JP2002117979A - ジチアフルベン誘導体を含有する有機電界発光素子 - Google Patents

ジチアフルベン誘導体を含有する有機電界発光素子

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JP2002117979A
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Yuichi Fujishita
雄一 藤下
Manabu Uchida
内田  学
Takaharu Nakano
隆治 中野
Kenji Furukawa
顕治 古川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、ジチアフルベン骨格を有す
る正孔伝達化合物からなる材料を用いて、高発光効率で
長寿命な有機EL素子を提供することにある。 【解決手段】 一般式(1)で表されるジチアフルベン
誘導体が含有されていることを特徴とする有機電界発光
素子。式中のR1、R2はアルキル基、アリール基、また
はヘテロ環基を示し、R3〜R6は水素原子、アルキル
基、アルケニル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、
アリール基、またはヘテロ環基を示し、R3〜R6がアリ
ール基またはヘテロ環基であり、これらが隣接している
場合には、互いに縮合した構造のものであってもよい。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機電界発光素子
(以下、有機EL素子と略記する)に関する。より詳し
くは、ジチアフルベン誘導体が含有されている有機EL
素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、次世代のフルカラーフラットパネ
ルディスプレイとして有機EL素子が注目され、活発な
研究開発がなされている。有機EL素子は発光層を2つ
の電極で挟んだ注入型発光素子であり、有機発光層に電
子と正孔を注入してそれらが再結合することにより光を
発するものである。用いられる材料には低分子材料と高
分子材料があり、共に高輝度な有機EL素子が得られる
ことが知られている。
【0003】このような有機EL素子には二つのタイプ
がある。一つは、タン(C. W. Tang)らによって発表さ
れた、蛍光色素を添加した電子輸送材料を発光層として
用いたもの(J. Appl. Phys., 65, 3610(1989))、もう
一つは、蛍光色素自身を発光層として用いたもの(例え
ば、Jpn. J.Appl. Phys. 27, L269(1988)に記載されて
いる素子)である。
【0004】蛍光色素を発光層として用いたタイプに
は、大きく分けてさらに3つのタイプがある。一つ目
は、発光層を電子輸送層と正孔輸送層で挟んで三層とし
たもの、二つ目は、正孔輸送層と発光層とを積層して二
層としたもの、三つ目は、電子輸送層と発光層とを積層
して二層としたものである。このように積層構造をとる
ことにより、有機EL素子の発光効率が向上することが
知られている。
【0005】上記各構成の有機EL素子における電子輸
送層は、電子伝達化合物を含有するものであって、陰極
より注入された電子を発光層に伝達する機能を有してい
る。正孔輸送層および正孔注入層は、正孔伝達化合物を
含有する層であって、陽極より注入された正孔を発光層
に伝達する機能を有する。正孔注入層を陽極と発光層の
間に介在させることにより、陽極からより低い電界で多
くの正孔を発光層に伝達し、さらに電子輸送層または電
子注入層から注入された電子を発光層に閉じ込めること
が可能となるので、発光効率が向上するなど発光性能に
優れた有機EL素子を得ることができる。
【0006】しかしながら、これらの有機EL素子は実
用化のために十分な性能を有していなかった。その大き
な原因は、使用材料の耐久性の不足にあり、特に正孔輸
送材料の耐久性が乏しいことが挙げられる。有機EL素
子の有機層に結晶粒界などの不均質部分が存在すると、
その部分に電界が集中して素子の劣化、破壊につながる
と考えられている。そのため有機層はアモルファス状態
で使用されることが多い。また、有機EL素子は電子注
入型素子であり、使用する材料のガラス転移点が低いと
駆動中の発熱により有機EL素子が劣化する結果となる
ので、ガラス転移点(以下、Tgと略称する)の高い材
料が要求されている。また、用いられる正孔輸送材料の
正孔輸送性が十分でなく、素子の発光効率が実用的に十
分ではなかった。
【0007】このような有機EL素子に使用される正孔
輸送材料としては、アミン系の化合物を中心にして多種
多様の材料が知られているにも拘わらず、実用に適した
材料は少ない。例えば、N,N′−ジフェニル−N,N′
−ジ(3−メチルフェニル)−4,4′−ジアミノビフ
ェニル(以下、TPDと略記する)が報告されている
(Appl. Phys. Lett., 57, 6, 531(1990))が、この化
合物は熱安定性に乏しく、素子の寿命などに問題があっ
た。米国特許第5047687号、米国特許第4047
948号、米国特許第4536457号、特公平6−3
2307号公報、特開平5−234681号公報、特開
平5−239455号公報、特開平8−87122号公
報および特開平8−259940号公報にも多くのトリ
フェニルアミン誘導体が記載されているが、十分な特性
を持つ化合物はない。
【0008】特開平4−308688号公報、特開平6
−1972号公報およびAdv. Mater., 6, 677(1994)に
記載されているスターバーストアミン誘導体や、特開平
7−126226号公報、特開平7−126615号公
報、特開平7−331238号公報、特開平7−973
55号公報、特開平8−48656号公報、特開平8−
100172号公報およびJ. Chem. Soc. Chem. Comm.,
2175, (1996)に記載されている化合物においても、高
発光効率で長寿命であるという実用上必須の特性を併せ
持つものはない。さらに、特開平9−194441号公
報には、ナフチルアミン誘導体を使用した例が報告され
ており、TPDの特性より向上していることが記載され
ているが、これらにおいても正孔輸送性及び耐久性が十
分ではなかった。
【0009】上述のように、従来の有機EL素子に用い
られるアミン系の正孔輸送材料は、昨今のフルカラーフ
ラットパネルディスプレイの高性能化に対応しておら
ず、優れた材料を使用することにより、有機EL素子の
効率及び寿命をより高めることが望まれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、従来より用いられてきたアミン
系化合物以外の正孔伝達化合物からなる材料およびそれ
を用いて、高発光効率で長寿命な有機EL素子を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の有
機EL素子が抱えている上述の課題を解決すべく鋭意検
討した結果、特定のジチアフルベン誘導体が高性能な正
孔注入材料および正孔輸送材料であり、これを用いるこ
とにより、高効率、長寿命な有機EL素子を得ることを
見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は以下の構成を有するものである。
【0012】(1)一般式(1)で表されるジチアフル
ベン誘導体が含有されていることを特徴とする有機電界
発光素子。
【化2】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立して炭素数1〜6
のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、また
は置換もしくは無置換のヘテロ環基を示し、R3〜R6
それぞれ独立して水素原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数1〜6のアル
キルチオ基、置換もしくは無置換のアリールチオ基、置
換もしくは無置換のアリール基、または置換もしくは無
置換のヘテロ環基を示し、R3〜R6がアリール基または
ヘテロ環基であり、これらが隣接している場合には、互
いに縮合した構造のものであってもよく、またR3〜R6
がアルケニル基またはアルキルチオ基であり、これらが
隣接している場合には、互いに結合してもよい。)
【0013】(2)一般式(1)で表されるジチアフル
ベン誘導体が正孔注入層に含有されていることを特徴と
する、前記(1)に記載の有機電界発光素子。 (3)一般式(1)で表されるジチアフルベン誘導体が
正孔輸送層に含有されていることを特徴とする、前記
(1)に記載の有機電界発光素子。 (4)一般式(1)で表されるジチアフルベン誘導体を
含有する正孔注入材料。 (5)一般式(1)で表されるジチアフルベン誘導体を
含有する正孔輸送材料。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
一般式(1)において、R1、R2、R3、R4、R5また
はR6がアルキル基である場合には炭素数1〜6である
ことが好ましく、その例としてメチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n
−ヘキシル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シ
クロペンチル基およびシクロへキシル基などが挙げられ
る。R1、R2、R3、R4、R5またはR6がアリール基で
ある場合の例としてフェニル基、ナフチル基、アンスリ
ル基、ピレニル基、フェナンスリル基、フルオレニル
基、トリル基、キシリル基、4−(N,N−ジフェニル
アミノ)フェニル基、4−(N,N−ジフェニルアミ
ノ)ナフチル基、4−(N−フェノチアジニル)フェニ
ル基、4−(N−カルバゾリイル)フェニル基などが、
同じくヘテロ環基の例として、チエニル基、ベンゾチエ
ニル基、チアントレニル基、3−フェニルベンゾチエニ
ル基、N−フェニルフェノチアジニル基、N−フェニル
カルバゾリイル基などが挙げられる。また、R3、R4
5またはR6がアルケニル基である場合には炭素数2〜
6であることが好ましく、その例としてビニル基、アリ
ル基、1−プロペニル基、1,3−ブタジエニル基、2
−ペンテニル基および2−ヘキセニル基などが挙げられ
る。また、R3、R4、R5またはR6がアルキルチオ基で
ある場合には炭素数1〜6であることが好ましく、その
例としてメチルチオ基、エチルチオ基およびプロピルチ
オ基などが挙げられ、アリールチオ基の例としてはフェ
ニルチオ基やナフチルチオ基などが挙げられる。そし
て、ジチアフルベン誘導体の具体例としては、下記の式
(2)〜(11)で表わされる化合物を挙げることがで
きる。
【0015】
【化3】 (式中、t−Buはt−ブチル基を示す。)
【0016】
【化4】
【0017】
【化5】
【0018】
【化6】 (式中、Meはメチル基を示す。)
【0019】
【化7】
【0020】これらの化合物は、既知の方法を利用して
合成することができ、例えば、Synth.Met.,102,1730(19
99)、J.Org.Chem.,57,1696(1992)記載の方法、または
本明細書の合成例に記載の方法により得ることができ
る。
【0021】これらのジチアフルベン誘導体は、正孔注
入層および正孔輸送層を形成させるための材料に適して
いる。本発明の有機EL素子は、高効率であるばかりで
なく、保存時及び駆動時の耐久性が高い。これは、本発
明で使用される一般式(1)で表わされるジチアフルベ
ン誘導体のTgが高く、また有機EL素子作成時にアモ
ルファス状態になり易いためである。
【0022】本発明の有機EL素子の構造としては、各
種の態様があるが、基本的には一対の電極(陽極と陰
極)間に、上記ジチアフルベン誘導体を含有する有機層
を挟持した構造であり、所望に応じて、上記ジチアフル
ベン誘導体層に他の材料を用いた正孔注入層、正孔輸送
層、発光層、電子注入層あるいは電子輸送層などを組み
合わせることができる。また、正孔注入材料または正孔
輸送材料として用いる場合、更に機能の向上をはかるた
めに他の材料を併用することができる。
【0023】具体的な構成としては、(1)陽極/ジチ
アフルベン誘導体層(正孔注入層)/正孔輸送層/発光
層/陰極(2)陽極/ジチアフルベン誘導体層(正孔注
入層)/正孔輸送層/発光層/電子注入層/陰極(3)
陽極/ジチアフルベン誘導体層(正孔輸送層)/発光層
/陰極(4)陽極/正孔注入層/ジチアフルベン誘導体
層(正孔輸送層)/発光層/電子注入層/陰極、などの
積層構造を挙げることができる。これらの場合、電子注
入層およびジチアフルベン誘導体が正孔輸送層に用いら
れたときの正孔注入層は必ずしも必要ではないが、これ
らの層を設けることにより、発光効率を向上させること
ができる。また、ジチアフルベン誘導体が正孔注入層と
して用いられた場合は、特に有機EL素子を高効率、長
寿命化させることができる。
【0024】本発明の有機EL素子は、上記のいずれの
構造であっても、基板に支持されていることが好まし
い。基板としては、機械的強度、熱安定性および透明性
を有するものであればよく、ガラス、透明プラスチック
フィルムなどを用いることができる。本発明の有機EL
素子の陽極物質としては、4eVより大きな仕事関数を
有する金属、合金、電気伝導性化合物およびこれらの混
合物を用いることができる。具体例として、Auなどの
金属、CuI、インジウムチンオキシド(以下、ITO
と略記する)、SnO2、ZnOなどの導電性透明材料
が挙げられる。
【0025】陰極物質としては、4eVより小さな仕事
関数の金属、合金、電気伝導性化合物、およびこれらの
混合物を使用できる。具体例としては、アルミニウム、
カルシウム、マグネシウム、リチウム、マグネシウム合
金、アルミニウム合金等があり、合金としては、アルミ
ニウム/弗化リチウム、アルミニウム/リチウム、マグ
ネシウム/銀、マグネシウム/インジウムなどが挙げら
れる。有機EL素子の発光を効率よく取り出すために、
電極の少なくとも一方は光透過率を10%以上とするこ
とが望ましい。電極としてのシート抵抗は数百Ω/□以
下とすることが好ましい。なお、膜厚は電極材料の性質
にもよるが、通常10nm〜1μm、好ましくは10〜
400nmの範囲に選定される。このような電極は、上
述の電極物質を使用して蒸着やスパッタリングなどの方
法で、薄膜を形成させることにより作製することができ
る。
【0026】本発明の有機EL素子において使用される
式(1)で表されるジチアフルベン誘導体は十分に高い
Tgを有しているが、他の正孔注入材料、正孔輸送材
料、発光材料、電子注入材料などについても、Tgが8
0℃以上のものが好ましく、90℃以上のものがより好
ましい。
【0027】本発明の有機EL素子に使用される他の正
孔注入材料および正孔輸送材料については、光導電材料
において、正孔の電荷輸送材料として従来から慣用され
ているものや、有機EL素子の正孔注入層および正孔輸
送層に使用されている公知のものの中から任意のものを
選択して用いることができる。例えば、カルバゾール誘
導体(N−フェニルカルバゾール、ポリアルキレンカル
バゾールなど)、トリアリールアミン誘導体(TPD、
芳香族第3級アミンを主鎖あるいは側鎖に持つポリマ
ー)、1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニ
ル)シクロヘキサン、N,N′−ジフェニル−N,N′−
ジナフチル−4,4′−ジアミノビフェニル、4,4′,
4″−トリス{N−(3−メチルフェニル)−N−フェ
ニルアミノ}トリフェニルアミン、J. Chem. Soc. Che
m. Comm., 2175(1996)に記載されている化合物、特開昭
57−144558号公報、特開昭61−62038号
公報、特開昭61−124949号公報、特開昭61−
134354号公報、特開昭61−134355号公
報、特開昭61−112164号公報、特開平4−30
8688号公報、特開平6−312979号公報、特開
平6−267658号公報、特開平7−90256号公
報、特開平7−97355号公報、特開平6−1972
号公報、特開平7−126226号公報、特開平7−1
26615号公報、特開平7−331238号公報、特
開平8−100172号公報または特開平8−4865
6号公報に記載されている化合物、Adv. Mater., 6, 67
7(1994)に記載されているスターバーストアミン誘導体
など)、スチルベン誘導体(日本化学会第72春季年会
講演予稿集(II)、1392ページ、2PB098に記載のものな
ど)、フタロシアニン誘導体(無金属、銅フタロシアニ
ンなど)、ポリシランなどがあげられる。
【0028】なお、本発明の有機EL素子における正孔
注入層および正孔輸送層は、本発明のジチアフルベン誘
導体および/もしくは上記化合物の一種以上を含有する
一つの層で構成されていてもよいし、また、異種の化合
物を含有する複数の層を積層したものであってもよい。
本発明のジチアフルベン誘導体を高分子に分散させるこ
とによっても、これらの層を作成することができる。
【0029】本発明の有機EL素子に使用される他の電
子注入材料および電子輸送材料については特に制限はな
く、光導電材料において、電子伝達化合物として従来か
ら慣用されているもの、有機EL素子の電子注入層およ
び電子輸送層に使用されている公知のものの中から任意
のものを選択して用いることができる。このような電子
伝達化合物の好ましい例として、ジフェニルキノン誘導
体(電子写真学会誌、30(3), 266(1991)などに記載のも
の)、ペリレン誘導体(J. Apply. Phys., 27,269(198
8)等に記載のもの)や、オキサジアゾール誘導体(前記
文献、Jpn. J.Aplly. Phys., 27, L713(1988))、Appl.
Phys. Lett., 55, 1489(1989)などに記載のもの)、チ
オフェン誘導体(特開平4−212286号公報などに
記載のもの)、トリアゾール誘導体(Jpn. J. Appl. Ph
ys., 32, L917(1993)などに記載のもの)、チアジアゾ
ール誘導体(第43回高分子学会予稿集、(III)P1a00
7などに記載のもの)、オキシン誘導体の金属錯体(電
子情報通信学会技術研究報告、92(311), 43(1992)など
に記載のもの)、キノキサリン誘導体のポリマー(Jpn.
J. Appl. Phys., 33, L250(1994)などに記載のも
の)、フェナントロリン誘導体(第43回高分子討論会
予稿集、14J07などに記載のもの)などを挙げることが
できる。
【0030】本発明の有機EL素子の発光層に用いる他
の発光材料としては、高分子学会編高分子機能材料シリ
ーズ“光機能材料”、共立出版(1991)、P236に記載され
ているような昼光蛍光材料、蛍光増白剤、レーザー色
素、有機シンチレータ、各種の蛍光分析試薬などの公知
の発光材料を用いることができる。具体的には、アント
ラセン、フェナントレン、ピレン、クリセン、ペリレ
ン、コロネン、ルブレン、キナクリドンなどの多環縮合
化合物、クオーターフェニルなどのオリゴフェニレン系
化合物、1,4−ビス(2−メチルスチリル)ベンゼ
ン、1,4−ビス(4−メチルスチリル)ベンゼン、1,
4−ビス(4−フェニル−5−オキサゾリル)ベンゼ
ン、1,4−ビス(5−フェニル−2−オキサゾリル)
ベンゼン、2,5−ビス(5−ターシャリー−ブチル−
2−ベンズオキサゾリル)チオフェン、1,4−ジフェ
ニル−1,3−ブタジエン、1,6−ジフェニル−1,3,
5−ヘキサトリエン、1,1,4,4−テトラフェニル−
1,3−ブタジエンなどの液体シンチレーション用シン
チレータ、特開昭63−264692号公報記載のオキ
シン誘導体の金属錯体、クマリン染料、ジシアノメチレ
ンピラン染料、ジシアノメチレンチオピラン染料、ポリ
メチン染料、オキソベンズアントラセン染料、キサンテ
ン染料、カルボスチリル染料、およびペリレン染料、独
国特許2534713号公報に記載のオキサジン系化合
物、第40回応用物理学関係連合講演会講演予稿集、1146
(1993)に記載のスチルベン誘導体、特開平7−2785
37号公報記載のスピロ化合物および特開平4−363
891号公報記載のオキサジアゾール系化合物などが好
ましい。また、第9回応用物理学会講習会予稿集、(200
1)P17および“有機EL材料とディスプレイ”、シーエ
ムシー(2001)P170に記載されている公知のりん光材
料、例えば、イリジウム錯体、白金錯体、ユウロピウム
錯体なども発光材料として好ましい。
【0031】本発明の有機EL素子を構成する各層は、
各層を構成すべき材料を蒸着法、スピンコート法および
キャスト法などの公知の方法で薄膜とすることにより、
形成することができる。このようにして形成された各層
の膜厚については特に限定はなく、素材の性質に応じて
適宜選定することができるが、通常2nm〜5000n
mの範囲に選定される。なお、ジチアフルベン誘導体を
単独で薄膜化する方法としては、均質な膜が得やすく、
かつピンホールが生成しにくいなどの点から蒸着法を採
用するのが好ましい。蒸着法を用いて薄膜化する場合、
その蒸着条件は、ジチアフルベン誘導体の種類、分子累
積膜の目的とする結晶構造および会合構造などにより異
なるが、一般的に、ボート加熱温度50〜400℃、真
空度10 -6〜10-3Pa、蒸着速度0.01〜50nm
/秒、基板温度−150〜+300℃、膜厚5nm〜5
μmの範囲で適宜選定することが好ましい。
【0032】次に、本発明のジチアフルベン誘導体を用
いて有機EL素子を作成する方法の一例として、前述の
陽極/ジチアフルベン誘導体/発光層/陰極からなる有
機EL素子の作成法について説明する。適当な基板上
に、陽極用物質からなる薄膜を、1μm以下、好ましく
は10〜200nmの範囲の膜厚になるように蒸着法に
より形成させて陽極を作製した後、この陽極上にジチア
フルベン誘導体の薄膜を形成させて正孔輸送層とし、こ
の正孔輸送層の上に発光層を1μm以下の膜厚になるよ
うに形成させ、さらに陰極用物質からなる薄膜を蒸着法
により、1μm以下の膜厚になるように形成させて陰極
とすることにより、目的の有機EL素子が得られる。な
お、上述の有機EL素子の作製においては、作製順序を
逆にして、陰極、発光層、正孔輸送層、陽極の順に作製
することも可能である。
【0033】このようにして得られた有機EL素子に直
流電圧を印加する場合には、陽極を+、陰極を−の極性
として印加すればよく、電圧2〜40V程度を印加する
と、透明又は半透明の電極側(陽極又は陰極、及び両
方)より発光が観測できる。また、この有機EL素子
は、交流電圧を印加した場合にも発光する。なお、印加
する交流の波形は任意でよい。
【0034】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて更に詳しく
説明する。
【0035】合成例 2,2′−(1,2−ジフェニルエタンジイリデン)ビス
[1,3]ベンゾ[d]ジチオール(以下、DPBDTと略
記する)[式(2)で表わされる化合物の合成] 合成例1 (1)2−ベンジリデン−[1,3]ベンゾ[d]ジチオー
ルの合成 2−(エトキシホスホリル)[1,3]ベンゾ[d]ジチオ
ール2.9gおよびテトラヒドロフラン50mlをフラ
スコに入れて、アルゴン雰囲気下で−78℃に冷却後、
濃度1.5mol/lのn−ブチルリチウム/n−ヘキ
サン溶液7.5mlを滴下した。約30分攪拌後、ベン
ズアルデヒド1.0mlを滴下し、室温で一晩攪拌し
た。反応終了後純水を加え、有機層を抽出した。それを
エバポレータにより濃縮して、目的とする化合物2.4
gを得た。 1H−NMR(CDCl3)σ=7.3−7.6(m,5H)、
7.1−7.3(m,2H)、7.1(m,2H)、6.5(s,1H)
【0036】(2)DPBDTの合成 2−ベンジリデン−[1,3]ベンゾ[d]ジチオール1.9
g、トリス(4−ブロモフェニル)アミニウムヘキサク
ロロアンチモネート4.9gおよびジクロロメタン70
mlを200ml三つ口フラスコに入れて、アルゴン雰
囲気下室温で一晩攪拌した。反応液をろ過して得られた
固体3.1g、亜鉛176mgおよびアセトニトリル5
0mlを100ml三つ口フラスコに入れて、アルゴン
雰囲気下3時間還流させた。反応液をろ過し、得られた
溶液をエバポレータにより濃縮したものを、カラムクロ
マトグラフィーにより精製して、目的とする化合物30
0mgを得た。Tgは96℃であった。 1H−NMR(CDCl3)σ=7.5−7.6(d,4H)、
7.3−7.4(t,4H)、7.2−7.3(m,6H)、7.1(t,4H)
【0037】合成例2 DPBDTの合成 2−(エトキシホスホリル)[1,3]ベンゾ[d]ジチオ
ール3.49gおよびテトラヒドロフラン80mlをフ
ラスコに入れて、アルゴン雰囲気下で−78℃に冷却
後、濃度1.5mol/lのn−ブチルリチウム/n−
ヘキサン溶液9mlを滴下した。−20℃まで昇温後、
ベンジル0.84gをテトラヒドロフラン10mlに溶
解したものを滴下し、還流温度で一晩攪拌した。反応終
了後、室温まで冷却して純水を加え、有機層を抽出し
た。それをエバポレータにより濃縮したものを、カラム
クロマトグラフィーにより精製して、目的とする化合物
1gを得た。
【0038】合成例3 2,2′−(1,2−ビス(4−N,N−ジフェニルアミ
ノフェニル)エタンジイリデン)ビス[1,3]ベンゾ
[d]ジチオール(以下、BPABDTと略記する)[式
(4)で表わされる化合物]の合成 合成例1のベンズアルデヒドを4−(N,N−ジフェニ
ルアミノ)ベンズアルデヒドに替えた以外は、同様の方
法で合成した。Tgは144℃であった。なお、合成例
1と全く同じ方法で、ベンズアルデヒドをtert−ブ
チルアルデヒドに替えることにより式(3)で表わされ
る化合物を、4−(N−フェノチアジニル)フェニルア
ルデヒドに替えることにより式(5)で表わされる化合
物を、2−ベンゾチエニルアルデヒドに替えることによ
り式(6)で表わされる化合物を2−(3−フェニル)
ベンゾチエニルアルデヒドに替えることにより式(7)
で表わされる化合物をそれぞれ合成することができる。
また、合成例2と全く同じ方法で、ベンジルをジ−te
rt−ブチルジケトンに替えることにより式(3)で表
わされる化合物を、ビス4−(N,N−ジフェニルアミ
ノ)フェニルジケトンに替えることにより式(4)で表
わされる化合物を、ビス4−(N−フェノチアジニル)
フェニルジケトンに替えることにより式(5)で表わさ
れる化合物を、ジ−2−ベンゾチエニルジケトンに替え
ることにより式(6)で表わされる化合物を、ビス2−
(3−フェニル)ベンゾチエニルジケトンに替えること
により式(7)で表わされる化合物をそれぞれ合成する
ことができる。また、合成例1および合成例2におい
て、2−(エトキシホスホリル)[1,3]ベンゾ[d]ジ
チオールを2−(エトキシホスホリル)−4−メチル−
5−(メチルチオ)−1,3−ジチオールに替えること
により式(8)で表わされる化合物を、2−(エトキシ
ホスホリル)−4−フェニル−5−(ベンゾチエニル)
−1,3−ジチオールに替えることにより式(9)で表
わされる化合物を、2−(エトキシホスホリル)−5,
6−ジヒドロ−1,3−ジチオロ[4,5−b][1,4]ジ
チインに替えることにより式(10)で表わされる化合
物を、2−(エトキシホスホリル)−5,6,7−トリヒ
ドロ−1,3−ジチオロ[4,5−b][1,4]ジチインに
替えることにより式(11)で表わされる化合物をそれ
ぞれ合成することができる。
【0039】実施例1 25mm×75mm×1.1mmのガラス基板上にIT
Oを50nmの厚さに蒸着したもの(東京三容真空(株)
製)を透明支持基板とした。この透明支持基板を市販の
蒸着装置(真空機工(株)製)の基板ホルダーに固定し、
DPBDTをいれたモリブデン製蒸着用ボート、N,
N′−ジナフチル−N,N′−ジフェニル−4,4′−ジ
アミノビフェニル(以下、NPDと略記する)をいれた
モリブデン製蒸着用ボート、トリス(8−ヒドロキシキ
ノリン)アルミニウム(以下、ALQと略記する)をい
れたモリブデン製蒸着用ボート、弗化リチウムをいれた
モリブデン製蒸着用ボート、およびアルミニウムをいれ
たタングステン製蒸着用ボートを装着した。真空槽を1
×10-3Paまで減圧し、DPBDTが入った蒸着用ボ
ートを加熱して、膜厚40nmになるように蒸着して正
孔注入層を形成し、次いで、NPD入りの蒸着用ボート
を加熱して、膜厚10nmになるようにNPDを蒸着し
て正孔輸送層を形成した。次に、ALQ入りの蒸着用ボ
ートを加熱して、膜厚50nmになるようにALQを蒸
着して発光層を形成した。以上の蒸着速度は0.1〜0.
2nm/秒であった。その後、弗化リチウム入りの蒸着
用ボートを加熱して、膜厚0.5nmになるように0.0
03〜0.01nm/秒の蒸着速度で蒸着し、次いで、
アルミニウム入りの蒸着用ボートを加熱して、膜厚10
0nmになるように0.2〜0.5nm/秒の蒸着速度で
蒸着することにより、有機EL素子を得た。ITO電極
を陽極、弗化リチウム/アルミニウム電極を陰極とし
て、約4Vの直流電圧を印加すると、約3mA/cm2
の電流が流れ、輝度は約100cd/m2、発光効率約
3lm/Wで波長520nmの緑色の発光を得た。ま
た、50mA/cm2の定電流駆動を行ったが、100
時間経過後も発光が持続されていた。また、80℃に加
熱しても発光の低下は見られなかった。
【0040】実施例2 DPBDTをBPABDTに替えた以外は、実施例1と
同じ方法で、有機EL素子を得た。ITO電極を陽極、
弗化リチウム/アルミニウム電極を陰極として、約3V
の直流電圧を印加すると、約3mA/cm2の電流が流
れ、輝度は約100cd/m2、発光効率約3lm/W
で波長520nmの緑色の発光を得た。また、50mA
/cm2の定電流駆動を行ったが、100時間経過後も
発光が持続されていた。また、80℃に加熱しても発光
の低下は見られなかった。
【0041】実施例3 実施例1と同様に、透明支持基板を蒸着装置の基板ホル
ダーに固定し、DPBDTをいれたモリブデン製蒸着用
ボート、ALQをいれたモリブデン製蒸着用ボート、弗
化リチウムをいれたモリブデン製蒸着用ボート、および
アルミニウムをいれたタングステン製蒸着用ボートを装
着した。真空槽を1×10-3Paまで減圧し、DPBD
Tが入った蒸着用ボートを加熱して、膜厚50nmにな
るように蒸着して正孔輸送層を形成し、次いで、ALQ
入りの蒸着用ボートを加熱して、膜厚50nmになるよ
うにALQを蒸着して発光層を形成した。蒸着速度は
0.1〜0.2nm/秒であった。その後、弗化リチウム
入りの蒸着用ボートを加熱して、膜厚0.5nmになる
ように0.003〜0.01nm/秒の蒸着速度で蒸着
し、次いで、アルミニウム入りの蒸着用ボートを加熱し
て、膜厚100nmになるように0.2〜0.5nm/秒
の蒸着速度で蒸着することにより、有機EL素子を得
た。ITO電極を陽極、弗化リチウム/アルミニウム電
極を陰極として、約5Vの直流電圧を印加すると、輝度
約100cd/m2で波長520nmの緑色発光を得
た。また、50mA/cm2の定電流駆動を行ったが、
80℃に加熱しても発光の低下は見られなかった。
【0042】実施例4 実施例1と同様に、透明支持基板を蒸着装置の基板ホル
ダーに固定し、4,4′,4″−トリス{N−(3−メチ
ルフェニル)−N−フェニルアミノ}トリフェニルアミ
ンをいれたモリブデン製蒸着用ボート、DPBDTをい
れたモリブデン製蒸着用ボート、ALQをいれたモリブ
デン製蒸着用ボート、弗化リチウムをいれたモリブデン
製蒸着用ボート、およびアルミニウムをいれたタングス
テン製蒸着用ボートを装着した。真空槽を1×10-3
aまで減圧し、4,4′,4″−トリス{N−(3−メチ
ルフェニル)−N−フェニルアミノ}トリフェニルアミ
ン入りの蒸着用ボートを加熱して、膜厚40nmになる
ように4,4′,4″−トリス{N−(3−メチルフェニ
ル)−N−フェニルアミノ}トリフェニルアミンを蒸着
して正孔注入層を形成し、次いで、DPBDTを加熱し
て、膜厚10nmになるように蒸着して正孔輸送層を形
成した。次に、ALQ入りの蒸着用ボートを加熱して、
膜厚50nmになるようにALQを蒸着して発光層を形
成した。以上の蒸着速度は0.1〜0.2nm/秒であっ
た。その後、弗化リチウム入りの蒸着用ボートを加熱し
て、膜厚0.5nmになるように0.003〜0.01n
m/秒の蒸着速度で蒸着し、次いで、アルミニウム入り
の蒸着用ボートを加熱して、膜厚100nmになるよう
に0.2〜0.5nm/秒の蒸着速度で蒸着することによ
り、有機EL素子を得た。ITO電極を陽極、弗化リチ
ウム/アルミニウム電極を陰極として、約4Vの直流電
圧を印加すると、輝度約100cd/m2で発光波長5
20nmの緑色の発光を得た。
【0043】比較例1 実施例3で用いたDPBDTをTPDに代えた以外は、
実施例3と同様な方法で有機EL素子を作成した。 I
TO電極を陽極、弗化リチウム/アルミニウム電極を陰
極として、80℃で直流電圧を印加したところ数秒で発
光が見られなくなった。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のジチ
アフルベン誘導体はTgが90℃以上と高く、しかもア
モルファス状態になり易いので、これを有機EL素子の
正孔注入材料および正孔輸送材料に適しており、特に正
孔注入材料として使用することにより、有機EL素子の
高効率、長寿命化を可能とすることができる。すなわ
ち、本発明の有機EL素子は、ジチアフルベン誘導体を
有機層とすることにより、高効率、長寿命、フルカラー
化が容易である。従って、本発明の有機EL素子を用い
ることにより、フルカラーディスプレーなどの高効率な
ディスプレイ装置が作成できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 隆治 神奈川県横浜市金沢区大川5−1 チッソ 株式会社横浜研究所内 (72)発明者 古川 顕治 神奈川県横浜市金沢区大川5−1 チッソ 株式会社横浜研究所内 Fターム(参考) 3K007 AB00 AB03 CA01 CB01 DA00 DB03 EB00 FA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表されるジチアフルベン
    誘導体が含有されていることを特徴とする有機電界発光
    素子。 【化1】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立して炭素数1〜6
    のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、また
    は置換もしくは無置換のヘテロ環基を示し、R3〜R6
    それぞれ独立して水素原子、炭素数1〜6のアルキル
    基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数1〜6のアル
    キルチオ基、置換もしくは無置換のアリールチオ基、置
    換もしくは無置換のアリール基、または置換もしくは無
    置換のヘテロ環基を示し、R3〜R6がアリール基または
    ヘテロ環基であり、これらが隣接している場合には、互
    いに縮合した構造のものであってもよく、またR3〜R6
    がアルケニル基またはアルキルチオ基であり、これらが
    隣接している場合には、互いに結合してもよい。)
  2. 【請求項2】 一般式(1)で表されるジチアフルベン
    誘導体が正孔注入層に含有されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の有機電界発光素子。
  3. 【請求項3】 一般式(1)で表されるジチアフルベン
    誘導体が正孔輸送層に含有されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の有機電界発光素子。
  4. 【請求項4】 一般式(1)で表されるジチアフルベン
    誘導体を含有する正孔注入材料。
  5. 【請求項5】 一般式(1)で表されるジチアフルベン
    誘導体を含有する正孔輸送材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010087222A1 (ja) 2009-01-28 2010-08-05 コニカミノルタホールディングス株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置及び照明装置

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