JP2002116269A - 電子時計 - Google Patents

電子時計

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JP2002116269A
JP2002116269A JP2000306928A JP2000306928A JP2002116269A JP 2002116269 A JP2002116269 A JP 2002116269A JP 2000306928 A JP2000306928 A JP 2000306928A JP 2000306928 A JP2000306928 A JP 2000306928A JP 2002116269 A JP2002116269 A JP 2002116269A
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digital display
digital
control signal
lighting
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JP2000306928A
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English (en)
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Tatsuo Sumida
達夫 澄田
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンビネーション時計ではデジタルが多機能
になればなるほど多表示が要望される。多表示になると
指針式アナログ表示の視認性が悪くなり、アナログ指示
が読み難くなる欠点があった。また、デジタルが多表示
になると表示面積が広くなりそのバックライト面積も広
がり時計の消費電力が増え電池寿命を短くする原因とな
っておりその改善が望まれていた。 【解決手段】 デジタル表示を必要に応じて全消灯また
は一部消灯してアナログの視認性を高めると同時にバッ
クライトを分割配置し、デジタル表示をしている部分の
み点灯照射するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ表示とデ
ジタル表示の両方の表示形態を有する電子時計に関する
ものであり、さらに詳しくは、アナログ表示のための指
示部材の後方にデジタル表示のための表示装置を配置し
たものである。さらに、デジタル表示の背後にバックラ
イト有する電子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】電子時計には大別して二つの表示方法が
ある。一つは機械的動作をする指示部材を用いて時刻や
時間を表示するアナログ式で、他は液晶などを用いて数
字や文字、マーク図などを表示するデジタル式である。
【0003】アナログ式の表示は指針による回転表示と
なるので、時刻や経過時間、あるいは残り時間を直感的
に読み取ることが出来る。一方デジタル表示では同一画
素を使って通常の時刻表示の他にアラームやストップウ
ォッチなどいろいろな機能を付加することが容易であ
る。この両方の特徴を活かした時計を実現すべく、アナ
ログ表示とデジタル表の両方を備えた電子時計がコンビ
ネーション時計と称していろいろ提案されてきている。
【0004】従来のコンビネーション時計ではアナログ
表示の指示部材である指針位置を示す文字板の後方にデ
ジタル表示用の表示装置を配置し、前記文字板の一部を
切り欠いて穴を開けるか透明な部分を設けて、あたかも
文字板の一部にデジタル表示部が見えるような構造が広
く用いられていた。また、デジタル表示に液晶装置が用
いられたときには暗所でのデジタル表示を見易くするた
めに背面からバックライトの点灯が行われていた。
【0005】デジタル表示を利用する時計の多機能化に
は目覚ましいものがある。多機能化が進めば進むほど多
機能表示に用いる表示要素の数は増え、デジタル表示部
の面積は広いものが必要になってくる。図1はデジタル
機能として通常の時刻、カレンダーの他にアラーム、タ
イマー、クロノグラフ(クロノ)機能を備えた多機能、
多表示をするコンビネーション時計の表示状態を示す正
面図で、デジタル表示には液晶装置を使用している。1
はデジタル表示部、2は時刻を指示するアナログ式の指
針、3はデジタル表示部を見せるよう中心部を大きく開
放した文字板(見返しリング)、4は時計外装、5はア
ナログの時刻合わせをする竜頭、6〜7はデジタル機能
を操作する操作ボタンである。デジタル表示部にある数
値部には8の操作ボタンによるモード選択により時刻、
カレンダー、タイマー、クロノグラフが切り替わって表
示され、グラフィック部分には選択されたモードや秒関
連の動作表示などを行う。デジタルの時刻合わせやタイ
マーの時間セット、アラームの時刻セットの制御は操作
ボタン6で、タイマーやクロノを動かす操作は操作ボタ
ン7で行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにデジタルの
多機能性を生かすとは言え、デジタル表示部1に時々刻
々と変化する沢山のデジタル表示がアナログ表示である
指針の背景に常時存在すると、アナログの視認性が悪く
なることは一見して明らかである。さらには、アナログ
式の特長とも言えるすっきりしたデザイン性を損なうこ
とになりがちである。
【0007】バックライトを用いるデジタル表示の場
合、多機能になりデジタルの表示面積が大きくなってく
ると当然バックライトの照射面積も大きくしなくてはな
らない。その結果、バックライトの消費電力も大きくな
り、その分電池寿命を短くすることになる。
【0008】本発明の目的はこのような欠点を解消し、
アナログ式、デジタル式の特徴を備えながら、アナログ
式の視認性を損なわず、デジタル時計の機能性を重視
し、かつ、デザイン性も損なわないコンビネーション時
計を提供することである。さらに、バックライトを有す
る時計にあっては消費電力を節約しながら必要な部分の
バックライト照射は出来る電子時計を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明では、時刻をアナログ表示するために機械
的動作する指示部材と、該指示部材の後方に位置し時刻
や他の付加機能をセグメントによって電気的に表示する
デジタル表示装置と、該デジタル表示装置と前記指示部
材とを制御するための制御信号を発生する時計制御装置
とを備え、該時計制御装置は前記デジタル表示装置の全
てのセグメントを消灯し表示しない第1の表示モード制
御信号と前記デジタル表示装置の全てのセグメントを利
用しデジタル表示する第2の表示モード制御信号を発生
し前記デジタル表示装置を切り替え制御する様に構成し
たことを特徴とする。
【0010】また、前記デジタル表示装置は第1のデジ
タル表示部と第2のデジタル表示部より成り、前記時計
制御装置は更に前記第1のデジタル表示部または前記第
2のデジタル表示部のいずれか一方のみを利用しデジタ
ル表示する第3の表示モード制御信号を発生し前記デジ
タル表示装置を切り替え制御する様に構成したことを特
徴とする。
【0011】前記第1のデジタル表示部がキャラクター
表示部であり、前記第2のデジタル表示部がグラフィッ
ク表示部であることを特徴とする。
【0012】更に、前記デジタル表示装置の後方に位置
するバックライト装置と該バックライト装置を点灯する
ための操作手段を設け、該操作手段の操作時にバックラ
イトを点灯する点灯制御信号を発生する点灯制御装置を
備えたことを特徴とする。
【0013】更に、前記点灯制御装置は前記時計制御信
号が前記第2又は第3の表示モード制御信号発生時のみ
前記バックライトを点灯する点灯制御信号を発生するこ
とを特徴とする。
【0014】また、前記バックライト装置は前記デジタ
ル表示装置の前記第1のデジタル表示部に対応した第1
の点灯部と前記第2のデジタル表示部に対応した第2の
点灯部に分割して構成し、前記時計制御装置が第3の表
示モード制御信号発生時には表示する前記第1又は第2
のデジタル表示部に対応して前記第1の点灯部または前
記第2の点灯部のいずれか一方のみを点灯する点灯制御
信号が前記点灯制御装置より発生する様に構成したこと
を特徴とする。
【0015】前記バックライト装置がEL(エレクトロ
ルミネッセンス)であることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施形態を実施例に
基づき図面を参照して説明する。実施形態における実施
例では解決すべき課題のところで示した従来例と同じ機
能、図1の時計正面図に示す如く同じ表示要素を有する
ものであり、同一要素には同一符号を付し説明を省略す
る。
【0017】図2は、図1に示すデジタル表示部1の全
表示要素を示す拡大図である。10は選択したモードを
示すグラフィックモード表示部、11は選択された各機
能の時刻、時間、日付を切り替え表示する数値表示部、
12、13は秒オーダー前後の周期の動きを示す秒グラ
フィック表示部で、12は5秒毎の動きを示す5秒グラ
フィック表示部、13は0.1秒毎の動きを示す0.1
秒グラフィック表示部である。11の数値表示部の周り
のAM、PMなどのマークも含めた点線で囲んだ領域A
をキャラクター表示部、その他のグラフィック表示する
領域Bを総称してグラフィック表示部と称する。
【0018】図3は本発明の表示を制御する時計制御装
置の仕組みを説明するための第1の論理構成図である。
15〜18はこの時計制御装置を操作する操作入力端子
部で、15は図1に示す竜頭、16〜18は同じく図1
に示すデジタル操作部材である操作ボタン6〜8による
入力部で、各操作ボタンの操作毎に操作信号が前記操作
入力端子部から入力され、操作信号を発生する。20は
発振回路部で時計の各機能を動かす時間標準や時計制御
に必要なクロック信号20aを出力する。20aは点線
で示す。
【0019】21は輪列機構19を介してアナログ表示
する指針2(時分秒針)を動かすための信号21aを出
すアナログ計時部である。本実施形態におけるアナログ
部分は従来のアナログ時計と全く同じ動きを行う。すな
わち、発振回路部20の出力する時間標準クロック信号
20aをアナログ計時部21で分周して21aとして1
秒信号を出力する。それを輪列機構19が受けて機械的
に指針2を動かす。竜頭5の操作によるアナログ計時部
21のリセットや輪列機構19に機械的作用して行う針
合わせも従来と同じである。
【0020】以下の説明において英字サフィックスのa
〜eは同じ符号要素の発生する制御信号である。表示信
号はデジタル表示の沢山の表示セグメントのオン・オフ
を選択的に組み合わせるものであるから実際の信号要素
は沢山あるが、それ自体は従来技術であるから、説明を
分かりやすくするため概念的に1本の信号線で表記す
る。
【0021】27は操作入力部18に入力される毎に異
なったモード信号を発生するモード信号発生装置であ
る。モード選択操作は操作部材8の操作で行われる。操
作入力端子部18から入力信号が入るとモード信号発生
装置27では、操作部材8の操作毎に操作入力端子部1
8に入力信号が発生し、その信号に応じてモード信号発
生装置27ではその都度時刻表示→カレンダー表示→ア
ラーム表示→タイマー表示→クロノ表示→時刻表示とサ
イクリックにモード選択し、それに対応してモード制御
信号27a→27b→27c→27d→27e→27a
の一つが選択されたモード制御信号として論理値1(オ
ン)となり、他は0(オフ)となる制御信号を発生す
る。同時に選択した機能に応じたモード表示信号を27
fとして発生する。
【0022】50はデジタル操作部材の操作ボタン7の
操作の仕方によって異なる二つの制御信号を出力する操
作制御部である。一つは表示モード制御信号50aで他
の一つはセット制御信号50bである。操作ボタン7の
押し操作を短時間で行い操作入力部17に信号を入力す
ると、表示モード制御信号50aの出力はその都度、論
理値が1と0とを交互に発生する。一方、操作ボタン7
を数秒押し続けるとセット制御信号50bの方が論理値
1となり50aの論理値は変化させない。(その論理回
路は従来から通常行われているので省略する。)
【0023】2点鎖線で囲った部分Cは時計基本制御部
分で22はデジタル時刻を計数する時刻計時部、23は
カレンダー計時部、24はアラーム設定部、25はタイ
マー計時部、26はクロノグラフ計時部である。ここで
はそれぞれの計時部が時間を計数したり、アラームの設
定時刻と時刻系との一致処理等の各機能を満たす論理処
理のほか、例えば時刻やカレンダーの修正、アラームや
タイマーの設定、タイマーやクロノのスタートストップ
など操作入力に伴う操作処理、表示に必要な表示信号の
発生等はここで処理される。これらそれぞれの機能で処
理された結果を22G〜26Gに表示信号として出力す
る。
【0024】28〜31はセット制御信号50bの論理
値が1のときに選択された機能の修正または設定を行う
アンドゲートである。例えば、機能としてタイマーが選
択されるとモード制御信号は27dがオンしてタイマー
設定部25にタイマーの設定を行う。公知技術に属する
ので、論理図には省略するがこの修正や設定が終了する
とセット信号50bはオフになるようにボタン操作に基
づき制御されている。32、33はタイマーまたはクロ
ノグラフの機能が選択されているときに操作ボタン6の
操作に伴う操作入力端子部16からの操作信号を選択的
に動作させるアンドゲートである。すなわち、タイマー
又はクロノが選択されてモード制御信号27dまたは2
7eがオンしていれば、アンドゲート32または33は
操作ボタン6の操作信号を通してスタート・ストップ・
リセット等の動作処理がタイマー計時部25又はクロノ
計時部26で行われる。
【0025】34〜38はモード制御信号27a〜27
eによって制御されるアンドゲートで各機能の表示出力
信号の内選択されたモードの表示信号を次のオアゲート
39、40に出力する。オアゲート39の出力39Gに
はキャラクター表示に関するキャラクター表示信号が、
オアゲート40の出力40Gには秒グラフィック表示に
関するグラフィック表示信号が出力される。図にアンド
ゲート35、36の表示出力35G、36Gがオアゲー
ト40に入っていないのはカレンダーモードとアラーム
モードのときはキャラクター表示のみを利用してグラフ
ィック表示をしない表示仕様となっている。
【0026】41〜43デジタル表示をするかしないか
を制御するアンドゲートで表示モード制御信号50aが
オンであればアンドゲート41はキャラクター表示信号
39Gを41Gとして出力し、キャラクター表示部Aの
数字表示部11にその内容を表示する。同様にして、ア
ンドゲート42はグラフィック表示40Gの内容を通し
て秒グラフィック表示部12、13に、そしてアンドゲ
ート43はモード表示信号27fの内容を通してグラフ
ィックモード表示部に表示する。
【0027】この表示について時刻が午後12時38分
56秒4を表示する通常の時刻表示をしている場合につ
いて具体的に説明する。図4は通常時刻表するデジタル
表示部の拡大図である。機能モードとしては時刻モード
選択されているのでモード制御信号は27aがオンし他
はオフしている。モード表示信号27fは時刻モード設
定し、表示モード制御信号がオンしているのでアンドゲ
ート43を通ってモードグラフィックモード表示部10
には時刻を表す「TME」が点滅するように表示する。
モード制御信号27aがオンしていることからアンドゲ
ート34が開かれ時刻表示信号22Gがオアゲート3
9、40に入力する。オアゲート39では秒以上のキャ
ラクター情報が表示信号39Gとして出力し、表示モー
ド制御信号がオンして開いているアンドゲート41を通
ってキャラクター表示部Aの数値表示部11に「12:
38 56」を表示する。同様にしてオアゲート40で
は5秒表示、10分の1表示の情報が秒表示信号42G
として出力され、開いているアンドゲート42を通って
グラフィック表示部の5秒グラフィック表示部12に5
5秒分の11個のマーク点灯をし、1秒グラフィック部
13には10分の1秒を単位としたマーク点灯(図は
0.4秒)を表示する。
【0028】次に表示モード制御信号50aの論理値が
0になるとアンドゲート41〜43はオフになり、表示
信号の通過を拒否するので、デジタル表示部の表示は全
てオフとなり何も表示しなくなる。このように操作ボタ
ン7の操作による表示モード制御信号50aをオン/オ
フすることによりデジタル表示をオン/オフに出来る。
デジタル表示を全て消灯してデジタル表示を行わない状
態にしたコンビネーション時計を図5に示す。図に示さ
れた如く、アナログ時計と変わらない表示である。
【0029】図1と図5とを比較すれば明らかなよう
に、デジタル表示部を全部表示する表示モード制御信号
50aの他にもう一つのモード制御信号を発生しデジタ
ル表示を全く行わないようにすることによりアナログの
視認性は高まり、アナログ時計としてのデザイン性が向
上する。しかも、実施形態で説明したように操作ボタン
7の操作一つで、デジタルの持つ多機能性を表示面に呼
び出すことが出来、デジタルの持つ多機能性を損なうこ
ともない。
【0030】以上説明した第1の実施形態ではデジタル
表示を全く表示しない場合について示したが、例えば、
ストップウォッチの使用時のようにその経過時間だけで
も表示したいとか、グラフィックだけを出して動きは見
せておきたいような場合がある。つまり、アナログの視
認性を余り損なわずに、デジタルの持つ、そのときに必
要な機能表示を同時に行いたい場合には、それに準じて
制御を行うことで実現できる。また、デジタル表示にバ
ックライトを設け夜間などの暗所でデジタルを見る場合
でも、デジタル表示対応してデジタルの表示部分のみを
点灯するようにすれば、無駄にバックライトを点灯する
ことなく点灯電力の節約となる。これらを第2の実施形
態で説明する。
【0031】図6はデジタル表示に液晶装置、バックラ
イトにエレクトロルミネッセンス(EL)を用いたコン
ビネーション時計の主要断面図であり、図7はその拡大
平面図である。図1と共通要素は同一の符号を付す。1
は2枚のガラスからなる液晶装置、21は時針、22は
分針、23は秒針より成る指針、3は文字板(見返しリ
ング)、4は時計外装、67はEL板、65、66はE
Lの発光領域を決める対極板、68〜70はEL電極接
続部材、80は裏蓋、81は風防ガラス、82はアナロ
グ時計機構、83は回路基板、84は中枠、85は液晶
電極接続部材である。アナログ機構82とその指示部材
である時針21との間にデジタル表示をする液晶装置2
とEL板67とその対極板65、66を配置し、指針の
後方にデジタル表示が行われ、その背面からバックライ
トが点灯するようになっている。時計の制御装置(図示
略)は回路基板83に収められ、制御された表示信号は
液晶電極接続部材85によって液晶に送られ表示をし、
ELは点灯信号によりEL電極接続部材68〜70を介
して点灯する。これら主要部材は文字板(見返しリン
グ)3と合わせてアナログ時計機構82を介してそれぞ
れ固定され、中枠により時計外装4内に収められてい
る。裏蓋80、風防ガラス81も時計外装4に固定して
前記各部品をガードする。
【0032】ELは平面発光素子で平面形状が比較的容
易に任意の形状が取り易いこと、また消費電力が比較的
少なく発光効率が良いことから時計用には多く用いられ
るようになった。とはいえ、多機能となって発光面積が
増えるとその分消費電力が増える。不要なデジタル表示
部に対しては消し、使っている表示部に対してだけにす
ればその欠点が補える。それを可能にするためにELを
分割して必要部分だけ点灯すると同時にデジタル表示を
しないときにはELが点灯しないようにする。図7はE
Lの拡大平面図について更に説明する。対極板65と6
6は、デジタル表示のキャラクター部Aを照射するよう
な形状とグラフィック表示部Bに対応した形状をしてE
L板67の上に形成されている。71、72はEL対極
板65、66を駆動する第1のEL点灯回路、第2のE
L点灯回路である。EL駆動端子73、74に駆動信号
が入ると点灯回路が作動し、EL電極接続部材68〜7
0を介して65と66の一方または両方が点灯する。
【0033】図8はデジタル表示を全面表示、部分表
示、全消しと切り替えての表示を可能にし、且つ、バッ
クライトは表示部分に対応して点灯する実施形態を説明
するための時計制御装置の第2の論理構成図である。基
本時計制御部Cは第3図において二点鎖線で示した基本
時計制御部Cと同じであるので説明を省略する。また、
図3と同一要素には同一番号を付し説明を省略する。5
1は新たな表示制御信号を発するためのフリップフロッ
プで、その出力信号51aはアンドゲート42,43と
63に入力する。65はキャラクター表示部Aを照らす
キャラクターバックライト、66はデジタル表示部1
0、12、13のグラフィック表示部Bを照らすグラフ
ィックバックライト、71,72はそのEL点灯回路で
ある。60はバックライトを点灯するモード決めるオア
ゲート、61はオアゲート60の出力60aと操作入力
端子部16からの操作信号を入力とするアンドゲートで
指定されたモードのみのEL点灯選択する。62、63
はデジタルの表示条件に対応して点灯するように制御ア
ンドゲートである。
【0034】操作ボタン7の通常操作で操作入力部17
に入力信号が入ると制御信号50aが出力されフリップ
フロップ51に入力し、第2の表示モード制御信号51
aを出力する。表示モードの制御は表示モード制御信号
50aと第2の表示モード制御信号51aとで制御され
る。2つの表示モード制御信号の論理値の初期値が1/
1(信号50aの論理値/信号51aの論理値、以下同
様であるので説明を省略する)の場合、操作ボタン7の
操作毎(操作入力部17に信号が入る毎)に論理値は0
/0 →1/0 →0/1 (→1/1)とサイクリッ
クに変わる。論理値が1/1の時にはアンドゲート41
〜43は全開くので表示信号39G、40G、27fを
採択し、モード信号発生装置27で選択されているモー
ドのキャラクター表示Aである秒グラフィック表示1
2、13、グラフィックモード表示10の全てを表示す
るのは第1の実施形態の全表示と同じで、時計の表示は
図1と同じになる。論理値が0/0になるとアンドゲー
ト41〜43は全て閉じて表示信号を拒否するのでデジ
タル表示は機能の如何に関わらず行われない。これも第
1の実施形態のデジタル全消灯と同じで時計の表示は図
5と同じとなる。
【0035】論理値が1/0の状態になると表示モード
制御信号50aを入力とするアンドゲート41は開いて
表示信号39Gを採択しキャラクター表示部11にその
内容を表示する。一方、第2の表示モード制御信号は0
なので、アンドゲート42,43は閉じて、デジタル表
示部10、12、13の全てのグラフィック表示部Bの
表示は行われない。モード制御として時刻モードを選択
した場合のコンビネーション時計を図9に示す。デジタ
ル表示には現在時刻の数値のみを表示している。論理値
が0/1の状態になると第2の表示モード制御信号51
aの方がオンするので、アンドゲート42、43が開
き、表示信号40Gとモード表示信号27fを採択しグ
ラフィック表示部に選択されているモードの内容が表示
される。反対に表示モード制御信号50aはオフになる
のでアンドゲート41は閉まり表示信号39Gは通過を
拒否されるのでキャラクター部Aの表示は無くグラフィ
ック表示部B(デジタル表示部12,13、10)が選
択されたモード等の内容を表示する。モード制御として
時刻モードを選択した場合のコンビネーション時計を図
10に示す。デジタル表示として時刻モード、秒グラフ
ィックのみを表示している。このように本実施例におい
ては操作ボタン7を操作するたびに図1→図5→図9→
図10(→図1)と表示内容を変更出来、状況による要望
の表示を設定することが出来る。
【0036】本実施形態ではデジタルの部分表示をキャ
ラクター部とグラフィック部に分けて行ったが、表示モ
ード制御信号50aをアンドゲート41と43に入力
し、第2の表示モード制御信号51aをアンドゲート4
2の入力のみにことにより、キャラクター部Aとモード
マークのデジタル表示部10とを同時にの表示する表示
モードと、秒グラフィックのみを部分表示する表示モー
ドとすることも可能である。このようにデジタル表示の
任意の一部のみを表示する事により、アナログの視認性
を維持しながらデジタルの多機能性を容易に活かすこと
が可能となる。
【0037】次にバックライトについて説明する。本実
施形態では外部操作部材であるボタンの数を増やさない
ようにするためにバックライトの表示手段にタイマーや
クロノのスタート・ストップ操作部材である操作ボタン
6で兼用する場合について説明する。モード制御信号2
7a〜27cはオアゲート60の入力になっているの
で、そのいずれかがオンしたときのみ制御信号60aが
オンしてアンドゲート61を開く。このとき操作入力端
子部16に信号が入ればアンドゲート61の出力信号6
1aはオンしてアンドゲート62、63の入力となる。
アンドゲート62は表示モード制御信号50aの論理値
が1の時に開き、62の出力62aがEL駆動信号とし
て動作するので第1のEL点灯回路71を作動させてキ
ャラクターバックライト65を点灯し、デジタルのキャ
ラクター部Aを背面アンドゲート62は表示モード制御
信号50aの論理値が1の時に開き、62の出力62a
がEL駆動信号として動作するので第1のEL点灯回路
71を作動させてキャラクターバックライト65点灯
し、デジタルのキャラクター部Aを背面から照射する。
一方、アンドゲート63には第2の表示モード制御信号
51aの論理値が1の時に開き、63の出力63aがE
L駆動信号として動作するので第2のEL点灯回路72
を作動させてキャラクターバックライト66を点灯し、
デジタルのグラフィック部を背面から照射する。このよ
うに、バックライトの点灯する条件はデジタル表示を条
件付ける表示モード制御信号と同じに働くので、デジタ
ル表示をしていない時にはバックライトは点灯しない
し、デジタル表示されているところだけをバックライト
が照射する。
【0038】本実施例ではタイマーモード、クロノモー
ドを選択する制御信号27e、27dはオアゲート60
の入力になっていないので、このモードの時にはバック
ライトは点灯しない。しかし、両モードが選択されてい
るときには制御信号27eまたは27dがオンしてタイ
マーまたはクロノのスタート・ストップ・リセットなど
の操作が出来ることは図3で説明した通りである。上記
実施形態では、操作ボタン6をEL点灯用操作ボタンと
兼用できる。クロノでもバックライトが欲しい場合は操
作ボタンを一つ増やせば容易に達成できる。その場合、
アンドゲートの入力を操作入力部16から新しい操作ボ
タンに該当する新しい操作入力部に変え、オアゲート6
0の入力としてモード制御信号27d、27eを加えれ
ば良い。このようにオアゲート60とアンドゲート61
〜63で点灯制御装置を構成し、点灯制御信号として6
2a、63aを発生することにより、デジタル表示に対
応したバックライト点灯が出来る。
【0039】また、コンビネーション電子時計を図5の
様にデジタル表示が全消灯している場合からでも、EL
点灯操作に基づきELが点灯し、EL点灯中はデジタル
表示も表示される仕様とすることも本願の発明に含まれ
る。
【0040】
【発明の効果】電子的に表示するデジタル表示装置と機
械的に動作するアナログ表示装置とを備えたコンビネー
ション電子時計において、デジタル表示を一部または全
部を消灯する時計制御を行うことにより、アナログ表示
の視認性を高め、デザイン性を容易にする。また、デジ
タル表示切替えはボタン操作の簡単な操作で出来るの
で、デジタルの持つ多機能性の利便性を損なわず実現で
きる。
【0041】また、バックライトを有するデジタル表示
装置において、バックライトを分割配置することにより
デジタル表示に対応した部分だけのバックライト照射で
済ませることが出来、主観的に比較的大電力を使うバッ
クライトの消費電力を少なくし、時計全体の電池寿命を
延ばすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンビネーション時計の正面図
【図2】デジタル表示部の拡大図
【図3】時計制御装置の第1の実施形態の論理構成図
【図4】デジタル表示部の通常の時刻表示の正面図
【図5】デジタルを全消灯したコンビネーション時計の
正面図
【図6】コンビネーション時計の主要断面図
【図7】エレクトロルミネッセンス(EL)の拡大平面
【図8】時計制御装置の第2の実施形態の論理構成図
【図9】デジタル表示部のキャラクター表示のみ表示す
るコンビネーション時計の正面図
【図10】デジタル表示部のグラフィック表示のみ表示
するコンビネーション時計の正面図
【符号の説明】
A キャラクター表示部 B グラフィック表示部 C 時計基本制御部分 1 デジタル表示部 2 アナログ式の指針 3 文字板(見返しリング) 4 時計外装 5 竜頭 6〜8 操作ボタン 10 グラフィックモード表示部 11 数値表示部 12 5秒グラフィック表示部 13 0.1秒グラフィック表示部 15〜18 操作入力端子部 19 輪列機構 20 発振回路部 21 アナログ計時部 22 時刻計時部 23 カレンダー計時部 24 アラーム設定部 25 タイマー計時部 26 クロノグラフ計時部。 23G〜26G 表示信号 27 モード信号発生装置 27a〜27e モード制御信号 27f モード表示信号 50 操作制御部 50a 表示モード制御信号 50b セット制御信号 51a 第2の表示モード制御信号 51 フリップフロップ 65 EL対極板(キャラクターバックライト) 66 EL対極板(グラフィックバックライト) 67 EL板 68〜70 EL電極接続部材 71 第1のEL点灯回路 72 第2のEL点灯回路 73、74 EL駆動端子 80 裏蓋 81 風防ガラス 82 アナログ時計機構 83 回路基板 84 中枠 85 液晶電極接続部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻をアナログ表示するために機械的動
    作する指示部材と、該指示部材の後方に位置し時刻や他
    の付加機能をセグメントによって電気的に表示するデジ
    タル表示装置と、該デジタル表示装置と前記指示部材と
    を制御するための制御信号を発生する時計制御装置とを
    備え、該時計制御装置は前記デジタル表示装置の全ての
    セグメントを消灯し表示しない第1の表示モード制御信
    号と前記デジタル表示装置の全てのセグメントを利用し
    デジタル表示する第2の表示モード制御信号を発生し前
    記デジタル表示装置を切り替え制御する様に構成したこ
    とを特徴とする電子時計。
  2. 【請求項2】 前記デジタル表示装置は第1のデジタル
    表示部と第2のデジタル表示部より成り、前記時計制御
    装置は更に前記第1のデジタル表示部または前記第2の
    デジタル表示部のいずれか一方のみを利用しデジタル表
    示する第3の表示モード制御信号を発生し前記デジタル
    表示装置を切り替え制御する様に構成したことを特徴と
    する請求項1に記載の電子時計。
  3. 【請求項3】 前記第1のデジタル表示部がキャラクタ
    ー表示部であり、前記第2のデジタル表示部がグラフィ
    ック表示部であることを特徴とする請求項2に記載の電
    子時計。
  4. 【請求項4】 前記デジタル表示装置の後方に位置する
    バックライト装置と該バックライト装置を点灯するため
    の操作手段を設け、該操作手段の操作時にバックライト
    を点灯する点灯制御信号を発生する点灯制御装置を備え
    たことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の電
    子時計。
  5. 【請求項5】 前記点灯制御装置は前記時計制御信号が
    前記第2又は第3の表示モード制御信号発生時のみ前記
    バックライトを点灯する点灯制御信号を発生することを
    特徴とする請求項4に記載の電子時計。
  6. 【請求項6】 前記バックライト装置は前記デジタル表
    示装置の前記第1のデジタル表示部に対応した第1の点
    灯部と前記第2のデジタル表示部に対応した第2の点灯
    部に分割して構成し、前記時計制御装置が第3の表示モ
    ード制御信号発生時には表示する前記第1又は第2のデ
    ジタル表示部に対応して前記第1の点灯部または前記第
    2の点灯部のいずれか一方のみを点灯する点灯制御信号
    が前記点灯制御装置より発生する様に構成したことを特
    徴とする請求項第4又は5に記載の電子時計。
  7. 【請求項7】 前記バックライト装置がEL(エレクト
    ロルミネッセンス)であることを特徴とする請求項4乃
    至6いずれかに記載の電子時計。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010243415A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Casio Computer Co Ltd 表示装置
KR101136740B1 (ko) * 2011-09-09 2012-04-19 주식회사 유니크 아날로그 시계

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