシリコ
ン直接接合により、第1のp型半導体ウェル領域4より
も不純物濃度が低いn--型高抵抗半導体領域5が形成さ
れている。本実施形態においてはn--型高抵抗半導体領
域5を形成するが、n--型のかわりにp--型あるいはノ
ンドープの高抵抗半導体領域を形成することもできる。
【0040】高抵抗半導体領域5の表層に、n- 型不純
物拡散領域6およびその上層のp+型正電荷蓄積領域7
が形成されている。また、高抵抗半導体領域5の表層に
-型不純物拡散領域6およびp+ 型正電荷蓄積領域7
から隔てられて、第2のp型ウェル領域8およびその上
層のn型転送チャネル領域9が形成されている。n-
不純物拡散領域6およびp+ 型正電荷蓄積領域7は受光
部11を構成する。n型転送チャネル領域9は垂直転送
レジスタ12の一部となる。
【0041】受光部11と垂直転送レジスタ12の間に
読み出しゲート部13が形成される。受光部11と垂直
転送レジスタ12の間であって読み出しゲート部13以
外の部分の高抵抗半導体領域5の表層には、p+ 型チャ
ネルストップ領域14が形成されている。転送チャネル
領域9、チャネルストップ領域14および読み出しゲー
ト部13上にゲート絶縁膜15を介して、転送電極16
が形成されている。転送チャネル領域9、ゲート絶縁膜
15および転送電極16により垂直転送レジスタ12が
構成される。転送電極16上には層間絶縁膜17を介し
て遮光膜18が形成されている。
【0042】本実施形態の固体撮像素子によれば、第1
のp型半導体ウェル領域4とn--型高抵抗半導体領域5
との間にシリコン接合面20が形成される。シリコン直
接接合技術に関しては、新保(応用物理,56,337
(1987))、有本他(日経マイクロデバイス,3月
号,p.92(1988))により詳しく記載されてい
る。シリコン直接接合によれば、エピタキシャル層を形
成するよりも低温で高抵抗半導体領域5を形成すること
ができる。したがって、第2導電型半導体領域である第
1のp型半導体ウェル領域4からのオートドープが抑制
され、所望のオーバーフローバリアを安定に形成するこ
とができる。これにより、安定した基板電圧Vsub が得
られ、固体撮像素子の不良が大幅に低減される。
【0043】上記の構成によれば、第2導電型半導体領
域である第1のp型半導体ウェル領域4がオーバーフロ
ーバリア領域となり、第1導電型半導体基板であるn型
エピタキシャル層3およびn型半導体基板2がオーバー
フロードレインとなる。したがって、図10に示す従来
構造と同様に、近赤外線が十分吸収されうる深さにオー
バーフローバリア領域が形成されており、近赤外線に対
する高い検出感度が得られる。また、受光部11下部の
空乏層を深い位置まで延ばすことが可能であるため、可
視光に対する検出感度も向上する。したがって、固体撮
像素子の高感度化が達成される。
【0044】(実施形態2)図2は本実施形態の縦型オ
ーバーフロードレイン方式のCCD固体撮像素子の断面
図である。本実施形態の固体撮像素子21は、実施形態
1の固体撮像素子に第2のチャネルストップ領域22お
よび第2のn型不純物拡散領域23を加えた構成を有す
る。これにより、実施形態1の固体撮像素子に比較し
て、さらに高感度化および微細化が可能となっている。
【0045】図2に示すように、p型の第2のチャネル
ストップ領域22は垂直転送レジスタ12の第2のp型
半導体ウェル領域8の直下に形成されている。第2のチ
ャネルストップ領域22が形成されていることにより、
画素間の信号のオーバーラップ、特にカラー固体撮像素
子の場合には画素間の混色が防止される。第2のチャネ
ルストップ領域22は垂直転送レジスタ12の深部のみ
でなく、画素間すべてに形成することもできる。第2の
n型不純物拡散領域23は受光部11のn- 型不純物拡
散領域6直下に形成されている。
【0046】図2に示す固体撮像素子21は、第1導電
型半導体基板としてn型半導体基板2およびその上層の
n型エピタキシャル層3を有する。n型エピタキシャル
層3の内部にp型不純物をイオン注入することにより、
第2導電型半導体領域として第1のp型半導体ウェル領
域4が形成されている。
【0047】n型エピタキシャル層3上にシリコン直接
接合により、第1のp型半導体ウェル領域4よりも不純
物濃度が低いn--型高抵抗半導体領域5が形成されてい
る。n--型高抵抗半導体領域5のシリコン接合面20に
は、シリコンの接合前に予めイオン注入により第2のチ
ャネルストップ領域22および第2のn型不純物拡散領
域23が形成される。本実施形態においてはn--型高抵
抗半導体領域5を形成するが、n--型のかわりにp--
あるいはノンドープの高抵抗半導体領域を形成すること
もできる。
【0048】高抵抗半導体領域5の表層に、n- 型不純
物拡散領域6およびその上層のp+型正電荷蓄積領域7
が形成されている。また、高抵抗半導体領域5の表層に
-型不純物拡散領域6およびp+ 型正電荷蓄積領域7
から隔てられて、第2のp型半導体ウェル領域8および
その上層のn型転送チャネル領域9が形成されている。
- 型不純物拡散領域6およびp+ 型正電荷蓄積領域7
は受光部11を構成する。n型転送チャネル領域9は垂
直転送レジスタ12の一部となる。
【0049】受光部11と垂直転送レジスタ12の間に
読み出しゲート部13が形成される。受光部11と垂直
転送レジスタ12の間であって読み出しゲート部13以
外の部分の高抵抗半導体領域5の表層には、p+ 型チャ
ネルストップ領域14が形成されている。転送チャネル
領域9、チャネルストップ領域14および読み出しゲー
ト部13上にゲート絶縁膜15を介して、転送電極16
が形成されている。転送チャネル領域9、ゲート絶縁膜
15および転送電極16により垂直転送レジスタ12が
構成される。転送電極16上には層間絶縁膜17を介し
て遮光膜18が形成されている。
【0050】本実施形態の固体撮像素子によれば、n型
エピタキシャル層3とn--型高抵抗半導体領域5との間
に、実施形態1と同様にシリコン接合面20が形成され
る。シリコン直接接合によれば、エピタキシャル層を形
成するよりも低温で高抵抗半導体領域5を形成できる。
したがって、第1のp型半導体ウェル領域4からのオー
トドープが抑制され、所望のオーバーフローバリアを安
定に形成することができる。これにより、安定した基板
電圧Vsub が得られ、固体撮像素子の不良が大幅に低減
される。
【0051】上記の構成によれば、第1のp型半導体ウ
ェル領域4がオーバーフローバリア領域となり、第1の
p型半導体ウェル領域4下部のn型エピタキシャル層3
およびn型半導体基板2がオーバーフロードレインとな
る。したがって、図1に示す実施形態1と同様に、近赤
外線が十分吸収されうる深さにオーバーフローバリア領
域が形成されており、近赤外線に対する高い検出感度が
得られる。また、受光部11下部の空乏層を深い位置ま
で延ばすことが可能であるため、可視光に対する検出感
度も向上する。したがって、固体撮像素子の高感度化が
達成される。
【0052】(実施形態3)次に、上記の実施形態1の
固体撮像素子の製造方法の一例について説明する。ま
ず、図3(a)に示すように、第1導電型半導体基板と
してn型シリコンからなる半導体基板2をCZ(Czo
chralski)法により作製する。n型半導体基板
2は例えば抵抗率8〜12Ω・cmの8インチウェハと
する。次に、図3(b)に示すように、n型半導体基板
2上に低不純物濃度のn- 型エピタキシャル層3を例え
ば1110℃で形成する。不純物のオートドープを低減
するため、n- 型エピタキシャル層3の形成には例えば
枚葉炉を用いる。n-型エピタキシャル層3は例えば抵
抗率40〜50Ω・cm、厚さ8μmとする。
【0053】次に、図3(c)に示すように、n- 型エ
ピタキシャル層3の表層に例えばホウ素をイオン注入す
ることにより、第2導電型半導体領域として第1のp型
半導体ウェル領域4を形成する。このイオン注入は例え
ばイオンエネルギー70keV、ドーズ量1×1011
toms/cm2 の条件で行う。第1のp型半導体ウェ
ル領域4は画素間を含む撮像領域全体に形成する。
【0054】次に、図4(d)に示すように、高抵抗の
n型半導体ウェハ5aの表面が第1のp型半導体ウェル
領域4に接するようにして、シリコン直接接合を行う。
n型半導体ウェハ5aとしては例えばn型シリコンから
なる抵抗率100Ω・cm以上、厚さ数100μm程度
の8インチCZ基板を用いる。あるいは、8インチシリ
コンCZ基板上にn型シリコンからなる抵抗率100Ω
・cm以上の高抵抗層をエピタキシャル成長させ、この
高抵抗層の表面を第1のp型半導体ウェル領域4と直接
接合させる。
【0055】シリコン直接接合を行うには、まず、両方
のウェハにRCA洗浄(NH4 OH/H22 水溶液で
洗浄後、HCl/H22 水溶液で洗浄)を行う。洗浄
により表面が親水性となっている状態で、両方のウェハ
のミラー面同士を接触させる。その後、例えば1000
℃、1時間のアニールを施すことにより両方のウェハが
接着する。このとき、静電圧着法を用いれば、さらに低
温でウェハを接合することができる。
【0056】ウェハの接合後、図4(e)に示すよう
に、高抵抗のn型半導体ウェハ5aを薄膜化し、例えば
厚さ10μmの高抵抗半導体領域5を形成する。この薄
膜化の方法としては主に(1)研削法と研磨法の組み合
わせ、(2)研削法と選択的エッチングの組み合わせ、
のいずれかが用いられる。
【0057】(1)の方法によれば、n型半導体ウェハ
5aの接合面と反対側の面を、まず、固定ダイヤモンド
研粒を用いた平面研削法により機械的に10〜12μm
まで薄くする。その後、研削によりウェハに導入された
加工ダメージと厚さ1〜2μmの歪層とを、コロイダル
シリカのアルカリ溶液等を用いた化学的機械研磨法(C
MP;chemical mechanical po
lishing)により除去する。これにより、厚さ1
0μmの高抵抗半導体領域5が加工される。
【0058】一方、(2)の方法は、表面にエピタキシ
ャル層が形成されたウェハを高抵抗n型半導体ウェハ5
aとして用いる場合に適用される。すなわち、n型シリ
コンからなり基板よりも100倍以上抵抗が高い高抵抗
層を、高抵抗半導体領域5の所望の厚さ、例えば10μ
mで基板上にエピタキシャル成長させ、この高抵抗層の
表面を他方のウェハと接合させた場合に適用される。
【0059】(2)の方法によれば、まず、高抵抗n型
半導体ウェハ5aの第1のp型半導体ウェル領域4との
接合面と反対側の面を、固定ダイヤモンド研粒を用いた
平面研削法により機械的に15μm程度まで薄くする。
その後、フリーキャリア濃度に依存する比抵抗によっ
て、シリコンのエッチング速度が大幅に変化するような
溶液、例えばフッ酸と硝酸の混合液等を用いてエッチン
グを行う。本実施形態においては、低抵抗のシリコン基
板部分でエッチング速度が大きくなるようなエッチング
条件を選択する。これにより、n型半導体ウェハ5aの
シリコン基板側からエッチングを行うと、シリコン基板
と高抵抗エピタキシャル層との界面でエッチング速度が
急激に遅くなる。したがって、高抵抗エピタキシャル層
のみ均一に残り、結果として厚さ10μmの高抵抗半導
体領域5が得られる。
【0060】上記の(1)または(2)のいずれかの方
法により、高抵抗n型半導体ウェハ5aを薄膜化し、図
4(e)に示すように、第1のp型半導体ウェル領域4
上にn--型高抵抗半導体領域5を形成する。本実施形態
の製造方法によれば、エピタキシャル成長により高抵抗
半導体領域(図10の105に対応する。)を形成する
従来の場合に比較して、より低温で高抵抗半導体領域5
を形成できる。したがって、高抵抗半導体領域5へのオ
ートドープが抑制され、第1のp型半導体ウェル領域4
に安定してオーバーフローバリアを形成することが可能
となる。
【0061】以下、図5(f)以降の工程については1
画素に対応する領域のみを図示する。n--型高抵抗半導
体領域5の形成後、図5(f)に示すように、n--型高
抵抗半導体領域5の表面に選択的なイオン注入を行い、
第2のp型半導体ウェル領域8およびn型転送チャネル
領域9を形成する。さらに、p型チャネルストップ領域
14を形成後、ゲート絶縁膜15をウェハ全面に形成す
る。
【0062】次に、図5(g)に示すように、転送チャ
ネル領域9、チャネルストップ領域14および読み出し
ゲート部13上にゲート絶縁膜15を介して、例えば多
結晶シリコンからなる転送電極16を形成する。これに
より、転送チャネル領域9、ゲート絶縁膜15および転
送電極16から構成されるCCD構造の垂直転送レジス
タ12が形成される。
【0063】次に、図6(h)に示すように、転送電極
16の開口部にn- 型不純物拡散領域6およびその上層
のp+ 型正電荷蓄積領域7を形成する。n- 型不純物拡
散領域6およびp+ 型正電荷蓄積領域7は受光部11を
構成する。受光部11は画素となり、撮像領域には複数
の受光部11がライン状またはマトリクス状に配列され
る。受光部11と垂直転送レジスタ12との間に読み出
しゲート部13が形成される。
【0064】次に、図1に示すように、転送電極16上
を被覆する層間絶縁膜17を形成する。その後、受光部
11を除く全面に遮光膜18を形成する。但し、受光部
11の端部には遮光膜18を形成する。以上のようにし
て、実施形態1の固体撮像素子が形成される。
【0065】(実施形態4)次に、上記の実施形態2の
固体撮像素子の製造方法の一例について説明する。ま
ず、図7(a)に示すように、第1導電型半導体基板と
してn型シリコンからなる半導体基板2をCZ法により
作製する。n型半導体基板2は例えば抵抗率8〜12Ω
・cmの8インチウェハとする。次に、図7(b)に示
すように、n型半導体基板2上に低不純物濃度のn-
エピタキシャル層3を例えば1110℃で形成する。不
純物のオートドープを低減するため、n- 型エピタキシ
ャル層3の形成には例えば枚葉炉を用いる。n-型エピ
タキシャル層3は例えば抵抗率40〜50Ω・cm、厚
さ8μmとする。
【0066】次に、図7(c)に示すように、n- 型エ
ピタキシャル層3の内部に例えばホウ素をイオン注入す
ることにより、第2導電型半導体領域として第1のp型
半導体ウェル領域4を形成する。このイオン注入は例え
ばイオンエネルギー70keV、ドーズ量1×1011
toms/cm2 の条件で行う。第1のp型半導体ウェ
ル領域4は画素間を含む撮像領域全体に形成する。
【0067】次に、図7(d)に示すように、高抵抗n
型半導体ウェハ5aあるいはシリコン基板上にエピタキ
シャル層を形成したエピタキシャルウェハのミラー面に
イオン注入を行い、第2のチャネルストップ領域22お
よび第2のn型不純物拡散領域23を選択的に形成す
る。n型半導体ウェハ5aとしては例えばn型シリコン
からなる抵抗率100Ω・cm以上の8インチCZ基板
を用いることができる。エピタキシャルウェハとして
は、例えば8インチシリコンCZ基板上にn型シリコン
からなる抵抗率100Ω・cm以上の高抵抗層をエピタ
キシャル成長させたウェハを用いることができる。
【0068】次に、図8(e)に示すように、高抵抗n
型半導体ウェハ5aあるいはエピタキシャルウェハの表
面が第1のp型半導体ウェル領域4上のn- 型エピタキ
シャル層3に接するようにして、シリコン直接接合を行
う。シリコン直接接合および接合後の高抵抗n型半導体
ウェハ5aの薄膜化は、実施形態3と同様に行うことが
できる。これにより、図8(f)に示すように、n -
エピタキシャル層3上にn--型高抵抗半導体領域5が形
成される。
【0069】第2のチャネルストップ領域22および第
2のn型不純物拡散領域23を形成する場合、従来の製
造方法によれば、エピタキシャル成長により高抵抗n型
半導体領域5を形成した後、イオン注入が行われてい
た。したがって、イオン注入のエネルギーの制約から、
これらの領域を例えば5μm以上の深い位置に形成する
ことは困難であった。それに対し、本実施形態の製造方
法によれば、接合面に予めイオン注入を行って第2のチ
ャネルストップ領域22および第2のn型不純物拡散領
域23を形成するため、2つの領域22、23を任意の
深さに形成することが可能である。
【0070】図9(e)に示すように、これらの2つの
領域22、23はシリコンウェハの接合前に、n- 型エ
ピタキシャル層3側へのイオン注入を行って形成するこ
ともできる。2つの領域22、23が形成されたn型半
導体ウェハ5aあるいはエピタキシャルウェハの表面
と、n- 型エピタキシャル層3の表面とを接合させる。
その後、図9(f)に示すように、n型半導体ウェハ5
aを薄膜化してn--型高抵抗半導体領域5を形成する。
【0071】あるいは、図示しないが、高抵抗n型半導
体領域5の接合面とn- 型エピタキシャル層3の接合面
との両方に、予めイオン注入を行って2つの領域22、
23を形成してから、シリコンウェハの接合を行っても
よい。また、第2のチャネルストップ領域22と第2の
n型不純物拡散領域23は、いずれか一方のみ形成する
ことも可能である。
【0072】n型半導体ウェハ5aの接合および薄膜化
を行った後、図2に示すように、実施形態3と同様に、
--型高抵抗半導体領域5の表面に選択的なイオン注入
を行って、第2のp型半導体ウェル領域8、n型転送チ
ャネル領域9およびp型チャネルストップ領域14を形
成する。その後、ゲート絶縁膜15をウェハ全面に形成
する。さらに、転送チャネル領域9、チャネルストップ
領域14および読み出しゲート部13上にゲート絶縁膜
15を介して、例えば多結晶シリコンからなる転送電極
16を形成する。これにより、転送チャネル領域9、ゲ
ート絶縁膜15および転送電極16から構成されるCC
D構造の垂直転送レジスタ12が形成される。
【0073】さらに、転送電極16の開口部に、n-
不純物拡散領域6およびその上層のp+ 型正電荷蓄積領
域7を形成する。n- 型不純物拡散領域6およびp+
正電荷蓄積領域7は受光部11を構成する。受光部11
は画素となり、複数の受光部11がライン状またはマト
リクス状に配列される。受光部11と垂直転送レジスタ
12との間に読み出しゲート部13が形成される。その
後、転送電極16上を被覆する層間絶縁膜17を形成す
る。さらに、受光部11を除く全面に遮光膜18を形成
する。但し、受光部11の端部には遮光膜18を形成す
る。以上のようにして、実施形態2の固体撮像素子が形
成される。
【0074】上記の本実施形態の製造方法によれば、エ
ピタキシャル成長により高抵抗半導体領域を形成する従
来の場合に比較して、低温で高抵抗半導体領域5を形成
することができる。したがって、高抵抗半導体領域への
オートドープが抑制され、第1のp型ウェル領域4に安
定してオーバーフローバリアを形成することが可能とな
る。
【0075】また、上記の本実施形態の製造方法によれ
ば、画素間の信号のオーバーラップや画素間の混色を防
止するための第2のチャネルストップ領域22および第
2のn型不純物拡散領域23を、高抵抗半導体領域5の
任意の深さに形成することが可能となる。
【0076】本発明の固体撮像素子およびその製造方法
の実施形態は、上記の説明に限定されない。例えば、上
記の実施形態においては、第1導電型半導体基板として
半導体基板2上にn- 型エピタキシャル層3が形成され
る。n- 型エピタキシャル層3はシャッタ電圧を調整す
る目的で設けられるものであり、エピタキシャル層3を
形成せずにn型半導体基板2の表層に直接イオン注入を
行って、第2導電型半導体領域である第1のp型半導体
ウェル領域4を形成することもできる。但し、この場合
には半導体基板2のドーパント濃度ムラ(striat
ion)に起因する画像ムラを低減するため、MCZ
(magnetic field Czochrals
ki)基板を用いることが望ましい。
【0077】本発明の固体撮像素子は、受光部に入射光
を集光するオンチップレンズを有する構造であってもよ
い。あるいは、オンチップレンズと受光部との間にさら
に層内レンズが設けられた構造であってもよい。また、
上記の実施形態によれば、イオン注入により各不純物拡
散領域を形成するが、例えば気相拡散等、イオン注入以
外の方法により、これらの不純物拡散領域を形成するこ
ともできる。
【0078】さらに、本発明の固体撮像素子の製造方法
と同様の方法を、他の半導体装置の製造に適用し、基板
の貼り合わせ面にpn接合を形成したり、貼り合わせ面
に不純物拡散層を形成したりすることもできる。その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可
能である。
【0079】
【発明の効果】本発明の固体撮像素子によれば、近赤外
線に対しても感度を有する固体撮像素子のオーバーフロ
ーバリアのばらつきを低減することができる。本発明の
固体撮像素子の製造方法によれば、オーバーフローバリ
アのばらつきを低減し、固体撮像素子の歩留りを向上さ
せることができる。また、本発明の固体撮像素子の製造
方法によれば、画素間の混色等を防止するための不純物
拡散層を任意の深さに形成することが可能であり、固体
撮像素子の高感度化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態1に係る固体撮像素子
の断面図である。
【図2】図2は本発明の実施形態2に係る固体撮像素子
の断面図である。
【図3】図3(a)〜(c)は本発明の実施形態1に係
る固体撮像素子の製造方法の製造工程を示す断面図であ
る。
【図4】図4(d)および(e)は本発明の実施形態1
に係る固体撮像素子の製造方法の製造工程を示す断面図
である。
【図5】図5(f)および(g)は本発明の実施形態1
に係る固体撮像素子の製造方法の製造工程を示す断面図
である。
【図6】図6(h)は本発明の実施形態1に係る固体撮
像素子の製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図7】図7(a)〜(d)は本発明の実施形態2に係
る固体撮像素子の製造方法の製造工程を示す断面図であ
る。
【図8】図8(e)および(f)は本発明の実施形態2
に係る固体撮像素子の製造方法の製造工程を示す断面図
である。
【図9】図9(e)および(f)は本発明の実施形態2
に係る固体撮像素子の製造方法の製造工程を示す断面図
であり、図7(c)に続く工程を表す。
【図10】図10は従来の固体撮像素子の断面図であ
る。
【符号の説明】
1、21、101…固体撮像素子、2、102…n型半
導体基板、3、103…n- 型エピタキシャル層、4、
104…第1のp型半導体ウェル領域、5、105…高
抵抗半導体領域、5a…n型半導体ウェハ、6…n-
不純物拡散領域、7、107…p+ 型正電荷蓄積領域、
8、108…第2のp型半導体ウェル領域、9、109
…n型転送チャネル領域、11、111…受光部、1
2、112…垂直転送レジスタ、13、113…読み出
しゲート部、14、114…p+ 型チャネルストップ領
域、15、115…ゲート絶縁膜、16、116…転送
電極、17、117…層間絶縁膜、18、118…遮光
膜、20…シリコン接合面、22…第2のチャネルスト
ップ領域、23…第2のn型不純物拡散領域、106…
+ 型不純物拡散領域。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の半導体基板と、 前記第1の半導体基板上に形成された第1導電型半導体
    領域と、 前記第1導電型半導体領域上に貼り合わせられた第2導
    電型の第2の半導体基板と、 前記第2の半導体基板に形成され、入射光に応じた電荷
    を蓄積する受光部と、 前記第2の半導体基板に形成され、前記受光部に蓄積さ
    れた電荷を転送する電荷結合素子とを有する固体撮像素
    子。
  2. 【請求項2】前記第2の半導体基板は前記第1導電型半
    導体領域より高抵抗である請求項1記載の固体撮像素
    子。
  3. 【請求項3】前記第2の半導体基板は前記受光部に入射
    する近赤外線が十分吸収されうる厚さを有する請求項1
    記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】前記第1の半導体基板は第2導電型である
    請求項1記載の固体撮像素子。
  5. 【請求項5】前記第1の半導体基板と前記第1導電型半
    導体領域との間に形成された第2導電型の半導体層をさ
    らに有する請求項4記載の固体撮像素子。
  6. 【請求項6】前記受光部はフォトダイオードを含む請求
    項1記載の固体撮像素子。
  7. 【請求項7】第1の半導体基板と、 前記第1の半導体基板の表面より深い位置に形成された
    第1導電型半導体領域と、 前記第1導電型半導体領域上の前記第1の半導体基板に
    形成された第1の第2導電型半導体領域と、 前記第1の半導体基板上に貼り合わせられた第2導電型
    の第2の半導体基板と、 前記第2の半導体基板に形成され、入射光に応じた電荷
    を蓄積する受光部と、 前記第2の半導体基板に形成され、前記受光部に蓄積さ
    れた電荷を転送する電荷結合素子とを有し、 前記第1導電型半導体領域と前記受光部との間に形成さ
    れた、前記第2の半導体基板および前記第2導電型半導
    体領域より低抵抗の第2の第2導電型半導体領域と、 前記第1導電型半導体領域と前記電荷結合素子との間に
    形成された、第1導電型のチャネルストップ領域との少
    なくとも一方をさらに有する固体撮像素子。
  8. 【請求項8】前記第2の半導体基板は前記第1導電型半
    導体領域より高抵抗である請求項7記載の固体撮像素
    子。
  9. 【請求項9】前記第2の半導体基板は前記受光部に入射
    する近赤外線が十分吸収されうる厚さを有する請求項7
    記載の固体撮像素子。
  10. 【請求項10】前記第1の半導体基板は第2導電型であ
    る請求項7記載の固体撮像素子。
  11. 【請求項11】前記第1の半導体基板と前記第1導電型
    半導体領域との間に形成された第2導電型の半導体層を
    さらに有する請求項7記載の固体撮像素子。
  12. 【請求項12】前記第2の第2導電型半導体領域と前記
    チャネルストップ領域との少なくとも一方は、前記貼り
    合わせ面の主に前記第2の半導体基板側に形成されてい
    る請求項7記載の固体撮像素子。
  13. 【請求項13】前記第2の第2導電型半導体領域と前記
    チャネルストップ領域との少なくとも一方は、前記貼り
    合わせ面の主に前記第1の半導体基板側に形成されてい
    る請求項7記載の固体撮像素子。
  14. 【請求項14】前記第2の第2導電型半導体領域と前記
    チャネルストップ領域との少なくとも一方は、前記貼り
    合わせ面の前記第1の半導体基板側および前記第2の半
    導体基板側の両側に形成されている請求項7記載の固体
    撮像素子。
  15. 【請求項15】前記受光部はフォトダイオードを含む請
    求項7記載の固体撮像素子。
  16. 【請求項16】第1の半導体基板上に第1導電型半導体
    領域を形成する工程と、 前記第1導電型半導体領域上に第2導電型の第2の半導
    体基板を貼り合わせる工程と、 前記第2の半導体基板に、入射光に応じた電荷を蓄積す
    る受光部を形成する工程と、 前記第2の半導体基板に、前記受光部に蓄積された電荷
    を転送する電荷結合素子を形成する工程とを有する固体
    撮像素子の製造方法。
  17. 【請求項17】前記第2の半導体基板を貼り合わせた
    後、前記受光部および前記電荷結合素子を形成する前
    に、研削により前記第2の半導体基板を薄膜化する工程
    をさらに有する請求項16記載の固体撮像素子の製造方
    法。
  18. 【請求項18】前記第2の半導体基板を貼り合わせた
    後、前記受光部および前記電荷結合素子を形成する前
    に、化学的機械研磨(CMP;chemical me
    chanical polishing)により前記第
    2の半導体基板を薄膜化する工程をさらに有する請求項
    16記載の固体撮像素子の製造方法。
  19. 【請求項19】前記第2の半導体基板を貼り合わせた
    後、前記受光部および前記電荷結合素子を形成する前
    に、エッチングにより前記第2の半導体基板を薄膜化す
    る工程をさらに有する請求項16記載の固体撮像素子の
    製造方法。
  20. 【請求項20】前記第1導電型半導体領域を形成する前
    に、前記第1の半導体基板上に第2導電型の半導体層を
    形成する工程をさらに有し、 前記第2導電型の半導体層の表層に前記第1導電型半導
    体領域を形成する請求項16記載の固体撮像素子の製造
    方法。
  21. 【請求項21】第1の半導体基板の表面より深い位置に
    第1導電型半導体領域を形成し、前記第1導電型半導体
    領域上の前記第1の半導体基板に第1の第2導電型半導
    体領域を形成する工程と、 前記第1の第2導電型半導体領域上に第2の半導体基板
    を貼り合わせる工程と、 前記第2の半導体基板に、入射光に応じた電荷を蓄積す
    る受光部を形成する工程と、 前記第2の半導体基板に、前記受光部に蓄積された電荷
    を転送する電荷結合素子を形成する工程とを有する固体
    撮像素子の製造方法。
  22. 【請求項22】前記第1の第2導電型半導体領域上に前
    記第2の半導体基板を貼り合わせる前に、貼り合わせ面
    の少なくとも一方に、前記第2の半導体基板および前記
    第2導電型半導体領域より低抵抗の第2の第2導電型半
    導体領域を形成する工程をさらに有し、 前記第2の第2導電型半導体領域上の前記第2の半導体
    基板に、前記受光部を形成する請求項21記載の固体撮
    像素子の製造方法。
  23. 【請求項23】前記第1の第2導電型半導体領域上に前
    記第2の半導体基板を貼り合わせる前に、貼り合わせ面
    の少なくとも一方に、第1導電型のチャネルストップ領
    域を形成する工程をさらに有し、 前記チャネルストップ領域上の前記第2の半導体基板
    に、前記電荷結合素子を形成する請求項21記載の固体
    撮像素子の製造方法。
  24. 【請求項24】前記第1の第2導電型半導体領域上に前
    記第2の半導体基板を貼り合わせる前に、貼り合わせ面
    の少なくとも一方に、第1導電型のチャネルストップ領
    域を形成する工程をさらに有し、 前記チャネルストップ領域上の前記第2の半導体基板
    に、前記電荷結合素子を形成する請求項22記載の固体
    撮像素子の製造方法。
  25. 【請求項25】前記第2の半導体基板を貼り合わせた
    後、前記受光部および前記電荷結合素子を形成する前
    に、研削により前記第2の半導体基板を薄膜化する工程
    をさらに有する請求項21記載の固体撮像素子の製造方
    法。
  26. 【請求項26】前記第2の半導体基板を貼り合わせた
    後、前記受光部および前記電荷結合素子を形成する前
    に、化学的機械研磨(CMP)により前記第2の半導体
    基板を薄膜化する工程をさらに有する請求項21記載の
    固体撮像素子の製造方法。
  27. 【請求項27】前記第2の半導体基板を貼り合わせた
    後、前記受光部および前記電荷結合素子を形成する前
    に、エッチングにより前記第2の半導体基板を薄膜化す
    る工程をさらに有する請求項21記載の固体撮像素子の
    製造方法。
  28. 【請求項28】前記第1導電型半導体領域を形成する前
    に、前記第1の半導体基板上に第2導電型の半導体層を
    形成する工程をさらに有し、 前記第2導電型の半導体層の表層に前記第1導電型半導
    体領域を形成する請求項21記載の固体撮像素子の製造
    方法。
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