JP2002120819A - 合成樹脂製コンテナとその製造方法 - Google Patents

合成樹脂製コンテナとその製造方法

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JP2002120819A JP2000313910A JP2000313910A JP2002120819A JP 2002120819 A JP2002120819 A JP 2002120819A JP 2000313910 A JP2000313910 A JP 2000313910A JP 2000313910 A JP2000313910 A JP 2000313910A JP 2002120819 A JP2002120819 A JP 2002120819A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】合成樹脂製コンテナの軽量化をはかり、洗浄性
能を向上させる。 【解決手段】合成樹脂製コンテナ10は、底部が四角形
状をした下枠部11と、この下枠部11の内側に丸棒を
格子状に形成した底側格子部14とにより構成される。
側壁部は、上枠部13と、上下枠部11,13間を互い
に所定の間隔を隔てて接続する丸棒状の縦棒20と、こ
の縦棒20に交差して形成される横棒21とにより構成
される。この横棒21は内面が型の抜き方向に沿って平
坦に形成される。 【効果】空隙部を増大させることができるので、内部に
収容した容器の洗浄が容易になる。側壁部に丸棒状の格
子を形成することができるので、強度を確保して軽量化
を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に物品を収容
して洗浄したり運搬する際に用いられる合成樹脂製コン
テナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、病院等の給食用食器を収容して運
搬したり収容された食器の洗浄に用いられる耐熱コンテ
ナとして、直径約4mm位の金属製丸棒を籠状に組んだも
のが知られている。使用時には、食器をこの金属製コン
テナの内部に収容し、運搬したり洗浄したりするように
なっている。
【0003】上記構成に係る金属製コンテナでは、洗浄
時あるいは運搬時、食器と金属面との接触により発生す
る金属の微粉が食器に付いて汚れると、その汚れは落ち
にくく、食器の清潔感を損なうという問題があった。ま
た、金属製コンテナ内部に食器が多数収容されて運搬さ
れる際など、硬度の高い金属製丸棒に食器が点接触する
ため、一点に荷重が集中し、食器が欠けやすいという問
題があった。
【0004】このような問題を解決するため、近年、図
8に示すように、耐熱合成樹脂により成形されたコンテ
ナ3が提案されている。耐熱合成樹脂製コンテナ3は、
円孔が多数形成された底部4と、この底部4から立上
り、上部開口に向かって拡開する側壁部5とを有してい
る。側壁部5は全周に縦長のスリット6が多数形成され
るとともに、型抜き時の抜きしろ分垂直面に対し所定の
角度で外側に傾斜している。耐熱合成樹脂製コンテナ3
は、内部に容器を収容し洗浄等に使用する際、図9に示
すように、多数のコンテナを互いに向きを変えて上方に
積み重ね、上コンテナ3Aの底面4Bを下コンテナ3B
の開口上縁部5Cに載せ、互い違いに向きを変えて積み
重ねられたコンテナ4に、上部からあるいはスリット6
から高温の熱湯または洗剤を噴射して洗浄するようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成に係る耐熱合
成樹脂製コンテナでは、使用時、収容された容器の重さ
に耐え得るだけでなく、積み重ね時の荷重にも耐え得る
強度が要求される。このため、要求される強度が大きく
なればなるほど側壁部5の厚さを分厚くし、側壁部5全
周の面積に対するスリット6の開口面積の占める割合を
少なくしなければならず、コンテナの重量化とコストア
ップを招くだけでなく、作業性が悪くなるという問題が
あった。また、スリット6の開口面積が狭くなることに
より洗浄性能が低下したり、コンテナ自体の清掃がしに
くいという問題があった。そこで、本発明者等は、強度
保持に必要な面積および厚さのうち、強度保持に関与す
る部位と強度保持に関与しない部位とに着目し、空隙部
の増大とコンテナ自体の強度維持という相反する課題を
解消すべく本願発明をなした。
【0006】本発明は上記問題点を除くためになされた
もので、合成樹脂製コンテナを、所定の強度を保持して
軽量化をはかるとともに、収容された容器の洗浄性能を
向上させることができ、かつ、コンテナ自体の清掃をも
容易に行うことができる合成樹脂製コンテナを提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る合成樹脂製
コンテナは、型抜きにより成型され、底部と、この底部
から上部開口に向って拡開して立ち上がる側壁部と、こ
れら底部と側壁部とをそれぞれ内外に貫通して形成され
た空隙部とを有する合成樹脂製コンテナにおいて、側壁
部を、縦横に延びる棒を交差させた格子状に形成し、横
棒の内面を抜き方向に沿って平坦に形成したことを特徴
とするものである。
【0008】本発明に係る合成樹脂製コンテナでは、側
壁部を、縦横に延びる棒を交差させた格子状に形成し、
横棒の内面を抜き方向に沿って平坦に形成したことによ
り、所定の強度を確保して薄肉化が可能となり、コンテ
ナ自体が軽量化され、しかも、空隙部の占める面積が増
大される。このため、内部に収容した容器の洗浄性能が
向上する。
【0009】また、請求項2に係る合成樹脂製コンテナ
は、縦棒を丸棒状に、横棒を断面ほぼ半円状にそれぞれ
形成したことを特徴とするものである。
【0010】請求項2に係る合成樹脂製コンテナでは、
縦棒を丸棒状に、横棒を断面ほぼ半円状にそれぞれ形成
したことにより、コンテナ自体の洗浄が容易になり、強
度に関与しない部位の肉厚が薄肉化される。
【0011】さらに、請求項3に係る合成樹脂製コンテ
ナは、底面とこの底面から上方に向かって外側に傾斜す
る側面とを有し、コンテナの内面全域を成型する内型
と、この内型との間に空隙を形成して嵌合され、コンテ
ナの外面全域を成型する外型とを備え、これら内型と外
型とを組み合わせて上記空隙内に合成樹脂を射出して成
型し、成型時、コンテナの底部と側壁部とにそれぞれ内
外を貫通する空隙部が形成されるコンテナの成型方法に
おいて、内型の側面とこの側面に対応する外型の一面と
の間に、縦に延びる棒部を形成する凹陥部を形成し、外
型には、これら凹陥部間を結び横に延びる棒部を形成す
る凹陥部を形成し、これら内型と外型とを組み合わせて
嵌合させた後、上記凹陥部に合成樹脂を射出して成型し
たことを特徴とするものである。
【0012】請求項3に係る合成樹脂製コンテナでは、
内型の側面とこの側面に対応する外型の一面との間に、
縦に延びる棒部を形成する凹陥部を形成し、外型には、
これら凹陥部間を結び横に延びる棒部を形成する凹陥部
を形成し、これら内型と外型とを組み合わせて嵌合させ
た後、上記凹陥部に合成樹脂を射出して成型したことに
より、内型と外型との凹陥部同士で側壁部の縦棒を形成
し、外型の凹陥部で横棒を形成し、これら縦棒と横棒と
により側壁部を格子状に形成することができるので、所
定の強度を確保して薄肉化が可能となり、コンテナ自体
が軽量化され、しかも、空隙部の占める面積が増大され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態
に係るコンテナを示す説明図で、左半分((A)の部
分)が平面の一部を、右半分((B)の部分)が底面の
一部をそれぞれ示している。コンテナ10は、耐熱性合
成樹脂を射出成形して形成される。コンテナ10は、図
1に示すように、四角形状で所定の横幅を有する水平な
下枠部11と、この下枠部11の角部から立ち上がる断
面弧状部を有する縦枠部12と、この縦枠部12の上部
に接続され所定の上下幅で縦方向に延びる上枠部13と
を備えている。
【0014】下枠部11の内側には丸棒を縦横に交差さ
せた底側格子部14が形成される。底側格子部14に
は、内外を貫通する空隙部15が形成される。また、底
側格子部14には、丸棒を環状に形成した環状部16が
設けられる。下枠部11の下端には、図3に示すよう
に、足部17が下方に突出して形成される。コンテナ1
0の底部は、これら下枠部11と底側格子部14とによ
り構成される。下枠部11の上面には、図4に示すよう
に、底側格子部14の上側半分が接続されている。丸棒
の直径は好ましくは7mmとしている。
【0015】下枠部11と上枠部13との間には、図2
に示すように、丸棒状の縦棒20が上下枠11、13を
接続し、横方向に所定の間隔を隔てて形成される。縦棒
20間には、これら縦棒20に直角に交差して形成され
た横棒21が設けられる。縦棒の直径は好ましくは7mm
としている。横棒21は、図3および図5に示すよう
に、内面が型の抜き方向に沿って平坦に形成され、縦断
面半円状に形成される。縦棒20と横棒21との間に
は、内外を貫通する空隙部22が形成される。コンテナ
10の側壁部は、これら縦棒20と横棒21とにより格
子状に形成された壁側格子部20,21と、縦枠部12
と、上枠部13とにより構成される。この側壁部12,
13,20,21は、上部開口に向って所定の角度で
(本実施の形態では30分ないし1度の角度)外側に傾
斜している。
【0016】上枠部13の上端には、図2および図3に
示すように、外側に突出し上面が平坦に形成された上縁
部23が設けられる。壁側格子部20、21上部には、
上枠部13との間に手を差し入れ可能な作業用の空隙部
24が、この空隙部24の上部には、上枠部13から外
側に突出する鍔部25がそれぞれ形成される。
【0017】このコンテナ10は、底部と側壁部とによ
り形作られる面のうち、丸棒状に形成される部分の占め
る割合に応じて、樹脂部分(部材番号11、12、1
3、14、20、21)と隙間部分(参照番号15、2
2、24)とのそれぞれの占める面積の割合が所定の比
率(例えば、ほぼ1:3)となるように形成される。こ
のコンテナ10では、空隙部15、22、24が占める
面積の割合を、コンテナの寸法と合成樹脂材料の強度性
能とに応じて要求される最低限の強度を確保するのに必
要とされる割合まで大きくするようにしている。このた
め、上記1:3という比率はコンテナのサイズと合成樹
脂材料の強度性能とに応じて適宜変更されることはいう
までもない。
【0018】次に上記構成に係る合成樹脂製コンテナ1
0の製造方法について説明する。コンテナ10を製造す
る型は、図6に示すように、一つの内型50と複数の外
型60A〜60Eとが組み合わされる。内型50は、底
面51とこの底面51から上方に向かって所定の角度で
外側に傾斜する側面52とを有し、コンテナの内面全域
を成型するようになっている。外型60A〜60Eは、
この内型50との間に空隙S1を形成して嵌合され、コ
ンテナの外面全域を成型するようになっている。コンテ
ナ10の製造時には、これら内型50と外型60A〜6
0Eとを組み合わせて上記空隙S1内に耐熱合成樹脂を
射出して成型するようになっている。
【0019】内型50の底面51には、外周に下枠部1
1の上半分を成型する空隙S11Aと、この空隙S11
Aに接続され互いに縦横に直角に交差し底側格子部14
の上半分を成型する半丸状凹陥部S14Aとが形成され
る。この底面51に対応する外型60Eの上面61に
は、底面51の空隙S11Aに対応し、下枠部11の下
半分を成型する空隙S11Bが形成される。空隙S11
AとS11Bとで下枠部11が成型されるようになって
いる。また、外型60Eの上面61には、底面51の半
丸状凹陥部S14Aに対応し、底側格子部14の下半分
を成型する半丸状凹陥部S14Bが形成される。半丸状
凹陥部S14AとS14Bとで丸棒状の底側格子部14
が成型されるようになっている。
【0020】内型50の各側面52には、空隙S11A
に接続されて縦方向に直線状に延び縦棒20の内側半分
を成型する半丸状凹陥部S20Aが所定の間隙を隔てて
形成される。これら各側面52に対応する各外型60A
〜60Dの側面62A〜62Dには、各側面52の半丸
状凹陥部S20Aに対応し、縦棒20の外側半分を成型
する半丸状凹陥部S20Bが形成される。半丸状凹陥部
S20AとS20Bとで丸棒状の縦棒20が成型される
ようになっている。
【0021】また、各外型60A〜60Dの側面62A
〜62Dには、各側面52の左右両側に対応する部位に
空隙S11Bに接続され縦枠部12を成型する空隙S1
2と、この空隙S12と半丸状凹陥部S20Bとに接続
され上枠部13を成型する空隙S13と、この空隙S1
3に接続され上縁部23と鍔部25とをそれぞれ成型す
る空隙S23、S25とが形成される。
【0022】さらに、各外型60A〜60Dの側面62
A〜62Dには、空隙S13に接続され縦方向の半丸状
凹陥部S20Bと直角に交差し横棒21を成型する半丸
状凹陥部S21が形成される。
【0023】合成樹脂製コンテナ10を製造する際に
は、これら内型50と外型60A〜60Eとを組み合わ
せて嵌合させた後、上記空隙S1に耐熱合成樹脂を射出
して成型し、成型後、コンテナ10を取り出すようにな
っている。取り出し時、内型50は上方向に、外型60
Aないし60Eのうち、側壁部側を成型する外枠60A
ないし60Dは、横方向に、底部側を成型する外枠60
Eは下方向にそれぞれ移動させて取り出すようになって
いる。
【0024】このように、上記構成に係る合成樹脂製コ
ンテナの製造方法では、底部と側壁部との厚さのうち内
側の半分を内型で成型し、外側の半分を外型で成型する
ようにしているので、傾斜角度を小さく抑えたまま縦棒
と底側格子部を丸棒状に形成することができるので、強
度を確保して肉部を薄肉化し、空隙部を増大させること
ができる。
【0025】次に上記構成に係る合成樹脂製コンテナ1
0の作用について説明する。成型された合成樹脂製コン
テナ10は、底部の主要部を下枠部11に丸棒を格子状
に形成した底側格子部14から構成し、側壁部の主要部
を下枠部11と上枠部13との間に形成した丸棒状の縦
棒20とこの縦棒20に直角に交差する半円状の横棒2
1とから構成したので、所定の強度を確保したまま肉を
薄くすることができ、コンテナ自体を軽量化することが
できるとともに、空隙部の開口面積を増大させることが
できる。空隙部の占める割合が増大したことにより、エ
アが流通しやすくなったり、高温の熱湯または洗剤を噴
射して洗浄する際、熱湯または洗剤を側壁部内外または
積み重ねられたコンテナ10(図7参照)の底部上下で
より自由に出入りさせることができるので、洗浄性能が
向上する。また、側壁部と底部の棒状部は表面が曲面に
形成されている部位が多いので、コンテナ自体の掃除も
容易に行うことができる。
【0026】なお、上記実施の形態に係る合成樹脂製コ
ンテナでは、底部が四辺形のものについて述べたがこれ
に限られるものではなく、円形または多辺形のものでも
よいことはいうまでもない。また、底側格子部14を丸
棒が直角に交わる格子状に形成しているがこれに限られ
るものではなく、互いに交差する丸棒であって、強度を
確保する厚さを有していればよく、例えば、斜めに交差
させるようにしてもよいし、曲線を交差させるようにし
てもよい。また、格子状に代えて環状に形成した丸棒を
多数連ねた形状としてもよい。
【0027】さらに、上記実施の形態に係る合成樹脂製
コンテナでは、横棒21は、抜き方向に平坦面が形成さ
れていれば、横方向に限らず、斜め方向に形成してもよ
いし、曲線状でも環状でもよい。また、横棒21の断面
は半円状に形成しているが、これに限られるものではな
く、内面から外側に向かって肉が薄くなるものであれ
ば、その断面は、円弧状でも半長円状でも角部が曲面に
形成された三角または四角形状であってもよい。
【0028】また、縦棒20は、上下方向に形成されて
いれば、丸棒状に限られるものではなく、断面楕円また
は長円状であったり、断面ほぼ四角形状で角部を洗浄し
やすいように曲面に形成するようにしてもよい。さら
に、上記実施の形態では、底側格子部14および縦棒2
0の径を好ましくは7mmとしているが、コンテナのサイ
ズや必要とされる強度に応じて径を適宜変更してもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る合成樹脂
製コンテナによれば、型抜きにより成型され、底部と、
この底部から上部開口に向って拡開して立ち上がる側壁
部と、これら底部と側壁部とをそれぞれ内外に貫通して
形成された空隙部とを有する合成樹脂製コンテナにおい
て、側壁部を、縦横に延びる棒を交差させた格子状に形
成し、横棒の内面を抜き方向に沿って平坦に形成したこ
とにより、合成樹脂製コンテナを、所定の強度を保持し
て軽量化することができるので、コストダウンを図るこ
とができる。また、空隙部の面積を増大させることがで
きるので、収容された容器の洗浄性能を向上させること
ができ、しかも、コンテナ自体の清掃を容易に行うこと
ができる。
【0030】さらに、合成樹脂製コンテナの製造方法に
よれば、底面とこの底面から上方に向かって外側に傾斜
する側面とを有し、コンテナの内面全域を成型する内型
と、この内型との間に空隙を形成して嵌合され、コンテ
ナの外面全域を成型する外型とを備え、これら内型と外
型とを組み合わせて上記空隙内に合成樹脂を射出して成
型し、成型時、コンテナの底部と側壁部とにそれぞれ内
外を貫通する空隙部が形成されるコンテナの成型方法に
おいて、内型の側面とこの側面に対応する外型の一面と
の間に、縦に延びる棒部を形成する凹陥部を形成し、外
型には、これら凹陥部間を結び横に延びる棒部を形成す
る凹陥部を形成し、これら内型と外型とを組み合わせて
嵌合させた後、上記凹陥部に合成樹脂を射出して成型し
たことにより、コンテナ自体を薄肉化させても強度を向
上を図ることができ、空隙部の面積を増大させて収容さ
れた容器の洗浄性能を向上させることができる。また、
軽量化することができるので作業性が向上するとともに
コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る合成樹脂製コンテ
ナを示す説明図で、左半分((A)の部分)が平面の一
部を、右半分((B)の部分)が底面の一部をそれぞれ
示す。
【図2】図1の合成樹脂製コンテナを示す側面図であ
る。
【図3】図1の合成樹脂製コンテナのIII-III線に沿っ
た断面図である。
【図4】図1の合成樹脂製コンテナのIV-IV線に沿った
断面図である。
【図5】図1の合成樹脂製コンテナの縦棒と横棒との一
部を拡大して示す拡大斜視図である。
【図6】図1の合成樹脂製コンテナの製造に用いられる
内型と外型とを示す説明図である。
【図7】図1の合成樹脂製コンテナを同じ方向で積み重
ねた状態を示す説明図である。
【図8】従来の合成樹脂製コンテナを示す斜視図であ
る。
【図9】図8のコンテナを向きを変えて積み重ねた状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
10 合成樹脂コンテナ 22、24 空隙部 20 縦棒 21 横棒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型抜きにより成型され、底部と、この底
    部から上部開口に向って拡開して立ち上がる側壁部と、
    これら底部と側壁部とをそれぞれ内外に貫通して形成さ
    れた空隙部とを有する合成樹脂製コンテナにおいて、側
    壁部を、縦横に延びる棒を交差させた格子状に形成し、
    横棒の内面を抜き方向に沿って平坦に形成したことを特
    徴とする合成樹脂製コンテナ。
  2. 【請求項2】 縦棒を丸棒状に、横棒を断面ほぼ半円状
    にそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    合成樹脂コンテナ。
  3. 【請求項3】 底面とこの底面から上方に向かって外側
    に傾斜する側面とを有し、コンテナの内面全域を成型す
    る内型と、この内型との間に空隙を形成して嵌合され、
    コンテナの外面全域を成型する外型とを備え、これら内
    型と外型とを組み合わせて上記空隙内に合成樹脂を射出
    して成型し、成型時、コンテナの底部と側壁部とにそれ
    ぞれ内外を貫通する空隙部が形成されるコンテナの成型
    方法において、内型の側面とこの側面に対応する外型の
    一面との間に、縦に延びる棒部を形成する凹陥部を形成
    し、外型には、これら凹陥部間を結び横に延びる棒部を
    形成する凹陥部を形成し、これら内型と外型とを組み合
    わせて嵌合させた後、上記凹陥部に合成樹脂を射出して
    成型したことを特徴とするコンテナの成型方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004090998A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Kasen Sangyo Kk 合成樹脂製コンテナとその製造方法

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JP2004090998A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Kasen Sangyo Kk 合成樹脂製コンテナとその製造方法

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