JP2002112132A - デジタル放送受信装置、および、デジタル放送における番組抽出方法 - Google Patents

デジタル放送受信装置、および、デジタル放送における番組抽出方法

Info

Publication number
JP2002112132A
JP2002112132A JP2000292808A JP2000292808A JP2002112132A JP 2002112132 A JP2002112132 A JP 2002112132A JP 2000292808 A JP2000292808 A JP 2000292808A JP 2000292808 A JP2000292808 A JP 2000292808A JP 2002112132 A JP2002112132 A JP 2002112132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
conditions
programs
extracting
priority
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000292808A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3568196B2 (ja
Inventor
Tsutomu Abe
勉 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2000292808A priority Critical patent/JP3568196B2/ja
Publication of JP2002112132A publication Critical patent/JP2002112132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3568196B2 publication Critical patent/JP3568196B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル放送により受信可能な番組の中から
番組を抽出する際に、ユーザの要望を総合的に反映でき
るようにすることである。 【解決手段】 ジャンル、放送時間、料金等の番組の複
数の属性についてユーザが設定した優先度をメモリ20
2に記憶し、アンテナ5によって受信されたEPG情報
に含まれる各番組について、CPU201により、メモ
リ202に記憶された優先度に基づいてユーザの複数の
要望に沿っているか否かを総合的に判断し、よりユーザ
の要望に近い番組を抽出してテレビ受像機3のディスプ
レイ31に一覧表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送受信
装置、および、デジタル放送における番組抽出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ放送においては、これまで
主として用いられてきた地上波のアナログ放送技術に代
えて、地上波のデジタル放送の他、通信衛星(CS;Co
mmunications Satellite)や放送衛星(BS;Broadcas
t Satellite)を介してデジタル信号を伝送するデジタ
ル放送技術が急速に普及しつつある。
【0003】デジタル放送では、画像データや音声デー
タ等を圧縮すると共に多重化して放送するので、チャン
ネル数および番組数が極めて多い。一方、デジタル放送
では、各々のチャンネルに対応する画像データや音声デ
ータ等と共に、放送する番組のジャンルや放送時間など
に関する電子番組ガイド(EPG:Electrical Program
Guide)や文字放送等の情報も送信される。このEPG
等を利用して、ユーザの選局操作を支援するものが提供
されている。
【0004】例えば、特開平10−28243号公報に
は、「お好みボタン」を備えたリモコン装置を用い、こ
のリモコン装置における操作によって指定されたジャン
ル等の属性に適合する番組を、EPGをもとに抽出する
選曲装置が開示されている。
【0005】また、例えば、特開平11−220666
号公報には、番組とともに送信される放送日時などの番
組の属性と番組の価値を示す情報を受信し、この情報を
もとにユーザの好みに適合する番組を表示する受信装置
が開示されている。
【0006】さらに、例えば11−252477号公報
には、予め設定されたキーワードが番組のタイトルや番
組内容、出演者等に関する情報に含まれるか否かを判別
することによって、ユーザの好みに応じた番組を抽出す
る受信機が開示されている。
【0007】このように、放送予定の多数の番組の中か
ら、ユーザの好みに応じた番組を抽出する技術は、多数
提示されてきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のいずれの技術に
おいても、ユーザの好みに適合する番組を抽出する基準
となるのは、ユーザが指定したジャンルや放送時間等で
ある。しかしながら、一つの尺度でユーザの要望を表現
することは困難である。
【0009】すなわち、ユーザが番組を選ぶ場合は、放
送時間帯だけ、或いは、ジャンルだけを基準にするわけ
ではなく、複数の条件をもとに判断する。例えば、好み
のジャンルの番組であっても、放送時間帯と自分の都合
が合わなければ視聴することは難しいし、デジタル放送
が有料化されれば、各番組の視聴により発生する料金も
非常に気になるものである。このため、ジャンルのみ、
或いは、放送時間帯のみを基準にして番組を抽出して
も、ユーザの要望が反映されるとは言い難い面があっ
た。
【0010】従って、ユーザの要望を忠実に反映するた
めには、ユーザの嗜好や都合を複数の面から総合的に判
断する必要があるが、このようなものは従来なかった。
そのため、ユーザは、上記従来の受信装置や受信機によ
って抽出された番組の中から、さらに入念に番組を選択
する必要があった。
【0011】本発明の課題は、デジタル放送により受信
可能な番組の中から番組を抽出する際に、ユーザの要望
を総合的に反映できるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態
に対応する構成を一例として示す。符号等は、後述する
図面参照符号等である。
【0013】請求項1記載の発明は、デジタル放送で放
送される番組の中から条件に沿った番組を抽出するデジ
タル放送受信装置(例えば、図2に示すチューナーボッ
クス2)において、放送される番組の情報と各番組に係
る属性を示す属性情報とを対応づけて記憶する番組属性
記憶手段(例えば、図2に示すメモリ202)と、複数
種類の条件と、これら各条件の優先度とを指定する指定
手段(例えば、図2に示すリモコン装置4)と、この指
定手段により指定された複数種類の条件および各条件の
優先度を記憶する条件記憶手段(例えば、図3に示す項
目間優先度テーブル202aおよび図4に示す項目内優
先度テーブル202bを格納するメモリ202)と、こ
の条件記憶手段に記憶された複数種類の条件および各条
件の優先度に基づいて、前記番組属性記憶手段に記憶さ
れた番組の中から所定の数の番組を抽出する抽出手段
(例えば、図6に示す処理を行うCPU201)と、を
備えることを特徴とする。
【0014】ここで、番組属性記憶手段に記憶される、
放送される番組の情報と各番組に係る属性を示す属性情
報とは、例えば、デジタル放送において送信されるEP
G情報を指す。
【0015】請求項1記載の発明によれば、デジタル放
送で放送される番組の中から条件に沿った番組を抽出す
るデジタル放送受信装置において、放送される番組の情
報と各番組に係る属性を示す属性情報とを対応づけて番
組属性記憶手段に記憶し、複数種類の条件と、これら各
条件の優先度とが指定手段によって指定されると、指定
された複数種類の条件および各条件の優先度を条件記憶
手段に記憶し、条件記憶手段に記憶された複数種類の条
件および各条件の優先度に基づいて、周出手段により、
番組属性記憶手段に記憶された番組の中から所定の数の
番組を抽出する。
【0016】また、請求項5記載の発明は、デジタル放
送受信装置により受信可能な番組の中から条件に沿った
番組を抽出するデジタル放送における番組抽出方法であ
って、放送される番組の情報と各番組に係る属性を示す
属性情報とが対応づけられた番組属性情報と、予め指定
された複数種類の条件と、これら各条件の優先度とに基
づいて、前記番組属性情報に含まれる番組の中から所定
の数の番組を抽出することを特徴とする。
【0017】請求項1記載の発明のデジタル放送受信装
置、および、請求項5記載の発明のデジタル放送におけ
る番組抽出方法によれば、EPG情報等の情報をもとに
ユーザの要望に沿った番組を抽出する際に、ユーザが希
望する複数の条件を総合的に反映させることができる。
従って、ユーザの嗜好のみならず、時間的な都合や料金
等、様々な面でユーザの要望に沿った番組を効率よく抽
出することができ、非常に高い利便性を有するデジタル
放送受信装置を提供できる。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載のデ
ジタル放送受信装置において、前記抽出手段により抽出
された番組をテレビ受像機により一覧表示させる表示制
御手段(例えば、図2に示すCPU201およびデジタ
ルチューナー22)をさらに備えることを特徴とする。
【0019】請求項2記載の発明のデジタル放送受信装
置によれば、抽出手段により抽出された番組をテレビ受
像機により一覧表示させる表示制御手段をさらに備える
ので、抽出した結果をもとにすぐに所望の番組を選択す
ることができ、より一層の利便性の向上が図れる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のデジタル放送受信装置において、前記抽出手段
は、前記条件記憶手段に記憶された複数種類の条件およ
び各条件の優先度に基づいて、前記番組属性記憶手段に
記憶された各番組の属性をもとに各番組の順位づけを行
う順位算出手段(例えば、図6のステップS3に示す処
理を行うCPU201)と、この順位算出手段により順
位づけられた各番組のうち上位の番組を選択抽出する上
位番組抽出手段(例えば、図6のステップS4に示す処
理を行うCPU201)とによってなることを特徴とす
る。
【0021】請求項3記載の発明のデジタル放送受信装
置によれば、抽出手段は、条件記憶手段に記憶された複
数種類の条件および各条件の優先度に基づいて、順位算
出手段によって、番組属性記憶手段に記憶された各番組
の属性をもとに各番組の順位づけを行い、上位番組抽出
手段によって、順位づけられた各番組のうち上位の番組
を選択抽出するので、条件記憶手段に記憶された番組の
中から、効率よく番組を抽出できる。これにより、迅速
な処理によってより一層の利便性の向上を図れるととも
に、要求されるハードウェア性能を低く抑えることで低
コスト化が可能になる。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載のデジタル放送受信装置において、前記
指定手段は、複数種類の条件と、これら各条件の優先度
とともに、同種の条件間における優先度を指定するもの
であり、前記条件記憶手段は、前記指定手段により指定
された複数種類の条件および各条件の優先度とともに、
同種の条件間における優先度を記憶するものであり、前
記抽出手段は、前記条件記憶手段に記憶された複数種類
の条件および各条件の優先度とともに同種の条件間にお
ける優先度を加味して、前記番組属性記憶手段に記憶さ
れた番組の中から所定の数の番組を抽出することを特徴
とする。
【0023】請求項4記載の発明のデジタル放送受信装
置によれば、指定手段によって複数種類の条件と、これ
ら各条件の優先度とともに、同種の条件間における優先
度を指定されると、条件記憶手段は、指定された複数種
類の条件および各条件の優先度とともに、同種の条件間
における優先度を記憶し、抽出手段は、条件記憶手段に
記憶された複数種類の条件および各条件の優先度ととも
に同種の条件間における優先度を加味して、番組属性記
憶手段に記憶された番組の中から所定の数の番組を抽出
する。これによって、ユーザの要望を、単一的な基準で
はなく、優先度が付けられた複数の条件として反映する
ことができるので、ユーザの要望を的確に反映しなが
ら、要望に沿った番組を抽出することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0025】まず、構成を説明する。図1は、本発明の
実施の形態におけるデジタル放送受信システム1の構成
を示す図である。同図に示すように、デジタル放送受信
システム1は、図示しないアンテナに接続されたチュー
ナーボックス2、テレビ受像機3、および、テレビ受像
機3を操作するリモコン装置4により構成される。
【0026】チューナーボックス2は、アンテナ(図示
略)とテレビ受像機3とに接続されている。このチュー
ナーボックス2はアンテナから入力される放送信号に基
づいて映像信号や音声信号などを生成して、テレビ受像
機3へ出力する。
【0027】ここでアンテナ(図示略)は、CSやBS
など所定の衛星に適合する角度で設置された衛星放送受
信用のパラボラアンテナである。このアンテナは、各種
衛星を介して放送信号を受信すると共に、その受信した
放送信号をチューナーボックス2へ出力する。
【0028】なお、アンテナ(図示略)が受信する放送
信号には、番組の映像や音声のデータの他、現在の時刻
を示す時刻情報やEPG情報などが含まれる。EPG情
報は、現在放送している番組又はこれから放送される番
組についての、ジャンルを識別するためのジャンルコー
ド、タイトル、視聴料金等を示す文字情報、及び放送時
間に関する情報等を含む。
【0029】番組のジャンルとは、番組の内容に関する
属性であって、番組送信局との取り決めにより、予め第
一ジャンルと第二ジャンルとに分類されている。第一ジ
ャンルには、洋画、邦画、スポーツ1、スポーツ2、音
楽、ドラマ/演劇…等の項目がある。更に、それら各々
の第一ジャンルは第二ジャンルによって細分化されてい
る。例えば、第一ジャンルである洋画は更に、アクショ
ン、SFファンタジー、コメディー…等の項目に細分化
されている。
【0030】第一ジャンルの項目と第二ジャンルの項目
には、それぞれジャンルコードが対応付けられている。
デジタル放送で番組が送信される際には、ジャンルコー
ドも送信されるので、当該デジタル放送受信システム1
では、受信した番組のジャンルを識別できる。
【0031】テレビ受像機3は、ディスプレイ31、ス
ピーカー32及びIR(InfraRed)受光部33を備え
る。ディスプレイ31は、チューナーボックス2から入
力される映像信号に応じた画像を表示する。スピーカー
32は、チューナーボックス2から入力される音声信号
に応じた音声を出力する。IR受光部33は、リモコン
装置4から送信される赤外線を受光し、その赤外線の担
う操作信号をチューナーボックス2に出力する。
【0032】リモコン装置4は、後述するIR発光部4
1や各種キー等を備える。このリモコン装置4によれ
ば、各種キー等の押下操作に対応する各種操作信号をI
R発光部41からIR受光部33へ赤外線にて送信する
ので、テレビ受像機3及びチューナーボックス2を遠隔
操作できる。
【0033】次に、図2を参照してデジタル放送受信シ
ステム1を構成する各部の内部回路構成について詳細に
説明する。図2は、デジタル放送受信システム1の内部
構成を示すブロック図である。この図2において、チュ
ーナーボックス2、テレビ受像機3、ディスプレイ3
1、スピーカー32、IR受光部33、リモコン装置
4、及びIR発光部41はそれぞれ、図1に示す各構成
要素に対応するので同じ符号を付している。
【0034】図2に示す様に、チューナーボックス2
は、選局制御装置21及びデジタルチューナー22から
構成される。選局制御装置21は、CPU(Central Pr
ocessing Unit )201、メモリ202、I/O部20
3、入力部204、及びモデム205により構成され
る。これら各々の構成要素は、バス206で接続され、
制御信号やデータ等を互いに送受する。
【0035】CPU201は、メモリ202に格納され
た各種処理プログラムを読込む。そして、CPU201
はその読込んだ処理プログラムに対応する処理を実行す
る。このことにより、チューナーボックス2としての機
能が実現される。このCPU201の処理内容の詳細に
ついては、他の構成要素の説明に際して適宜後述する。
【0036】また、CPU201は、メモリ202に格
納されたアプリケーションプログラムを実行することに
よって、後述する番組抽出処理を実行する。この番組抽
出処理に際して、CPU201は、EPG情報に含まれ
る番組の中から、後述する項目間優先度テーブル202
a、項目内優先度テーブル202b、および履歴情報テ
ーブル202cの設定内容をもとに、ユーザの要望によ
り近い番組を抽出する。
【0037】メモリ202は、CPU201により実行
される各種プログラムや、これらのプログラムに係るデ
ータを記憶する。また、メモリ202は、アンテナ5で
受信するEPG情報に基づいて少なくとも、放送される
番組の放送予定、各番組のジャンルコード、および、有
料化された番組についてはその料金を記憶している。こ
こで、放送予定とは、現在放送中またはこれから放送さ
れる番組の放送開始・終了時刻、チャンネル番号等であ
る。また、ジャンルコードは、第一ジャンルのジャンル
コードと第二ジャンルのジャンルコードとを含む。この
放送予定と各々の番組のジャンルコードとの対応関係
は、EPG情報が送信される毎に適宜内容が更新され
る。
【0038】更に、本実施例において、メモリ202
は、項目間優先度テーブル202a、項目内優先度テー
ブル202b、履歴情報テーブル202cをそれぞれ格
納する。ここで、これら各テーブルの構成について、図
3〜図5を参照して説明する。
【0039】図3は、項目間優先度テーブル202aの
構成を模式的に示す図である。この図3に示すように、
項目間優先度テーブル202aには、ユーザが要望する
番組を表現する複数の項目として、「ジャンル」、「時
間」、「料金」が設定され、これら各項目に対応づけ
て、設定値と参照値が設定されている。これらの項目
は、上記の3種に限られず、EPG情報における番組の
属性であれば、さらに多くの項目を設けることも可能で
ある。
【0040】項目間優先度テーブル202aにおける設
定値は、上記の各項目をどの程度重視するかを、ユーザ
がリモコン装置4の操作によって指定したものである。
操作性に富むユーザインターフェースにするため、各項
目の重要度は「☆」の数により表現されている。
【0041】図3に示す例では、「料金」の項目には
「☆」が5個付けられており、最も重要視されている。
以下、「ジャンル」には4個の「☆」が付され、「時
間」には3個の「☆」が付されている。つまり、図3に
示す例では、ユーザは「料金」が自分の要望に沿ってい
ることを最も重要視し、次いで「ジャンル」が自分の好
みに合っていることを重視し、「時間」が自分の都合に
合っていることは3番目に重要な項目として設定されて
いる。従って、項目間優先度テーブル202aに設定さ
れた各項目は、「料金」、「ジャンル」、「時間」の順
に優先順位が付けられている。
【0042】そして、項目間優先度テーブル202aで
は、ユーザが設定した設定値に対応づけて、CPU20
1によって参照値が設定される。この参照値は、ユーザ
によって付された「☆」の数による重要度を数値化した
ものである。
【0043】図4は、項目内優先度テーブル202bの
構成を模式的に示す図である。同図に示すように、項目
内優先度テーブル202bは、「ジャンル」、「時
間」、「料金」の各項目について、優先すべき内容が設
定されている。
【0044】例えば、「ジャンル」の項目には、「サッ
カー」、「野球(国内)」、「モータースポーツ」等の
優先内容が設定され、各優先内容に対応づけて、「☆」
の数で表現される設定値が設定されている。「サッカ
ー」に対しては、5個の「☆」が設定され、次いで、
「野球(国内)」については4個の「☆」が設定されて
いる。さらに、「モータースポーツ」には3個の「☆」
が設定されている。
【0045】つまり、ユーザの要望として、番組の「ジ
ャンル」に関しては、「サッカー」を最優先し、次いで
「野球(国内)」のジャンルに属する番組を優先し、そ
の次には、「モータースポーツ」のジャンルの番組を優
先するよう設定されている。
【0046】そして、項目内優先度テーブル202bで
は、ユーザが設定した設定値に対応づけて、CPU20
1によって参照値が設定される。この参照値は、ユーザ
によって付された「☆」の数による重要度を数値化した
ものである。
【0047】項目内優先度テーブル202bには、「ジ
ャンル」の項目と同様に、「時間」および「料金」の項
目についても、複数の優先内容が設定されている。図4
に示す例では、「時間」について「1〜2時間」、「1
時間以内」、「その他」の順に、「☆」で表現される設
定値が設定され、さらに、CPU201によって設定値
が数値化された参照値が設定される。なお、項目内優先
度テーブル202bにおける参照値は、後述する履歴情
報テーブル202cの設定内容に応じて、例えば参照値
「40」を「37」に変更する等、CPU201による
変更が可能である。
【0048】また、項目内優先度テーブル202bの各
項目については、図4に示すように、「その他」の優先
内容を設定することも可能である。これにより、ユーザ
は曖昧な設定を行うことも可能であり、利便性の向上が
期待できる。
【0049】図5は、履歴情報テーブル202cの構成
を模式的に示す図である。図4に示すように、履歴情報
テーブル202cには、視聴した番組の履歴が格納され
る。図5に示す例では、1番目の履歴として、「サッカ
ー」のジャンルに属し、放送時間が「2時間」で、料金
が「300円」の番組が格納されている。このように、
実際にリモコン装置4の操作によってユーザが視聴した
番組の履歴を格納し、この履歴に格納された番組のジャ
ンル、時間、料金によって、項目内優先度テーブル20
2bの参照値を変更し、ユーザが設定した設定値と、実
際のユーザの視聴動向とを反映することができる。
【0050】図2に示すI/O(Input/Output)部20
3は、チューナーボックス2に対して、映像機器等の各
種外部の電子機器(図示略)を接続するためのコネクタ
等を備えている。
【0051】入力部204は、電源スイッチ等の各種ス
イッチ(図示略)を備えている。この入力部204は、
ユーザによるスイッチ等の操作に応じた操作信号を生成
し、CPU201へ出力する。尚、入力部204は、リ
モコン装置4との間で赤外線通信を行うためのIR受光
部を備える構成としてもよい。
【0052】モデム205は、公衆電話回線網を介して
データ通信を行うための装置であって、図2に示すよう
に、通信回線に接続されている。このことにより、番組
送信局と双方向にデータ通信が可能である。
【0053】ここで、CPU201が実行する処理のう
ちの一つについて説明する。CPU201は、I/O部
203に接続された外部の機器からの入力指示に基づい
て、所定の通信先へデータを送信する場合には、モデム
205を駆動制御し、そのデータを通信回線を介して所
定の通信先へ送信させる。
【0054】デジタルチューナー22は更に、アンテナ
5に接続されたフィルタ207、増幅回路208、混合
回路209、発振器210、PLL(Phase Locked Loo
p )回路211、IQ復調回路212、A/D(Analog
/Digital)コンバータ213、nPSK復調回路21
4、TMCCデコーダ215、スクランブル解除部21
6、TSデータ分離部217、MPEG2ビデオデコー
ダ218、MPEG2オーディオデコーダ219、ビデ
オメモリ220、画面処理回路221、及びD/A(Di
gital/Analog)コンバータ222により構成される。
【0055】フィルタ207は、アンテナ5から入力さ
れる放送信号のうち、所定の周波数帯の信号のみを通過
させる。増幅回路208は、フィルタ207を通過した
放送信号を増幅する。但し、この増幅回路は特定の周波
数帯域の信号を特に増幅するものであってもよい。
【0056】発振器210は、PLL回路211から入
力される同期信号に基づいて、所定の周波数の発振信号
を生成し、混合回路209へ出力する。PLL回路21
1は、バス206を介してCPU201により指定され
たチャンネルの放送信号のみを抽出及び増幅すべく、C
PU201の制御に従って、発振器210により出力さ
れる発振信号の発振周波数を調整する。
【0057】ここで、CPU201が実行する処理のう
ちの一つについて説明する。CPU201は、入力部2
04又は後述のIR受光部33から入力される指示によ
ってデジタル放送の所定のチャンネルが指定された場合
には、PLL回路311へ制御信号を出力して、指定さ
れたチャンネルの放送電波に同調する周波数を設定させ
る。このことにより、フィルタ207〜D/Aコンバー
タ222の各部によって、指定されたチャンネルで放送
中の映像信号及び音声信号が得られる。
【0058】混合回路209は、発振器210から入力
される発振信号をもとに、増幅回路208から入力され
る信号の周波数を中間周波信号に変換して、後続のIQ
復調回路212へ出力する。
【0059】IQ復調回路212では、混合回路209
から入力された信号を復調し、I(In-phase)信号とQ
(Quadrature-phase)信号とを生成して、A/Dコンバ
ータ213へ出力する。
【0060】A/Dコンバータ213は、IQ復調回路
212から入力されたI信号及びQ信号をサンプリング
してデジタル信号に変換し、nPSK復調回路214へ
出力する。
【0061】nPSK復調回路214は、3種類の方式
による復調を選択的に行う。即ち、BSデジタル放送で
は天候等の条件に応じて、BPSK(Binary Phase Shi
ft Keying )、QPSK(Quadrature Phase Shift Key
ing )、TC8PSK(Trellis Coded 8 Phase Shift
Keying:トレリス符号化8PSK)の3種類の変調方式
が採用されるわけであるが、nPSK復調回路214
は、それぞれの変調方式に対応した復調を選択的に行
う。
【0062】具体的には、nPSK復調回路214で
は、A/Dコンバータ213から入力されるI信号及び
Q信号の中から、前記3種類の変調方式の種別を示す伝
送多重制御信号(TMCC;Transmission and Multipl
exing Configuration Control)を抽出して、そのTM
CC信号をTMCCデコーダ215へ出力する。更に、
nPSK復調回路214は、CPU201から入力され
る制御信号に従って、復調方式を適宜切り換えながら、
上記I信号及びQ信号を復調して、スクランブル解除部
216へ出力する。
【0063】ここで、CPU201が実行する処理のう
ちの一つについて説明する。CPU201は、TMCC
信号に基づいて、常に変調方式を認識している。変調方
式に変更があった場合には、CPU201は、バス20
6を介してnPSK復調回路214へ制御信号を出力
し、変更後の変調方式に対応する変調を実行させる。T
MCCデコーダ215は、nPSK復調回路214から
入力されるTMCCをデコードして、CPU201へ出
力する。
【0064】スクランブル解除部216では、nPSK
復調回路214により復調された信号にスクランブル処
理が施されている場合に、このスクランブル処理を解除
して、TSデータ分離部217へ出力する。
【0065】TSデータ分離部217は、スクランブル
解除部216によってスクランブルが解除された信号か
ら、映像に関する信号、音声に関する信号、その他EP
G情報に関する信号などを抽出する。そして、TSデー
タ分離部217は、映像に関する信号はMPEG2ビデ
オデコーダ218へ、音声に関する信号はMPEG2オ
ーディオデコーダ219へ、EPG情報に関する信号な
どはバス206を介してCPU201へそれぞれ出力す
る。
【0066】ここでCPU201が実行する処理の一つ
について説明する。CPU201は、TSデータ分離部
217からEPG情報が入力される毎に、そのEPG情
報を基に、現在放送中またはこれから放送される番組の
チャンネル番号と、各番組の第一ジャンル及び第二ジャ
ンルのジャンルコードとを対応付けてメモリ202に格
納する。
【0067】EPG情報は、定期的に放送信号と共に送
信されるわけであるが、CPU201はTSデータ分離
部217からEPG情報が入力される毎に、メモリ20
2の内容を更新する。このようにしてメモリ202内の
EPG情報は常に自動的に更新されるので、CPU20
1は、現在放送中の番組又はこれから放送される番組の
各々についてチャンネルとジャンルコードとについて適
宜識別することができる。
【0068】MPEG2ビデオデコーダ218は、ビデ
オメモリ220に設けられたワークエリアを利用して、
TSデータ分離部217から入力される信号をMPEG
2方式に従ってデコードすることによって映像データを
生成し、テレビ受像機3に適合する映像信号に変換し
て、画面処理回路221へ出力する。画面処理回路22
1では、MPEG2ビデオデコーダ218から入力され
た映像信号と、CPU201から入力される表示情報と
を合成して、テレビ受像機3へ出力する。
【0069】また、MPEG2オーディオデコーダ21
9は、TSデータ分離部217から入力される信号をM
PEG2方式に従ってデコードすることによって音声デ
ータを生成し、D/Aコンバータ222へ出力する。D
/Aコンバータ222では、MPEG2オーディオデコ
ーダ219から入力された音声データをアナログ信号に
変換することにより音声信号を生成し、テレビ受像機3
へ出力する。
【0070】次に、テレビ受像機3の構成について説明
する。テレビ受像機3は、制御装置301、表示制御部
302、音声制御部303、ディスプレイ31、スピー
カー32、及びIR受光部33により構成される。
【0071】制御装置301は、チューナーボックス2
の画面処理回路221から入力される映像信号を表示制
御部302へ出力すると共に、D/Aコンバータ222
から入力される音声信号を音声制御部303へ出力す
る。
【0072】表示制御部302は、制御装置301から
入力される映像信号をもとにディスプレイ31を駆動制
御する。このことにより、ディスプレイ31は放送され
た映像を出力する。また、音声制御部303は、制御装
置301から入力される音声信号をもとにスピーカー3
2を駆動制御する。このことにより、スピーカー32
は、放送された音声を出力する。
【0073】IR受光部33は、リモコン装置4のIR
発光部41から発光される赤外線を受光する。そして、
IR受光部33は受信した赤外線に基づいて、各種操作
信号を選局制御装置21のCPU301に出力する。
【0074】続いて、CPU201により実行される番
組抽出処理について、図6のフローチャートを参照して
説明する。
【0075】図6において、CPU201は、まず、ア
ンテナ5によって受信され、メモリ202に格納された
EPG情報を取得する(ステップS1)。
【0076】続いて、CPU201は、メモリ202内
の項目間優先度テーブル202aおよび項目内優先度テ
ーブル202bを参照し(ステップS2)、ステップS
1で取得したEPG情報に含まれる各番組について、項
目間優先度テーブル202aおよび項目内優先度テーブ
ル202bに設定された参照値をもとにスコアを算出す
る(ステップS3)。
【0077】そして、CPU201は、ステップS3で
算出したスコアが上位の番組を抽出し(ステップS
4)、画面処理回路221によってOSD(オンスクリ
ーン・ディスプレイ)情報を生成させることにより、テ
レビ受像機3のディスプレイ31上に一覧表示させる
(ステップS5)。
【0078】ここで、リモコン装置4の操作によって、
ディスプレイ31に一覧表示された番組の中から特定の
番組が指定された場合は(ステップS6;Yes)、指
定された番組の放送をテレビ受像機3によって出力させ
(ステップS7)、本処理を終了する。また、リモコン
装置4による操作がないまま一定時間が経過した場合に
は、そのまま本処理を終了する。
【0079】図7は、図6のステップS5においてディ
スプレイ31上に表示される画面の一例として、候補表
示画面3aを示す図である。図7に示すように、候補表
示画面3aには、番組Aおよび番組Bが表示されてい
る。
【0080】番組Aは、図6のステップS3で算出され
たスコアが最上位であった番組であり、番組Bは、スコ
アが2番であった番組である。ここで、番組Aおよび番
組Bを例にとって、図6のステップS3におけるスコア
の算出方法について説明する。
【0081】番組Aのジャンルは、「野球(国内)」で
ある。図4に示す項目内優先度テーブル202bでは、
優先内容「野球(国内)」に参照値として「40」が設
定されており、図3に示す項目間優先度テーブル202
aでは「ジャンル」に参照値「40」が設定されてい
る。従って、ジャンルに関するスコアは、下記式(1)
により求められる。
【式1】 「野球(国内)」の参照値×「ジャンル」の参照値 =40×40=1600 ・・・(1)
【0082】また、番組Aの放送時間は「2時間」であ
る。項目内優先度テーブル202bにおいては、「その
他」に該当するため、参照値は「10」である。項目間
優先度テーブル202aにおいて、「時間」の参照値は
「30」であるから、時間に関するスコアは、下記式
(2)により求められる。
【式2】 「その他」の参照値×「時間」の参照値 =10×30=300 ・・・(2)
【0083】さらに、番組Aの視聴料金は200円であ
り、項目内優先度テーブル202bにおいては「400
円以下」に該当するので、参照値は「50」となる。項
目間優先度テーブル202aで「料金」の参照値は「5
0」であるから、料金に関するスコアは下記式(3)に
より求められる。
【式3】 「400円以下」の参照値×「料金」の参照値 =50×50=2500 ・・・(3)
【0084】従って、番組Aのスコアは、下記式(4)
により、4400と求められる。
【式4】「ジャンル」に関するスコア+「時間」に関す
るスコア+「料金」に関する スコア=1600+300+2500=4400 ・・・(4)
【0085】同様に、図7に示す例における番組Bのス
コアは、下記式(5)により、3700と求められる。
【式5】 50×40+40×30+10×50=3700 ・・・(5)
【0086】従って、図7に示す候補表示画面3aで
は、番組Aが最上位に、番組Bが2番目に表示される。
そして、ユーザに対して、スコアを模式的に示すため、
候補表示画面3aでは記号「◎」の数によってスコアを
表現している。これにより、ユーザは、およそのスコア
を知ることができ、番組を選択する目安とすることがで
きる。
【0087】さらに、候補表示画面3aでは、番組Bに
ついて、符号Cで示すように「放送中」のメッセージが
表示されている。このメッセージは、当該番組が放送中
であることを示すものである。このメッセージによっ
て、ユーザは、当該番組の放送が既に始まっていること
を知ることができる。
【0088】有料の番組については、放送が既に開始さ
れているか否かが番組を視聴するかどうかの重要な判断
基準となる。図7中に符号Cで示すメッセージの有無に
より、ユーザは、該番組を視聴するかどうかを決める重
要な情報を得られる。
【0089】なお、図7に示す候補表示画面3aの表示
中にリモコン装置4における所定の操作が行われた場合
に、候補表示画面3aに表示されている各番組よりさら
にスコアの低い番組を一覧表示するように、画面を切り
換えるものとしても良い。
【0090】以上のように、本発明の実施の形態におけ
るデジタル放送受信システム1によれば、メモリ202
内に項目間優先度テーブル202aおよび項目内優先度
テーブル202bを格納し、これらのテーブルにおいて
ユーザが予め設定した設定値を数値化した参照値をもと
に、EPG情報に含まれる番組についてスコアを算出
し、スコアの高い番組をディスプレイ31に一覧表示さ
せることで、ユーザの要望に近い番組を一覧表示させる
ので、ユーザの多岐にわたる要望に沿った番組を抽出す
ることができる。即ち、単に番組のジャンルのみ、或い
は放送時間のみについて適合する番組を抽出するのでは
なく、複数の項目に重みづけを行った上で演算処理を行
い、複数の項目から判断するので、各番組を総合的に判
断し、ユーザの要望に近い番組を抽出することができ
る。
【0091】また、項目間優先度テーブル202aおよ
び項目内優先度テーブル202bに設定される参照値
が、ユーザが視聴した番組に関する情報を格納した履歴
情報テーブル202cの内容に基づいて、CPU201
によって適宜変更される場合は、ユーザが意図して設定
した設定値と、実際の視聴動向とを反映して、適合する
番組を抽出できる。これにより、より忠実にユーザの要
望に沿った番組を抽出することができる。
【0092】なお、上記実施の形態においては、メモリ
202内には、項目間優先度テーブル202a、項目内
優先度テーブル202bおよび履歴情報テーブル202
cをそれぞれ一つずつ格納する構成としたが、デジタル
放送受信システム1を複数のユーザが使用する場合は、
ユーザ毎に、項目間優先度テーブル202a、項目内優
先度テーブル202bおよび履歴情報テーブル202c
を格納し、図6に示す番組抽出処理に際して、リモコン
装置4によってユーザを指定入力するようにしても良
い。この場合、複数のユーザに対して、それぞれの要望
に沿った番組を抽出して一覧表示することができる。
【0093】また、上記実施の形態において、項目内優
先度テーブル202bには正の値の設定値および参照値
のみが設定されていたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、負の値を設定できるようにしても良い。例
えば、「ジャンル」の項目において優先内容「アダル
ト」に参照値「−200」が設定されていれば、図6の
番組抽出処理では、「アダルト」のジャンルに属する番
組が候補表示画面3aに表示されることがない。このよ
うに、特定の属性を有する番組を抽出させないようにす
ることが可能となり、若年者や青少年への有害な情報を
遮断することも可能になる。
【0094】さらに、上記実施の形態においては、チュ
ーナーボックス2をテレビ受像機3に外部接続する構成
としたが、チューナーボックス2の機能を発現するモジ
ュールをテレビ受像機3に内蔵する構成とすることも勿
論可能である。
【0095】また、図6のステップS3に示す処理にお
いて、各番組のスコアを演算処理する方法についても、
上記の方法に限定されず、その他細部構成についても適
宜変更可能である。
【0096】
【発明の効果】請求項1記載の発明のデジタル放送受信
装置、および、請求項5記載の発明のデジタル放送にお
ける番組抽出方法によれば、EPG情報等の情報をもと
にユーザの要望に沿った番組を抽出する際に、ユーザが
希望する複数の条件を総合的に反映させることができ
る。従って、ユーザの嗜好のみならず、時間的な都合や
料金等、様々な面でユーザの要望に沿った番組を効率よ
く抽出することができ、非常に高い利便性を有するデジ
タル放送受信装置を提供できる。
【0097】請求項2記載の発明のデジタル放送受信装
置によれば、抽出手段により抽出された番組をテレビ受
像機により一覧表示させる表示制御手段をさらに備える
ので、抽出した結果をもとにすぐに所望の番組を選択す
ることができ、より一層の利便性の向上が図れる。
【0098】請求項3記載の発明のデジタル放送受信装
置によれば、条件記憶手段に記憶された番組の中から、
効率よく番組を抽出できる。これにより、迅速な処理に
よってより一層の利便性の向上を図れるとともに、要求
されるハードウェア性能を低く抑えることで低コスト化
が可能になる。
【0099】請求項4記載の発明のデジタル放送受信装
置によれば、ユーザの要望を単一的な基準ではなく、優
先度が付けられた複数の条件として反映することができ
るので、ユーザの要望を的確に反映しながら、要望に沿
った番組を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態のデジタル放送
受信システム1の構成を示す図である。
【図2】図1のデジタル放送受信システム1を構成する
各部の内部回路を示すブロック図である。
【図3】図1のメモリ202に格納される項目間優先度
テーブル202aの構成を模式的に示す図である。
【図4】図1のメモリ202に格納される項目内優先度
テーブル202bの構成を模式的に示す図である。
【図5】図1のメモリ202に格納される履歴情報テー
ブル202cの構成を模式的に示す図である。
【図6】図1のCPU201により実行される番組抽出
処理を示すフローチャートである。
【図7】図6に示す番組抽出処理でディスプレイ31に
表示される画面の一例としての候補表示画面3aを示す
図である。
【符号の説明】
1 デジタル放送受信システム 2 チューナーボックス 3 テレビ受像機 4 リモコン装置 5 アンテナ 21 選局制御装置 22 デジタルチューナー 31 ディスプレイ 32 スピーカー 33 受光部 41 発光部 202 メモリ 203 I/O部 204 入力部 205 モデム 206 バス 207 フィルタ 208 増幅回路 209 混合回路 210 発振器 211 PLL回路 212 IQ復調回路 213 コンバータ 214 nPSK復調回路 215 TMCCデコーダ 216 スクランブル解除部 217 TSデータ分離部 218 ビデオデコーダ 219 オーディオデコーダ 220 ビデオメモリ 221 画面処理回路 222 D/Aコンバータ 301 制御装置 302 表示制御部 303 音声制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/035

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル放送で放送される番組の中から条
    件に沿った番組を抽出するデジタル放送受信装置におい
    て、 放送される番組の情報と各番組に係る属性を示す属性情
    報とを対応づけて記憶する番組属性記憶手段と、 複数種類の条件と、これら各条件の優先度とを指定する
    指定手段と、 この指定手段により指定された複数種類の条件および各
    条件の優先度を記憶する条件記憶手段と、 この条件記憶手段に記憶された複数種類の条件および各
    条件の優先度に基づいて、前記番組属性記憶手段に記憶
    された番組の中から所定の数の番組を抽出する抽出手段
    と、 を備えることを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 【請求項2】前記抽出手段により抽出された番組をテレ
    ビ受像機により一覧表示させる表示制御手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信
    装置。
  3. 【請求項3】前記抽出手段は、 前記条件記憶手段に記憶された複数種類の条件および各
    条件の優先度に基づいて、前記番組属性記憶手段に記憶
    された各番組の属性をもとに各番組の順位づけを行う順
    位算出手段と、 この順位算出手段により順位づけられた各番組のうち上
    位の番組を選択抽出する上位番組抽出手段とによってな
    ることを特徴とする請求項1または2記載のデジタル放
    送受信装置。
  4. 【請求項4】前記指定手段は、複数種類の条件と、これ
    ら各条件の優先度とともに、同種の条件間における優先
    度を指定するものであり、 前記条件記憶手段は、前記指定手段により指定された複
    数種類の条件および各条件の優先度とともに、同種の条
    件間における優先度を記憶するものであり、 前記抽出手段は、前記条件記憶手段に記憶された複数種
    類の条件および各条件の優先度とともに同種の条件間に
    おける優先度を加味して、前記番組属性記憶手段に記憶
    された番組の中から所定の数の番組を抽出することを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載のデジタル放
    送受信装置。
  5. 【請求項5】デジタル放送受信装置により受信可能な番
    組の中から条件に沿った番組を抽出するデジタル放送に
    おける番組抽出方法であって、 放送される番組の情報と各番組に係る属性を示す属性情
    報とが対応づけられた番組属性情報と、予め指定された
    複数種類の条件と、これら各条件の優先度とに基づい
    て、前記番組属性情報に含まれる番組の中から所定の数
    の番組を抽出することを特徴とするデジタル放送におけ
    る番組抽出方法。
JP2000292808A 2000-09-26 2000-09-26 デジタル放送受信装置、および、デジタル放送における番組抽出方法 Expired - Fee Related JP3568196B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000292808A JP3568196B2 (ja) 2000-09-26 2000-09-26 デジタル放送受信装置、および、デジタル放送における番組抽出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000292808A JP3568196B2 (ja) 2000-09-26 2000-09-26 デジタル放送受信装置、および、デジタル放送における番組抽出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002112132A true JP2002112132A (ja) 2002-04-12
JP3568196B2 JP3568196B2 (ja) 2004-09-22

Family

ID=18775690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000292808A Expired - Fee Related JP3568196B2 (ja) 2000-09-26 2000-09-26 デジタル放送受信装置、および、デジタル放送における番組抽出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3568196B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005018369A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Nec Corp 列車の座席予約システム、座席予約サーバ、プログラム、及び列車の座席予約方法
WO2005027512A1 (ja) * 2003-09-11 2005-03-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. コンテンツ選択方法およびコンテンツ選択装置
JP2009517948A (ja) * 2005-11-30 2009-04-30 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 少なくとも1つのコンテンツ項目の推奨を生成する方法及び装置
JP2014523176A (ja) * 2011-06-30 2014-09-08 トムソン ライセンシング ユーザの好みに従う自動記録のための方法及び装置
JP2014523688A (ja) * 2011-06-30 2014-09-11 トムソン ライセンシング 使用者の好みに従って自動録画するための方法および装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0970020A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Sony Corp Isdb用受信装置
JP2000013708A (ja) * 1998-06-26 2000-01-14 Hitachi Ltd 番組選択支援装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0970020A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Sony Corp Isdb用受信装置
JP2000013708A (ja) * 1998-06-26 2000-01-14 Hitachi Ltd 番組選択支援装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005018369A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Nec Corp 列車の座席予約システム、座席予約サーバ、プログラム、及び列車の座席予約方法
WO2005027512A1 (ja) * 2003-09-11 2005-03-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. コンテンツ選択方法およびコンテンツ選択装置
JP2009517948A (ja) * 2005-11-30 2009-04-30 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 少なくとも1つのコンテンツ項目の推奨を生成する方法及び装置
JP2014523176A (ja) * 2011-06-30 2014-09-08 トムソン ライセンシング ユーザの好みに従う自動記録のための方法及び装置
JP2014523688A (ja) * 2011-06-30 2014-09-11 トムソン ライセンシング 使用者の好みに従って自動録画するための方法および装置
US9118971B2 (en) 2011-06-30 2015-08-25 Thomson Licensing Method and apparatus for automatic recording according to user preferences

Also Published As

Publication number Publication date
JP3568196B2 (ja) 2004-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7469413B1 (en) Receiving apparatus, method therefor, signal processing apparatus, method therefor and memory medium
KR100718568B1 (ko) 방송 프로그램, 프로그램 가이드 및 채널 식별 데이터를 획득하고 처리하기 위한 방법
KR100676860B1 (ko) 온-스크린 디스플레이 인터페이스 시스템을 통해서 사용자가 선택한 선호 멀티미디어 서비스를 네비게이팅할 수 있게 하는 방법
US6879349B2 (en) Broadcasting receiver with automatic audio selection function
US20020104102A1 (en) Channel selection device for use in digital/analog broadcasting receiver and digital/analog broadcasting receiver equipped with the same
JP2002125169A (ja) 番組案内装置および番組案内方法
JP2001197396A (ja) テレビジョンチャンネルのスペクトルをサーフする方法
JP2002094893A (ja) 番組案内表示装置及び番組案内表示方法
JP2010233276A (ja) アプリケーション・ソフトウェア・プログラムにおいて広告に表示されたプログラムを選択する方法
JP2007519289A (ja) 番組推薦機能を搭載した映像受信装置及び番組推薦方法
KR100456010B1 (ko) 복수의 튜너를 갖는 텔레웹정보 수신장치 및 채널검색방법
US8646003B2 (en) Method and device for displaying electronic program guide
JPH1132267A (ja) 番組選択表示装置および番組選択表示方法
JP3568196B2 (ja) デジタル放送受信装置、および、デジタル放送における番組抽出方法
JP2004179716A (ja) ディジタル放送受信装置
JP2000261733A (ja) 放送受信装置
KR100776004B1 (ko) 방송수신장치 및 채널탐색방법
JP2001008124A (ja) 多チャンネルテレビジョン放送システムの番組ガイド装置
EP2077034B1 (en) Control device and method for channel searching in image display device
KR100462608B1 (ko) 텔레비전에서의 채널 예약 제어 방법 및 장치
KR100860173B1 (ko) 채널설정정보 공유 장치 및 방법
JP3644535B2 (ja) デジタル放送受信装置、及び、テレビ受像機
JP2001197394A (ja) 送信機及び受信機
JP2004194031A (ja) 番組選択方式
JP2006340111A (ja) ディジタル放送受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080625

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090625

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120625

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120625

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees