JP2002117937A - コネクタ付きシールドケーブル - Google Patents

コネクタ付きシールドケーブル

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JP2002117937A JP2001216746A JP2001216746A JP2002117937A JP 2002117937 A JP2002117937 A JP 2002117937A JP 2001216746 A JP2001216746 A JP 2001216746A JP 2001216746 A JP2001216746 A JP 2001216746A JP 2002117937 A JP2002117937 A JP 2002117937A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性のハウジングが内側と外側に分かれた
コネクタを端部に結合したコネクタ付きシールドケーブ
ルにおいて、内側と外側のハウジングの電気的接続、及
び内側ハウジングと接続相手のコネクタのハウジングと
の電気的接続を確実に安定してとれるようにする。 【解決手段】 外側ハウジングを構成する部材とコネク
タに嵌合される嵌合部を設けた内側ハウジングを、弾性
力をもつ折曲部材で圧接する。これにより外側ハウジン
グの部材と内側ハウジングが確実に電気的に接続される
とともに、嵌合部の機械的強度が補強され、接続相手と
の嵌合時の嵌合部の変形を押さえることができ、電気的
接続を安定して取ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器間の電気
的接続に用いられるシールドケーブルの端部にコネクタ
を結合したコネクタ付きシールドケーブルに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年パーソナルコンピュータやプリンタ
等の各種電子機器において、電子機器の機能の向上、多
様化に伴って、電子機器内の基板間、ユニット間あるい
は電子機器間を高速かつ多量にデータが送受信されるよ
うになっており、そのインターフェースとして多ピンの
コネクタ付きケーブルの使用が進んでいる。このような
多ピンのコネクタ付きケーブルは、特に電子機器間の信
号伝送に使用される場合、放射ノイズやイミュニティー
の面で問題を引き起こすケースが増えているため、複数
の芯線の束を網状のシールド部材で被覆したシールドケ
ーブルが用いられる事が多い。そのシールド部材は、シ
ールドケーブルの端部に結合されたコネクタの金属製で
導電性のハウジングに対して、電気的に接続される事で
放射ノイズを抑制している。
【0003】また、シールドケーブルのコネクタの接続
相手である電子機器の基板側コネクタのハウジングも金
属製の導電部材であって、電子機器の金属製の筐体に電
気的に接続される。これにより、シールドケーブル側の
コネクタのハウジングを電子機器の基板側のコネクタに
嵌合させて両コネクタを電気的に接続した状態におい
て、シールドケーブルのシールド部材が両コネクタのハ
ウジングを介してグランドである電子機器の筐体に電気
的に接続され、シールド効果により放射ノイズを抑制す
る事ができる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら上記
従来の技術において、シールドケーブルのシールド部材
から電子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまで
の各部材間での電気的接続状態が不完全だと、放射ノイ
ズのシールド特性は大きく変動するため、放射ノイズが
発生する原因になっている。
【0005】シールドケーブルのシールド部材から電子
機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの電気的
接続の不完全になる第1の要因としては、ケーブル側コ
ネクタと基板側コネクタの嵌合による電気的接続状態の
不良が挙げられる。通常ケーブル側コネクタと基板側コ
ネクタの嵌合は、ケーブル側コネクタの嵌合部が外側、
基板側コネクタの嵌合部が内側になるように嵌合され、
ケーブル側コネクタの嵌合部は若干押し広げられるよう
に嵌合される。そのため、ケーブル側コネクタの嵌合部
の形状は変形し易く、繰り返し使用する事によりケーブ
ル側コネクタと基板側コネクタの嵌合による接続状態が
不安定になっていた。
【0006】また通常ケーブル側コネクタは、その外装
を形成する外側ハウジングと、基板側コネクタの嵌合部
を有する内側ハウジングとを組み合わせる事で形成され
ている。そのため、シールドケーブルのシールド部材か
ら電子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの
電気的接続が不完全になる第2の要因としては、外側ハ
ウジングと内側ハウジングの電気的接続状態の不良が挙
げられる。この電気的接続の不安定な状態は、ケーブル
側コネクタが基板側コネクタに嵌合された際に生ずるケ
ーブル側コネクタの嵌合部の歪みによって助長される。
【0007】また通常外側ハウジングの後端部には、シ
ールドケーブルのシールド部と接続しクランプするクラ
ンプ部が形成されている。クランプ部は断面U字状の弾
性部材で形成されており、その径を縮小する事によりシ
ールドケーブルのシールド部の外周をクランプする。し
かしながら、クランプ部材は弾性部材であるため変形し
てしまい、シールドケーブルに設けられたシールド部材
と外側ハウジングの電気的接続状態の不良が発生してし
まう。これが、シールドケーブルのシールド部材から電
子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの電気
的接続が不完全になる第3の要因となっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、複数の芯線をシールド部材によ
り被覆してなるシールドケーブルの端部にコネクタを結
合したコネクタ付きシールドケーブルにおいて、該複数
の芯線と接続した複数の電極が設けられた電極部と、接
続相手となるコネクタに嵌合する嵌合部を有し、その内
部に該電極部を配置した導電性の内側ハウジングと、該
内側ハウジングと組み合わされシールドケーブルから露
出した芯線を収容する導電性の外側ハウジングとを有
し、該外側ハウジングは該シールド部材と電気的に接続
し、かつ内側ハウジングと、内側ハウジングの嵌合部と
弾性的に接続する導電性の接続部により電気的に接続し
ている事を特徴としている。
【0009】また本発明は、前記接続部は外側ハウジン
グと別部材である事を特徴としている。
【0010】また本発明は、前記接続部は内側ハウジン
グの長手方向に対して垂直な方向に折曲部を有し、折曲
部の弾性力により内側ハウジングの嵌合部と接続した構
成をなしている事を特徴としている。
【0011】また本発明は、前記接続部は導電性の板バ
ネ状の部材である事を特徴としている。
【0012】また本発明は、前記接続部は内側ハウジン
グの嵌合部の複数箇所で接触するように形成されている
事を事を特徴としている。
【0013】また本発明は、前記接続部は内側ハウジン
グの長手方向に複数の凸部が形成されている事を特徴と
している。
【0014】また本発明は、前記接続部は鋸歯形状に形
成されている事を特徴としている。
【0015】また本発明は、前記接続部は外側ハウジン
グと内側ハウジングの嵌合部との間に挟み込まれる導電
性の接続部材が更に設けられている事を特徴としてい
る。
【0016】また本発明は、前記接続部材は導電性の金
属からなる複数のピンを並列して一体化したピンアレイ
状の部材である事を特徴としている。
【0017】また本発明は、前記接続部材は導電性の板
バネ状の部材である事を特徴としている。
【0018】また本発明は、前記接続部材は導電性ゴム
からなるガスケットである事を特徴としている。
【0019】以上のような構成にする事で、前記発明が
解決しようとしている課題に記載した、シールドケーブ
ルのシールド部材から電子機器の基板側コネクタのハウ
ジングに到るまでの電気的接続が不完全になる第1の要
因を解消し、ケーブル側コネクタが基板側コネクタと嵌
合され接続された状態で、ケーブル側コネクタの嵌合部
と基板側コネクタの嵌合部との電気的接続を確実にかつ
安定してとれるようにすることができる。
【0020】また、前記発明が解決しようとしている課
題に記載した、シールドケーブルのシールド部材から電
子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの電気
的接続が不完全になる第2の要因を解消し、ケーブル側
コネクタの内側ハウジングと外側ハウジングの電気的接
続を確実にかつ安定してとれるようにすることができ
る。
【0021】また本発明は、複数の芯線をシールド部材
により被覆してなるシールドケーブルの端部にコネクタ
を結合したコネクタ付きシールドケーブルにおいて、該
複数の芯線と接続する複数の電極が設けられた電極部
と、該コネクタの接続相手となるコネクタに嵌合される
嵌合部を有し、内部に該電極部を有する導電性の内側ハ
ウジングと、該内側ハウジングと組み合わされ、シール
ドケーブルから露出した芯線を収容する導電性の外側ハ
ウジングとを有し、該外側ハウジングは、シールド部材
の端部が外側ハウジングの後部のケーブル導入口よりも
内側に位置するよう配置され、外側ハウジングの後端部
に設けられた導電性のクランプ部によりシールドケーブ
ルのシールド部材をクランプし電気的に接続し、該内側
ハウジングと内側ハウジングの嵌合部に対して弾性的に
接続される導電性の接続部により電気的に接続している
事を特徴としている。
【0022】また本発明は、前記ケーブル導入口と前記
シールド部材が一点以上の多点で接触し電気的に導通す
る事を特徴としている。
【0023】また本発明は、前記ケーブル導入口が前記
シールド部材の部分の直径よりその一辺が小さい角形に
形成され、ケーブル導入口とシールド部材が一点以上の
多点で接触し電気的に導通する事を特徴としている。
【0024】また本発明は、前記ケーブル導入口がシー
ルド部材の直径とほぼ同じ大きさに形成され、前記ケー
ブル導入口の縁に1つ以上の数の突起を設け、この突起
を介して前記ケーブル導入口と前記ケーブル編組が直接
接触し電気的に導通する事を特徴としている。
【0025】また本発明は、前記突起が鋸歯状の形状で
多数前記ケーブル導入口の縁に設けられる事を特徴とし
ている。
【0026】以上のような構成にする事で、前記発明が
解決しようとしている課題に記載した、シールドケーブ
ルのシールド部材から電子機器の基板側コネクタのハウ
ジングに到るまでの電気的接続が不完全になる第1、
2、3の要因を解消し、シールドケーブルのシールド部
材から電子機器の基板側コネクタのハウジングに到るま
での各部材間の電気的接続状態をすべて確実に行うこと
にできる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0028】[第1の実施形態]図1及び図2は、第1
の実施形態によるコネクタ付きシールドケーブルの構造
を示す分解斜視図および模式的な断面図である。
【0029】図1において、1はシールドケーブルであ
り、それぞれ絶縁材で被覆された複数本の芯線3の束を
金属からなる網状のシールド部材2で被覆し、さらにそ
の外側を絶縁材からなる外被4で被覆した構造となって
いる。シールドケーブル1の端部では、外被4が剥がさ
れ、シールド部材2が外側に折り返されている。シール
ドケーブル1の端部からは芯線3が露出しており、芯線
3は以下に示すコネクタ電極とハンダ付け等の方法で接
続されている。また、シールドケーブル1の端部には、
ケーブル側コネクタ10が取付けられている。ケーブル
側コネクタ10は、外側ハウジング7、7´、内側ハウ
ジング5、及びコネクタ電極部6により形成される。
【0030】内側ハウジング5は導電性の金属からな
り、両端が開口した細長い略長方形の筒状に形成された
ケーブル側嵌合部52と、ケーブル側嵌合部52の左右
上下に突出するフランジ51から形成されている。ケー
ブル側嵌合部52は図2に示すように、ケーブル側コネ
クタ10の接続相手である電子機器のプリント基板9に
設けられた基板側コネクタ8の基板側嵌合部20に嵌合
される。ケーブル側嵌合部52と基板側嵌合部20の嵌
合部とは、ケーブル側嵌合部52が外側、基板側嵌合部
20が内側になる様に嵌合される。嵌合を確実に行うた
めに、ケーブル側嵌合部52の内径は、基板側嵌合部2
0の外径よりも小さくなっており、嵌合される際にケー
ブル側嵌合部52には、筒状部が若干押し広げられる方
向に力が加えられるようになっている。
【0031】内側ハウジング5内にはコネクタ電極部6
が固定されている。コネクタ電極部6は、複数の芯線3
のそれぞれに接続される複数の電極接続端子61を、絶
縁体からなる保持部材53で保持したものである。コネ
クタ電極部6がプリント基板9に設けられた基板側コネ
クタ8と接続する事で、シールドケーブル1からの信号
がプリント基板9へ伝送でき、またプリント基板9から
の信号がシールドケーブル1を通って他のプリント基
板、電子ユニット及び電子機器へ伝送される。
【0032】外側ハウジング7、7´は、それぞれ金属
板材から全体が一体に形成された導電性の部材であり、
お互いを上下に重ねて組み合わさせることで、コネクタ
10の外形を構成している。上側の外側ハウジング7の
左右の端部にはスリット状の貫通孔73が形成されてお
り下側の外側ハウジング7´の左右の側壁にはスリット
状の貫通孔73のそれぞれに対応する位置には薄板上の
突起73´が形成されている。突起73´を貫通孔73
に挿入し内側に折り曲げる事で、外側ハウジング7と外
側ハウジング7´は固定される。ここでは外側ハウジン
グ部材7´は下側の外側ハウジング部材7の内側に入れ
られ固定されている。外側ハウジング7、7´の内部に
は、シールドケーブル1の端部のシールド部材2の折り
返し部分から、端部から露出した芯線3までを収容して
おり、外側ハウジング7、7´の前部には内部ハウジン
グ5が組み合わされている。
【0033】外側ハウジング部材7、7´はホームベー
ス状の概略五角形に形成され、その左右両側には内側ハ
ウジング5の高さに対応した高さの側壁76、76´が
折り曲げられて形成されている。側壁76、76´のそ
れぞれの前端にはフランジ71、71´が外側へ向かっ
てL字形に折曲されて形成されている。内側ハウジング
5のフランジ51と外側ハウジング7,7´のフランジ
71,71´にはそれぞれビス止め用の孔が設けられて
おり、これらの孔は外側ハウジング部材7,7´が組み
合わされた状態で、お互いが整列するように設けられて
いる。この整列された孔には、ケーブル側コネクタ10
と基板側コネクタ8の固定する際に使用する不図示のね
じが取付けられる。
【0034】また、外側ハウジング部材7,7´のホー
ムベース状の部分に連続する後端部には、シールドケー
ブル1においてシールド部材2の折り返し部分を締め付
けて保持する略半円筒形で、弾性変形可能な導電性のク
ランプ部74、74´が形成されている。外側ハウジン
グ部材7,7´が組み合わされた状態で、クランプ部7
4、74´の半径を小さくすることで、ケーブル部材1
3を挟み込みクランプ部74、74´と固定する。クラ
ンプ部74、74´と外側ハウジング部材7,7´が連
なる部分の長さを異ならす事で、クランプ部74と、ク
ランプ部74´が重なり合わないようにしている。この
ようにして、クランプ部74,74´はシールド部材2
の折り返し部分に対して圧接され、シールド部材2と外
側ハウジング部材7,7´は電気的に接続される。
【0035】また、外側ハウジング7、7´において内
側ハウジング5のケーブル側嵌合部52に対向する前縁
部に沿って、内側ハウジング5の長手方向に対して垂直
な方向に折曲する折曲部72、72´が形成されてい
る。折曲部72,72´が内側ハウジング5の嵌合部5
2の平面に形成された上面及び下面のそれぞれに対して
弾性的に圧接することにより、外側ハウジング部材7,
7´が内側ハウジング5に対して電気的に接続される。
また、折曲部72,72´により、ケーブル側コネクタ
10が基板側コネクタ8と嵌合した際のケーブル側嵌合
部52の機械的強度は増加する。そのため、ケーブル側
嵌合部52の基板側嵌合部20との嵌合による押し広げ
られるような変形が抑制され、ケーブル側コネクタ10
と基板側コネクタ8との電気的接続の安定性が保たれ
る。なお、基板側コネクタ8のハウジングは不図示の電
子機器のグランドとしての金属製筐体に接続される。
【0036】また、折曲部72,72´はケーブル側嵌
合部52に対する弾性力により、仮にケーブル側嵌合部
52が基板側コネクタ8との嵌合により若干押し広げら
れる方向に変形しても、常に内側ハウジング5と接続し
た状態を保つ事ができる。
【0037】また、折曲部72,72´と内部ハウジン
グ5とが接触する部分は、できるだけ多い方が良い。こ
れは、接触部が多いほどコネクタ全体のインピーダンス
を低下させる事ができ、放射ノイズの発生を抑制する事
ができるためである。また、外側ハウジング7、7´と
内側ハウジング6との隙間を少なくする事ができるた
め、その隙間から漏れ出てくる放射ノイズの抑制にも役
立つ。
【0038】以上のように、本実施形態のシールドケー
ブル用コネクタは、電子機器のプリント基板9に設けら
れた基板側コネクタ8に接続した状態で、内側ハウジン
グ6と基板側コネクタ8のハウジングとの電気的接続
と、内側ハウジング6と外側ハウジング7、7´の電気
的接続とを同時に確実かつ安定したものとなっている。
これによりシールド部材2がケーブル側コネクタ10と
基板側コネクタ8を介して、電子機器の金属製筐体に対
して電気的に接続され、シールドケーブル1におけるシ
ールド効果を得ることができる。また、シールドケーブ
ル1による信号伝送において安定した伝送波形を確保で
き、シールドケーブル1がアンテナとなって放射される
ノイズを安定して低レベルに抑えることができる。
【0039】なお、本実施形態では図示を省略している
が、外部ハウジング部材7、7′のさらに外側に樹脂な
どからなるコネクタハウジングを設け外部ハウジング部
材7、7′を覆う構造としてもよい。この場合は、外部
ハウジング部材7、7′の全体と、シールド部材4が全
て収容されるような構造とするのが一般的である。
【0040】[第2の実施形態]次に、図3及び図4
は、本発明の第2の実施形態によるコネクタ付きシール
ドケーブルの構造を示す分解斜視図および模式的な断面
図である。ここでは第1の実施形態を説明する図1及び
図2と共通または対応する部分には共通の符号を付して
あり、第1の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0041】図3及び図4に示すように、本実施形態で
は、外側ハウジング部材7,7´のそれぞれの前縁部に
設けられた折曲部72、72´に、外側へ突出する凸部
76,76´を上面と下面のそれぞれに2箇所ずつ設け
ている。この凸部76,76´は、外側ハウジング部材
7,7´の前縁部において、折曲部72,72´と内側
ハウジング5のケーブル側嵌合部52の接続部をそれぞ
れ3箇所に分断している。凸部76,76´により折曲
部72,72´の内側ハウジング5との長手方向の個々
の接触長さが短くなるため、折曲部72,72´の機械
的強度、剛性を補強することができる。尚、本実施形態
では凸部76,76´を上面と下面にそれぞれ2箇所づ
つ設けているが、1箇所以上であればいくつでもかまわ
ない。
【0042】本実施形態の構造によれば、上記第1の実
施形態に比べ、ケーブル側コネクタ10を接続相手の基
板側コネクタ8に接続するために、ケーブル側嵌合部5
2を基板側嵌合部20に嵌合した際に、ケーブル側嵌合
部52の変形を押さえる折曲部72,72´の抑制力を
第1の実施形態より増強し、ケーブル側コネクタ10と
基板側コネクタ8との電気的接続の安定性をさらに高め
ることができる。
【0043】なお、折曲部72,72´は、内側ハウジ
ング5のケーブル側嵌合部52の上面と下面のそれぞれ
に対してケーブル側嵌合部52の幅方向に沿って複数箇
所で圧接するので、折曲部72,72´の嵌合部52に
対する片当たりによる電気的接続の不安定さも解消され
る。また、折曲部72,72´自体の変形も抑制される
ので、外側ハウジング部材7,7´と内側ハウジング5
との電気的接続の安定性も向上する。
【0044】[第3の実施形態]次に、図5及び図6
は、本発明の第3の実施形態によるコネクタ付きシール
ドケーブルの構造を示す分解斜視図および模式的な断面
図である。ここでは第1の実施形態を説明する図1及び
図2と共通または対応する部分には共通の符号を付して
あり、第1の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0045】図5及び図6に示すように、本実施形態で
は、外側ハウジング部材7,7´のそれぞれにおいて、
内側ハウジング5の嵌合部52に対向する前縁に沿っ
て、外側ハウジング部材7,7´と別に形成された導電
性の金属板からなる板バネ状の接続部材11,11´が
溶接または接着等の手段によって取り付けられている。
板バネ状の接続部材11,11´は外側ハウジング部材
7,7´の内側に向かって折曲されており、さらに円弧
状に湾曲した歯111,111´が長手方向に沿って所
定間隔で複数形成されている。
【0046】このような第3の実施形態の構造によれ
ば、外側ハウジング部材7,7´が結合された状態で、
図6に示すように、板バネ状の接続部材11,11´の
歯111,111´が内側ハウジング5のケーブル側嵌
合部52の上面と下面のそれぞれに対して複数箇所で弾
性的に圧接することにより、外側ハウジング部材7,7
´が内側ハウジング5に対して確実に電気的に接続され
るとともに、ケーブル側嵌合部52の機械的強度が補強
され、その変形が押さえられる。
【0047】本実施形態では、上記第1の実施形態に比
べ、さらに接続部材11、11´を外側ハウジング7,
7´と別部材で形成しているため、接続部材11、11
´が損傷したり、弾性力が経時的に変化したりした場合
に、簡単に交換可能でありケーブルの寿命を延ばす事が
できる。
【0048】[第4の実施形態]次に、図7及び図8
は、本発明の第4の実施形態によるコネクタ付きシール
ドケーブルの構造を示す分解斜視図および模式的な断面
図である。ここでは第1の実施形態を説明する図1及び
図2と共通または対応する部分には共通の符号を付して
あり、第1の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0049】図7及び図8に示すように、本実施形態で
は、外側ハウジング部材7,7´のそれぞれの前縁に沿
って、鋸歯形状で外側ハウジング部材7,7´の内側に
向かって折曲された折曲部77,77´が形成されてい
る。
【0050】このような第4の実施形態の構造によれ
ば、外側ハウジング部材7,7´が結合された状態で、
図8に示すように、外側ハウジング部材7,7´の折曲
部77,77´が内側ハウジング5の嵌合部52の上面
と下面のそれぞれに対して複数箇所で弾性的に圧接する
ことにより、外側ハウジング部材7,7´が内側ハウジ
ング5に対して電気的に接続されるとともに、嵌合部5
2の機械的強度が補強され、その変形が押さえられる。
【0051】本実施形態では、上記第1の実施形態に比
べさらに、外側ハウジング部材7,7´の折曲部77,
77´が鋸歯形状で先端が尖っている事により、内側ハ
ウジング5の嵌合部52の表面が酸化膜や油膜などの形
成で導通が取れにくい状態になっていても、折曲部7
7,77´の先端がそれらの膜を切り掻いて嵌合部52
の金属部分に接触する事で充分導通が確保されるという
メリットもある。
【0052】尚、本実施形態の鋸歯形状で先端が尖って
いる折曲部77,77´の形状は、先述した第2の実施
形態の変形例及び、第3の実施形態の変形例として採用
する事もできる。
【0053】[第5の実施形態]次に、図9及び図10
は、本発明の第5の実施形態によるコネクタ付きシール
ドケーブルの構造を示す分解斜視図および模式的な断面
図である。ここでは第1の実施形態を説明する図1及び
図2と共通または対応する部分には共通の符号を付して
あり、第1の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0054】図9及び図10に示すように、本実施形態
では、外側ハウジング部材7,7´のそれぞれにおい
て、内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52に対向す
る前縁に沿って、内側ハウジング5の長手方向に対して
垂直な方向に折曲する折曲部78,78´が形成されて
いる。この折曲部78,78´は、第1の実施形態の折
曲部72,72´よりも浅く折曲されている。内側ハウ
ジング5のケーブル側嵌合部52の上面及び下面と、外
側ハウジング部材7,7´の折曲部78,78´の間に
接続部材12,12´をそれぞれ挟み込んでいる。接続
部材12,12´は、導電性の金属からなる複数のピン
を並列して樹脂などによって一体化したピンアレイ状の
部材であり、剛性を有している。なお、接続部材12,
12´は同一で共通の部材であり、図9では1つだけ示
してあるが、上面と下面に1つずつ設けられている。
【0055】本実施形態によれば、上記第1乃至第4の
実施形態に比べ、ケーブル側嵌合部52の機械的強度が
さらに補強され、その変形が押さえられるため、ケーブ
ル側コネクタ10と基板側コネクタ8との電気的接続の
安定性がより確実なものとなる。
【0056】なお、接続部材12,12´をピンアレイ
状にする事によって、内側ハウジング5のケーブル側嵌
合部52の上面と下面のそれぞれに対し、その長手方向
に沿って複数箇所で電気的接続がなされるので、片当た
りによる電気的接続の不安定さも解消される。
【0057】尚、本実施形態のピンアレイ状の接続部材
12,12´は、先述した第2の実施形態乃至第4の実
施形態の変形例として採用する事もできる。
【0058】[第6の実施形態]次に、図11及び図1
2は、本発明の第6の実施形態によるコネクタ付きシー
ルドケーブルの構造を示す分解斜視図および模式的な断
面図である。ここでは第1の実施形態を説明する図1及
び図2と共通または対応する部分には共通の符号を付し
てあり、第1の実施形態と共通の部分の説明は省略す
る。
【0059】図11及び図12に示すように、本実施形
態では、第5の実施形態と同様に、外側ハウジング部材
7,7´のそれぞれの前縁に沿って、内側ハウジング5
の長手方向に対して垂直な方向に折曲する折曲部78,
78´が形成されている。内側ハウジング5の嵌合部5
2の上面及び下面と、外側ハウジング部材7,7´の折
曲部78,78´の間に接続部材13,13´をそれぞ
れ挟み込む構造を採用している。接続部材13,13´
は、導電性の金属板から形成された板バネ状の部材であ
り、複数箇所で上下に切り曲げられた突起131,13
1´を有する。なお、接続部材13,13´は同一で共
通の部材であり、図11では1つだけ示してあるが、上
面と下面に1つずつ設けられている。
【0060】本実施形態によれば、外側ハウジング部材
7,7´が結合された状態で、その折曲部78,78´
が接続部材13,13´を弾性的に内側に押圧し、接続
部材13,13´が内側ハウジング5のケーブル側嵌合
部52の上面と下面のそれぞれに圧接する。これによ
り、内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52を基板側
のコネクタ8と嵌合した際にケーブル側嵌合部52が変
形しても、折曲部78,78´がその変形に追従するよ
うに変形し、安定した電気的接続状態を保つ事ができ
る。また、ケーブル側嵌合部52の機械的強度が補強さ
れるため、ケーブル側嵌合部52が変形を抑制し、ケー
ブル側嵌合部52と基板側のコネクタ8の嵌合を安定か
つ確実に行う事ができる。尚、本実施形態の板バネ状の
接続部材13,13´は、先述した第2の実施形態乃至
第4の実施形態の変形例として採用する事もできる。
【0061】[第7の実施形態]次に、図13及び図1
4は、本発明の第7の実施形態によるコネクタ付きシー
ルドケーブルの構造を示す分解斜視図および模式的な断
面図である。ここでは第1の実施形態を説明する図1及
び図2と共通または対応する部分には共通の符号を付し
てあり、第1の実施形態と共通の部分の説明は省略す
る。
【0062】図13及び図14に示すように、本実施形
態では、外側ハウジング部材7,7´のそれぞれの前縁
部に設けられた折曲部79、79´に、外側へ突出する
凸部791,791´を上面と下面のそれぞれに定間隔
で複数箇所ずつ設けている。この凸部791,791´
は、外側ハウジング部材7,7´の前縁部において、折
曲部79,79´と内側ハウジング5のケーブル側嵌合
部52の接続部をそれぞれを複数箇所に分断している。
凸部791,791´により折曲部79,79´の内側
ハウジング5との個々の長手方向の接触長さが短くなる
ため、折曲部79,79´の機械的強度、剛性を補強す
ることができる。また、内側ハウジング5の嵌合部52
の上面及び下面と、外側ハウジング部材7,7´の折曲
部79,79´の間に導電性ゴムからなる接続部材とし
てのガスケット14,14´をそれぞれ挟み込む構造を
採用している。なお、ガスケット14,14´は同一で
共通の部材であり、図13では1つだけ示してあるが、
上面と下面に1つずつ設けられている。
【0063】本実施形態の構造によれば、外側ハウジン
グ部材7,7´が結合された状態で、その折曲部79,
79´がガスケット14,14´を弾性的に内側に押圧
し、ガスケット14,14´が内側ハウジング5の嵌合
部52の上面と下面のそれぞれに圧接する。これによ
り、外側ハウジング部材7,7´が内側ハウジング5に
対して電気的に接続されるとともに、嵌合部52の機械
的強度が補強され、その変形が押さえられる。これによ
り、内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52を基板側
のコネクタ8と嵌合した際にケーブル側嵌合部52が変
形しても、折曲部79,79´がその変形に追従するよ
うに変形し、安定した電気的接続状態を保つ事ができ
る。また、ケーブル側嵌合部52の機械的強度が補強さ
れるため、ケーブル側嵌合部52が変形を抑制し、ケー
ブル側嵌合部52と基板側のコネクタ8の嵌合を安定か
つ確実に行う事ができる。
【0064】尚、本実施形態のガスケット14,14´
は、先述した第2の実施形態乃至第4の実施形態の変形
例として採用する事もできる。
【0065】[第8の実施形態]次に、図15乃び図1
6は、本発明の第8の実施形態によるコネクタ付きシー
ルドケーブルの外側ハウジングと、シールドケーブルの
接続部分の構造を示す模式的な断面図である。ここでは
第1の実施形態と共通または対応する部分には共通の符
号を付してあり、第1の実施形態と共通の部分の説明は
省略する。
【0066】本実施形態においては、上記第1乃至第7
の実施形態に加えて、シールドケーブル1と外側ハウジ
ング7,7´との接続をより確実に行い、シールドケー
ブル1のシールド部材2から電子機器の基板側コネクタ
8のハウジングに到るまでの各部材間の電気的接続状態
をすべて確実に行うものである。
【0067】図15中、外部ハウジング部材7、7′の
後端部にはシールドケーブル1をクランプして抜け止め
するクランプ部74、74′が一体形成されている。外
部ハウジング部材7、7′から延びるクランプ部74、
74′の根本部分は、シールドケーブル1を導入するた
めのケーブル導入口80が形成されている。
【0068】このクランプ部74、74′でシールドケ
ーブル1のシールド部材2を締め付けて保持し、シール
ドケーブル1がケーブル側コネクタ10から抜ける事を
防ぎ、また、外部ハウジング部材7、7′とシールド部
材2の間の電気的導通を取ることができる。
【0069】本実施形態では、シールド部材2の芯線3
が露出する先端部81を金属製の外部ハウジング部材
7、7′の内部に入り込む構造にする事で、安定した低
ノイズ性を得ることができる。すなわち、芯線3が外部
ハウジング部材7、7′の外部に露出せず、信号線7と
外部ハウジング部材7、7′の間に発生する容量結合に
よって、ノイズ源である高周波電流がバイパスされ、放
射ノイズの発生を防ぐことができる。
【0070】図16は外部ハウジング部材7、7′のケ
ーブル導入口80の構造を示したものである。図16
は、外部ハウジング部材7、7′を上下で組み合わせた
状態でケーブル導入口80の部分を後方から示したもの
である。
【0071】ここでは、ケーブル導入口80をシールド
部材2の直径よりその一辺が小さい角形に形成してあ
る。したがって、シールド部材2の先端部81が外部ハ
ウジング部材7、7′内にある位置関係を保った状態で
シールドケーブル1を外部ハウジング部材7、7′に組
み付けると、シールド部材2が変形してケーブル導入口
80に接触することになる。
【0072】このように、ケーブル導入口80をシール
ド部材2の直径よりその一辺が小さい角形に形成し、シ
ールド部材2をケーブル導入口80に接触させること
で、シールド部材2とケーブル導入口80を確実に接触
させ、外部ハウジング部材7、7′とシールド部材2の
導通性を向上させることができ、簡単安価な構成により
外部ハウジング部材7、7′のシールド性を向上し、さ
らなる低放射ノイズ性を得ることができる。
【0073】[第9の実施形態]図17は、本発明の第
9の実施形態によるコネクタ付きシールドケーブルの外
側ハウジングと、シールドケーブルの接続部分の構造を
示す模式的な断面図であり、外部ハウジング部材7、7
´を上下で組み合わせた状態でケーブル導入口80の部
分を後方から示したものである。ここでは第8の実施形
態と共通または対応する部分には共通の符号を付してあ
り、第8の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0074】本実施形態では、ケーブル導入口80をシ
ールド部材2の直径とほぼ同じの円径とした上、さらに
内側方向に伸びる突起82を設けた形状に形成してあ
る。ここでは突起82の数は4つであるが、突起82の
数は1つ以上の数であればいくつでも良い。シールド部
材2の先端部81が外部ハウジング部材7、7′内にあ
る位置関係を保った状態でシールドケーブル1を外部ハ
ウジング部材7、7′に組み付けると、シールド部材2
が突起82によって変形する。これにより、突起82の
部位で外部ハウジング部材7、7´とシールド部材2を
接触させることができる。シールド部材2とケーブル導
入口80を確実に導通することで、外部ハウジング部材
7、7′とシールド部材4の導通性が向上し、外部ハウ
ジング部材7、7′のシールド性を向上させる事がで
き、放射ノイズを抑制する事ができる。
【0075】[第10の実施形態]図18は、本発明の
第10の実施形態によるコネクタ付きシールドケーブル
の外側ハウジングと、シールドケーブルの接続部分の構
造を示す模式的な断面図であり、外部ハウジング部材
7、7′を上下で組み合わせた状態でケーブル導入口8
0の部分を後方から示したものである。ここでは第8の
実施形態と共通または対応する部分には共通の符号を付
してあり、第8の実施形態と共通の部分の説明は省略す
る。
【0076】本実施形態では、ケーブル導入口80を、
シールド部材2と概略同一の直径の鋸歯状の突起83を
円形に配列した形状としてある。したがって、シールド
部材2の先端部が外部ハウジング部材7、7′内にある
位置関係を保った状態でシールドケーブル1を外部ハウ
ジング部材7、7′に組み付けると、外部ハウジング部
材7、7′内にあるシールド部材2が、突起83によっ
て多点で接触することになり、シールド部材2とケーブ
ル導入口80をより確実に接触させ、外部ハウジング部
材7、7′とシールド部材2の導通性が向上し、外部ハ
ウジング部材7、7′のシールド性を向上することによ
り低放射ノイズ性を得るものである。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明のコネクタ付きシ
ールドケーブルは、シールドケーブルによる信号伝送に
おいて安定した伝送波形を確保でき、ケーブルがアンテ
ナとなって放射されるノイズも安定して低レベルに抑え
ることができる。
【0078】また、本発明によれば、導電性のハウジン
グが内側ハウジングと外側ハウジングに分かれたコネク
タを端部に結合したコネクタ付きシールドケーブルにお
いて、そのコネクタが接続相手の基板側コネクタと嵌合
されて接続された状態で、内側ハウジングと外側ハウジ
ングの電気的接続を確実に取ることができる。また同時
に、接続相手のコネクタに嵌合される内側ハウジングの
嵌合部の変形を押さえて、接続相手のコネクタとの電気
的接続を安定したものにすることができる。これによ
り、シールドケーブルによる信号伝送において安定した
伝送波形を確保でき、ケーブルがアンテナとなって放射
されるノイズの特定においても安定して低レベルに抑え
ることができる等の優れた効果が得られる。
【0079】また、本発明においては、内側ハウジング
と外側ハウジングの電気的接続及び、内側ハウジングと
接続相手のコネクタとの電気的接続を安定したものに加
え、シールド部材の端部がコネクタハウジング後部のケ
ーブル導入口よりも内側に位置する構成を採用し、かつ
ケーブル導入口と前記ケーブル部材が一点以上の多点で
直接接触し電気的に導通する構成により、コネクタハウ
ジングとシールド部材の導通性を向上させることがで
る。これにより、シールドケーブルのシールド部材から
電子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの各
部材間の電気的接続状態をすべて確実に行うことができ
るため、シールド効果を確実に安定して得ることがで
き、放射ノイズを抑制する事ができる。また、極めて簡
単安価な構成により、信号線がコネクタハウジング外に
露出することを防ぎ、コネクタハウジングと信号線の容
量結合により、シールドケーブルおよびコネクタ周辺か
らの放射ノイズを低減することができる。
【0080】さらに、前記ケーブル導入口がシールド部
材の直径よりその一辺が小さい角形に形成され、前記ケ
ーブル導入口と前記ケーブル編組が一点以上の多点で直
接接触し電気的に導通する構成により、シールド編組と
ケーブル導入口を確実に接触させ、コネクタハウジング
とシールド編組の導通性を向上させることができ、簡単
安価な構成によりコネクタハウジングのシールド性を向
上し、さらなる低放射ノイズ性を得ることができる。
【0081】さらに、前記ケーブル導入口がケーブル部
材の直径とほぼ同じ大きさに形成され、前記ケーブル導
入口の縁に1つ以上の数の突起を設け、この突起を介し
て前記ケーブル導入口と前記ケーブル編組が直接接触し
電気的に導通する構成により、シールド編組とケーブル
導入口を確実に接触させ、コネクタハウジングとシール
ド編組の導通性を向上させることができ、簡単安価な構
成によりコネクタハウジングのシールド性を向上し、さ
らなる低放射ノイズ性を得ることができる。
【0082】さらに、前記突起が鋸歯状の形状で多数前
記ケーブル導入口の縁に設けられる構成により、シール
ド編組とケーブル導入口を確実に接触させ、コネクタハ
ウジングとシールド編組の導通性を向上させることがで
き、簡単安価な構成によりコネクタハウジングのシール
ド性を向上し、さらなる低放射ノイズ性を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるコネクタ付き
シールドケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図2】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコネ
クタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図3】第2の実施形態におけるコネクタ付きシールド
ケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図4】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコネ
クタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図5】第3の実施形態におけるコネクタ付きシールド
ケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図6】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコネ
クタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図7】第4の実施形態におけるコネクタ付きシールド
ケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図8】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコネ
クタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図9】第5の実施形態におけるコネクタ付きシールド
ケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図10】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコ
ネクタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図11】第6の実施形態におけるコネクタ付きシール
ドケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図12】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコ
ネクタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図13】第7の実施形態におけるコネクタ付きシール
ドケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図14】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコ
ネクタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図15】第8の実施形態におけるコネクタ付きシール
ドケーブルのシールドケ−ブルとコネクタの結合部の構
成を側方から示した断面図である。
【図16】第8の実施形態におけるコネクタ付きシール
ドケーブルのケーブル導入口部分の構成を示した後面図
である。
【図17】第9の実施形態におけるコネクタ付きシール
ドケーブルのケーブル導入口部分の構成を示した後面図
である。
【図18】第10の実施形態におけるコネクタ付きシー
ルドケーブルのケーブル導入口部分の構成を示した後面
図である。
【符号の説明】
1 シールドケーブル 2 シールド部材 3 芯線 4 外被 5 内側ハウジング 6 コネクタ電極部 7,7´ 外側ハウジング 8 基板側コネクタ 9 プリント基板 10 ケーブル側コネクタ 11,11´ 板バネ状の接続部材 12,12´ ピンアレイ状の接続部材 13,13´ 板バネ状の接続部材 14,14´ ガスケット 20 基板側嵌合部 52 ケーブル側嵌合部 53 保持部材 61 電極接続端子 72,72´,77,77´,78,78´,79,7
9´ 折曲部 73 貫通孔 73´突起 74,74´ クランプ部 80 ケーブル導入口 82,83 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 15/08 H01R 23/02 K 5G375 (72)発明者 逢坂 徹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 西野 達雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA14 FA16 FB11 FB14 FC21 LA09 LA15 LA21 5E023 AA04 BB02 BB10 GG11 HH12 HH30 5G309 FA05 FA07 5G319 CA02 CB10 5G355 AA10 BA04 BA12 5G375 AA12 BA21 BB03 BB12 BB19 CA02 CA19 CC07 DA09 DA36 DB04 DB16

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の芯線をシールド部材により被覆し
    てなるシールドケーブルの端部にコネクタを結合したコ
    ネクタ付きシールドケーブルにおいて、該複数の芯線と
    接続した複数の電極が設けられた電極部と、接続相手と
    なるコネクタに嵌合する嵌合部を有し、その内部に該電
    極部を配置した導電性の内側ハウジングと、該内側ハウ
    ジングと組み合わされシールドケーブルから露出した芯
    線を収容する導電性の外側ハウジングとを有し、該外側
    ハウジングは該シールド部材と電気的に接続し、かつ内
    側ハウジングと、内側ハウジングの嵌合部と弾性的に接
    続する導電性の接続部により電気的に接続している事を
    特徴とするコネクタ付きシールドケーブル。
  2. 【請求項2】 前記接続部は外側ハウジング及び内側ハ
    ウジングと別部材で形成されている事を特徴とする請求
    項第1項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  3. 【請求項3】 前記接続部は内側ハウジングの長手方向
    に対して垂直な方向に折曲部を有し、折曲部の弾性力に
    より内側ハウジングの嵌合部と接続している請求項第1
    項乃至第2項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  4. 【請求項4】 前記接続部は導電性の板バネ状の部材で
    ある請求項第1項乃至第2項記載のコネクタ付きシール
    ドケーブル。
  5. 【請求項5】 前記接続部は内側ハウジングの嵌合部の
    複数箇所で接触するように形成されている請求項第1項
    乃至第2項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  6. 【請求項6】 前記接続部は内側ハウジングの長手方向
    に複数の凸部が形成されている請求項第5項記載のコネ
    クタ付きシールドケーブル。
  7. 【請求項7】 前記接続部は鋸歯形状に形成されている
    請求項第5項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  8. 【請求項8】 複数の芯線をシールド部材により被覆し
    てなるシールドケーブルの端部にコネクタを結合したコ
    ネクタ付きシールドケーブルにおいて、該複数の芯線と
    接続する複数の電極が設けられた電極部と、接続相手と
    なるコネクタに嵌合する嵌合部を有し、その内部に該電
    極部を配置した導電性の内側ハウジングと、該内側ハウ
    ジングと組み合わされ、シールドケーブルから露出した
    芯線を収容する導電性の外側ハウジングと、該外側ハウ
    ジングと内側ハウジングの嵌合部との間に挟み込まれる
    導電性の接続部材とを有し、該外側ハウジングは前記シ
    ールド部材と電気的に接続し、かつ内側ハウジングと、
    内側ハウジングの嵌合部と弾性的に接続する導電性の接
    続部により、内側ハウジングと電気的に接続している事
    を特徴とするコネクタ付きシールドケーブル。
  9. 【請求項9】 前記接続部材は導電性の金属からなる複
    数のピンを並列して一体化したピンアレイ状の部材であ
    る事を特徴とする請求項第8項記載のコネクタ付きシー
    ルドケーブル。
  10. 【請求項10】 前記接続部材は導電性の板バネ状の部
    材である事を特徴とする請求項第8項記載のコネクタ付
    きシールドケーブル。
  11. 【請求項11】 前記接続部材は導電性ゴムからなるガ
    スケットである事を特徴とする請求項第8項記載のコネ
    クタ付きシールドケーブル。
  12. 【請求項12】 複数の芯線をシールド部材により被覆
    してなるシールドケーブルの端部にコネクタを結合した
    コネクタ付きシールドケーブルにおいて、該複数の芯線
    と接続する複数の電極が設けられた電極部と、該コネク
    タの接続相手となるコネクタに嵌合される嵌合部を有
    し、内部に該電極部を有する導電性の内側ハウジング
    と、該内側ハウジングと組み合わされ、シールドケーブ
    ルから露出した芯線を収容する導電性の外側ハウジング
    とを有し、該外側ハウジングは、シールド部材の端部が
    外側ハウジングの後部のケーブル導入口よりも内側に位
    置するよう配置され、外側ハウジングの後端部に設けら
    れた導電性のクランプ部によりシールドケーブルのシー
    ルド部材をクランプし電気的に接続し、該内側ハウジン
    グと内側ハウジングの嵌合部に対して弾性的に接続され
    る導電性の接続部により電気的に接続している事を特徴
    とするコネクタ付きシールドケーブル。
  13. 【請求項13】 前記ケーブル導入口と前記シールド部
    材が少なくとも一点以上で接触し電気的に導通する事を
    特徴とする請求項第12項記載のコネクタ付きシールド
    ケーブル。
  14. 【請求項14】 前記ケーブル導入口が前記シールド部
    材の部分の直径よりその一辺が小さい角形に形成され、
    ケーブル導入口とシールド部材が少なくとも一点以上接
    触し電気的に導通する事を特徴とする請求項第12項記
    載のコネクタ付きシールドケーブル。
  15. 【請求項15】 前記ケーブル導入口がシールド部材の
    直径とほぼ同じ大きさに形成され、前記ケーブル導入口
    の縁に1つ以上の数の突起を設け、この突起を介して前
    記ケーブル導入口と前記ケーブル編組が直接接触し電気
    的に導通する事を特徴とする請求項第12項記載のコネ
    クタ付きシールドケーブル。
  16. 【請求項16】 前記突起が鋸歯状の形状で多数前記ケ
    ーブル導入口の縁に設けられる事を特徴とする請求項第
    15項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
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