JP2002122088A - 真空ポンプにおける流路構造 - Google Patents

真空ポンプにおける流路構造

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JP2002122088A
JP2002122088A JP2000314966A JP2000314966A JP2002122088A JP 2002122088 A JP2002122088 A JP 2002122088A JP 2000314966 A JP2000314966 A JP 2000314966A JP 2000314966 A JP2000314966 A JP 2000314966A JP 2002122088 A JP2002122088 A JP 2002122088A
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sliding contact
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valve
flow path
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Yoshinari Suzuki
良成 鈴木
Hiroyuki Ishigure
宏行 石榑
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Toyota Industries Corp
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    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/12Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • F04C29/06Silencing
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    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/08Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C18/12Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type
    • F04C18/126Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with radially from the rotor body extending elements, not necessarily co-operating with corresponding recesses in the other rotor, e.g. lobes, Roots type

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Abstract

(57)【要約】 【課題】排ガスのガス流路上に介在された逆流防止手段
における動作障害の発生を防止する。 【解決手段】ガイド管41の管内には弁体43及び復帰
ばね44が収容されている。ガイド管41にはテーパ形
状の弁孔411が形成されており、弁体43は弁孔41
1を開閉する。弁体43は、弁孔411を閉鎖する閉鎖
端壁45と、円筒形状の周壁46と、周壁46の外周面
に振り分けられて立設された複数の摺接突部47と、閉
鎖端壁45の外周に止着されたシールリング50とから
なる。ガイド管41、弁体43及び復帰ばね44は、逆
流防止手段を構成する。復帰ばね44は、弁孔411を
閉じる方向へ弁体43を付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸の回転に基
づいてガス移送体を動かし、前記ガス移送体の動作によ
ってガスを移送して吸引作用をもたらし、前記ガスのガ
ス流路上に逆流防止手段を介在した真空ポンプにおける
流路構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平2−157490号公報、特開平
8−14172号公報に開示される真空ポンプの一種で
あるルーツポンプでは、隣合って2個で組をなすロータ
が噛合した状態で回転される。噛合しながら回転する2
個のロータの回転動作は、ガスを圧縮しながら移送す
る。ロータの回転軸のうちの一方は、モータから駆動力
を得ており、他方の回転軸はギア機構を介して前記一方
の回転軸から駆動力を得ている。ポンプ本体から吐出さ
れるガスは、ポンプ本体外のガス流路を経由して排ガス
処理装置へ送られる。特開平2−157490号公報の
装置では、ポンプ本体外のガス流路上に消音器(マフ
ラ)が介在されている。真空ポンプでは、ポンプ本体外
のガス流路内で脈動が発生し、これが大きな騒音の原因
となる。消音器はこのような騒音の発生を抑制するため
のものであり、消音器としては逆止弁が用いられる。逆
止弁を構成する弁体は弁孔を開閉し、ポンプ排出流量が
ゼロになると弁体が弁孔を閉じる。逆止弁は前記した脈
動の発生を抑制する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】排ガスの種類〔例えば
パーフルオロカーボン(PFC)等〕によっては、圧力
を高くしたり、あるいは温度が低くなると固化する性質
の排ガスがある。このような排ガスの固化物が弁体とそ
のガイドとの間に噛みこまれ、また滞留すると、弁体の
開閉動作に障害が起き、逆止弁が脈動発生抑制の機能を
果たさなくなる。
【0004】本発明は、排ガスのガス流路上に介在され
た逆流防止手段における動作障害の発生を防止すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、回
転軸の回転に基づいてガス移送体を動かし、前記ガス移
送体の動作によってガスを移送して吸引作用をもたら
し、前記ガスのガス流路上に逆流防止手段を介在した真
空ポンプを対象とし、請求項1の発明では、前記ガス流
路の一部を形成するガイド管と、前記ガイド管内で前記
ガイド管の長さ方向に摺動案内される弁体と、前記弁体
によって開閉される弁孔を形成する弁孔形成体と、前記
弁孔を閉じる方向へ前記弁体を付勢する付勢手段とを備
えた逆流防止手段を構成し、前記ガイド管と前記弁体と
のいずれか一方に対して摺接する複数の摺接部を備えた
摺接手段を前記ガイド管の内周面と前記弁体との間に介
在し、前記複数の摺接部を前記ガイド管の内周面方向に
振り分け配置した。
【0006】複数の摺接部を弁体の移動方向に見た場
合、ガイド管の周方向におけるガイド管と摺接部との摺
接範囲、あるいは弁体と摺接部との摺接範囲は、ガイド
管の全周のうちの一部となる。このような摺接をもたら
す構成は、排ガスの固化物が摺接部と弁体との間、ある
いは摺接部とガイド管との間に噛みこまれ、また滞留す
る事態の発生を防止する。
【0007】請求項2の発明では、請求項1において、
前記ガイド管の内周面に前記弁体を摺動案内するガイド
部を設け、前記弁体と前記ガイド部とのうちのいずれか
一方に摺接する複数の摺接部を他方に設け、前記他方の
周方向に前記複数の摺接部を振り分け配置した。
【0008】請求項3の発明では、請求項2において、
前記ガイド部は環状の基礎内周面を備え、前記弁体は前
記基礎内周面と相似の基礎外周面を備え、前記摺接部
は、前記基礎内周面と前記基礎外周面とのいずれか一方
に設けられると共に、他方に対して摺接するようにし
た。
【0009】請求項2及び請求項3の発明では、ガイド
管と弁体との摺接は、複数の摺接部を介して行われる。
複数の摺接部を弁体の移動方向に見た場合、ガイド管の
周方向におけるガイド管と弁体との摺接範囲は、ガイド
管の全周のうちの一部となる。このような摺接をもたら
す構成は、排ガスの固化物がガイド部と弁体との間に噛
みこまれ、また滞留する事態の発生を防止する。
【0010】請求項4の発明では、請求項2及び請求項
3のいずれか1項において、前記弁体は、前記弁孔を閉
鎖する閉鎖端壁と環状の周壁とを備え、前記複数の摺接
部は、前記弁体の周壁に設けた。
【0011】ガイド管の管内で移動する弁体に摺接部を
設けた構成は、ガイド管側のガイド部と摺接部との良好
な摺接をもたらす上で有利である。請求項5の発明で
は、請求項4において、前記複数の摺接部は、前記弁体
の移動方向に長い形状とした。
【0012】弁体の移動方向に長い形状の摺接部は、弁
体の移動動作の円滑化に寄与する。請求項6の発明で
は、請求項4及び請求項5のいずれか1項において、前
記弁体は、前記周壁の外側から内側へガスを流通させる
流通孔を前記周壁に備えているようにした。
【0013】流通孔は、弁体におけるガスに対する流通
抵抗を低減する上で有効である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をルーツポンプに具
体化した第1の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明
する。
【0015】図1に示すように、多段ルーツポンプ11
のロータハウジング12の前端にはフロントハウジング
13が接合されており、フロントハウジング13には封
鎖体36が接合されている。ロータハウジング12の後
端にはリヤハウジング14が接合されている。ロータハ
ウジング12は、シリンダブロック15と複数の隔壁1
6とからなる。図2(b)に示すように、シリンダブロ
ック15は、一対のブロック片17,18からなり、隔
壁16は一対の壁片161,162からなる。図1に示
すように、フロントハウジング13と隔壁16との間の
空間、隣合う隔壁16の間の空間、及びリヤハウジング
14と隔壁16との間の空間は、それぞれポンプ室5
1,52,53,54,55となっている。
【0016】フロントハウジング13とリヤハウジング
14とには回転軸19がラジアルベアリング21,37
を介して回転可能に支持されている。フロントハウジン
グ13とリヤハウジング14とには回転軸20が同様に
ラジアルベアリング22,38を介して回転可能に支持
されている。両回転軸19,20は互いに平行に水平方
向に配置されている。回転軸19,20は隔壁16に通
されている。
【0017】回転軸19にはガス移送体としての複数の
ロータ23,24,25,26,27が一体形成されて
おり、回転軸20には同数のロータ28,29,30,
31,32が一体形成されている。ロータ23〜32
は、回転軸19,20の軸線191,201の方向に見
て同形同大の形状をしている。ロータ23,24,2
5,26,27の厚みはこの順に小さくなってゆくよう
にしてあり、ロータ28,29,30,31,32の厚
みも同様にこの順に小さくなってゆくようにしてある。
ロータ23,28は僅かの隙間を保って互いに噛合した
状態でポンプ室51に収容されており、ロータ24,2
9も同様に互いに噛合した状態でポンプ室52に収容さ
れている。以下同様にしてロータ25,30はポンプ室
53に、ロータ26,31はポンプ室54に、ロータ2
7,32はポンプ室55にそれぞれ収容されている。
【0018】リヤハウジング14にはギヤハウジング3
3が組み付けられている。回転軸19,20は、リヤハ
ウジング14を貫通してギヤハウジング33内に突出し
ており、各回転軸19,20の突出端部には歯車34,
35が互いに噛合した状態で止着されている。ギヤハウ
ジング33には電動モータMが組み付けられている。電
動モータMの駆動力は、軸継ぎ手10を介して回転軸1
9に伝えられ、回転軸19は、電動モータMによって図
2(a),(b)及び図3(a),(b)の矢印R1の
方向に回転される。回転軸20は、歯車34,35を介
して電動モータMから駆動力を得ており、回転軸20は
図2(a),(b)及び図3(a),(b)の矢印R2
で示すように回転軸19とは逆方向に回転する。
【0019】図1及び図2(b)に示すように、隔壁1
6内には通路163が形成されている。図2(b)に示
すように、隔壁16には通路163の入口164及び出
口165が形成されている。隣合うポンプ室51,5
2,53,54,55は、通路163を介して連通して
いる。
【0020】図2(a)に示すように、ブロック片17
には導入口171がポンプ室51に連通するように形成
されている。図3(b)に示すように、ブロック片18
には排出口181がポンプ室55に連通するように形成
されている。導入口171からポンプ室51に導入され
たガスは、ロータ23,28の回転によって隔壁16の
入口164から通路163を経由して出口165より隣
のポンプ室52へ移送される。以下、同様にガスは、ポ
ンプ室の容積が小さくなってゆく順、即ちポンプ室5
2,53,54,55の順に移送される。ポンプ室55
へ移送されたガスは、排出口181から外部へ排出され
る。ロータ23〜32は、ガスを移送するガス移送体で
ある。
【0021】図3(b)に示すように、排出口181に
は接続フランジ39が接続されている。図4(a)に示
すように、接続フランジ39にはマフラ40が接続され
ており、マフラ40には円筒形状のガイド管41が接続
されている。さらにガイド管41には排出管42が接続
されている。排出管42は、図示しない排ガス処理装置
に接続されている。接続フランジ39、マフラ40、ガ
イド管41及び排出管42は、多段ルーツポンプ11か
ら吐出される排ガスを前記排ガス処理装置へ送るガス流
路を構成する。
【0022】ガイド管41の管内には弁体43及び復帰
ばね44が収容されている。ガイド管41にはテーパ形
状の弁孔411が形成されており、弁体43は往復動に
よって弁孔411を開閉する。弁体43は、弁孔411
を閉鎖する閉鎖端壁45と、円筒形状の周壁46と、周
壁46の外周面に立設された複数の摺接突部47(本実
施の形態では4つ)と、閉鎖端壁45の外周に取り付け
られたシールリング50とからなる。ガイド管41、弁
体43及び復帰ばね44は、逆流防止手段を構成する。
ガイド管41は、弁体43によって開閉される弁孔41
1を形成する弁孔形成体を兼ねる。復帰ばね44は、弁
孔411を閉じる方向へ弁体43を付勢する付勢手段と
なる。
【0023】複数の摺接突部47は、等角度間隔で弁体
周壁46の外周面462の周方向に振り分け配置されて
いる。シールリング50は弁孔411のテーパ面に接離
し、シールリング50が弁孔411のテーパ面に接した
状態は、弁体43が弁孔411を閉じた状態である。隣
合う摺接突部47の間の周壁46の部位には流通孔46
1が貫設されている。
【0024】図5に示すように、摺接突部47は、弁体
43の移動方向、即ち弁体43の中心軸線L2の方向に
長い板形状をしている。摺接突部47の突端面471
は、ガイド管41のガイド内周面412に摺接する。
【0025】図4(b)に示すように、ガイド管41の
ガイド内周面412、及び弁体43の周壁46の外周面
462は円周面である。図4(a)に示すように、ガイ
ド内周面412の中心軸線L1と、外周面462の中心
軸線L2とは略一致する。基礎内周面となるガイド内周
面412と、基礎外周面となる外周面462とは、相似
形であり、弁体43側の基礎外周面上に設けられた摺接
突部47は、ガイド管41側の基礎内周面に摺接する。
弁体43に一体形成された摺接突部47は、ガイド管4
1に摺接する摺接部であり、複数の摺接突部47は、ガ
イド管41の内周面と弁体43との間に介在される摺接
手段を構成する。
【0026】最小容積のポンプ室55から排出口181
を経由して接続フランジ39へ吐出された排ガスは、マ
フラ40を経由して弁孔411に至る。マフラ40内の
圧力によって弁体43の閉鎖端壁45に掛かる荷重が、
ガイド管41内の圧力と復帰ばね44のばね力とによっ
て閉鎖端壁45に掛かる荷重を上回る場合には、弁体4
3が弁孔411を開く。弁孔411を通過した排ガス
は、弁体43の周壁46の周囲、及び流通孔461を通
って排出管42側へ流れる。
【0027】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)弁体43の開閉動作は、ガイド管41のガイド
内周面412によって案内されるが、ガイド管41と弁
体43との摺接は、弁体43の周壁46の外周面462
の周方向に振り分け配置された複数の摺接突部47を介
して行われる。ガイド内周面412に対して摺接する摺
接突部47は、弁体43の移動方向(軸線L2の方向)
に見た状態では、ガイド管41のガイド内周面412の
全周のうちの一部に対してのみ摺接する。即ち、ガイド
管41の周方向におけるガイド管41と複数の摺接突部
47との摺接範囲は、ガイド管41の全周のうちの一部
のみとなる。弁体43に対するガイド管41の摺接部位
がガイド管41の全周のうちの一部のみとなるような摺
接をもたらす構成は、排ガスの固化物がガイド内周面4
12と弁体43との間に噛みこまれる事態の発生を防止
する。従って、弁体43の開閉動作の円滑性が損なわれ
ることはなく、逆流防止手段の動作障害の発生が防止さ
れる。
【0028】(1-2)ガイド管41の内周面は円周面で
あるが、ガイド管41の内周面を円周面に形成するのは
容易である。円周面であるガイド内周面412に摺接突
部47の突端面471を精度よく摺接させるための好適
な突端面471の形状は、ガイド内周面412と略同大
の円周面である。弁体43の周壁46の外周面462側
に摺接突部47を一体形成した構成は、ガイド管41の
内周面側に摺接突部を形成する場合に比べ、突端面47
1を所望の形状に加工する上で有利である。
【0029】(1-3)ガイド内周面412に摺接する摺
接突部47は、弁体43の移動方向に長い板形状であ
る。摺接突部47を弁体43の移動方向に長い板形状と
した構成は、弁体43の移動時の姿勢安定化に寄与す
る。移動時の弁体43の姿勢が安定していれば、弁体4
3の移動動作が円滑になる。従って、弁体43の移動方
向に長い形状の摺接突部47は、弁体43の移動動作の
円滑化に寄与する。
【0030】(1-4)弁孔411を通過した排ガスの一
部は、周壁46の外周面462側から流通孔461を通
って周壁46の内周側へ流れる。多段ルーツポンプ11
の運転を開始して真空度を素早く高めるには、弁体43
における排ガスに対する流通抵抗を低減する必要がある
が、流通孔461は、弁体43における排ガスに対する
流通抵抗を低減する上で有効である。
【0031】次に、図6の第2の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。流通孔463は、周壁46の端部側に開口して
いる。このような流通孔463は、排ガスに対する流通
抵抗を低減する上で第1の実施の形態の場合よりも一層
有効である。
【0032】次に、図7の第3の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。摺接突部47Bは、弁体43の移動方向に先鋭
な先鋭部472,473を備えている。摺接突部47B
のこのような先鋭形状は、摺接突部47Bの突端面47
1とガイド内周面412との間への排ガスの固化物の噛
み込みを回避する上で有効である。
【0033】次に、図8の第4の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。流通孔461には面取り部464,465が形
成されている。面取り部464,465は、流通孔46
1におけるガスの流通の容易性を向上し、弁体43にお
ける排ガスに対する流通抵抗が低減する。
【0034】次に、図9の第5の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。一対の摺接突部47C,47Dが弁体43の移
動方向に見て重なるように間隔を置いて配置されてお
り、摺接突部47C,47Dの複数対が周壁46の周方
向に配列されている。対の摺接突部47C,47Dは、
両者の間隔を大きくとることによって弁体43の移動時
の姿勢安定性の向上に寄与する。
【0035】次に、図10の第6の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。摺接突部47Eは隣合う流通孔461の間にあ
り、摺接突部47Fは流通孔461の下流にある。周壁
46の周方向に振り分けられた複数の摺接突部47E
と、周壁46の周方向に振り分けられた複数の摺接突部
47Fとは、弁体43の移動方向に見て重ならないよう
に配置されている。摺接突部47Fは、流通孔461へ
の排ガスの流入を容易にする。
【0036】次に、図11(a),(b)の第7の実施
の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には
同じ符号が付してある。ガイド管41の基礎内周面41
3には複数の摺接突部48(本実施の形態では4つ)が
立設されている。複数の摺接突部48は、円周面である
基礎内周面413の周方向に等角度間隔で振り分け配置
されている。摺接突部48は、弁体49の移動方向に長
い板形状をしている。摺接突部48の突端面481は、
弁体49の基礎外周面466に摺接する。基礎外周面4
66は基礎内周面413の相似形である。
【0037】第7の実施の形態では、第1の実施の形態
における(1-1)項、(1-3)項及び(1-4)項と同様
の効果が得られる。本発明では以下のような実施の形態
も可能である。 (1)前記各実施の形態における流通孔を省略するこ
と。 (2)ガイド管及び弁体のいずれに対しても別体の摺接
手段を構成し、この摺接手段の複数の摺接部がガイド管
と弁体とのいずれか一方、あるいは両方に摺接するよう
にガイド管と弁体との間に介在すること。 (3)真空ポンプの本体に繋がる吸入管上に介在された
逆流防止手段に本発明を適用すること。 (4)ルーツポンプ以外の真空ポンプに本発明を適用す
ること。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、ガイド
管と弁体とのいずれか一方に対して摺接する複数の摺接
部を備えた摺接手段を前記ガイド管の内周面と前記弁体
との間に介在し、前記複数の摺接部を前記ガイド管の内
周面方向に振り分け配置したので、排ガス固化物等が噛
みこまれ難く、また滞留し難く、排ガスのガス流路上に
介在された逆流防止手段における動作障害の発生を防止
し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す多段ルーツポンプ11
全体の平断面図。
【図2】(a)は図1のA−A線断面図。(b)は図1
のB−B線断面図。
【図3】(a)は図1のC−C線断面図。(b)は図1
のD−D線断面図。
【図4】(a)は要部平断面図。(b)は(a)のE−
E線断面図。
【図5】要部斜視図。
【図6】第2の実施の形態を示す要部斜視図。
【図7】第3の実施の形態を示す要部斜視図。
【図8】第4の実施の形態を示す要部平断面図。
【図9】第5の実施の形態を示す要部斜視図。
【図10】第6の実施の形態を示す要部斜視図。
【図11】第7の実施の形態を示し、(a)は要部平断
面図。(b)は(a)のF−F線断面図。
【符号の説明】
11…真空ポンプである多段ルーツポンプ。19,20
…回転軸。191,201…軸線。23,24,25,
26,27,28,29,30,31,32…ガス移送
体であるロータ。39…ガス流路を構成する接続フラン
ジ。40…ガス流路を構成するマフラ。41…ガス流路
を構成すると共に、逆流防止手段を構成し、弁孔形成体
を兼ねるガイド管。412…ガイド部及び基礎内周面と
なるガイド内周面。413…基礎内周面。42…ガス流
路を構成する排出管。43,49…逆流防止手段を構成
する弁体。44…付勢手段となる復帰ばね。45…閉鎖
端壁。46…周壁。461,463…流通孔。462…
基礎外周面となる外周面。466…基礎外周面。47,
47B,47C,47D,47E,47F,48…摺接
手段を構成する摺接部となる摺接突部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 15/06 F16K 15/06 15/10 15/10 Fターム(参考) 3H029 AA01 AA06 AA09 AA17 AB06 BB21 BB31 BB36 BB41 BB42 CC15 CC25 CC54 CC85 3H052 AA01 CA04 CA24 CC03 EA01 3H058 AA05 BB34 BB38 CA04 CA05 CA33 CD05 CD10 EE05 3H076 AA16 AA21 BB01 BB02 BB13 BB43 CC43 CC93

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸の回転に基づいてガス移送体を動か
    し、前記ガス移送体の動作によってガスを移送して吸引
    作用をもたらし、前記ガスのガス流路上に逆流防止手段
    を介在した真空ポンプにおいて、 前記ガス流路の一部を形成するガイド管と、 前記ガイド管内で前記ガイド管の長さ方向に摺動案内さ
    れる弁体と、 前記弁体によって開閉される弁孔を形成する弁孔形成体
    と、 前記弁孔を閉じる方向へ前記弁体を付勢する付勢手段と
    を備えた前記逆流防止手段を構成し、 前記ガイド管と前記弁体とのいずれか一方に対して摺接
    する複数の摺接部を備えた摺接手段を前記ガイド管の内
    周面と前記弁体との間に介在し、前記複数の摺接部を前
    記ガイド管の内周面方向に振り分け配置した真空ポンプ
    における流路構造。
  2. 【請求項2】前記ガイド管の内周面に前記弁体を摺動案
    内するガイド部を設け、前記弁体と前記ガイド部とのう
    ちのいずれか一方に対して摺接する複数の摺接部を他方
    に突設し、前記他方の周方向に前記複数の摺接部を振り
    分け配置した請求項1に記載の真空ポンプにおける流路
    構造。
  3. 【請求項3】前記ガイド部は環状の基礎内周面を備え、
    前記弁体は前記基礎内周面と相似の基礎外周面を備え、
    前記摺接部は、前記基礎内周面と前記基礎外周面とのい
    ずれか一方に設けられると共に、他方に対して摺接する
    請求項2に記載の真空ポンプにおける流路構造。
  4. 【請求項4】前記弁体は、前記弁孔を閉鎖する閉鎖端壁
    と環状の周壁とを備え、前記複数の摺接部は、前記弁体
    の周壁に設けられている請求項2及び請求項3のいずれ
    か1項に記載の真空ポンプにおける流路構造。
  5. 【請求項5】前記複数の摺接部は、前記弁体の移動方向
    に長い形状である請求項4に記載の真空ポンプにおける
    流路構造。
  6. 【請求項6】前記弁体は、前記周壁の外側から内側へガ
    スを流通させる流通孔を前記周壁に備えている請求項4
    及び請求項5のいずれか1項に記載の真空ポンプにおけ
    る流路構造。
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