JP2002117437A - 公金自動取引装置およびその取引方法 - Google Patents

公金自動取引装置およびその取引方法

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JP2002117437A
JP2002117437A JP2000306025A JP2000306025A JP2002117437A JP 2002117437 A JP2002117437 A JP 2002117437A JP 2000306025 A JP2000306025 A JP 2000306025A JP 2000306025 A JP2000306025 A JP 2000306025A JP 2002117437 A JP2002117437 A JP 2002117437A
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Takayuki Miki
卓之 三木
Tatsuma Suzuki
辰磨 鈴木
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】帳票ミシン目が千切れかけたものや、完全に分
離されたものなど粗悪な公金納付媒体が挿入された場合
でも、正常に処理することができ、限られたスペースで
非定型である多種サイズの公金帳票処理を安定して処理
する。 【解決手段】挿入口1から帳票が挿入されると、その長
さと連続状況を検知して記憶し、イメージスキャナ6で
媒体21を検知して、記憶されたデータと比較し、また
認識部14により真偽を判定した後に、真の場合には振
込み処理を行い、次に、分離して挿入された帳票や装置
内部で千切れた帳票の一方を待避路17に一時待避し、
他の一方を処理する動作を行った後、入れ替え動作を行
うことにより、限られたスペースで多種サイズ粗悪媒体
の処理を行なう。処理が終った後に、領収部分を返却口
13から顧客に返却し、回収部分を回収部10に回収す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受け入れた帳票が
そのミシン目を境に装置内部で千切れた場合、または既
に帳票が吸入前にミシン目で分離されている場合でも、
分離された各帳票間の整合性をとりながら、正常の帳票
と同様の処理を完了することが可能な、税金納付書や公
共料金納付書等の自動取引を行う公金自動取引装置およ
びその取引方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、帳票類を自動的に処理する自動取
引装置が普及してきている。例えば、媒体を外部から受
け入れて機械的に処理する自動取引装置の具体例として
は、特公昭62−28616号公報に記載されているよ
うな金融機関の店舗に設置されている各種の振込み自動
機がある。これらの装置は操作者の手により振込み用紙
などの帳票を取込み口に挿入するが、取込み口から処理
すべき当該装置の定位置まで、ゴムローラ、モータ、ベ
ルト等の媒体搬送手段により搬送され、帳票面の印刷情
報などを読取ったり、あるいは当該装置の選択キーをユ
ーザが操作して得る入力情報を基に処理情報を帳票上に
印字し、装置内部に回収する等の自動処理を行うように
構成されている。これらの装置が受け入れる媒体として
は、例えば電気・ガス・水道・電話の各料金や自治体の
税金や保険料等の各種振込み用紙があり、夫々、発行元
控え・取扱い金融機関控え・払い込み者控えの各部分
が、ミシン目で容易に切断可能な状態で接続してある。
従って、装置内部に受け入れられた媒体、特に受け入れ
る以前に当該ミシン目部分が千切れかけていたものが、
処理途中で誤って当該ミシン目部分で千切れてしまい、
その後の処理が継続不可能になることが少なくなかっ
た。また、装置に挿入する前に千切れてしまったもの
は、装置に挿入することは不可能であり、金融機関の窓
口に提出するしかなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、自動取引
装置(ATM)の多機能化が要求される中で、電気・ガ
ス・水道・電話等の公的料金の自動取引を行う公金処理
機能を付加したイメージATMが開発されている。しか
し、公金帳票は、非定形媒体であり、またエンドユーザ
や発行機関での取扱い方法や保管方法が多種にわたって
おり、そのためミシン目での切れ欠けや折れ曲り等、様
々な条件付き媒体として持ち込まれることになる。しか
し、従来より開発されている公金自動取引装置では、前
述のように、発行元控え・取扱い金融機関控え・払い込
み者控えの各部分が、切り離されることなく、切れ欠け
もない正常状態の公金納付書のみが取引対象となってお
り、ミシン目での切れ欠けや折れ曲り等の状態でも正常
に取り扱えるように構成されたものは皆無であった。自
動機で公金帳票類を処理する場合、帳票ミシン目が千切
れかけたものなど、当該ミシン目の接合状態が粗悪なも
のを受付ける必要性は避けて通れず、さらに非定型であ
る様々なサイズの公金帳票の自動処理を安定して行うこ
とは、将来の自動取引装置として重要な課題となる。
【0004】そこで、本発明の目的は、これら従来の課
題を解決し、帳票ミシン目が千切れかけた公金納付書や
千切れた納付書等でも、専用の待避路を設けることな
く、自動機の限られたスペースで処理を行うことがで
き、小型・安価で無人の運用に耐えられる信頼性を兼ね
備えた公金自動取引装置および取引方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の公金自動取引装置および取引方法は、受入
れた媒体の長さを検知するセンサ(図4の41)と、帳
票面の印刷情報を読取る光学読取り部(図1の6)と、
装置内部で千切れた帳票の一方を一時待避する待避部
(図8の71)と、千切れた帳票を各々に搬送駆動する
駆動部(図1の17,18,19,20)を備え、帳票
の長さを検知・比較し、また光学読取り部(6)で読取
ったデータと比較し、真偽を判定することを特徴として
いる。また、挿入前に分離された帳票や、装置内部で千
切れた帳票の一方を一時待避し、他の一方を処理した
後、待避した帳票と動作済みの帳票をそれぞれ移動させ
て交換し、印刷・押印等の処理を行うことを特徴として
いる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。 (媒体および装置構成)図1は、本発明の一実施例を示
す自動取引装置、具体的には公共料金等の振込処理装置
の全体構成図、図2は、図1の自動取引装置で取扱われ
る公共料金や税金の振込用紙もしくは払込用紙に代表さ
れる振込票の説明図である。まず、本発明に適用される
媒体21は、図2に示す如く、例えば固定資産税に見ら
れる納税通知書や電話料金やガス・水道料金に見られる
公金払込書であり、発行元控え部分23と、取扱い金融
機関控え部分24と、顧客控えとなる領収書部分25と
から構成され、当該各部分23〜25の境界にミシン目
22を有し、領収書25や取扱い機関控え24の分離切
断を容易にしている。また、発行元控え部分23と取扱
い控え部分24と顧客控え用の領収書部分25には、各
部分毎に、納税金額26や発行整理番号28、図示省略
している納税者の住所・氏名または発行元名が印刷され
ている。また、発行元控え部分23と取扱い控え部分2
4と顧客控え用の領収書部分25には、当該取引通知内
容の取引処理を完了したことを証明する領収印押印欄2
7が設けてある。
【0007】媒体21の自動振込処理を行う振込処理装
置は、公知のものと同じように、非定型で多種サイズの
公金帳票を予め記憶しておき、あるいは上位装置に記憶
しておき、挿入された公金帳票と上記記憶されている帳
票データとを比較することにより、公金帳票を特定す
る。そのために、自動取引装置に伝送手段16を介して
認識部14が接続されている。振込処理装置は、図1に
示す如く、媒体21を挿入する挿入口1と、この挿入さ
れた媒体21を保持して吸入する挿入口ローラ2と、吸
入口を開閉する挿入口シャッタ3と、前記媒体21の領
収部25を利用者に返却する返却口13と、吸入された
媒体21を保持して搬送する複数の搬送ローラ4及び搬
送路5と、搬送された媒体21の納税金額26や発行整
理番号28、その他の印刷情報を光学的に読取るイメー
ジスキャナ6と、媒体21に日付や顧客宛てのお知らせ
文を印字する印字機構部7、およびそのインクリボンカ
セット8と、領収印押印機構部9と、前記返却口13に
返却した領収部25を利用者が取り忘れた場合に回収及
び保管を行う取り忘れ回収部11と、前記媒体21の発
行元控え部分23及び取扱い金融機関控え部分24を回
収する回収部10と、媒体21の前記印刷情報を読取っ
たあとの媒体21の真偽判定や取扱い期限の判定を行う
間の媒体21を待避させるための待避路17と、待避路
17の下方に前記回収部10へ媒体21の搬送方向を切
替えるゲート機構18を備える。
【0008】なお、挿入口シャッタ3は、一旦挿入され
た帳票を手で取れないようにするとともに、1つの帳票
を挿入した後、続けて次の帳票を入れられないようにす
るための遮断扉である。また、媒体21の全長を測定す
るセンサは、振込処理装置の各所に多く配置されてい
る。また、待避路17の前方には、媒体21のうち領収
部分25と回収部分23,24を分離切断するカッタ機
構部12を備え、カッタ機構部12の上下には、夫々別
の搬送駆動手段により、媒体21の切断された各帳票を
独立して搬送可能な搬送路19、20を備えている。さ
らに、各機構部の動作及び媒体21の搬送駆動を制御す
る基板15と、前記イメージスキャナ6で読取った印刷
情報を転送され認識処理を行う認識部14が、伝送手段
16を介して接続される。
【0009】(千切れのない場合の動作)このように構
成された振込処理装置は、利用者が挿入口1に媒体21
を挿入すると、挿入口ローラ2が挿入された媒体21を
挟持して吸入し、複数の搬送ローラ4および搬送路5を
介して媒体21の印刷情報をイメージスキャナ6により
読取り、真偽判定あるいは取扱い期限判定を行って、取
扱いが可能と判断した場合、認識部14において認識し
た所定の振込処理を行った後、媒体21に印字機構部7
により日付または店番、口座番号、取扱い装置機番、ま
たは顧客宛てのお知らせ文を印字し、この後に領収印押
印機構部9により領収印を押印する。なお、顧客宛ての
お知らせ文は、必要なときにのみ領収部分25に印刷す
るもので、例えば定期預金(利子の予想値も記載)のキ
ャンペーンを何日まで行っていること、外貨預金のキャ
ンペーン中であること、等のお知らせ文を印刷する。次
に、媒体21を搬送路19に搬送して、媒体21の領収
部分25と回収部分23,24をカッタ機構部12によ
り分離切断して、領収部分25のみを分岐路を返却口1
3の方向に搬送して利用者に返却する。また、発行元控
え部分23および取扱い金融機関控え部分24は、分岐
路を押印機構部9の方向に搬送して、ゲート機構18で
方向を変えて回収部10に回収するように動作する。な
お、本装置は、前記真偽判定または取扱い期限判定によ
り取扱いが不可能と判断した場合には、前述の領収印押
印または日付印字処理を行わずに、当該媒体21を搬送
路5を経由して前記挿入口1まで排出し、顧客宛てに返
却する。以上が媒体21に千切れや切れかけがない場合
の振込処理装置の全体構成および動作説明である。
【0010】(千切れかけた状態の媒体)図3は、図2
で説明した媒体のミシン目で切れかけになった状態の一
例を示す斜視図である。媒体21は、多くの場合、二つ
折りまたは、複数に折り曲げられて封筒などに収納され
保管もしくは持ち運ばれたりする。従って、本来、切り
離しを容易にする目的で付与されたミシン目22は、当
該ミシン目22においてくり返し折り返しをされる場合
が多く、その結果、図3に示すように、千切れ目31の
如くミシン目22の何割かが切り離された状態で取扱い
機関に持ち込まれることになる。前記の状態になった媒
体21を装置で取扱う場合、媒体21を振込処理装置の
挿入口1に挿入した後、搬送路内で引っ掛ったり、引っ
張られたりすることにより、千切れ目31が拡大され、
最終的には2枚または複数枚の媒体に千切れてしまうこ
とになる。本発明の振込処理装置は、千切れ目31のあ
る媒体21が装置内部で引っ掛ったり、引っ張られたり
してミシン目に沿って千切れた場合や、装置の挿入口1
に挿入する時点で既に2枚ないし3枚に千切れている場
合でも、正常に処理を行うことができるようにする。
【0011】(長さチェック用のセンサ(第1実施
例))図4は、本発明の第1の実施例を示す自動取引装
置の搬送路上のセンサの図、図5は図4におけるセンサ
の出力図である。搬送路5上には、媒体21を搬送する
複数のローラ4と、媒体21の通過およびその有無を検
知するセンサ41を配置している。ここで、千切れた媒
体21−1と21−2を搬送する際のセンサ41の検知
出力は、図5(b)のようになる。図示せぬ千切れる前
の正常媒体21を搬送した場合のセンサ41の出力は図
5(a)に示すように、時間T1の間中、媒体を検知す
る(51)のに対し、千切れた媒体21−1および21
−2を搬送した場合のセンサ41の出力は、図5(b)
に示すようにT2の期間およびT3の期間に検知出力5
3,54が分かれる。本発明においては、装置の挿入口
部1および装置内部の任意の1個所、ないし複数個所に
センサ41を配置することにより、媒体21を挿入時に
当該媒体21の全体長さをT1で測定して、これを記憶
し、搬送路内の一個所、または複数個所で前記媒体21
の正常長さ、もしくは千切れた長さを、T1もしくはT
2もしくはT3で測定し、前記挿入時に記憶したT1と
比較することにより、挿入時の媒体21と搬送処理中の
媒体21もしくは21−1もしくは21−2の一致、不
一致を認識することができる。
【0012】(長さチェック用のセンサ(第2実施
例))図6は、本発明の第2の実施例を示す自動取引装
置の搬送路上のセンサの図である。第2の実施例の自動
取引装置として、図6の如く、帳票の印刷面の情報を読
取るためのイメージスキャナ61を備えているので、当
該イメージスキャナ6を利用して、媒体21の千切れ、
破れ等の状態を確認すると共に、前記T2およびT3に
分離されたことの検知と、合わせて個々に処理すること
もできる。この場合、あらかじめ媒体21の全体サイズ
や印刷情報など、各帳票の定義データを記憶させておく
ことにより、当該媒体21の千切れ、破れなどの異常を
認識することが可能になる。例えば、挿入口1近くのセ
ンサにより、媒体21の全長あるいは分離して挿入され
た媒体21−1、媒体21−2の長さと、先頭の領収部
25、後方の回収部23,24の連続を記憶しておき、
イメージスキャナ61においてその長さと連続順序を確
認して、次の読み取り、印刷、押印などの処理に移る。
【0013】(媒体待避部の構成)図7および図8は、
本発明の一実施例を示す自動取引装置の媒体待避部の構
成および媒体の入れ替え動作の図である。前記千切れた
媒体21−1および21−2を継続して取扱う動作を説
明する。図7では、千切れた媒体21−1および21−
2をセンサまたはイメージスキャナ6で検知した後、媒
体21−1もしくは21−2のどちらか一方を待避部7
1に待避させ、他方の媒体21−1もしくは21−2に
対し、印字および捺印の処理を施す。なお、この時、待
避部71は、印字、捺印処理を行う搬送部72との搬送
駆動手段を切り離すことができる。また、公金帳票が図
2に示す納税通知書の場合に、先頭が領収部25で後方
が回収部23,24の場合には、領収部25に対して先
に印字および押印の処理を行い、回収部23,24を待
避部71に待避させる。また、先頭が回収部23で後方
が回収部24と領収部25の場合には、回収部23に対
して先に印字および押印の処理を行い、回収部24と領
収部25を待避部71に待避させる。領収部25、回収
部24および回収部23がミシン目で3つに千切れた状
態の場合にも、先頭の部分を最初に印字、押印し、残り
の回収部と領収部は待避部71に待避させておく。
【0014】(待避部と処理部搬送路との入れ替え動
作)次に、図8の矢印の如く、印字、捺印を施した媒体
21−1もしくは21−2と待避部71にある他方の媒
体を入れ替える動作を行い、後者の未処理媒体21−1
もしくは21−2に対し、前記図7で説明したように印
字、捺印動作を行う。なお、回収部23,24、領収部
25が3つに千切れている場合には、先頭の部分に対し
て最初に印字、押印処理を行い、残りの2番目、3番目
の部分を待避部71に待避させ、入れ替え動作時には、
3番目の部分を待避部71から搬送路72に移動すると
ともに、1番目の部分を搬送路72から待避部71に移
動させる。次の入れ替え時には、2番目の部分を待避部
71から搬送路72に移動させて印字、押印を行う。印
刷および押印の処理が終了すると、媒体21の回収部分
23,24は回収箱10に回収し、領収部分25は返却
口13に搬送し、顧客に返却する。
【0015】(挿入後に装置内で千切れた場合の動作)
図9は、本発明の一実施例を示す公金自動取引装置の動
作フローチャートである。自動取引装置では、先ず媒体
21を吸入し(ステップ91)、挿入された媒体21の
長さをチェックして(ステップ92)、図示していない
が、媒体21の長さおよび連続状況をメモリに記憶した
後、イメージスキャナ6において印字情報のイメージ読
取りを行う(ステップ93)。この読取りにより、媒体
21上の印刷内容を確認し、当該媒体21の取引期限の
確認を含む真偽判定を行う(ステップ94)。ここで本
装置では、ステップ94において「偽」を判定した場
合、媒体21を返却し(ステップ95)、処理を終了す
る。一方、「真」と判定した場合は次の処理に進み、媒
体21の長さをチェックし(ステップ96)、前記挿入
時の媒体21の長さチェック時(ステップ92)の媒体
21の長さと比較し、当該媒体21が千切れていないか
どうかの判定を行う(ステップ97)。
【0016】ここで、媒体21の長さが変化している場
合は、一枚または千切れた複数枚連続するチェック媒体
21の長さの合計と、前記挿入時の媒体21の長さチェ
ック時(ステップ92)の媒体21の長さとの一致チェ
ックを行い、「不一致」の場合は、「媒体異常」と判断
して媒体21を返却する(ステップ99)。反対に、
「一致」の場合は、千切れた媒体21の一方を待避部に
待避し(ステップ100)、他方の一枚は次の処理に進
む。前記媒体21の千切れ判定(ステップ97)におい
て、当該媒体の長さに変化がなく、「正常」と判定した
場合は、次の処理に進む。次に、図示せぬ振込処理を行
った後、媒体21に取扱い日付けやコメントを印字し
(ステップ101)、領収印を押印した後(ステップ1
02)、媒体21を待避している前記他方の媒体21と
入替えるか否かを判別する(ステップ103)。この
時、ステップ97で「正常」と判定された媒体21の場
合は入替えが発生しないので、次の処理へ進む。
【0017】待避媒体21がある場合は、入替えを行い
(ステップ104)、待避していた媒体は、前記印字お
よび押印の処理に進む(ステップ101,102)。も
う1枚が待避している場合には、再び入替えを行い(ス
テップ104)、以降、一枚目の媒体21と同様の処理
を繰り返す(ステップ101,102)。次に当該処理
媒体21と待避中の媒体21を順にイメージスキャナで
読取り(ステップ105)、領収部と回収部が繋がって
いるか否か、つまり領収部切断の要否を判定する(ステ
ップ106)。判定結果、「切断要」と判定した場合に
は、カッタ部12へ搬送してカットし(ステップ10
7)、次の処理に進む。前記「切断否」と判定した場合
は、そのまま次の処理に進む。以上の処理を終えた媒体
21は、領収部分を返却し(ステップ108)、回収部
分を回収して(ステップ109)、処理を終了する。
【0018】(挿入前に2〜3枚に千切れていた場合の
動作)また、他の実施例として、挿入前に媒体21が既
にミシン目から2枚ないし複数枚に分離されている場合
には、図9の吸入時に(ステップ91)、分離された媒
体を連続して挿入可能にし、次ステップに進むようにす
れば、前述の挿入後に千切れた媒体を処理する実施例と
同様の処理を継続することか可能となる。例えば、3枚
に千切れた媒体21−1,21−2,21−3が連続し
て吸入されると(ステップ91)、センサによりそれぞ
れの長さチェックを行い(ステップ92)、千切れた各
帳票の長さと順序などを記憶する。次にイメージ読取り
(ステップ93)、帳票判定(ステップ94)により真
偽を判定し、偽ならば媒体を全て返却する(ステップ9
5)。真であれば、再度長さチェックを行い(ステップ
96)、千切れ判定の後(ステップ97)、吸入時にチ
ェックした長さと一致する場合には(ステップ98)、
一枚を残して二枚を待避部71に待避し(ステップ10
0)、図示しない振込み処理を行った後、印字および押
印の処理を行う(ステップ101,102)。
【0019】次に、入替え有りを判定し(ステップ10
3)、1番目の媒体21−1を待避中の媒体21−3の
後方に移動するとともに、待避中の媒体21−2を搬送
路72に移動した後(ステップ104)、媒体21−2
に対して振込み処理の後、印字および押印の処理を行う
(ステップ101,102)。再度、入替え有りを判定
し(ステップ103)、2番目の媒体21−2を待避中
の媒体21−1の後方に移動するとともに、待避中の媒
体21−3を搬送路72に移動した後(ステップ10
4)、同じように振込み処理、印字、押印処理を行う
(ステップ101,102)。次に、イメージ読取りに
より、3枚の媒体が別々であることを確認し(105,
106)、先ず搬送路72に存在する媒体21−3が領
収部25であるならば、これを返却口13に搬送して排
出する(ステップ108)。次に、待避部71に待避中
の媒体21−1,21−2を搬送路72に搬送し、ゲー
ト機構18を切り換えて回収部10に回収する(ステッ
プ109)。以上のように、装置内でミシン目から千切
れた公金帳票は勿論のこと、挿入前にミシン目から複数
毎に千切れていた場合でも、自動取引装置で受付けて、
処理を行うことが可能である。なお、本発明の待避部7
1は専用の待避部ではなく、本来はカッターで切断する
ための搬送路であり、またゲート機構18により帳票の
裏表を反転させるための搬送路である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
帳票ミシン目が千切れかけたものなど、当該ミシン目の
接合状態が粗悪なもの、または既に千切れて分離された
ものでも、自動機で受付けることが可能になり、さらに
非定型である様々なサイズの公金帳票の処理を、特に専
用の待避路を設けることなく、自動機の限られたスペー
ス内で効率的に搬送でき、小型・安価で無人の運用に耐
えられる信頼性を兼ね備えた公金自動取引装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す公金自動取引装置の全
体構成を示す図である。
【図2】本発明の公金自動取引装置に適用される媒体の
一例を示す図である。
【図3】本発明の公金自動取引装置に適用されるミシン
目の千切れかけた媒体の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施例を示す媒体の長さチェッ
クを行う搬送路センサの構成図である。
【図5】図4における媒体長さチェック時のセンサ出力
を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す媒体の長さチェッ
クを行うイメージスキャナの構成図である。
【図7】本発明の一実施例を示す公金自動取引装置の媒
体待避部の構成図である。
【図8】図7における公金自動取引装置の待避部媒体の
入替え動作を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施例を示す公金自動取引装置の処
理動作フローチャートである。
【符号の説明】
1…挿入口、2…各種情報のデータベース、3…挿入口
シャッタ、4…搬送ローラ、5…搬送路、6…イメージ
スキャナ、7…印字機構、12…カッタ機構、21…媒
体、41…搬送路センサ、71…待避部、8…インクリ
ボンカセット、9…押印機構、10…回収部、11…取
り忘れ回収部、12…カッタ機構部、13…返却口、1
4…認識部、15…制御基板、16…伝送手段、17…
待避路、18…ゲート機構、19,20…搬送路、21
−1、21−2、21−3…千切れた媒体、23…発行
元控え部分、24…取扱機関控え部分、25…納付者控
え部分、22…ミシン目、27…領収印押印欄、28…
発行整理番号、26…納税金額、61…イメージスキャ
ナ、41…センサ、51〜53…センサ出力、71…待
避部、72…処理搬送路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公共料金,税金あるいは各種の振込みに
    利用する帳票の処理を行う公金自動取引装置において、 上記装置内部でミシン目から千切れたか、あるいはミシ
    ン目で千切れた状態で挿入口から連続して吸入した帳票
    の控え部分と領収部分の一方を待避させる待避部と、 一方が待避している間に、他方の帳票部分に受領印の押
    印、領収日や通知文の印字等の処理を行う処理部と、 一方の処理が終了した時点で、処理済みの帳票部分と待
    避部に待避している帳票部分とを入れ替える入れ替え手
    段とを有することを特徴とする公金自動取引装置。
  2. 【請求項2】 公共料金,税金あるいは各種の振込みに
    利用する帳票が、ミシン目で切れかけているか、あるい
    はミシン目で千切れている状態で挿入しても受け付けて
    吸入する挿入口機構と、 該挿入口機構の近くに配置され、挿入された上記帳票の
    長さと連続状況を検出して記憶するセンサと、 上記帳票の印刷情報を読み取り、真偽判定および取扱い
    期限判定を行い、取扱い可能と判断したとき、さらに長
    さチェックを行って千切れ判定を行い、認識した所定の
    振込み処理を行わせるイメージスキャナと、 千切れ判定の結果、複数に千切れた媒体の一部分を待避
    させる待避部と、 媒体の一部分を上記待避部に待避させている間に、残り
    の媒体の領収部分に受領印を押印する押印機構、領収日
    日付やお知らせ文を印字する印字機構、および千切れて
    いない場合には、該帳票の控え部分と領収部分をミシン
    目で切断し分離するカッタ機構を備えた処理機構部と、 印字および押印を行った媒体の一部分と上記待避部に待
    避している媒体の残り部分とを入れ替える動作を行う搬
    送路駆動部と、 残りの部分の媒体に印字および押印を行った後、帳票の
    控え部分を回収機構に搬送するとともに、領収部分を排
    出機構に搬送する回収・返却用搬送路駆動部とを具備す
    ることを特徴とする公金自動取引装置。
  3. 【請求項3】 公共料金や税金および各種の振込みに利
    用する帳票の処理を行う公金自動取引方法において、 該帳票あるいは千切れた状態の帳票を吸入した後、該帳
    票の長さをそれぞれチェックし、該長さおよび連続状況
    を記憶し、 該帳票の印字情報のイメージ読取りを行うことにより、
    該帳票の取引期限の確認を含む真偽判定を行い、 判定結果が「偽」であれば、該帳票を返却する一方、判
    定結果が「真」であれば、該帳票の長さをチェックし、
    前記記憶された帳票の長さと比較して、該帳票が千切れ
    ているか否かを判定し、 判定の結果、長さが変化している場合には、前記挿入時
    の帳票の長さチェック時の値と比較して、一致していれ
    ば、千切れた帳票の一部を残して他の帳票部分を待避部
    に待避し、 振込処理を行った後、該帳票の一部分に取扱い日付けや
    コメントを印字し、領収印を押印し、 待避中の帳票部分と処理済みの帳票部分との入替えを行
    った後、待避していた帳票部分に対して前記印字および
    押印の処理を行い、 さらに未処理の帳票部分が待避している場合には、再び
    入替えを行い、一枚目の帳票部分と同様の処理を繰り返
    し行い、 該帳票部分と待避中の帳票部分を順にイメージ読取りを
    行って、切断の要否を判定し、 判定の結果、切断否と判定した場合は、領収部分を返却
    するとともに、回収部分を回収して処理を終了すること
    を特徴とする公金自動取引方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008090535A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Toshiba Solutions Corp 帳票処理システム
JP2015095014A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 グローリー株式会社 有価媒体処理装置

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