JP2002121247A - 活性エネルギー線硬化性水性組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化性水性組成物

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JP2002121247A
JP2002121247A JP2000316304A JP2000316304A JP2002121247A JP 2002121247 A JP2002121247 A JP 2002121247A JP 2000316304 A JP2000316304 A JP 2000316304A JP 2000316304 A JP2000316304 A JP 2000316304A JP 2002121247 A JP2002121247 A JP 2002121247A
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active energy
energy ray
aqueous composition
curable
double bond
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English (en)
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Sakiko Goto
後藤佐紀子
Shigehiro Tanaka
重弘 田中
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 活性エネルギー線硬化性を有し、特に、耐ス
クラッチ、耐傷付き性に優れ、密着性、耐薬品性も併せ
有し、安全性や環境問題等を解決する、水希釈、水洗浄
が可能な活性エネルギー線硬化型塗料、コーティング
剤、インキ等に用いられ、特に滑り性を必要としない分
野において有効な活性エネルギー線硬化性水性組成物を
提供する。 【解決手段】 分子中に活性エネルギー線硬化性不飽和
二重結合と塩の基を併せ有する化合物を含有する水性組
成物と、融点が125℃以上で粒径が0.1μm以下の
ワックス成分(I)とを含有することを特徴とする活性
エネルギー線硬化性水性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に耐スクラッ
チ、耐傷付き性に優れ、密着性、耐薬品性も併せ有し、
短時間硬化する活性エネルギー線硬化型塗料、コーティ
ング剤、インキ等に用いられる組成物に有用な、活性エ
ネルギー線硬化性水性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】紫外線(UV)や電子線(EB)のよう
な活性エネルギー線の照射により硬化する塗料、コーテ
ィング剤、インキ等は、従来の熱硬化型樹脂を使用する
システムに比べて、省エネルギー、省スペース、短時間
硬化、更には皮膜強度が優れていること等から、特に保
護コート剤として、耐スクラッチ、耐傷付き性が要求さ
れる場合が多い。こうした中、通常の活性エネルギー線
硬化性組成物は、実用上、印刷或いは塗装工程の都合に
より低粘度化する目的で溶剤を希釈剤として使用してい
る場合がある。このため塗装作業環境の悪化、大気汚染
の原因にもなっている。一方、大気汚染の対策としては
無溶剤型がある。この場合は、溶剤の乾燥工程は不必要
となるが、塗工粘度を得るための加熱が必要であった
り、添加する希釈モノマーの皮膚毒性、臭気など、溶剤
型と同様に問題点が残る。しかも、塗工粘度の制限から
高分子材料を利用することが出来ず、このため被膜の化
学的・物理的性能を上げることが容易ではない。また、
塗装、印刷という手段を用いることは、塗装機、印刷機
の洗浄という操作は必須であり、溶剤洗浄は通常手段と
して採られている。従って洗浄溶剤も作業環境悪化や大
気汚染の要因となっている。
【0003】耐スクラッチ性、耐傷付き性を有する塗料
の具体的用途としては、内装材、特に床や階段用の部材
の表面、或いは、プラスチックパレット等の保護剤、ダ
ンボール等を積み重ねた時の積み倒れ防止剤等がある
が、中でも、床や階段部材用として、木材或いは化粧シ
ートの表面に塗装された塗装表面は、家庭内事故を防止
する意味から滑らないことが重要である。しかしなが
ら、塗料の塗装及び続く工程は、塗装して硬化させた後
すぐに梱包作業に入り、塗装面同士、或いは被塗装面と
塗装面を合わせた床材を数枚束ねて梱包するため、耐ブ
ロッキング性も必要となる。通常、耐スクラッチ性、耐
傷付き性を付与する場合、表面に滑性とブロッキング防
止の両方の性質を合わせ持つワックス類を用いることが
多いが、これらは滑り性をも付与してしまう問題があ
る。
【0004】従来、塗料やインキに添加して使用するワ
ックス類としては、脂肪族炭化水素系、高級脂肪族系ア
ルコール・高級脂肪酸系、脂肪酸アマイド系、金属石鹸
系、シリコーン系に大別され、中でも、カルナバワック
ス、木ろう、ラノリン、モンタンワックス、パラフィン
ワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワッ
クス、ポリテトラフルオロエチレン、及びこれらの変性
物、酸化物等であり、用途に併せて1種又は2種以上用
いられていることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、特に
短時間で硬化し、耐スクラッチ、耐傷付き性に優れ、密
着性、耐薬品性も併せ有し、安全性や環境問題等を解決
する、水希釈、水洗浄が可能な活性エネルギー線硬化型
塗料、コーティング剤、インキ等に用いられ、特に、滑
り性を必要としない分野において有効な活性エネルギー
線硬化性水性組成物を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意検討の結果、分子中に活性エネルギー
線硬化性不飽和二重結合と塩の基を併せ有する化合物を
含有する活性エネルギー線硬化性水性組成物と、融点が
125℃以上で粒径が0.1μm以下のワックス成分
(I)とを含有することを特徴とする活性エネルギー線
硬化性水性組成物は、特に短時間で硬化し、耐スクラッ
チ、耐傷付き性に優れ、密着性、耐薬品性も併せ有し、
水希釈、水洗浄が可能であることから安全性や環境問題
等を解決する事ができ、活性エネルギー線硬化型塗料、
コーティング剤、インキ等に有用であり、特に、滑り性
を必要としない分野において有効な活性エネルギー線硬
化性水性組成物であることが判った。
【0007】すなわち、本発明の構成は、 1.分子中に活性エネルギー線硬化性不飽和二重結合と
塩の基を併せ有する化合物を含有する水性組成物と、融
点が125℃以上で粒径が0.1μm以下のワックス成
分(I)とを含有することを特徴とする活性エネルギー
線硬化性水性組成物、 2.分子中に活性エネルギー線硬化性不飽和二重結合と
塩の基を併せ有する化合物を含有する水性組成物がポリ
ウレタン水性組成物である、前記1に記載の活性エネル
ギー線硬化性水性組成物、 3.分子中に活性エネルギー線硬化性不飽和二重結合と
塩の基を併せ有する化合物を含有する水性組成物中の塩
の基がカルボキシル基である、前記1又は2に記載の活
性エネルギー線硬化性水性組成物、 4. 分子中に活性エネルギー線硬化性不飽和二重結合
と塩の基を併せ有する化合物を含有する水性組成物中の
カルボキシル基を中和する塩基性化合物が三級アミンで
ある、前記3に記載の活性エネルギー線硬化性水性組成
物、 5. ワックス成分(I)が、ポリエチレン、酸化ポリ
エチレン及びポリプロピレンから選ばれる1種以上であ
る、前記1〜4の何れかに記載の活性エネルギー線硬化
性水性組成物である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明における、分子中に活性エネルギー線硬化
性不飽和二重結合と塩の基を併せ有する化合物を含有す
る水性組成物中の不飽和二重結合としては、メタクリロ
イル基乃至はアクリロイル基があり、十分な活性エネル
ギー線硬化性、優れた硬化被膜性能を得るために、該不
飽和二重結合濃度が、1.0〜5.0当量/kg、より
好ましくは、1.5〜3.5当量/kgに設定すること
が望ましい。また、分子中に活性エネルギー線硬化性不
飽和二重結合と塩の基を併せ有する化合物を含有する水
性組成物として、その主骨格がポリエステル、ポリエー
テル、ポリウレタン組成物等があげられるが、骨格の設
計が多種多岐であり、優れた被膜性能を得やすいことか
ら、ポリウレタン組成物を使用することが望ましい。又
は、水性組成物中の塩の基としては、カルボキシル基で
あること、更には、水溶解性や硬化被膜の耐水性を両立
させるために、酸価を3〜80KOHmg/g、好まし
くは5〜60KOHmg/gにすることが望ましい。
【0009】分子中に活性エネルギー線硬化性不飽和二
重結合と塩の基を併せ有する化合物を含有する水性組成
物のうち、主骨格がポリウレタン組成物である場合、代
表的な製造方法としては、まず、塩の基を有する化合物
類と、2官能以上のポリイソシアネート化合物類と、ポ
リオール化合物類とをイソシアネート基が過剰になるよ
うに配合してイソシアネート基末端ポリウレタンプレポ
リマーを得る。次いで、このイソシアネート基末端ポリ
ウレタンプレポリマーに、水酸基1個〜2個と不飽和二
重結合を1個以上有する活性エネルギー線硬化性化合物
類を反応させて、末端が不飽和二重結合、乃至はイソシ
アネート基である、分子中に活性エネルギー線硬化性不
飽和二重結合と塩の基を併せ有するポリウレタン組成物
を得る。これらの反応は、イソシアネート基と反応しな
い溶媒中で、20〜80℃の範囲内で行う。この時、公
知の重合禁止剤、反応触媒を適当量任意に添加すること
が出来る。反応終了後、このポリウレタン組成物に、必
要に応じて、公知の活性エネルギー線硬化性樹脂、活性
エネルギー線硬化用重合開始剤、公知の樹脂化合物、ア
ミノプラスト、希釈剤、界面活性剤、可塑剤、加水分解
防止剤、乳化剤、レベリング剤、消泡剤、抗酸化剤、抗
菌剤等の各種樹脂、添加剤、助剤等を混合することがで
きる。或いは、ここでワックスを混合分散することも出
来る。次いで、このポリウレタン組成物を50℃以下で
中和し、イオン化して水中に分散した溶液を調製する。
その後、必要に応じて、水或いは有機溶媒に溶解した架
橋剤を添加することも出来る。最後に反応溶媒を減圧留
去することによって、分子中に活性エネルギー線硬化性
不飽和二重結合と塩の基を併せ有する化合物を含有する
水性ポリウレタン組成物を得ることが出来る。
【0010】前記した、分子中に活性エネルギー線硬化
性不飽和二重結合と塩の基を併せ有する化合物を含有す
る水性ポリウレタン組成物を得るなかで、塩の基として
は、例えば、リン酸エステル基、スルホン酸基、三級ア
ミノ基、カルボキシル基、或いはそれらの中和塩基等の
何れかを有するジオール類、及びジアミン類が適する。
具体的例としては、ポリオキシエチレングリコール、ポ
リオキシエチレンジアミノプロピルエーテル、トリメチ
ロールプロパンモノリン酸エステル、トリメチロールプ
ロパンモノ硫酸エステル、二塩基酸成分の少なくとも一
部がナトリウムスルホ琥珀酸、或いはナトリウムスルホ
イソフタル酸であるポリエステルジオール、N−メチル
ジエタノールアミン、ジアミノカルボン酸類、例えばリ
シン、シスチン及び3,5−ジアミノカルボン酸、2,
6−ジヒドロキシ安息香酸ならびに3,5ジヒドロキシ
安息香酸、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオ
ン酸、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)ブタン酸、
2,2−ビス(ヒドロキシエチル)プロピオン酸、2,
2−ビス(ヒドロキシプロピル)プロピオン酸、ビス
(ヒドロキシメチル)酢酸、ビス(4−ヒドロキシフィ
ニル)酢酸、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
ペンタン酸、酒石酸、N,N−ジヒドロキシエチルグリ
シン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−3−カ
ルボキシ−プロピオンアミド、或いは、カルボキシル基
含有ポリカプロラクトンジオール等が挙げられる。
【0011】塩の基の必要量は親水性基の種類、組合せ
で決まる。前記した例の中でも親水性基として特に好ま
しいものは、分子中にカルボキシル基、スルホン酸塩基
から選ばれる何れか一種或いは二種を併せ有するか、ま
たはこれらを有するものの混合物である。とりわけカル
ボキシル基を導入するのが種々の点でバランスが取り易
く、操作しやすい。
【0012】前記した、2官能以上のポリイソシアネー
ト化合物類としては、例えば、1,6−ヘキサメチレン
ジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチ
レンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等の脂
肪族ジイソシアネート、前記脂肪族ジイソシアネートの
三量体、低分子トリオールと前記脂肪族イソシアネート
のアダクト体等の脂肪族ポリイソシアネート類、イソホ
ロンジイソシアネート、水添4,4−ジフェニルメタン
ジイソシアネート、水添トリレンジイソシアネート、メ
チルシクロヘキシレンジイソシアネート、イソプロピリ
デンシクロヘキシル−4,4−ジイソシアネート、ノル
ボルネンジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネー
ト、前記脂環族ジイソシアネートの三量体、低分子トリ
オールと前記脂環族イソシアネートのアダクト体等の脂
環族ポリイソシアネート類、キシリレンジイソシアネー
ト等の芳香脂肪族ジイソシアネート、前記キシリレンジ
イソシアネートの三量体、低分子トリオールとキシリレ
ンジイソシアネートのアダクト体等の芳香脂肪族ポリイ
ソシアネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、トリレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシア
ネート、前記芳香族ジイソシアネートの三量体、低分子
トリオールと前記芳香族イソシアネートのアダクト体、
トリフェニルメタントリイソシアネート等の芳香族ポリ
イソシアネート類、ポリメチレンポリフェニルイソシア
ネート等の3官能以上のポリイソシアネート、及びこれ
らの二種類以上の混合物が挙げられる。
【0013】前記した、ポリオール化合物類としては、
例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ジエチレングリコール、シクロヘキサン−1,4−ジメ
タノール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチ
レングリコール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘ
キサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2−ブチ
ル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−メチ
ル−1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオー
ル、シクロヘキシルジメタノール、ビスフェノールA、
ビスフェノールF、水添ビスフェノールA、水添ビスフ
ェノールF、ひまし油変性ジオール、ひまし油変性ポリ
オール、その他アルキッド変性ポリオール類等を挙げる
ことが出来る。
【0014】更に、ポリエステルポリオールなどの高分
子ポリオール類として、前記したポリオール類、及びこ
れらの同効成分として、エチルグリシジルエーテル、メ
チルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、
2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、ラウリルグリ
シジルエーテル、デシルグリシジルエーテル、ステアリ
ルグリシジルエーテル等のアルキルモノグリシジルエー
テル類、或いは、アルキルグリシジルエステル(製品名
カージュラE10:シェルジャパン製)等とアジピン
酸、アゼライン酸、セバチン酸、ダイマー酸等の脂肪族
二塩基酸、乃至は無水フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、無水トリメリット酸等の芳香族多塩基酸、乃至
は無水ヒドロフタル酸、ジメチル−1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸等の脂環族多塩基酸等との縮合反応で
得られるポリエステルポリオール等が挙げられる。更
に、ε−カプロラクトン、β−メチル−δ−バレロラク
トンの開環重合によって得られるポリエステルポリオー
ルが挙げられる。
【0015】更に、ポリエーテルポリオール等の高分子
ポリオール類として、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール等のアルキレンオ
キシド付加物、及びポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール及びポリテトラメチレングリコール及
びこれらの二種以上の混合物が挙げられる。
【0016】ポリウレタン組成物を製造する際には、必
要に応じて従来公知のウレタン化触媒、例えば、ジラウ
リン酸ジブチル錫、オクチル酸錫、トリエチルアミン、
N,N−ジメチルベンジルアミン、水酸化ナトリウム、
ジエチル亜鉛テトラ(n−ブトキシ)チタン等が挙げら
れる。また反応溶媒としては、イソシアネート基に対し
て不活性な有機溶剤中で反応させることが好ましく、例
えば、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、ジ
オキサン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、ジグライム、ジメチルスル
ホキシド、N−メチルピロリドン等が挙げられる。これ
らは、単独或いは混合して用いることが出来る。
【0017】前記した、水酸基1個〜2個と不飽和二重
結合を1個以上有する活性エネルギー線硬化性化合物類
としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のモノヒ
ドロキシモノ(メタ)アクリレート或いは、グリセリン
ジ(メタ)アクリレート、ライトエステルG−201P
(共栄社化学(株)製)の如きモノヒドロキシアクリル
メタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト等のモノヒドロキシトリアクリレート類、ジペンタエ
リスリトールペンタアクリレート等のモノヒドロキシペ
ンタアクリレート類や、グリセリンモノ(メタ)アクリ
レート等のジヒドロキシモノ(メタ)アクリレート、及
びこれらにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、テトラヒドロフラン或いはε−カプロラクトンを付
加重合した化合物等が挙げられる。
【0018】更には、トリメチロールプロパントリアク
リレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等の多官能
アクリレートと、ジエタノールアミン、ジイソプロパノ
ールアミン、ジプロパノールアミン、ジブタノールアミ
ン等のジアルカノールアミン或いは、メチルエタノール
アミン、エチルエタノールアミン、メチルプロパノール
アミン等のモノアルキルモノアルカノールアミンとをマ
イケル付加反応した生成物、或いは、イソホロンジイソ
シアネート、トリレンジイソシアネート等の反応性の異
なる二つのイソシアネート基を持つジイソシアネート類
と、モノヒドロキシモノアクリレート、モノヒドロキシ
ジ(メタ)アクリレート等との反応によって得られるハ
ーフウレタン、或いはメタクリルイソシアネートと、上
記ジアルカノールアミン類或いは、上記モノアルキルモ
ノアルカノールアミン類とを反応させて得られる生成物
も挙げることが出来る。
【0019】本発明の不飽和二重結合を導入する反応に
おいて、或いは不飽和二重結合を導入後のその他の反応
時においても、ハイドロキノン、ターシャリーブチルハ
イドロキン、メトキノンのような重合禁止剤を用いるこ
とが望ましい。
【0020】前記した、塩の基の代表として挙げた中
で、カルボキシル基を中和する塩基性化合物としては、
三級アミン類が好ましく、例えば、トリメチルアミン、
トリエチルアミン、ジメチルブチルアミン、トリブチル
アミン、ジメチルモノエタノールアミン、ジエチルエタ
ノールアミン、ジエタノールモノメチルアミン、N−エ
チルモルフォリン、2−アミノプロピル−2−メチルプ
ロパノール等を挙げることが出来る。これらの三級アミ
ンは、目的とする硬化物の特性に応じて、単独の使用で
も2種以上の併用でもよい。
【0021】前記した、融点が125℃以上で、粒径が
0.μm以下のワックス成分(I)としては、例えば、
BYK社製Aqauserシリーズ等が挙げられる。或
いは、ポリエチレンの中でも最も融点の高い高密度ポリ
エチレンや酸化高密度ポリエチレン、更に融点の高いポ
リプロピレンの水分散物等は、特に優れた耐スクラッチ
性、耐傷付き性、耐ブロッキング性を付与する。これら
を、分子中に活性エネルギー線硬化性不飽和二重結合と
塩の基を併せ有する化合物を含有する水性組成物の固形
分に対して、0.5〜10.0wt%添加するときに、
十分なスクラッチ性、耐ブロッキング性、塗料としての
安定性、塗膜の透明性、平滑な表面状態を達成する。よ
り好ましくは、1.0〜5.0wt%の添加である。
【0022】前記した、本発明の活性エネルギー線硬化
性水性組成物は、公知の方法により硬化させることが出
来る。まず、基材に塗装して水及び少量の有機溶剤が含
まれている場合はこれを蒸発乾燥させる。次いで、電子
線により硬化させる場合は、特に重合開始剤は必要せ
ず、加速電圧20〜2000KeV、好ましくは150
〜300KeVの電子線照射装置を用いて、少量の酸素
を含む、又は不活性ガス雰囲気中で、全照射量が5〜2
00kGy、好ましくは10〜100kGyとなるよう
に照射することによって、硬化塗膜を得ることが出来
る。
【0023】他の硬化手段としては、例えば水銀灯、キ
セノンランプ等から得られる紫外線により空気中または
不活性ガス雰囲気中で硬化する不法、或いは加熱硬化す
る方法等があり、これらの場合は、光重合開始剤或いは
熱重合開始剤を添加する。添加量としては、例えば、活
性エネルギー線硬化性組成物の固形分し対して、0.2
〜20%程度、好ましくは、0.5〜10%の範囲であ
る。
【0024】次に、本発明の具体的な例として、分子中
に活性エネルギー線硬化性不飽和二重結合と塩の基を併
せ有する化合物を含有する活性エネルギー線硬化性水性
ポリウレタン組成物を合成例1に、更には、融点125
℃以上で粒径が0.1μm以下のワックス成分(I)、
或いはこれ以外のワックス成分を用いた場合の例を具体
的に説明する。以下において部及び%は全て重量比を表
す。
【0025】[合成例1]前記した、活性エネルギー線
硬化性不飽和二重結合と塩の基を併せ有する化合物を含
有する水性ポリウレタン組成物を得る方法としては、例
えば、還流冷却管、及び窒素導入管、温度計を備えた撹
拌機付き反応器に、プラクセルL205AL(分子量5
00ダイセル化学工業(株)製ラクトンポリエステルジ
オール)400.0部、ポリエチレングリコール(Mw
=600)176.7部、2,2−ビス(ヒドロキシメ
チル)プロピオン酸174.2部、トリメチロールプロ
パン53.6部、ブチルエチルプロパンジオ−ル11
2.2部、ノルボルナンジイソシアネートメチル100
9.4部、メチルエチルケトン1926.1部を入れて
撹拌しながら70℃まで0.5時間で昇温し70〜75
℃で5時間反応後、窒素導入管を空気導入管に替えて、
メトキノン1.21部、ライトエステルG−201P
(共栄社化学(株)製)499.8部、オクチル酸錫
0.39部、メチルエチルケトン499.8部を加え、
再び70〜75℃で15時間反応させて、ポリウレタン
樹脂骨格を得た。この溶液を50℃以下まで冷却し、ト
リエチルアミン131.3部、純水7277.7部を加
え、30℃で2時間保持後、サーフィノールAK−02
(エアープロダクツジャパン(株)製)2.4部を加
え、50℃にてメチルエチルケトンを減圧留去して、不
揮発分29.3%、ガードナー粘度:U−Vの透明液体
である活性エネルギー線硬化性不飽和二重結合を有する
基と塩の基を有する水性ポリウレタン組成物を得た。ア
クリル濃度:1.731m.mol/g。固形分酸価:
30.1。
【0026】前記で得た、活性エネルギー線硬化性不飽
和二重結合を有する基と塩の基を有する水性ポリウレタ
ン組成物の固形分に対して、4wt%の光開始剤(ダロ
キュアD−1173)と、3wt%の表1及び表2に示
した各種ワックス類を配合し、純水を加えて不揮発分2
5%に調整した。これらの調整物を100μのPETフ
ィルムにドローダウン#10(約3μ),及び#30
(約10μ)で塗布し、80℃の送風乾燥機で乾燥し
た。その後、120W高圧水銀にて、照射量450mJ
/cm2の紫外線照射をした。これらの配合した塗料の
溶液状態、及び得られた試験片について、爪スクラッチ
性と滑性試験を行った。
【0027】(溶液状態)表1、表2に示した各種ワッ
クス類を配合して調整した溶液(実施例1,2、比較例
1〜10)について、室温で1日放置した溶液の状態を
観察した。 ○:変化無し △:やや分離 ×:分離
【0028】(爪スクラッチ性)前記した試験片の表面
を爪で擦り、傷付き性を目視して観察した。 ○:傷付き無し △:やや傷付きあり ×:傷付き大
【0029】(動摩擦係数の測定)前記した試験片につ
いて、荷重:1kg、引っ張り速度:1000mm/
秒、測定開始時間:0.5秒、測定時間:5.0秒、表
面材質:ステンレス三点鋼球式、測定温度:25℃、測
定回数:3回の条件下で測定した動摩擦係数測定値3回
の単純平均値を示した。 ○:0.40〜0.60 滑りにくい。 △:0.25〜0.40 やや滑る。 ×:0.00〜0.25 滑る、或いは、0.60以上
で滑らない。
【0030】
【表1】
【0031】表中の#10、#30はそれぞれ塗工した
ドローダウンのナンバーを示した。
【0032】
【表2】
【0033】表2中のワックス成分において、混合物と
は、ポリエチレンと低融点ワックスとの混合ワックスで
あり、PTFEとは、ポリテトラフルオロエチレンのこ
とを意味する。
【0034】
【発明の効果】上記の結果からも明らかなように、本発
明の、分子中に活性エネルギー線硬化性不飽和二重結合
と塩の基を併せ有する化合物を含有する活性エネルギー
線硬化性水性組成物と、融点が125℃以上で粒径が
0.1μm以下のワックス成分(I)とを含有すること
を特徴とする活性エネルギー線硬化性水性組成物は、特
に耐スクラッチ、耐傷付き性に優れ、短時間で硬化し、
密着性、耐薬品性も併せ有し、安全性や環境問題等を解
決する、水希釈、水洗浄が可能な活性エネルギー線硬化
型塗料、コーティング剤、インキ等に用いる事が出来、
特に、滑り性を必要としない分野においても有用な活性
エネルギー線硬化性水性組成物に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 75/16 C08L 75/16 91/06 91/06 C09D 5/00 C09D 5/00 Z 123/06 123/06 123/12 123/12 123/30 123/30 175/14 175/14 191/06 191/06 201/00 201/00 Fターム(参考) 4J002 AE032 BB032 BB122 BB252 CK021 CK031 CK041 GH01 GH02 4J027 AG03 AG04 AG09 AG13 AG14 AG15 AG23 AG24 AG25 AG27 AG28 AG32 AG33 AG34 AJ06 CA04 CA10 CB10 CC02 CC05 CD08 4J034 CA02 CA04 CA05 CB03 CC03 CC08 CC12 CC26 CC45 CC52 CC61 CC62 CC65 CC67 DF01 DF11 DF12 DF20 DF21 DF22 DG03 DG04 DG14 EA12 FA02 FB01 FB03 FC01 FC02 FC03 FC04 HA01 HA06 HA07 HC03 HC12 HC18 HC22 HC33 HC34 HC35 HC46 HC52 HC53 HC64 HC67 HC71 HC73 JA42 KA01 KB02 KC02 KC17 KD02 KD07 KD12 KE02 LA13 RA07 4J038 BA212 CB012 CB082 CB182 FA281 GA01 GA06 JB03 JB09 JB39 MA10 MA14 NA04 NA11 NA12 NA23 PA17 PB04 PB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子中に活性エネルギー線硬化性不飽和
    二重結合と塩の基を併せ有する化合物を含有する水性組
    成物と、融点が125℃以上で粒径が0.1μm以下の
    ワックス成分(I)とを含有することを特徴とする活性
    エネルギー線硬化性水性組成物。
  2. 【請求項2】 水性組成物がポリウレタン水性組成物で
    ある、請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性水性組
    成物。
  3. 【請求項3】 水性組成物中の塩の基がカルボキシル基
    である、請求項1又は2に記載の活性エネルギー線硬化
    性水性組成物。
  4. 【請求項4】 水性組成物中のカルボキシル基を中和す
    る塩基性化合物が三級アミンである、請求項3に記載の
    活性エネルギー線硬化性水性組成物。
  5. 【請求項5】 ワックス成分(I)が、ポリエチレン、
    酸化ポリエチレン及びポリプロピレンから選ばれる1種
    以上である、請求項1〜4の何れかに記載の活性エネル
    ギー線硬化性水性組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008295932A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Adeka Corp 化粧パフ製造用アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物及び化粧パフの製造方法
WO2015198543A1 (ja) * 2014-06-24 2015-12-30 ニチアス株式会社 コーティング剤

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