JP2002115227A - ビーチクリーナー用ゴミ回収ステーション - Google Patents
ビーチクリーナー用ゴミ回収ステーションInfo
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- Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
Abstract
易に回収することができる構造が簡単なビーチクリーナ
ー用ゴミ回収ステーションを提供する。 【解決手段】 ビーチクリーナー用ゴミ回収ステーショ
ン10は、一対のステーション部材11,11が相互に
所要間隔をあけて平行に設けって構成されている。該ス
テーション部材11は、下端に円形ないしは四角形の平
板等からなるフート12を固定して設けた一対の支柱1
3,13と、支柱13,13の上端に固定された案内部
材14とを備えている。案内部材14は、長手方向の中
間部が水平状部14aとして形成され、その前後端部側
が下方に鈍角に折曲されて傾斜した傾斜部14b,14
cとして形成されている。ビーチクリーナーAはステー
ション部材11,11の間を通過されることにより、案
内部材14によって持ち上げられ、レーキ4に引き掛け
られたゴミが砂上に落下される。
Description
を清掃するビーチクリーナーによって掻き集められたゴ
ミを該ビーチクリーナーから回収するビーチクリーナー
用ゴミ回収ステーションに関するものである。
片、ビニール紐、紙屑、流木等の木片、空き缶、たばこ
の吸い殻等のゴミが散在している。これらのゴミを放置
すると、砂浜の汚れが益々酷くなるばかりでなく、海水
浴客が思わぬ怪我をするおそれもあるので、海水浴のシ
ーズン始め等にビーチクリーナーによって砂浜の清掃が
行われる。
の前方に設けられた掬機で砂上または砂中のゴミを砂と
一緒に掬い、ベルトコンベヤで搬送する間にゴミと砂を
分別して、砂を砂浜上に落とし、ゴミをかご等の中に回
収する方式のものが採用されている。しかし、自走式の
機体を有するビーチクリーナーは、砂浜の平面全体を一
巡の低速走行によってゴミの回収を完了しようとするも
ので、清掃時間も長くかかり能率的でないうえ、全体構
造が複雑で大型化されているため、重量も嵩み、保守点
検も複雑となり、それに要する時間も長くかかる。さら
には、製作経費も高くなる問題がある。
鎖線で示すような自走車両Rに牽引されて砂浜上を高速
走行する簡易型のビーチクリーナーAを開発した。この
ビーチクリーナーAは、外枠1の内側に複数の縦部材2
が適宜間隔をあけて固定されて、平面視で四角形の簀の
子状に形成され、側面視で前後端側が端部に行くに従い
高くなるように傾斜してそり状に形成されたフレーム3
と、該フレーム3の各縦部材2の水平状部2aの下面に
前後方向に適宜間隔をあけて固定され、隣り合う縦部材
2同士で前後方向の位相がずらされ平面視で千鳥形に配
置されている複数のレーキ4と、前記フレーム3におけ
る水平状部2aの前側に位置され前記外枠1の両側の縦
枠材1a,1aと縦部材2に直交して、それらの下方に
突き出して固定され前側を下に傾斜させたスクレーパ5
と、前記外枠1の各縦枠1a,1aにそれらの外側に突
き出して設けた前後一対の係合部材6,6と、前記フレ
ーム3の後端側に固定した支軸に支持され、各縦部材3
の間で自由に回転する複数の回転羽根7とを備えたもの
である。前記フレーム3の上面にはゴミ捕捉網8が取外
し自在に載置されている。
ーム3の前端側の幅方向の対称位置にある一対の縦部材
2、2に固定したフック9に、自走車両Rに係着したチ
ェーン、ワイヤ等Jを連結して、自走車両Rを砂浜の所
要清掃領域で縦横に走行させることにより、砂上、砂中
のゴミを前記フレーム3のレーキ4に引き掛けて適宜場
所に集合させるようになっている。
ビーチクリーナーAは、レーキ4にゴミを引き掛けて容
易に集合場所に移動して回収することができるが、回収
されたゴミを回収の都度、人手で前記レーキ4から取り
外さねばならず、その際、フレーム3を持ち上げてゴミ
を落下させる操作をする必要があり、ビーチクリーナー
Aからのゴミの除去作業は、大変な労力がかかるうえ、
時間もかかり、非能率的である。このため、ビーチクリ
ーナーAからのゴミの除去を簡単に行える適当な装置の
実現が望まれていた。
であって、ビーチクリーナーで掻き集められたゴミを該
ビーチクリーナーから容易に回収することができる構造
が簡単なビーチクリーナー用ゴミ回収ステーションを提
供することを目的とする。
決するために、以下の点を特徴としている。すなわち、
請求項1に係るビーチクリーナー用ゴミ回収ステーショ
ンは、平面視で直線状に形成され、側面視で長手方向の
中央部が水平状部として形成され両端側が下方に鈍角に
折曲されて傾斜部として形成された案内部材が、下端に
フートを有する支柱の上端に固定されてなるステーショ
ン部材を備え、一対のステーション部材が、前記案内部
材を平面視で互いに平行にした状態で所定間隔をあけて
前記フートを接地して設けられることを特徴とする。
ョンにおいては、ゴミをレーキに引き掛けたビーチクリ
ーナーを牽引した自走車両が、ステーション部材の間を
低速で通過すると、ステーション部材の案内部材の傾斜
部にビーチクリーナーのフレームに設けた係合部材が係
合して、ビーチクリーナーは、後側の傾斜部に沿って徐
々に上に持ち上げられて行き、ステーション部材の中央
において水平状になってフレーム下面のレーキが砂上面
から上方に適宜距離離間した状態となる。このとき、ビ
ーチクリーナーのレーキに引き掛かっていたゴミは、ゴ
ミ回収ステーション内の砂上に自然に落下する。ゴミ回
収ステーション内にゴミが回収されると、ビーチクリー
ナーは、移動されてゴミ回収ステーションから離脱す
る。このとき、ステーション部材の前側の傾斜部に係合
部材が係合して、徐々にその傾斜部に沿ってビーチクリ
ーナーが下降し、そのレーキが砂上に接地される。
ョンによれば、ビーチクリーナーがステーション部材の
間を通過されることによって、容易に砂上の所要高さに
持ち上げられて、ビーチクリーナーのレーキが砂上から
十分に離間されるので、レーキに引き掛かったゴミは自
然落下されてゴミ回収ステーション内に容易に回収され
る。しかも、ゴミ回収ステーションは、支柱に傾斜部を
有する案内部材を設けただけの構成であるから、構造が
簡単で製作が容易である。
収ステーションは、請求項1に記載のビーチクリーナー
用ゴミ回収ステーションにおいて、案内部材は、その長
手方向の略中間部が着脱自在に連結される構成とされて
いることを特徴とする。このビーチクリーナー用ゴミ回
収ステーションでは、ゴミ回収ステーションの構成部材
が複数に分割されるので、個々の分割部材は小型にな
り、それらの取り扱いや運搬が容易になる。
収ステーションは、請求項1または2に記載のビーチク
リーナー用ゴミ回収ステーションにおいて、各ステーシ
ョン部材は、それらの支柱の下端またはフートを介して
相互に連結部材によって連結されていることを特徴とす
る。このビーチクリーナー用ゴミ回収ステーションで
は、連結部材によって各ステーション部材の相互間隔が
一定に設定して接地され、その状態が安定して保持され
て、ビーチクリーナーの持ち上げが安全に行われる。
るビーチクリーナー用ゴミ回収ステーションを図1〜図
3にもとづいて説明する。図において、10は、ビーチ
クリーナー用ゴミ回収ステーションで、一対のステーシ
ョン部材11,11が設けられている。該ステーション
部材11は、下端に円形ないしは四角形の平板等からな
るフート12を固定して設けた一対の支柱13,13
と、該支柱13,13の上端に固定された案内部材14
とを備え、前後(図1で左右)に対称に形成されてい
る。該案内部材14は、その長手方向の中間部が水平状
部14aとして形成され、その前後端部側が下方に鈍角
に折曲されて傾斜した傾斜部14b,14cとして形成
されている。
はパイプで構成することができる。また、前記支柱13
のフート12は、前記のように平板にすると、それらを
砂に埋めたとき、砂の重みで支柱13が安定して直立状
態に維持されので好ましいが、平板に限らず、支柱13
の周囲に棒状部材を放射状に設けたものでもよく、フー
ト12が砂中に埋められ、または砂上に接地されて支柱
13を直立状態に支持できるものであればよく、形状は
特に制限はない。前記案内部材14の水平状部14aの
長さは、前記ビーチクリーナーAにおけるフレーム3の
側部に設けた一対の係合部材6,6の相互間距離Lより
所定長さだけ大きく設定されている。
14cの傾斜角度は、水平状部から鈍角に折曲されてい
れば特に制限はないが、前記ビーチクリーナーAがゴミ
回収ステーションに入って案内部材14に乗り上がる
際、前記係合部材6,6が抵抗を少なくして傾斜部14
cを滑動できるように、砂上面Fとなす角度で15°〜
30°程度に設定されるのがよい。また、傾斜部14b
もビーチクリーナーAが円滑に降りられるように、砂上
面Fとなす角度で30°程度にするのがよい。前記案内
部材14の水平状部14aは、そこにビーチクリーナー
Aが乗ったとき、ビーチクリーナーAのレーキ4が砂上
面Fから十分に離れる高さ位置に設定されている。ま
た、前記案内部材14の水平状部14aは、必ずしも正
確に水平である必要はなく、前記ビーチクリーナー1が
水平状部14aに乗ったとき、ビーチクリーナー1のレ
ーキ5の下端が砂上より適宜高さだけ離れるのであれ
ば、多少傾斜されていてもよい。さらに、前記案内部材
14は、傾斜部14b,14cの端部に必要に応じて傾
斜を緩やかにした延長部分を設けてもよい。
水浴場の砂浜、砂丘等の設置場所において、それらの案
内部材14,14が平面視で平行になるようにすると共
に、フート12を砂中に浅く埋まる程度にして支柱13
が直立状態にして設置され、これにより、ビーチクリー
ナー用ゴミ回収ステーション10が構成される。各ステ
ーション部材11,11の相間の距離は、それらの間を
前記ビーチクリーナーAを牽引する自走車両Rと該ビー
チクリーナーAのフレーム3が通過し得ると共に、ビー
チクリーナーAが左右に多少変位しても、その係合部材
6,6が十分に前記案内部材14,14に係合する距離
に設定される。
回収ステーション10の作用について説明する。前記ビ
ーチクリーナー用ゴミ回収ステーション10が海水浴場
の砂浜等に設置されると、バギー車、その他の自走車両
Rにチェーン等Jを介して前記ビーチクリーナーAを連
結した後、該自走車両RによりビーチクリーナーAを牽
引して砂浜上を移動させる。これにより、砂浜の砂上ま
たは浅い砂中のゴミがビーチクリーナーAのレーキ4に
捕捉されるので、捕捉されたゴミが一定量に達したとこ
ろで、ビーチクリーナーAをゴミ回収ステーション10
の場所まで走行させ、前記ステーション部材11,11
の間を自走車両Rを低速で通過させて前方へ移動させ
る。
ナーAを牽引して走行してきた自走車両Rが、ステーシ
ョン部材11,11の間を通過してその前方に移動する
と、ステーション部材11,11の案内部材14の後方
(走行車両Rの進行方向に対して後方となる側)の傾斜
部14cにビーチクリーナーAのフレーム3に設けた係
合部材6,6が係合して、ビーチクリーナーAは、前側
から前記傾斜部14cに沿って誘導され徐々に上に持ち
上げられて行き、ステーション部材11,11の前後方
向の中央に円滑に移動される。このとき、ビーチクリー
ナーAは水平状になってフレーム3の下面のレーキ4が
砂上面Fから上方に適宜距離離間した状態となる。この
状態になったときビーチクリーナーAを止める。
に引き掛かっていたゴミは、ゴミ回収ステーション10
内の砂上面Fに自然に落下する。自然落下しないゴミは
適宜掻き取り具で除去することができる。ゴミ回収ステ
ーション10内にゴミが回収されると、ビーチクリーナ
ーAは、更に前方に移動されてゴミ回収ステーション1
0から離脱して、次のゴミ回収作業に移る。ビーチクリ
ーナーAがゴミ回収ステーション10から離脱するとき
は、ステーション部材14,14の前側の傾斜部14
b、14bに係合部材6,6が係合して、その傾斜部1
4b、14bに沿ってビーチクリーナーAが徐々に下降
し、そのレーキ4が砂上に円滑に接地される。
テーション10によれば、ビーチクリーナーAをステー
ション部材11,11の間を通過させることによって、
容易に砂上の所要高さに持ち上げて、レーキ4を砂上か
ら十分に離間させることができるので、レーキ4に引き
掛かったゴミを自然落下させてゴミ回収ステーション1
0内に容易に回収することができる。したがって、ビー
チクリーナーAからゴミを除去、回収するにあたり、ビ
ーチクリーナーAを人手で持ち上げたり、ゴミの掻き取
り作業を行う必要がなく、労力の軽減が図られると共
に、短時間でゴミの回収を行うことができる。
柱13,13に傾斜部14b,14cを有する案内部材
14,14を設けただけの構成であるから、構造が簡単
で、容易に、安価に製作することができる。なお、ビー
チクリーナー用ゴミ回収ステーション10を使用しない
ときは、各ステーション部材14,14を海の家等の周
囲やその他の領域を区画する垣根として利用することが
できる。
14が一つの部材で一体に構成されているが、これに代
えて、図4に示すように、長手方向の中間部(図2の鎖
線G参照)で、すなわち、一対の支柱13,13の中間
に相当する位置で前後に分割して、案内部材14の一方
の分割片14Aに管状部14dを設け(案内部材14が
パイプの場合はそのまま利用)、他方の分割片14Bに
軸部14eを設けて、両者を着脱自在に嵌合するように
構成することができる。このようにすると、案内部材1
4は、その構成部分を小型化することができ、ゴミ回収
ステーションの設置時の取扱や運搬が容易に行えるので
便利である。
ション部材11,11は、設置場所の砂上に相互に所定
間隔をあけて独立に支柱13,13を接地して設置され
ているが、これに限らず、それらの支柱13,13の下
端またはフート12を、各ステーション部材11,11
の間隔を規制する棒状、板状部材、チェーンやワイヤと
うの索状部材、シート部材等からなる連結部材15(図
3参照)によって着脱可能に、または一体に連結された
構成にすることもできる。このようにすると、前記連結
部材によって各ステーション部材11,11の相互間隔
が一定に設定して接地され、その状態が安定して保持さ
れて、ビーチクリーナーAの持ち上げが安全に行われ
る。
ション部材11,11を平面視で、水平状部14aと傾
斜部14b,14cの全体を平行な一直線状に形成した
が、図1に2点鎖線で示すように、傾斜部14b,14
cの端部側を外側へ向けた折曲部zでハの字状に形成し
てもよい。この場合、側面視は前記と同様である。この
ようにすると、ビーチクリーナーAが一層ゴミステーシ
ョン10に乗り上がり易く、また、降りやすくなる。
ション部材11,11の後方の傾斜部14cと水平部1
4aとの接続部が、側面視で段差なく滑らかに接続され
た形状になっているが、これに代えて、図5に示すよう
に、傾斜部14cの水平状部14a側の端部を該水平状
部14aより高くして、水平状部14aとの間に段差1
4dを設けたり、同図の鎖線で示すように、上に凸の曲
線状部14eを設けてもよい。このようにした場合、ビ
ーチクリーナーAが速度をもった状態でゴミステーショ
ン10に入ると、放物運動により傾斜部14cから水平
状部14aに着地する時に下方に衝撃が発生し、レーキ
4に付いたゴミが落ち易い。さらに、各ステーション部
材11,11の水平状部14aを、図6に示すように、
側面視で上下に凹凸させた波状部14fに形成して、ビ
ーチクリーナーAがそこを移動するとき衝撃が発生する
ようにして、レーキ4に付いたゴミを落ち易くすること
ができる。
下の優れた効果を奏する。請求項1に係るビーチクリー
ナー用ゴミ回収ステーションによれば、ビーチクリーナ
ーをステーション部材の間を通過させることによって、
容易に砂上の所要高さに持ち上げて、ビーチクリーナー
のレーキを砂上から十分に離間させることができるの
で、レーキに引き掛かったゴミを自然落下させてゴミ回
収ステーション内に容易に回収することができる。
除去、回収するにあたり、ビーチクリーナーを人手で持
ち上げたり、ゴミの掻き取り作業を行う必要がなく、労
力の軽減を図ることができると共に、短時間でゴミの回
収を行うことができる。しかも、ゴミ回収ステーション
は、支柱に傾斜部を有する案内部材を設けただけの構成
であるから、構造が簡単で、容易に、安価に製作するこ
とができる。
収ステーションによれば、ゴミ回収ステーションの構成
部材が複数に分割されるので、個々の分割部材は小型に
なり、それらの取り扱いや運搬を容易に行うことができ
る。
収ステーションによれば、連結部材によって各ステーシ
ョン部材の相互間隔を一定に設定して接地することがで
きると共に、その状態を安定して保持することができ
て、ビーチクリーナーの持ち上げを安全に行わせること
ができる。
ー用ゴミ回収ステーションを示す平面図である。
る。
ナー用ゴミ回収ステーションを示す側面図である。
リーナー用ゴミ回収ステーションを示す側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 平面視で直線状に形成され、側面視で長
手方向の中央部が水平状部として形成され両端側が下方
に鈍角に折曲されて傾斜部として形成された案内部材
が、下端にフートを有する支柱の上端に固定されてなる
ステーション部材を備え、一対のステーション部材が、
前記案内部材を平面視で互いに平行にした状態で所定間
隔をあけて前記フートを接地して設けられることを特徴
とするビーチクリーナー用ゴミ回収ステーション。 - 【請求項2】 前記案内部材は、その長手方向の略中間
部が着脱自在に連結される構成とされていることを特徴
とする請求項1に記載のビーチクリーナー用ゴミ回収ス
テーション。 - 【請求項3】 前記各ステーション部材は、それらの支
柱の下端またはフートを介して相互に連結部材によって
連結されていることを特徴とする請求項1または2に記
載のビーチクリーナー用ゴミ回収ステーション。
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