JP2002117399A - デジタル画像処理装置のメモリ制御装置 - Google Patents

デジタル画像処理装置のメモリ制御装置

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JP2002117399A
JP2002117399A JP2000306398A JP2000306398A JP2002117399A JP 2002117399 A JP2002117399 A JP 2002117399A JP 2000306398 A JP2000306398 A JP 2000306398A JP 2000306398 A JP2000306398 A JP 2000306398A JP 2002117399 A JP2002117399 A JP 2002117399A
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健治 今泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル画像処理装置におけるワークエリア
と蓄積エリアのメモリを制御して、使用可能メモリの容
量を監視し、制御する。 【解決手段】 ワークエリア10と蓄積エリア30の書
き込みスタートアドレスと使用容量を管理し、ワークエ
リア最下位アドレス103と蓄積エリア最上位アドレス
106の差から使用可能メモリ容量を監視して、動作モ
ード毎に実行、停止を制御する。不要メモリ[ワーク
(2)]が発生した場合、ワーク(3)の最上位アドレ
ス105をスタートアドレスに指定して、別領域に待避
させることなく、直接データを移動することにより、メ
モリ制御を高速、且つスタートアドレス管理を容易にす
る。また、空きエリア20に余裕がない場合、複数ペー
ジ分のワークエリア10のページ数を減らして、生産性
を落として動作を継続させ、余裕ができた時点で、ワー
クエリア10のページ数を元に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機,
イメージスキャナ装置,ファクシミリ装置等のデジタル
画像処理装置全般におけるメモリ制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル画像形成装置における画
像メモリ制御方法としては、例えば、特開平7−232
03号公報に記載されており、簡単な構成で、かつ複写
機に対応した画像メモリのアドレスを発生させ、原稿台
上の1つまたは数回の読み取りによる複数の原稿画像
を、画像メモリを効率よく使用することにより、自由に
加工,編集が可能なものが提案されている。
【0003】図2は、従来方式のデジタル画像処理装置
のメモリ制御装置におけるワークエリアと蓄積エリアの
メモリ制御方法の実施例を示す図で、図中、10は、ワ
ークエリア、20は、使用可能なメモリエリアを示す空
きエリア、30は、蓄積エリア、ワークエリア10は、
ワーク(1)、ワーク(2)、ワーク(3)に分割さ
れ、蓄積エリア30は、ST(1)、ST(2)、ST
(3)、ST(4)に分割されている。Mminは、メモ
リ最下位アドレス、Mmaxは、メモリ最上位アドレス、
101は、ST(3)の最下位アドレス、102は、S
T(2)の最下位アドレス、103は、ワークエリア1
0の最下位アドレス、104は、空きエリア20の最上
位アドレスである。ワークエリア10には、画像処理済
みの非圧縮ページデータが格納される。ここで、説明を
簡略化するために、ワークエリア10は主走査幅×副走
査幅の2次元で構成されていると仮定し、メモリアドレ
スと画素は1対1に対応していると仮定する。
【0004】図2(A)において、画像メモリは、メモ
リ最下位アドレスMmin(通常0)〜メモリ最上位アド
レスMmax間のリニアな空間で構成されている。リニア
なメモリ空間をできるだけ1ヶ所に広くとり、メモリ管
理を容易にするために、ワークエリア10は、メモリの
最上位アドレスMmax側からアドレス下降方向に、ワー
ク(1)→ワーク(2)→ワーク(3)のように時系列
的にスタックし、圧縮データの蓄積エリア30はメモリ
の最下位アドレスMmin側からアドレス上昇方向に時系
列的に、ST(1)→ST(2)→ST(3)→ST
(4)のようにスタックされていく。
【0005】また、ワークエリア10や蓄積エリア30
を制御する場合には、アドレスカウンタはカウントアッ
プで動作する。ワークエリア10と蓄積エリア30の間
は未使用領域で、ワークエリア10にも蓄積エリア30
にもどちらにでも使用が可能な状態である。
【0006】ここで、蓄積エリア30のST(2)が、
例えば、プリント出力済みで不要になったために、その
領域を削除して、空きエリア20を広げる手順を図2
(B)、図2(C)に示す。まず、ST(3)の最下位
アドレス101を読み出しスタートアドレスとして、蓄
積データの読み出しを行い、その直後にST(2)の最
下位アドレス102を書き込みスタートアドレスとし
て、蓄積データを書き込む。これをST(3)の最上位
アドレスになるまで順次行う。ST(3)の上位アドレ
ス方向にさらに別の蓄積データST(4)が有る場合に
は、ST(3)と同様な方法で図2(C)のように移動
させる。これによって、ST(2)は削除され、空きエ
リア20が広がったことになる。
【0007】次に、ワークエリア10の不要エリアの削
除方法について説明する。ワーク(2)を削除するに
は、ワーク(3)を上位アドレス側に移動させる必要が
あるが、ワークエリア10のアドレス管理方法は蓄積エ
リア30と同様なので、図2(A)のようにワークエリ
ア10の最下位アドレス103側からのアクセスにな
り、スタートアドレスを単純に移動すると、ワーク
(3)内部データに対してオーバーライトする可能性が
ある。従って、図2(B),図2(C)に示すように、
一旦空きエリア20に、ワーク(3)ダミーとしてコピ
ーデータを作成する。作成手順は、ワークエリア10の
最下位アドレス103を読み出しスタートアドレスとし
て、読み出し、その直後に、[空きエリア20の最上位
アドレス104−ワーク(3)のアドレス空間+1]を
示すアドレスにその蓄積データを書き込む。ワーク
(3)の最上位アドレスになるまで同じ動作を行う。
【0008】ワーク(3)領域データを全てワーク
(3)ダミー領域データにコピー完了後、ワーク(3)
移動領域にワーク(3)ダミーを前述に示す同様の方法
でコピーする。このように、同様のメモリアドレス制御
方法で蓄積エリア30とワークエリア10を管理する
と、制御ステップが多くなりまた、スタートアドレスの
演算が複雑になってしまう。
【0009】本発明は、図2に示すメモリ管理方法を改
善すると共に、空きエリア20が少なくなっても、動作
を一律に停止させるのでは無くて、ワークエリア10の
必要ページ数を減らすことによって、パフォーマンスを
低下させても、蓄積エリア30に使えるメモリ容量を増
やして、動作を継続させる構成を取っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のメモリ制御方法
では、複数の用途に分割して使用する場合には、単純に
マッピングを変える方法がとられていた。従来方式で
は、用途によって使用エリアを可変にしたい場合には、
例えば、書き込みスタートアドレスの指定やメモリアド
レス制御といったメモリ管理が煩雑になっていた。例え
ば、ワークエリア必要容量から画像データ蓄積可能容量
を算出する場合、原稿サイズや画像編集機能によって使
用するワークエリアが増減するが、そのたびにスタート
アドレスの変更や空き容量の算出をやり直す必要があ
る。
【0011】また、ワークエリアが複数存在する場合に
は、不要になったワークエリアを随時削除しないと有効
なメモリ資源の活用ができないが、従来方式では、ワー
クエリアの移動が、一旦別エリアを使用する方式で煩雑
であり、処理時間のロスにもなっていた。また、使用可
能なメモリ容量の管理においても、処理に必要なワーク
エリアのページ数が減った時点で、一律にメモリ蓄積動
作を停止するので、機能達成上制約になったり、搭載メ
モリ容量を多めに搭載するためコストアップ要因になっ
ている。
【0012】請求項1の発明は、ワークエリアと蓄積エ
リアと空きエリアの使用効率を高め、且つ制御が容易に
できること、請求項2の発明は、不要メモリが発生した
場合の、ワークエリアと蓄積エリアの管理方法を提供
し、メモリの使用効率をより高めることができること、
請求項3の発明は、ワークエリアの最適使用ページ数が
確保できない場合でも、生産性を落とすことにより、機
能上制御可能なレベルとすることで、低コストで基本機
能を達成することができること、請求項4の発明は、不
要な蓄積エリアやワークエリアを削除しても、使用可能
メモリ容量が不足した場合には、ワークエリアのページ
数を削減することで生産性を落として動作を継続し、不
要ページを新たに削減することで使用可能メモリ容量が
増えて、余裕ができた場合には、再度ワークエリアのペ
ージ数を戻し、メモリ容量と達成機能のバランスを低コ
ストで実現することができること、を目的としてなされ
たものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、メモ
リを複数の用途に分割して使用するデジタル画像処理装
置のメモリ制御装置において、リニアなアドレス空間を
持つ画像メモリ制御手段と、ワークエリアを確保して、
画像データをページ単位に書き込む手段と、ワークエリ
アに書き込んだ画像データを読み出して、圧縮処理を行
った後に、その圧縮データを蓄積エリアにページ単位に
書き込む手段と、ワークエリアに画像データを書き込む
場合には、(画像メモリの最上位アドレス−ワークエリ
ア分のアドレス空間+1)を書き込みスタートアドレス
に設定し、且つアドレスカウントアップ制御で書き込む
手段と、複数ページの原稿サイズ領域や異なったサイズ
のワークエリアが欲しい場合には、(直前にスタックし
たワークエリアのエンドアドレス−新規のワークエリア
分のアドレス空間)を新たな書き込みスタートアドレス
として、ワークエリアを随時追加して、且つアドレスカ
ウントアップ制御して、画像データを書き込むワークエ
リア制御手段と、蓄積データ領域において、画像メモリ
の最下位アドレスを書き込みスタートアドレスとして、
1ページ単位で書き込んでいく手段と、蓄積データを追
加する場合には、(直前にスタックした蓄積データの最
上位アドレス+1)を新たな書き込みスタートアドレス
に設定し、且つアドレスカウントアップ制御する蓄積エ
リア制御手段と、ワークエリア最下位アドレスと蓄積エ
リア最上位アドレスの差から使用可能メモリ容量を監視
して、動作モード毎に動作の実行、停止を制御すること
を特徴としたものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、不要になったワークエリアを削除する場合には、そ
の直後にスタックしたワークエリアの最上位アドレスを
読み出しスタートアドレスとして、一旦読み出して、削
除対象のワークエリアの最上位アドレスから新たに書き
込み、且つカウントダウン制御するワークエリア制御手
段と、不要になった蓄積データを削除する場合には、そ
の直後にスタックした蓄積データの最下位アドレスを読
み出しスタートアドレスとして、蓄積データ読み出し後
に、削除対象の蓄積エリアの書き込みスタートアドレス
から蓄積データを書き込み、且つアドレスカウントアッ
プ制御する蓄積エリア制御手段と、前記使用可能メモリ
容量が任意に設定可能な一定値を下回った場合には、蓄
積エリアの使用済みファイルの削除やワークエリアの未
使用エリアの削除を行うことを特徴としたものである。
【0015】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、複数ページ分のワークエリアを使用して制
御する場合に、前記使用可能メモリ容量が任意に設定可
能な閾値を下回った場合には、ページ数を削減したワー
クエリアに設定変更して、動作を継続することができる
ことを特徴としたものである。
【0016】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかの発明において、複数ページ分のワークエリアを
使用して制御する場合に、前記使用可能メモリ容量が前
記任意に設定可能な閾値を下回った場合には、請求項3
に記載のワークエリアに設定変更して動作を継続し、不
要データが発生した時点で、請求項2に記載の不要ファ
イルの削除を行うことにより、前記使用可能メモリ容量
を広げ、該使用可能メモリ容量が前記任意に設定可能な
閾値を超えた時点で、再度複数ページ分のワークエリア
設定に戻すことを特徴としたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】デジタルPPCの大きな特徴とし
て、読み取り原稿をデジタル画像処理した後に、一旦メ
モリに記憶させて、さまざまな処理を行う点が上げられ
る。画像メモリを使用した処理としては、例えば、電子
ソート機能や回転機能や各種の画像編集機能があり、特
に電子ソート機能は、大容量のメモリを使用して、圧
縮、伸張と組み合わせる場合が多い。この場合には、リ
ニアなメモリ空間をワークエリアと蓄積エリアに分割し
て使用する。
【0018】原稿サイズが異なった原稿を連続して読み
取る場合があり、ワークエリアとしては、任意かつ複数
サイズのものが随時設定される。また近年は、LAN接
続可能プリンタオプションを付加してマルチファンクシ
ョン化して使用されるケースも多く、その場合、蓄積エ
リアには、コピーデータとプリンタデータの双方が混在
する。さらには、スキャナオプションが搭載されている
場合もあり、その場合、さらにスキャナデータが追加さ
れる。
【0019】前述のシステムにおいて、蓄積エリアに
は、3種類のアプリケーションのデータが混在すること
になり、ワークエリアについても、原稿サイズや縦横の
設定方向の違いにより多数のエリア設定が混在すること
になる。画像メモリの設定画像メモリの有効活用には、
一旦設定したが当該アプリケーションでは使用しないワ
ークエリアの削除や出力済みのコピーデータやプリンタ
データの削除を随時、且つ高速に行うことがパフォーマ
ンスの向上に必要になる。例えば、サイズが大きい原稿
読み取りや両面読み取りでは、ワークエリアと蓄積エリ
ア以外の使用可能メモリ領域が少なくなった場合に、動
作を受け付けない問題もある。本発明は以上の問題点を
改善するために実施するものである。
【0020】図1は、本発明が適用されるデジタル画像
処理装置のメモリ制御装置におけるワークエリアと蓄積
エリアのメモリ制御方法の実施例を示す図で、図中、1
05は、ワーク(3)の最上位アドレス、106は、空
きエリア20の最下位アドレス、107は、蓄積エリア
30の最上位アドレスである。通常のワークエリア10
の蓄積は、ワーク(1)→ワーク(2)→ワーク(3)
の順番にメモリの上位アドレス側から行われる。次に不
要になったワークエリア10の削除方法を説明する。ワ
ーク(3)を図1(B)から図1(C)のように移動さ
せる方法は、以下のような手順で行う。ワーク(3)の
最上位アドレス105を読み出しスタートアドレスとし
画像データを読み出し、その直後に、[メモリ最上位ア
ドレスM max−ワーク(1)アドレス空間]を示すアド
レスにデータの書き込みを行う、ワーク(3)エリアを
指示しているアドレスカウンタは、データ読み出し
後、”−1”カウントダウンして、データ読み出しを行
い、その直後に、[メモリ最上位アドレスMmax−ワー
ク(1)アドレス空間−1]を示すアドレスにデータを
書き込む。
【0021】この一連の動作をワーク(3)の全てのデ
ータを転送するまで行う。データ転送は2つのエリア間
でDMA(Direct Memory Access)転送により行われ
る。また、蓄積エリア30のメモリ蓄積の順番は、ST
(1)→ST(2)→ST(3)→ST(4)の順番で
行われ、従来方式と同様である。図1に示す方式による
と、データの移動先には、元データが存在しないので、
別領域に待避させることなくデータ転送ができるため、
メモリ制御が高速に行え、且つスタートアドレス管理も
容易である。
【0022】ここで、空きエリア20メモリ容量は、下
記の式(1),(2)より、式(3)として表される。 空きエリア20の最上位アドレス104=ワークエリア10の最下位アドレス1 03−1…式(1) 空きエリア20の最下位アドレス106=蓄積エリア30の最上位アドレス10 7+1…式(2) 空きエリア20メモリ容量=ワークエリア10の最下位アドレス103−空きエ リア20の最下位アドレス106…式(3) 生産性を損なわずに、メモり制御を行うために必要な基
準を下記、式(4),式(5)に示す。通常のメモリソ
ートの場合には、 空きエリア20メモリ容量≧空きエリア20の基準値1…式(4) ここで、基準値1は、通常メモリソートを行う際の任意
に設定された空きエリア20メモリ容量の基準値であ
る。両面読み取り動作の場合には、 空きエリア20メモリ容量≧空きエリア20の基準値2×2…式(5) ここで、基準値2は、両面読み取り動作を行う際の任意
に設定された空きエリア20メモリ容量の基準値であ
る。上記の基準をはずれた場合には、オペレーションを
受け付けないようにして、メモリ蓄積データが損傷する
のを防いでいる。
【0023】一つのジョブにおいて、毎回初期化される
のであれば、請求項1に記載のメモリ制御方法で問題な
いが、通常は蓄積データを残しておいたり、例えば、コ
ピー、プリンタ、ファクシミリ、スキャナといった複数
のアプリケーションの蓄積データがページ単位で入れ子
で存在したり、前のジョブのデータを残しておくケース
も多い。特に、ファクシミリのメモリ送信・受信用の画
像メモリとして使用する場合には、時刻指定送信や代行
受信データとして、長時間蓄積されたままの状態である
ことが多い。前述の場合には、請求項2に記載の不要フ
ァイルの削除により、不要になったものをランダムに削
除して、空きエリア20をリニアな空間として、できる
だけ広く維持することが不可欠となる。
【0024】また、ワークエリア10についても、2次
元的なメモリ管理を行うので、回転ソートの場合には、
同一原稿サイズでも縦・横の2通りのワークエリア10
が必要になり、FAXの長尺原稿も存在するので、アプ
リケーションが複数処理される場合には、多数のワーク
が存在してしまう。また、メモリソートの途中だとワー
クエリア10にデータが残っているので、単純に初期化
すると必要なデータが無くなってしまうため、不要にな
ったワークエリア10を随時削除していく必要がある。
【0025】さらに、両面読み取り動作の場合に、前述
の式(5)、空きエリア20メモリ容量≧空きエリア2
0の基準値2×2 を一律に適用すると動作が停止して
しまい好ましく無い。例えば、A3サイズの大きい原稿
サイズにおいては、メモリ制約が発生しやすくなる。従
って、複数ワークエリア10を設定するモードの場合
で、且つ文字原稿のように画像データが少ないものを処
理する場合には、例えば、2ページ分のワークエリア1
0の設定を1ページ分のワークエリア10に設定変更す
るリダクションモードにより、空きエリア20の基準値
2を調整して、処理を行う。これによって、例えば、A
3サイズ、600dpi、1対1の両面コピーの場合に
は、蓄積データの展開エリアが1ページのみになってし
まうので、生産性(処理効率)が下がってしまうが、 データ圧縮率(空きエリア20メモリ容量÷等倍原稿データ量)≦空きエリア2 0メモリ容量÷9MB…式(6) であれば動作は継続できる。また、両面の電子ソートの
場合には、 両面をあわせたデータ圧縮率(空きエリア20メモリ容量÷2÷等倍原稿データ 量)≦空きエリア20メモリ容量÷2÷9MB…式(7) であれば動作が継続できる。これらの条件が満たされな
い場合には、動作を停止する。
【0026】また、動作中に不要となった蓄積エリア3
0やワークエリア10を削除することによって、前述の
式(6),式(7)における空きエリア20メモリ容量
が、式(5)に示す通常のノーマルモードの空きエリア
20の基準値2を満たした時点で、再びワークエリア1
0の設定を元に戻し、2ページとすることができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、(1)ワークエリアの書き込みアドレスと使
用容量、蓄積エリアの書き込みアドレスと使用容量、使
用可能メモリ容量の把握が容易にできるので、画像メモ
リ管理が容易にでき、また、(2)不要メモリが発生し
た場合に、ワークエリアと蓄積エリアを削除していくの
で、メモリの使用効率を高めることが可能となる。さら
に、(3)使用可能メモリ容量が基準値を下回っても、
ワークエリアのページ数を減らして、ワークエリアに使
用するメモリ容量を削減して、生産性を落とし、その代
わり動作を継続させることができるので、動作可能範囲
が広がり、また、(4)動作途中で、使用可能メモリ容
量が基準値を超えた場合には、再度ワークエリアを複数
ページに増やして、生産性を元に戻せるので、処理デー
タ量に応じたメモリ管理が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるデジタル画像処理装置の
メモリ制御装置におけるワークエリアと蓄積エリアのメ
モリ制御方法の実施例を示す図である。
【図2】 従来方式のデジタル画像処理装置のメモリ制
御装置におけるワークエリアと蓄積エリアのメモリ制御
方法の実施例を示す図である。
【符号の説明】
10…ワークエリア、20…空きエリア、30…蓄積エ
リア、Mmin…メモリ最下位アドレス、Mmax…メモリ最
上位アドレス、101…ST(3)の最下位アドレス、
102…ST(2)の最下位アドレス、103…ワーク
エリア10の最下位アドレス、104…空きエリア20
の最上位アドレス、105…ワーク(3)の最上位アド
レス、106…空きエリア20の最下位アドレス、10
7…蓄積エリア30の最上位アドレス。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリを複数の用途に分割して使用する
    デジタル画像処理装置のメモリ制御装置において、リニ
    アなアドレス空間を持つ画像メモリ制御手段と、ワーク
    エリアを確保して、画像データをページ単位に書き込む
    手段と、ワークエリアに書き込んだ画像データを読み出
    して、圧縮処理を行った後に、その圧縮データを蓄積エ
    リアにページ単位に書き込む手段と、ワークエリアに画
    像データを書き込む場合には、(画像メモリの最上位ア
    ドレス−ワークエリア分のアドレス空間+1)を書き込
    みスタートアドレスに設定し、且つアドレスカウントア
    ップ制御で書き込む手段と、複数ページの原稿サイズ領
    域や異なったサイズのワークエリアが欲しい場合には、
    (直前にスタックしたワークエリアのエンドアドレス−
    新規のワークエリア分のアドレス空間)を新たな書き込
    みスタートアドレスとして、ワークエリアを随時追加し
    て、且つアドレスカウントアップ制御して、画像データ
    を書き込むワークエリア制御手段と、蓄積データ領域に
    おいて、画像メモリの最下位アドレスを書き込みスター
    トアドレスとして、1ページ単位で書き込んでいく手段
    と、蓄積データを追加する場合には、(直前にスタック
    した蓄積データの最上位アドレス+1)を新たな書き込
    みスタートアドレスに設定し、且つアドレスカウントア
    ップ制御する蓄積エリア制御手段と、ワークエリア最下
    位アドレスと蓄積エリア最上位アドレスの差から使用可
    能メモリ容量を監視して、動作モード毎に動作の実行、
    停止を制御することを特徴とするメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメモリ制御装置におい
    て、不要になったワークエリアを削除する場合には、そ
    の直後にスタックしたワークエリアの最上位アドレスを
    読み出しスタートアドレスとして、一旦読み出して、削
    除対象のワークエリアの最上位アドレスから新たに書き
    込み、且つカウントダウン制御するワークエリア制御手
    段と、不要になった蓄積データを削除する場合には、そ
    の直後にスタックした蓄積データの最下位アドレスを読
    み出しスタートアドレスとして、蓄積データ読み出し後
    に、削除対象の蓄積エリアの書き込みスタートアドレス
    から蓄積データを書き込み、且つアドレスカウントアッ
    プ制御する蓄積エリア制御手段と、前記使用可能メモリ
    容量が任意に設定可能な一定値を下回った場合には、蓄
    積エリアの使用済みファイルの削除やワークエリアの未
    使用エリアの削除を行うことを特徴とするメモリ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のメモリ制御装
    置において、複数ページ分のワークエリアを使用して制
    御する場合に、前記使用可能メモリ容量が任意に設定可
    能な閾値を下回った場合には、ページ数を削減したワー
    クエリアに設定変更して、動作を継続することができる
    ことを特徴とするメモリ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のメ
    モリ制御装置において、複数ページ分のワークエリアを
    使用して制御する場合に、前記使用可能メモリ容量が前
    記任意に設定可能な閾値を下回った場合には、請求項3
    に記載のワークエリアに設定変更して動作を継続し、不
    要データが発生した時点で、請求項2に記載の不要ファ
    イルの削除を行うことにより、前記使用可能メモリ容量
    を広げ、該使用可能メモリ容量が前記任意に設定可能な
    閾値を超えた時点で、再度複数ページ分のワークエリア
    設定に戻すことを特徴とするメモリ制御装置。
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