JP2002123996A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2002123996A
JP2002123996A JP2000313175A JP2000313175A JP2002123996A JP 2002123996 A JP2002123996 A JP 2002123996A JP 2000313175 A JP2000313175 A JP 2000313175A JP 2000313175 A JP2000313175 A JP 2000313175A JP 2002123996 A JP2002123996 A JP 2002123996A
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disc
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swinging
pressing member
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Suguru Goto
英 後藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は小型軽量化、薄型化に適し、ディス
クの自動装着および自動排出を可能にしたディスク装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 ピックアップモジュール500と、搬送
手段300とを有し、搬送手段300はディスク1をデ
ィスク面方向に移動可能に支持する案内手段200と、
薄板平板状の媒体駆動手段と、薄板平板状に形成されデ
ィスク面の方向に揺動してディスク1をピックアップ手
段の方向に押圧付勢する押圧手段と、媒体駆動手段と押
圧手段とを駆動する同期駆動手段とを有するディスク装
置である。引き出し移動機構や上下移動機構が不要とな
って薄型化小型化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ディスク記録媒体を回転駆動
して信号を再生するディスク装置であって、特に、ディ
スク記録媒体を装着手段まで搬送して装着し回転駆動す
るディスク装置に関するものである。より具体的には、
ディスク記録媒体を回転駆動するに当たり、ディスク記
録媒体をその供給位置からその回転手段(具体的にはス
ピンドルモータ)に装着する位置まで搬送する機構に関
するものである。
【0002】ここで、ディスク記録媒体とは中心孔を有
する同心円盤状媒体を指し、その例として、旧EPレコ
ード盤をはじめ、MO、PD、CD、CD−ROM、C
D−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM
等の記録媒体が含まれる。これ等を包括する総称として
単にディスクと表記するものとする。また、特に断らな
い限り、ジャケットに収納されていないベアディスクを
表わすものとする。
【0003】
【従来の技術】従来のディスク装着方法について説明す
る。ディスクを搬送する機構とは、ディスクをディスク
装置に供給し、その供給位置から回転手段に装着する位
置位置まで搬送することを表わす。その搬送方式には、
従来から採用されているような次に例示する3種類が挙
げられる。一つめとして、例えば、特開平6−2905
29に開示されているように、ディスクのストッカから
裸ディスクを取り出して搬送するもので、一般にチェン
ジャと呼ばれる。
【0004】二つめとして、操作者が自ら回転手段に装
着、固定して回転手段に装着する位置まで搬送するもの
である。トレイ方式と呼ばれ、例えば、特開平7−25
4199に開示されているように、操作者がディスクを
ターンテーブルに装着し、ターンテーブルを含む回転手
段全体を回転駆動する位置まで搬送するものである。
【0005】三つめとして、ディスクをジャケットに収
納しておき、このジャケットを回転手段まで搬送した
後、ジャケットの中のディスクを固定し回転するもので
ある。例えば、特許第2585176号に開示されてい
るように搬送機構による搬送とモータの垂直移動により
再生装置に装着するものである。
【0006】以上の各搬送方式は固定機構がディスク搬
送方向と垂直方向に移動するための上下移動機構を必要
とし、複雑な移動機構とその移動空間を必要とした。ま
た操作者が回転手段に装着するには、操作しやすい位置
まで回転手段を引き出すために移動させる必要があり、
やはり移動機構と移動空間を必要とした。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンピ
ュータ装置は小型軽量化が進行し、コンピュータ装置の
外部記憶装置に使用されるディスク装置も、小型軽量
化、薄型化が要求されている。そのため、引き出し移動
機構や上下移動機構の存在が薄型にする為の障害になっ
ていて、薄型にするには限界があった。また、より快適
なコンピュータの操作性を提供するために操作者による
装着操作を必要としないディスク装置が要求されるよう
になってきている。
【0008】本発明は小型軽量化、薄型化に適した構造
のディスク装置であって、引き出し移動機構や上下移動
機構を不要にして装置全体を薄型に構成すると共に、デ
ィスクの自動装着および自動排出を可能にしたディスク
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、ディスクを装着し固
定し開放するとともにディスクを回転駆動してディスク
から信号を再生するピックアップ手段と、操作者からデ
ィスクの供給を受けてディスクをピックアップ手段まで
ディスク面の方向に搬送するディスク搬送手段とを有す
るディスク装置であって、ディスク搬送手段はディスク
をディスク面の方向に移動可能に支持する案内手段と、
薄板平板状に形成されディスク面の方向に揺動してディ
スクを搬送駆動する媒体駆動手段と、薄板平板状に形成
されディスク面の方向に揺動してディスクをピックアッ
プ手段の方向に押圧付勢する押圧手段と、媒体駆動手段
と押圧手段とを駆動する同期駆動手段とを有することを
特徴とするディスク装置である。
【0010】以上のように構成されたディスク搬送手段
によって、ディスクをディスク面の方向に搬送するとと
もに、ディスクをピックアップ手段の方向に押圧付勢す
るように構成したものである。さらに押圧付勢時に回転
手段を回転もしくは振動させることにより、ディスクを
回転手段に確実に付勢するものである。
【0011】したがって、本発明のディスク装置によれ
ば、ディスク供給位置からディスクを回転駆動する位置
までディスク面に沿ってディスクを搬送するだけで済む
ので、引き出し移動機構や上下移動機構が不要となって
薄型化小型化することができる。また、搬送終了したデ
ィスクをピックアップ手段がディスクを装着し固定し開
放するときに、押圧手段がディスクをピックアップ手段
の方向に押圧付勢するからピックアップ手段は確実にデ
ィスクを装着し固定し開放することができる。
【0012】特に装着時には押圧付勢と同時に回転手段
が回転もしくは振動するので、ディスクは回転手段の突
起(例えば円周上の凹凸)があっても、確実にピックア
ップモジュールに勘合し装着した後に固定されるから、
本発明のディスク装置を用いたノートブック形パソコン
は使用形態に制限(例えば、傾けてはいけない等)を受
けることなく使用を継続することができる。
【0013】さらに、操作者は自ら装着し、固定し、開
放する必要が無くなり、より快適な操作性を有するディ
スク装置が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ディスクを装着し固定し開放するとともにディスク
を回転駆動してディスクから信号を再生するピックアッ
プ手段と、操作者からディスクの供給を受けてディスク
をピックアップ手段までディスク面の方向に搬送するデ
ィスク搬送手段とを有するディスク装置であって、ディ
スク搬送手段はディスクをディスク面の方向に移動可能
に支持する案内手段と、薄板平板状に形成されディスク
面の方向に揺動してディスクを搬送駆動する媒体駆動手
段と、薄板平板状に形成されディスク面の方向に揺動し
てディスクをピックアップ手段の方向に押圧付勢する押
圧手段と、媒体駆動手段と押圧手段とを駆動する同期駆
動手段とを有することを特徴とするディスク装置とした
ものである。
【0015】以上のように構成された本発明のディスク
装置は、ディスクをディスク面の方向に搬送するように
構成することにより、媒体駆動手段自身を薄型にするこ
とができ、しかも、ディスク供給位置からディスクを回
転駆動する位置までディスク面に沿ってディスクを搬送
するだけで済むので、引き出し移動機構や上下移動機構
が不要となって薄型化小型化することができる。また、
搬送終了したディスクをピックアップ手段がディスクを
装着し固定し開放するときに、押圧手段がディスクをピ
ックアップ手段の方向に押圧付勢するからピックアップ
手段は確実にディスクを装着し固定し開放することがで
きる。
【0016】本発明の請求項2に記載の発明は、媒体駆
動手段は薄板平板状に形成されディスク面の方向に揺動
してディスクをディスク装置内部へ搬送する第1の揺動
手段と、薄板平板状に形成されディスク面の方向に揺動
してディスクをディスク装置外部へ搬送する第2の揺動
手段とを有し、押圧手段は薄板平板状に形成されディス
ク面の方向に揺動する第3の揺動手段と、第3の揺動手
段に係合し撓曲可能に支持された押圧部材とを有するこ
とを特徴とするディスク装置としたものである。
【0017】以上の構成により、薄板平板状の媒体駆動
手段がディスク面の方向に揺動するから、その揺動空間
がディスクの通過空間に侵入しないうえに、内部へ搬送
する第1の揺動手段と外部へ搬送する第2の揺動手段と
を有するから、請求項1記載の発明の特徴に加え確実に
ディスクを搬送することができる。さらに、薄板平板状
の第3の揺動手段に係合し撓曲可能に支持された押圧部
材をたわませてディスクをピックアップ手段の方向に押
圧付勢するから押圧手段を薄型に構成することができる
とともにピックアップ手段は確実にディスクを装着し固
定し開放することができる。
【0018】本発明の請求項3に記載の発明は、押圧部
材は、その一端を筐体に固定してディスクの中央部分に
配置し、他端を第3の揺動手段に係合させ、第3の揺動
手段の揺動動作により、押圧部材が第3の揺動手段に押
されてピックアップ手段の方向に撓んで突出し、第3の
揺動手段に引かれて平面状に延伸することを特徴とする
ディスク装置としたものである。
【0019】以上の構成により、押圧部材をたわませて
ディスクをピックアップ手段の方向に押圧付勢するから
押圧手段を薄型に構成することができるとともに、押圧
しないときには押圧部材は平面状に延伸するからディス
クの通過を害しないように構成することができる。
【0020】本発明の請求項4に記載の発明は、押圧部
材は、第3の揺動手段により押されてピックアップ手段
の方向に撓んで突出したとき、ディスク内周部の中心を
挟んだ両側を押圧し、押圧する範囲はディスクの直径1
5mmから40mmの範囲のディスク面を押圧付勢する
ことを特徴とするディスク装置としたものである。
【0021】以上の構成により、ディスク内周部の中心
を挟んだ両側を押圧するからディスクを均等に押圧付勢
することができる。
【0022】本発明の請求項5に記載の発明は、第3の
揺動手段は、第1の揺動手段が揺動してディスクをディ
スク装置内部へ搬送した後に同期駆動手段によって揺動
され、または、第2の揺動手段が揺動してディスクをデ
ィスク装置外部へ搬送する前に同期駆動手段によって揺
動され、これらの揺動動作によって押圧部材がピックア
ップ手段の方向に撓んで突出することを特徴とするディ
スク装置としたものである。
【0023】以上の構成により、ピックアップ手段がデ
ィスクを装着し固定し開放するときに、第3の揺動手段
の揺動動作によって押圧部材がピックアップ手段の方向
に撓んで突出するから、押圧部材がピックアップ手段の
ディスクを装着し固定し開放する動作を援助することが
でき、ピックアップ手段は確実にディスクを装着し固定
し開放することができる。
【0024】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1から請求項5に記載のディスク装置は外殻をなす筐体
を有し、筐体のうち押圧部材が配置されるディスクの中
央部分に相当する位置に押圧部材の方向に突設された膨
出部を形成し、押圧部材が平面状に延伸したときに押圧
部材が膨出部に当接することを特徴とするディスク装置
としたものである。
【0025】以上の構成により、第3の揺動手段によっ
て押圧部材がその部材面の方向に押されたとき、膨出部
に当接していた押圧部材が筐体を離れてピックアップ手
段の方向に撓んで突出するように押圧部材の曲げ癖をつ
けることができ、第3の揺動手段の揺動を開始した初期
の揺動負荷を軽減することができる。
【0026】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1から請求項6に記載のディスク装置は第3の揺動手段
が揺動動作によって押圧部材がピックアップ手段の方向
に撓んで突出した後、ディスクを回転手段に押圧付勢し
た状態で回転手段を回転もしくは振動させることを特徴
とするディスク装置としたのものである。
【0027】以上の構成により、押圧部材により回転手
段に押圧付勢されたディスクのディスク内周部が確実に
回転手段の突起と勘合するため、ディスク装置をあらゆ
る方向におかれた場合であっても確実にディスクを装着
することが出来る。
【0028】(実施の形態)以下、本発明の実施の形態
について、図を用いて説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施の形態におけるデ
ィスク装置の分解斜視図である。図1に基づいて、本発
明のディスク駆動装置の全体像を把握する。まず、筐体
100は下カバ101と、上カバ131とのわずか2点
で構成される。下カバ101にはディスク1を案内する
案内手段200と、駆動手段250と、ディスク1を回
転させる回転手段を含み回転させて信号を読み取るピッ
クアップモジュール500と、装置全体を制御する制御
部440、及び内部の防護カバ191が配置される。他
方、上カバ131には駆動手段250を軸支する枢軸機
構171が設けられ、この枢軸機構171にディスク1
の収納排出動作をさせる搬送手段300が回動可能に枢
設される。下カバ101の駆動手段250はこの搬送手
段300を回動する駆動源である。これら下カバ101
と上カバ131とを結合したのち挿入口手段450を装
着する。なお、上記各機構の動作位置、つまりディスク
の位置を検知する検知手段については各機構の詳細にお
いて説明する。
【0030】続いて、各機構の詳細を説明する。図2は
図1の下カバを矢印Aから見た斜視図である。図1なら
びに図2において、下カバ101は2方向に開放した箱
体に成形されている。図中の、紙面上方は上カバ131
を装着して空間を構成し、ディスク1の挿入通路であり
搬送手段300やピックアップモジュール500を実装
する。また、図中紙面手前方向の開放部は操作者がディ
スク1を挿入排出する操作面である。
【0031】この下カバ101の紙面左右に立設された
側壁L102、R103にガイドレールL211、ガイ
ドレールR221が固定される。ガイドレールL21
1、ガイドレールR221は断面凹字状の角棒体に形成
され、断面凹字部分の溝L212、溝R222がディス
ク1の通路となる。即ち、ジャケット(図示省略)を用
いない裸のディスク1はそのディスク面の方向に溝L2
12、溝R222に沿ってディスク装置に進入する。ガ
イドレールL211、ガイドレールR221の長さはピ
ックアップモジュール500に装着するのに必要な位置
まで延長される。さらに、ガイドレールL211、ガイ
ドレールR221の終端部L213、終端部R223は
ディスク1の外形に合わせて溝L212、溝R222の
下部を削除するとともに、溝L212、溝R222の終
端部L213、終端部R223はピックアップモジュー
ル500に着脱容易なように滑らかな斜面に形成され
る。
【0032】操作者は操作面からディスク1を挿入す
る。この時、ディスク1の搬送に必要で、かつ操作者の
指の安全に十分な位置までディスク1が挿入されたこと
を検出するために、挿入検知センサ231をガイドレー
ルL211に配置する。図3はガイドレールLの全体斜
視図である。挿入検知センサ231はディスク1を検出
する通路アクチュエータ232と、通路アクチュエータ
232の回動ピン234、及び挿入検知スイッチ235
とで構成される。通路アクチュエータ232は溝212
に配置される。通路アクチュエータ232は回動ピン2
34で溝212に回動自在に取り付けられる。回動ピン
234は止め輪237によってガイドレール211に取
り付けられる。また、通路アクチュエータ232は回動
バネ236によって溝212に突出する方向へ付勢さ
れ、ディスク1を検出するとともにディスク1の通過障
害にならないように突出収納自在に回動ピン234を回
動する。通路アクチュエータ232の回動動作は一体に
形成されて下カバ101に連絡された検知レバ233の
回動動作に導かれ、挿入検知スイッチ235へ導かれ
て、検知レバ233が挿入検知スイッチ235を押すこ
とによりディスク1の挿入を検知する。
【0033】次に、駆動手段250の構造を説明する。
図4は図1の駆動手段250の拡大斜視図である。図4
において、駆動手段250は、動力源のモータ251
と、減速用のギヤ列261と、後述する搬送手段300
を駆動する駆動ギヤ281、及び駆動ギヤ281の回転
量を検出するエンコーダ271とで構成される。
【0034】モータ251は下カバ101の後部コーナ
ーに配置される。モータ251の厚みがディスク1の搬
送、装着の障害にならないように、ディスク1の投影面
積の外部に配置するためである。モータ251のシャフ
ト252に駆動ウォーム253を圧入し、この駆動ウォ
ーム253がギヤ列261に係合する。モータ251の
駆動力はギヤ列261で必要なトルクと十分な回転速度
に減速して、エンコーダ271と駆動ギヤ281とに導
かれる。
【0035】エンコーダ271は周知の構造であって、
スリット272を設けた円盤273を駆動軸に固定して
おき、フォトセンサ274でこのスリット272を計数
することにより、駆動ギヤ281の回転量を検出する。
他方、モータ251の回転力は駆動ギヤ281に伝達さ
れる。駆動ギヤ281は、受動ギア282と出力ギア2
84とを連結部283で連結した糸巻き状の形状であ
る。このような形状にすることによって、受動ギア28
2を下カバ101の底面に配置し、連結部283でディ
スク1の通路となる空間を通過して上カバ131の天面
に出力ギア284を配置することができる。こうして、
空間を無駄なく利用してディスク1の通路を確保すると
ともに後述する搬送手段300へ駆動軸の回転力を伝達
することができる。
【0036】次に、搬送手段300の構造を説明する。
図5は搬送手段300を図1の矢印A方向から見た図で
あって、上カバ131を省略した状態を表す。搬送手段
300は、駆動源としての同期駆動手段310と、直接
光ディスクを搬送駆動する媒体駆動手段340と、搬送
した光ディスクをピックアップモジュール500に装着
するための位置に正確に導く位置決め手段380と、光
ディスクを装着するときにその姿勢を安定させるための
押圧手段390とから構成される。
【0037】まず、同期駆動手段310はドーナツ状の
薄板円盤状に形成されたリングギア311で構成され
る。リングギア311の外径はディスク1とほぼ同じか
わずかに小さく形成される。その外周部は前述の出力ギ
ア284と歯合する受動リングギア312が周囲約1/
3の領域に形成されている。受動リングギア312は歯
先がリングギア311のほぼ外周となるように形成され
ている。さらに続く約1/3の領域には、間欠歯車の働
きをするための2つの位置決めギアA313と位置決め
ギアB314とが形成されている。それぞれの位置決め
ギアA313,B314は後述する2点の位置決めピン
381に歯合し、光ディスクを装着するときの必要な期
間だけ位置決めピン381を回動する。位置決めギアA
313と位置決めギアB314とは歯底がリングギア3
11のほぼ外周となるように形成されている。
【0038】リングギア311の薄板円盤面に2つのグ
ループの孔が形成される。第1のグループはリングギア
311自身の回動を案内する支点となるもので回動孔A
321、回動孔B322、及び回動孔C323である。
それぞれの回動孔A321、回動孔B322、及び回動
孔C323は全周の約1/3ずつの領域をリングギア3
11の円周に沿って円弧状の長円孔に形成される。各回
動孔には後述する回動案内ピン172が係合する。こう
して、リングギア311は回動案内ピン172を支点と
して所要の角度に回動する。特に、回動孔を3点、つま
り回動案内ピン172を3点にしたので、リングギア3
11の中心を確定する事ができる。したがって、リング
ギア311がドーナツ状の薄板円盤であるにもかかわら
ず、リングギア311の回動動作の中心を正確に確定
し、しかも、リングギア311の中心空間部315を有
効に利用する事ができる。
【0039】他の第2のグループは後述する媒体駆動手
段340の力点を案内するもので、案内孔A331、案
内孔B332、及び案内孔C333である。それぞれの
案内孔A331、案内孔B332、及び案内孔C333
は、回動孔A321、回動孔B322、及び回動孔C3
23の内周側でかつ各回動孔の間隙に所要の曲線に配置
される。こうして、リングギア311が回動したとき、
リングギア311の仮想の中心点と各案内孔の曲線との
距離の変化によって媒体駆動手段340の力点にカムの
機能を生じ、後に詳述する媒体駆動手段340の所要の
動作を生じる。なお、前述の回動孔C323の端部には
回動カム部324が形成され、回動孔C323の一部が
案内孔を兼用している。
【0040】特に、一枚のリングギア311に上述の各
案内孔を配置し、リングギア311を回動させて媒体駆
動手段340を動作させてから後述するように4種類の
揺動アームを完全に同期させる事ができ、装置全体の動
作の正確さを確保する事ができる。さらに、リングギア
311の外径をディスク1と同じかわずかに小さくした
ので、前述の駆動ギア281と相まって、駆動手段25
0に必要な空間や投影面積をほぼ無視できるほどに小さ
くすることができる。さらに、特筆すべき特徴として、
リングギア311を板厚み0.4mmの薄鋼板で形成
し、上カバ131に摺動回動させる構成としたので、デ
ィスク装置全体の厚みに対して同期駆動手段310の厚
みを無視できるほどに薄型に構成することができた。
【0041】続いて、各案内孔によって揺動動作をする
媒体駆動手段340のそれぞれについて説明する。図6
は媒体駆動手段340を図1の矢印B方向から見た分解
斜視図であって、前述の図5を裏返した状態を表す。ま
ず、媒体駆動手段340は4種類の揺動アームで構成さ
れる。全揺動アームに共通して、支点は上カバ131に
固定され、力点が前述のようにリングギア311の各案
内孔に摺動自在に係合し、作用点がディスク1や各手段
を駆動する構造である。また、各揺動アームは板厚み
0.3mmの薄鋼板で形成し、薄型に構成している。
【0042】まず、第1の揺動アームとして排出アーム
341を説明する。排出アーム力点342にはピンをか
しめて立設し、前述の案内孔A331と係合する。排出
アーム支点343はリングギア311の厚みを回避する
スペーサや絞り加工を介して支点ピン132で上カバ1
31に揺動可能に軸着する。排出アーム作用点344
は、排出アーム341が揺動した最終位置(ディスク1
を装着完了した位置)で後述する装着検知手段421を
検知させる形状に形成されている。また、排出アーム作
用点344に所要の突出ストロークを有する排出ピン3
45が突出後退自在に軸着される。排出ピン345は、
排出アーム341が揺動した最終位置から原点位置へ戻
るときにディスク1の外周縁を押して排出駆動する。
【0043】次に、第2の揺動アームとして引き込みア
ーム351を説明する。引き込みアーム力点352には
ピンをかしめて立設し、前述の案内孔B332と係合す
る。引き込みアーム支点353はリングギア311の厚
みを回避するスペーサや絞り加工を介して支点ピン13
2で上カバ131に揺動可能に軸着する。引き込みアー
ム作用点354に引き込みばね355を固着する。引き
込みばね355は板ばねを所要の形状に折り曲げた略V
字状に形成され、板ばねの幅がディスク1の挿入空間を
通過するように配置される。引き込みアーム351が揺
動して待機位置から最終位置へ揺動する過程で引き込み
ばね355がディスク1の外周縁を押してディスク1を
引き込むように駆動する。
【0044】さらに、第3の揺動アームとして押圧アー
ム391を説明する。押圧アーム力点392にはピンを
かしめて立設し、前述の案内孔C333と係合する。押
圧アーム支点393はリングギア311の厚みを回避す
るスペーサや絞り加工を介して支点ピン132で上カバ
131に揺動可能に軸着する。押圧アーム作用点394
には、押圧ばね396を押圧ピン395によって共にか
しめて、押圧ばね396を所定のストロークに摺動自在
に取り付ける。押圧ばね396は前述の中心空間部31
5に掛け渡し、押圧アーム作用点394に共にかしめた
位置と反対側の位置を上カバ131に固定する。リング
ギア311が回動して、ディスク1の装着を開始して装
着を完了するまでの期間に押圧アーム391が揺動し、
押圧アーム作用点394が揺動したストロークの分だけ
押圧ばね396は中心空間部315へたわんでディスク
1をピックアップモジュール500の方向へ押し付け
る。
【0045】最後に、第4の揺動アームとしてシャッタ
アーム461を説明する。シャッタアーム力点462に
はピンをかしめて立設し、前述の回動孔C323と係合
する。シャッタアーム支点463はリングギア311の
厚みを回避するスペーサや絞り加工を介して支点ピン1
32で上カバ131に揺動可能に軸着する。シャッタア
ーム作用点464にシャッタカム465を突設して形成
し後述するシャッタドッグ458に係合する。リングギ
ア311が回動して、ディスク1の装着を開始して装着
を完了するまでの期間にシャッタアーム461が揺動
し、シャッタカム465がシャッタ(457、図13参
照)を駆動してディスク1の挿入口を閉鎖する。
【0046】また、以上の構造の特筆すべき特徴とし
て、4種類の揺動アームの各々を薄鋼板で形成し、上カ
バ131に揺動支点を設けてリングギア311に摺動す
る力点を設けた構成とし、しかも、4種類の揺動アーム
の各々はリングギア311のみに重なっており、各揺動
アームが揺動動作の全課程で相互に重なり合うことがな
いように構成し、しかも各揺動アームが揺動動作の全課
程でディスク1の通過空間に侵入しないようにしたの
で、ディスク装置全体の厚みに対して媒体駆動手段34
0の厚みを無視できるほどに薄型に構成するとともに、
確実にディスク1を搬送することができる。
【0047】次に、前述の第3の揺動アームに関し、押
圧ばね396の動作についてさらに詳しく説明する。図
7は図6の押圧ばね396とディスク1との関係を表す
図であって、平面図と押圧ばね396が押圧した状態の
2方向の側面図である。押圧ばね396は、中心空間部
315を確保するために、中央部分をくりぬいた長円形
状に形成されている。その長円の一端は押圧アーム作用
点394にかしめ、反対側の他端を上カバ131に固定
する。前述のように、押圧ばね396は押圧アーム作用
点394によってW方向に押されて、押圧ばね396は
ディスク面の方向に撓むことになる。また、押圧アーム
391が待機位置(図14及び後述参照)へ戻っている
期間は、押圧ばね396は押圧アーム作用点394に引
っ張られて平面状に延びている(つまり、前述のよう
に、押圧アーム作用点394が揺動したストロークの分
だけ押圧ばね396が撓んでいる。)。従って、押圧し
ない期間は押圧ばね396自身も薄型に構成されるか
ら、ディスク1の通過空間の障害になることもなく、装
置全体を薄型にすることができる。
【0048】このような優れた効果を得るために、押圧
ばね396は可撓性に優れた薄板状の素材が望ましい。
例えば、樹脂シートや薄板鋼板等が適する。本実施の形
態では、例えば、厚み0.2mmの樹脂シートを用い
て、好適な効果を得ることができた。
【0049】こうして撓んだ結果、押圧ばね396がデ
ィスク1を押圧する部分が押圧部397であって、図7
の平面図中に斜線で表示する。この押圧部397を設定
する好適な位置は、装着固定手段511がディスク1を
装着、開放するのに最も適した位置に設定し、ディスク
1の内周部直径15mmから40mmの範囲に設定す
る。さらに、図7の平面図とW矢視図に示すように、デ
ィスク1の中心を挟んだ両側の2箇所の部分を押圧する
ことにより、左右均等に押圧付勢することができ、ディ
スク1の姿勢の安定と、確実な装着開放動作とをさせる
ことができる。この押圧部397の設定条件は、ディス
ク1の姿勢の安定に必要な押圧力と、押圧ばね396の
材質に基づくばね力と、押圧アーム391が揺動すると
きのトルクによって定められる。本実施の形態では、上
述の押圧ばね396の材質条件で、ディスク1の内周部
直径15mmから30mmの範囲に設定することによ
り、好適な動作結果が得られた。
【0050】なお、図1及び図8と図7とを対比すると
明らかなように、押圧ばね396がディスク1を押圧す
る押圧部397に対応する上カバ131の位置に、押圧
ばね396の方向に突き出した膨出部133が形成され
ている。この膨出部133がこの位置に存在することに
よって、押圧ばね396が押圧アーム作用点394に引
っ張られて平面状に延びたとき、押圧ばね396は上カ
バ131の膨出部133に当接する。従って、次に押圧
アーム作用点394が押圧ばね396を押したとき、押
圧ばね396は必ずディスク面の方向に撓むことにな
る。こうして、押圧ばね396に曲げ癖をつけることが
でき、しかも押圧アーム391の揺動動作を開始する初
期の揺動負荷を軽減することができる。
【0051】次に、図8は上カバとリングギアを図1の
B方向から見た図である。図8を用いて、冒頭で説明し
た上カバ131に設けられた枢軸機構171について説
明する。前述のように、枢軸機構171は3点の回動案
内ピン172で構成される。各回動案内ピン172はリ
ングギア311の中心を確定する位置で上カバ131に
かしめて立設される。こうして、リングギア311の回
動動作の中心を正確に案内する。
【0052】同様にして、その他の支点やピンが立設さ
れる様子を説明する。前述のように、4点の支点ピン1
32を上カバ131にかしめて立設する。4種類の揺動
アームを回動自在に固定するためである。その他、上カ
バ131に2点の位置決めシャフト382がかしめて立
設される。その位置決めシャフト382に前述の位置決
めピン381を軸着する。位置決めピン381はリング
ギア311の位置決めギアA313と位置決めギアB3
14とに歯合する間欠歯車部383とディスク1の周縁
に当接する位置決め部384とに形成される。位置決め
部384は位置決めシャフト382に軸着される円筒形
状に形成され、太い径の円筒部分と細い径の円筒部分を
ほぼ半円筒ずつ組み合わせた形状をしている。
【0053】さらに、位置決めピン381には位置決め
ばね385を設けて、位置決めピン381が回動すると
き2つの位置を保持するように配置される。図9は図8
の位置決めピンを拡大した図である。2つの位置の1つ
は、間欠歯車部383がリングギア311に対向し、位
置決め部384の太い径の円筒部分がディスク1の進入
方向に対向する位置、即ち、待機位置である。2つの位
置の他の1つは、間欠歯車部383がリングギア311
の位置決めギアA313と位置決めギアB314とに係
合して回動された位置であって、位置決め部384の細
い径の円筒部分がディスク1の進入方向に対向する位
置、即ち装着位置である。
【0054】したがって、待機位置でディスク1が進入
すると、ディスク1の外周部が位置決め部384の太い
径の円筒部分に当接する。位置決めを終了した後は、デ
ィスク1を回転駆動手段551に装着するために、位置
決めピン381は装着位置に回転して、ディスク1は位
置決めを解除される。
【0055】次に、ディスク1の位置を検知し、その挙
動を監視するための媒体監視手段400について説明す
る。上述のようなディスク1の動作(位置決め)の他、
ディスク1の挙動を監視するための重要な位置には媒体
監視手段400を配置して、動作制御する。この重要な
位置は3点存在し、ディスク挿入の位置、装着完了の位
置、及び排出完了の位置である。このうち、ディスク挿
入の位置については既に挿入検知センサ231で説明し
た。
【0056】次に、装着検知手段421ついて説明す
る。図10は図2の装着検知手段の部分拡大斜視図であ
る。前述のように、排出アーム341が揺動した最終位
置(即ち、ディスク1の装着完了の位置)で後述する装
着検知手段421を検知させる。装着検知手段421は
ベース422と検知スイッチ423とで構成され、下カ
バ101の所定の位置に立設されたピンポスト111に
ベース422を固定し、ベース422に検知スイッチ4
23を固定する。
【0057】続けて、排出検知手段401について説明
する。図11は図2の原点スイッチを図1の矢印A方向
から見た部分拡大斜視図である。残りの、排出完了の位
置については、排出アーム341が揺動して初期位置へ
戻ったときにディスク1の外周を押して排出駆動を完了
する、即ち排出完了の位置とする。このとき、排出アー
ム341はディスク1の通過空間に存在するから、前述
のようにスイッチで検出する事ができない。
【0058】他方、このとき、リングギア311は原点
位置に回動している(つまり、排出完了の位置=リング
ギア311の原点位置)ので、リングギア311の原点
を検出するべく排出検知手段401を構成する。下カバ
101にガイドポスト112をかしめて立設し、原点ア
クチュエータ402をリングギア311が回動してくる
方向に付勢して配置し、原点スイッチ403を当接して
おく。リングギア311が回動して原点位置に達する
と、位置決めギアB314の歯が原点アクチュエータ4
02を押して、原点スイッチ403が動作する。こうし
て、リングギア311の原点位置を検出する事によって
排出完了の位置を検出する。
【0059】次に、挿入口手段450について説明す
る。図12は図1の挿入方向から見た分解斜視図、図1
3は図12の部分拡大斜視図である。図12と図13に
おいて、挿入口手段450は本発明のディスク駆動装置
と操作者との接点であって、操作の安全性と誤操作防止
の観点から配慮が為される。操作の安全性については、
前述の挿入検知センサ231で説明した。続いて操作防
止の観点から説明する。ディスク1が挿入されると外観
から判別ができないので、誤って2枚目のディスクを挿
入しようとする場合が考えられる。これを防止するため
にディスク1が挿入されるとその挿入口を閉鎖すること
で保護する。
【0060】下カバ101に上カバ131を結合した
後、操作者側の開口部にベゼル452を装着する。ベゼ
ル452にはディスク1を挿入する挿入口453が開口
している。この挿入口453の中央部に位置する上カバ
131にシャッタベース455が取り付けられる。シャ
ッタベース455にはシャッタばね456を介してシャ
ッタ457が揺動自在に軸着される。さらにシャッタ4
57はシャッタばね456によって挿入口453を開放
する方向に付勢される。シャッタアーム461の揺動に
よって、シャッタアーム作用点464(つまりシャッタ
カム465)はシャッタ457に当接する。そのシャッ
タ457の当接部分にはシャッタドッグ458が形成さ
れている。シャッタカム465の当接によってシャッタ
ドッグ458は回動し、シャッタ457が挿入口453
を閉鎖する。
【0061】再び、図1と図2において、ディスク装置
後部に、制御部440である基板441と防護カバ19
1とが配置される。基板441にはディスク1から読み
出した信号から情報を再生する信号処理回路を始め、デ
ィスク装置全体を制御するプログラムを収納したメモリ
などが実装される。他方、防護カバ191は基板441
を防護し、併せてディスク1の代わりに異形ディスクの
挿入に備えて挙動範囲を制限する。
【0062】以上のように構成された本発明のディスク
装置について、ディスクの挿入から排出に至る一連の動
作について説明する。図14は図1の搬送手段の動作を
表すシーケンスチャートである。図14において、横軸
はリングギア311の回転角度を表し、左端が原点位置
(排出完了の位置)を表し、右端が最終位置(装着完了
の位置)を表す。また、横軸の5本の折れ線は4つの媒
体駆動手段340と位置決めピン381との動作状態の
変移を表す。つまり、図14はリングギア311の回転
に伴う搬送手段の連動関係を表すものである。また、図
15は図14の待機位置におけるディスクの挿入状態を
表す図であって、図5に示す位置にディスク1が挿入さ
れた状態を表す。図1並びにこれら図14、図15を用
いてディスクの挿入動作を説明する。
【0063】まず、操作者はディスク1をベゼル452
に設けられた挿入口453へ挿入する。ディスク1は溝
L212、溝R222に沿って、ディスク装置内部へ進
入する。ディスク1の中心孔が挿入口453へ進入し、
操作者の指を挟む恐れのない位置、つまり、ディスク1
の搬送に必要で、かつ操作者の指の安全に十分な位置
(即ち待機位置)までディスク1が挿入される。する
と、その挿入位置の溝L212に通路アクチュエータ2
32が配置されているから、検知レバ233が挿入検知
スイッチ235を押すことによりディスク1の挿入を検
知する。
【0064】この時、4つの媒体駆動手段340と位置
決めピン381とは原点位置(排出完了の位置)から少
しだけディスク引き込み方向へ回動した状態で待機して
いる。即ち、リングギア311は原点位置から反時計方
向(図15を正視した状態の回転方向、以下同じ)へ約
20°回転した状態である。リングギア311の回転角
度に応じて4つの媒体駆動手段340と位置決めピン3
81の各々が揺動して待機している。排出アーム341
はディスク装置の奥へわずかに揺動し、ディスク1の挿
入の障害にならないように(排出ピン345がディスク
1の進入を妨害しないように)原点位置から装着完了位
置へ向かって移動をする。引き込みアーム351は原点
位置まで開放した状態を維持していて、引き込みばね3
55がディスク1の進入を妨害しないように開放した位
置で待機する。もちろん、押圧アーム391、シャッタ
アーム461、及び位置決めピン381はともに原点位
置を維持している。
【0065】制御部440がディスク1の挿入を検知す
ると、制御部440が駆動手段250へ通電を開始し、
モータ251が回転を開始する。モータ251の回転は
駆動ウォーム253からギヤ列261を経て駆動ギヤ2
81へ伝えられ、出力ギア284によってリングギア3
11が反時計方向(ディスク引き込み方向)へさらに回
転を続ける。この時、図14のディスク引き込みの期間
を経過することを意味する。図14に示すように、この
ディスク引き込みの期間は引き込みアーム351が揺動
を開始する。そして、引き込みばね355がディスク1
の外周縁に当接しディスク1をディスク装置の奥へ引き
込む。この時ディスク1は左右の溝L212、溝R22
2と引き込みばね355の当接とによって3点支持され
て、搬送される。従って、ディスク1を搬送駆動するに
当たり、ディスク1の記録面に触れることがないから、
傷を付ける恐れも無く、また、円形のディスク1の外周
縁を支持して搬送するに当たり、3点の支持点としたの
で確実にディスク1を支持して搬送することができる。
【0066】他方、排出アーム341はディスク1の搬
送の障害にならないように装着完了位置へ向かって移動
を続ける。
【0067】このようにして搬送されたディスク1は、
遂に搬送空間で待機する位置決めピンに当接して停止す
る。即ち、図14の位置決めピン位置である。図16は
ディスクが位置決めピン位置に達した状態を表す図であ
って、図15の奥へディスク1が進んで位置決めピンに
当接した状態である。この時、引き込みアーム351の
引き込みばね355がディスク1の外周を押し、同時に
ディスク1の外周は位置決めピン381の位置決め部3
84の太い径の円筒部分に当接する。こうして、2点の
位置決めピン381と1点の引き込みばね355とによ
る3点の位置決めができる。したがって、ディスク1の
進入完了時において、ディスク1の3点による正確な中
心位置決めを行う事ができ、次のディスク装着をより正
確にスムーズに実行する事ができる。
【0068】位置決めが完了した後、リングギア311
はさらに反時計方向に回転を続ける。この回転過程の時
にディスク1の装着動作を行う。そしてリングギア31
1はさらに回転を続け、遂に、最終位置に達する。図1
7は、リングギア311の最終位置を表す図である。図
14と図17とにおいて、排出アーム341は位置決め
ピン位置から最終位置の直前まで、揺動動作を行わな
い。位置決めと装着の期間中において、ディスク1は搬
送移動をしないからである。そして、排出アーム341
は最終位置の直前から再び揺動を開始して、最終位置で
排出ピン345が検知スイッチ423を押す。こうし
て、制御部440がディスク1の装着完了を検知し、駆
動手段250へ通電を停止し、モータ251が停止して
リングギア311も回転を停止する。なお、排出アーム
341は検知スイッチ423を押した位置で停止するか
ら、後述するように、ディスク1を装着している間(再
生動作中も含めて)は、検知スイッチ423の検知信号
が得られることになる。
【0069】引き込みアーム351は位置決めピン位置
で引き込みばね355がディスク1の外周を押し、リン
グギア311に伴ってしばらくその位置を維持した後、
ディスク1の装着動作の過程においてディスク1から離
れる方向に揺動し、引き込みばね355がディスク1か
ら離れる。位置決めが済んだ後はディスク1を回転駆動
手段551に装着するに当たり、引き込みばね355が
ディスク1の外周を押す必要がないからである。
【0070】リングギア311は位置決めピン位置を通
過してさらに反時計方向へ回転を続ける。そして、引き
込みアーム351がディスク1から離れる方向に揺動す
るときとほぼ同じ時に、位置決めギアA313と位置決
めギアB314が位置決めピン381の間欠歯車部38
3と歯合し、位置決めピン381は所定の角度に回転し
て待機位置から装着位置へ向きを変える。その結果、位
置決め部384の細い径の円筒部分がディスク1の外周
に対向して、ディスク1は位置決めを解除される。そし
て、位置決めピン381が装着位置へ向きを変えた後
は、位置決めばね385の働きにより、リングギア31
1との歯合がはずれた後も、装着位置の向きを維持す
る。
【0071】さらに、押圧アーム391はリングギア3
11が位置決めピン位置を通過した後、位置決めピン3
81が向きを変え始める前に第1の揺動動作を行い、し
ばらく第1の揺動動作を維持した後、前述のように引き
込みアーム351と位置決めピン381とがディスク1
から離れた後に第2の揺動動作を行う。押圧アーム作用
点394は第1の揺動動作で第1の揺動ストロークを、
また第2の揺動動作で第1の揺動ストロークよりも大き
な第2の揺動ストロークを有する。従って、押圧ばね3
96はディスク1の面をピックアップモジュール500
に向かって、第1の揺動ストロークで第1の押圧動作
を、第2の揺動ストロークで第1の押圧動作よりも大き
なストロークの第2の押圧動作を行う。
【0072】ここで第1の揺動動作を維持している間
に、ピックアップモジュール500に設けられた回転駆
動手段(ターンテーブル)551を低回転で回転させた
り、または振動させる。すると、回転駆動手段551の
突起(例えば、装着固定手段511の配置による凹凸な
ど)にディスク1内径部がきっちり勘合していない場合
であっても勘合を促進することができ、ディスク1の装
着動作をより確実なものとする。また、第2の押圧動作
時にも2回目の回転もしくは振動の動作を回転駆動手段
551によって行い、さらに装着動作の信頼性をあげる
ことができる。本実施の形態では、上述の回転動作をご
く低回転(モーターの起動トルク付近の回転)で行うこ
とにより、好適な動作結果を得られた。
【0073】これを総合すると、ディスク1が位置決め
ピン位置に達したときに第1の押圧動作をして回転駆動
手段551を回転させ、引き込みアーム351と位置決
めピン381とをディスク1から離し始める。そして、
引き込みアーム351と位置決めピン381とがディス
ク1から離れた後に大きなストロークの第2の押圧動作
を行い、さらに2回目の回転動作を行って、ディスク1
をピックアップモジュール500に装着するのである。
また、ディスク1が位置決めピン位置へ達したときは、
ガイドレールL211とガイドレールR221は前述の
ようにピックアップモジュール500に着脱容易なよう
に滑らかな斜面に形成されているから、上述の第1と第
2の押圧動作により、ディスク1は確実にピックアップ
モジュール500に装着される。
【0074】さらに、この第2の押圧動作の過程で、ピ
ックアップモジュール500に設けられた装着固定手段
511が回転駆動手段(ターンテーブル)551にディ
スク1を装着固定することを付記する。なお、装着固定
手段511の態様については本発明の主題ではないの
で、装着、固定、開放の機能を有する点を説明して、そ
の詳細は割愛する。
【0075】このようにして、ガイドレールL211と
ガイドレールR221とからピックアップモジュール5
00に装着される過程で、位置決めをした後第1と第2
の押圧動作により、ディスク1の面をピックアップモジ
ュール500の方向に押圧付勢するから、例えば、本発
明のディスク装置を搭載したノートパソコンを移動した
り傾けたりするような使い方をしても、ディスク1は確
実にピックアップモジュール500に装着される。した
がって、操作者に使い勝手のより良いディスク装置を提
供することができる。
【0076】最後に、この第2の押圧動作とほぼ同じ時
期に、シャッタアーム461が揺動し、シャッタカム4
65の押圧付勢によってシャッタ457がベゼル452
の挿入口453を閉鎖する。こうして、ディスク1は装
着、固定され、誤挿入防止をして、ディスク装置は再生
動作を行う。
【0077】次に、操作者は再生を終了したり、ディス
ク1を交換する必要が生じたとき、現在装着しているデ
ィスク1を排出させる操作を行う。すると、制御部44
0は図17に示す状態から、リングギア311を時計方
向に回転させるべく、モータ251を回転制御する。す
ると、上述のディスク装着と逆の過程をたどる動作を行
う。図14において、右端の最終位置から逆に左端の原
点位置へ向かって、状態変移する。
【0078】まず、排出アーム341が原点位置へ向か
って揺動を開始して、排出ピン345がちょうどディス
ク1の外周に当接する付近で、一旦揺動を停止する。続
いて、押圧ばね396が第2の押圧動作をしつつ、装着
固定手段511が回転駆動手段(ターンテーブル)55
1からディスク1を開放して、溝L212、溝R222
の位置までディスク1を持ち上げる。さらに、押圧ばね
396が第1の押圧動作をしている間に、引き込みアー
ム351がディスク1へ戻って、引き込みばね355が
ディスク1の外周に当接する。またほぼ同時に、時計方
向に回転して戻ってきた位置決めギアA313と位置決
めギアB314とが再び間欠歯車部383と歯合して位
置決めピン381を所定の角度に回転して装着位置から
待機位置へ向きを変える。その結果、ディスク1は持ち
上げられ、再び位置決めされて、確実に溝L212、溝
R222の位置までディスク1を案内する。
【0079】続いて、リングギア311の時計方向の回
転に伴って、再び、引き込みアーム351が原点位置へ
向かって揺動を開始するとともに、少し遅れて排出アー
ムが原点位置へ向かって揺動を開始する。こうして、溝
L212、溝R222の位置へ開放され、位置決めされ
たディスク1は、排出ピン345に外周を押されて溝L
212、溝R222に沿って挿入口453に向かって搬
送される。図18はこの排出搬送の状態を表す図であっ
て、排出ピン345に外周を押されて待機位置付近へ搬
送された様子を表している。
【0080】再び、図14において、さらにリングギア
311が時計方向に回転を続けると、遂に原点位置へ到
着する。図19はディスク1が原点位置へ排出された状
態を表す図である。排出アーム341は最も挿入口方向
へ揺動し、ディスク1は排出ピン345に外周を押され
て挿入口から出ている。引き込みアーム351はディス
ク1の通過障害にならないようにディスク1よりさらに
外周へ退避する。この時前述の図11で説明したよう
に、位置決めギアB314は原点アクチュエータ402
を介して原点スイッチ403を動作させ、排出検知手段
401はディスク1の排出完了と原点位置到着を検知す
る。
【0081】制御部440は原点位置到着を検知する
と、モータ251を一旦停止し、続けて逆回転させて、
リングギア311を図14における原点位置から待機位
置まで反時計方向に回転させ、次のディスク1の挿入に
備える。なお、原点位置から待機位置までの回転角度制
御は前述の図4で説明したエンコーダ271の信号を計
数することによって制御部440が制御する。
【0082】なお、以上に説明したディスク1の挿入か
ら排出にわたる全課程において、4つの媒体駆動手段3
40の各々は互いに重なり合うこともなく且つ、ディス
ク1の通過空間に侵入することも無いことが分かる。し
かも、排出アーム341の機能と引き込みアーム351
の機能とを分離したので、ディスク1の搬送途上におけ
る異常事態が起こっても(例えば、ディスク装置を用い
たノートパソコンが不意に傾けられる等)、確実な動作
シーケンスと、確実な搬送とが確保される。
【0083】また、装着固定手段511がディスク1を
装着、固定、開放する期間は押圧ばね396が押圧動作
を行っているから、ピックアップ手段は確実にディスク
1を装着し、固定し、開放することができる。
【0084】さらに、以上に説明したディスク1の挿入
から排出にわたる全課程において、ディスク1をその面
と垂直な方向に移動する過程も、搬送する機構も存在し
ないことが分かる。そして、操作者はディスク1を挿入
口に挿入するだけで、挿入から装着、開放、並びに排出
の全課程をディスク装置で行っており、従来のように操
作者の装着操作などを必要としていないことも、以上の
説明の通りである。つまり、本発明のディスク装置によ
れば、ディスク1の垂直移動機構や表裏挟み込み機構を
必要としないから薄型に構成することができる。また、
操作者の装着操作などを必要とせず、挿入から排出まで
の全課程をディスク装置で行い、操作者にとって取り扱
いの容易なディスク装置を提供することができる。
【0085】次に、図20は図1のX−X線断面図であ
る。図1と図20との対比において、図20に示すディ
スク装置の厚みTに占める主要な構成要素はピックアッ
プモジュール500とディスク1の厚み(通過空間)と
に過ぎないことが明白である。これは、図1、図6、及
び図8で説明したように、同期駆動手段310と媒体駆
動手段340とを薄鋼板で形成し、上カバ131に摺動
させ、揺動させる構成としたので、ディスク装置全体の
厚みに対して同期駆動手段310と媒体駆動手段340
との厚みを無視できるほどに薄型に構成することができ
たためである。加えて、ピックアップモジュール500
の厚みを約8mmに構成したので、ディスク1の通過空
間と同期駆動手段310と媒体駆動手段340、並びに
ピックアップモジュール500と用いた本発明のディス
ク装置全体の厚みを12.7mm以下の薄型の厚みに構
成することができた。
【0086】さらに、リングギア311の外径をディス
ク1と同じかわずかに小さくしたので、駆動手段250
に必要な空間や投影面積をほぼ無視できるほどに小さく
することができる。従って、ディスク装置全体の平面投
影図形をディスク1に外接する正方形状に構成すること
ができた。
【0087】以上の結果、小型薄型を要求されるノート
ブック型のコンピュータにもディスク装置を搭載するこ
とが可能となり、操作者に利便性の高いディスク装置を
提供することができる。
【0088】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ディス
クの供給位置からディスクを回転駆動する位置までディ
スク面に沿ってディスクを移動するだけで済むので、引
き出し移動機構や上下移動機構を不要にして装置全体を
薄型に構成することができる。また、操作者は自ら装着
し、固定し、開放する必要が無くなり、より快適な操作
性を有するディスク装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるディスク装置の
分解斜視図
【図2】図1の下カバを矢印Aから見た斜視図
【図3】ガイドレールLの全体斜視図
【図4】図1の駆動手段の拡大斜視図
【図5】搬送手段を図1の矢印A方向から見た図
【図6】媒体駆動手段を図1の矢印B方向から見た分解
斜視図
【図7】図6の押圧ばねディスクとの関係を表す図
【図8】上カバとリングギアを図1のB方向から見た図
【図9】図8の位置決めピンを拡大した図
【図10】図2の装着検知手段の部分拡大斜視図
【図11】図2の原点スイッチを図1の矢印A方向から
見た部分拡大斜視図
【図12】図1の挿入方向から見た分解斜視図
【図13】図12の部分拡大斜視図
【図14】図1の搬送手段の動作を表すシーケンスチャ
ート
【図15】図14の待機位置におけるディスクの挿入状
態を表す図
【図16】ディスクが位置決めピン位置に達した状態を
表す図
【図17】リングギアの最終位置を表す図
【図18】排出搬送の状態を表す図
【図19】ディスクが原点位置へ排出された状態を表す
【図20】図1のX−X線断面図
【符号の説明】
1 ディスク 100 筐体 101 下カバ 102 側壁L 103 側壁R 111 ピンポスト 112 ガイドポスト 131 上カバ 132 支点ピン 133 膨出部 171 枢軸機構 172 回動案内ピン 191 防護カバ 200 案内手段 211 ガイドレールL 212 溝L 213 終端部L 221 ガイドレールR 222 溝R 223 終端部R 231 挿入検知センサ 232 通路アクチュエータ 233 検知レバ 234 回動ピン 235 挿入検知スイッチ 236 回動バネ 237 止め輪 250 駆動手段 251 モータ 252 シャフト 253 駆動ウォーム 261 ギヤ列 271 エンコーダ 272 スリット 273 円盤 274 フォトセンサ 281 駆動ギヤ 282 受動ギア 283 連結部 284 出力ギア 300 搬送手段 310 同期駆動手段 311 リングギア 312 受動リングギア 313 位置決めギアA 314 位置決めギアB 315 中心空間部 321 回動孔A 322 回動孔B 323 回動孔C 324 回動カム部 331 案内孔A 332 案内孔B 333 案内孔C 340 媒体駆動手段 341 排出アーム 342 排出アーム力点 343 排出アーム支点 344 排出アーム作用点 345 排出ピン 351 引き込みアーム 352 引き込みアーム力点 353 引き込みアーム支点 354 引き込みアーム作用点 355 引き込みばね 380 位置決め手段 381 位置決めピン 382 位置決めシャフト 383 間欠歯車部 384 位置決め部 385 位置決めばね 390 押圧手段 391 押圧アーム 392 押圧アーム力点 393 押圧アーム支点 394 押圧アーム作用点 395 押圧ピン 396 押圧ばね 397 押圧部 400 媒体監視手段 401 排出検知手段 402 原点アクチュエータ 403 原点スイッチ 421 装着検知手段 422 ベース 423 検知スイッチ 440 制御部 441 基板 450 挿入口手段 451 誤挿入防止手段 452 ベゼル 453 挿入口 455 シャッタベース 456 シャッタばね 457 シャッタ 458 シャッタドッグ 461 シャッタアーム 462 シャッタアーム力点 463 シャッタアーム支点 464 シャッタアーム作用点 465 シャッタカム 500 ピックアップモジュール 511 装着固定手段 551 回転駆動手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを装着し固定し開放するとともに
    ディスクを回転駆動してディスクから信号を再生するピ
    ックアップ手段と、 操作者からディスクの供給を受けてディスクを前記ピッ
    クアップ手段までディスク面の方向に搬送するディスク
    搬送手段とを有するディスク装置であって、 前記ディスク搬送手段はディスクをディスク面の方向に
    移動可能に支持する案内手段と、 薄板平板状に形成されディスク面の方向に揺動してディ
    スクを搬送駆動する媒体駆動手段と、 薄板平板状に形成されディスク面の方向に揺動してディ
    スクをピックアップ手段の方向に押圧付勢する押圧手段
    と、 前記媒体駆動手段と前記押圧手段とを駆動する同期駆動
    手段とを有することを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】前記媒体駆動手段は薄板平板状に形成され
    ディスク面の方向に揺動してディスクをディスク装置内
    部へ搬送する第1の揺動手段と、薄板平板状に形成され
    ディスク面の方向に揺動してディスクをディスク装置外
    部へ搬送する第2の揺動手段とを有し、 前記押圧手段は薄板平板状に形成されディスク面の方向
    に揺動する第3の揺動手段と、前記第3の揺動手段に係
    合し撓曲可能に支持された押圧部材とを有することを特
    徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】前記押圧部材は、その一端を筐体に固定し
    てディスクの中央部分に配置し、他端を前記第3の揺動
    手段に係合させ、 前記第3の揺動手段の揺動動作により、前記押圧部材が
    前記第3の揺動手段に押されて前記ピックアップ手段の
    方向に撓んで突出し、前記第3の揺動手段に引かれて平
    面状に延伸することを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】前記押圧部材は、前記第3の揺動手段によ
    り押されて前記ピックアップ手段の方向に撓んで突出し
    たとき、ディスク内周部の中心を挟んだ両側を押圧し、
    押圧する範囲はディスクの直径15mmから40mmの
    範囲のディスク面を押圧付勢することを特徴とする請求
    項1または請求項2または請求項3記載のディスク装
    置。
  5. 【請求項5】前記第3の揺動手段は、前記第1の揺動手
    段が揺動してディスクをディスク装置内部へ搬送した後
    に前記同期駆動手段によって揺動され、または、前記第
    2の揺動手段が揺動してディスクをディスク装置外部へ
    搬送する前に前記同期駆動手段によって揺動され、これ
    らの揺動動作によって前記押圧部材が前記ピックアップ
    手段の方向に撓んで突出することを特徴とする請求項1
    から請求項4に記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項5に記載のディスク装
    置は外殻をなす筐体を有し、前記筐体のうち前記押圧部
    材が配置されるディスクの中央部分に相当する位置に、
    前記押圧部材の方向に突設された膨出部を形成し、前記
    押圧部材が平面状に延伸したときに前記押圧部材が前記
    膨出部に当接することを特徴とするディスク装置。
  7. 【請求項7】前記押圧手段が前記ピックアップ手段の方
    向に撓んで突出したときに、前記ピックアップ手段を回
    転または振動させることを特徴とする請求項1から請求
    項6に記載のディスク装置。
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