JP2002115207A - 舗装用材の締固め車両 - Google Patents
舗装用材の締固め車両Info
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Abstract
装用材の締固め車両において、締固め車両を動かすこと
なく転圧輪を加熱できるようにした舗装用材の締固め車
両を提供する。 【解決手段】 転圧輪(3)を加熱するヒータ(5)及
び締固め車両(1)を持ち上げるリフト(11)を設け
た舗装用材の締固め車両(1)において、リフト(1
1)は、締固め車両(1)の車体(2)に設けられたシ
リンダー(12)と、シリンダ(12)から突出するピ
ストン杆(13)と、ピストン杆(13)の下端に設け
られた接地面積が広い支持プレート(14)とで構成さ
れ、リフト(11)により締固め車両(1)を持ち上げ
て転圧輪(3)をアスファルト舗装面(A)から浮か
せ、転圧輪(3)を空回転してヒータ(5)により加熱
できるようにしている。
Description
舗装するために用いられる舗装用材、例えばアスファル
ト、転圧コンクリート舗装材等の締固め車両に関する。
敷均された加熱瀝青混合材料(以下、合材と言う)の締
固めには、通常タイヤローラ又は鉄輪ローラ等の転圧輪
を設けた締固め車両が用いられるが、高温の合材はそれ
に含まれるアスファルトの粘性により、極めて付着性が
高く、付着防止対策を施さずに締固めを行うと、ゴム又
はスチール等の転圧輪の材質を問わず、転圧輪表面にア
スファルトが付着して舗装表面を荒らす結果となる。
て、転圧輪表面に散水を行ったり、灯油又は軽油を散布
したり、転圧輪表面をガスバーナ等のヒータで加熱した
りしている。また転圧コンクリート舗装材の場合、散水
等は行われず表面の含水状態を見計らって転圧作業を行
うか、或はヒータで加熱を行っている場合が多い。
スファルトの種類によっては付着防止対策が充分得られ
ない。そのために、水溶性の付着防止剤の添加が要求さ
れるが、付着防止剤は高価であり、使用することによっ
て施工コストの上昇を招く。さらに、散水により舗装ジ
ョイントの一体化が妨げられ、舗装が弱体化する。ま
た、散水タンクを装備し、施工時に給水要員が必要とな
り、施工コストの上昇を招く。さらに、ダム工事等の水
密性が要求される舗装では、散水により舗装ジョイント
の水密性が低下する可能性があるために、水の使用が制
限される。
効果に優れるが、アスファルトが劣化を起こし、舗装表
面強度の低下、或いは変色を招き、品質的に問題視され
ることがある。また、転圧輪がタイヤローラの場合は、
灯油又は軽油によりタイヤゴムが劣化し、タイヤの寿命
が短くなる。さらに、通常の締固め車両には油散布装置
が装備されていないため、人力で散布することが多く、
事故を起こす危険性が高くなる。
表面の性状に影響を与えないので優れた方法であるが、
転圧輪表面を一様に加熱する事が難しい。また、締固め
車両を停車させると一部分だけが集中的に過加熱されて
しまうため、締固め車両が動き続ける必要がある。そし
て、過加熱はアスファルト舗装面に悪影響を及ぼすばか
りでなく、締付け車両を破損する原因にもなる。さら
に、締固め車両が停車している時に、加熱された転圧輪
により舗装面が変形する虞がある。また、締固め車両が
停車する毎にガスバーナを消火し、発車する毎に再びガ
スバーナを点火する必要がある。また転圧コンクリート
舗装材の場合も加熱を行う場合が多く、同様な問題点が
ある。
なされたもので、ヒータにより転圧輪を加熱するように
した舗装用材の締固め車両において、締固め車両を動か
すことなく転圧輪を一様に加熱できるようにした舗装用
材の締固め車両を提供することを目的としている。
するヒータ及び締固め車両を持ち上げるリフトを設けた
舗装用材の締固め車両において、前記リフトは、締固め
車両の車体に設けられたシリンダーと、シリンダから突
出するピストン杆と、ピストン杆の下端に設けられた接
地面積が広い支持プレートとで構成され、リフトにより
締固め車両を持ち上げて転圧輪を舗装用材の舗装面から
浮かせ、転圧輪を空回転してヒータにより加熱できるよ
うにしている。このように、締固め車両をリフトで持ち
上げて転圧輪を加熱するので、締固め車両を動かすこと
なく転圧輪を一様に加熱できる。そして、接地面積が広
い支持プレートで舗装面に接するので、舗装面を凹ませ
る虞がない。
られ、温度調整装置により転圧輪の過加熱及び加熱不足
が防止されるので、転圧輪は適正温度に加熱され、舗装
面を適正に締固めすることができる。
スファルト舗装用の締固め車両に実施した場合について
説明する。図1乃至3に示すように、アスファルト舗装
用の締固め車両1は、車体2の前後に転圧輪3が設けら
れ、転圧輪3はエンジン4により駆動される油圧装置に
よりにより正逆回転されるようになっている。そして、
車体2には、転圧輪3の幅員に合わせたヒータ5が設け
られている。このヒータ5はガスヒータで、車体2の後
部に設けられたガスボンベ6からレギュレータ7、制御
弁8、及びホース9を介してヒータ5にガスが供給され
るようになっている。このようにヒータ5は転圧輪3の
幅員に合わせた大きさであるので、転圧輪3の全体を均
一に斑なく一様に加熱することができる。
圧輪3の温度を検知する温度センサ10が設けられてい
る。そして、温度センサ10から測温信号を受けて制御
弁8の開度が制御され、転圧輪3の過加熱及び加熱不足
が防止されるようになっている。
1が設けられている。このリフト11は車体2に固定さ
れたシリンダ12と、シリンダ12から突出するピスト
ン杆13と、ピストン杆13の下端に設けられた接地面
積が広い支持プレート14で構成されている。そして、
図示しない油圧源からの加圧オイルが、シリンダ12に
送られるようになっいる。このように車体2にはリフト
11が設けられているので、締固め車両1を停車した状
態で転圧輪3を回転し、ヒータ5で転圧輪3を加熱する
ことができる。そして、リフト11の下端には接地面積
の広い支持プレート14が設けられているので、締固め
車両1を持ち上げた時にアスファルト舗装面Aを凹ませ
る虞がない。
た操作盤16の操作により駆動されるようになってい
る。
の動作を説明する。締固め車両1でアスファルト舗装面
Aを締固めするには、締固め車両1をリフト11で持ち
上げ、転圧輪3をヒータ5で加熱してから行う。
は、運転席15の操作盤16を操作してエンジン4を始
動し、操作盤16から車体上昇を指示すると、図示しな
い油圧源から加圧されたオイルがシリンダ12内に流入
し、ピストン杆13が突出して締固め車両1は持ち上げ
られ、図4の状態になる。なお、ピストン杆13の下端
には接地面積が広い支持プレート14が設けられている
ので、アスファルト舗装面Aを凹ませることがない。ま
た、リフト11は車体2の前後左右に設けられているの
で、車体2を安定して持ち上げることができる。
すると、制御弁8が開かれ、ガスボンベ6内のガスはレ
ギュレータ7、制御弁8、及びホース9を介してヒータ
5へ供給されて図示しない点火装置により自動的に点火
し、転圧輪3は回転する。このように転圧輪3が回転し
ながら加熱されるので、転圧輪3の表面は均一に加熱さ
れ、加熱斑が生ずることがない。また、転圧輪3の温度
は温度センサ10で測温され、一定温度になるように制
御弁8が開閉制御され、転圧輪3の過加熱及び加熱不足
が防止される。
から転圧輪加熱停止を指示すると、制御弁8が閉じてヒ
ータ5が消火し、転圧輪3は停止しする。そして、操作
盤16から車体下降を指示すると、シリンダ12内のオ
イルは図示しない油圧源へ戻され、ピストン杆13が引
っ込んで締固め車両1は下降し、図1の状態に戻る。
ば、運転席15の操作盤16を操作して転圧輪3を正転
及び逆転し、アスファルト舗装面Aを往復して締固めす
る。このアスファルト舗装面Aの締固めにおいて、転圧
輪3が均一に加熱されているので、アスファルトが転圧
輪3の表面に付着することがなく、アスファルト舗装面
Aを荒らすことがない。
装面Aの温度が低い場合は、操作盤16から転圧輪加熱
を指示すると、制御弁8が開かれ、ガスボンベ6内のガ
スはヒータ5へ供給されて点火し、転圧輪3を加熱しな
がらアスファルト舗装面Aを締固めすることができる。
そして、転圧輪3の温度は温度センサ10で測温され、
一定温度になるように制御弁8が搾られ、転圧輪3の過
加熱によるアスファルト舗装面Aの悪化が防止される。
は、操作盤16から車体上昇を指示し、リフト11で締
固め車両1を上昇して図4の状態にし、エンジン4を停
止する。なお、ピストン杆13の下端に設けられている
支持プレート14によりアスファルト舗装面Aを凹ませ
ることが無く、車体2の前後左右に設けられているリフ
ト11により締固め車両1は安定して持ち上げられるの
で、安心して休憩を取ることができる。なお、以上はア
スファルトについて説明したが転圧コンクリート舗装材
の場合も同様に実施できる。そしてヒータはガスに代え
て電熱を用いることもできる。
を、以下に列挙する。 (1) 締固め車両を持ち上げるリフトを設けたので、
締固め車両を動き回らすことなく転圧輪を回すことがで
き、転圧輪全体を加熱することができる。 (2) リフトのピストン杆の下端に接地面積が広い支
持プレートを設けたので、アスファルト舗装面を凹ませ
ることが無い。 (3) 転圧輪の幅員に合わせたヒータを取り付けたの
で、転圧輪の全幅を均一に斑なく一様に加熱できる。 (4) ヒータに温度調整装置を取り付けたので、加熱
熱量を調整でき、過加熱及び加熱不足となることが無
い。
面図。
面図。
面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 転圧輪を加熱するヒータ及び締固め車両
を持ち上げるリフトを設けた舗装用材の締固め車両にお
いて、 前記リフトは、締固め車両の車体に設けられたシリンダ
ーと、シリンダから突出するピストン杆と、ピストン杆
の下端に設けられた接地面積が広い支持プレートとで構
成され、リフトにより締固め車両を持ち上げて転圧輪を
舗装用材の舗装面から浮かせ、転圧輪を空回転してヒー
タにより加熱できるようにしたことを特徴とした舗装用
材の締固め車両。 - 【請求項2】 前記ヒータには温度調整装置が設けら
れ、温度調整装置により転圧輪の過加熱及び加熱不足が
防止される請求項1に記載の舗装用材の締固め車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000310057A JP2002115207A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 舗装用材の締固め車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000310057A JP2002115207A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 舗装用材の締固め車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002115207A true JP2002115207A (ja) | 2002-04-19 |
Family
ID=18790078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000310057A Pending JP2002115207A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 舗装用材の締固め車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002115207A (ja) |
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- 2000-10-11 JP JP2000310057A patent/JP2002115207A/ja active Pending
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Legal Events
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