JP2002115768A - 安全弁用切換弁 - Google Patents

安全弁用切換弁

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JP2002115768A
JP2002115768A JP2000307373A JP2000307373A JP2002115768A JP 2002115768 A JP2002115768 A JP 2002115768A JP 2000307373 A JP2000307373 A JP 2000307373A JP 2000307373 A JP2000307373 A JP 2000307373A JP 2002115768 A JP2002115768 A JP 2002115768A
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JP
Japan
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valve
safety
valve body
safety valve
plant
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Application number
JP2000307373A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Imamichi
辰也 今道
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ASUKA KOGYO KK
Original Assignee
ASUKA KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの安全弁を取り外して点検している間
は、残りの一つの安全弁とプラントを遮断する弁を間違
いなく確実に開放させることができる安全弁用切換弁を
提供する。 【解決手段】 二つの出口ポート5、6とその間に一つ
の入口ポート3が設けられた弁本体2の内部に、各出口
ポート5、6毎に設けた二つのシート7、8と、この二
つのシート7、8間で移動自在となる一つの弁体9とを
組み込み、上記弁体9が、弁本体2の外部からの操作で
移動させることにより、何れか一方のシートを閉じると
き他方シートを開き、両シート7、8を同時に閉じるこ
とのないようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、化学プラント、
特に石油化学プラントなどのボイラーや圧力容器に使用
する安全弁用切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】化学プラントは、労働省の管轄するボイ
ラー及び圧力容器の安全規制や通産省の管轄する高圧ガ
ス取締り法の適用を受けることが多い。これらの法律は
プラントの安全を維持するために一年に一度、プラント
の内部を点検することを求めている。ボイラーや圧力容
器に使用されている安全弁についての点検もこれに含ま
れる。
【0003】一方、昨今は、規制緩和で点検期間が企業
によっては一年から二年乃至三年に一度に延長するケー
スもある。
【0004】ボイラーや圧力容器の場合、安全弁はプラ
ントとの間に弁を取り付けることは許されていないの
で、ボイラーや圧力容器に直接取り付ける必要があり、
このため、プラントの内部点検の期間が延長されると同
時に、安全弁の点検もその間はできないことになる。
【0005】また、高圧ガス用のプラントの場合は、安
全弁とプラントの間に弁を取り付けることは許されてい
るが、プラントの運転中に安全弁を取り外して点検しょ
うとすると、その間は安全弁無しでプラントを運転しな
ければならず、極めて危険である。
【0006】従って、何れの場合も安全弁の点検はプラ
ントの運転を止めていた、所謂シャットダウンの時にし
かできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、プラントの点
検周期が二年、三年と延びても、安全弁だけは法律の求
める通り、一年に一度点検できるようにするには、プラ
ントを運転しながら安全弁を点検できる新たな手段の開
発が必要であり、また、安全弁を点検するためには安全
弁をプラントから取り外さなければならず、その間の安
全を確保するために、予備の安全弁が必要になる。
【0008】安全弁をプラントから取り外すためには、
プラントとの間に弁が必要で、二つの安全弁の一方又は
両方が常時有効な状態にあることが保証されていなけれ
ばならない。
【0009】つまり、二つの内の一つの安全弁を取り外
して点検している間は、残りの一つの安全弁とプラント
を遮断する弁は間違いなく確実に開放されている必要が
ある。
【0010】これを設備の構造が保証すれば、安全弁の
元に弁を設置することが許されていないボイラーや圧力
容器であっても、許容可能に成り得るであろう。
【0011】また、高圧ガスの場合は、安全弁の元弁は
施錠して責任者以外は操作できないようにすることを求
められているが、これも不要となるであろう。
【0012】そこで、この発明の課題は、二つの安全弁
の一方又は両方が常時有効な状態にあることを保証で
き、一つの安全弁を取り外して点検している間は、残り
の一つの安全弁とプラントを遮断する弁を間違いなく確
実に開放させることができる安全弁用切換弁を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、二つの出口ポートとその間に一
つの入口ポートが設けられた弁本体の内部に、各出口ポ
ート毎に設けた二つのシートと、この二つのシート間で
移動自在となる一つの弁体とを組み込み、上記弁体が、
弁本体の外部からの操作で移動させることにより、何れ
か一方のシートを閉じたとき他方シートを開くよう両シ
ートを同時に閉じることのないようになっている構成を
採用したものである。
【0014】上記二つの出口ポートにそれぞれ安全弁を
取り付け、点検せんとする側の安全弁に対応する出口ポ
ートのシートを弁体で閉じると、残りの安全弁に対応す
る出口ポートのシートは確実に開放させることができ、
この安全弁でプラントの安全を維持しながら、取り外し
た安全弁の点検ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0016】図示のように、安全弁用切換弁1は、弁本
体2が、中央に一つの入口ポート3を直角に突出するよ
う設けた直線部4の両端を、入口ポート3と反対側へ弧
状に屈曲させて二つの出口ポート5、6とした形状に形
成され、入口ポート3は外周のフランジ3aでプラント
と配管で接続し、出口ポート5、6には外周のフランジ
5a、6aで、それぞれ安全弁が取り付けられるように
なっている。
【0017】上記弁本体2の直線部4の内部には、入口
ポート3との連通部分を挟む両側の位置で、一方出口ポ
ート5に至る流路の途中と、他方出口ポート6に至る流
路の途中のそれぞれにシート7、8が設けられ、この直
線部4の内部で両シート7、8間の位置に弁体9が移動
可能に組み込まれ、直線部4の一端側を内外に貫通する
弁棒10の先端に弁体9が取り付けられ、弁本体2の外
部から弁棒10を介して弁体9を移動させるようになっ
ている。
【0018】この弁棒10と弁体9は、ピン、ねじ、溶
接等の手段によって一体化され、弁棒10の外径の一部
に形成した雄ねじ10aにスリーブ11を外嵌螺合し、
スリーブ11をヨーク12で弁本体2に連結して回り止
めとすることにより、ハンドル13で弁棒10を回転さ
せると、弁棒10とこれと一体の弁体9が軸方向に移動
することになり、弁本体2に対する弁棒10の貫通部分
は、グランドパッキン14によって気密が保たれてい
る。なお、このグランドパッキン14は、ベロー等の他
の軸封手段に代えることもできる。
【0019】図2は、弁本体2と弁体9のシートの詳細
を示し、弁本体2の直線部4の内部には、入口ポート3
との連通部分を挟む両側の位置で、一方出口ポート5に
至る流路の途中と、他方出口ポート6に至る流路の途中
のそれぞれにシート7、8が設けられ、弁体9は、両端
部がシート7、8内に嵌合する直径で中間部がシート
7、8の内径よりも大径となり、その外径の両端部にシ
ート15、16が設けられている。
【0020】この発明の安全弁用切換弁1は、上記のよ
うな構成であり、図3は、この切換弁1を介して二つの
安全弁17、18を圧力容器19、高圧ガス容器等に取
り付けた場合のフローシートを示し、安全弁用切換弁1
の入口ポート3を圧力容器19、高圧ガス容器に接続
し、二つの出口ポート5、6のそれぞれに安全弁17、
18を取り付けている。
【0021】図1と図2の実線は、弁棒10をねじ込み
方向に回転させることで弁体9を前進位置に移動させ、
そのシート15を一方出口ポート5のシート7に押し付
けることにより、入口ポート3と一方出口ポート5の連
通を遮断している。
【0022】このとき、弁体9は一方出口ポート5側に
移動することによって他方出口ポート6のシート8は開
放されており、入口ポート3と他方出口ポート6は連通
している。
【0023】また、弁棒10を引出し方向に回転させる
ことで弁体9を後退位置に移動させ、そのシート16を
他方出口ポート6のシート8に押し付けることにより、
図2に一点鎖線で示すように、入口ポート3と他方出口
ポート6の連通を遮断すれば、入口ポート3と一方出口
ポート5は連通することになる。
【0024】このように、弁体9は軸方向への移動によ
り、何れかの出口ポート5、6を閉鎖するが、両出口ポ
ート5、6を同時に閉鎖することは不可能になってい
る。
【0025】従って、図3のフローシートに示した通
り、両出口ポート5、6を同時に閉鎖することはできな
いので、プラントを運転したまま、安全を維持しながら
安全弁17又は18の取り外し点検が行えることにな
る。
【0026】ここで、図1に示した安全弁用切換弁1の
弁本体2をSCS13を用いて製作し、水圧10kg/
cm2 で漏洩テストを実施した。何れかの出口ポート
5、6側も良好な止水性能を示し、使用に耐えることを
確認した。各出口ポート5、6に安全弁を取り付けれ
ば、使用可能である。
【0027】また、安全弁の手前にラブチャーディスク
を設置することも差し支えないと共に、使用する材質、
使用圧力も上記に限定されるものではないことはいうま
でもない。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、二つ
の出口ポートとその間に一つの入口ポートが設けられた
弁本体の内部に、各出口ポート毎に設けた二つのシート
と、この二つのシート間で移動自在となる一つの弁体と
を組み込み、上記弁体を弁本体の外部から移動させるこ
とにより、何れか一方のシートを閉じるとき他方シート
を開き、両シートを同時に閉じることのないようにした
ので、二つの安全弁の一方又は両方が常時有効な状態に
あることを保証でき、一つの安全弁を取り外して点検し
ている間は、残りの一つの安全弁とプラントを遮断する
弁を間違いなく確実に開放させることができ、プラント
を運転しながら安全弁の点検を安全に行うことが可能に
なり、ボイラー、圧力容器、高圧ガス等の定期的な点検
を要求されるプラントであっても、安全弁の制約のため
に高いコストのかかるシャットダウンを必要以上に行う
必要はなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】安全弁用切換弁を示す縦断正面図
【図2】弁本体と弁体のシートの詳細を示す拡大した縦
断正面図
【図3】安全弁用切換弁の使用例を示すフローシート図
【符号の説明】
1 安全弁用切換弁 2 弁本体 3 入口ポート 4 直線部 5 出口ポート 6 出口ポート 7 シート 8 シート 9 弁体 10 弁棒 11 スリーブ 12 ヨーク 13 ハンドル 14 グランドパッキン 15 シート 16 シート 17 安全弁 18 安全弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの出口ポートとその間に一つの入口
    ポートが設けられた弁本体の内部に、各出口ポート毎に
    設けた二つのシートと、この二つのシート間で移動自在
    となる一つの弁体とを組み込み、上記弁体が、弁本体の
    外部からの操作で移動させることにより、何れか一方の
    シートを閉じたとき他方シートを開くよう両シートを同
    時に閉じることのないようになっている安全弁用切換
    弁。
JP2000307373A 2000-10-06 2000-10-06 安全弁用切換弁 Pending JP2002115768A (ja)

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