JP2002121432A - 記録液 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】インクジェット記録用として鮮明なマジェンタ
系あるいはシアン系あるいは濃い黒色系の印字物を得る
ことができ、印字濃度、耐光性、耐候(環境ガス)性に
優れるほか保存安定性にも良好な記録液を提供するこ
と。 【解決手段】インクジェット記録用として、下記群から
選択される化合物の1種以上及び/又はシステアミン
基、システィン基、ヒポタウリン基、チオタウリン基あ
るいはメルカプトアルコキシ基をその構造中に有する色
素の1種以上を含有する記録液を用いることにより印字
濃度、耐光性、耐候(環境ガス)性に優れるほか、記録
液としての保存安定性にも優れている。 <群>チオグリコール酸、チオプロピオン酸、チオリン
ゴ酸、チオグリセロール、トリグリコールジメルカプタ
ン、チオタウリン、ヒポタウリン、システィン、スルフ
ォキシメチルシステアミン、メチオニン、2−メルカプ
トーベンズイミダゾールースルフォン酸、トリメルカプ
トトリアジン(アルカリ金属塩)、タンニン、尿酸、ア
スコルビン酸、ポリカルボン酸の銅錯体水生媒体記録
液。 【化1】
系あるいはシアン系あるいは濃い黒色系の印字物を得る
ことができ、印字濃度、耐光性、耐候(環境ガス)性に
優れるほか保存安定性にも良好な記録液を提供するこ
と。 【解決手段】インクジェット記録用として、下記群から
選択される化合物の1種以上及び/又はシステアミン
基、システィン基、ヒポタウリン基、チオタウリン基あ
るいはメルカプトアルコキシ基をその構造中に有する色
素の1種以上を含有する記録液を用いることにより印字
濃度、耐光性、耐候(環境ガス)性に優れるほか、記録
液としての保存安定性にも優れている。 <群>チオグリコール酸、チオプロピオン酸、チオリン
ゴ酸、チオグリセロール、トリグリコールジメルカプタ
ン、チオタウリン、ヒポタウリン、システィン、スルフ
ォキシメチルシステアミン、メチオニン、2−メルカプ
トーベンズイミダゾールースルフォン酸、トリメルカプ
トトリアジン(アルカリ金属塩)、タンニン、尿酸、ア
スコルビン酸、ポリカルボン酸の銅錯体水生媒体記録
液。 【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録液に関するもの
である。詳しくはインクジェットに適した記録液に関す
るものである。
である。詳しくはインクジェットに適した記録液に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式による記録方法が広
範に用いられるようになり、写真あるいは従来方式によ
る印刷物等と比較されることも多くなってきたが、イン
クジェット方式による画像の耐久性が劣るため問題とな
っている。インクジェットに用いられる記録液用の着色
剤としては水溶性色素あるいは顔料が用いられている。
顔料は耐久性に優れるが色調が鈍くまた分散安定性ある
いは吐出安定性に不安がある。水溶性色素は色調が鮮明
であるが耐久性とりわけ耐光性および耐候性が十分でな
い。このため耐久性が高いといわれているアントラキノ
ン系あるいは含金アゾ系色素等種々の構造の水溶性色素
が提案されているが市場の要求を十分に満足するには至
っていない。さらに耐久性を向上させる添加剤について
も多くの検討がなされているが、記録液の安定性、吐出
安定性等他の要求性能と同時に満足できる添加剤は未だ
見出されていない。
範に用いられるようになり、写真あるいは従来方式によ
る印刷物等と比較されることも多くなってきたが、イン
クジェット方式による画像の耐久性が劣るため問題とな
っている。インクジェットに用いられる記録液用の着色
剤としては水溶性色素あるいは顔料が用いられている。
顔料は耐久性に優れるが色調が鈍くまた分散安定性ある
いは吐出安定性に不安がある。水溶性色素は色調が鮮明
であるが耐久性とりわけ耐光性および耐候性が十分でな
い。このため耐久性が高いといわれているアントラキノ
ン系あるいは含金アゾ系色素等種々の構造の水溶性色素
が提案されているが市場の要求を十分に満足するには至
っていない。さらに耐久性を向上させる添加剤について
も多くの検討がなされているが、記録液の安定性、吐出
安定性等他の要求性能と同時に満足できる添加剤は未だ
見出されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はインクジェッ
ト記録用として、とりわけ記録画像の耐候性及び耐光性
に優れた画像形成のための記録液を提供することを目的
とするものである。
ト記録用として、とりわけ記録画像の耐候性及び耐光性
に優れた画像形成のための記録液を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、これまでに
提案された添加剤あるいは色素よりもさらに特定構造の
添加剤あるいは色素を使用した場合に画像の濃度、色調
及び耐久性更には記録液としての安定性及び吐出安定性
を同時に満足することを見いだし本発明を達成した。す
なわち本発明の要旨は下記群から選択される化合物の1
種以上及び/又はシステアミン基、システィン基、ヒポ
タウリン基、チオタウリン基あるいはメルカプトアルコ
キシ基をその構造中に有する色素の1種以上を含有する
記録液に存する。 <群>チオグリコール酸、チオプロピオン酸、チオリン
ゴ酸、チオグリセロール、トリグリコールジメルカプタ
ン、チオタウリン、ヒポタウリン、システィン、スルフ
ォキシメチルシステアミン、メチオニン、2−メルカプ
トーベンズイミダゾールースルフォン酸、トリメルカプ
トトリアジン(アルカリ金属塩)、タンニン、尿酸、ア
スコルビン酸、ポリカルボン酸の銅錯体
提案された添加剤あるいは色素よりもさらに特定構造の
添加剤あるいは色素を使用した場合に画像の濃度、色調
及び耐久性更には記録液としての安定性及び吐出安定性
を同時に満足することを見いだし本発明を達成した。す
なわち本発明の要旨は下記群から選択される化合物の1
種以上及び/又はシステアミン基、システィン基、ヒポ
タウリン基、チオタウリン基あるいはメルカプトアルコ
キシ基をその構造中に有する色素の1種以上を含有する
記録液に存する。 <群>チオグリコール酸、チオプロピオン酸、チオリン
ゴ酸、チオグリセロール、トリグリコールジメルカプタ
ン、チオタウリン、ヒポタウリン、システィン、スルフ
ォキシメチルシステアミン、メチオニン、2−メルカプ
トーベンズイミダゾールースルフォン酸、トリメルカプ
トトリアジン(アルカリ金属塩)、タンニン、尿酸、ア
スコルビン酸、ポリカルボン酸の銅錯体
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明で使用される色素は、その構造中にシステアミン
基、システィン基、ヒポタウリン基、チオタウリン基あ
るいはメルカプトアルコキシ基を有するものである。こ
れらの基を色素構造中に導入するための連結基としては
スルフォニル基、エーテル基、チオエーテル基、イミノ
基、カルボニル基、トリアジニル基あるいはエチルスル
フォニル基などが用いられる。
発明で使用される色素は、その構造中にシステアミン
基、システィン基、ヒポタウリン基、チオタウリン基あ
るいはメルカプトアルコキシ基を有するものである。こ
れらの基を色素構造中に導入するための連結基としては
スルフォニル基、エーテル基、チオエーテル基、イミノ
基、カルボニル基、トリアジニル基あるいはエチルスル
フォニル基などが用いられる。
【0006】本発明で使用される色素としては、カルボ
ン酸基あるいはスルフォン酸基を有した水溶性の色素で
あり、構造としてはアゾ系、アントラキノン系、キノフ
タロン系、フタロシアニン系など、どのような構造の物
でも使用可能である。
ン酸基あるいはスルフォン酸基を有した水溶性の色素で
あり、構造としてはアゾ系、アントラキノン系、キノフ
タロン系、フタロシアニン系など、どのような構造の物
でも使用可能である。
【0007】本発明で使用される色素についてはスルフ
ォン酸基あるいはカルボン酸基を有しているが、これら
の酸は塩型であることが好ましく、塩型の例としてはL
i,Na,Kのようなアルカリ金属の塩あるいはアルキ
ル基、ヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいア
ンモニウムの塩あるいは有機アミンの塩が上げられる。
ォン酸基あるいはカルボン酸基を有しているが、これら
の酸は塩型であることが好ましく、塩型の例としてはL
i,Na,Kのようなアルカリ金属の塩あるいはアルキ
ル基、ヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいア
ンモニウムの塩あるいは有機アミンの塩が上げられる。
【0008】本発明で使用される色素の具体例を以下に
記す。
記す。
【0009】
【化1】
【0010】例えば前記(1)で示される色素は以下の
ような工程で製造できる。銅フタロシアニンをクロルス
ルフォン酸を用いて、常法に従ってクロロスルフォニル
化し、ついでシスティンと反応させることにより得られ
た。また前記(2)−1で示される色素は1−アミノー
2−ブロモー4−ヒドロキシーアントラキノンとチオリ
ンゴ酸とを前記新染料化学 414頁 8から11行の
記載に基づいて反応させることで得られる。また前記
(2)で示される色素は1−アミノー4−ブロモーアン
トラキノンー2−スルフォン酸とヒポタウリンとを反応
させて得られた。また(5)の色素は2−アミノー4−
スルフォキシエチルスルフォニルーフェノールを常法に
よりジアゾ化しベンゾイルH酸とカップリングした。次
いで硫酸ニッケルを用いて含ニッケル化し他。さらにシ
ステアミンと反応させ色素を得た。
ような工程で製造できる。銅フタロシアニンをクロルス
ルフォン酸を用いて、常法に従ってクロロスルフォニル
化し、ついでシスティンと反応させることにより得られ
た。また前記(2)−1で示される色素は1−アミノー
2−ブロモー4−ヒドロキシーアントラキノンとチオリ
ンゴ酸とを前記新染料化学 414頁 8から11行の
記載に基づいて反応させることで得られる。また前記
(2)で示される色素は1−アミノー4−ブロモーアン
トラキノンー2−スルフォン酸とヒポタウリンとを反応
させて得られた。また(5)の色素は2−アミノー4−
スルフォキシエチルスルフォニルーフェノールを常法に
よりジアゾ化しベンゾイルH酸とカップリングした。次
いで硫酸ニッケルを用いて含ニッケル化し他。さらにシ
ステアミンと反応させ色素を得た。
【0011】前記したような本発明の特定構造の色素の
ほか、本発明の添加剤を用いた場合には、市販されてい
る下記のような色素を用いることも可能である。 Color Index(以降CIと略す)Direc
t Blue−86,CI Direct Blue−
199,CI Direcr Yellow 62,C
I Direct Red 75,CI Direct
Black 17,CI Direct Black
19,CI Direct Black154,CI
Acid Blue−9、CI Acid Blue
29,CI Acid Blue 92,CI Ac
id Blue 113,CIAcidYellow
23,CI Acid Yellow 38,CI A
cid Orange 8、CI Acid Red−
37、CI AcidRed 40,CI Acid
Black 24,CI Acid Black 4
8,CI Food Black 2
ほか、本発明の添加剤を用いた場合には、市販されてい
る下記のような色素を用いることも可能である。 Color Index(以降CIと略す)Direc
t Blue−86,CI Direct Blue−
199,CI Direcr Yellow 62,C
I Direct Red 75,CI Direct
Black 17,CI Direct Black
19,CI Direct Black154,CI
Acid Blue−9、CI Acid Blue
29,CI Acid Blue 92,CI Ac
id Blue 113,CIAcidYellow
23,CI Acid Yellow 38,CI A
cid Orange 8、CI Acid Red−
37、CI AcidRed 40,CI Acid
Black 24,CI Acid Black 4
8,CI Food Black 2
【0012】記録液中における色素の含有量としては、
記録液全重量に対して0.2〜8重量%が好ましい。
記録液全重量に対して0.2〜8重量%が好ましい。
【0013】本発明で使用される添加剤のうち、銅錯体
を形成するためのポリカルボン酸としては、エチレンジ
アミン4酢酸、ニトリロ3酢酸、ジエチレントリアミン
5酢酸、トリエチレンテトラミン6酢酸などが上げられ
る。
を形成するためのポリカルボン酸としては、エチレンジ
アミン4酢酸、ニトリロ3酢酸、ジエチレントリアミン
5酢酸、トリエチレンテトラミン6酢酸などが上げられ
る。
【0014】記録液中における添加剤の量としては、記
録液全重量に対して0.1〜3重量%が好ましい。0.
1%以下では十分な効果が得られず、3%以上では特に
メルカプタン系の添加剤では形成した画像から悪臭を感
じるようになるため好ましくない。臭気の観点からは、
システィン、グルタチオン、チオリンゴ酸が好ましい。
またメルカプタン系以外の添加剤については、3%以上
添加した場合、臭気の点で問題は無いが、記録液の保存
安定性を損なう危険性が高くなり好ましくない。
録液全重量に対して0.1〜3重量%が好ましい。0.
1%以下では十分な効果が得られず、3%以上では特に
メルカプタン系の添加剤では形成した画像から悪臭を感
じるようになるため好ましくない。臭気の観点からは、
システィン、グルタチオン、チオリンゴ酸が好ましい。
またメルカプタン系以外の添加剤については、3%以上
添加した場合、臭気の点で問題は無いが、記録液の保存
安定性を損なう危険性が高くなり好ましくない。
【0015】本発明の記録液に用いられる水性媒体とし
ては、水及び水溶性有機溶媒が用いられ、水溶性有機溶
媒としては例えばエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、グリセリン、N−メ
チルピロリドン、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、イソプロパノールなどがあげられる。
ては、水及び水溶性有機溶媒が用いられ、水溶性有機溶
媒としては例えばエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、グリセリン、N−メ
チルピロリドン、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、イソプロパノールなどがあげられる。
【0016】これらの水溶性有機溶媒は通常、記録液中
に1から50重量%使用される。一方水は記録液中に4
5から95%使用される。
に1から50重量%使用される。一方水は記録液中に4
5から95%使用される。
【0017】本発明の記録液中には、0.5〜5重量%
の尿素、0.001から0.5重量%の界面活性剤など
を含有させることにより、印字後の速乾性及び印字品位
をよりいっそう改良することができる。
の尿素、0.001から0.5重量%の界面活性剤など
を含有させることにより、印字後の速乾性及び印字品位
をよりいっそう改良することができる。
【0018】
【実施例】以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はその要旨を超えないかぎりこれらの実施
例に限定されるものではない。なお部は重量部の意味を
表す物とする。
るが、本発明はその要旨を超えないかぎりこれらの実施
例に限定されるものではない。なお部は重量部の意味を
表す物とする。
【0019】[実施例1]ジエチレングリコール10
部、イソプロパノール3部、前記(1)の色素3部に水
を加え、水酸化リチウム水溶液でpHを9に調整して全
重量を100部とした。この組成物を十分に撹拌して溶
解し、口径1μmのテフロン(登録商標)フィルターで
加圧ろ過した後、真空ポンプ及び超音波で脱気処理して
記録液を調整した。
部、イソプロパノール3部、前記(1)の色素3部に水
を加え、水酸化リチウム水溶液でpHを9に調整して全
重量を100部とした。この組成物を十分に撹拌して溶
解し、口径1μmのテフロン(登録商標)フィルターで
加圧ろ過した後、真空ポンプ及び超音波で脱気処理して
記録液を調整した。
【0020】得られた記録液を用いて、インクジェット
プリンター(商品名JetWind500C、富士ゼロ
ックス社製品)を使用して、電子写真用紙にインクジェ
ット記録を行い鮮明な色調のシアン色印字物を得た。更
に(a)、(b)、(c)及び(d)の方法により評価
を行った結果を示す。
プリンター(商品名JetWind500C、富士ゼロ
ックス社製品)を使用して、電子写真用紙にインクジェ
ット記録を行い鮮明な色調のシアン色印字物を得た。更
に(a)、(b)、(c)及び(d)の方法により評価
を行った結果を示す。
【0021】(a)記録画像の耐光性:記録画像を南窓
ガラスの内側に印字面をガラス面に向けて2週間添付し
たが、記録画像の変退色は小さかった。
ガラスの内側に印字面をガラス面に向けて2週間添付し
たが、記録画像の変退色は小さかった。
【0022】(b)記録画像の耐候性:車の通行量が多
く雨や直射日光のあたらないガード下に記録画像を1ヶ
月間掲示したが、記録画像の変退色は小さかった。
く雨や直射日光のあたらないガード下に記録画像を1ヶ
月間掲示したが、記録画像の変退色は小さかった。
【0023】(c)記録画像の耐水性:記録画像を水道
水中に5分間浸漬したが記録画像の滲みは小さかった。
水中に5分間浸漬したが記録画像の滲みは小さかった。
【0024】(d)記録液の保存安定性:記録液をガラ
ス瓶に密閉し、室温下3ヶ月保存した。目視観察の結果
粗大凝集物は認められなかった。
ス瓶に密閉し、室温下3ヶ月保存した。目視観察の結果
粗大凝集物は認められなかった。
【0025】[実施例2]グリセリン5部、エチレング
リコール5部、N−メチルピロリドン5部、前記(5)
の色素3部に水を加え、カセイソーダでpHを9に調整
した後全量を100部とし、実施例1と同様にして記録
液を調整した。この記録液を用いて実施例1と同様にし
て印字を行った結果、鮮明な色調のマジェンタ色印字物
を得た。この印字物に対し、実施例1の(a)(b)
(c)(d)による評価を行った。その結果、実施例1
と同様に何れもよい結果を得た。
リコール5部、N−メチルピロリドン5部、前記(5)
の色素3部に水を加え、カセイソーダでpHを9に調整
した後全量を100部とし、実施例1と同様にして記録
液を調整した。この記録液を用いて実施例1と同様にし
て印字を行った結果、鮮明な色調のマジェンタ色印字物
を得た。この印字物に対し、実施例1の(a)(b)
(c)(d)による評価を行った。その結果、実施例1
と同様に何れもよい結果を得た。
【0026】[実施例3]ジエチレングリコール5部、
ポリエチレングリコール(#400)5部、ジエチレン
グリコールモノブチルエーテル1部、CI Direc
t Blue―86 3部、チオリンゴ酸2部に水を加
え、アンモニア水でpHを10に調整し全量を100部
とし、実施例1と同様にして記録液を調整した。この記
録液を用いて、実施例1と同様にして印字を行った結果
シアン色の印字物を得た。この印字物に対し、実施例1
の(a)〜(d)による評価を行った。その結果、実施
例1と同様に何れもよい結果を得た。
ポリエチレングリコール(#400)5部、ジエチレン
グリコールモノブチルエーテル1部、CI Direc
t Blue―86 3部、チオリンゴ酸2部に水を加
え、アンモニア水でpHを10に調整し全量を100部
とし、実施例1と同様にして記録液を調整した。この記
録液を用いて、実施例1と同様にして印字を行った結果
シアン色の印字物を得た。この印字物に対し、実施例1
の(a)〜(d)による評価を行った。その結果、実施
例1と同様に何れもよい結果を得た。
【0027】[実施例4]グリセリン4部、トリエチレ
ングリコール4部、N−メチルピロリドン7部、CI
Food Black−2 3部、スルフォキシメチル
システアミン 3部に水を加え、水酸化リチウムでpH
を8に調整した後全量を100部とし、実施例1と同様
にして記録液を調整した。この記録液を用いて実施例1
と同様にして印字を行った結果、青味黒色印字物を得
た。この印字物に対し、実施例1の(a)(b)(c)
(d)による評価を行った。その結果、実施例1と同様
に何れもよい結果を得た。
ングリコール4部、N−メチルピロリドン7部、CI
Food Black−2 3部、スルフォキシメチル
システアミン 3部に水を加え、水酸化リチウムでpH
を8に調整した後全量を100部とし、実施例1と同様
にして記録液を調整した。この記録液を用いて実施例1
と同様にして印字を行った結果、青味黒色印字物を得
た。この印字物に対し、実施例1の(a)(b)(c)
(d)による評価を行った。その結果、実施例1と同様
に何れもよい結果を得た。
【0028】[実施例5〜7]実施例1において用いた
前記(1)の色素の代わりに、前期(2)〜(4)の色
素を用いた以外は実施例1の方法により記録液を調整
し、印字を行い、印字物の評価を行った。その結果、実
施例1と同様何れもよい結果を得た。
前記(1)の色素の代わりに、前期(2)〜(4)の色
素を用いた以外は実施例1の方法により記録液を調整
し、印字を行い、印字物の評価を行った。その結果、実
施例1と同様何れもよい結果を得た。
【0029】[実施例8〜 21 ]実施例3において
用いたチオリンゴ酸の代わりにチオタウリン、ヒポタウ
リン、システィン、トリグリコールメルカプタン、チオ
グリセロール、チオグリコール酸、尿酸、エチレンジア
ミンの銅錯体、アスコルビン酸、グルタチオン、メチオ
ニン、トリメルカプトトリアジン、タンニン、メルカプ
トベンズイミダゾールスルフォン酸、を用いた以外は実
施例3の方法により記録液を調整し、印字を行い、印字
物の評価を行った。その結果、実施例3と同様何れもよ
い結果を得た。
用いたチオリンゴ酸の代わりにチオタウリン、ヒポタウ
リン、システィン、トリグリコールメルカプタン、チオ
グリセロール、チオグリコール酸、尿酸、エチレンジア
ミンの銅錯体、アスコルビン酸、グルタチオン、メチオ
ニン、トリメルカプトトリアジン、タンニン、メルカプ
トベンズイミダゾールスルフォン酸、を用いた以外は実
施例3の方法により記録液を調整し、印字を行い、印字
物の評価を行った。その結果、実施例3と同様何れもよ
い結果を得た。
【0030】
【発明の効果】本発明の記録液は、インクジェット記録
用として用いられ、印字濃度、耐光性、耐候(環境ガ
ス)性に優れるほか、記録液としての保存安定性にも優
れている。
用として用いられ、印字濃度、耐光性、耐候(環境ガ
ス)性に優れるほか、記録液としての保存安定性にも優
れている。
Claims (3)
- 【請求項1】下記群から選択される化合物の1種以上及
び/又はシステアミン基、システィン基、ヒポタウリン
基、チオタウリン基あるいはメルカプトアルコキシ基を
その構造中に有する色素の1種以上を含有する記録液。 <群>チオグリコール酸、チオプロピオン酸、チオリン
ゴ酸、チオグリセロール、トリグリコールジメルカプタ
ン、チオタウリン、ヒポタウリン、システィン、スルフ
ォキシメチルシステアミン、メチオニン、2−メルカプ
トーベンズイミダゾールースルフォン酸、トリメルカプ
トトリアジン(アルカリ金属塩)、タンニン、尿酸、ア
スコルビン酸、ポリカルボン酸の銅錯体 - 【請求項2】下記群から選択される化合物の1種以上を
含有する記録液。 <群>チオグリコール酸、チオプロピオン酸、チオリン
ゴ酸、チオグリセロール、トリグリコールジメルカプタ
ン、チオタウリン、ヒポタウリン、システィン、スルフ
ォキシメチルシステアミン、メチオニン、2−メルカプ
トーベンズイミダゾールースルフォン酸、トリメルカプ
トトリアジン(アルカリ金属塩)、タンニン、尿酸、ア
スコルビン酸、ポリカルボン酸の銅錯体 - 【請求項3】システアミン基、システィン基、ヒポタウ
リン基、チオタウリン基あるいはメルカプトアルコキシ
基をその構造中に有する色素の1種以上を含有する記録
液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000312020A JP2002121432A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | 記録液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000312020A JP2002121432A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | 記録液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002121432A true JP2002121432A (ja) | 2002-04-23 |
Family
ID=18791687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000312020A Pending JP2002121432A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | 記録液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002121432A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006500455A (ja) * | 2002-09-27 | 2006-01-05 | アベシア・リミテッド | アゾ染料の金属錯体およびインクジェット印刷におけるそれらの使用 |
JP2007238726A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Seiko Epson Corp | 黒色インク組成物、インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法及び記録物 |
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2000
- 2000-10-12 JP JP2000312020A patent/JP2002121432A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006500455A (ja) * | 2002-09-27 | 2006-01-05 | アベシア・リミテッド | アゾ染料の金属錯体およびインクジェット印刷におけるそれらの使用 |
JP2007238726A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Seiko Epson Corp | 黒色インク組成物、インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法及び記録物 |
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