JP2002115864A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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豊 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外装板固定ねじ及びドレンパンからの熱リー
クによる結露の発生を防止しパッキン張付部からのエア
リークの発生を緩和させ、品質の高いまたリサイクル性
の高い空気調和機を提供することを目的とする。 【解決手段】 フレームパッキンが容易に剥がせる接着
剤で貼り付けられたフレームを、外装板との接触面に凸
形状を有する角柱の持つ形状とする。また、ブロック同
士の接続時、フレームのブロック接続面の凹みに、接続
パッキンを封じ込める構造とし、ドレンパン固定用パッ
キンに硬質発泡プラスチックを用いることを特徴とする
空気調和機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機外郭を
構成する骨組みの部材であって同一形状で構成されてい
るフレームと空気調和機の機内と機外の空気の流通及び
熱を遮断する外装板の接合により構成されている空気調
和機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和機器について図
4を参照しながら説明する。図に示すように、フレーム
(A)101とフレーム(B)102の間に断熱を目的
とした樹脂成形品103をかしめて、ブロック104を
構成することを目的とした一体フレームとなっている。
外装板105は空気の流通及び熱を遮断するパッキン1
06を介し、外装板固定ねじ107によりフレーム
(B)102に締め付け固定している。
【0003】また、各ブロックの接続面と接続面の間に
空気の流通を遮断する接続パッキン108を貼付けてフ
レーム(B)に取付けられたブロック接続金具109を
用いてボルトナット110にて締め付け固定されてい
る。
【0004】また、熱交換器から滴下する結露水をドレ
ンパイプ112へ導くドレンパン113は、フレームに
締結された金属製補助フレーム114にねじで固定され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフレ
ームの構造では、外装板固定ねじが機内温度域と機外温
度域を貫通しているため、冷房運転時に内部空間の冷気
がフレーム(B)→外装板固定ねじの経路で熱伝導さ
れ、外装板固定ねじの頭に結露が発生して床面を濡らす
とともに無効な冷房負荷エネルギー消費の発生という課
題があった。
【0006】また、外装板を空気の流通及び熱を遮断す
るパッキンを介し、外装板固定ねじによりフレーム
(B)に締め付け固定しているが、ねじを締め付けるこ
とにより限りなくパッキンの厚みはゼロに近づき、断熱
効果が低下する。加えて取付後外装板を外し再度取付け
る場合、パッキンの厚み回復力は極めて低くエアリーク
の原因になるという課題があった。
【0007】また、従来のようなフレーム(A)とフレ
ーム(B)の間に断熱を目的とした樹脂成形品等をかし
めて一体フレームとした場合、材料の分離が難しく寿命
のきた空気調和機を廃棄する場合においてフレームを構
成する材料の再利用(リサイクル)が困難であるという
課題があった。
【0008】また、各ブロックの接続面と接続面の間に
空気の流通を遮断する接続パッキンを貼付けてフレーム
(B)に取付けられたブロック接続金具を介してボルト
ナットにて締め付け固定されているが、作業誤差により
パッキンの潰れ代が均一でなく、エアリークの原因とな
るという課題があった。
【0009】また、熱交換器から滴下する結露水をドレ
ンパイプへ導くドレンパンは、フレームに締結された金
属製補助フレームにねじで固定される構造となっていた
が、冷房空調時冷やされた結露水の溜まるドレンパンか
らの熱の伝達によりフレーム及び架台が結露を発生する
という課題があった。
【0010】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、外装板固定ねじ及びドレンパンからの熱
リークの経路を遮断して結露の発生を防止することがで
き、パッキンを適正な潰れ代に保つことによりエアリー
クの発生を防止し、品質の高い、また材料の分割を容易
にすることによりリサイクル性の高い環境にやさしい空
気調和機を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
空気調和機器は、空気調和機の機内と機外の空気の流通
及び熱を遮断する外装板と、空気調和機外郭を構成する
骨組みの部材であって同一形状で構成されている角殻柱
の対角線上に、L形状の殻柱を有するフレームと、前記
外装板を前記フレームのL形状の前記殻柱内に先端が収
まる形で固定するためのねじと、かつ前記フレームの機
内側及び前記外装板接触面に前記フレーム形状に沿って
貼り付けられた空気の流通及び熱の伝達を遮断するフレ
ームパッキンとを備え、前記フレームパッキンの貼り付
けられた前記フレームに前記パネルを固定するための、
前記ねじの先端を機内の熱の授受が発生しない空間であ
る殻柱内にとどめて、ねじ部の機内側から機外側への熱
の授受を防ぐことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
空気調和機器において、空気調和機の機内と機外の空気
の流通及び熱を遮断する外装板と、空気調和機外郭を構
成する骨組みの部材であって同一形状で構成されている
角殻柱の対角線上にL形状の殻柱を有し、且つ前記殻柱
のパネル取付面に凸形状の段差を設けたフレームと、前
記外装板を前記フレームのL形状の前記殻柱内に先端が
収まる形で固定するためのねじと、前記フレームと前記
外装板の間に空気の流通及び熱を遮断するフレームパッ
キンとを備え、前記フレームに前記フレームパッキンを
介し、前記パネルを前記フレームに設けられた凸形状の
先端に接触させ、前記ねじを用いて締め付け固定してい
ることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
空気調和機器において、空気調和機外郭を構成する骨組
みの部材であって同一形状で構成されている角殻柱の対
角線上に、L形状の殻柱を有するフレームと、空気の流
通及び熱の伝達を遮断するフレームパッキンと、前記フ
レームの機内側に前記フレームパッキンを前記フレーム
形状に沿って貼り付ける接着剤を備え、前記フレームと
前記フレームパッキンを長期的な時間経過において容易
に剥がすことが可能な接着剤を用いることを特徴とす
る。
【0014】請求項4記載の本発明の空気調和機器は、
空気調和機を構成する複数のブロックと、前記ブロック
の外郭の骨組みである、角殻柱の対角線上にL形状の殻
柱を有し、且つ角殻柱の前記ブロック接続面に凹みを設
けたフレームと、前記ブロック接続面に空気の流通を遮
断する接続パッキンとを備え、前記ブロック同士の接続
時、前記フレームの前記ブロック接続面に設けられた凹
みの底面に、前記接続パッキンを貼り付けることを特徴
とする。
【0015】請求項5記載の本発明の空気調和機器は、
熱交換器から滴下する結露水をドレンパイプへ導くドレ
ンパンと、空気調和機外郭を構成する骨組みの部材であ
って同一形状で構成されている角殻柱の対角線上に、L
形状の殻柱を有するフレームと、前記フレームと前記ド
レンパンの間に熱の伝達を遮断するパッキンと、前記ド
レンパンを前記フレームのL形状の前記殻柱内に先端が
収まる形で固定するためのねじを備え、前記フレームに
前記パッキンを介し前記ドレンパンを前記ねじにより締
め付け固定している。前記パッキンに前記ドレンパン及
び熱交換器の重量を支え得る硬質発泡プラスチックを用
いることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
空気調和機は、フレームパッキンの貼り付けられたフレ
ームにパネルを固定するための、ねじの先端を機内の熱
の授受が発生しない空間である殻柱内にとどめているも
のである。このようにねじ部の機内側から機外側への熱
の授受を防ぐことにより、冷房運転時に内部空間の冷気
が熱伝導され、外装板固定ねじの頭に結露が発生するこ
とを防止し、且つ無効な冷房負荷エネルギー消費を緩和
させる。
【0017】本発明の第2の実施の形態による、請求項
1記載の空気調和機器において、フレームにパッキンを
介し、パネルをフレームに設けられた凸形状の先端に接
触させ、前記ねじを用いて締め付け固定しているもので
ある。このようにパネルとフレームの隙間を一定に保つ
ことにより、フレームパッキンが適正な潰れ代を長期的
に維持することができ、断熱効果の向上とシール性の信
頼性を向上させることができる。
【0018】本発明の第3の実施の形態による、請求項
2記載の空気調和機器において、フレームとフレームパ
ッキンを長期的な時間経過において容易に剥がすことが
可能な接着剤を用いるものである。このように材質の異
なる主要材料の分割を容易にすることができる。従っ
て、寿命のきた空気調和機を廃棄する場合において、フ
レームを構成する材料の再利用が可能となり、リサイク
ル性の高い環境にやさしい空気調和機を提供できる。
【0019】本発明の第4の実施の形態による空気調和
機は、ブロック同士の接続時、フレームのブロック接続
面に設けられた凹みの底面に、接続パッキンを貼り付け
るものである。このように、各フレームのブロック接続
面同士の隙間を一定に保つことにより、パッキンが適正
な潰れ代を長期的に維持することができ、エアリークの
発生を防止することができる。
【0020】本発明の第5の実施の形態による空気調和
機は、フレームにパッキンを介しドレンパンをねじによ
り締め付け固定している。パッキンにドレンパン及び熱
交換器の重量を支え得る硬質発泡プラスチックを用いる
ものである。このように、重量の大きなドレンパンを、
パッキンの体積の減少により断熱特性が低下することも
なく、支えることができる。従って、冷房空調時、冷や
された結露水の溜まるドレンパンからの熱の伝達により
フレーム及び架台が結露を発生することを防止すること
ができる。
【0021】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0022】
【実施例】(実施例1)図1に示すように、フィルター
ブロック1、コイルブロック2、及びファンブロック3
により空気調和機を構成している。簡単に運転状態を空
気の流れに沿って説明すると、空調されるべき空気は屋
内或は屋外よりダクト等を通ってRA開口4より機内に
入り、フィルターブロック1内にあるフィルター5を通
過し埃や臭いを除去し、コイルブロック内にある熱交換
器6及び加湿器7により冷房・暖房・加湿・除湿等を行
う。次に空気の移動を可能にするファン8を通ってSA
開口9よりダクト等を介して屋内に運ばれる。このよう
な空気の流れにおいて、以下のような構成とする。
【0023】外装板10は2枚の鋼板により挟まれ、ま
た周縁部は2枚の鋼板の断熱を目的としたサイドモール
12により塞がれており、内部には断熱材13が充填さ
れている。外装板10の外周部には周縁に平行に複数個
の外装板固定ねじ11が貫通しており、この外装板10
をフレーム14に固定している。フレーム14は殻柱状
にアルミニウムの押出し成形品で製作されており、外装
板固定ねじ11の先端が収まる懐を持つL形状の殻柱1
5を含む形状となっており外装板固定ねじ11の先端が
機内の空気に接しない構造となっている。このような構
造とすることで従来の冷房時、コイル6を通過し冷やさ
れた空気が外装板固定ねじ11の先端に接することで伝
熱し機外へ放冷されることにより発生していた外装板固
定ねじ11頭の結露を防止することができる。
【0024】また、フレーム14の機内側及び外装板1
の接触面にフレーム形状に沿って、空気の流通及び熱の
伝達を遮断するフレームパッキン16が、長期的な時間
経過において容易に剥がすことが可能な接着剤17にて
貼り付けられていることで、材質の異なる主要材料の分
割を容易にすることができる。従って、寿命のきた空気
調和機を廃棄する場合において、フレーム14を構成す
る材料の再利用が可能となる。
【0025】また、殻柱15の外装板10との接触面に
は凸形状の段差18を設け、外装板固定ねじ11を締め
付けた場合、外装板10のサイドモール12にあたりフ
レーム5と外装板10の間にあるフレームパッキン16
が、適正な潰れ代を長期的に維持できる。このような構
成とすることで、ねじを締め付けることにより限りなく
フレームパッキン16の厚みがゼロに近づくことを防
ぎ、断熱効果が低下することを抑制する。加えてフレー
ムパッキン16の潰れ代を適正に保つことで、フレーム
パッキン16の厚み回復力を向上させ、空気調和機の運
転時機外と機内に圧力差が発生しても機外の空気が混入
したり又機外へ漏れることの無い信頼性の高い空気調和
機を提供できる。
【0026】(実施例2)図2に示すように、フィルタ
ーブロック1、コイルブロック2、及びファンブロック
3により空気調和機を構成している。それらのブロック
の外郭の骨組みである、アルミニウムの押出し成形品で
製作されたL形状の殻柱15を有したフレーム14のブ
ロック接続面に凹み21を設け、凹み21の底面に接続
パッキン22を貼り付ける。そして、ブロック同士の接
続時、殻柱15にブロック接続金具固定ねじ23で固定
された各ブロックの2個のブロック接続金具24をボル
トナット25にて締め付ける。その時、前述の接続パッ
キン22を各ブロックのフレーム14の凹みに封じ込め
る。このような構成とすることで、接続パッキン22が
適正な潰れ代を長期的に維持することが可能となり、接
続パッキン22の厚み回復力を向上させ、空気調和機の
運転時機外と機内に圧力差が発生しても機外の空気が混
入したり又機外へ漏れることの無い信頼性の高い空気調
和機を提供できる。
【0027】(実施例3)図3に示すように、ドレンパ
ン31はコイル6から滴下する結露水をドレンパイプ3
2へ導く役割を果たし、且つコイル6を支えている。ま
た断熱の為ドレンパン31の下面には硬質ウレタン発泡
33が吹き付けられている。そして、ドレンパン31は
パッキン34を介して、アルミニウムの押出し成形品で
製作されたフレーム14のL形状の殻柱15にドレンパ
ン固定ねじ35にて取付けられている。そのパッキン3
4はドレンパン31及びコイル6の重量を支えつつ、断
熱を可能とする硬質発泡プラスチックを用いている。こ
のような構成とすることで、重量の大きなドレンパン
を、パッキン34の体積の減少により断熱特性が低下す
ることもなく支えることが可能となり、冷やされた結露
水の溜まるドレンパン31からの熱の伝達によるフレー
ム14の結露発生を防止することができる。
【0028】尚、フレーム14はアルミニウムの押出し
品を使用しているが、アルミニウムの代わりに樹脂、F
RP、ジュラルミン、ゴムでも良い。
【0029】
【発明の効果】以上の発明から明らかなように、本発明
によれば外装板固定ねじの機内側から機外側への熱の授
受を防ぐことにより、冷房運転時に内部空間の冷気が熱
伝導され、外装板固定ねじの頭に結露が発生することを
防止し、且つ無効な冷房負荷エネルギー消費を緩和させ
る空気調和機器を提供できる。
【0030】また、本発明によればパネルとフレームの
隙間を一定に保つことにより、フレームパッキンが適正
な潰れ代を長期的に維持することができ、断熱効果の向
上とシール性の信頼性を向上させることができる。
【0031】また、本発明によれば材質の異なる主要材
料の分割を容易にすることができる。従って、寿命のき
た空気調和機を廃棄する場合において、フレームを構成
する材料の再利用が可能となり、リサイクル性の高い環
境にやさしい空気調和機を提供できる。
【0032】また、本発明によれば各フレームのブロッ
ク接続面同士の隙間を一定に保つことにより、パッキン
が適正な潰れ代を長期的に維持することができ、エアリ
ークの発生を防止することができる。
【0033】また、本発明によれば重量の大きなドレン
パンを、パッキンの体積の減少により断熱特性が低下す
ることもなく、支えることができる。従って、冷房空調
時、冷やされた結露水の溜まるドレンパンからの熱の伝
達によりフレーム及び架台が結露を発生しない空気調和
機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のフレーム及び外装板接合部
詳細を示す断面図
【図2】本発明の実施例2のブロック構成図と接続部詳
細を示す断面図
【図3】本発明の実施例3のドレンパン取付詳細を示す
断面図
【図4】従来の空気調和機器のブロック構成図と接続部
詳細を示す断面図
【符号の説明】 1 フィルタブロック 2 コイルブロック 3 ファンブロック 4 RA開口 5 フィルター 6 コイル 7 加湿器 8 ファン 9 SA開口 10 外装板 11 外装板固定ねじ 12 サイドモール 13 断熱材 14 フレーム 15 殻柱 16 フレームパッキン 17 接着剤 18 段差 21 凹み 22 接続パッキン 23 ブロック接続金具固定ねじ 24 ブロック接続金具 25 ボルトナット 31 ドレンパン 32 ドレンパイプ 33 硬質ウレタン発泡 34 パッキン(硬質発泡プラスチック) 35 ドレンパン固定ねじ 101 フレーム(A) 102 フレーム(B) 103 樹脂成形品 104 ブロック 105 外装板 106 パッキン 107 外装板固定ねじ 108 接続パッキン 109 ブロック接続金具 110 ボルトナット 111 熱交換器 112 ドレンパイプ 113 ドレンパン 114 金属製補助フレーム
フロントページの続き (72)発明者 江口 和秀 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 Fターム(参考) 3L050 BD01 BD02 3L051 BH02 BJ05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機の機内と機外の空気の流通及
    び熱を遮断する外装板と、空気調和機外郭を構成する骨
    組みの部材であって同一形状で構成されている角殻柱の
    対角線上に、L形状の殻柱を有するフレームと、前記外
    装板を前記フレームのL形状の前記殻柱内に先端が収ま
    る形で固定するためのねじと、かつ前記フレームの機内
    側及び前記外装板接触面に前記フレーム形状に沿って貼
    り付けられた空気の流通及び熱の伝達を遮断するフレー
    ムパッキンとを備え、前記フレームパッキンの貼り付け
    られた前記フレームに前記パネルを固定するための、前
    記ねじの先端を機内の熱の授受が発生しない空間である
    殻柱内にとどめて、ねじ部の機内側から機外側への熱の
    授受を防ぐことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 空気調和機の機内と機外の空気の流通及
    び熱を遮断する外装板と、空気調和機外郭を構成する骨
    組みの部材であって同一形状で構成されている角殻柱の
    対角線上にL形状の殻柱を有し、且つ前記殻柱の前記外
    装板取付面に凸形状の段差を設けたフレームと、前記外
    装板を前記フレームのL形状の前記殻柱内に先端が収ま
    る形で固定するためのねじと、前記フレームと前記外装
    板の間に空気の流通及び熱を遮断するフレームパッキン
    とを備え、前記フレームに前記フレームパッキンを介
    し、前記パネルを前記フレームに設けられた凸形状の先
    端に接触させ、前記ねじを用いて締め付け固定している
    ことを特徴とした請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 空気調和機外郭を構成する骨組みの部材
    であって同一形状で構成されている角殻柱の対角線上
    に、L形状の殻柱を有するフレームと、空気の流通及び
    熱の伝達を遮断するフレームパッキンと、前記フレーム
    の機内側及び前記外装板接触面に前記フレームパッキン
    を前記フレーム形状に沿って貼り付ける接着剤を備え、
    前記フレームと前記フレームパッキンを長期的な時間経
    過において容易に剥がすことが可能な接着剤を用いるこ
    とを特徴とする請求項2記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 空気調和機を構成する複数のブロック
    と、前記ブロックの外郭の骨組みである、角殻柱の対角
    線上にL形状の殻柱を有し、且つ角殻柱の前記ブロック
    接続面に凹みを設けたフレームと、前記ブロック接続面
    に空気の流通を遮断する接続パッキンとを備え、前記ブ
    ロック同士の接続時、前記フレームの前記ブロック接続
    面に設けられた凹みの底面に、前記接続パッキンを貼り
    付けることを特徴とした空気調和機。
  5. 【請求項5】 熱交換器から滴下する結露水をドレンパ
    イプへ導くドレンパンと、空気調和機外郭を構成する骨
    組みの部材であって同一形状で構成されている角殻柱の
    対角線上にL形状の殻柱を有するフレームと、前記フレ
    ームと前記ドレンパンの間に空気の流通及び熱の伝達を
    遮断するパッキンと、前記ドレンパンを前記フレームの
    L形状の前記殻柱内に先端が収まる形で固定するための
    ねじを備え、前記フレームに前記パッキンを介し前記ド
    レンパンを前記ねじにより締め付け固定している。前記
    パッキンに前記ドレンパン及び熱交換器の重量を支え得
    る硬質発泡プラスチックを用いることを特徴とする空気
    調和機。
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