JP2002114428A - 用紙処理装置 - Google Patents

用紙処理装置

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JP2002114428A
JP2002114428A JP2000302933A JP2000302933A JP2002114428A JP 2002114428 A JP2002114428 A JP 2002114428A JP 2000302933 A JP2000302933 A JP 2000302933A JP 2000302933 A JP2000302933 A JP 2000302933A JP 2002114428 A JP2002114428 A JP 2002114428A
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processing apparatus
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JP2000302933A
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Yoshiaki Atokata
義昭 後潟
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後処理装置内に中間トレイユニットを設ける
ことなく、仕分けと綴じ動作を行うことができる簡単な
構造の用紙処理装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置から搬入された用紙を排紙
機構220によって用紙トレイ101に排紙する際に、
用紙後端を挟持した状態で排紙ローラ212を停止し、
シフト機構210によって用紙トレイ101の側端フェ
ンス104側に所定量、例えば30mm程度シフトされ
て、用紙トレイ側に排紙、初期位置に戻って再度同様の
動作を繰り返し、次の部では、シフト動作を行わないで
そのまま排紙する。これにより部が異なる毎に30mm
シフトされた用紙束が得られる。針綴じを行う場合に
は、シフトされた用紙を更にジョガー305によって揃
え、ステイプラユニット301の用紙受け台306上に
載置された用紙束をクリンチャ320によって綴じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、印刷機などの画像形成装置と一体に
構成され、あるいは画像形成装置に付設されて仕分け、
綴じ、孔あけなどの後処理を行なう用紙処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の用紙処理装置として例えば特開
2000−15605号公報に開示されたステープル装
置が公知である。この発明は、用紙トレイで複数部の用
紙束を作成することを目的としてなされたもので、用紙
を順次積み重ねて載置するとともに、作成された用紙束
を載置する用紙トレイと、用紙トレイの周縁部に配置さ
れ、用紙トレイに載置された複数枚の用紙を閉じるステ
イプラと、用紙積み重ね方向にステイプラを移動する移
動手段と、用紙積み重ね方向の位置であって用紙トレイ
に載置された綴じるべき複数枚の用紙の位置にステイプ
ラが配置されるように移動手段の動作を制御する制御手
段を備えたものである。そして、この構成により、ステ
イプラは1部目の用紙束を綴じた後、移動手段および移
動制御手段によって第1部目の用紙束よりも上方の位置
に設定された2部目の綴じるべき用紙の位置に上昇し、
当該位置で2部目の用紙束を綴じる。3部目以降も2部
目と同様の動作を行って各部の用紙束を綴じるようにな
っている。
【0003】また、綴じられた用紙束は押圧手段によっ
てステイプラから遠ざける方向に押圧され、ステイプラ
と綴じられた用紙束の干渉を防止するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、ス
テイプラを含む中間トレイユニットを後処理装置に内蔵
し、画像形成装置から搬送された用紙を後処理装置の搬
送路から中間トレイヘ搬送ローラで排出し機内の戻しコ
ロと両側のジョガーフェンスを作動させ、用紙揃えの作
業終了でステイプラ作動させ、放出ベルトによって用紙
を外部トレイヘ排出している。また、用紙の仕分けは別
の搬送路を経て排紙ローラで送り出し、トレイを移動す
ることによって用紙束を仕分けるものである。
【0005】しかし、前記従来技術では、後処理装置内
に中間トレイユニットを設けるので装置が大きくなり、
また、ジョガーフェンスも両側に設けているので構造も
複雑になり、当然、コストも高くなる。また、ステイプ
ラは部毎の綴じ位置に応じて上下方向に移動するように
なっており、構造や制御も複雑にならざるを得ない。
【0006】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、後処理装置内に中間
トレイユニットを設けることなく、仕分けと綴じ動作を
排紙トレイ側で全て実行できる簡単な構造の用紙処理装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の手段は、画像形成装置から搬入された用紙に
対して所定の後処理を行う手段を備えた用紙処理装置に
おいて、排紙された用紙が積載される用紙トレイに設け
られ、用紙搬送方向に対して後端側の用紙部分を載置可
能な補助トレイと、前記後端側の用紙部分を載置した状
態で前記補助トレイを昇降させる補助トレイ駆動手段と
を備えていることを特徴とする。
【0008】この場合、前記補助トレイ上に載置された
用紙の上面を検知する検知手段を備え、前記補助トレイ
駆動手段は、前記検知手段の検出出力に基づいて補助ト
レイの位置を設定することができるようにする。
【0009】第2の手段は、画像形成装置から搬入され
た用紙に対して所定の後処理を行う手段を備えた用紙処
理装置において、用紙を排紙する排紙ローラと、この排
紙ローラとの間で用紙を挟持するコロと、前記排紙ロー
ラと前記コロとの間で用紙を挟持した状態で、用紙搬送
方向と直交する方向に所定距離移動させ、所定量移動さ
せた時点で用紙を排出するシフト手段とを備えているこ
とを特徴とする。
【0010】これにより、前記シフト手段を作動させる
前の初期位置と、前記シフト手段を作動させた後のシフ
ト位置の2位置で部毎に交互に排紙して仕分けを行うよ
うにする。
【0011】さらに、排紙された用紙が積載される用紙
トレイと、この用紙トレイに設けられ、用紙搬送方向に
対して後端側の用紙部分を載置可能な補助トレイと、前
記後端側の用紙部分を載置した状態で前記補助トレイを
昇降させる補助トレイ駆動手段と、前記シフト手段によ
ってシフトされた用紙束を前記用紙トレイの用紙搬送方
向に平行に設けられた側端フェンスに押し付けて用紙搬
送方向に平行な方向の紙揃えを行うジョガーとを設け、
用紙排紙方向と平行な方向の紙揃えを行うことができる
ようにする。その際、前記ジョガーを前記側端フェンス
と用紙を挟んで対向する位置に設けられたステイプラユ
ニットに付設する。また、前記用紙の用紙搬送方向と直
交する方向の紙揃えは、前記用紙トレイの傾斜により前
記補助トレイ上に載置された用紙の後端部を用紙トレイ
の用紙搬送方向最上流側に立設された後端フェンスに当
接させて行う。
【0012】なお、前記ステイプラユニットの用紙受け
台が、排出される用紙の下面に位置するようにステイプ
ル時のステイプルユニットの待機位置を設定する。この
待機位置は、数値的には、用紙サイズ側面位置より5m
m〜15mm離れた位置になる。また、前記ステイプラ
ユニットは用紙束の側端部に対して前記排紙ローラの駆
動軸と平行に進出し、前記ジョガーによって用紙揃えが
終了した時点で針綴じ動作を実行する。前記ステイプラ
ユニットは、前記排紙ローラの駆動軸に遊嵌され、当該
駆動軸に沿って進出後退動作を行うことができるように
し、前記駆動軸によってガイド手段を兼用させる。
【0013】また、第3の手段は、画像形成装置から搬
入された用紙に対して所定の後処理を行う手段を備えた
用紙処理装置において、排紙された用紙が積載される用
紙トレイに設けられ、用紙搬送方向に対して後端側の用
紙部分を載置可能な補助トレイと、前記後端側の用紙部
分を載置した状態で前記補助トレイを昇降させる補助ト
レイ駆動手段と、前記補助トレイ上に載置された用紙の
上面を検知する検知手段と、このステイプルユニットに
設けられ、綴じ対象となる用紙束の側端部を受ける用紙
受け台を含み、前記補助トレイ上に載置された用紙束を
綴じるステイプルユニットとを備え、前記補助トレイ駆
動手段は、前記補助トレイ上の用紙が前記用紙受け台上
に位置し、かつ、ステイプルユニットによって針綴じ可
能な位置に補助トレイを位置させる。
【0014】また、前記排紙ローラを駆動する駆動手段
と前記シフト手段を駆動する駆動手段とは、単一の駆動
モータと、一方向に回転したときには排紙ローラを駆動
し、他方向に回転したときにはシフト手段を駆動するク
ラッチ機構と減速歯車機構とによって構成し、簡単な構
成で前記2つの駆動が行えるようにする。
【0015】さらに、第4の手段は、画像形成装置から
搬入された用紙に対して所定の後処理を行う手段を備え
た用紙処理装置において、用紙を排紙する排紙ローラ
と、この排紙ローラとの間で用紙を挟持するコロと、前
記排紙ローラと前記コロとの間で用紙を挟持した状態
で、用紙搬送方向と直交する方向に所定距離移動させ、
所定量移動させた時点で用紙を排出するシフト手段と、
排紙された用紙が積載される用紙トレイと、この用紙ト
レイに設けられ、用紙搬送方向に対して後端側の用紙部
分を載置可能な補助トレイと、前記後端側の用紙部分を
載置した状態で前記補助トレイを昇降させる補助トレイ
駆動手段と、前記シフト手段によってシフトされた用紙
束を前記用紙トレイの用紙搬送方向に平行に設けられた
側端フェンスに押し付けて用紙搬送方向に平行な方向の
紙揃えを行うジョガーと、前記側端フェンスと用紙を挟
んで対向する位置に設けられ、用紙を綴じるステイプラ
ユニットと、前記ステイプラユニットを進出後退させる
駆動手段とを備え、前記シフト手段は、前記用紙トレ
イ、前記補助トレイ、および補助トレイ駆動手段を除く
各部を全体的に移動させるようにする。これにより、駆
動側の各部の相対的な位置がずれることはなく、制御上
の精度を保持できる。
【0016】なお、前記シフト手段によるシフト距離は
少なくとも20mm、好適には30mmに設定される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0018】1.全体構成 図1は、本実施形態に係る後処理装置を備えた画像形成
装置の概略構成図である。
【0019】図1に示すように自動原稿送り装置(以
下、「ADF」と称する。)1の原稿台2に原稿の画像
面を下にして置かれた原稿束は、操作部上の図示しない
プリントキー(スタートキー)が押下されると、最下位
の原稿から給送ローラ3および給送ベルト4によってコ
ンタクトガラス6上の所定の読み取り位置に給送され
る。読み取りユニット50によってコンタクトガラス6
上の原稿の画像データを読み取った後、読み取りが終了
した原稿は給送ベルト4および排送ローラ5によって排
出される。さらに、原稿セット検知センサ7によって原
稿台2に次の原稿があることを検知した場合、次原稿は
前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給
送ローラ3、給送ベルト4および排送ローラ5は図示し
ない搬送モータによって駆動される。
【0020】読み取りユニット50は照明ランプ51、
第1ないし第3の反射ミラー52,55,56および結
像レンズ53を介してCCD(読み取りセンサ)54に
入力され、画像データとして図示しない記憶手段に記憶
される。記憶された画像データは所定の画像処理を施さ
れ、書き込みユニット57を構成する光学走査装置58
から変調されて出射され、fθレンズや面倒れ補正レン
ズなどの結像レンズ系59を経て、反射ミラー60から
反射されて感光体15に書き込まれ、潜像が形成され
る。
【0021】第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ
10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第
2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、
縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置
まで搬送される。読み取りユニット50によって読み取
られた画像データは、前述の書き込みユニット57から
のレーザ光によって感光体15に書き込まれ、現像ユニ
ット27を通過することによってトナー像が形成され
る。転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16
によって搬送されながら感光体15上のトナーが転写さ
れる。その後、定着ユニット17によって転写紙に画像
を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置10
0の用紙トレイ101上に排出される。
【0022】感光体15、搬送ベルト16、定着ユニッ
ト17、排紙ユニット18および現像ユニット27は図
示しないメインモータによって駆動され、各給紙ユニッ
ト11〜13はメインモータの駆動力を各々給紙クラッ
チによって伝達制御される。縦搬送ユニット14はメイ
ンモータの駆動力を中間クラッチによって伝達制御され
る。
【0023】後処理装置100は、本体の側面に例えば
L字型金具によって本体側の排紙口18aと後処理装置
100給紙口とを合わせて装着され、後述のシフト機構
によって仕分けを行い、ステイプル機構によって用紙揃
えと、ステイプル処理が行われる。
【0024】2.後処理装置 2.1 構成 図2は本発明の実施形態に係る後処理装置の構成を示す
斜視図である。本実施形態に係る後処理装置100は、
排紙された用紙を受け、積載する用紙トレイ101と、
シフト機構を含む排紙部200と、ジョギング機構を含
むステイプル部300とからなる。
【0025】用紙トレイ101は用紙搬送方向上流側
(用紙後端側)101Dが低くなるよう30〜40度の
角度で傾斜し、用紙搬送方向下流側(用紙トレイの上
側)101Uは前記角度の半分程度、15〜20度の傾
斜に形成され、2段の傾斜角をもって形成されている。
また、用紙トレイ101の最も用紙搬送方向上流側は用
紙トレイ101の後端部から垂直に立ち上がり、用紙後
端を整合する後端フェンス103として機能する。ま
た、用紙トレイ101の前記ステイプル部300が配設
されていない側には、用紙トレイ101の底部の側端か
ら垂直に立ち上がり、用紙の側部を整合するための側端
フェンス104が設けられている。
【0026】また、前記後端フェンス103には開口1
05と積載された用紙の上面を検出する紙面センサ10
6が設けられ、この開口105から補助フェンス110
が突出している。補助フェンス110は、図2から分か
るように上端に用紙後端載置部111が設けられ、図6
および図7に示すように、取り付け板115の支点11
6に回動自在に支持され、常時バネ114によって下方
向(図示時計方向)に弾性付勢され、補助フェンス駆動
モータ112によって駆動されるカム113によって駆
動され、所定範囲で揺動可能となっている。
【0027】排紙部200は、駆動モータ201、この
駆動モータ201の駆動力の伝達、非伝達を制御するク
ラッチを含む駆動機構210、用紙を前記画像形成装置
の排紙口18aから案内するガイド板202、および用
紙(特に先端と後端)を検知するための用紙センサ20
3からなり、モータ201の駆動力を用紙の排紙とステ
イプル部300を含む排紙ユニット全体(用紙トレイ1
01を除く機構全体)のシフト動作に使用するように構
成されている。
【0028】駆動機構210は、排紙ローラ軸211、
この排紙ローラ軸211の端部に設けられた減速機構2
20、およびこの減速機構220にクラッチを介して連
結されたシフト機構230からなる。排紙ローラ軸21
1には用紙を排紙方向に搬送するための排紙ローラ21
2が設けられ、この排紙ローラ212に対向する位置に
設けられ、用紙を所定圧で挟んで搬送力を付与するため
の排紙コロ213が排紙コロ軸214に軸着されてい
る。なお、排紙コロ軸214は回転自在に後述のモータ
201の取り付け板204とステイプル機構300側の
支持板310間に支持されている。
【0029】減速機構220は排紙ローラ軸211に設
けられたギア222と、このギア222に噛合し、排紙
ローラ軸211を用紙排紙方向に回転させるときは、モ
ータの駆動力を伝達し、逆方向に回転するときには前記
ギア222への駆動力の伝達を断つクラッチ機構を備え
たギア223と、このギア223が噛合し、このギア2
23が用紙搬送方向に対して逆方向に回転したときに駆
動力が伝達され、用紙搬送方向に回転したときには駆動
力の伝達が断たれるクラッチ機構を内蔵し、シフト機構
を作動させるためのシフトギア224とからなる。
【0030】シフト機構230は前記シフトギア224
と同軸で回転するウォームギア225と、このウォーム
ギア225に噛合するクランクギア226と、このクラ
ンクギア226の回転面と、ベース120から立ち上が
った起立片121との間にそれぞれ軸支されたレバー2
27と、前記クランクギア226の回転位置を検出する
ためのクランクギア位置センサ228とからなる。前記
ベース120上には、用紙トレイ100、補助フェンス
110、補助フェンス110の駆動機構、クランクギア
226およびクランクギア位置センサ228を除く排紙
部200の各構成要素が搭載され、この実施形態では、
前記クランクギア226の回転にともなって30mmの
ストロークでベース120が用紙排紙方向に直交する方
向に往復動を行なうことができるようになっている。こ
れにより30mmのストロークで用紙の重ね位置を変更
するシフト動作を行なうことになる。なお、ストローク
は仕分け精度や後述のステイプラユニット301の待機
位置を勘案して少なくとも20mmは必要である。
【0031】ステイプル部300は、ステイプラユニッ
ト301と、ステイプラ移動モータ302と、ステイプ
ラ移動モータ302によって駆動されるタイミングベル
ト303と、タイミングベルト303に固定され、前記
ステイプラユニット301を支持するステイプラブラケ
ット304と、ステイプラユニット301の側面から用
紙の排紙方向に平行に突設されたジョガーフェンス30
5と、ステイプラユニット301のクリンチャ320か
ら前記排紙ローラ軸211と平行に突設された用紙受け
台306とから構成されている。
【0032】ステイプラ移動モータ302は、前記ベー
ス120から立ち上がったモータ取り付け板311に取
り付けられ、駆動側タイミングプーリ313と従動側タ
イミングプーリ314の間に張架された前記タイミング
ベルト303を駆動する。ステイプラブラケット304
は前記排紙ローラ軸211に軸受けを介して遊嵌され、
前記タイミングベルト303にアーム315を介して連
結されている。これによって、前記タイミングベルト3
03の回転に伴って、ステイプラブラケット304を排
紙ローラ軸211に沿って移動させることができる。そ
の結果、ステイプラユニット301は、排紙ローラ軸2
11と平行に往復動することができる。
【0033】2.2 動作このように構成された後処理
装置1は、前述の画像形成装置1の排紙口18aの延長
上に前記ガイド板202の用紙導入口が位置するように
装着され、画像形成装置の図示しない制御装置側からの
制御信号に基づいて仕分け動作と綴じ動作が行われる。
以下、詳述する。
【0034】2.2.1 仕分け(シフト)動作 用紙を仕分けのみ作業する時は、画像形成装置1から搬
送され排紙口18aから排紙された用紙は、後処理装置
100のガイド板202に導かれ、用紙先端が用紙セン
サ203で検知されると検知ON信号が出力される。駆
動モータ201はこの検知ON信号で正回転し駆動モー
タ201の駆動軸に取り付けられている駆動ギヤ205
からギア223に駆動力が伝達される。このギア223
には前述のように一方向クラッチが内蔵され、駆動モー
タ201の正回転時駆動力を伝達し、逆回転時には駆動
力が伝達されないようになっている。そのため、駆動モ
ータ201の正回転により前記ギア223と噛合するギ
ア222が回転し、これにより排紙ローラ軸211が用
紙排紙方向に回転する。この回転により排紙ローラ21
2とコロ213で挟持された用紙Pを搬送し、用紙後端
が前記センサ203を切ると、検知信号がOFFとな
る。この検知OFF信号によって駆動モータ201が停
止し(図3参照)、さらに逆回転する。
【0035】この逆回転によって一方向クラッチを内蔵
したギヤ223には、駆動力は伝達されず、回転しない
ので、用紙搬送は一時停止状態となる。一方、シフトギ
ア224にも一方向クラッチが組み込まれており、駆動
モータ201の逆回転時には駆動力が伝達され、ウォー
ムギア225を介してクランクギア226を回転させ
る。クランクギア226の回転は、クランクギア位置セ
ンサ228によって監視されており、クランクギア22
6が初期位置から半回転(180°)したら、クランク
ギア位置センサ228が検知片226aを検知し、この
検知出力によって駆動モータ201は停止する。
【0036】このクランクギア226の回転によって一
端が前記クランクギア226に軸着されたレバー227
の他端に連結された起立片121も移動する。この起立
片121はベース120から起立しているので、起立片
121の移動に伴ってベース120も移動し、当然ベー
ス120上に搭載されている全部品(全構成要素)がベ
ース120とともに移動し、結局、排紙ユニット全体が
移動する。この移動は前記クランクギア226の径とレ
バー227の取り付け位置とを設定し、この実施形態で
は30mm に設定されている。前述のようにして排紙
ユニット全体が移動した後に、駆動モータ201は停止
する。この停止後すぐに駆動モータ201は正回転する
(図4参照)。
【0037】これによって用紙Pの排紙位置は、初期状
態から30mm用紙搬送方向に直交した方向移動する
が、その際、用紙Pは排紙ローラ212とコロ213に
挟持されたままである。その後、前述の駆動モータ20
1の正回転によりギア223に駆動力が伝達され、排紙
ローラ212とコロ213との間に挟まれていた用紙P
は、側壁フェンス104に寄せられた状態で排出され
る。排出された用紙Pは、フリーな状態で自由落下し、
用紙トレイ101の傾きに沿って自重で戻り可動補助フ
ェンス110の用紙後端載置部111ヘ用紙後端を乗せ
た状態で後端を揃えられ、積載される。次いで、駆動モ
ータ201が逆回転してクランクギア226を回転さ
せ、半回転すると前記クランクギア位置センサ228の
検知出力により駆動モータ201は停止する。この場合
も、クランクギア226の半回転を検出する位置に設け
られた図示しない検知片をクランクギア位置センサ22
8によって検出することによって、前述の検知片226
aを検知したときと同様の動作が逆方向に行われる。こ
れによって、排紙ユニット全体は、初期位置に戻り、次
の用紙Pの排紙を待つ。この動作を指示された枚数分の
画像形成動作が終了するまで繰り返される。このように
して1ジョブ目の用紙束は用紙トレイ101の側壁フェ
ンス104に沿って積載される。なお、ここでいうジョ
ブとは、例えば画像形成装置が複写機の場合、ユーザが
1つのものとして取り扱う原稿の各部の複写動作のこと
であり、1ジョブ目とは1部目の原稿の複写動作、2ジ
ョブ目とは同一の原稿の2部目の複写動作のことであ
る。
【0038】次いで、画像形成装置本体側から仕分け信
号(2部目に対する仕分け指令)が送られくると、次の
ジョブの後処理は、以下のようにして行われる。
【0039】すなわち、画像形成装置1から搬送され、
排紙された用紙Pは、後処理装置100のガイド板20
2から後処理装置100内に導入され、用紙先端を用紙
センサ203が検知すると、その用紙検知ON信号で駆
動モータ201が正回転し、前述のようにしてギア22
3,222を駆動し、排紙ローラ軸211に取り付けら
れた排紙ローラ212とコロ213によって用紙Pを搬
送する。そして、用紙Pの後端を用紙センサ203によ
って検知してから所定時間経過後まで駆動モータ201
を正回転させる。この所定時間は、用紙P、具体的には
用紙後端が排紙ローラ212とコロ213との挟持状態
から開放され、用紙トレイ101上に自由落下すること
ができるまでの時間に設定されている。
【0040】このようにして用紙トレイ101上に自由
落下した用紙トレイ101の傾きに沿って自重で戻り、
可動補助フェンス110の用紙後端載置部111上に用
紙後端が乗せられた状態で待機する。次いで、次の用紙
Pが排出され、これが原稿の枚数分繰り返される。これ
により用紙トレイ101の中央部(非シフト位置)に2
部目の用紙束が重ねられる。
【0041】そして、画像形成装置本体側から仕分け信
号(3部目に対する仕分け指令)が送られくると、1部
目の用紙Pの場合と同様に、排紙されてきた用紙Pを挟
持した状態で、排紙ユニット全体をシフトし、用紙Pを
用紙トレイ101上に排出し、次いで初期位置に戻って
用紙Pの排紙を待ち、排紙されてきたら、用紙後端部を
排出する直前まで排紙動作を行った後、シフト動作を行
い、シフト完了後、用紙Pの排出を行うという動作を繰
り返す。これによって、側壁フェンス104側に沿った
位置に3部目の用紙束が積層される。
【0042】このようにして、用紙トレイ101の側端
フェンス104に寄った位置に排紙され、積層された1
部目(1ジョブ目)の用紙束の上に、用紙トレイ101
の中央部に排紙され、積層された2部目(2ジョブ目)
の用紙束が積層され、さらに、3部目(3ジョブ目)の
用紙Pの用紙束が用紙トレイ101の側端フェンス10
4に寄った位置に排紙されて積層されると動作を繰り返
すことになる。すなわち、1部目(1ジョブ目)、3部
目(3ジョブ目)、5部目(3ジョブ目)という奇数ジ
ョブで画像形成された用紙束と2部目(2ジョブ目)、
4部目(4ジョブ目)、6部目(6ジョブ目)という偶
数ジョブで画像形成された用紙束とが、ベース225の
シフト量、ここでは30mm用紙搬送方向と直交する方
向にずれて積層されることになる。これにより、ジョブ
毎の用紙Pの仕分けが可能となり、ユーザは部毎の用紙
束を前記用紙側面の30mmのずれによって簡単に判別
することができる。
【0043】なお、この仕分け動作時に、後端フェンス
103に設けられた紙面センサ106が積層された用紙
Pの紙面を検知すると、補助フェンス駆動モータ112
が回転し可動補助フェンス110が下降し(図7)、用
紙Pの上面を検知しなくなった時点で停止する。これに
よって、用紙Pの排紙スペースを確保している。
【0044】2.2.2 綴じ動作 用紙Pの綴じは、画像形成装置から送られた用紙サイズ
信号により、あらかじめ簡易後処理装置のステイプラユ
ニットを用紙サイズに合わせて移動駆動モータ302を
駆動し、タイミングベルト303を移動させてステイプ
ラブラケット304を排紙ローラ軸211に沿って用紙
トレイ101の後端フェンス103の前面に平行に用紙
側面から所定間隔離れた所定位置まで移動させ、待機す
る。その際、用紙受け台306は排出される用紙Pの下
部に位置するような間隔に前記所定位置は設定される。
【0045】画像形成装置から搬送され排紙された用紙
Pは、後処理装置100のガイド板202に送られ、用
紙先端が用紙センサ203で検知され、その用紙検知O
N信号で駆動モータ201が正回転し、前述のようにギ
ヤ223を駆動して排紙ローラ212とコロ213で用
紙Pを搬送する。紙後端が用紙センサ203を切って用
紙OFFが検出されると、駆動モータ201が停止し
(図3参照)、次いで、逆回転する。これによりギア2
23から排紙ローラ軸211に駆動力は伝達されなくな
るので、用紙Pは排紙ローラ212とコロ213に挟ま
れた状態で一時停止となる。
【0046】一方、シフトギャ224は前記駆動モータ
の逆回転により回転を開始し、ウオームギア225によ
って駆動力が伝達されたクランクギヤ226 が回転す
る。そして、クランクギア226が半回転したところで
クランクギア位置センサ228が半回転位置を検知し、
駆動モータ201は停止する。この間、前述のようにレ
バー227の作用により排紙ユニット全体が30mm
側端フェンス104方向ヘ移動する(図4参照)。
【0047】また、前記駆動モータ201の逆回転が停
止すると同時に、当該駆動モータ201を正回転させ、
ギア223から排紙ローラ軸211に駆動力を転立つ
し、排紙ローラ212とコロ213を回転させる。これ
により排紙ローラ212とコロ213間で挟持されてい
た用紙Pは、用紙トレイ101の側端フェンス104に
寄った状態で排出され、用紙後端がニップから離脱して
自由な状態で落下する。この位置には、前述の補助フェ
ンスの用紙後端載置部111が用紙後端を載置可能に突
出しているので、用紙後端がこの用紙後端載置部111
上に載置されるとともに、用紙トレイ101の傾斜によ
って用紙Pは自重で後端フェンス103側に戻り、補助
フェンス110ヘ用紙後端を乗せた状態で後端の位置揃
えが行われる(図6参照)。
【0048】このような状態で、前記ステイプラ移動モ
ータ302が回転し、タイミングベルト303によりス
テイプラブラケット304を排紙ローラ軸211に沿っ
て移動させる。これにより、ステイプラユニット301
の側面に設けられたジョガーフェンス305が、用紙ト
レイ101と補助トレイ110の後端載置部111上に
排紙された用紙Pの側面を押し、用紙Pの他側の側面
を、用紙トレイ101の側端フェンス104ヘ押し当
て、用紙揃えを実行する(図5参照)。これにより、用
紙Pの排紙方向に平行な方向は側端フェンス104を基
準に揃えられ、用紙Pの排紙方向に直交する方向は後端
フェンス103によって揃えられる。このような用紙揃
え動作が完了した後、駆動モータ302が逆転し、ステ
イプラユニット301は、駆動モータ201の正転によ
ってシフトが戻される位置の端部から所定距離離れ、用
紙受け台305から用紙端部が離脱しない前記図3に示
した待機位置まで戻って次の用紙Pの排紙を待つ。次に
送られる用紙Pも同様の動作によって、後端フェンス1
03と側端フェンス104で用紙揃えが行われるという
動作を繰り返す。
【0049】このようして1部に対応する枚数の排紙が
完了し、その1部の最後の用紙Pが用紙トレイ101お
よび補助トレイ110の後端載置部111上に載置さ
れ、前述のようにジョガー105で用紙Pを側端フェン
ス104に押し付け、用紙揃えされた状態になると、ス
テイプラ301のクリンチャ320が作動し、用紙束の
コーナを針綴じする。この針綴じが終了すると、駆動モ
ータ302を逆転させ、ステイプラユニット301を前
記用紙受け台306が用紙Pの側端から外れるように、
用紙受け台306の先端が用紙端部から10mm外側の
位置まで戻す。これにより、用紙束はステイプラユニッ
ト301から外れ、ステイプラユニット301側の用紙
端部は用紙受け台306から脱落し、補助フェンス11
0の後端載置部111上に用紙束の後端が積載された状
態になる。この状態から一旦補助フェンス110を図7
に示すように10mm〜30mm下降させ、その後、再
度、ステイプラユニット301を次の用紙Pのサイズに
合わせて前記ステイプラ移動モータ302を駆動して予
め設定された用紙サイズに合わせた位置まで移動させ、
その位置で待機する。その状態で、補助フェンス駆動モ
ータ112を駆動させ、カム113によって補助フェン
ス110を、後端載置部111上に載置された用紙束上
面が用紙上面センサ106によって検知されるまで上昇
させる。そして、用紙上面センサ106が用紙束の上面
を検知した時点で補助フェンス110の上昇動作を停止
させる。この位置が次の用紙受入位置となる。次の用紙
Pの綴じ2部目処理する時は、同様の動作を行って針綴
じを実行するという動作を所定部数分繰り返す。
【0050】このように処理することにより、ジョガー
を別途設ける必要がなく、ステイプラユニットを上下方
向に移動させる機構も不要である。
【0051】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、排紙された用紙が積載される用紙トレイに設けら
れ、用紙搬送方向に対して後端側の用紙部分を載置可能
な補助トレイと、前記後端側の用紙部分を載置した状態
で前記補助トレイを昇降させる補助トレイ駆動手段とを
備えているので、補助トレイを使用して用紙の後端位置
の高さを自由に設定することが可能となり、後処理に際
して、用紙側で高さ調整を行うことができ、簡単な構成
で後処理機構を構成することが可能となる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、補助トレイ
上に載置された用紙の上面を検知する検知手段を備え、
補助トレイ駆動手段は検知手段の検出出力に基づいて補
助トレイの位置を設定するので、精度の高い位置設定が
可能となる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、用紙を排紙
する排紙ローラと、この排紙ローラとの間で用紙を挟持
するコロと、前記排紙ローラと前記コロとの間で用紙を
挟持した状態で、用紙搬送方向と直交する方向に所定距
離移動させ、所定量移動させた時点で用紙を排出するシ
フト手段とを備えているので、中間トレイを設けること
なく、また、用紙トレイを移動させることなく、排紙位
置を変更するだけで用紙の仕分けが可能になり、簡単な
構成でシフト機構を実現できる。
【0054】請求項4記載の発明によれば、シフト手段
を作動させる前の初期位置と、シフト手段を作動させた
後のシフト位置の2位置で部毎に交互に排紙して仕分け
を行うので、明確な仕分けが可能になる。
【0055】請求項5記載の発明によれば、排紙された
用紙が積載される用紙トレイと、この用紙トレイに設け
られ、用紙搬送方向に対して後端側の用紙部分を載置可
能な補助トレイと、後端側の用紙部分を載置した状態で
補助トレイを昇降させる補助トレイ駆動手段と、シフト
手段によってシフトされた用紙束を用紙トレイの用紙搬
送方向に平行に設けられた側端フェンスに押し付けて用
紙搬送方向に平行な方向の紙揃えを行うジョガーとを備
えているので、用紙の高さ調整と、シフト位置の用紙の
排紙方向に平行な方向の紙揃えが確実に行える。
【0056】請求項6記載の発明によれば、ジョガーが
側端フェンスと用紙を挟んで対向する位置に設けられた
ステイプラユニットに付設されているので、別途ジョガ
ーを設ける必要がなくなり、その分、機構が簡単にな
る。
【0057】請求項7記載の発明によれば、用紙の用紙
搬送方向と直交する方向の紙揃えは、用紙トレイの傾斜
により補助トレイ上に載置された用紙の後端部を用紙ト
レイの用紙搬送方向最上流側に立設された後端フェンス
に当接させて行うので、重力を利用して後端揃えも確実
に行える。
【0058】請求項8記載の発明によれば、ステイプラ
ユニットの用紙受け台が、排出される用紙の下面に位置
するようにステイプル時のステイプルユニットの待機位
置が設定されているので、排紙される際、用紙を綴じ位
置から外れないように保持することができ、これにより
針綴じ時に綴じ不良の発生を抑えることができる。
【0059】請求項9記載の発明によれば、ステイプラ
ユニット待機位置が、用紙サイズ側面位置より5mm〜
15mm離れた位置に設定されているので、請求項8と
同様の効果を奏する。
【0060】請求項10記載の発明によれば、ステイプ
ラユニットは用紙束の側端部に対して排紙ローラの駆動
軸と平行に進出し、ジョガーによって用紙揃えが終了し
た時点で針綴じ動作を実行するので、用紙を揃えた状態
での針綴じが可能となり、機構が簡単になるとともに、
針綴じ時に綴じ不良の発生を抑えることができる。
【0061】請求項11記載の発明によれば、ステイプ
ラユニットは、排紙ローラの駆動軸に遊嵌され、当該駆
動軸に沿って進出後退動作を行うので、ステイプラユニ
ットのガイド手段が不要となり、機構が簡単になり、そ
の分、低コスト化を図ることができる。
【0062】請求項12記載の発明によれば、排紙され
た用紙が積載される用紙トレイに設けられ、用紙搬送方
向に対して後端側の用紙部分を載置可能な補助トレイ
と、後端側の用紙部分を載置した状態で前記補助トレイ
を昇降させる補助トレイ駆動手段と、補助トレイ上に載
置された用紙の上面を検知する検知手段と、このステイ
プルユニットに設けられ、綴じ対象となる用紙束の側端
部を受ける用紙受け台を含み、前記補助トレイ上に載置
された用紙束を綴じるステイプルユニットとを備え、補
助トレイ駆動手段は補助トレイ上の用紙が用紙受け台上
に位置し、かつ、ステイプルユニットによって針綴じ可
能な位置に補助トレイを位置させるので、確実に針綴じ
可能な位置に用紙束を位置させることが可能となり、こ
れにより針綴じ時に綴じ不良の発生を抑えることができ
る。
【0063】請求項13記載の発明によれば、排紙ロー
ラを駆動する駆動手段と、シフト手段を駆動する駆動手
段とが、単一の駆動モータと、一方向に回転したときに
は排紙ローラを駆動し、他方向に回転したときにはシフ
ト手段を駆動するクラッチ機構と減速歯車機構とによっ
て構成されているので、最小の部品点数で排紙動作とシ
フト動作を行うことが可能になる。
【0064】請求項14記載の発明によれば、用紙を排
紙する排紙ローラと、この排紙ローラとの間で用紙を挟
持するコロと、排紙ローラとコロとの間で用紙を挟持し
た状態で、用紙搬送方向と直交する方向に所定距離移動
させ、所定量移動させた時点で用紙を排出するシフト手
段と、排紙された用紙が積載される用紙トレイと、この
用紙トレイに設けられ、用紙搬送方向に対して後端側の
用紙部分を載置可能な補助トレイと、後端側の用紙部分
を載置した状態で補助トレイを昇降させる補助トレイ駆
動手段と、シフト手段によってシフトされた用紙束を用
紙トレイの用紙搬送方向に平行に設けられた側端フェン
スに押し付けて用紙搬送方向に平行な方向の紙揃えを行
うジョガーと、側端フェンスと用紙を挟んで対向する位
置に設けられ、用紙を綴じるステイプラユニットと、記
ステイプラユニットを進出後退させる駆動手段とを備
え、前記シフト手段は、前記用紙トレイ、前記補助トレ
イ、および補助トレイ駆動手段を除く各部を全体的に移
動させるので、用紙トレイ、補助トレイ、補助トレイ駆
動手段を除く駆動機構は一体としてシフトするので、こ
れらの各手段の相対的な位置関係が変わることがなく、
これにより簡単な構成で制御精度を高く保持することが
できる。
【0065】請求項15記載の発明によれば、シフト手
段によるシフト距離は少なくとも20mmに設定されて
いるので、仕分けされた用紙束の区別が明確になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態係る後処理装置が付設された
画像形成装置全体の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る後処理装置の全体構成
を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る後処理装置の用紙導入
時の動作を示す動作説明図である。
【図4】本発明の実施形態に係る後処理装置のシフト動
作時の状態を示す動作説明図である。
【図5】本発明の実施形態に係る後処理装置の用紙綴じ
時の動作を示す動作説明図である。
【図6】本発明の実施形態に係る後処理装置の可動補助
フェンスの初期状態を示す動作説明図である。
【図7】本発明の実施形態に係る後処理装置の可動補助
フェンスの下降動作時の状態を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 100 後処理装置 101 用紙トレイ 103 後端フェンス 104 側端フェンス 105 開口 106 用紙位置センサ 110 補助フェンス 111 用紙後端載置部 112 モータ 113 カム 114 バネ 200 排紙部 201 駆動モータ 202 ガイド板 203 用紙センサ 210 駆動機構 211 排紙ローラ軸 212 排紙ローラ 213 コロ 220 減速機構 222,223 ギア 224 シフトギア 226 クランクギア 227 レバー 228 センサ 230 シフト機構 300 ステイプル部 301 ステイプラユニット 302 ステイプラ移動モータ 303 タイミングベルト 304 ステイプラブラケット 305 ジョガーフェンス 306 用紙受け台 320 クリンチャ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から搬入された用紙に対し
    て所定の後処理を行う手段を備えた用紙処理装置におい
    て、 排紙された用紙が積載される用紙トレイに設けられ、用
    紙搬送方向に対して後端側の用紙部分を載置可能な補助
    トレイと、 前記後端側の用紙部分を載置した状態で前記補助トレイ
    を昇降させる補助トレイ駆動手段と、を備えていること
    を特徴とする用紙処理装置。
  2. 【請求項2】 前記補助トレイ上に載置された用紙の上
    面を検知する検知手段を備え、 前記補助トレイ駆動手段は、前記検知手段の検出出力に
    基づいて補助トレイの位置を設定することを特徴とする
    請求項1記載の用紙処理装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置から搬入された用紙に対し
    て所定の後処理を行う手段を備えた用紙処理装置におい
    て、 用紙を排紙する排紙ローラと、 この排紙ローラとの間で用紙を挟持するコロと、 前記排紙ローラと前記コロとの間で用紙を挟持した状態
    で、用紙搬送方向と直交する方向に所定距離移動させ、
    所定量移動させた時点で用紙を排出するシフト手段と、
    を備えていることを特徴とする用紙処理装置。
  4. 【請求項4】 前記シフト手段を作動させる前の初期位
    置と、前記シフト手段を作動させた後のシフト位置の2
    位置で部毎に交互に排紙して仕分けを行うことを特徴と
    する請求項3記載の用紙処理装置。
  5. 【請求項5】 排紙された用紙が積載される用紙トレイ
    と、 この用紙トレイに設けられ、用紙搬送方向に対して後端
    側の用紙部分を載置可能な補助トレイと、 前記後端側の用紙部分を載置した状態で前記補助トレイ
    を昇降させる補助トレイ駆動手段と、 前記シフト手段によってシフトされた用紙束を前記用紙
    トレイの用紙搬送方向に平行に設けられた側端フェンス
    に押し付けて用紙搬送方向に平行な方向の紙揃えを行う
    ジョガーとを備えていることを特徴とする請求項4記載
    の用紙処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ジョガーが、前記側端フェンスと用
    紙を挟んで対向する位置に設けられたステイプラユニッ
    トに設けられていることを特徴とする請求項5記載の用
    紙処理装置。
  7. 【請求項7】 前記用紙の用紙搬送方向と直交する方向
    の紙揃えは、前記用紙トレイの傾斜により前記補助トレ
    イ上に載置された用紙の後端部を用紙トレイの用紙搬送
    方向最上流側に立設された後端フェンスに当接させて行
    うことを特徴とする請求項5記載の用紙処理装置。
  8. 【請求項8】 前記ステイプラユニットの用紙受け台
    が、排出される用紙の下面に位置するようにステイプル
    時のステイプルユニットの待機位置が設定されているこ
    とを特徴とする請求項6記載の用紙処理装置。
  9. 【請求項9】 前記待機位置が、用紙サイズ側面位置よ
    り5mm〜15mm離れた位置に設定されていることを
    特徴とする請求項8記載の用紙処理装置。
  10. 【請求項10】 前記ステイプラユニットは用紙束の側
    端部に対して前記排紙ローラの駆動軸と平行に進出し、
    前記ジョガーによって用紙揃えが終了した時点で針綴じ
    動作を実行することを特徴とする請求項6記載の用紙処
    理装置。
  11. 【請求項11】 前記ステイプラユニットは、前記排紙
    ローラの駆動軸に遊嵌され、当該駆動軸に沿って進出後
    退動作を行うことを特徴とする請求項10記載の用紙処
    理装置。
  12. 【請求項12】 画像形成装置から搬入された用紙に対
    して所定の後処理を行う手段を備えた用紙処理装置にお
    いて、 排紙された用紙が積載される用紙トレイに設けられ、用
    紙搬送方向に対して後端側の用紙部分を載置可能な補助
    トレイと、 前記後端側の用紙部分を載置した状態で前記補助トレイ
    を昇降させる補助トレイ駆動手段と、 前記補助トレイ上に載置された用紙の上面を検知する検
    知手段と、 このステイプルユニットに設けられ、綴じ対象となる用
    紙束の側端部を受ける用紙受け台を含み、前記補助トレ
    イ上に載置された用紙束を綴じるステイプルユニット
    と、を備え、 前記補助トレイ駆動手段は、前記補助トレイ上の用紙が
    前記用紙受け台上に位置し、かつ、ステイプルユニット
    によって針綴じ可能な位置に補助トレイを位置させるこ
    とを特徴とする用紙処理装置。
  13. 【請求項13】 前記排紙ローラを駆動する駆動手段
    と、前記シフト手段を駆動する駆動手段とが、単一の駆
    動モータと、一方向に回転したときには排紙ローラを駆
    動し、他方向に回転したときにはシフト手段を駆動する
    クラッチ機構と減速歯車機構とによって構成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の用紙処理装置。
  14. 【請求項14】 画像形成装置から搬入された用紙に対
    して所定の後処理を行う手段を備えた用紙処理装置にお
    いて、 用紙を排紙する排紙ローラと、 この排紙ローラとの間で用紙を挟持するコロと、 前記排紙ローラと前記コロとの間で用紙を挟持した状態
    で、用紙搬送方向と直交する方向に所定距離移動させ、
    所定量移動させた時点で用紙を排出するシフト手段と、 排紙された用紙が積載される用紙トレイと、 この用紙トレイに設けられ、用紙搬送方向に対して後端
    側の用紙部分を載置可能な補助トレイと、 前記後端側の用紙部分を載置した状態で前記補助トレイ
    を昇降させる補助トレイ駆動手段と、 前記シフト手段によってシフトされた用紙束を前記用紙
    トレイの用紙搬送方向に平行に設けられた側端フェンス
    に押し付けて用紙搬送方向に平行な方向の紙揃えを行う
    ジョガーと、 前記側端フェンスと用紙を挟んで対向する位置に設けら
    れ、用紙を綴じるステイプラユニットと、 前記ステイプラユニットを進出後退させる駆動手段と、
    を備え、前記シフト手段は、前記用紙トレイ、前記補助
    トレイ、および補助トレイ駆動手段を除く各部を全体的
    に移動させることを特徴とする用紙処理装置。
  15. 【請求項15】 前記シフト手段によるシフト距離は少
    なくとも20mmに設定されていることを特徴とする請
    求項4または14に記載の用紙処理装置。
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