JP2002124512A - 大流量気化システム - Google Patents

大流量気化システム

Info

Publication number
JP2002124512A
JP2002124512A JP2000313306A JP2000313306A JP2002124512A JP 2002124512 A JP2002124512 A JP 2002124512A JP 2000313306 A JP2000313306 A JP 2000313306A JP 2000313306 A JP2000313306 A JP 2000313306A JP 2002124512 A JP2002124512 A JP 2002124512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
pipe
liquid
liquid material
flow rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000313306A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4369608B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Ehata
嘉浩 江畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stec KK
Original Assignee
Stec KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stec KK filed Critical Stec KK
Priority to JP2000313306A priority Critical patent/JP4369608B2/ja
Publication of JP2002124512A publication Critical patent/JP2002124512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4369608B2 publication Critical patent/JP4369608B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pipeline Systems (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 減圧環境であっても安定して液体材料を気化
することができ、また、その気化能力の飛躍的な上昇を
図ることができる大流量気化システムを提供する。 【解決手段】 液体材料LMとキャリアガスCGとを流
量制御しながら混合して気液混合体Mを形成し、この気
液混合体Mをノズル部35から放出して減圧気化する制
御バルブ3の後段に、気化対象を流す配管51と、この
配管51に対して熱の授受を行う熱源52とを備えた気
化器4を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体製造
において用いるテトラエトキシシランなどの液体材料を
気化する大流量気化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の気化システムとして、例えば、図
11(A)に示すように、気化対象を流す配管(図示せ
ず)およびこの配管に対して熱の授受を行う熱源(図示
せず)を備えた気化器64と、この気化器64に導入す
る液体材料の流量を制御する液体用流量制御装置65
と、前記気化器64に導入するキャリアガスの流量を制
御する気体用流量制御装置66と、前記気化器64の下
流に設けられる反応炉67と、前記気化器の下流側を減
圧環境とするための吸引ポンプ68とを備えたものがあ
る。
【0003】しかし、上記のような構成からなる従来の
気化システムでは、前記吸引ポンプ68によって、前記
気化器64の下流側だけでなく、気化器64に液体材料
を導入するための導入管69内も減圧環境となっていた
ことから、導入管69内を流れる液体材料に減圧沸騰現
象が起きて、液体材料が気泡とともに気化器64に導入
されることとなり、気化器64の気化量が脈動してしま
うという問題があった。
【0004】また、他の従来の気化システムとして、例
えば、図11(B)に示すように、液体材料とキャリア
ガスとを流量制御しながら混合して気液混合体を形成
し、この気液混合体をノズル部(図示せず)から放出し
て減圧気化する制御バルブ70と、この制御バルブ70
に導入する液体材料の流量を制御する液体用流量制御装
置65と、前記制御バルブ70に導入するキャリアガス
の流量を制御する気体用流量制御装置66と、前記制御
バルブ70の下流に設けられる反応炉67と、前記制御
バルブ70の下流側を減圧環境とするための吸引ポンプ
68とを備えたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構成からなる従来の気化システムでは、吸引ポンプ68
によって減圧環境となるのは前記制御バルブ70の下流
側のみとなり、前記液体用流量制御装置65と前記制御
バルブ70とをつなぐ導入管69内の液体材料に減圧沸
騰現象が起こることはなかったが、前記制御バルブ70
の最大気化量が小さい(例えば水3g/min)という
問題があった。
【0006】この発明は上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的は、減圧環境であっても安定して液体
材料を気化することができ、また、その気化能力の飛躍
的な上昇を図ることができる大流量気化システムを提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の大流量気化システムは、液体材料とキャリ
アガスとを流量制御しながら混合して気液混合体を形成
し、この気液混合体をノズル部から放出して減圧気化す
る制御バルブの後段に、気化対象を流す配管と、この配
管に対して熱の授受を行う熱源とを備えた気化器を配置
した(請求項1)。
【0008】また、前記制御バルブへと導入される液体
材料の流量を計測するための液体用流量計を有する液体
材料供給ラインと、前記制御バルブへと導入されるキャ
リアガスを所定流量とするための気体用流量制御装置を
有するキャリアガス供給ラインとが、互いに独立して前
記制御バルブに接続されているとしてもよい(請求項
2)。
【0009】上記の構成により、減圧環境であっても安
定して液体材料を気化することができ、また、その気化
能力の飛躍的な上昇を図ることができる大流量気化シス
テムを提供することが可能となる。
【0010】さらに、前記気化器が、前記配管と前記熱
源とをアルミニウムにて鋳込んでなるとした場合には
(請求項3)、鋳込みによって配管とヒータとの間に熱
伝導の妨げとなる空間を極めて容易になくすことがで
き、また、液体の気化によって気化熱が吸収されて配管
の温度が低下しても、配管とヒータとの間の熱伝導が極
めて良く、配管をヒータによって十分に加熱でき、確実
な気化を行うことができる。さらに、鋳込みによって連
結される配管とヒータの接続は相互の位置関係に全く関
係なく行えるので、各部材はどのようにでも配置でき、
極めて簡単にその熱伝導を最大限に改善することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を、図を
参照しながら説明する。図1は、本発明の第一実施例に
係る大流量気化システムDの構成を概略的に示す説明図
である。本発明の大流量気化システムDは、液体材料供
給ライン1およびキャリアガス供給ライン2が互いに独
立して接続される制御バルブ3と、この制御バルブ3の
後段に配置される気化器4とを備えており、前記液体材
料供給ライン1は、前記制御バルブ3へと導入される液
体材料LMの流量を計測するための液体用流量計5を有
し、前記キャリアガス供給ライン2は、前記制御バルブ
3へと導入されるキャリアガスCGを所定流量とするた
めの気体用流量制御装置6を有している。
【0012】前記液体材料LMは、例えば、テトラエト
キシシラン(TEOS),エタノール,ペンタエトキシ
タンタル(PETa)やトリメチルホスフェイト(TM
PO),水などである。なお、液体材料LMは、常温常
圧で液体状態であるものに限られるものではなく、常温
常圧で気体であっても適宜加圧することにより常温で液
体となるようなものであってもよい。
【0013】前記液体材料供給ライン1は、上流側から
順に、レギュレータ7を有する圧送ガス供給管8と、原
料タンク9と、開閉弁10と、前記液体用流量計5と、
開閉弁11とを有している。
【0014】前記圧送ガス供給管8は、前記原料タンク
9の上部空間に接続されており、図中のINより供給さ
れるN2 ,He,Arなどの圧送ガスが圧送ガス供給管
8を経て前記原料タンク9内へ導入されると、液体材料
LMが原料タンク9内から下流側へ押し出されるように
構成されている。
【0015】前記液体用流量計5は、前記原料タンク9
内から押し出されて流れてくる液体材料LMの流量を計
測するものであり、この液体用流量計5としては、例え
ば公知の液体マスフローメータを用いることができる。
そして、この液体用流量計5の検出結果は、システム全
体を制御したり、検出信号などに基づいて演算を行う装
置制御部12に送出される。
【0016】前記キャリアガス供給ライン2は、上流側
から順に、キャリアガス供給源13と、開閉弁14と、
レギュレータ15と、開閉弁16と、前記気体用流量制
御装置6と、開閉弁17とを有している。
【0017】前記キャリアガス供給源13は、N2 ,H
e,ArなどのガスのいずれかをキャリアガスCGとし
て供給するものである。
【0018】前記気体用流量制御装置6は、制御バルブ
3に対して供給されるキャリアガスCGが一定量になる
ように制御するもので、前記装置制御部12からの制御
信号に基づいて開度が調節される。この気体用流量制御
装置6としては、例えば公知の気体マスフローコントロ
ーラを用いることができる。
【0019】前記制御バルブ3(詳細は後述)は、例え
ば、その左側面部に前記液体材料供給ライン1が接続さ
れ、その右側面部に前記キャリアガス供給ライン2が接
続されており、また、その下側面部に、導出ライン18
が接続されている。
【0020】前記導出ライン18は、上流側から順に、
前記気化器4(詳細は後述)と、気体用流量計19と、
開閉弁20と、ユースポイントとしての反応炉21と、
吸引ポンプ22とを有している。
【0021】前記気体用流量計19は、気化器4からの
ガスの流量を計測するもので、その計測結果は前記装置
制御部12に送られる。この気体用流量計19として
は、例えば公知のガスマスフローメータを用いることが
できる。
【0022】前記反応炉21は、例えばCVD装置など
の反応炉を意味する。
【0023】なお、前記制御バルブ3から反応炉21ま
での流路には、温度調節手段23により制御されるヒー
タ24によって、適宜の温度に維持・保温(例えば12
0℃)されており、これによって、制御バルブ3および
気化器4において一度気化した液体材料LMが温度の低
下によって再び液化しないように構成されている。
【0024】図2は、前記制御バルブ3の構成を概略的
に示す縦断面図、図3は、前記制御バルブ3の要部の構
成を概略的に示す斜視図、図4(A)および(B)は、
制御バルブ3の開状態および閉状態の構成を概略的に示
す縦断面図、図5は、前記制御バルブ3の気液混合部3
4の動作を概略的に示す説明図である。前記制御バルブ
3は、液体材料LMとキャリアガスCGとを流量制御し
ながら混合して気液混合体Mを形成し、この気液混合体
Mをノズル部35から放出して減圧気化するものであ
る。
【0025】すなわち、前記制御バルブ3は、本体ブロ
ック25と、この本体ブロック25に着脱自在な接続ブ
ロック26,27と、前記本体ブロック25の上面に固
定される弁ブロック28と、この弁ブロック28内のダ
イヤフラム29を操作するアクチュエータ30とを備え
ている。
【0026】前記本体ブロック25は、例えば、直方体
形状をしており、ステンレス鋼などのように耐熱性およ
び耐腐食性に富む素材よりなる。そして、前記本体ブロ
ック25の内部には、液体材料導入路31,キャリアガ
ス導入路32,導出路33が形成されている。
【0027】前記液体材料導入路31は、液体材料LM
を後述する気液混合部34に導入するもので、その一端
が本体ブロック25の左側面に開口し、他端が本体ブロ
ック25の上面に開口するよう、逆L字形状を呈してい
る。
【0028】前記キャリアガス導入路32は、キャリア
ガスCGを気液混合部34に導入するもので、その一端
が本体ブロック25の右側面に開口し、他端が本体ブロ
ック25の上面に開口するよう、L字形状を呈してい
る。
【0029】前記導出路33は、気液混合部34におい
て形成された気液混合体Mを外部へ導出するためのもの
で、その一端が本体ブロック25の下面に開口し、他端
が本体ブロック25の上部の適宜位置に設けられたノズ
ル部35を介して気液混合部34に連なっており、全体
としてほぼ鉛直方向にのびる直線形状を呈している。ま
た、導出路33は、適宜の接続部材などを介して外部の
導出ライン18に接続されている。
【0030】また、本体ブロック25は、本体ブロック
25全体を加熱するヒータ(例えばカートリッジヒー
タ)36を、前記導出路33の近傍に着脱自在に内蔵し
ているとともに、本体ブロック25の温度を検出する温
度センサとしての熱電対37を適宜の位置(例えばノズ
ル部35付近)に内蔵している。なお、前記ヒータ36
は、プレートヒータなどでもよく、ヒータ36による加
熱温度は、液体材料LMの種類などに応じて適宜設定で
きる。また、このヒータ36は、本体ブロック25の気
液混合部34や導出炉33の近傍を加熱できるようにし
てあればよく、特に、ノズル部35から液体材料LMを
放出することにより減圧させガスを好適に生成できる程
度にしてあればよい。
【0031】前記接続ブロック26は、本体ブロック2
5の左側面にシール部材38を介して着脱自在に設けら
れている。また、接続ブロック26は、前記液体材料導
入路31に連通する流路26aを有しており、前記液体
材料導入路31が、接続ブロック26を介して外部の液
体材料供給ライン1に接続されるように構成されてい
る。
【0032】前記接続ブロック27は、本体ブロック2
5の右側面にシール部材37を介して着脱自在に設けら
れている。また、接続ブロック27は、前記キャリアガ
ス導入路32に連通する流路27aを有しており、前記
キャリアガス導入路32が、接続ブロック27を介して
外部のキャリアガス供給ライン2に接続されるように構
成されている。
【0033】前記弁ブロック28は、前記本体ブロック
25の上面25aにOリング39を介して載置され、例
えばステンレス鋼などのように熱伝導性および耐腐食性
の良好な素材からなる。また、この弁ブロック28と前
記上円25aとの間に、液体流量制御機能を有するバル
ブ本体40が形成される。すなわち、弁ブロック28の
内部空間41に、ダイヤフラム29がばね42によって
常時上方に付勢されるようにして設けられている。
【0034】前記本体ブロック25の上面25aには、
環状の隔壁として形成された内側のバルブシート43a
および外側のバルブシート43bからなるバルブシート
43と、前記二つのバルブシート43a,43bによっ
て囲まれ、かつ液体材料導入路31の下流側の開口31
aを含むように形成されて液流路として機能する平面視
環状の凹部44と、前記内側のバルブシート43aによ
って囲まれた平面視円形状の気液混合部34と、前記外
側のバルブシート43bの外側に形成され、前記Oリン
グ39が装填されるOリング溝45とが設けられてい
る。
【0035】前記バルブシート43は、前記ダイヤフラ
ム29とともにバルブ本体40を形成している。
【0036】前記気液混合部34には、その直径上にキ
ャリアガス導入路32の下流側の開口32aと、導出路
33への孔46とが開設されているとともに、これらの
開口32aおよび孔46を含む浅く細長い溝47が形成
されており、開口32aから流入するキャリアガスCG
と、内側のバルブシート43aとダイヤフラム29との
間の隙間から流入する液体材料LMとが混合されるよう
に構成されている。
【0037】前記孔46と前記導出路33との間にノズ
ル部35が形成されており、このノズル部35は、その
直径および長さがかなり小さく、例えば直径は1.0m
m以下、長さは1.0mm以下である。また、前記ノズ
ル部35は、前記気液混合部34とできるだけ近接して
設けられる。そして、前記気液混合部34において液体
材料LMとキャリアガスCGとが混合することで形成さ
れた気液混合体Mが前記孔46からこのノズル部35を
経て導出路33に放出されるのであり、これにより、気
液混合体Mに含まれる液体材料LMが減圧されることに
よりいくらかガス化される。
【0038】前記ダイヤフラム29は、耐熱性および耐
腐食性が良好で、かつ適当な弾性を有する素材よりな
り、軸部29aと、この軸部29aの下方に形成され、
前記内側のバルブシート43aの上面と当接または離間
する弁部29bと、この弁部29bの周囲に設けられた
薄肉部29cと、この薄肉部29cの周囲に設けられた
厚肉部29dとを備えている。
【0039】前記ダイヤフラム29は、常時はばね42
によって上方に付勢されることにより、弁部29bが内
側のバルブシート43aからは離間しているが、軸部2
9aに下方向への押圧力が作用すると、弁部29aがバ
ルブシート43aと当接する方向に変移するように構成
されている。
【0040】前記アクチュエータ30は、ダイヤフラム
29を下方へ押圧してこれを歪ませるためのもので、こ
の実施例においては、弁ブロック28の上部に立設され
たハウジング48内に複数の圧電素子を積層してなるピ
エゾスタック49を設け、このピエゾスタック49の下
方の押圧部50をダイヤフラム29の軸部29aに当接
させたピエゾアクチュエータに構成されている。なお、
前記アクチュエータ30を、電磁式のものやサーマル式
のものとしてもよい。
【0041】上記の構成からなる制御バルブ3では、気
液混合部34において、液体材料LMを流量制御しなが
らキャリアガスCGと混合し、このときの気液混合体M
を、気液混合部34に近接するノズル部35から放出し
て液体材料LMを減圧し気化するようにしているので、
良好に混合された状態の気液混合体Mをノズル部35か
ら放出することができ、気液混合体M中の液体材料LM
を効率よくしかも安定した状態で気化し、一定濃度の気
体を含むガスを安定して供給できる。
【0042】図6および図7は、前記気化器4の構成を
概略的に示す斜視図および側面図である。前記気化器4
は、前記制御バルブ3から送られてきた気化対象となる
気液混合体Mを流す耐腐食性(例えばステンレス製)の
配管51と、この配管51に対して熱の授受を行う熱源
52と、前記配管51の温度を測定する温度センサ53
とをアルミニウムで鋳込んで形成され、前記アルミニウ
ムは、例えば外形が直方体形状を呈するアルミブロック
54となる。
【0043】前記配管51は、直径1/4インチのステ
ンレス製であり、本実施例ではその全長が3100mm
であり、中心径70mmのスパイラルを描くように、1
3周半巻いて形成されている。また、本実施例では、気
化対象とする気液混合体Mが、配管51の一端51aか
ら流入し、気化された混合気体KGが他端51bから流
出するように構成されている。
【0044】前記熱源52は、例えば1kWの容量をも
つ1本のヒータを前記アルミブロック54内で2往復す
るように折り畳んでなり、前記配管51のスパイラルの
中に位置させている。言い換えれば、前記配管51が、
熱源52を取り囲むように配置されている。
【0045】前記温度センサ53は、前記配管51の近
傍または配管51に接触するように配置されており、特
に例えば配管51の下流側における配管51の温度を測
定する。そして、図外の制御回路は温度センサ53によ
って測定された温度が所定の温度以下になるように、熱
源52に供給する電力を調節する。すなわち、配管51
内を通る気液混合体Mに加わる熱量が、気液混合体M内
の液体材料LMに不要な化学変化を起こさせることがな
く、かつ気液混合体Mを気化させることができる範囲と
なるように、配管51の温度が調節される。
【0046】上記の構成からなる気化器4は、前記配管
51,熱源52および温度センサ53を上述のように配
置した状態で、これらを封入できる大きさの容器(図示
せず)にセットし、前記配管51内に不活性ガス(例え
ばアルゴンガス)を流しながら、700℃程度に加熱し
て溶解したアルミニウムを前記容器に流し込んでアルミ
ブロック54とすることで形成される。
【0047】前記アルミブロック54の外形寸法は、本
実施例では、高さおよび奥行きがそれぞれ90mmであ
り、長さが222mmである。なお、本実施例では、ア
ルゴンガスなどの不活性ガスを配管51内に流すことに
より、配管1の内部が熱によって酸化することを防止し
ている。
【0048】上記の構成からなる気化器4は、この気化
器4を構成する配管51,熱源52および温度センサ5
3がアルミニウムによって鋳込まれるので、本実施例の
ようにスパイラル状に巻き取った配管2であっても、複
雑な形状のブロックを組み合わせることなく極めて容易
に完全に隙間無くアルミニウムで覆うことができる。ま
た、熱源52や温度センサ53の配置も自由に決められ
るので、最も効率的な配管51,熱源52および温度セ
ンサ53の配置を自在に設定できる。そして、熱源52
や温度センサ53の位置をどのように設定してもアルミ
ニウムによって隙間無く鋳込むことができるので、その
熱伝達の効率を最大限に良くすることができる。
【0049】アルミニウムは、単体の金属としては比較
的低い温度(660.4℃)で溶解するので、この温度
に耐えられる配管51,熱源52および温度センサ53
を用いればよい。また、アルミニウムは銀,銅,金に続
いて高い熱伝導性を有するものであるから、アルミニウ
ムで鋳込むことにより、熱源52からの熱をより効率的
に配管51に伝達させることができる。なお、本実施例
では、アルミニウムを鋳込むことにより、軽量かつ安価
な構成で、容易に熱伝導率を上げることができるが、鋳
込みに用いる金属として銀や銅を用いたほうがより高い
熱伝導性を得ることができることはいうまでもない。
【0050】上記の構成からなる気化器4では、熱源5
2の熱が、図7の矢印Aで示すように、アルミニウムを
伝達して確実に配管51に到達し、配管51の温度が上
昇する。すなわち、熱源52が配管51によって形成さ
れたスパイラルの中に配置されているので、熱源52か
ら発生した熱がまず周囲の配管51を加熱することにな
り、これによって熱効率を上げることができる。このと
き、熱源52と配管51との間にはアルミニウムだけが
介在しており、接続部分や空洞などの熱伝達の妨げにな
るものが何もなく、きわめて効率的に配管51を加熱で
きる。
【0051】また、配管51内で気液混合体Mが気化す
ると気化熱が取り去られて配管51の温度が低下する
が、温度センサ53は配管51に接するように配置され
ているので、この温度センサ53によって配管51の温
度低下を確実に検知することができる。とりわけ、アル
ミニウムの鋳込みによって配管51に接するように配置
された温度センサ53は配管51の温度を遅れ時間なく
正確に測定でき、図示しない制御回路によって熱源52
に供給する電力の調節が行われる。
【0052】なお、温度センサ53の位置は配管51に
接するものであることがより望ましいが、その近傍に位
置するものであってもよい。つまり、温度センサ53が
配管51に接していても近傍に配置されていても、アル
ミニウムの鋳込み作業には何ら問題となることがなく、
その機能にも大差が生じることがない。
【0053】前記配管51の一端51aから供給された
気液混合体Mは、配管51内を流動する間に熱源52か
らの熱を受けとって気化し、気化熱を奪って下流側の他
端51bから排出される。そして、一端気化されたあと
は気化熱を必要としないので、配管51の温度を下げる
こともない。すなわち、配管51の上流側においては気
化熱によって配管51の温度が低下するが、配管51の
下流側においては気化熱を必要としていない。従って、
下流側における配管51の温度が液体材料LMを気化さ
せる程度以上の温度であるとき、配管51内を流れる液
体材料LMは完全に気化されてキャリアガスCGとの混
合し、混合気体KGとして気化器4から排出されること
になる。
【0054】本実施例の場合、配管51がスパイラル状
に配置されて、その長さが十分に確保されているので、
配管51の内部を流動する液体材料LMが気化するため
に十分な熱量を受けることができる。従って、配管51
内に熱伝導率を向上するための充填材を詰め込んだりす
る必要がなく、充填材を使用したときに生じる圧力損失
をなくすことができる。また、従来のような充填材を充
填する代わりに配管51の長さを長くして液体材料LM
に対する熱伝導を向上しているので、液体材料LMの気
化熱が奪われても、この熱低下の正確な状況を温度セン
サ53によって検出でき、気化不良の発生を防止でき
る。そして、充填材の充填を省略することにより、その
構造を可及的に簡素にすることができる。
【0055】また、熱源52を配管51のスパイラルの
ほぼ中心に位置するように配置しているので、熱源52
と配管51との間のアルミニウムが熱の均等を図るもの
となり、配管51に局部的な高温部を形成することがな
い。つまり、上述した圧力損失を無くす効果に加えて配
管51を均等に加熱できる効果があるので、気化器4と
して理想的な熱の供給を行うことができる。
【0056】次に、上記の構成からなる大流量気化シス
テムDの動作について説明する。まず、圧送ガスを前記
原料タンク9に供給すると、原料タンク9内の液体材料
LMが加圧され、液体材料LMは液体材料供給ライン1
を制御バルブ3方向に流れる。この液体材料LMの流量
は、液体流量計5で計測され、この計測結果は、装置制
御部12に入力される。そして、前記液体材料LMは、
制御バルブ3内に導入される。続いて、液体流量設定信
号に応じた流量となるように、装置制御部12から制御
信号が制御バルブ3に送られる。これにより、制御バル
ブ3内に導入された液体材料LMは、図3に示すよう
に、液体材料導入路31を経て液流路となる凹部44に
至り、さらに、図3および図5に示すように、凹部44
から内側のバルブシート43aとダイヤフラム29の弁
部29bとの隙間を経て、適宜の温度になっている気液
混合部34に至る。
【0057】一方、キャリアガス供給源13からのキャ
リアガスCGは、気体用流量制御装置6において流量制
御されて制御バルブ3方向へ送られ、この制御バルブ3
内の気液混合部34に送られる。制御バルブ3内に導入
されたキャリアガスCGは、図3に示すように、キャリ
アガス導入路32を経て気液混合部34に入る。
【0058】前記気液混合部34に入った液体材料LM
とキャリアガスCGは互いに混合される。特に、気液混
合部34に細長い溝47が形成されており、液体材料L
Mがこの溝47に流れ込みながらキャリアガスCGと混
合されるので、両者LM,CGが十分に混ざり合った気
液混合体Mとなる。
【0059】そして、前記気液混合体Mは、気液混合部
34の孔46を経てノズル部35から導出路33に向け
て放出される。このとき、気液混合体Mのなかの液体材
料LMが瞬間的に減圧されて一部がガスとなる。このガ
スは、気液混合体M中のガス化してない液体材料LMお
よびキャリアガスCGと混合した状態で導出路33の下
流側に流れていく。このとき、導出路33から下流側
は、ヒータ36やヒータ24などによって加熱されてい
るので、一度ガス化した一部の液体材料LMが途中で液
化するということがない。
【0060】なお、前記キャリアガスCGは、前記ノズ
ル部42の手前(上流側)において、圧力が高い状態と
なり、前記ヒータ36によって効率良く加熱・昇温され
ることになる。また、このように、キャリアガスCG自
体の加熱効率が上昇するだけでなく、前記液体材料LM
は、ノズル部35において強制的にキャリアガスCGと
混合されることから、前記キャリアガスCGから液体材
料LMへの熱伝達が効率良く行われることになる。これ
らのことから、前記ヒータ36から液体材料LMへの熱
の伝達効率が上昇するため、液体材料LMの気化効率が
あがるとともに、気化した液体材料LMの流量を大きく
し、液体材料LMを気化させるために必要な温度の低温
化、ひいてはエネルギーコストの削減を図ることが可能
となる。
【0061】また、前記気液混合体Mが気液混合部34
から導出路33の下流側に向かう過程において、前記ノ
ズル部35から放出され、気化した液体材料LMのガス
濃度は、前記キャリアガスCGの存在によって低下する
こととなり、これに伴って、気化した液体材料LMが導
出路33内において液化することを防止するために必要
な温度も下がることから、ひいては、導出路33を加熱
するためのエネルギーコストを削減することが可能とな
る。また、前記液体材料LMの一部は、ノズル部35か
ら導出路33へ放出されて気化するときに、断熱膨張す
ることによって熱を失うため、通常は気化効率が低下す
るが、本実施例においては、液体材料LMが失った熱
を、液体材料LMと混合するキャリアガスCGによって
補うことができ、これにより、液体材料LMの気化効率
の向上が達成できる。
【0062】すなわち、前記制御バルブ3によれば、液
体を気化させるために必要な加熱温度を下げることがで
き、ひいては高温で分解する液体材料LMを気化させる
場合などであってもその分解を抑えることが可能とな
る。
【0063】そして、前記制御バルブ3において液体材
料LMの一部が気化した状態となった気液混合体Mは、
前記気化器4に送られる。この気化器4においては、前
段の制御バルブ3において気化されずに液状のまま送ら
れてきた液体材料LMも全て気化し、気化した液体材料
LMはキャリアガスCGと混合されて混合ガスKGとな
って気化器4から排出されることになる。
【0064】上記のように気化器4から排出された混合
ガスKGは、導出ライン18のさらに下流側に進み、ユ
ースポイントである反応炉21に供給される。このと
き、混合ガスKGの流量は、導出ライン18に介装され
た気体用流量計19によって計測され、その結果は装置
制御部12に送られる。
【0065】上記の構成からなる大流量気化システムD
では、液体材料LMの気化を、制御バルブ3と、気化器
4との二段階において行っており、制御バルブ3におい
て気化しきれなかった液体材料LMを気化器4にて確実
に気化する構成となっている。このように、前記気化器
4によって気化できる液体材料LMの流量が飛躍的に上
昇することから、特に大流量を必要とするラインに導入
すればその能力を存分に発揮できる。
【0066】例えば、水を最大3g/minで気化でき
る制御バルブ3と、水を最大22g/minで気化でき
る気化器4とを本実施例の大流量気化システムDに用い
た場合には、水を最大25g/minで気化することが
可能となる。そして、水を25g/minで気化させる
場合には、前記制御バルブ3および気化器4における水
の流量を25g/minとすればよい。
【0067】また、液体材料供給ライン1およびキャリ
アガス供給ライン2を制御バルブ3に接続し、この制御
バルブ3の下流側に気化器4を設けてあることから、た
とえ気化器4の下流側に設けた吸引ポンプ22などによ
って制御バルブ3の下流側が減圧環境になったとして
も、制御バルブ3の上流側までが減圧環境とはならない
ため、前記液体材料供給ライン1内を流れる液体材料L
Mに減圧沸騰現象が生じることがなく、制御バルブ3に
おける液体材料LMの気化量が脈動するということもな
い。もちろん、前記大流量気化システムDを、前記制御
バルブ3の下流側が減圧環境でない構成のものとしても
よい。すなわち、前記大流量気化システムDでは、前記
制御バルブ3の下流側が減圧環境であっても常圧環境で
あっても、常時安定した液体材料の気化が行えるのであ
る。
【0068】さらに、上記の構成からなる大流量気化シ
ステムDでは、液体材料LMの反応炉21までの搬送
を、高速で流すことが可能なキャリアガスCGにのせる
(混合する)ことで行っていることから、液体材料LM
を反応炉21まで高速で送ることができ、高速応答が要
求される場合にも対応することができる。
【0069】また、前記制御バルブ3および気化器4
は、ともに従来のものに比して小型化されたものである
ことから、大流量気化システムD全体の大きさも小型と
することができる。
【0070】なお、前記大流量気化システムDにおける
制御バルブ3において、液体材料LMの流量制御を、導
出ライン18に設けられた気体用流量計19の出力に基
づいて行うようにしてもよく、このようにした場合、よ
り精度よく液体材料LMの流量を制御することができ
る。
【0071】また、前記大流量気化システムDにおける
気化器4を、図8,9に示すような構成のものとしても
よい。すなわち、図8および図9は、前記気化器4の変
形例である気化器55の構成を概略的に示す斜視図およ
び側面図である。前記気化器55は、配管51と熱源5
2とをアルミニウムによって鋳込んだ後に、適所にセン
サ取付け穴53aを掘削し、この穴53aに対してセン
サ53を挿入している。また、センサ53は取付け穴5
3aに対して熱伝導パテを介在させて取り付けることに
より、熱伝達ができるだけ良くなるように構成されてい
る。
【0072】すなわち、図6,7に示した気化器4で
は、気化対象の気液混合体Mを流す耐腐食性の配管51
と、この配管51を加熱する熱源52と、配管51の温
度を測定する温度センサ53とをアルミニウムにて鋳込
むことにより、熱伝達を最大限に良くすることが可能で
あるが、図8,9に示す気化器55のように、アルミニ
ウムによる鋳込みを行った後に温度センサ53を取り付
けることにより、鋳込みのときの熱によってセンサ53
が破損することを防止できる。
【0073】また、アルミニウムは比較的柔らかい金属
であるので、ステンレス製の配管51を傷つけることな
く穴53aを掘削することができ、穴53aの位置を配
管51近くに配置することが容易となる。すなわち、温
度センサ53を配管51に近づけて配置することによ
り、配管51の温度変化をできるだけ直接的に検出する
ことができる。
【0074】また、前記大流量気化システムDにおける
気化器4を、図10に示すような構成のものとしてもよ
い。すなわち、図10は、前記気化器4の他の変形例で
ある気化器56の構成を概略的に示す斜視図である。前
記気化器56は、アルミニウムからなる上ブロック57
と、この上ブロック57とほぼ同じ形状をしたアルミニ
ウムからなる下ブロック58と、前記上ブロック57お
よび下ブロック58によって挟まれた状態で固定される
配管(カラム)59と、前記上ブロック57および下ブ
ロック58の適宜の箇所に埋設され、前記配管59を加
熱するヒータ60と、前記上ブロック57および下ブロ
ック58の適宜の箇所に埋設されて配管59の温度を測
定する温度センサ61とを備えている。
【0075】前記上ブロック57および下ブロック58
は、それぞれ例えばほぼ直方体形状に形成されている。
【0076】前記配管59は、例えば2本設けられてお
り、2本の配管59,59は互いに平行となるように配
置される。さらに、2本の配管59,59の両端は、そ
れぞれ同一の導入配管62および導出配管63に接続さ
れる。
【0077】また、前記配管59内には、ステンレスや
チタン等の充填材を充填してあり、これによって熱伝導
率がより上がることとなっている。
【0078】前記ヒータ60は、上ブロック57および
下ブロック58にそれぞれ4つずつ設けられている。そ
して、各ヒータ60は、前記配管59の近傍において配
管59に沿うように配置されている。
【0079】前記上ブロック57および下ブロック58
と、各配管59,各ヒータ60,温度センサ61との接
触部分には、熱伝達を良くするために熱伝導パテが介在
(塗布)されている。
【0080】上記の構成からなる気化器56では、前記
各ヒータ60を加熱することによって、発生した熱が上
ブロック57および下ブロック58を介して配管59,
59に到達し、各配管59内を通る気液混合体Mが加熱
される。そして、各配管59が十分加熱されることによ
って、各配管59内を通る気液混合体Mが気化され、そ
の後、導出配管63へと排出される。
【0081】
【発明の効果】上記の構成からなる本発明によれば、減
圧環境であっても安定して液体材料を気化することがで
き、また、その気化能力の飛躍的な上昇を図ることがで
きる大流量気化システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る大流量気化システム
の構成を概略的に示す説明図である。
【図2】上記実施例における制御バルブの構成を概略的
に示す縦断面図である。
【図3】前記制御バルブの要部の構成を概略的に示す説
明図である。
【図4】前記制御バルブの動作を概略的に示す説明図
で、(A)および(B)は、制御バルブの開状態および
閉状態の構成を概略的に示す縦断面図である。
【図5】前記制御バルブの気液混合部の動作を概略的に
示す説明図である。
【図6】上記実施例における気化器の構成を概略的に示
す斜視図である。
【図7】前記気化器の構成を概略的に示す側面図であ
る。
【図8】前記気化器の変形例の構成を概略的に示す斜視
図である。
【図9】前記気化器の変形例の構成を概略的に示す側面
図である。
【図10】前記気化器の他の変形例の構成を概略的に示
す斜視図である。
【図11】(A)および(B)は、従来の気化システム
の一例および他の例の構成を概略的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
3…制御バルブ、4…気化器、35…ノズル部、51…
配管、52…熱源、D…大流量気化システム、CG…キ
ャリアガス、LM…液体材料、M…気液混合体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体材料とキャリアガスとを流量制御し
    ながら混合して気液混合体を形成し、この気液混合体を
    ノズル部から放出して減圧気化する制御バルブの後段
    に、気化対象を流す配管と、この配管に対して熱の授受
    を行う熱源とを備えた気化器を配置したことを特徴とす
    る大流量気化システム。
  2. 【請求項2】 前記制御バルブへと導入される液体材料
    の流量を計測するための液体用流量計を有する液体材料
    供給ラインと、前記制御バルブへと導入されるキャリア
    ガスを所定流量とするための気体用流量制御装置を有す
    るキャリアガス供給ラインとが、互いに独立して前記制
    御バルブに接続されている請求項1に記載の大流量気化
    システム。
  3. 【請求項3】 前記気化器が、前記配管と前記熱源とを
    アルミニウムにて鋳込んでなる請求項1または2に記載
    の大流量気化システム。
JP2000313306A 2000-10-13 2000-10-13 大流量気化システム Expired - Lifetime JP4369608B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000313306A JP4369608B2 (ja) 2000-10-13 2000-10-13 大流量気化システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000313306A JP4369608B2 (ja) 2000-10-13 2000-10-13 大流量気化システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002124512A true JP2002124512A (ja) 2002-04-26
JP4369608B2 JP4369608B2 (ja) 2009-11-25

Family

ID=18792743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000313306A Expired - Lifetime JP4369608B2 (ja) 2000-10-13 2000-10-13 大流量気化システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4369608B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005031831A1 (ja) * 2003-09-26 2005-04-07 Kabushiki Kaisha Watanabe Shoko 気化器
JP2010067995A (ja) * 2009-12-09 2010-03-25 Watanabe Shoko:Kk 気化方法
JP2010540765A (ja) * 2007-09-25 2010-12-24 ピー2アイ リミテッド 蒸気運搬システム
JP2010540766A (ja) * 2007-09-25 2010-12-24 ピー2アイ リミテッド 蒸気運搬システム
WO2011045020A1 (de) * 2009-10-16 2011-04-21 Calyxo Gmbh Gasverdampfer für beschichtungsanlagen
JP2019171341A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 古河電気工業株式会社 気化装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005031831A1 (ja) * 2003-09-26 2005-04-07 Kabushiki Kaisha Watanabe Shoko 気化器
JP2010540765A (ja) * 2007-09-25 2010-12-24 ピー2アイ リミテッド 蒸気運搬システム
JP2010540766A (ja) * 2007-09-25 2010-12-24 ピー2アイ リミテッド 蒸気運搬システム
WO2011045020A1 (de) * 2009-10-16 2011-04-21 Calyxo Gmbh Gasverdampfer für beschichtungsanlagen
JP2010067995A (ja) * 2009-12-09 2010-03-25 Watanabe Shoko:Kk 気化方法
JP2019171341A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 古河電気工業株式会社 気化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4369608B2 (ja) 2009-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4393677B2 (ja) 液体材料気化方法および装置並びに制御バルブ
US7462208B2 (en) Planar micro fuel processor
CN100387330C (zh) 化学反应器和燃料电池系统
US7892690B2 (en) Methods for controlling fluid delivery in a micro fuel cell system
US7410515B2 (en) Reformer, method for manufacturing the reformer, and power generation system
US5272880A (en) Liquid vaporizer-feeder
US20100304242A1 (en) Fuel cell device
JP2007165239A (ja) 蒸発ガスの発生装置及びそれを用いた燃料電池
JPH0727297A (ja) 高沸点不純物を実質的に含まないクライオジェンを供給するためのクライオジェンステーション
WO2003097203A1 (en) System and method for converting a liquid into a vapor
JP2002124512A (ja) 大流量気化システム
CN100518922C (zh) 热处理设备和发电组件
US5440887A (en) Liquid vaporizer-feeder
US8546029B2 (en) Solid oxide fuel cell
JP4258484B2 (ja) 気化装置及び吸液部
JP2004026596A (ja) 燃料改質装置
JP2008007336A (ja) オゾン濃縮装置及びオゾン濃縮装置の運転方法
JP2003163168A (ja) 液体材料気化装置
US20070231633A1 (en) Fuel system and fuel cell system
JP3280507B2 (ja) 液体材料気化供給装置
KR20010077002A (ko) 액체원료 기화장치
JP2005255458A (ja) 水素生成装置及び燃料電池システム
JP4258573B2 (ja) 気化装置及び発電装置
JP2009238617A (ja) 気化装置及び発電装置
KR20040071541A (ko) 증기를 이용하여 가열하는 기화기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090811

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090828

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4369608

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250