JP2002123105A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002123105A
JP2002123105A JP2001323810A JP2001323810A JP2002123105A JP 2002123105 A JP2002123105 A JP 2002123105A JP 2001323810 A JP2001323810 A JP 2001323810A JP 2001323810 A JP2001323810 A JP 2001323810A JP 2002123105 A JP2002123105 A JP 2002123105A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転写手段が接触転写方式の転写手段である転写
方式画像形成装置について、転写材の様々な通紙サイズ
においても、より精度の高い転写を行うことができ、常
時安定して良質の画像を得られる画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】接触転写帯電器16に対して、所定の電流
値にて出力する定電流制御手段21と、所定の電圧値に
て出力する定電圧制御手段22とを有し、転写手段は定
電流制御、定電圧制御のいずれかに切り替え可能であ
り、接触転写帯電器16の体積抵抗値が所定値以上の
時、定電流制御を行い、体積抵抗値が所定値未満の時、
通紙される転写材のサイズに応じて前記切り替えが行わ
れることを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体に形成担
持させた可転写像を転写材に転写させる転写手段を有す
る転写方式の画像形成装置に関する。
【0002】より詳しくは、転写手段が接触転写方式の
転写手段である画像形成装置の改善に関する。
【0003】
【従来の技術】像担持体の表面に対して適宜の作像プロ
セスにてトナー像を一般的とする画像情報の可転写像を
形成担持させ、その可転写像を紙等の転写材に転写さ
せ、像定着させて画像形成物(コピー、プリント)とし
て出力させ、像担持体は繰り返して画像形成に供する転
写方式の画像形成装置が従来から広く実用されている。
【0004】図4はそのような転写方式の画像形成装置
の典型的な一例装置の概略構成模型図である。本例の画
像形成装置は転写方式電子写真プロセス利用の複写機ま
たはプリンタである。
【0005】10は像担持体としてのドラム型の電子写
真感光体(以下、感光体ドラムと記す)であり、矢印X
の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもっ
て回転駆動され、この回転感光体ドラムに対して、帯
電、画像露光、現像、転写、クリーニングの作像プロセ
スが適用される。
【0006】即ち、回転駆動される感光体ドラム10は
その表面が一次帯電器11によって所定の極性・電位に
一様に帯電処理される。
【0007】次いでその帯電処理面に画像情報書き込み
手段としての不図示の画像露光手段(原稿画像の投影露
光装置、画像変調されたレーザビームの走査露光装置な
ど)による画像露光12がなされることで、露光明部の
帯電電位が減衰して感光体ドラム表面に露光画像情報に
対応した静電潜像が形成される。
【0008】その静電潜像が現像部位Aにおいて現像器
13により可転写のトナー像(顕画化像)として順次に
可視画像化される。
【0009】そのトナー像は転写部位Tにおいて転写手
段により転写材18に転写される。
【0010】本例における転写手段はローラー状の接触
転写帯電器16(以下、転写ローラーと記す)を用いた
接触転写方式の転写手段である。
【0011】転写ローラー16は、例えば、芯金と該芯
金周りに形成した中抵抗の弾性層からなるものであり、
感光体ドラム10に弾性層の弾性に抗して所定の押圧力
をもって圧接させて転写部位T(転写ニップ部)を形成
させてあり、感光体ドラム10の回転に順方向に、感光
体ドラム10の回転周速度と略同じ周速度で回転する。
【0012】転写材18は不図示の給送手段部から給紙
され、転写部位Tの手前側に配設したレジストローラー
15によりタイミング合わせされて転写部位Tに給送さ
れる。
【0013】即ち、レジストローラー15は、回転感光
体ドラム10の表面に形成されたトナー像の先端部が転
写部位Tに到来したとき、転写材18の先端部も丁度転
写部位Tに到来するタイミングになるように転写材18
を転写部位Tに給送させる。
【0014】転写部位Tに給送された転写材18はその
表面が回転感光体ドラム10に密着して転写部位Tを挟
持搬送されていく。また、転写部位Tに転写材18の先
端部が到来してから後端部が転写部位Tを抜け出るまで
の間、転写ローラー16の芯金には転写バイアス電源2
0から所定の転写バイアスが印加される。
【0015】そして転写材18が転写部位Tを挟持搬送
されていく過程において、回転感光体ドラム10側のト
ナー像が転写材18側に、接触転写帯電器としての転写
ローラー16によって形成される転写電界の作用及び転
写部位Tにおける押圧力にて順次に転写されていく。
【0016】転写材18は、転写部位Tを出ると回転感
光体ドラム10表面から分離されて不図示の像定着器に
搬送され、転写を受けたトナー像が永久固着像として転
写材面に定着処理され、画像形成物(コピー、プリン
ト)として排紙される。
【0017】転写材分離後の感光体ドラム10表面はク
リーナ17によって残留トナーや紙粉等の付着汚染物の
除去を受けて清掃され、繰り返して画像形成に供され
る。
【0018】画像形成方式として、例えば、帯電した感
光体表面に画像情報のバックグラウンド部に対応して露
光し(バックグラウンド露光方式)、バックグラウンド
部以外の部分を現像する正規現像方式と、逆に画像情報
部に対応して露光し(イメージ露光方式)、非露光部分
を現像する反転現像方式があり、それぞれの特徴を生か
して用いられている。
【0019】像担持体としての感光体ドラム10側の可
転写像としてのトナー像を紙等の転写材18側に転写さ
せる転写手段としては、上記のように転写ローラー16
に代表される接触転写帯電器を用いた接触転写方式の転
写手段が普及しており、コロナ帯電器等を用いた転写手
段に比べ、電源容量の小型化、オゾンに代表される放電
生成物の発生量が少ない、等のメリットがある。
【0020】このような接触転写方式の転写手段の場合
も一般に以下のような転写不具合が発生しやすい。
【0021】即ち、該転写手段が「定電流制御」される
場合、例えば葉書等に代表される小サイズの転写材が通
紙されると、通紙時の通紙領域と非通紙領域との抵抗の
違いから非通紙領域に転写電流が流れやすく、転写材の
背面に付与する転写電荷量が少なくなり、転写抜けなど
の転写不良が発生しやすい。
【0022】この現象は接触転写帯電器である転写ロー
ラー16の体積抵抗が小さいほど顕著であり、そのため
転写ローラーの体積抵抗を高くすることで改善される
が、電源の高圧化、転写リーク等の問題が生じる。
【0023】そこで小サイズ通紙においても大サイズ通
紙と比較的同量の転写電荷を付与させることができる
「定電圧制御」方式がある。これは一般には転写ローラ
ーの体積抵抗に応じて決められた電圧値により出力され
るもので、大サイズ、小サイズの転写材に対しても比較
的同量に近い転写電荷を付与することができ、採用され
ている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転写時
における不具合は、転写材背面へ付与される転写電荷量
の過剰、あるいは少ないことにより発生する場合が多
い。
【0025】例えば、過剰により通紙中に転写電荷が転
写材を通り抜けて、像担持体としての感光体ドラム上に
メモリを生じさせ、後の画像形成時に濃淡画像をつく
る、転写による「ドラムメモリ」、逆に少ないことによ
り、トナーを十分に転写材に引き付けられず生じる「転
写抜け」等がある。
【0026】特に反転現像方式に代表される、トナーと
同極性の電位を保持する感光体表面にトナー像を形成す
る方式では、転写時の転写極性は感光体表面と逆極性で
あり、正規現像方式に比べ、ドラムメモリが発生しやす
い。
【0027】これらは、転写電荷量、つまりは概略、転
写時の転写電流値に依存する。
【0028】一方、定電圧制御の場合、通常、小サイズ
においても転写抜けを生じさせないように定電圧値を設
定するため、転写材が大サイズの場合、転写材の転写電
荷量は過剰となりやすい。そのため、より転写不具合の
発生しやすい環境、構成の場合、様々なサイズの転写材
において、良好な転写を行うことができない。
【0029】そこで本発明はこのような事態に対処すべ
くなされたものであって、転写手段が接触転写方式の転
写手段である転写方式画像形成装置について、転写材の
様々な通紙サイズにおいても、より精度の高い転写を行
うことができ、常時安定して良質の画像を得られる画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、像担持体に形
成担持させた可転写像を転写材に転写させる転写手段を
有する画像形成装置において、前記転写手段は、像担持
体に接して転写部位を形成し、該転写部位に通紙された
転写材に転写電荷を付与して像担持体側の可転写像を転
写材側に転写させる接触転写帯電器を有する接触転写方
式の転写手段であり、前記接触転写帯電器に対して、所
定の電流値にて出力する定電流制御手段と、所定の電圧
値にて出力する定電圧制御手段とを有し、前記転写手段
は定電流制御、定電圧制御のいずれかに切り替え可能で
あり、前記接触転写帯電器の体積抵抗値が所定値以上の
時、定電流制御を行い、前記体積抵抗値が所定値未満の
時、通紙される転写材のサイズに応じて前記切り替えが
行われることを特徴とする画像形成装置である。即ち、
転写材サイズに応じて定電流制御と定電圧制御を使いわ
ける転写制御を行う装置において、接触転写帯電器の体
積抵抗値が所定値未満の時、通紙される転写材のサイズ
に応じて定電流制御と定電圧制御とを切り替える構成と
することで、定電流制御と定電圧制御の切り替えが必要
な時のみ切り替え制御を行えばよく、制御の簡素化が図
れる。また定電圧制御の際の最適電圧値の計算(検知)
を行う場合には、計算(検知)時間を減らすことで、像
担持体の総回転数を減らし、長寿命化を図ることもでき
る。
【0031】〈作 用〉 a)通紙される転写材のサイズに応じて、転写手段を定
電流制御、定電圧制御のいずれかに切り替える、より具
体的には、通紙される転写材のサイズが所定のサイズ以
上であるときは転写手段を定電流制御に切り替えること
により、転写電流値に依存することが多い転写不具合に
対してより精度の高い制御を行なうことができ、また通
紙される転写材のサイズが所定のサイズ未満であるとき
は定電圧制御に切り替えることにより、小サイズの転写
材においても一定の転写電荷量を付与することができ、
常時安定して良質の画像が得られる。
【0032】b)転写部位に転写材を搬送する複数の給
送手段を有する画像形成装置にあっては、該複数の給送
手段のうち使用する給送手段の選択に応じて、転写手段
を定電流制御、定電圧制御のいずれかに切り替えること
で、転写材の通紙サイズに対応した制御を比較的簡易に
行なうことができる。
【0033】そして、転写のドラムメモリによる画像不
良が比較的目立つ、反転現像により顕画化像を形成する
画像形成装置には特に効果が大きい。
【0034】c)切り替えを接触転写帯電器の体積抵抗
にもとづいて、所定の体積抵抗値において切り替え可能
とすることにより、例えば定電圧制御を実行するための
計算時間を体積抵抗値によって減らすことができ、像担
持体の総回転数の減少が図れ、結果、像担持体の長寿命
化を行なうことができる。
【0035】d)また、定電流制御および定電圧制御に
よって制御される制御値は転写材の情報に応じて切替制
御することが可能であること、また、転写材の情報は、
厚み、剛性、吸湿度、材質、加工処理、表面処理、およ
びサイズのうちの少なくともいずれか1つを用いること
で、より転写材の持つ特性に対応した転写を行なうこと
ができる。
【0036】
【発明の実施の形態】〈第1の実施例〉(図1) 図1は本実施例における画像形成装置の概略構成模型図
である。
【0037】本実施例の画像形成装置の構成は前述した
図4の画像形成装置と大略同様であるので共通する構成
機器・部分には同一の符号を付して再度の説明を省略す
る。
【0038】本実施例の画像形成装置において、像担持
体である感光体ドラム10の一次帯電器11による帯電
処理の極性はマイナスである。
【0039】感光体ドラム10の表面に形成させた静電
潜像の現像器13によるトナー現像はマイナス極性のト
ナー(ネガトナー)を用いた反転現像方式である。
【0040】転写バイアスの極性はプラスである。
【0041】転写材通紙速度は105mm/sである。
【0042】最大通紙サイズはA4横通紙幅(297m
m)であり、最小通紙サイズは葉書縦(105mm相
当)である。
【0043】接触転写帯電器としての転写ローラー16
の長さは315mmとした。
【0044】21・22・23は転写ローラー16に対
する、定電流電源、定電圧電源、転写切り替え制御手段
である。
【0045】転写切り替え制御手段23により転写手段
の定電流制御あるいは定電圧制御のいずれかが選択され
て、転写部位Tにおける転写材通紙中に、転写ローラー
16に対して定電流電源21(定電流制御の場合)また
は定電圧電源22(定電圧制御の場合)から転写バイア
スが印加される。
【0046】本実施例において転写切り替え制御手段2
3による転写手段の定電流制御または定電圧制御の選択
切り替えは装置に通紙される転写材18のサイズに応じ
てなされる。転写材18の通紙サイズの入力はユーザー
の入力とし、転写切り替え制御手段23がその入力をも
とに、転写ローラー16に対する転写バイアスの出力を .転写材18の通紙サイズがB5横通紙幅(257m
m)以上のときは定電流電源21による定電流制御出力 .転写材18の通紙サイズがB5横通紙幅未満のとき
は定電圧電源22による定電圧制御出力 に切り替える。
【0047】定電流制御時は9μAの制御値で出力制御
をおこなった。
【0048】定電圧制御は、非通紙時に転写ローラー1
6に9μA定電流時にかかる電圧を測定し、その検知し
た電圧値をもとにして通紙時の定電圧値を決定し出力制
御をおこなった(この定電圧制御をATVC制御(Au
to Transfer Voltage Contr
ol)と称する)。
【0049】本実施例の構成とすることにより、B5横
通紙以上の大サイズ通紙の場合においても、B5横通紙
未満の小サイズ通紙の場合においても、いずれの場合も
良好なる転写性が得られた。
【0050】本実施例では転写材の通紙サイズはユーザ
ーの入力としたがこれに限定されるものではなく、例え
ばセンサーなどによる転写材サイズ検知手段からの通紙
転写材のサイズ検知結果をもとに、転写切り替え制御手
段23による転写手段の定電流制御または定電圧制御の
選択切り替えを行なわせてもよい。画像形成装置の最大
通紙サイズ、最小通紙サイズ、転写ローラーの長さ、定
電流制御と定電圧制御の選択切り替えの転写材基準幅等
は本実施例に限定されるものではないことは勿論であ
る。例えば用いる転写ローラー16の体積抵抗値などか
ら定電流制御と定電圧制御の選択切り替えの転写材基準
幅を変更してもよく、また、例えば、小サイズ紙の代表
的な葉書や封筒などの特定サイズの転写材により制御切
り替えを行なってもよい。
【0051】また、本実施例では画像形成装置の転写材
通紙速度は105mm/s、定電流制御値は9μA、定
電圧制御はATVC制御としたが、これに限定されるも
のではないのは、もちろんである。
【0052】上述のように、転写ローラー系において、
大サイズ転写材の場合は定電流制御、小サイズ転写材の
場合は定電圧制御を実行することで、大サイズ転写材の
場合において、一般に電流依存(転写電荷量依存)のあ
る転写不具合において、最適なる制御がおこなわれ、小
サイズ転写材の場合は定電圧制御によりほぼ最適なる転
写電荷を付与することができ、大小サイズの転写材とも
に満足できる転写を行なうことができる。つまり転写ロ
ーラー系での転写制御の精度の向上、大小サイズの転写
材に対応して最適な制御が可能となる。小サイズ転写材
の対応幅を小さくでき、定電圧制御値を、従来に比べ、
より小サイズ転写材に適応させることができることで、
一般に電流依存のある転写不具合において防止軽減を図
ることができる。
【0053】〈第2の実施例〉(図2) 図2は本実施例における画像形成装置の概略構成模型図
である。
【0054】本実施例の画像形成装置は、上記第1の実
施例の画像形成装置において、さらに湿度センサー24
を具備させ、この湿度センサー24の検知湿度データー
をもとに、定電流制御時の定電流制御値の切り替え、ま
たは/および定電圧制御時の定電圧制御値の切り替えを
行なわせて、各環境に対応したより良い転写性を得るこ
とができるようにしたものである。
【0055】その他の画像形成装置の構成や仕様、制御
条件等は第1の実施例の画像形成装置と同様であるので
再度の説明は省略する。
【0056】切り替え制御手段23は湿度センサー24
の検知湿度データーをもとに、定電流制御時の定電流制
御値の切り替え、または/および定電圧制御時の定電圧
制御値の切り替えを行なう。
【0057】本実施例では、湿度が45%未満、70%
未満、およびそれ以上の3段階において、定電流制御時
の定電流制御値をそれぞれ11μA、8μA、6μAに
切り替えさせた。また定電圧制御時もATVC制御の出
力変換の計算式を同様に3式対応させて定電圧制御値を
切り替えさせた。
【0058】本実施例の構成とすることで、吸湿して低
抵抗化した転写材18を使用した場合にも、また、転写
材18が乾燥して高抵抗化した場合にも、一般に高抵抗
な転写材ほど必要な転写電荷が多い傾向があり、また低
抵抗である場合は転写電圧が大きいほど、転写材背面か
ら転写材を突き抜けてトナーの帯電極性に影響を及ぼし
転写抜けが生じやすいという傾向から、最適な転写電荷
量を転写材に付与することができる。
【0059】そうすることで、より環境対応性に優れ、
安定した良好なう画像形成を行なうことができる。
【0060】本実施例では、湿度センサー24による検
知結果をもとにしたが、転写材18の吸湿度の結果や抵
抗値を測定し、その結果をもとに定電流制御値や定電圧
制御値を切り替えてもかまわない。
【0061】本実施例では湿度センサーの検知結果によ
り、3段階に切り替わるが、2段階でも良く、さらに多
段階に切り替えてもよい。
【0062】また、本実施例に用いた定電流値等の値に
限定されるものではないのはもちろんである。
【0063】また、本実施例においては、転写材の特性
として吸湿度合を検出して制御値切り替えを行なった
が、転写特性に寄与する他の特性、例えば、厚み、剛
性、材質、加工処理、表面処理、サイズ等の1つもしく
は複数の情報をもとにして、制御値切り替えを行なって
いてもかまわない。
【0064】一般に、厚い転写材の場合は転写電流(転
写電荷)が比較的多く必要である傾向強く、また、転写
電荷を均一に付与するためには、より高い転写電圧が必
要な傾向にある。また、剛性が強いほど例えば文字画像
などによく生じ易い中抜け現象が発生しやすく、転写電
荷が多いほど中抜け現象が生じにくい傾向がある。同じ
く、転写材の材質、加工処理、についても体積抵抗の違
い等から最適な転写電荷、電圧がことなり、また表面処
理によっても例えば、離型性が良いと文字中抜けが生じ
やすく、最適な転写電荷、電圧が異なる。そうした特性
をも加味された転写制御を行なう事で、より幅広く転写
材に対応することができる。
【0065】〈第3の実施例〉本実施例の画像形成装置
の主な構成は第1の実施例の画像形成装置と同じであ
る。
【0066】本実施例では、接触転写帯電器としての転
写ローラー16の体積抵抗値が所定の抵抗未満におい
て、転写材通紙サイズによる転写バイアスの切り替えを
制御することで、特に効果が期待できる低抵抗の転写ロ
ーラーを用いる場合のみ、実施されるものである。
【0067】本実施例では、非通紙時に転写ローラー1
6に9μA定電流時にかかる電圧を測定し、その検知し
た電圧値をもとにして、所定の検知電圧未満の場合に対
して、通紙時に定電圧出力制御を実施することにした。
【0068】一般に転写ローラーの体積抵抗は耐久度
合、環境により、変化する。よって、ある体積抵抗未満
となった場合に転写材通紙サイズによる定電圧制御を可
能とすることで、例えば、定電圧制御する定電流値を算
出するための計算時間が減り、結果、感光体ドラム10
の総回転数が減り、感光体ドラムに対するダメージも減
少させることができ感光体ドラムの耐久性を向上させる
ことができる。
【0069】このような構成とすることで、簡易的に良
好な転写を行なうことができ、かつ、画像形成装置の特
に感光体ドラムの長寿命化を図ることができる。
【0070】〈第4の実施例〉(図3) 図3は本実施例における画像形成装置の概略構成模型図
である。
【0071】本実施例の画像形成装置は、転写部位Tへ
の転写材給送手段として、多段のカセット給紙部25
と、手差し給紙部25aを有している。
【0072】その他の画像形成装置の構成や仕様、制御
条件等は第1の実施例の画像形成装置と同様であるので
再度の説明は省略する。
【0073】本実施例では、カセット給紙部25から給
紙がなされるか、手差し給紙部25aから給紙がなされ
るかの情報をもとに転写バイアスの定電流制御、定電圧
制御の切り替えを行なう。
【0074】本実施例の装置の場合、比較的さまざまな
サイズ、材質の転写材を給紙する場合が多い手差し給紙
手段25aを給紙指定することにより、対応して定電圧
制御に切り替わる。
【0075】本実施例の構成とすることで、比較的簡易
構成で大小サイズの転写材に効果的に対応させることが
でき、良好な画像形成を行なうことができる。
【0076】本実施例においては、手差し給紙部25a
を給紙指定することにより、対応したが、任意の給紙手
段に対応してかまわないのはもちろんである。
【0077】上述のように、転写ローラー系において、
特定の給紙手段(給送手段)からの転写材給紙において
定電圧制御を実行することで、大サイズ転写材の場合に
おいて、一般に電流依存(転写電荷量依存)のある転写
不具合において、最適なる制御がおこなわれ、小サイズ
転写材の場合は定電圧制御によりほぼ最適なる転写電荷
を付与することができ、大小サイズの転写材ともに満足
できる転写を行なうことができる。つまり転写ローラー
系での転写制御の精度の向上、大小サイズの転写材に対
応して最適な制御が可能となる。小サイズ転写材の対応
幅を小さくでき、定電圧制御値を、従来に比べ、より小
サイズ転写材に適応させることができることで、一般に
電流依存のある転写不具合において防止軽減を図ること
ができる。
【0078】また、本実施例においても、第2の実施例
のように転写特性に寄与する転写材特性、例えば、吸湿
度合、厚み、剛性、材質、加工処理、表面処理等の1つ
もしくは複数の情報をもとにして、定電流制御時の定電
流制御値の切り替え、または定電圧制御時の定電圧制御
値の切り替えを行なってもかまわない。
【0079】このような構成とすることで、さまざまな
特性を持つ転写材に対応した、良好な転写を行なう事が
できるのは、もちろんである。
【0080】また、本実施例においても、第3の実施例
のように転写ローラー16の体積抵抗にもとづいて、所
定の体積抵抗値において切り替え可能にすることもでき
る。
【0081】〈その他〉 1)像担持体10は、電子写真感光体に限らず、静電記
録誘電体、磁気記録磁性体などであってもよく、それら
の像担持体に対する可転写像の形成原理・プロセスも任
意である。
【0082】またドラム型に限らず、ベルト型、ウエブ
型、シート型など任意である。
【0083】2)接触転写帯電器16は、ローラー型に
限らず、ベルト型、ベルトと電極ブレードの組み合わせ
等任意である。
【0084】3)転写材は中間転写ドラムや同ベルト等
の中間転写部材であってもよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転写手段が接触転写方式の転写手段である転写方式画像
形成装置について、転写材の様々な通紙サイズにおいて
も、より精度の高い転写を行うことができ、常時安定し
て良質の画像を得られる画像形成装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における画像形成装置の概略構成
模型図
【図2】第2の実施例における画像形成装置の概略構成
模型図
【図3】第4の実施例における画像形成装置の概略構成
模型図
【図4】従来の画像形成装置の一例の概略構成模型図
【符号の説明】
10 像担持体(感光体ドラム) 11 一次帯電器 12 画像露光 13 現像器 15 レジストローラー 16 接触転写帯電器(転写ローラー) 17 クリーナ 18 転写材 20 転写バイアス電源 21 定電流電源 22 定電圧電源 23 切り替え制御手段 24 湿度センサー
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA01 DC10 DE04 EA03 EC01 EC06 EF09 2H200 GA02 GA03 GA10 GA23 HA02 HB12 JA02 JA29 JA30 MB04 NA08 NA09 PA03 PA04 PA22 PA29 PA30 PB02 PB05 PB08 PB25

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に形成担持させた可転写像を転写
    材に転写させる転写手段を有する画像形成装置におい
    て、 前記転写手段は、像担持体に接して転写部位を形成し、
    該転写部位に通紙された転写材に転写電荷を付与して像
    担持体側の可転写像を転写材側に転写させる接触転写帯
    電器を有する接触転写方式の転写手段であり、 前記接触転写帯電器に対して、所定の電流値にて出力す
    る定電流制御手段と、所定の電圧値にて出力する定電圧
    制御手段とを有し、 前記転写手段は定電流制御、定電圧制御のいずれかに切
    り替え可能であり、 前記接触転写帯電器の体積抵抗値が所定値以上の時、定
    電流制御を行い、 前記体積抵抗値が所定値未満の時、通紙される転写材の
    サイズに応じて前記切り替えが行われることを特徴とす
    る画像形成装置。
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