JP2002113482A - 排水処理装置及びこれに使用する接触材 - Google Patents
排水処理装置及びこれに使用する接触材Info
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- JP2002113482A JP2002113482A JP2000309215A JP2000309215A JP2002113482A JP 2002113482 A JP2002113482 A JP 2002113482A JP 2000309215 A JP2000309215 A JP 2000309215A JP 2000309215 A JP2000309215 A JP 2000309215A JP 2002113482 A JP2002113482 A JP 2002113482A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Abstract
で浮上し、担体層を形成することを防止し、以て隣接の
各槽間での水位差の発生を防止した排水処理装置とす
る。 【解決手段】 好気処理槽1を横方向に数槽に仕切る。
各槽内に単段又は多段に水平に横設した格子状体3で上
下方向に室を形成する。各室内に周囲に多数の通水孔4
を有する中空容器5を充填する。中空容器5内に複数個
の微生物固定化担体7を収容する。格子状体3で中空容
器5の通過を阻止する。
Description
理ゴミ等の厨芥含有排水、油等を含む排水等を浄化する
排水処理装置及びこれに使用する接触材に関するもので
ある。
浮上性担体を浸漬し、これに微生物を付着させ、槽内で
被処理水と共に浮上性担体を回流させると共に、好気分
解槽内の底部より空気を送り、有機物を分解する流動床
によっていた。この流動床で排水を浄化する場合は、被
処理水と共に浮上性担体を回流するために大きな動力を
必要とし、回流時に浮上性担体は好気処理槽壁に摺擦さ
れ、摩耗が激しく耐久性にかけていた。又、好気処理槽
内の担体の投入量は処理槽容積の30%が限度で、それ
以上になると回流しないので好気処理能力が制限されて
いた。
するため、本出願人は好気処理槽内に担体の通過を阻止
する網状体を単段又は多段に水平に横設して室を形成
し、各室内に担体を充填し、好気処理槽の底部から散気
を行い、担体を上方からの被処理水による下向流と下部
からの空気流とにより移動することなく浮揚状態とし、
回流による担体の摩耗を防止したものを既に特願平8ー
83329号(特開平9ー239387号)として出願
している。
%に相当する容積の担体を上下の網状体で仕切られた室
内に充填し、担体の流動を制限したところ、担体の摩耗
は殆どなくなり、かつ好気処理能力は流動方式と比較し
格段に向上した。
充填後、運転開始した1〜2ケ月間程度は微生物の増殖
が弱いため比重が軽く、担体は上方に横設した網状体に
圧密状態で浮上する。このため、被処理水は担体層内を
濾過状態で通過することになり、好気処理槽は前後の各
槽間で相当の水位差が発生する。これを防止し、運転開
始直後から所定の処理能力を発揮させる場合は、予め微
生物を種付け培養した担体を製造し、これを網状体で仕
切られた室内に充填装入することが必要であり、作業的
にも経済的にも負担が大きいことになる。
物固定化担体が圧密状態で浮上し、担体層を形成するこ
とを防止し、以て隣接の各槽間での水位差の発生を防止
することを可能とした排水処理装置及びこれに使用する
接触材を提供しようとするものである。
本発明排水処理装置は、排水の浄化処理の好気処理工程
に於いて、好気処理槽が横方向に数槽に仕切られ、各槽
内に単段又は多段に水平に横設された格子状体で上下方
向に室が区画され、各室内に周囲に多数の通水孔を有す
る中空容器が充填されると共に、中空容器内に複数個の
微生物固定化担体が収容され、中空容器は格子状体で通
過が阻止されていることを特徴とするものである。又、
本発明は請求項1の排水処理装置に於いて、中空容器は
室内に不動に充填されることが好ましい。
槽内に収容され、流水条件下で使用される排水処理用接
触材であって、この接触材は周側面に多数の通水孔を有
する中空容器と、中空容器内に収容されるサイコロ状の
発泡ポリウレタンから成る微生物固定化担体から構成さ
れていることを特徴とするものである。又、本発明は請
求項3の排水処理用接触材に於いて、中空容器は周囲に
通水孔を有する2個の半球形体が結合された略球形体で
あることを特徴とするものである。
周囲に多数の通水孔を有する中空容器が格子状体で上下
に区画された室内に充填され、複数個の微生物固定化担
体がこの中空容器内に収容されているため、装置の運転
開始直後に、微生物固定化担体周辺に微細気泡が付着し
て圧密状態で浮上しても、個々の中空容器の内のことで
あり、好気処理槽全体では上下の格子状体の間で中空容
器同士の隙間が好気処理槽内全体の圧密を防止するた
め、被処理水はこの中空容器間の隙間を自由に流通でき
る。よって、好気処理槽の横方向に仕切られた各槽間の
水位差の発生は防止される。そして、中空容器を上下の
格子状体で区画された室内に不動に充填することによ
り、流水条件下に於いても中空容器の処理槽壁への衝突
等による損傷が防止される。
状の発泡ポリウレタンから成る微生物固定化担体が、周
側面に多数の通水孔を有する中空容器内に収容されてい
るため、微生物固定化担体は中空容器の狭い空間内での
み浮揚し、処理槽壁への衝突等による摩耗が防止され
る。又、中空容器は略半球形体であると処理槽内への密
状態での充填が容易であると共に、処理槽壁への接触時
に於いても損傷がし難い。
面に基づき説明する。図1は本発明排水処理装置の一実
施の形態を示す構成図、図2は本発明装置に使用する接
触材の断面図、図3は同上の中空容器の斜視図である。
り壁2により二槽に仕切られている。図面では二槽とな
っているが、横方向に複数の槽に仕切ることもできる。
各槽内は上方部、下方部及び略中央部に水平に格子状体
3が横設されて、上部室1Aと下部室1Bに区画されて
いる。図面では上下二段に区画されているが、単段又は
多段の室に区画することもできる。
通水孔4を有するプラスチック製の中空容器5が格子状
体3により通過不能に不動に充填されている。中空容器
5は周囲に通水孔4を有する上部半球形体5Aと周囲に
通水孔4を有する下部半球形体5Bが結合された略球形
体に形成されている。中空容器5の大きさは直径が50
mm〜300mmの範囲が好ましい。上部半球形体5A
と下部半球形体5Bは夫々接合する周縁部に外側に向け
鍔部6A、6Bが設けられ、この鍔部6A、6Bの一部
が一体に連結され、上部半球形体5Aと下部半球形体5
Bは連結されている。
0〜30mmのサイコロ状の発泡ポリウレタンから成る
微生物固定化担体7が緩やかに充填される。中空容器5
内に微生物固定化担体7を収容した後は、両鍔部6A、
6Bを接合し、両鍔部6A、6Bを係止爪と孔による結
合や、凸部と凹部の圧嵌による結合(図示せず)、又は
挾持体8等で一体に固定する。この中空容器5と内部に
収容された微生物固定化担体7により排水処理用接触材
9が構成されている。尚、図中10は格子状体3間に充
填された中空容器5同士間の間隙である。
部に設けた散気分配装置であり、好気処理槽1外に設け
たポンプ(図示せず)より供給管17を経て、空気又は
純粋な酸素が各槽内に供給される。13は排水供給管で
あり、排水供給管13は前工程の嫌気分解槽(図示せ
ず)で処理された排水を仕切られた好気処理槽1の最前
部の槽内上方に導入する。14は仕切られた好気処理槽
1の最後部の槽内の底部に設けた循環ポンプであり、最
後部の槽内の被処理水の一部を最前部の槽内の上部へ返
送する移送管15と連結している。
との間に形成された四方を壁で仕切られた被処理水の流
路であり、流路16は下部に前部の槽の底部に通じる連
通孔17が設けられ、上部は後続の槽の上部に開口18
している垂直に上方へ延長した煙突状に形成されてい
る。19は排気管、20は好気処理槽1の最後部の槽よ
り沈澱槽21へ被処理水を導入する移流管、22は沈澱
槽21の被処理水排出管、23は沈澱槽21の底部に設
けた汚泥排出管である。
微生物固定化担体が圧密状態で浮上しても、個々の中空
容器内のことであり、好気処理槽全体では上下の格子状
体の間で中空容器同士の隙間から被処理水は自由に流通
するため、運転開始直後から所定の能力を発揮でき、従
来のように濾過状態で被処理水が担体層を通過すること
がなく、横方向に仕切られた各槽間の水位差の発生は防
止される。又、微生物固定化担体は中空容器内に収容さ
れているため、好気処理槽壁への衝突等による摩耗がな
く、したがって微生物固定化担体の材質は強度に左右さ
れずに微生物の培養に好適なものを広範囲から選択でき
ることになり、経済性と処理能力の向上を図ることが可
能となる。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 排水の浄化処理の好気処理工程に於い
て、好気処理槽が横方向に数槽に仕切られ、各槽内に単
段又は多段に水平に横設された格子状体で上下方向に室
が区画され、各室内に周囲に多数の通水孔を有する中空
容器が充填されると共に、中空容器内に複数個の微生物
固定化担体が収容され、中空容器は格子状体で通過が阻
止されていることを特徴とする排水処理装置。 - 【請求項2】 中空容器は室内に不動に充填されている
ことを特徴とする請求項1記載の排水処理装置。 - 【請求項3】 好気処理槽内に収容され、流水条件下で
使用される排水処理用接触材であって、この接触材は周
側面に多数の通水孔を有する中空容器と、中空容器内に
収容されるサイコロ状の発泡ポリウレタンから成る微生
物固定化担体から構成されていることを特徴とする排水
処理用接触材。 - 【請求項4】 中空容器は周囲に通水孔を有する2個の
半球形体が結合された略球形体であることを特徴とする
請求項3記載の排水処理用接触材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000309215A JP2002113482A (ja) | 2000-10-10 | 2000-10-10 | 排水処理装置及びこれに使用する接触材 |
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JP2000309215A JP2002113482A (ja) | 2000-10-10 | 2000-10-10 | 排水処理装置及びこれに使用する接触材 |
Publications (1)
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ID=18789418
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JP2000309215A Pending JP2002113482A (ja) | 2000-10-10 | 2000-10-10 | 排水処理装置及びこれに使用する接触材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002113482A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101355698B1 (ko) * | 2011-09-09 | 2014-01-28 | 주식회사 세기종합환경 | 유체 정화 장치 |
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-
2000
- 2000-10-10 JP JP2000309215A patent/JP2002113482A/ja active Pending
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