JP2002121762A - 建設残土利用促進システム、建設残土利用促進方法および記録媒体 - Google Patents

建設残土利用促進システム、建設残土利用促進方法および記録媒体

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JP2002121762A
JP2002121762A JP2000317585A JP2000317585A JP2002121762A JP 2002121762 A JP2002121762 A JP 2002121762A JP 2000317585 A JP2000317585 A JP 2000317585A JP 2000317585 A JP2000317585 A JP 2000317585A JP 2002121762 A JP2002121762 A JP 2002121762A
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construction surplus
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薫 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設残土の利用促進に関し、より詳細にはネ
ットワークを介して建設残土の利用を促進させるための
システム、方法、および該方法を実行させるコンピュー
タ・プログラムが記録されたコンピュータ可読な記録媒
体を提供する。 【解決手段】 ネットワーク3を介して建設残土利用要
求を受信するための手段6と、建設残土利用要求に関連
する画像データおよび音声データを記録した建設残土情
報データベースDBと、建設残土利用要求から要求され
る建設残土を検索するための手段6と、検索された建設
残土の情報をネットワーク3を通して提供するための手
段6と、を含み、検索された建設残土情報をネットワー
ク3を通して提供するための手段6は、検索された建設
残土情報として画像データおよび音声データを送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設残土の利用促
進に関し、より詳細にはネットワークを介して建設残土
の利用を促進させるためのシステム、方法、および該方
法を実行させるコンピュータ・プログラムが記録された
コンピュータ可読な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の建設現場からは、掘削などの施工
に応じて建設残土が排出され、この排出量は、建設工事
の種類、進捗度合いなどに応じて日々変化するデータで
ある。このため建設残土の再利用を促進するためには、
いつ、どこの現場で、どの程度の建設残土が、どのよう
な状態で排出されるのか、を常に把握しておく必要があ
る。また、一方では、いつ、どこの現場で、どのくらい
の量の建設残土の需要が発生するのか、また、いつ、ど
この現場に近いユーザが、どの程度の建設残土を要求し
ているのかを簡便に閲覧して、建設残土を有効利用する
ことへの環境的・経済的な要求がますます高まってい
る。
【0003】従来、建設残土を有効利用するために、い
わゆるネットワークを使用した発生土情報交換システム
が知られている。しかしながら発生土情報交換システム
は、入力項目が非常に多く、またパーソナルコンピュー
タが必要とされることなど、設備投資面、携行性といっ
た面でユーザに対して負担が多い。また、発生土情報に
ついての情報が数値などの文字データ、数字データのみ
により記載されているため、建設残土の性状、例えば土
壌の他に、コンクリート、モルタル片が相当量混入して
いるとか、含水量が多めであるとか、砂利を相当量含む
など、建設残土の状態によっては利用できないユーザも
発生する場合もあるために、その有効利用がなかなか困
難である、という面がある。
【0004】また、建設残土の発生現場において、建設
残土の情報を入力するにしてみても、入力項目が多いの
では、建設現場において建設残土の情報を入力する場合
を考えれば、建設残土の情報をすべて文字情報で入力す
るのでは担当者も多忙で、現場担当者が充分な入力を行
うことができない場合もある。またコンピュータから入
力を行わなければならない場合には、いったん建設残土
の置かれている場所から離れて、現場事務所へと戻り、
現場事務所といったサイトからインターネットといった
ネットワークにアクセスしなければならず、建設残土を
蓄積しているにもかかわらず、その情報の入力が充分に
できないといった場合も多く、その有効利用が行われな
いことも多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがってこれまで、
建設残土を保有している建設残土提供者の現場担当者
が、現場事務所といった別のサイトへと戻ることなく、
現場において容易に建設残土の情報を入力できる建設残
土利用促進システム、そのための方法、および記録媒体
が必要とされていた。また、文字情報を入力するのでは
なく、音声データおよび画像データとして建設残土情報
を提供することにより、文字入力をできるだけ少なくし
て現場担当者の入力負担をできるだけ低減することを可
能とする、建設残土利用促進システム、そのための方法
および記録媒体が必要とされていた。また、これまで、
建設残土の利用を促進するべく、ユーザが容易にアクセ
スできる建設残土利用促進システム、方法、および当該
方法を実行させるためのプログラムが記録された記録媒
体が必要とされていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、本発明の請求項1の発明によれ
ば、ネットワークを介して建設残土利用要求を受信する
ための手段と、前記建設残土利用要求に関連する画像デ
ータおよび音声データを記録したデータベースと、建設
残土利用要求から要求される建設残土情報を検索するた
めの手段と、前記検索された建設残土情報を前記ネット
ワークを通して送信するための手段と、を含み、前記検
索された建設残土情報を前記ネットワークを通して送信
するための手段は、前記検索された建設残土情報として
前記画像データおよび前記音声データを送信する、建設
残土利用促進システムが提供される。
【0007】本発明の請求項2の発明によれば、前記建
設残土を検索するための手段は、前記建設残土要求に含
まれる現場所在地、建設残土の土質区分、供給量、期間
に関する情報を用いて前記建設残土を検索する、建設残
土利用促進システムが提供される。
【0008】本発明の請求項3の発明によれば、前記検
索された建設残土情報をネットワークを介してコンピュ
ータまたはセルラ電話に提供する、建設残土利用促進シ
ステムが提供される。
【0009】本発明の請求項4の発明によれば、前記画
像データおよび前記音声データは、携帯端末から無線ネ
ットワークと前記ネットワークとを介して前記データベ
ースに送信される、建設残土利用促進システムが提供さ
れる。
【0010】本発明の請求項5の発明によれば、前記携
帯端末は、セルラ電話またはモバイル・コンピュータで
ある、建設残土利用促進システムが提供される。
【0011】本発明の請求項6の発明によれば、ネット
ワークを介して建設残土利用要求を受信する段階と、前
記建設残土利用要求に関連する画像データおよび音声デ
ータが記録されたデータベースから、建設残土利用要求
で要求される建設残土情報を検索する段階と、前記検索
された建設残土情報を前記ネットワークを通して送信す
る段階と、を含み、前記検索された建設残土情報を前記
ネットワークを通して送信する段階は、前記検索された
建設残土情報として前記画像データおよび前記音声デー
タを送信する、建設残土利用促進方法が提供される。
【0012】本発明の請求項7の発明によれば、前記建
設残土を検索する段階は、前記建設残土要求に含まれる
現場所在地、建設残土の土質区分、供給量、期間に関す
る情報を用いて前記建設残土を検索する、建設残土利用
促進方法が提供される。
【0013】本発明の請求項8の発明によれば、前記検
索された建設残土の情報は、前記ネットワークを介して
コンピュータまたはセルラ電話に提供される、建設残土
利用促進方法が提供される。
【0014】本発明の請求項9の発明によれば、携帯端
末から前記画像データおよび前記音声データを、無線ネ
ットワークとネットワークとを介して前記データベース
に送信する段階を含む、建設残土利用促進方法が提供さ
れる。
【0015】本発明の請求項10の発明によれば、建設
残土利用促進方法を実施するためのコンピュータ・プロ
グラムが記録されたコンピュータ可読な記録媒体であっ
て、ネットワークを介して建設残土利用要求を受信し、
前記建設残土利用要求に関連する画像データおよび音声
データが記録されたデータベースから、建設残土利用要
求における建設残土情報を検索し、前記検索された建設
残土情報を前記ネットワークを通して送信し、前記検索
された建設残土情報を前記画像データおよび前記音声デ
ータを送信することにより行うコンピュータ・プログラ
ムが記録されたコンピュータ可読な記録媒体が提供され
る。
【0016】本発明の請求項11の発明によれば、携帯
端末から送信された前記画像データおよび前記音声デー
タを、無線ネットワークと前記ネットワークとを介して
受信して前記データベースに記録する段階を含む、記録
媒体が提供される。
【0017】本発明の請求項12の発明によれば、前記
携帯端末は、セルラ電話またはモバイル・コンピュータ
であり、前記建設残土を検索する段階は、前記建設残土
要求に含まれる現場所在地、建設残土の土質区分、供給
量、期間に関する情報を用いる、記録媒体が提供され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態をもって説明するが、本発明は下記実施の形態に
限定されるものではない。図1は、本発明の建設残土利
用促進システムの第1の実施の形態を示した概略図であ
る。図1に示した本発明の実施の形態においては、建設
現場といったサイトから、建設残土の画像データを得る
ための撮像手段1と、音声データを収集するための録音
装置2と、得られた画像データと、音声データとをネッ
トワーク3を通して送信するための携帯端末として用い
られるセルラ電話4とを含んで構成されている。
【0019】セルラ電話4は、セルラ電話4のキャリア
によって提供されるセルラ電話用の無線ネットワークを
通してキャリアに設置されているゲートウエイ5へと画
像データおよび音声データを、例えば電子メールに対す
る添付ファイルなどとして送信する。画像データおよび
音声データを受信したキャリアに設置されているゲート
ウエイ5は、電子メールに付された送信先アドレスを判
断して、いわゆるインターネットといったネットワーク
3を通して建設残土利用促進システムが利用するデータ
を記憶するデータベースDBが含まれたサーバ6へと画
像データおよび音声データを送信する。
【0020】本発明において用いることができるネット
ワークとしては、いわゆるインターネットを挙げること
ができるが、これ以外にも光通信、LAN/WANとい
った適切な通信プロトコルを用いる通信により遠隔的に
情報を送受信することができるものであれば、いかなる
ネットワークでも用いることができる。この通信に用い
ることができる通信プロトコルとしては、例えばTCP
/IPといった通信プロトコルを用いることができる
が、これに限定されるわけではない。
【0021】本発明において用いることができる撮像手
段1としては、ディジタル的に画像を得ることができれ
ば、いかなるものでも用いることができる。具体的に
は、ディジタル・カメラ、ディジタルビデオカメラ、そ
の他専用の例えばチャージ・カップルド・デバイスなど
の撮像素子を用いる手段であって、適切な画像フォーマ
ットとして画像データを送信できるものであればいかな
るものでも用いることができる。また、本発明において
用いることができる画像データとしては、ネットワーク
3を介して送受信できる形式のものであれば、いかなる
ファイル・フォーマットとされていてもよく、具体的に
は、BMP形式、TIF形式、PCX形式、GIF形
式、JPEG形式、メタファイル形式の他、これまで知
られているいかなる形式でも用いることができる。
【0022】また、本発明において用いることができる
録音装置2としては、録音された音声データをディジタ
ル的に記録でき、また、適切なフォーマットにおいてイ
ンターネットといったネットワーク3へと送信できる形
式に変換することができるものであれば、いかなるもの
でも用いることができる。この音声データをディジタル
変換する場合には、種々の方法を用いることができる
が、具体的には、例えば、PCM(Pulse Code Modulat
ion)を用いることができる。この際の音声データのフ
ォーマットとしては、MPEG−1、MPEG−2、M
PEG−4、MPEG−7などのフォーマットを用いる
ことができるが、本発明においてはこれ以外にもいかな
る適切なフォーマットであっても用いることができる。
【0023】なお、図1においては、撮像手段1と、録
音手段2とは、別体の構成を採用するものとして説明し
ている。しかしながら、本発明においては撮像手段1
と、録音手段2とが機能的に一体とされた撮像・録音手
段を用いることもできる。例えば、撮像手段1と録音手
段2とが一体となった手段として、ディジタル録音機能
を有するディジタル・ビデオカメラを挙げることができ
る。この場合、送信される画像データとしては、連続画
像でもよく、また静止画像でもよい。
【0024】図1に示した本発明の実施の形態において
は、上述の撮像手段1および録音手段2により得られた
画像データおよび音声データをセルラ電話4を介してい
わゆる電子メールへの添付ファイルとしてサーバ6へと
ネットワーク3を通して送信を行う。セルラ電話4とし
ては、キャリアを介してインターネットへとアクセスす
ることができるタイプのものであれば、いかなるもので
も用いることができる。
【0025】本発明において用いることができるゲート
ウエイ5またはサーバ6は、パーソナルコンピュータ、
またはワークステーションから構成することが可能であ
り、このパーソナルコンピュータまたはワークステーシ
ョンとしては、PENTIUM(商標:インテル社)と
いったCPUまたはこれと互換性のあるCPUまたはP
OWER PC(商標:インターナショナル・ビジネス
・マシーンズ・コーポレイション)またはこれと互換性
のあるCPUを搭載することが可能で、WINDOWS
(商標:マイクロソフト・コーポレイション)、WIN
DOWS NT(商標:マイクロソフト・コーポレイシ
ョン)、OS/2(商標:インターナショナル・ビジネ
ス・マシーンズ・コーポレイション)、AIX(商標:
インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレ
イション)、ユニックス、リナックスといったオペレー
ティング・システムを動作させることが可能なパーソナ
ルコンピュータ、ワークステーションを挙げることがで
きるが、これらのものに限定されるわけではない。
【0026】サーバ6には、建設残土の利用を促進させ
るための画像データ、音声データといった情報が記録さ
れたデータベースDBが記憶されていて、建設現場から
電子メールなどにより送信される画像データおよび音声
データを記憶し、セルラ電話の端末IDから送信された
現場所在地Lo、土質区分Do、供給量Suなどを特定
することができるようにされている。
【0027】また、図1に示した実施の形態において
は、建設残土利用促進システムのユーザは、セルラ電話
7からゲートウエイ5を介してネットワーク3へと建設
残土情報要求をサーバ6へと要求する構成とされてい
る。この建設残土情報要求を受信したサーバ6は、建設
残土情報要求に含まれる所定の情報を読取って、要求に
適合する建設残土情報を検索し、検索された建設残土情
報をネットワーク3を介してセルラ電話7へと送信す
る。図1に示した本発明の建設残土利用促進システムに
よれば、現場において建設残土情報を送信することが著
しく簡略化されると共に、建設残土利用促進システムの
ユーザが容易に建設残土情報にアクセスすることができ
る。
【0028】図2は、本発明の建設残土情報提供システ
ムの第2の実施の形態を示した図である。図2に示した
実施の形態においては、建設現場には、撮像手段1と、
録音手段2と、撮像手段1により得られる画像データお
よび録音手段2により得られる音声データを、ネットワ
ーク3へと送信するための携帯端末8とがネットワーク
3へと接続されている。図2に示した実施の形態では、
携帯端末8は、モバイル・コンピュータ8aとされてい
る。本発明においては、図2に示すようにモバイル・コ
ンピュータ8aからセルラ電話4により無線ネットワー
クを介してネットワーク3へと通信を行うことが可能と
されていて、現場における建設残土情報の送信が容易に
されている。
【0029】図2に示した実施の形態では、モバイル・
コンピュータ8aが、建設現場において電話回線が利用
できない場合には、セルラ電話4を通してセルラ電話用
の無線ネットワークを介して、ネットワーク3へと通信
できるようにされているのが示されている。しかしなが
ら、本発明において建設現場において電話回線が利用で
きる場合には、モバイル・コンピュータ8aは、モデム
といった手段により電話回線を通して画像データおよび
音声データをネットワーク3を介してサーバ6へと送信
することができるようにされていてもよい。
【0030】また、図2に示した実施の形態において
は、建設残土利用促進システムのユーザは、セルラ電話
からではなく、ネットワーク3に接続されたコンピュー
タ9からサーバ6へとアクセスする。本発明において
は、コンピュータ9についても携帯端末とすることがで
き、この場合には、それぞれのコンピュータ9は、モデ
ムを介してセルラ電話からネットワーク3にアクセスす
る構成とされていてもよい。本発明におけるコンピュー
タは、上述したサーバ6と同様のパーソナルコンピュー
タ、ワークステーションから構成することもできるし、
また、適切なモバイル・コンピュータといった手段か
ら、セルラ電話を通してネットワーク3へとアクセスす
る構成のコンピュータを含むものをいう。
【0031】図3は、本発明において用いるサーバ6に
含まれる建設残土の利用を促進するために構成されたデ
ータベースDBのデータ構造を示した図である。本発明
において用いられるデータベースDBには、建設残土に
関連する情報として、例えば現場所在地と、画像データ
と、音声データと、土質区分と、供給量といった情報が
含まれている。現場所在地は、例えば建設残土を利用し
ようとする者が運送料などを考慮して、最も運送料の低
い建設現場から要求する建設残土の提供を受けることを
可能とするために用いられる。本発明において用いられ
るデータベースDBは、さらに建設現場において得ら
れ、送信された画像データおよび音声データが現場所在
地に関連したレコードを形成している。図3に示された
データベースDBは、画像データ、音声データにより提
供される情報以外に土質区分、供給量にもとづいて要求
される建設残土情報を検索することを可能とするよう
に、現場所在地に対応してそれぞれの情報がレコードを
形成している。
【0032】さらに、図3に示されるように本発明のサ
ーバ6に含まれるデータベースDBには、建設現場ごと
に異なることもある情報提供者の情報が含まれている。
この情報としては、建設残土の提供者の名称、インター
ネットでのアクセスを容易にするためのURLアドレ
ス、建設残土の提供者における電話番号、電子メール・
アドレスなどが現場所在地に対応したレコードとして記
録されている。本発明の建設残土利用促進システムは、
所定の建設残土提供者が自社において発生した建設残土
の有効利用を行うために、自社の建設現場から送信され
た建設残土情報を記録するようにされていてもよい。ま
た、本発明の建設残土利用促進システムにおいては、あ
らかじめ建設残土提供者を登録しておき、登録された建
設残土提供者と、建設残土を必要とする建設残土利用者
との間の仲介を行うためにも用いることができる。
【0033】図4は、データベースDBに含まれる端末
IDテーブルを示した図である。本発明の図1に示した
実施の形態においては、建設現場からセルラ電話4を携
帯端末8として用いる場合に端末IDから現場所在地を
自動的に特定することができるようにされている。この
ため、本発明の建設残土利用促進システムにおいては、
建設現場ごとに設置されるセルラ電話4またはモバイル
・コンピュータ8aといった携帯端末8ごとに、セルラ
電話4の場合には、例えばセルラ電話4に固有の電話番
号を端末IDとして付与しておくことができる。また、
モバイル・コンピュータ8aを携帯端末8として用いる
場合には、モバイル・コンピュータ8aのメール・アド
レスを端末IDとして用いることができる。
【0034】これらの端末IDは、各建設現場について
割当てられており、さらには建設現場から送信される建
設残土情報データに含まれている。このサーバ6は、建
設残土情報データを受信すると、建設残土情報データに
含まれる端末IDを読取って、あらかじめ携帯端末8が
配置されている現場所在地を特定し、図3に示されたデ
ータベースDBに送信された建設残土情報データに含ま
れる画像データ、音声データ、供給量、土質区分といっ
た情報を記録する。
【0035】図5は、本発明の建設残土利用促進システ
ムにおいて用いる、撮像手段1と、録音手段2と、携帯
端末8との概略の構成を示した構成図である。図5に示
した実施の形態においては、撮像手段1として、ビデオ
カメラ1aが使用されており、録音手段2としてはマイ
クロホン2aと、ディジタル録音機2bとが用いられて
いる。ビデオカメラ1aにより撮影された画像データ
は、モバイル・コンピュータ8aから構成された携帯端
末へと送信されて、モバイル・コンピュータ8aに含ま
れるメモリに記憶される。また、マイクロホン2aによ
り集音された音声データは、ディジタル録音機2bによ
り記録され、適切なファイル・フォーマットとされた
後、モバイル・コンピュータ8aへと送信され、モバイ
ル・コンピュータ8aに含まれるメモリへと記憶され
る。
【0036】モバイル・コンピュータ8aには、通信手
段10が接続、または含まれて構成されている。撮像手
段1aおよび録音手段2bから送信された画像データお
よび音声データは、サーバ6の所定のアドレスに宛てて
送信される電子メールへの添付ファイルなどとされ、ネ
ットワーク3へと通信手段10により送信される。図5
に示すように、本発明においては、通信手段10として
はモデムを介して図示しないセルラ電話4へと信号を送
信し、セルラ電話4の無線ネットワークを介してネット
ワーク3へと信号を送信させるように構成することがで
きる。また、本発明においては、建設現場において電話
回線が用いることができれば、通信手段10として、電
話回線へと直接通信を行うことが可能なモデムを用いる
ことも可能である。
【0037】また、本発明の通信手段として用いられる
セルラ電話4に充分なメモリおよび電子メール・ソフト
ウエアが含まれている場合には、ビデオカメラ1aおよ
び録音手段2からの画像データおよび音声データを、セ
ルラ電話4が直接受信してメモリに記憶させ、ついでセ
ルラ電話4から電子メールをサーバ6宛送信することに
より、建設残土情報データをサーバ6へと提供すること
ができる。図6は、本発明の建設残土情報提供システム
において、携帯端末8としてセルラ電話4を用いて画像
データおよび音声データをセルラ電話4が、セルラ電話
用の無線ネットワークを用いて、ネットワーク3へと電
子メールを送信している実施の形態を示した図である。
【0038】図5および図6に示したように、本発明に
おいては、セルラ電話4を用いて直接、またはモバイル
・コンピュータ8aを介して間接的にセルラ電話4から
画像データおよび音声データを含む建設残土情報データ
をサーバ6に送信することが可能となる。このため建設
現場において建設残土が集積されているサイトにおいて
電話回線が使用できない状況下であっても、建設現場の
スタッフが容易に建設残土情報データを送信することが
可能となる。さらに、セルラ電話4が、充分なメモリお
よび電子メール・ソフトウエアを含んで構成される図6
に示した実施の形態においては、モバイル・コンピュー
タ8aも必要とされず、さらに携行性を向上させること
が可能となる。
【0039】図7は、本発明の建設残土利用促進方法に
おいて、建設残土情報データをサーバ6に送信し、デー
タベースDBに記録するためのプロセスを示したフロー
チャートである。図7に示した建設残土情報データの記
録ステップは、ステップ101から開始し、ステップ1
02において建設現場のスタッフが建設残土の撮影を行
う。ついで、ステップ103において携帯端末8を通し
てサーバ6へと画像データを送信する。さらに、ステッ
プ104において建設現場のスタッフが建設残土につい
ての情報をディジタル録音し、ステップ105において
録音された音声データを携帯端末8を通してサーバ6へ
と送信する。上述したステップ103からステップ10
5までのステップは、携帯端末8が充分な記憶容量を有
しており、画像データおよび音声データを一括して送信
するまで保持しておくことができる場合には、画像デー
タおよび音声データを得た後、ワンステップで一括して
送信する送信ステップとして行うこともできる。
【0040】さらに、本発明の建設残土利用促進方法
は、ステップ106へと進み携帯端末8に付された固有
の端末IDから建設現場を特定する。この後、ステップ
107においてデータベースDBに建設現場、工事種類
の情報と共に、画像データ、音声データ、必要に応じて
テキストデータといった情報を記録して、ステップ10
8においてデータベースへの記録を終了する。
【0041】また、本発明においてあらかじめ登録され
たユーザからの情報をデータベースに記録する場合のプ
ロセスを、図8に示す。図8に示したプロセスにおいて
は、あらかじめ登録されたユーザであるとの認証を行う
ための認証プロセスが加えられている。登録されたユー
ザは、まず、サーバ6が提供するパーソナル・コンピュ
ータ用のウエッブ・ページまたはセルラ電話用に別に用
意されたウエッブ・ページへとアクセスする。ついで、
ステップ202においてあらかじめ付与されたユーザI
Dおよびパスワードを入力する。入力されたユーザID
およびパスワードが認証されなかった場合(no)に
は、データベースDBへのアクセスを拒否して、プロセ
スを終了させる。
【0042】ユーザIDおよびパスワードが認証された
場合(yes)には、ステップ203へと進み、建設残
土情報データを得、ステップ204において携帯端末8
を通してサーバ6へと建設残土情報データを送信する。
この送信ステップは、図7において説明したように、2
段階のステップで行うこともできる。ついで、ステップ
205において、セルラ電話7の端末IDから建設現場
および工事種類の特定を行い。ステップ206において
データベースDBに現場所在地、土質区分、供給量とい
った情報と共に画像データ、音声データを記録してステ
ップ207において本発明のプロセスを終了させる。上
述したステップ202における認証プロセスは、画像デ
ータおよび音声データの入力が終了した後に、ユーザが
ホームページへとアクセスして認証を受けるといったよ
うに、本発明においては画像データ、音声データを得た
後に行うようにされていてもよい。
【0043】図9は、本発明の建設残土利用促進方法の
プロセスを、ユーザがコンピュータからアクセスする場
合について示した図である。図9に示した本発明の建設
残土利用促進方法は、ステップ301から開始し、ステ
ップ302においてユーザがホームページへとアクセス
する。ユーザには、あらかじめユーザIDおよびパスワ
ードが与えられていて、ステップ303においてユーザ
の認証が行われる。ユーザが認証されない場合(no)
には、ステップ304においてユーザに認証できないこ
とを通知して、本発明の建設残土利用促進方法を終了さ
せる。ステップ303においてユーザが承認された場合
(yes)には、ステップ305においてユーザは建設
残土情報の要求を行う。
【0044】サーバ6は、建設残土情報要求を受信し
て、ステップ306においてデータベースDBから要求
に該当する建設残土情報を検索する。この際の検索方法
として、現場所在地にもとづいて検索を行う場合には、
ユーザが要求した現場所在地から例えば、100km、
300km、500kmといったランクごとにデータベ
ースDBでの検索を行い、当該ランクごとに順位付けし
て表示することもできる。本発明においては、上述した
距離以外でも、いかなる距離でも適宜用いることができ
る。また、本発明において例えば土質区分を用いて検索
を行う場合には、土質区分について現場所在地に関係な
く検索を行い、検索された建設残土情報からさらに、現
場所在地情報を使用して検索を行って、最終的に現場所
在地の近い順にリストすることにより、ユーザに検索結
果を提示するようにすることもできる。また、供給量に
ついても、同様な検索方法を採用することができる。ま
た、本発明においては、上述した情報以外に、期間を使
用した検索を行うこともでき、これらの検索のために用
いる手法としては、いかなる手法でも用いることができ
る。
【0045】ステップ307において要求された建設残
土が検索されたか否かを判断し、要求された建設残土が
データベースDBに記憶されていない場合(no)に
は、ステップ308において要求の建設残土が存在しな
いことをユーザへと通知し、ステップ309においてユ
ーザに対して検索費用を課金する。また、要求された建
設残土が建設残土データベースに記憶されている場合
(yes)には、ステップ310において建設残土の情
報を、ウエッブ・ページに表示させ、ステップ311に
おいて供給者情報をウエッブ・ページ上に表示させ、ス
テップ309においてユーザに対して検索費用を課金し
て、ステップ312において本発明の建設残土利用促進
方法を終了させる。
【0046】上述したステップのうち、建設残土の情報
をウエッブ・ページにおいて提供する場合には、画像デ
ータを提供するとともに、適切なフォーマットで記録さ
れた音声データをユーザの要求によりPCM音源を用い
てユーザに提供することができる。本発明においては、
上述したように、建設残土情報データの登録の場合に
は、課金を行わず、建設残土情報の検索を行う場合に上
述したように課金を行うことにすることにより、建設残
土の情報の提供をよりスムーズに行わせることを可能と
する。
【0047】図10は、本発明の建設残土利用促進方法
のプロセスを、セルラ電話7からユーザがアクセスする
場合について示した図である。図10に示したプロセス
は、ステップ401から開始し、ステップ402におい
てユーザがセルラ電話7からホームページへとアクセス
する。ステップ403においては、ユーザIDおよびパ
スワードを用いてユーザの認証が行われ、ユーザの認証
ができない場合(no)には、ステップ404において
ユーザに認証できないことを通知して、本発明の建設残
土利用促進方法を終了させる。ステップ403において
ユーザの認証が行われた場合(yes)には、ステップ
405においてユーザに対して建設残土情報要求を入力
させる。ステップ406において建設残土情報要求を受
信したサーバ6は、建設残土データベースから要求に該
当する建設残土情報を検索する。
【0048】ステップ407において要求の建設残土が
検索されたか否かを判断し、検索されなかった場合(n
o)には、ステップ408において要求の建設残土がデ
ータベースDBに記憶されていないことをユーザに通知
し、ステップ409においてユーザに対して検索費用を
課金して、本発明の建設残土利用促進方法を終了させ
る。また、本発明においては要求に該当する建設残土が
登録された場合に、ユーザに対して連絡を行うステップ
を加えることもできる。
【0049】要求の建設残土が検索された場合(ye
s)には、ステップ410において検索された建設残土
の情報をセルラ電話7に送信し、供給者情報を担当者の
セルラ電話番号、または供給者のURLアドレスを表示
させて供給者とのコンタクトを容易にする。その後、ス
テップ411において、ユーザに課金を行い、ステップ
412において本発明の建設残土利用促進方法を終了さ
せる。上述したステップのうち、建設残土の情報をユー
ザのセルラ電話7に提供する場合には、画像データを適
切なフォーマットおよび解像度により送信すると共に、
ユーザの要求により例えばボイス・プロセッシング・シ
ステムにより、適切なフォーマットで記録された音声デ
ータをユーザのセルラ電話7へと送信することができ
る。
【0050】図11は、本発明の建設残土利用促進シス
テムが、コンピュータ9のディスプレイ上に表示する、
ディスプレイ画面を示した図である。図11に示したデ
ィスプレイにおいては、本発明の建設残土利用促進シス
テムの概要と、サービス内容の紹介が記載されている。
この画面においては、さらにアクセスしてきたユーザに
対してユーザ登録を促すため、ユーザ登録を行うか否か
を選択させるアクティブ・ボタンが設けられているのが
示されている。ユーザがユーザ登録を希望する場合に
は、「はい」のボタンをクリックして、ユーザ登録を行
う。また、すでにユーザ登録を済ませたユーザは、「次
へ」のアクティブ・ボタンをクリックすることにより次
の段階へと進むことができる。
【0051】図12は、図11に画面において、「次
へ」のボタンをクリックしたユーザに提示される画面表
示を示した図である。図12に示した画面では、ユーザ
に対してユーザIDおよびパスワードの入力を要求し、
認証のために用いるデータを入力させる。ユーザIDお
よびパスワードの入力が終了したユーザは、「次へ」の
アクティブ・ボタンをクリックして、建設残土情報要求
を入力する画面へと進行する。
【0052】図13は、本発明の建設残土利用システム
においてユーザ認証が正常に行われたユーザに対して表
示される建設残土情報要求を入力する画面を示した図で
ある。図13に示した入力画面においては、ユーザに対
して、土質区分、供給量、現場所在地、建設残土が必要
となる期間、およびその他建設残土に関連する情報を入
力するためのフィールドが設けられている。ユーザは、
図13に示された各フィールドに所望する建設残土の情
報を入力する。ユーザは、必要な入力項目に入力を行っ
た後、適宜訂正などを行い、入力が終了した場合には
「はい」のアクティブ・ボタンをクリックすることによ
り、各フィールドに書き込まれた建設残土情報要求がサ
ーバ6に送信されることになる。
【0053】図14は、図13に示した建設残土情報要
求を受信したサーバ6が、現場所在地、土質性状などに
もとづいて検索を行った結果得られた建設残土情報を、
リストアップした画面を示した図である。図14に示し
た画面においては、建設残土情報は、ユーザの要求した
現場所在地に対し、登録されている建設残土情報におけ
る現場所在地の近い順からリストアップされていて、ユ
ーザが負担する輸送コストを引き下げることを可能とし
ている。また、本発明においては、この他にも目的に応
じて土質性状、期間、建設残土量といったデータにもと
づいて検索を行うことができる。また、本発明において
は、上述した情報をいかなるように組み合わせて検索を
行うことも可能である。
【0054】図14には、さらに、ユーザに対して、検
索された建設残土の画像データを提供するために、建設
残土の画像データのファイルを特定したリンク先アドレ
スおよび音声メモとして音声データを提供するため、音
声データのファイルを特定したリンク先アドレスが表示
されているのが示されている。また、上述した画像デー
タおよび音声データにより建設残土の情報を得たユーザ
が、さらにリストされた建設残土についての詳細な情報
を得たい場合には、「詳細情報要求」ボタンをクリック
することにより、供給者情報といったさらに詳細な情報
が表示されるようにされている。
【0055】図15は、本発明において、例えば図14
の「1」にリストされた建設残土の情報について、詳細
情報を要求したユーザに提示される、詳細情報の実施の
形態を示した図である。図15に示される詳細情報に
は、建設残土の提供者の名称、URLアドレスなどによ
り示された連絡先、建設残土提供者における担当者に連
絡を行うため、例えば電子メール・アドレスなどが表示
されている。本発明によればユーザは、例えば、建設残
土の提供者のURLに対して、アクセス手段を変更する
ことなくアクセスすることが可能となり、建設残土の提
供の交渉をより効率的に行うことができる。また、担当
者に対して直接コンタクトを取りたいと希望する場合に
は、担当者の電子メール・アドレスをクリックすること
により電子メールとして、建設残土の提供のための交渉
を行うことが可能とされていて、交渉経緯をバックログ
として残すことができるようにされている。また、図1
5には、その回のセッションのために要した料金が表示
されていて、ユーザに対して課金が生じたことを認識さ
せる。
【0056】図16は、本発明の建設残土利用促進シス
テムにおいて、ユーザがセルラ電話7からサーバ6へと
アクセスした場合に、サーバ6がセルラ電話7の液晶デ
ィスプレイに表示させる表示画面を示した図である。図
16に示される画面表示においても、まず、建設残土利
用促進システムの概要を説明する画面が表示されてい
る。ユーザは、建設残土の提供を受けることを希望する
場合には、図16の画面に表示された「戻る/進む」の
表示のうち、「進む」を、セルラ電話7のプッシュボタ
ンを操作することにより選択する。
【0057】図17は、セルラ電話の液晶ディスプレイ
上に表示される建設残土利用促進システムのメニュー画
面を示した図である。セルラ電話7からサーバ6にアク
セスしたユーザは、画面に表示されたメニューから、希
望するメニューを選択して、建設残土利用促進システム
からの建設残土情報を得ることができる。
【0058】図18は、セルラ電話7の液晶ディスプレ
イ上に表示された建設残土情報要求入力画面を示した図
である。図18に示されるように、建設残土情報要求と
しては、残土性状、必要量、現場所在地、要求期間、そ
の他の情報といった情報の入力が要求される。図18に
示した実施の形態においては、例えば土質区分としては
砂利が要求され、その他、現場所在地、および供給量が
入力されているのが示されている。液晶ディスプレイ上
において所定の情報の入力を終了したユーザは、画面に
下側に示された「戻る/進む」をセルラ電話のブッシュ
ボタンを操作して選択し、さらに次の段階へと進むこと
ができるようにされている。
【0059】図19には、本発明の建設残土利用促進シ
ステムにおけるサーバ6が、建設残土情報要求から読取
った情報にもとづいて検索を行った結果をリストした画
面を示す。検索の結果、図19に示した実施の形態にお
いては、3件の該当建設残土情報が検索されており、そ
れぞれユーザの要求した現場所在地に近い順に、数値で
示されている。ユーザは、セルラ電話のプッシュボタン
を操作することにより、リストされた建設残土情報に対
する詳細情報を閲覧することができる。
【0060】図20は、例えばユーザが、リストにおい
て1番目にリストされた建設残土情報について詳細情報
を得るために数字「1」を選択した場合に表示される画
面である。表示された詳細情報には、現場所在地、建設
残土の量、使用可能期間が、示されている。また、ユー
ザが希望する場合には、残土画像を確認するためのファ
イルを特定したリンク先が表示されていて、セルラ電話
7のプッシュボタン操作により、ユーザが画像データに
アクセスできるようにされている。また、音声メモとし
て、音声データにアクセスできるように、音声データの
ファイルへのリンク先が表示されていて、画像データと
同様にアクセスできるようにされている。ユーザは必要
に応じて残土画像や音声データを参照しながら、建設残
土情報を選択する。所望する建設残土情報が見出された
場合には、ユーザは、「進む」を選択して、建設残土の
提供者へのアクセス情報を提供する。
【0061】図21には、建設残土の提供者の詳細情報
が、名称、連絡先、建設残土の提供者のリンク先アドレ
ス、担当者の電話番号が表示されている。ユーザは、必
要に応じてURLにアクセスするか、または担当者に電
話することにより、建設残土の提供に対する交渉を行う
ことができるようにされている。また、図21には、そ
のセッションに要した料金が表示されていて、ユーザに
課金が発生したことを認識させるようにされている。
【0062】これまで、本発明を図面に示した実施の形
態をもって詳細に説明してきたが、本発明は、図面に示
した実施の形態に限定されるものではない。また、本発
明の建設残土利用促進方法は、種々のプログラミング言
語により記述することができ、例えば、本発明の建設残
土利用促進方法を実行させるためのプログラムは、オブ
ジェクト指向のC言語によって記述することができる。
また、このように記述されたプログラムは、フロッピー
ディスク、ハードディスク、磁気テープ、CD−RO
M、DVD、光磁気ディスクといった記録媒体に記録す
ることにより、配布することができる。
【0063】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、建設残
土を保有している建設残土提供者の現場担当者が、現場
事務所といった別のサイトへと戻ることなく、現場にお
いて容易に建設残土の情報を入力できる建設残土利用促
進システム、そのための方法、および記録媒体が提供で
きる。また、文字情報を入力するのではなく、音声デー
タおよび画像データとして建設残土情報を提供すること
により、文字入力をできるだけ少なくすることによって
現場担当者の入力負担をできるだけ低減することを可能
とする、建設残土利用促進システム、そのための方法、
および記録媒体を提供することができる。また、本発明
によれば、建設残土の利用を促進するべく、容易にアク
セスできる建設残土利用促進システム、方法、および該
方法を実行させるためのプログラムが記録された記録媒
体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設残土利用促進システムの第1の実
施の形態の概略を示した図。
【図2】本発明の建設残土利用促進システムの第2の実
施の形態の概略を示した図。
【図3】本発明の建設残土データベースの構成を示した
図。
【図4】本発明の建設残土データベースに含まれる端末
IDと、建設現場所在地テーブルを示した図。
【図5】本発明において建設残土の画像データおよび音
声データを送信するための実施の形態を示した図。
【図6】本発明において建設残土の画像データおよび音
声データを送信するための別の実施の形態を示した図。
【図7】本発明の建設残土利用促進方法において画像デ
ータおよび音声データを建設残土データベースに記憶さ
せるプロセスを示した図。
【図8】本発明の建設残土利用促進方法において画像デ
ータおよび音声データを建設残土データベースに記憶さ
せるプロセスの別の実施の形態を示した図。
【図9】本発明の建設残土利用促進方法の第1の実施の
形態を示した図。
【図10】本発明の建設残土利用促進方法の第2の実施
の形態を示した図。
【図11】本発明の建設残土利用促進システムにおいて
コンピュータのディスプレイに表示される画面表示を示
した図。
【図12】本発明の建設残土利用促進システムにおいて
コンピュータのディスプレイに表示される画面表示を示
した図。
【図13】本発明の建設残土利用促進システムにおいて
コンピュータのディスプレイに表示される画面表示を示
した図。
【図14】本発明の建設残土利用促進システムにおいて
コンピュータのディスプレイに表示される画面表示を示
した図。
【図15】本発明の建設残土利用促進システムにおいて
コンピュータのディスプレイに表示される画面表示を示
した図。
【図16】本発明の建設残土利用促進システムにおいて
セルラ電話の液晶ディスプレイに表示される画面表示を
示した図。
【図17】本発明の建設残土利用促進システムにおいて
セルラ電話の液晶ディスプレイに表示される画面表示を
示した図。
【図18】本発明の建設残土利用促進システムにおいて
セルラ電話の液晶ディスプレイに表示される画面表示を
示した図。
【図19】本発明の建設残土利用促進システムにおいて
セルラ電話の液晶ディスプレイに表示される画面表示を
示した図。
【図20】本発明の建設残土利用促進システムにおいて
セルラ電話の液晶ディスプレイに表示される画面表示を
示した図。
【図21】本発明の建設残土利用促進システムにおいて
セルラ電話の液晶ディスプレイに表示される画面表示を
示した図。
【符号の説明】
1…撮像手段 2…録音手段 3…ネットワーク 4…セルラ電話 5…ゲートウエイ 6…サーバ 7…セルラ電話 8…携帯端末 8a…モバイル・コンピュータ 9…コンピュータ 10…通信手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 504 G06F 17/60 504

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して建設残土利用要求
    を受信するための手段と、 前記建設残土利用要求に関連する画像データおよび音声
    データを記録したデータベースと、 建設残土利用要求から要求される建設残土情報を検索す
    るための手段と、 前記検索された建設残土情報を前記ネットワークを通し
    て送信するための手段と、を含み、 前記検索された建設残土情報を前記ネットワークを通し
    て送信するための手段は、前記検索された建設残土情報
    として前記画像データおよび前記音声データを送信す
    る、建設残土利用促進システム。
  2. 【請求項2】 前記建設残土を検索するための手段は、
    前記建設残土要求に含まれる現場所在地、建設残土の土
    質区分、供給量、期間に関する情報を用いて前記建設残
    土を検索する、請求項1に記載の建設残土利用促進シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記検索された建設残土情報をネットワ
    ークを介してコンピュータまたはセルラ電話に提供す
    る、請求項1または2に記載の建設残土利用促進システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記画像データおよび前記音声データ
    は、携帯端末から無線ネットワークと前記ネットワーク
    とを介して前記データベースに送信される、請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の建設残土利用促進システム。
  5. 【請求項5】 前記携帯端末は、セルラ電話またはモバ
    イル・コンピュータである、請求項4に記載の建設残土
    利用促進システム。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して建設残土利用要求
    を受信する段階と、 前記建設残土利用要求に関連する画像データおよび音声
    データが記録されたデータベースから、建設残土利用要
    求で要求される建設残土情報を検索する段階と、 前記検索された建設残土情報を前記ネットワークを通し
    て送信する段階と、を含み、 前記検索された建設残土情報を前記ネットワークを通し
    て送信する段階は、前記検索された建設残土情報として
    前記画像データおよび前記音声データを送信する、建設
    残土利用促進方法。
  7. 【請求項7】 前記建設残土を検索する段階は、前記建
    設残土要求に含まれる現場所在地、建設残土の土質区
    分、供給量、期間に関する情報を用いて前記建設残土を
    検索する、請求項6に記載の建設残土利用促進方法。
  8. 【請求項8】 前記検索された建設残土の情報は、前記
    ネットワークを介してコンピュータまたはセルラ電話に
    提供される、請求項6または7に記載の建設残土利用促
    進方法。
  9. 【請求項9】 携帯端末から前記画像データおよび前記
    音声データを、無線ネットワークとネットワークとを介
    して前記データベースに送信する段階を含む、請求項6
    〜8のいずれか1項に記載の建設残土利用促進方法。
  10. 【請求項10】 建設残土利用促進方法を実施するため
    のコンピュータ・プログラムが記録されたコンピュータ
    可読な記録媒体であって、ネットワークを介して建設残
    土利用要求を受信し、 前記建設残土利用要求に関連する画像データおよび音声
    データが記録されたデータベースから、建設残土利用要
    求における建設残土情報を検索し、 前記検索された建設残土情報を前記ネットワークを通し
    て送信し、 前記検索された建設残土情報を前記画像データおよび前
    記音声データを送信することにより行うコンピュータ・
    プログラムが記録されたコンピュータ可読な記録媒体。
  11. 【請求項11】 携帯端末から送信された前記画像デー
    タおよび前記音声データを、無線ネットワークと前記ネ
    ットワークとを介して受信して前記データベースに記録
    する段階を含む、請求項10に記載の記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記携帯端末は、セルラ電話またはモ
    バイル・コンピュータであり、前記建設残土を検索する
    段階は、前記建設残土要求に含まれる現場所在地、建設
    残土の土質区分、供給量、期間に関する情報を用いる、
    請求項11に記載の記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06103279A (ja) * 1992-09-21 1994-04-15 Shimizu Corp 建設副産物再利用情報管理システム
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