JP2002120134A - 板状体の面取装置及び面取装置のロボット制御システム - Google Patents

板状体の面取装置及び面取装置のロボット制御システム

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JP2002120134A
JP2002120134A JP2000313318A JP2000313318A JP2002120134A JP 2002120134 A JP2002120134 A JP 2002120134A JP 2000313318 A JP2000313318 A JP 2000313318A JP 2000313318 A JP2000313318 A JP 2000313318A JP 2002120134 A JP2002120134 A JP 2002120134A
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chamfering
robot
glass plate
grindstone
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JP2000313318A
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Kenji Yoshinaga
憲二 好長
Akihiko Aritomi
晃彦 有富
Masaru Ichimura
勝 市村
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Asahi Glass Co Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】面取り焼けを適切に防止することができ、又
は、所望角度の斜面取りを容易に行うことができる板状
体の面取装置及び面取装置のロボット制御システムを提
供する。 【解決手段】板揃え装置14によって板揃え位置に位置
決めされたガラス位置をロボット16により保持し、砥
石装置18の砥石54の上方に移送する。そして、その
ガラス板の縁部を砥石54に接触させると共にガラス板
を移動させて縁部全周を面取加工する。ガラス板と砥石
54との接触点はクーラントの循環が容易となるように
可変でき、また、ガラス板の断面を所望角度に斜面取り
できるようにガラス板を斜めの角度で砥石54に当接で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は板状体の面取装置及
び面取装置のロボット制御システムに係り、特にガラス
板の縁部を面取りする板状体の面取装置及び面取装置の
ロボット制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の面取装置は、面取加工しよう
とするガラス板を吸着保持手段等によって保持し、その
保持したガラス板の縁部を回転する砥石(面取ホイー
ル)に接触させながらガラス板を移動させて面取加工す
るというものである。面取加工中には、切削面にノズル
からクーラント(加工冷却水)が噴射され、面取り焼け
の発生が防止されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
面取装置においては、ガラス板と砥石との接触点(加工
点)が砥石周面上の決まった点となるようにガラス板の
加工姿勢が制御されている。このため、ガラス板の形状
が例えば凹部を有するような場合に、その凹部での面取
加工中にその凹部よりも突出した部分によってクーラン
トが切削面に当たらなくなり、面取り焼けが生じるとい
う問題があった。
【0004】また、従来の面取装置においては、ガラス
板の平面と砥石の回転面とを平行にした状態でガラス板
の縁部を砥石周面に接触させるようにしており、ガラス
板の断面を所定の角度に斜面取りしたい場合には、砥石
周面における回転軸方向の傾斜部分にガラス板の断面を
接触させるようにしている。しかしながら、この方法で
は、所望の角度に斜面取りするには限界があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、面取り焼けを適切に防止することができ、又
は、所望角度の斜面取りを容易に行うことができる板状
体の面取装置及び面取装置のロボット制御システムを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1に記載の発明は、板状体の縁部を
回転する砥石に接触させながら該板状体を移動させるこ
とにより、前記縁部を面取りする板状体の面取装置にお
いて、前記板状体と前記砥石とを接触させる接触点を可
変にしたことを特徴としている。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、板状体の
縁部を回転する砥石に接触させながら該板状体を移動さ
せることにより、前記縁部を面取りする板状体の面取装
置において、前記板状体を砥石の回転面に対して所望の
角度に傾斜させた状態で前記砥石に接触できるようにし
たことを特徴としている。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、板状体を任意の姿
勢で保持できるロボットを用い、該ロボットにより前記
板状体を保持しながら前記砥石に接触させることを特徴
としている。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、板状体を
保持すると共に該板状体の縁部を所定位置で回転する砥
石に接触させて面取りするロボットと、該ロボットの動
作を動作命令データに従って制御するロボットコントロ
ーラと、前記動作命令データを作成するコンピュータと
から成る面取装置のロボット制御システムにおいて、前
記コンピュータは、前記板状体の形状データを定義する
板状体定義手段と、前記定義した形状データに基づいて
前記動作命令データを作成する動作命令データ作成手段
と、前記動作命令データ作成手段によって作成された前
記動作命令データをネットワークを経由して前記ロボッ
トコントローラに転送するデータ転送手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、板状体と
砥石との接触点を可変できるようにしたため、板状体の
形状に応じてその接触点を変更することによって、切削
面へのクーラントの供給を適切に行わせることができ、
面取り焼けを防止することができる。
【0011】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記板状体を砥石の回転面に対して所望の角度に傾斜させ
た状態で前記砥石に接触できるようにしたため、所望角
度の斜面取りを容易に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る板状体の面取装置及び面取装置のロボット制御システ
ムの好ましい実施の形態について説明する。
【0013】図1の上面配置図に示すように、本発明が
適用されるガラス板の面取装置10は、主に板揃え装置
14、ロボット16、砥石装置18から構成される。板
揃え装置14は、面取加工するガラス板を、ロボット1
6によって吸着保持される規定の板揃え位置まで搬送
し、位置決めする装置であり、図2、図3には、それぞ
れ図1中矢印A、Bで示す方向から見た板揃え装置14
の構成が示されている。図2、図3に示すように、板揃
え装置14には、ガラス板12が載置される傾斜面20
が形成されており、この下方には、図1乃至図3に示す
ようにガラス板12の搬送方向(図3中左方向)に多数
の搬送ローラ22、22、…が横1列に並べられて配設
される。各搬送ローラ22は、図2に示すように傾斜面
20に垂直な方向を回転軸方向として軸24の一端に取
り付けられ、その軸24の他端にはプーリ26が取り付
けられている。このプーリ26には、モータ28の出力
軸に取り付けられたプーリ30との間でタイミングベル
トがかけられており、それぞれの搬送ローラ22は、モ
ータ28の出力軸が回転することによって、同速度で図
3中反時計回りに回転する。ガラス板12が傾斜面20
に載置されると、そのガラス板12の下側縁部が搬送ロ
ーラ22、22、…に当接し、ガラス板12は傾斜面2
0に立てかけられた状態で搬送ローラ22、22、…に
よって搬送される。
【0014】一方、傾斜面20には、搬送方向に垂直
で、かつ、傾斜面20内の方向を回転軸方向として多数
のローラ32、32、…が配設されており、これによっ
て、傾斜面20とガラス板12との摩擦力が低減され、
ガラス板12が円滑に搬送されるようになっている。
【0015】例えば、図3に示すように三角形状のガラ
ス板12を作業者が傾斜面20に向かって右端の搬入口
20Aに立てかけると、ガラス板12は、搬送ローラ2
2、22、…によって傾斜面20に向かって左端の板揃
え位置20Bまで搬送される。ガラス板12が板揃え位
置20Bまで搬送されると、ガラス板12の左側縁部が
固定位置決めローラ34に当接し、所定のスイッチによ
って搬送ローラ22、22、…のモータ28が停止す
る。
【0016】板揃え位置20B近傍には、エアシリンダ
38が設置されており、そのロッド40の先端に一対の
押付ローラ42、42が支持板44を介して回動自在に
設けられている。上述のようにガラス板12が板揃え位
置20Bに搬送されてくると、ロッド40が伸長されて
ガラス板12の傾斜縁部が押付ローラ42、42によっ
て押さえられる。これによって、ガラス板12はその下
側縁部、左側縁部、傾斜縁部のそれぞれに当接する搬送
ローラ22、固定位置決めローラ34、押付ローラ4
2、42によって挟まれ、板揃え位置20Bにおいて位
置決めされる。板揃え位置20Bにおいて位置決めされ
たガラス板12がロボット16によって取り出される
と、モータ28が駆動を開始して搬送ローラ22、2
2、…の回転が再開し、待機している次のガラス板12
が板揃え位置20Bに搬送され上述と同様にして板揃え
位置20Bで位置決めされる。
【0017】図1に示されているロボット16は、上述
のように板揃え装置14によって板揃え位置20Bに搬
送されて位置決めされたガラス板12を保持し、その保
持したガラス板12を砥石装置18に移送するととも
に、ガラス板12の縁部全体を砥石装置18の砥石(面
取ホイール)54で面取加工するためにガラス板12の
姿勢を操作する。図4には図1中矢印Cで示す方向から
見たロボット16の構成が示されている。図4に示すよ
うにロボット16は、6軸の多関節ロボットであり、各
軸S1、S2、S3、S4、S5、S6を中心に回動可
能となっている。ロボットアームの先端(ロボットハン
ド)には吸着パッド50が設けられており、この吸着パ
ッド50により、ガラス板12を吸着保持する。吸着パ
ッド50により保持されたガラス板12は、回転する砥
石54の上部において、縦置きの状態でその縁部が図5
に示すように砥石54に当接されるとともに、ガラス板
12の縁部全周が砥石54と接触するようにロボット1
6の操作により移動する。これによって、同図に示すよ
うにガラス板12の縁部に面取り部12A、12A及び
端面が形成される。このようにガラス板12を縦置きの
状態で面取加工することによって、横置きの状態で面取
加工する場合のようにガラス板12が自重で湾曲すると
いったことがなく、ガラス板12を真っ直ぐの状態で面
取加工することができる。尚、ロボット16として、6
軸の多関節ロボット以外に、直角座標ロボット、円筒座
標ロボット、極座標ロボット等の他の動作機構のロボッ
トを使用することもできる。また、砥石54には、例え
ば、図13(A)のような外周面の形状を有する総型砥
石が使用されるが、面取加工の研削方式として総形研削
以外にもトラバース研削等の任意の方式を採用すること
ができ、砥石54には、ガラス板12の面取形状や研削
方式に応じた外周面形状のものが使用される。図13
(B)のようなトラバースタイプや図13(C)のよう
なストレートタイプ等の様々な外周面形状の砥石を使用
することが可能である。
【0018】面取加工が終了したガラス板12は、ロボ
ット16でベルトコンベア等の搬送装置(図示せず)ま
で搬送されて、ロボット16の吸着パッド50から離さ
れる。
【0019】ここで、面取加工を行う際のロボット16
の姿勢について説明すると、吸着パッド50で保持して
いるガラス板12を面取加工する際には、そのガラス板
12に振れが生じないようにロボット16の姿勢は最も
剛性の高い状態であることが望ましい。図6は、図4で
示した軸S5の位置(P点)の可動範囲を曲線Mで示し
たものであるが、最も剛性の高いロボット16の姿勢
は、同図二点鎖線で示す状態である。即ち、P点の位置
がロボットベースに近く、ロボット可動範囲においてX
軸方向にストロークが最大にとれるようなロボット16
の姿勢で最も剛性が高い。そこで、ロボット16と砥石
装置18の砥石54との配置は、ガラス板12の周縁部
が砥石54に当接しているときのロボット16の姿勢が
上述のように最も剛性の高い姿勢となるように設定され
ている。
【0020】図1に示される砥石装置18は、上述の砥
石54を備え、砥石54を回転駆動する装置であり、図
7には、図1中矢印Dで示す方向から見た砥石装置18
の構成が示されている。図1及び図7に示すように砥石
54は、回転自在に支持された軸56の一端に固定さ
れ、その軸56の他端にはプーリ58が固定される。こ
のプーリ58とモータ60の出力軸に固定されたプーリ
62との間にはベルトがかけられる。これにより、モー
タ60の出力軸が回転すると、砥石54が回転する。
【0021】また、砥石装置18には、面取り焼けを防
止するためにクーラント(加工冷却水)を噴出する冷却
装置(図示せず)が設けられており、図8に示すように
ガラス板12を面取加工中の砥石54の上部に向けてノ
ズル64からクーラントが噴き出されるようになってい
る。
【0022】次に、上述のロボット16のロボット制御
システムについて説明する。ロボット制御システムは図
9に示すようにデータ作成システムとしてのパーソナル
コンピュータ(パソコン)70と、ロボット16を制御
するロボットコントローラ72とから構成される。な
お、パソコン70は、パソコン本体70Aやモニタ70
B等から構成される。また、パソコン70とロボットコ
ントローラ72とは相互にデータのやり取りが可能なよ
うにLANケーブル74により接続される。更に、LA
Nケーブル74には複数の面取装置のロボットコントロ
ーラを接続することも可能であり、パソコン70で以下
のように作成した動作命令データを複数台のロボットコ
ントローラ72にダウンロードすることもできる。この
ようなハードウェア構成において、ソフトウェアによる
対応により以下(1) 〜(5) の処理が可能となっている。
【0023】(1) 本システムでは、面取加工するガラス
板12の形状を定義するのに以下の2通りの方法が可能
である。1つは、デジタイザーを用い、ガラス板形状の
X,Y座標値を読み取る方法であり、もう1つはCAD
機能により、CAD図面としてガラス板形状を定義する
方法である。
【0024】(2) ロボットの基準点と、ガラス板ハンド
リングの基準点、面取装置のユーザ座標系の設定を、パ
ラメータとして設定できる。
【0025】(3) (1) で定義したガラス板形状を基に、
ロボット動作命令を自動作成し、パソコン70上のハー
ドディスクに保存可能である。
【0026】(4) 生成したロボット動作命令データを、
ネットワークを経由し、ロボットコントローラ72にデ
ータダウンロードできる。
【0027】(5) 本システムでは、作業者がティーチン
グしたロボット動作データを、ネットワーク経由で、パ
ソコン70上のCADデータに取り込むこと(アップロ
ード)が可能である。
【0028】このような処理を実現するための各種機能
について、本システムを処理ブロックで示した図10を
参照しながら各機能の処理内容を説明する。
【0029】(1) 形状入力(図10のF1、F2の処
理) ・ストリーミングデジタイザーにモデルガラス、又は、
展開板(面取原型が最良)を貼り付け、形状データをパ
ソコン70に取り込む(図10のF1)。その際、仮の
座標原点を決め、その座標系での各点の座標値を取り込
む。尚、展開板は、板厚1mm程度のガラス板形状をし
たアルミ板をいう。 ・図面として、形状が定義されている場合は、CADの
形状定義機能によりガラス板形状を設定する(図10の
F2)。
【0030】(2) 加工動作定義機能(図10のF3の処
理) ・形状入力により定義されたガラス板形状に対して、面
取開始時のアプローチ軌跡及びエスケープ軌跡を定義す
る。また、その面取ホイール(砥石54)とガラス板の
接触点が形状のどの部分になるか設定する。
【0031】(3) 加工条件データ設定機能(図10のF
3の処理) ・面取りの最高速度、アプローチ/エスケープ時の速
度、ドレスインターバル等の条件を設定する。
【0032】(4) ガラス板のプログラム座標定義(ガラ
ス板ハンドリング位置定義)(図10のF3の処理) ・形状入力により定義されたガラス板形状データに対し
て、ロボット動作のためのプログラム座標系(プログラ
ム原点)を定義する。なお、そのプログラム原点が、ロ
ボットハンドのチャッキング位置になる。
【0033】(5) 板揃え位置決定(図10のF3の処
理) ・3点ストッパーにより、上記定義されたガラス板形状
に対して、位置決め位置を決定する(プログラムにより
自動決定される)。
【0034】(6) ロボット動作データ生成機能(図10
のF4の処理) ・前記機能により定義されたデータに基づき、ロボット
動作用データを生成する(ロボット動作データとして、
ファイルを生成する)。
【0035】(7) データ転送機能(図10のF5の処
理) ・データ作成システム(パソコン70)と、ロボットコ
ントローラ72間でデータをやり取りする。データのダ
ウンロード(パソコン→ロボットコントローラ)、アッ
プロード(ロボットコントローラ→パソコン)を行う。
【0036】(8) 設備条件パラメータ設定機能(図10
のF6の処理) ・ロボット動作の基準点と、面取ホイールの研削点を含
んだユーザ座標系の関係を定義する。また、板揃え装置
の、ガラス板定義面とユーザ座標系との関係も定義でき
る。
【0037】(9) ティーチングデータ逆変換機能(図1
0のF7の処理) ・ロボットのティーチング機能により、変更された動作
データをパソコン70上にアップロードし、元の形状デ
ータに反映する。形状データとして一元管理される。
【0038】(10)オートテストプログラム機能 ・設備立ち上げ時、又は、定期検査時設備精度のチェッ
クを行う。軌跡誤差、ガラス受取位置を調整できる。
【0039】以上の如く構成された本ロボット制御シス
テムにおいて、以下のようなロボット制御が行われる。
【0040】(1) 加工冷却水(クーラント)の水当たり
制御 ガラス板形状は、多数の点列をもとに、B−スプライン
曲線により、定義されている。特に、NURBS(Non
Uniformed Rational B-spline:非一様有理化BS)を採
用し、各切削点を算出している。
【0041】その切削点と面取ホイールとの相対位置関
係を3次元空間上において定義し、クーラントの供給を
行い易い点にコントロールする。図11(A)に示すよ
うに通常はガラス板Gと面取ホイール54との接触点
は、面取ホイール54の最上点(A点)となるように制
御されるが、図11(B)に示すようにガラス板G′の
形状が凹部Rを有するような場合に、接触点を面取ホイ
ール54の最上点(A点)とすると、ノズル64から噴
出されるクーラントが面取ホイール54の切削面に入り
込むのを阻害され、供給し難くなる。そこで、このよう
な凹部Rを面取りする際には接触点を図11(C)に示
すようにB点に変更することによってクーラントの供給
を行い易くする。
【0042】(2) ガラス板要求断面に基づくガラス板加
工姿勢制御 求めるガラス板の断面形状が、斜面取りのような形状の
場合、図12に示すようにガラス板Gの加工姿勢を面取
ホイール54の回転面に対して斜めに変更してその要求
形状を作り出す。ガラス板Gの加工姿勢は、ユーザ座標
系の定義により空間上の加工面を設定する。
【0043】以上、上記実施の形態ではガラス板を保持
して面取ホイールに当接する手段として多関節ロボット
を使用したが、これに限らずどのような手段であっても
よい。
【0044】また、上記実施の形態では、ガラス板の面
取装置について説明したが、ガラス板に限らず板状体の
面取装置においても本発明は適用できる。
【0045】
【発明の効果】以上本発明に係る板状体の面取装置及び
面取装置のロボット制御システムによれば、板状体と砥
石との接触点を可変できるようにしたため、板状体の形
状に応じてその接触点を変更することによって、切削面
へのクーラントの供給を適切に行わせることができ、面
取り焼けを防止することができる。
【0046】また、板状体を砥石の回転面に対して所望
の角度に傾斜させた状態で砥石に接触できるようにした
ため、所望角度の斜面取りを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるガラス板の面取装置の各装
置の配置を示した上面配置図
【図2】図1に示される板揃え装置の構成を矢印A方向
から示した図
【図3】図1に示される板揃え装置の構成を矢印B方向
から示した図
【図4】図1に示されるロボットの構成を矢印C方向か
ら示した図
【図5】ガラス板を砥石で面取りしている様子を示した
【図6】ロボットの姿勢についての説明に用いた図
【図7】図1に示される砥石装置の構成を矢印D方向か
ら示した図
【図8】面取り焼け防止用のクーラントを噴出するノズ
ルを示した図
【図9】ロボット制御システムの構成図
【図10】ロボット制御システムを処理ブロックで示し
た図
【図11】面取加工するガラス板と面取ホイールとの接
触点の説明に使用した説明図
【図12】ガラス板の縁部を斜面取りする場合のガラス
板の加工姿勢を示した図
【図13】砥石の種類を例示した図
【符号の説明】
10…面取装置、12…ガラス板、14…板揃え装置、
16…ロボット、18…砥石装置、50…吸着パッド、
54…砥石(面取ホイール)、70…パソコン、72…
ロボットコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市村 勝 神奈川県愛甲郡愛川町角田字小沢上原426 番1 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 3C049 AA03 AB01 AB06 BB06 BC01 CA01 CB03 CB04 3C058 AA03 AB01 AB06 BC01 CA01 CB03 CB04 3F059 AA06 BA03 BA08 FA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状体の縁部を回転する砥石に接触させな
    がら該板状体を移動させることにより、前記縁部を面取
    りする板状体の面取装置において、 前記板状体と前記砥石とを接触させる接触点を可変にし
    たことを特徴とする板状体の面取装置。
  2. 【請求項2】板状体の縁部を回転する砥石に接触させな
    がら該板状体を移動させることにより、前記縁部を面取
    りする板状体の面取装置において、 前記板状体を砥石の回転面に対して所望の角度に傾斜さ
    せた状態で前記砥石に接触できるようにしたことを特徴
    とする板状体の面取装置。
  3. 【請求項3】板状体を任意の姿勢で保持できるロボット
    を用い、該ロボットにより前記板状体を保持しながら前
    記砥石に接触させることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の板状体の面取装置。
  4. 【請求項4】板状体を保持すると共に該板状体の縁部を
    所定位置で回転する砥石に接触させて面取りするロボッ
    トと、該ロボットの動作を動作命令データに従って制御
    するロボットコントローラと、前記動作命令データを作
    成するコンピュータとから成る面取装置のロボット制御
    システムにおいて、 前記コンピュータは、前記板状体の形状データを定義す
    る板状体定義手段と、 前記定義した形状データに基づいて前記動作命令データ
    を作成する動作命令データ作成手段と、 前記動作命令データ作成手段によって作成された前記動
    作命令データをネットワークを経由して前記ロボットコ
    ントローラに転送するデータ転送手段と、 を備えたことを特徴とする面取装置のロボット制御シス
    テム。
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