JP2002113119A - 足場ボルト用フック - Google Patents
足場ボルト用フックInfo
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- JP2002113119A JP2002113119A JP2000309126A JP2000309126A JP2002113119A JP 2002113119 A JP2002113119 A JP 2002113119A JP 2000309126 A JP2000309126 A JP 2000309126A JP 2000309126 A JP2000309126 A JP 2000309126A JP 2002113119 A JP2002113119 A JP 2002113119A
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Abstract
の横移動阻止効果を高めることである。 【解決手段】 フック本体1の鈎部2の開口を開閉する
揺動可能な片開翼5をフック本体1の腹部側に設け、フ
ック本体1の背部側に片開翼5の開放方向の揺動に連動
して開放方向に揺動する揺動可能な把持翼11を設け
る。把持翼11に設けられた一対の側板11bの先端に
外側方に折れ曲がる一対の係合片16を設ける。一対の
係合片16の側板11bに対する折曲げ角度を90°以
上とし、その一対の係合片16の外側エッジ16aを足
場ボルトAの外周面に係合させてフックの横移動阻止効
果の向上を図る。
Description
線工事あるいは電気工事を行なう場合に使用される足場
ボルト用フックに関するものである。
合、U字吊り用のロープを有する柱上安全帯とともに補
助ロープが使用される。この補助ロープは柱上安全帯の
胴締めベルトに取付けられた環体に接続され、先端部に
は電柱に設けられた足場ボルトに対して係合可能なフッ
クが取付けられている。
ープで電柱を抱き込むU字吊り状態で作業を行ない、作
業位置の変更に際しては、袖看板等の障害物がある場
合、補助ロープの先端のフックを足場ボルトに係合して
安全性を確保し、その後、柱上安全帯のロープを外して
移動を行なうようにしている。
し、足場ボルトに係合したフックはその大径部によって
抜け止めされるようになっている。
係合されていても、フックは足場ボルトから外れるおそ
れはないが、万一足を踏み外した落下時には、足場ボル
トにきわめて大きい衝撃荷重が付与されるため、足場ボ
ルトが折れ曲がり、あるいは折損するおそれがある。
面に近い根元部に係合すること、との指示がなされてい
る。
おいては、足場ボルトに係合される鈎部の開口が足場ボ
ルトの外径より大きいため、足場ボルトの根元部にフッ
クが係合されていたとしても、作業位置の変更に伴う補
助ロープの揺れ動き等によりフックが足場ボルトの先端
側に移動して係合位置を維持することができないという
問題があった。
案登録第2586922号公報においては、足場ボルト
に対する係合位置を維持し得るようにした足場ボルト用
フックを提案している。この足場ボルト用フックは、フ
ック本体の鈎部開口を開閉する揺動可能な片開翼をフッ
ク本体の腹部側に、その片開翼の開放方向の揺動に連動
して開放方向に揺動する把持翼をフック本体の背部側に
それぞれ設け、前記把持翼の先端部を鈎部が係合される
足場ボルトの外周に押圧係合させてフックが足場ボルト
の軸方向(横方向)に移動するのを防止するようにして
いる。
記載された足場ボルト用フックにおいては、把持翼に設
けられた一対の側板の先端縁を足場ボルトの外周面に係
合させてフックの横方向の移動を防止するようにしてお
り、各側板の足場ボルトの外周面に対する係合位置間の
幅寸法が数mm程度ときわめて小さい。
ープが揺れ動くと、フックが足場ボルトに対する係合位
置を中心にして傾き、把持翼が開放方向に揺動してフッ
クが横方向にずれ動くおそれがあり、係合位置を確保す
るうえにおいて改善すべき点が残されている。
るスプリング等の弾性部材の押圧力を高めることによ
り、フックの横方向へのずれ動きを防止することができ
るが、この場合、片開翼の開放に際して、その片開翼を
閉鎖方向に向けて押圧する弾性部材と把持翼を閉鎖方向
に向けて押圧する弾性部材の2つの弾性部材の押圧力の
合力より大きい操作力を片開翼に付与する必要が生じ、
操作性が悪くなる。
通される孔と、フックが係合される孔を有する8字環が
取付けられ、前記補助ロープを電柱の腕木等にかけ回す
使用の際に、8字環にフックを係合して、補助ロープの
先端に係合用のループを設けるようにしている。このと
き、片開翼を開放して鈎部の開口を開放する必要があ
り、その際、前記と同様に、片開翼には、その片開翼を
押圧する弾性部材と押圧力と把持翼を押圧する弾性部材
の押圧力の合力を超える操作力を付与する必要があるた
め、操作性に問題がある。
合させたフックの横移動阻止効果の向上を図ることであ
る。
フックを係合する際の操作性の向上を図ることである。
るため、第1の発明においては、補助ロープの先端に接
続されるフック本体の先端に鈎部を設け、その鈎部の開
口を開閉する揺動可能な片開翼を前記フック本体の腹部
側に設け、フック本体の背部側には前記鈎部の開口を所
定の範囲にわたって遮蔽し、前記片開翼の開放方向への
揺動に連動して前記鈎部の開口を開放する方向に揺動す
る揺動可能な把持翼を設け、前記片開翼および把持翼の
それぞれを弾性部材によって閉鎖方向に向けて押圧し、
前記把持翼に設けられた一対の側板の先端を前記鈎部が
係合される足場ボルトの外周に係合させて足場ボルトの
軸方向にフックが移動するのを防止するようにした足場
ボルト用フックにおいて、前記把持翼に設けられた一対
の側板の先端部に外側方に向けて折れ曲がると共に、フ
ック本体の背部側から腹部側に向けて傾斜する係合片を
形成し、その係合片の側板に対する折曲げ角度を90°
以上とした構成としたのである。
向に押圧し、その片開翼とこれに連動して揺動する把持
翼のそれぞれを開放し、フック本体の鈎部を足場ボルト
に係合して片開翼の押圧を解除すると、把持翼に設けら
れた一対の係合片の外側エッジが足場ボルトに係合し、
その係合によってフックが足場ボルトの軸方向に移動す
るのが防止される。
足場ボルトの外周面に係合させることにより、把持翼に
設けられた一対の側板の先端縁を足場ボルトの外周面に
係合させる場合に比較して、係合位置間の寸法が長くな
り、フック本体の後端部に接続される補助ロープの揺れ
動き等によってフック本体が傾くのを防止することがで
きる。このため、フックの横移動を阻止する効果がきわ
めて高く、足場ボルトの軸方向にフックが移動するのを
確実に阻止することができる。
2の発明においては、前記第1の発明に係る足場ボルト
用フックにおいて、前記係合片の一端と鈎部の内面間に
前記補助ロープが挿通される孔と、鈎部が係合される孔
とを有する8字環を掛け外し可能とする間隔を設け、前
記片開翼と把持翼との間に前記間隔の大きさに相当する
揺動方向の遊びを設けた構成を採用したのである。
し、その片開翼を把持翼との間に形成された遊びが無く
なるまで揺動させることにより、8字環の孔に鈎部を係
合させることができる。このとき、片開翼は、その片開
翼を押圧する弾性部材を圧縮変形させるだけでよく、把
持翼を押圧する弾性部材を圧縮変形させる必要がないた
め、片開翼の開放に要する操作力は小さく、操作性の向
上を図ることができる。
は先端部に鈎部2を有し、後端部にはロープ連結孔3が
形成され、そのロープ連結孔3に図2に示す補助ロープ
Lが連結される連結具4が取付けられている。
けられている。片開翼5は一対の側板5aを有し、その
側板5aの後端部がフック本体1の後端部にピン6を介
して揺動自在に支持されている。この片開翼5はピン6
を中心とする揺動によって鈎部2の開口を開閉し、フッ
ク本体1の腹部との間に設けられたスプリングから成る
弾性部材7によって鈎部2を閉じる方向に向けて押圧さ
れている。
は、ピン6を中心とする円弧状の長孔8と、その長孔8
のフック本体1側の端部から片開翼5の後端方向に向く
係合孔9とが形成されている。
10と、先端側に把持翼11とが設けられている。補助
翼10はL字形の一対の側板10aを有し、その側板1
0aの中央部がフック本体1にピン12を介して揺動自
在に支持されている。
側面に臨み、その先端部間に係合ピン13が設けられて
いる。係合ピン13は片開翼5に設けられた係合孔9に
挿通される状態において片開翼5を閉鎖状態でロック
し、長孔8の一端部に臨む状態で片開翼5のロックを解
除して、片開翼5の開閉を自由とする。
の間に設けられたスプリングから成る弾性部材14によ
って係合ピン13が係合孔9に嵌るロック方向に向けて
押圧されている。
配置される板体11aの両側に一対の側板11bを設け
ている。一対の側板11bの後端部は補助翼10を支持
する前記ピン12によって回転自在に支持されている。
クばねから成る弾性部材15によって板体11aがフッ
ク本体1の背部に当接する方向(閉鎖方向)に付勢さ
れ、その板体11aがフック本体1の背部に当接する状
態で一対の側板11bの先端部は鈎部2の開口を所要の
範囲にわたって遮蔽するようになっている。
端には外側方に向けて折れ曲がる一対の係合片16が設
けられている。係合片16はフック本体1の背部側から
腹部側に向けて傾斜し、その腹部側の端と鈎部2の内面
間に図2に示す8字環18をかけ外し可能とする間隔が
設けられている。
18bを有し、一方の孔18aに補助ロープLが挿通さ
れ、他方の孔18bはフック本体1の鈎部2が係合可能
とされている。
板11bに対に対する折曲げ角度αは90°以上とされ
ている。
側中央部には連動ピン19が設けられている。この連動
ピン19は片開翼5を開放方向に揺動させたとき、その
片開翼5で押圧されるようになっており、上記連動ピン
19と片開翼5との間に遊びδが設けられている。この
遊びδは、前記係合片16の端と鈎部2の内面間に形成
された間隔の大きさに相当し、前記遊びδが無くなるま
で片開翼5を揺動させることによって8字環18の孔1
8bに鈎部2をかけ外しし得るようになっている。
記の構造から成り、図3および図4は、電柱に設けられ
た足場ボルトAにフックを係合させた状態を示す。その
フックの係合に際しては、補助翼10を握り、係合ピン
13が係合孔9から長孔8の端部に臨むロック解除位置
まで補助翼10を揺動させたのち、片開翼5を押圧して
開放方向に揺動させ、その片開翼5により連動ピン19
を押圧して把持翼11を開放方向に揺動させる。鈎部2
の開口を開放した状態で、その鈎部2を足場ボルトAに
係合し、その係合後に、片開翼5の押圧を解除する。
の押圧によって片開翼5は閉鎖方向に揺動して鈎部2の
開口を閉じ、一方、把持翼11は弾性部材15の押圧に
より閉鎖方向に揺動し、その揺動途中において、一対の
係合片16が足場ボルトAに係合する。このとき、係合
片16は把持片11の側板11bに対する折曲げ角度α
が90°以上であるため、係合片16の外側のエッジ1
6aが足場ボルトAの外周面に係合し、その係合によっ
てフックは係合状態に保持される。
端に設けた一対の係合片16の外側エッジ16aを足場
ボルトAの外周面に係合させることにより、フックが足
場ボルトAの軸方向に移動しようとすると、上記エッジ
16aが足場ボルトAに食い込むように作用し、足場ボ
ルトAの軸方向にフックが移動するのを防止することが
できる。
aを足場ボルトAの外周面に係合させることにより、把
持翼の一対の側板の先端縁を足場ボルトAの外周面に係
合させるようにした従来のフックに比較して係合位置間
の寸法を大きくとることができる。このため、電柱の昇
降時に補助ロープLが揺れ動いてもフックに傾きが生じ
るという不都合の発生はなく、フックは係合位置におい
て安定よく保持される。
おいて、作業者が万一落下し、補助ロープLが緊張して
作業者が受け止められたときの衝撃、あるいはその衝撃
による足場ボルトAの折れ曲がりによってフックが足場
ボルトAの先端側に移動した場合、一対の係合片16の
一方が足場ボルトAの頭部aに当接し、その当接によっ
て足場ボルトAからフックが外れ落ちるのが防止され
る。
け回す場合には、補助翼10をロック解除位置まで揺動
させたのち、図2に示すように、片開翼5を把持翼11
の遊びδが無くなるまでその片開翼5を開放方向に揺動
させて鈎部2を開放させ、その鈎部2を8字環18の孔
18bに係合させたのち、片開翼5の押圧を解除して、
弾性部材7の押圧力により片開翼5を鈎部2の開口を閉
じる閉鎖位置まで揺動させる。
鈎部2を係合させる場合には、片開翼5をその片開翼5
を押圧する弾性部材7の弾性に抗して遊びδが無くなる
まで揺動させるだけでよく、把持翼11を閉鎖方向に向
けて押圧する弾性部材15を押圧変形させる必要がない
ため、小さな操作力によって片開翼5を開放方向に揺動
させることができ、操作性の向上を図ることができる。
持翼に設けられた一対の側板の先端に外側方に折れ曲が
る一対の係合片を設け、その係合片の側板に対する折曲
げ角度を90°以上として、足場ボルトの外周面に一対
の係合片の外側エッジを係合させるようにしたので、足
場ボルトに係合させたフックが足場ボルトの軸方向に移
動し、あるいは補助ロープの揺れ動きによって傾きが生
じるのを防止することができ、フックの横移動阻止効果
の向上を図ることができる。
の揺動に連動して開放方向に揺動する把持翼との間に遊
びを設けたことにより、8字環の孔に鈎部を係合させる
際には、片開翼を遊びが無くなるまで開放方向に揺動さ
せるだけでよく、片開翼を小さな操作力によって簡単に
開放させることができ、操作性の向上を図ることができ
る。
態を示す一部切欠正面図
に係合させる状態の正面図
係合させた状態の正面図
Claims (2)
- 【請求項1】 補助ロープの先端に接続されるフック本
体の先端に鈎部を設け、その鈎部の開口を開閉する揺動
可能な片開翼を前記フック本体の腹部側に設け、フック
本体の背部側には前記鈎部の開口を所定の範囲にわたっ
て遮蔽し、前記片開翼の開放方向への揺動に連動して前
記鈎部の開口を開放する方向に揺動する揺動可能な把持
翼を設け、前記片開翼および把持翼のそれぞれを弾性部
材によって閉鎖方向に向けて押圧し、前記把持翼に設け
られた一対の側板の先端を前記鈎部が係合される足場ボ
ルトの外周に係合させて足場ボルトの軸方向にフックが
移動するのを防止するようにした足場ボルト用フックに
おいて、前記把持翼に設けられた一対の側板の先端部に
外側方に向けて折れ曲がると共に、フック本体の背部側
から腹部側に向けて傾斜する係合片を形成し、その係合
片の側板に対する折曲げ角度を90°以上としたことを
特徴とする足場ボルト用フック。 - 【請求項2】 前記係合片の一端と鈎部の内面間に前記
補助ロープが挿通される孔と、鈎部が係合される孔とを
有する8字環を掛け外し可能とする間隔を設け、前記片
開翼と把持翼との間に前記間隔の大きさに相当する揺動
方向の遊びを設けたことを特徴とする請求項1に記載の
足場ボルト用フック。
Priority Applications (1)
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JP2000309126A JP4521960B2 (ja) | 2000-10-10 | 2000-10-10 | 足場ボルト用フック |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000309126A JP4521960B2 (ja) | 2000-10-10 | 2000-10-10 | 足場ボルト用フック |
Publications (2)
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102406591B1 (ko) * | 2021-12-07 | 2022-06-07 | 박인재 | 점멸 가능한 안전모와 연결되는 안전고리 시스템 |
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JP2586922Y2 (ja) * | 1993-11-09 | 1998-12-14 | 藤井電工株式会社 | ステップボルト用フック |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59116043U (ja) * | 1983-01-25 | 1984-08-06 | 藤井電工株式会社 | 安全帯用ロ−プ |
JPS59124541U (ja) * | 1983-02-08 | 1984-08-22 | 藤井電工株式会社 | 安全フツク |
-
2000
- 2000-10-10 JP JP2000309126A patent/JP4521960B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR102406591B1 (ko) * | 2021-12-07 | 2022-06-07 | 박인재 | 점멸 가능한 안전모와 연결되는 안전고리 시스템 |
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