JP2002119776A - 手動利器における柄部の緩衝構造 - Google Patents

手動利器における柄部の緩衝構造

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聡 木村
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優 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指掛リングから緩衝リングを容易に分離して
リサイクル作業を迅速に行うことができるとともに、製
造作業を容易に行うことができる手動利器における柄部
の緩衝構造を提供する。 【解決手段】 鋏の両指掛リング15,19の内周縁1
5a,19bに対し加熱されて軟化した熱可塑性樹脂材
を用いてインサート成形により緩衝リング17,21を
設ける。リサイクル作業時に緩衝リング17,21を弾
性変形させて指掛リング15,19から分離可能に形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば鋏、ナイ
フ、あるいはフォーク等の手動利器における柄部の緩衝
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鋏は刃部と指掛リングを連結部
により連結してなる一対の鋏片をその刃部の基端部又は
連結部において互いに軸着して開閉操作可能になってい
る。両鋏片は高級感を出したり機械的強度を向上させた
り、重量感を高めたりするため鋼材により一体に形成さ
れている。この場合には、指掛リンク゛に対する指の接
触時の感触が低下するので、指掛リングに対し熱可塑性
樹脂材よりなる緩衝リングを別途形成し、それを前記指
掛リングにはめ込む構造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の緩衝
リングの形成方法は、緩衝リングを成形する成形装置の
金型構造が緩衝リングの外周面に嵌合用の溝を形成する
二つのスライド金型を備えた一対の成形金型を必要とす
るので複雑となり、成形装置のコストを低減することが
できないという問題があった。又、指掛リングの内周縁
に対し緩衝リングを手作業によりはめ込む作業が必要で
鋏の製造コストを低減することができないという問題が
ある。
【0004】従来、鋏の刃部の基端部に形成した中子に
対し、リング状をなす柄部を硬質合成樹脂によりインサ
ート成形したり、金属製の指掛リングの内外周縁に対し
該指掛リングを包蔵するように緩衝リングをインサート
成形したりする方法も提案されている。
【0005】ところが、上記従来の技術においては、中
子や指掛リングに対し柄部や緩衝リングが一体的にイン
サート成形されていたので、鋏を廃棄する際、ナイフや
鋏等により柄部や緩衝リングを切断する必要があり、中
子や指掛リングから柄部や緩衝リングを容易に分離する
ことができず、リサイクル作業に支障を来していた。
【0006】上記の問題は鋏以外のナイフ、あるいはフ
ォーク等の手動利器の柄に取り付けられた緩衝部材につ
いても同様に生じる。この発明の目的は上記従来の技術
に存する問題点を解消して、鋏、ナイフ、あるいはフォ
ーク等の手動利器の柄部から緩衝部材を容易に分離して
リサイクル作業を迅速に行うことができるとともに、成
形装置の金型構造を簡素化してコストを低減でき、緩衝
部材の製造作業を容易に行うことができる手動利器にお
ける柄部の緩衝構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、作動部と柄部よりなる
手動利器の前記柄部に対し樹脂材又はゴム材を用いて緩
衝部材をインサート成形し、リサイクル作業時に緩衝部
材を弾性変形させて柄部から分離可能に係合したことを
要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、作動部と柄部を構成する指掛リングを連結部により
連結してなる第1利器部材と、同じく作動部と柄部を構
成する指掛リングを連結部により連結してなる第2利器
部材とをそれらの作動部の基端部又は連結部において回
動可能に軸着される手動利器の前記両指掛リングの内周
縁に対し樹脂材又はゴム材よりなる緩衝部材としての緩
衝リングをインサート成形し、リサイクル作業時に該緩
衝リングを弾性変形させて指掛リングから分離可能に係
合したことを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、下側に位置する指掛リングの後端部には開放部が設
けられ、この開放部から外側に緩衝リングが膨出されて
膨出部が形成されていることを要旨とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、前記膨出部の両端部には開放部の対向端部を係合す
る係合凹部が設けられていることを要旨とする。請求項
5に記載の発明は、請求項4において、前記開放部の対
向端部及び係合凹部にはインサート成形時に緩衝リング
が内周縁に沿って収縮するのを阻止し、成形後において
緩衝リングが内周縁に沿って位置ズレするのを阻止する
係止凹部及び係止突起が設けられていることを要旨とす
る。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一項において、下側に位置する指掛リング側の
連結部の下側縁に対し樹脂材又はゴム材製の人差し指を
添える緩衝部材がインサート成形され、リサイクル作業
時に前記緩衝部材を弾性変形させて連結部から分離可能
に係合したことを要旨とする。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項6におい
て、前記連結部の下側縁には、係合凹部と大径凹部が設
けられ、緩衝部材の溝には、前記係合凹部と大径凹部に
係合された係合凸部と大径部が設けられていることを要
旨とする。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか一項において、手動利器は第1鋏片と第2鋏片
からなる鋏であることを要旨とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を鋏に具体化した
一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0015】図2に示すように、この鋏を構成する第1
利器部材としての第1鋏片11と、第2利器部材として
の第2鋏片12とは、連結ピン13により開閉可能に連
結されている。前記第1鋏片11は作動部としての刃部
14と、柄部を構成する指掛リング15と、両者を連結
する連結部16とにより一体的に形成されている。この
第1鋏片11は所定厚さの鋼材をプレスにより所定の形
状に打ち抜いて形成され、後加工により刃部14に切刃
14aが形成され、刃部14の基端部に前記連結ピン1
3を挿通する孔14bがプレスにより形成されている。
【0016】前記第2鋏片12は作動部としての刃部1
8と、柄部を構成する指掛リング19と、両者を連結す
る連結部20とにより一体的に形成されている。この第
2鋏片12は所定厚さの鋼材をプレスにより所定の形状
に打ち抜いて形成され、後加工により刃部18に切刃1
8aが形成され、刃部18の基端部に前記連結ピン13
を挿通する孔18bがプレスにより形成されている。
【0017】前記指掛リング15の内周縁15aに係合
された柄部を構成する緩衝リング17は、例えば軟質ポ
リ塩化ビニル(PVC)等の熱可塑性樹脂材によりイン
サート成形されている。この緩衝リング17の外周面に
は、指掛リング15の内周縁15a全体を係合する環状
溝17aが形成されている。
【0018】前記指掛リング19の後側には開放部19
aが形成されている。指掛リング19に係合された柄部
を構成する緩衝リング21は、例えば軟質ポリ塩化ビニ
ル(PVC)等の熱可塑性樹脂材によりインサート成形
されている。この緩衝リング21の外周面には、指掛リ
ング19の内周縁19bを係合する間欠環状溝21aが
形成されている。緩衝リング21には前記開放部19a
から外部に膨出された膨出部21bが一体に形成されて
いる。この膨出部21bの両端部には開放部19aを構
成する指掛リング19の両対向端部19c,19dを係
合する係合凹部21c,21dが形成されている。前記
対向端部19c,19dの外側面には位置ズレ防止用の
係止凹部19e,19fが形成され、係合凹部21c,
21dの内側面には前記係止凹部19e,19fに係止
される係止突起21e,21fが形成されている。
【0019】前記第2鋏片12の連結部20の下側縁2
0aには、前後二箇所に係合凹部20bが切り欠き形成
されている。係合凹部20bの内頂部には大径凹部20
cが形成されている。連結部20の下側縁20aに係合
された柄部を構成する緩衝部材22は、例えば軟質ポリ
塩化ビニル(PVC)等の熱可塑性樹脂材によりインサ
ート成形されている。緩衝部材22には前記連結部20
の下側縁20aを係合する溝22aが形成されている。
この溝22a内には前記係合凹部20bと大径凹部20
cに係合される係合凸部22bと大径部22cが形成さ
れている。
【0020】前記緩衝リング17,21は第1鋏片11
の指掛リング15を図4に示す成形金型25と成形金型
26を備えたインサート成形装置に挿入して、両成形金
型25,26により形成されたキャビティ27に加熱さ
れて軟化した熱可塑性樹脂材を注入することによりイン
サート成形される。同様に緩衝部材22は図5に示すよ
うに連結部20をインサート成形装置に挿入してキャビ
ティ27に加熱されて軟化した熱可塑性樹脂材を注入す
ることによりインサート成形される。
【0021】上記実施形態の鋏によれば、以下のような
特徴を得ることができる。 (1)緩衝リング17はインサート成形装置と熱可塑性
樹脂材を用いて指掛リング15の内周縁15aにインサ
ート成形されているので、リサイクル作業時に工具を用
いることなく指により縮径方向に弾性変形させて内周縁
15aから容易に分離することができる。又、緩衝リン
グ17は単体で樹脂成形する必要がないので、指掛リン
グ15に後工程で緩衝リング17を組み付ける作業を省
略し、鋏の製造コストを低減することができる。
【0022】(2)指掛リング19に対し緩衝リング2
1をインサート成形装置と熱可塑性樹脂材を用いてイン
サート成形したので、リサイクル作業時に指掛リング1
9から緩衝リング21を弾性変形して容易に分離するこ
とができる。又、緩衝リング21は単体で樹脂成形する
必要がないので、指掛リング19に後工程で緩衝リング
21を組み付ける作業を省略し、鋏の製造コストを低減
することができる。
【0023】(3)指掛リング19に開放部19aを設
け、この開放部19aを埋めるように緩衝リング21に
膨出部21bを設けた。このため、鋏を使用する際、緩
衝リング21に中指を挿入し、薬指を膨出部21bの外
側面に接触させることができ、薬指の接触感をソフトに
することができる。又、リサイクル作業時に開放部19
aを利用して図6に示すように緩衝リング21を外方に
分離することができ、分離作業を容易に行うことができ
る。
【0024】(4)指掛リング19の対向端部19c,
19dに設けた係止凹部19e,19fに係合するよう
に、緩衝リング21の係合凹部21c,21dに係止突
起21e,21fを設けた。このため、インサート成形
時に緩衝リング21が内周縁19bに沿って収縮するの
を阻止し、係合凹部21c,21dの内頂部に空洞が形
成されるのを無くすことができる。このため成形後の鋏
の使用状態において緩衝リング21の膨出部21bが内
周縁19bに沿って位置ズレするのを防止することがで
きる。
【0025】(5)連結部20に対し熱可塑性樹脂材と
インサート成形装置とを用いて緩衝部材22をインサー
ト成形したので、鋏の使用時に人差し指の接触感をソフ
トにすることができる。又、リサイクル作業の際、連結
部20から緩衝部材22を容易に分離することができ
る。さらに、緩衝部材22は単体で樹脂成形する必要が
ないので、連結部20に後工程で緩衝部材22を組み付
ける作業を省略し、製造コストを低減することができ
る。
【0026】(6)前記連結部20の下側縁20aに、
係合凹部20bと大径凹部20cを設け、緩衝部材22
の溝22aに、前記係合凹部20bと大径凹部20cに
係合される係合凸部22bと大径部22cを設けた。こ
のため、緩衝部材22を分離する際、緩衝部材22を単
に下方に引っ張るのみで、容易に分離することができ
る。
【0027】(7)前記緩衝リング17、21及び緩衝
部材22を成形するインサート成形装置は、溝を成形す
るスライド金型を無くすことができるので、成形金型を
二つの分割金型のみにより構成することができ、このた
め成形金型の構造を簡素化してその製造コストを低減す
ることができる。
【0028】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ○ 図7に示すように指掛リング15の緩衝リング17
を緩衝リング21と同様に構成し、緩衝部材22と同様
の緩衝部材を連結部16に設けることもできる。この場
合には、鋏を上下逆に使用しても薬指の緩衝を行うこと
ができる。
【0029】○ 図8に示すように指掛リング15の内
周縁15aと指掛リング19の内周縁19bに凹部15
b,19gを形成し、緩衝リング17,21の環状溝1
7a,21aに前記凹部15b,19gに係止される突
起17b,21gを設けてもよい。この場合には緩衝リ
ング17,21の周方向の位置ズレを防止することがで
きる。
【0030】○ 図9に示すようにペーパーナイフ31
の刃部32に一体形成した柄部33に前記緩衝部材22
と同様の緩衝部材22をインサート成形するようにして
もよい。この場合にも、緩衝部材22の成形作業を容易
に行い、緩衝部材22の分離作業を容易に行うことがで
きる。
【0031】○ 緩衝リング17,21、緩衝部材22
の材料として、住友化学工業株式会社製の商品名「エバ
テート」や、三菱化学工業株式会社製の商品名「サーモ
ラン」等の熱可塑性樹脂を用いたり、軟質ゴムを用いた
りしてもよい。
【0032】○ 緩衝リングや緩衝部材として硬質樹脂
や硬質ゴムを用いてもよい。この場合には緩衝リングの
外周側の溝の深さを浅くしてリサイクル時に指により弾
性変形して工具を用いることなく分離できるようにする
のが望ましい。しかし、ペンチ等を用いて強制的に分離
する程度に係合するようにしてもよい。
【0033】○ 鋏、ペーパーナイフ以外に、普通のナ
イフ、あるいはフォーク等の手動利器における柄部の緩
衝構造に具体化してもよい。前記実施形態から把握され
る請求項以外の技術思想について以下に説明する。
【0034】(技術思想1) 請求項1〜5のいずれか
一項において、緩衝部材又は緩衝リングを硬質合成樹脂
又は硬質ゴムによりインサート成形した手動利器におけ
る柄部の緩衝構造。
【0035】(技術思想2) 作動部(14,18)と
指掛リング(15,19)を連結部(16,20)によ
り連結してなる利器部材(11,12)の前記指掛リン
グ(15,19)をインサート成形装置に収容し、前記
指掛リング(15,19)の内周縁(15a,19b)
に対し樹脂材又はゴム材を用いて緩衝リング(17,2
1)をインサート成形し、リサイクル作業時に緩衝リン
グ(17,21)を弾性変形させて指掛リング(15,
19)から分離可能に係合することを特徴とする手動利
器における柄部の緩衝リング成形方法。
【0036】(技術思想3) 技術思想2において、利
器部材(12)の作動部(18)と使用状態において下
側に位置する指掛リング(19)との連結部(20)を
インサート成形装置に収容し、該連結部(20)の下側
縁(20a)に対し樹脂材又はゴム材を用いて緩衝部材
(22)をインサート成形し、リサイクル作業時に緩衝
部材(22)を弾性変形させて連結部(20)から分離
可能に係合することを特徴とする手動利器における柄部
の緩衝リング及び緩衝部材成形方法。
【0037】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1〜8記
載の発明は、柄部から緩衝部材を容易に分離してリサイ
クル作業を迅速に行うことができるとともに、緩衝部材
の製造作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を鋏に具体化した一実施形態を示す
要部正断面図。
【図2】 鋏全体を示す正面図。
【図3】 鋏から緩衝リングと緩衝部材を分離した状態
を示す断面図。
【図4】 緩衝リングのインサート成形方法を説明する
断面図。
【図5】 緩衝部材のインサート成形方法を説明する断
面図。
【図6】 指掛リングから緩衝リングを分離する状態を
示す正面図。
【図7】 この発明の別例を示す鋏の正面図。
【図8】 指掛リング及び緩衝リングの別例を示す正断
面図。
【図9】 この発明をペーパーナイフに具体化した一実
施形態を示す正断面図。
【符号の説明】
11…第1利器部材としての第1鋏片、12…第2利器
部材としての第2鋏片、15,19…指掛リング、1
6,20…連結部、19a…開放部、15a,19b…
内周縁、20a…下側縁、20b…係合凹部、20c…
大径凹部、21…緩衝リング、21b…膨出部、22…
緩衝部材、22a…溝、22b…係合凸部、22c…大
径部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動部と柄部よりなる手動利器の前記柄
    部に対し樹脂材又はゴム材を用いて緩衝部材をインサー
    ト成形し、リサイクル作業時に緩衝部材を弾性変形させ
    て柄部から分離可能に係合した手動利器における柄部の
    緩衝構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、作動部(14)と柄
    部を構成する指掛リング(15)を連結部(16)によ
    り連結してなる第1利器部材(11)と、同じく作動部
    (18)と柄部を構成する指掛リング(19)を連結部
    (20)により連結してなる第2利器部材(12)とを
    それらの作動部(14,18)の基端部又は連結部(1
    6,20)において回動可能に軸(13)着される手動
    利器の前記両指掛リング(15,19)の内周縁(15
    a,19b)に対し樹脂材又はゴム材よりなる緩衝部材
    としての緩衝リング(17,21)をインサート成形
    し、リサイクル作業時に該緩衝リングを弾性変形させて
    指掛リング(15,19)から分離可能に係合した手動
    利器における柄部の緩衝構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、下側に位置する指掛
    リング(19)の後端部には開放部(19a)が設けら
    れ、この開放部(19a)から外側に緩衝リング(2
    1)が膨出されて膨出部(21b)が形成されている手
    動利器における柄部の緩衝構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記膨出部(21
    b)の両端部には開放部(19a)の対向端部(19
    c,19d)を係合する係合凹部(21c,21d)が
    設けられている手動利器における柄部の緩衝構造。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記開放部(19
    a)の対向端部(19c,19d)及び係合凹部(21
    c,21d)にはインサート成形時に緩衝リング(2
    1)が内周縁(19b)に沿って収縮するのを阻止し、
    成形後において緩衝リング(21)が内周縁(19b)
    に沿って位置ズレするのを阻止する係止凹部(19e,
    19f)及び係止突起(21e,21f)が設けられて
    いる手動利器における柄部の緩衝構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において、
    下側に位置する指掛リング(19)側の連結部(20)
    の下側縁(20a)に対し樹脂材又はゴム材製の人差し
    指を添える緩衝部材(22)がインサート成形され、リ
    サイクル作業時に前記緩衝部材(22)を弾性変形させ
    て連結部(20)から分離可能に係合した手動利器にお
    ける柄部の緩衝構造。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記連結部(20)
    の下側縁(20a)には、係合凹部(20b)と大径凹
    部(20c)が設けられ、緩衝部材(22)の溝(22
    a)には、前記係合凹部(20b)と大径凹部(20
    c)に係合された係合凸部(22b)と大径部(22
    c)が設けられている手動利器における柄部の緩衝構
    造。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項において、
    手動利器は第1鋏片(11)と第2鋏片(12)からな
    る鋏である手動利器における柄部の緩衝構造。
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