JP2002119412A - カーテンの上縁部分にひだを形成するカーテン用のひだ形成テープ及びそれを用いたカーテン - Google Patents

カーテンの上縁部分にひだを形成するカーテン用のひだ形成テープ及びそれを用いたカーテン

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JP2002119412A JP2000317295A JP2000317295A JP2002119412A JP 2002119412 A JP2002119412 A JP 2002119412A JP 2000317295 A JP2000317295 A JP 2000317295A JP 2000317295 A JP2000317295 A JP 2000317295A JP 2002119412 A JP2002119412 A JP 2002119412A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ基材の一面側に配置された引き紐の引
き絞りによってカーテンの上縁部分に体裁の良いひだを
容易に形成可能とする。 【解決手段】 カーテン19の上縁部分20に取着され
るテープ基材2の一面側に、その長さ方向に延長する如
く2本の引き紐3,3を配置してなり、該引き紐3,3
を引き絞ることによって、ひだをテープ基材2の長さ方
向に並列状態に形成できる。ひだを形成する部分の間
は、弾性反発力の大きい剛性部13として形成されてい
る。該剛性部13は、補強糸の織り込みによって緯糸密
度が高められることにより形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンの上縁部
分に取着された状態で引き紐が引き絞られることにより
該上縁部分に所要のひだを容易且つ確実に形成せしめる
カーテン用のひだ形成テープに関するものである。又、
該ひだ形成テープを用いたカーテンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カーテンの上縁部分に取着され、引き紐
の引き絞り操作によって該カーテンの上縁部分にひだを
形成せしめるカーテン用のひだ形成テープとしては、例
えば図25に示す構成のものが提供されている。
【0003】該テープaは、テープ基材bの一面側に、
その長さ方向に延長する如く2本の引き紐c,cを上下
平行状態に配置してなるものであり、該引き紐cは、テ
ープ基材bにその長さ方向に所要間隔で設けられた紐挿
通部dに挿通せしめられ、該引き紐cを引き絞ることに
よりひだを形成できるものであった。
【0004】そして、かかる構成を有するテープaを用
いて、カーテンfの上縁部分gに図29に示すようなひ
だhを形成するには、図26に示すように、該テープa
を、引き紐cが配置されている側を表にしてカーテンの
上縁部分gに縫着して後、前記引き紐cを引き絞って行
うものであった。しかしながら、このようにしてひだを
形成せんとしても、カーテンの上縁部分の長さが長いた
めに、引き紐とテープ基材との間の摩擦抵抗が大きく、
従って、該上縁部分の全長に亘る全てのひだを一回の引
き絞りによって形成できるものではなく、何回かに分け
て引き絞りを行わざるを得なかった。
【0005】その要領は図27に示すように、一回の引
き絞りによって引き絞り側に、可能な範囲で幾つかのひ
だhの集合jを形成して後、図28に示すようにその集
合部を順次先側に送り、その後、再び図27に示すよう
に引き絞ってひだの集合jを形成して後これを先側に送
り、このような操作を繰り返すことによって、前記上縁
部分gの長さ方向全体にひだを分散配置するものであっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
のひだ形成テープaによるときは、テープ基材bの剛性
が、その長さ方向の全体に亘って略均一であったため、
前記上縁部分gの長さ方向の全体にひだを分散配置した
だけでは不十分であって、ひだh,h間が、図28に符
号kで示すように弛んだ状態となる。そのため図29に
示すように、ひだh,h間mが張った状態となるよう
に、ひだ間の間隔を、端部から順次整えていかなければ
ならない非常に面倒な作業を要し、ひだ形成に多大の労
力を必要とした。
【0007】本発明は、かかる問題点を解決し得るカー
テン用のひだ形成テープの提供を目的とするものであ
り、又該ひだ形成テープを用いたカーテンの提供を目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る
カーテン用のひだ形成テープの第1は、カーテンの上縁
部分に取着されることによって該上縁部分に所要のひだ
を形成可能とするテープであって、テープ基材の一面側
に、その長さ方向に延長する如く、少なくとも一本の引
き紐が配置され、該引き紐は、テープ基材にその長さ方
向に所要間隔で設けられた紐挿通部に挿通せしめられて
なり、該引き紐を引き絞ることによって所要形態のひだ
をテープ基材の長さ方向に並列状態に形成でき、これに
より、カーテンの上縁部分に前記ひだを形成可能となさ
れている。そして前記テープ基材は織物として形成さ
れ、その長さ方向で見て、前記ひだを形成する部分の間
は、該ひだ形成部分よりも弾性反発力が増大された剛性
部とされており、前記テープ基材にその長さ方向に経糸
として織り込まれた補強糸が、前記剛性部においては緯
糸として織り込まれて該剛性部の緯糸密度が高められ、
このように緯糸密度が高められた結果、前記弾性反発力
の増大が図られていることを特徴とするものである。
【0009】本発明に係るカーテン用のひだ形成テープ
の第2は、カーテンの上縁部分に取着されることによっ
て該上縁部分に所要のひだを形成可能とするテープであ
って、テープ基材の一面側に、その長さ方向に延長する
如く、少なくとも一本の引き紐が配置され、該引き紐
は、テープ基材にその長さ方向に所要間隔で設けられた
紐挿通部に挿通せしめられてなり、該引き紐を引き絞る
ことによって所要形態のひだをテープ基材の長さ方向に
並列状態に形成でき、これにより、カーテンの上縁部分
に前記ひだを形成可能となされている。そして前記テー
プ基材は経編物として形成され、その長さ方向で見て、
前記ひだを形成する部分の間は、該ひだ形成部分よりも
弾性反発力が増大された剛性部とされており、前記テー
プ基材にその長さ方向に編み込まれた補強糸が、前記剛
性部においては、テープ基材の幅方向に長く挿入せしめ
られて該剛性部の糸密度が高められ、このように糸密度
が高められた結果、前記弾性反発力の増大が図られてい
ることを特徴とするものである。
【0010】本発明に係るひだ形成テープの他の態様
は、前記第1、第2のひだ形成テープにおいて、前記引
き紐を引き絞ることにより、前記テープ基材の全幅に亘
る上下方向の筒状のひだをテープ基材の長さ方向に所要
間隔で形成する場合、該筒状のひだを形成する部分の間
が前記剛性部とされる。
【0011】本発明に係るひだ形成テープのその他の態
様は、前記第1、第2のひだ形成テープにおいて、前記
引き紐を引き絞ることにより、前記テープ基材の全幅に
亘る上下方向の筒状のひだの複数が集合するひだ集合部
を、テープ基材の長さ方向に所要間隔で形成する場合、
夫々のひだ集合部を形成する部分における、筒状のひだ
を形成する部分の間、及び、前記ひだ集合部を形成する
部分の間が前記剛性部とされる。
【0012】又本発明に係るひだ形成テープのその他の
態様は、前記第1、第2のひだ形成テープにおいて、前
記引き紐を引き絞ることにより、前記テープ基材の上側
部分と下側部分の夫々に、その長さ方向に所要間隔で筒
状のひだを形成する場合、該上側部分と下側部分の夫々
において、テープ基材の長さ方向に見て、筒状のひだを
形成する部分の間が前記剛性部とされる。
【0013】又本発明に係るひだ形成テープのその他の
態様は、前記第1、第2のひだ形成テープにおいて、前
記引き紐を引き絞ることにより、前記テープ基材の上側
部分と下側部分の夫々に、その長さ方向に所要間隔で筒
状のひだを形成する場合、該上側部分に配置される筒状
のひだの間に、下側部分に配置される筒状のひだが存す
るようになされ、該上側部分と下側部分の夫々におい
て、テープ基材の長さ方向に見て、筒状のひだを形成す
る部分の間が前記剛性部とされる。
【0014】テープ基材の全幅に亘ってひだを形成する
場合、前記剛性部は、テープ基材の全幅に亘って形成す
るのがよい。又前記補強糸は、モノフィラメントを以っ
て構成するのがよい。
【0015】本発明に係るカーテンは、前記いずれかの
ひだ形成テープがカーテンの上縁部分に取着され、前記
引き紐が引き絞られることにより、カーテンの上縁部分
に所要のひだが並列状態に形成されていることを特徴と
するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〔第1の実施の形態〕図1において本発明に係るカーテ
ン用のひだ形成テープ(以下ひだ形成テープという)1
は、等幅の織物テープとして形成されたテープ基材2の
一面側の上下に、その長さ方向に延長する如く2本の引
き紐3,3を平行に配置してなり、該引き紐3,3を引
き絞ることによって、図6に示すように、テープ基材2
の全幅に亘る上下に長い筒状のひだ5を所要間隔で形成
できるものである。
【0017】前記引き紐3は、前記テープ基材2にその
長さ方向に等間隔で設けられたトンネル状の紐挿通部6
に経糸状に挿通せしめられてなり、隣り合う紐挿通部
6,6間で前記引き紐3がテープ基材面7に浮いて、浮
き紐部9が形成されている。前記紐挿通部6は、テープ
基材面7に浮いた状態の織物製カバー片の長手両側縁部
をテープ基材2に織り込んで形成されており、上下の引
き紐3,3に関して、上下の紐挿通部6,6は上下対称
配置で設けられている。
【0018】又テープ基材2は、その長さ方向で見て、
前記ひだ5を形成する部分(ひだ形成部分)12,12
の間が、該ひだ形成部分12よりも弾性反発力が増大さ
れた剛性部13とされている。なお該剛性部13は、説
明の便宜上、ハッチングを付して図示している。この
点、以下の各実施の形態を説明する図面において同様で
ある。
【0019】該剛性部13は、図2にその組織の概略を
線図で例示するように、前記テープ基材2の一方の外側
縁15に沿わせて経糸16aとして織り込まれた、例え
ばモノフィラメントからなる補強糸16を、前記剛性部
13を形成する部分においては緯糸16bとして織り込
んで該部分の緯糸密度を高める(テープ基材の緯糸に補
強糸が付加される)ことにより形成されており、このよ
うに緯糸密度が高められたことによる剛性増大作用と、
該モノフィラメントの屈曲部分17,17における剛性
増大作用とによって、該剛性部13の弾性反発力の増大
が図られている。
【0020】然して、かかる構成のひだ形成テープ1を
用いてカーテン19の上縁部分20に図6に示すように
所要のひだ5を形成するに際しては、先ず図3に示すよ
うに、該ひだ形成テープ1を、その引き紐3が配置され
ている側を表にして、前記上縁部分20に縫着する。
【0021】然る後図4に示すように、前記引き紐3,
3をその一端側で引き絞ることによって、その引き絞り
側に、上下方向の筒状のひだ5の幾つかの集合を形成す
る。この引き絞りは、引き紐3,3の他端相互を図3に
示すように結ぶ4等して引き紐を抜け止めして行う。そ
の後図5に示すように、形成された筒状のひだを順次先
側に送るのであるが、前記のように、ひだ形成部分1
2,12の間が、弾性反発力の大きい剛性部13とされ
ているために、先側に送られた筒状のひだ5,5の間
は、図5に示すように、前記剛性部13の弾性反発力に
よって自ずから所定幅に整うことになる。
【0022】その後再び引き紐3を引き絞って、その引
き絞り側に筒状のひだ5の集合を前記と同様に形成し、
これを順次先側に送り、これを繰り返すことによって、
図6〜7に示すように、前記上縁部分20の長さ方向の
全体に亘って、テープ基材2の全幅に亘る筒状のひだ5
を等間隔で配置する。
【0023】〔第2の実施の形態〕図8は、本発明に係
るひだ形成テープ1の他の態様を示すものであり、引き
紐3を引き絞ることによって、図9〜10に示すよう
に、テープ基材2の全幅に亘る上下方向の筒状のひだ5
の2個が集合するひだ集合部22を、織物テープとして
形成されたテープ基材2の長さ方向に所要間隔をおいて
形成する場合のものである。
【0024】前記と同様、テープ基材2の一面側の上下
に引き紐3,3が平行して配置されている。そして、隣
り合う筒状のひだ5,5を形成する部分12,12の
間、及び前記ひだ集合部22,22を形成する部分1
8,18の間が前記と同様構成の剛性部13とされてい
る。
【0025】このように、筒状のひだを形成する部分1
2,12の間も剛性部13とされているため、個々の筒
状のひだ5を正確に見栄えよく形成できることになる。
図11は、テープ基材2の一面側の上下に平行して配置
された引き紐3,3を引き絞ることによって、図12〜
13に示すように、上下方向の筒状のひだ5の3個が集
合するひだ集合部22を、テープ基材2の長さ方向に所
要間隔をおいて形成するひだ形成テープ1を示すもので
あり、前記と同様、隣り合う筒状のひだ5,5を形成す
る部分12,12の間、及び、ひだ集合部22,22を
形成する部分18,18の間が前記と同様構成の剛性部
13とされている。
【0026】又図14は、テープ基材2の一面側の上下
に平行して配置された引き紐3,3を引き絞ることによ
って、図15〜16に示すように、上下方向の筒状のひ
だ5の5個が集合するひだ集合部22を、テープ基材2
の長さ方向に所要間隔をおいて形成するひだ形成テープ
1を示すものであり、前記と同様、隣り合う筒状のひだ
5,5を形成する部分12,12の間、及び、ひだ集合
部22,22を形成する部分18,18の間が前記と同
様構成の剛性部13とされている。かかる構成のひだ形
成テープ1を用いてカーテン19の上縁部分20に所要
のひだ5を形成する作業工程は第1の実施の形態で説明
したところと同様である。
【0027】〔第3の実施の形態〕図17は、本発明に
係るひだ形成テープ1のその他の態様を示すものであ
り、テープ基材2の一面側に配置された引き紐3を引き
絞ることによって、図18〜19に示すような、先端が
細くなる袋状を呈する筒状のひだ5を上下に千鳥配置で
形成する場合に関するものである。
【0028】該ひだ形成テープ1は図17に示すよう
に、織物テープとして形成されたテープ基材2の上側部
分23と下側部分24に、夫々2本の引き紐3,3、
3,3を平行に配置し、各引き紐3を紐挿通部6に挿通
せしめてなり、長さの長い外側の浮き紐部9aと、その
長さ方向の中間部に重なり且つ長さの短い内側の浮き紐
部9bとを一組とするものが、上側と下側に千鳥状に配
置されている。そして、前記上側部分23と下側部分2
4の夫々において、テープ基材の長さ方向に隣り合う、
前記筒状のひだを形成する部分12,12の間が前記と
同様構成の剛性部13とされている。該剛性部13は、
本実施の形態においてはひだ形成テープの製造の容易性
を考慮して、図17に示すように、内側に位置する短い
紐挿通部の長さを一辺とする略正方形状に形成されてい
る。従って筒状のひだを形成する部分12,12の間の
一部分には剛性部13が存在していないが、形成された
剛性部の弾性反発力によってひだ5,5間を所定幅に整
えることができる限り、このような態様も本発明に含ま
れる。
【0029】この場合は、図20にその組織の概略を線
図で例示するように、テープ基材の一側縁と中間に、例
えばモノフィラメントとしての補強糸16,16が経糸
16a,16aとして配置され、前記上側部分及び下側
部分の剛性部13,13においては、該モノフィラメン
トとしての補強糸16,16が緯糸16b,16bとし
て織り込まれることにより、該剛性部13の緯糸密度が
高められている。かかる構成のひだ形成テープ1を用い
てカーテン19の上縁部分20に所要のひだ5を形成す
る作業工程は第1の実施の形態で説明したところと同様
である。
【0030】〔第4の実施の形態〕図21は、本発明に
係るひだ形成テープ1のその他の態様を示すものであ
り、等幅の経編物のテープとして形成されたテープ基材
2の一面側の上下に、その長さ方向に延長する如く2本
の引き紐3,3を平行に配置してなり、該引き紐3,3
を引き絞ることによって、図22に示すように、テープ
基材2の全幅に亘る上下に長い筒状のひだ5を所要間隔
で形成できるものである。
【0031】前記引き紐3は、前記テープ基材2にその
長さ方向に等間隔で編成されたトンネル状の紐挿通部6
に挿通せしめられてなり、隣り合う紐挿通部6,6間で
前記引き紐3がテープ基材面7に浮いて浮き紐部9が形
成され、上下の引き紐3,3に関して、上下の紐挿通部
6,6は上下対称配置で設けられている。
【0032】又テープ基材2は、その長さ方向で見て、
前記ひだを形成する部分(ひだ形成部分)12,12の
間が、該ひだ形成部分12よりも弾性反発力の大きい剛
性部13とされている。
【0033】該剛性部13は、図23や図24にその組
織の概略を線図で例示するように、前記テープ基材2に
その長さ方向に編み込まれた、例えばモノフィラメント
からなる補強糸16を、前記剛性部13を形成する部分
においてはテープ基材2の幅方向に長く挿入せしめて該
部分の糸密度を高める(テープ基材の糸に補強糸が付加
される)ことにより形成されており、このように緯糸密
度が高められたことによる剛性増大作用と、該モノフィ
ラメントの屈曲部分17,17における剛性増大作用と
によって、該剛性部13の弾性反発力が高められてい
る。
【0034】かかる構成のひだ形成テープ1を用いてカ
ーテン19の上縁部分20に所要のひだ5を形成する作
業工程は第1の実施の形態で説明したところと同様であ
る。
【0035】〔その他の実施の形態〕 (1) 第2の実施の形態、第3の実施の形態における各ひ
だ形成テープは、そのテープ基材2が経編物のテープに
変更されることもある。
【0036】(2) 本発明において、テープ基材の一面側
に配置する引き紐は一本であってもよい。
【0037】(3) 前記補強糸16は、前記所要の剛性部
13を形成できる限りモノフィラメントには特定されな
い。
【0038】(4) テープ基材2の上側部分と下側部分の
夫々に筒状のひだを形成する場合、該上下の筒状のひだ
は上下対向状態で設けられることもある。
【0039】(5) 本発明に係るひだ形成テープが、引き
紐3の引き絞りによって、筒状のひだ5が集合するひだ
集合部22を形成する場合、夫々のひだ集合部を形成す
る部分における、隣り合う筒状のひだ5,5を形成する
部分12,12の間が剛性部13として形成されないこ
ともある。
【0040】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を奏す
る。本発明によるときは、テープ基材の長さ方向で見
て、ひだを形成する部分の間が、補強糸の織り込みや編
み込みによって、弾性反発力の大きい剛性部として形成
されているため、テープ基材に配置された引き紐を引き
絞ることによってひだを形成した場合、前記剛性部の弾
性反発力によって、ひだ間の間隔を所定に確実に保持で
きることになる。
【0041】より具体的には、引き紐の引き絞りによっ
て形成したひだを先側に送ることによってカーテン上縁
部分の全体にひだを形成する場合、引き絞りによって形
成したひだを単に先側に送るだけで、ひだ間の間隔が、
剛性部の弾性反発力によって自ずから正しく保たれるこ
とになるため、カーテンにおけるひだ形成の作業性が従
来に比して大幅に改善されることになるのである。
【0042】又引き紐を引き絞ることによって、上下方
向の筒状のひだの複数が集合するひだ集合部を形成する
場合、該ひだ集合部を形成する部分の間だけでなく、各
筒状のひだを形成する部分の間も剛性部として形成する
ときは、該筒状のひだを形成する部分の間が剛性部とし
て形成されることにより、各筒状のひだを綺麗に且つ正
確に形成できることになる。
【0043】これらによって、カーテンの上縁部分に、
見栄えのよい所要形態のひだを容易に形成できる利点が
ある。又、このような見栄えの良いひだがカーテン上縁
部分に形成されたカーテンを提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るひだ形成テープを示す部分斜視図
である。
【図2】剛性部における補強糸の配置状態を示す説明図
である。
【図3】ひだ形成テープをカーテンの上縁部分に縫着し
た状態を示す部分斜視図である。
【図4】引き紐を引き絞ることによってひだの集合を形
成した状態を示す斜視図である。
【図5】引き紐の引き絞りによって形成したひだを順次
先側に送った状態を示す斜視図である。
【図6】上縁部分にひだが形成されたカーテンを示す部
分斜視図である。
【図7】そのひだを示す斜視図である。
【図8】本発明に係るひだ形成テープの他の態様を示す
部分斜視図である。
【図9】そのひだ形成テープを用いる場合において、引
き紐の引き絞りによりひだの集合を形成した状態を示す
斜視図である。
【図10】そのひだを示す斜視図である。
【図11】ひだ形成テープのその他の態様を示す部分斜
視図である。
【図12】そのひだ形成テープを用いる場合において、
引き紐の引き絞りによりひだを形成した状態を示す斜視
図である。
【図13】そのひだを示す斜視図である。
【図14】ひだ形成テープのその他の態様を示す部分斜
視図である。
【図15】そのひだ形成テープを用いる場合において、
引き紐の引き絞りによりひだを形成した状態を示す斜視
図である。
【図16】そのひだを示す斜視図である。
【図17】ひだ形成テープのその他の態様を示す部分斜
視図である。
【図18】そのひだ形成テープを用いる場合において、
引き紐の引き絞りによりひだを形成した状態を示す斜視
図である。
【図19】そのひだを示す斜視図である。
【図20】剛性部を構成する補強糸の配置状態を示す説
明図である。
【図21】ひだ形成テープのその他の態様を示す部分斜
視図である。
【図22】そのひだ形成テープを用いる場合において、
引き紐の引き絞りによりひだを形成した状態を示す斜視
図である。
【図23】剛性部を構成する補強糸の配置状態を示す説
明図である。
【図24】剛性部を構成する補強糸の他の配置状態を示
す説明図である。
【図25】従来のひだ形成テープを示す部分斜視図であ
る。
【図26】そのひだ形成テープをカーテンの上縁部分に
縫着した状態を示す部分斜視図である。
【図27】そのひだ形成テープの引き紐を引き絞ってひ
だの集合を形成した状態を示す斜視図である。
【図28】形成したひだの集合を先側に送った状態を示
す斜視図である。
【図29】ひだ間の間隔を整えてカーテンの上縁部分に
ひだを形成した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ひだ形成テープ 2 テープ基材 3 引き紐 5 ひだ 12 ひだ形成部分 13 剛性部 16 補強糸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテンの上縁部分に取着されることに
    よって該上縁部分に所要のひだを形成可能とするテープ
    であって、テープ基材の一面側に、その長さ方向に延長
    する如く、少なくとも一本の引き紐が配置され、該引き
    紐は、テープ基材にその長さ方向に所要間隔で設けられ
    た紐挿通部に挿通せしめられてなり、該引き紐を引き絞
    ることによって所要形態のひだをテープ基材の長さ方向
    に並列状態に形成でき、これにより、カーテンの上縁部
    分に前記ひだを形成可能となされており、 前記テープ基材は織物として形成され、その長さ方向で
    見て、前記ひだを形成する部分の間は、該ひだ形成部分
    よりも弾性反発力が増大された剛性部とされており、前
    記テープ基材にその長さ方向に経糸として織り込まれた
    補強糸が、前記剛性部においては緯糸として織り込まれ
    て該剛性部の緯糸密度が高められ、このように緯糸密度
    が高められた結果、前記弾性反発力の増大が図られてい
    ることを特徴とするカーテンの上縁部分にひだを形成す
    るカーテン用のひだ形成テープ。
  2. 【請求項2】 カーテンの上縁部分に取着されることに
    よって該上縁部分に所要のひだを形成可能とするテープ
    であって、テープ基材の一面側に、その長さ方向に延長
    する如く、少なくとも一本の引き紐が配置され、該引き
    紐は、テープ基材にその長さ方向に所要間隔で設けられ
    た紐挿通部に挿通せしめられてなり、該引き紐を引き絞
    ることによって所要形態のひだをテープ基材の長さ方向
    に並列状態に形成でき、これにより、カーテンの上縁部
    分に前記ひだを形成可能となされており、 前記テープ基材は経編物として形成され、その長さ方向
    で見て、前記ひだを形成する部分の間が、該ひだ形成部
    分よりも弾性反発力の大きい剛性部とされており、前記
    テープ基材にその長さ方向に編み込まれた補強糸が、前
    記剛性部においては、テープ基材の幅方向に長く挿入せ
    しめられて該剛性部の糸密度が高められ、このように糸
    密度が高められた結果、前記弾性反発力の増大が図られ
    ていることを特徴とするカーテンの上縁部分にひだを形
    成するカーテン用のひだ形成テープ。
  3. 【請求項3】 前記引き紐を引き絞ることによって、前
    記テープ基材の全幅に亘る上下方向の筒状のひだをテー
    プ基材の長さ方向に所要間隔で形成する場合、該筒状の
    ひだを形成する部分の間が前記剛性部とされていること
    を特徴とする請求項1又は2記載のカーテンの上縁部分
    にひだを形成するカーテン用のひだ形成テープ。
  4. 【請求項4】 引き紐を引き絞ることによって、前記テ
    ープ基材の全幅に亘る上下方向の筒状のひだの複数が集
    合するひだ集合部を、テープ基材の長さ方向に所要間隔
    で形成する場合、夫々のひだ集合部を形成する部分にお
    ける、筒状のひだを形成する部分の間、及び、前記ひだ
    集合部を形成する部分の間が前記剛性部とされているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のカーテンの上縁部
    分にひだを形成するカーテン用のひだ形成テープ。
  5. 【請求項5】 前記引き紐を引き絞ることによって、前
    記テープ基材の上側部分と下側部分の夫々に、その長さ
    方向に所要間隔で筒状のひだを形成する場合、該上側部
    分と下側部分の夫々において、テープ基材の長さ方向に
    見て、筒状のひだを形成する部分の間が前記剛性部とさ
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載のカーテ
    ンの上縁部分にひだを形成するカーテン用のひだ形成テ
    ープ。
  6. 【請求項6】 前記引き紐を引き絞ることによって、前
    記テープ基材の上側部分と下側部分の夫々に、その長さ
    方向に所要間隔で筒状のひだを形成する場合、該上側部
    分に配置される筒状のひだの間に、下側部分に配置され
    る筒状のひだが存するようになされ、該上側部分と下側
    部分の夫々において、テープ基材の長さ方向に見て、筒
    状のひだを形成する部分の間が前記剛性部とされている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のカーテンの上縁
    部分にひだを形成するカーテン用のひだ形成テープ。
  7. 【請求項7】 前記剛性部は、テープ基材の全幅に亘っ
    て形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のカーテンの上縁部分にひだを形成するカー
    テン用のひだ形成テープ。
  8. 【請求項8】 前記補強糸がモノフィラメントであるこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のカーテ
    ンの上縁部分にひだを形成するカーテン用のひだ形成テ
    ープ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のひだ形
    成テープがカーテンの上縁部分に取着され、前記引き紐
    が引き絞られることにより、カーテンの上縁部分に所要
    のひだが並列状態に形成されていることを特徴とするカ
    ーテン。
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