JP2004194031A - 番組選択方式 - Google Patents

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信春 市橋
Hideto Sakakima
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Abstract

【課題】番組選択時の応答を改善する。
【解決手段】2つの放送受信手段201,301を具備し、TS切替手段302が、その出力を選択してデマルチプレクサ202に供給する。チャンネルアップの操作に対して、CPU207は、番組情報記憶手段209の情報をもとに次に設定するチャンネルNCHとして、現在、受信しているチャンネルCCHの「1つ上」のチャンネルを選択する。CPU207は、放送受信手段201,301の内、現在、表示用に受信中の放送受信手段でない方にNCHを設定し、その放送受信手段の出力をデマルチプレクサ202に供給するようにTS切替手段302を制御する。NCH,CCHを更新し、表示用に受信中の放送受信手段でない方の放送受信手段にNCHを予め設定しておく。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送の放送チャンネルの選局方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
アナログ放送では、リモコン等の操作ボタンによりチャンネルを選局して受信周波数を設定する。チューナが、受信信号をベースバンド信号に変換し、NTSC復号器等が色信号、水平同期信号、垂直同期信号及びクロックを生成し、表示器に出力する。更に、チューナ及び復号器を複数系統具備し、マルチ画面で複数のチャンネルを同時表示可能なテレビ受信器が存在する。
【0003】
デジタル放送の場合、リモコン等の操作ボタンによりチャンネル(サービスID)を選局することにより受信周波数及びトランスポートストリーム識別(TSID)を設定する。チューナが、受信信号をトランスポートストリーム(TS)信号に変換する。TS信号は、映像、音声及びその他のデータに復号された後、色信号、水平同期信号、垂直同期信号及びクロックが生成され、表示器に印加される。デジタル放送では、デジタルデータであるTS信号をハードディスク等の蓄積メディアに蓄積し、再生することで、タイムシフト視聴を行える。
【0004】
図1はデジタル放送受信システムの概略構成図を示す。1は、デジタル放送を受信し、複数の番組の受信結果を出力するIRD(Integrated Receiver/Decoder)である。2はIRD1からの映像音声を出力するモニタ、3は、IRD1からモニタ2に映像音声信号を伝送するケーブル、4は、IRD1に命令を送るリモートコントローラ(以後、リモコンと略す。)、5は、衛星方法及び地上波等のデジタルテレビ放送信号を受信するアンテナである。
【0005】
図2は、IRD1の概略構成ブロック図を示す。201は、アンテナ5からのデジタル放送信号を受信、選局してTS信号を出力する放送受信手段である。202は、TS切替手段211から出力されるTS信号をパケット識別子(PID)でフィルタリングし、各種データに分別するデマルチプレクサである。203は、デマルチプレクサ202によって分別されたMPEG2映像データを復号するMPEG2ビデオデコーダである。204は、MPEG2ビデオデコーダ203により復号された映像信号とCPU207により作られた表示データを元に描画した画像を合成しNTSC等の表示器に合った信号フォーマットに変換する表示データ生成手段である。
【0006】
205は、デマルチプレクサ202によって分別されたMPEG2音声データを復号するMPEG2オーディオデコーダである。206は、MPEG2オーディオデコーダ205の復号結果をステレオ音声等の音声信号として外部に出力するD/A変換器である。
【0007】
207は、デマルチプレクサ202により分別された各種テーブルデータ(PAT、NIT、PMT、BAT、SDT、EIT、TOT及びCAT)及びデータ放送データを解読し、表示すべき情報を表示データ生成手段204に出力し、番組情報として記憶すべき情報を番組情報記憶手段209に記憶させ、各手段を制御するCPU(中央処理装置)である。
【0008】
208は、図示しないCPU、ROM及びRAM等から構成されるICカードの読取装置を含み、ICカードに含まれている暗号解読キーと解読プログラムを用いてデマルチプレクサ202により暗号化TSを分別させるコンディショナル・アクセス・モジュール(CAM)である。
【0009】
209は、CPU207により処理された各種テーブルデータを番組選択のための番組情報として記憶し、IRD1の電源を切っても内容を失わない番組情報記憶手段である。210は、リモコン4等の操作によりチャンネル選択等を行う操作手段、211は、放送受信手段201から出力されるTS信号をデマルチプレクサ202及びTS蓄積手段212のどちらに出力するかを切り替え、また、TS蓄積手段212に蓄積されているTS信号をデマルチプレクサ202に出力するかどうかを切り替えるTS切替手段である。212は、放送受信手段201を信号源としてTS信号を蓄積し、蓄積したTS信号をデマルチプレクサに出力するTS蓄積手段である。
【0010】
使用者が衛星やCATV又は地上波等のデジタル放送を視聴するには、リモコン4等を用いて操作手段210を経てCPU207にチャンネル(サービスID)を指示する。CPU207は、指示されたチャンネル(サービスID)に応じた周波数及びTSID等を放送受信手段201に設定し、放送受信手段201は、アンテナ5で受信した信号から、その周波数及びTSID等の信号を抽出し、TS信号に変換する。TS信号はデマルチプレクサ202によって映像データ、音声データ、その他データに分別され、映像データはMPEG2ビデオデコーダ203に、音声データはMPEG2オーディオデコーダ205に、その他データはCPU207に印加される。
【0011】
暗号化されたTS信号の場合、復号には、CAM208の暗号解読キーと解読プログラムが必要となる。MPEG2ビデオデコーダ203は、MPEG方式で圧縮されているビデオ信号をデコードし、表示データ生成手段204に印加し、表示データ生成手段は、そのビデオ信号を表示用の信号に変換する。MPEG2オーディオデコーダ205は、MPEG方式で圧縮されているオーディオ信号をデコードし、D/A変換器206に印加し、D/A変換器206は、D/A変換された左チャンネルと右チャンネルのオーディオ信号を出力する。復号された映像及び音声は、ケーブル3により接続されたモニタ2に印加され、再生出力される。
【0012】
また、受信放送を保存し、保存した放送を再生して視聴するタイムシフト視聴を行うには、放送受信手段201から出力されるTS信号をTS蓄積手段212に蓄積する。その際、TS信号は、TS切替手段211により放送受信手段201からTS蓄積手段212に供給される。保存されたTS信号を再生するときには、TS切替手段211は、TS蓄積手段212から記憶されるTS信号を読み出し、デマルチプレクサ202に供給する。TS切替手段211は、放送受信手段201から出力されるTS信号と、TS蓄積手段212から読み出されるTS信号が同時にデマルチプレクサ202に供給されないように動作する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来、マルチ画面表示を行うことのできるテレビ受信器において、全画面表示の際、複数系統の受信系(チューナ及び復号器等)の一つしか使用されない。
【0014】
また、デジタルテレビ放送のような多くのチャンネルが存在するサービスにおいて、目的の番組がどのチャンネル番号に対応するのかわからない場合、又は、見たいと思う番組を探す場合に、チャンネル番号のアップダウン、または、番組一覧から番組選択を行うことになる。しかし、この方法では、目的の番組にたどり着くために一つ一つ移動する操作を必要とし、しかも、選局される度に画像復号処理を行うので、目的の番組に到達するのに長い時間がかかってしまう。
【0015】
本発明は、このような不都合を解消する番組選択方式を提示することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するため、本発明によれば、複数のチューナを持つテレビ受信器において、リモコン等の操作ボタンの操作方法によって、複数あるチューナへの選局指示の方法を変えることで選局から表示までの時間を短縮する。
【0017】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0018】
(第1実施例)
図3は、本発明の一実施例であるIRD1aの概略構成ブロック図である。図2に示す従来例と同じ構成要素には、同じ符号を付してある。即ち、本実施例には第2の放送受信手段301を設け、TS切替手段302は、放送受信手段201,301から出力されるTS信号のTS蓄積手段212への供給、並びに、放送受信手段201,301から出力されるTS信号及びTS蓄積手段212から読み出されたTS信号のデマルチプレクサ202への供給を制御する。TS切替手段302の機能の詳細は後述する。
【0019】
TS蓄積手段212は、放送受信手段201及び放送受信手段301を信号源としてTS信号を蓄積し、蓄積したTS信号をTS切替手段302を通してデマルチプレクサ202に出力することで、タイムシフト視聴が実現される。
【0020】
このような、2つの放送受信手段201、301を持ち、番組の視聴中に別番組を保存可能な構成において、TS蓄積手段212を使用していない場合、放送受信手段201及び同301のどちらかが使われていない状況となる。このような状況において使用者が視聴する場合で、目的の番組のチャンネルが予め決まっていないとき、使用者は視聴したいと思う番組を探さなくてはならない。
【0021】
図4は、リモコン4の平面図を示す。401は、図3に示すIRD1aをコントロールするための命令を入力する操作ボタン、402は、操作ボタン401の命令を赤外線等の無線信号として送信する送信部である。
【0022】
操作ボタン401は、IRD1aの電源のオン・オフを決める電源ボタン、希望の数字を入力するための0〜9の数字ボタン、数字ボタンの入力を取り消す取消ボタン、数字ボタンの入力を決定する決定ボタン、電子番組情報の表示を指示する番組情報ボタン、TS蓄積手段212に対して蓄積を指示する録画ボタン、再生を指示する再生ボタン、停止を指示する停止ボタン、電子番組情報からの番組検索を指示する番組検索ボタン、出力音声の音量の増減を指示する音量+−ボタン、出力音声の断を指示する消音ボタン、及びチャンネル番号の増減を指示するチャンネル+−ボタン等がある。
【0023】
使用者が目的の番組を探すもっとも簡単な操作方法は、操作ボタン401のチャンネル+−ボタンにより、受信可能なチャンネルを逐次、選局する方法である。デジタル放送では、受信可能なチャンネル番号が000〜999まであり、番組の数が非常に多い。その結果、使用者はたくさんある番組の中から目的の番組を選択することが困難となる。目的のチャンネル番号が判っている場合は、数字ボタンで3桁入力後、決定ボタンを押すことで選局できる。
【0024】
目的とする番組がはっきり決まっていない場合、チャンネル+−ボタンを押すことでチャンネル番号を変更し、気に入る番組まで移動しながら探し選択することとなる。この選局方法は、チャンネル+−ボタンを押す毎に番組の選局を行い、放送を復号することになる。しかし、デジタル放送は、アナログ放送と違い、復号により長い時間がかかる。第1に、放送受信手段201,301を目的のチャンネルに設定し、受信状態が安定するまでに約0.4秒かかると言われている。第2に、MPEG2で圧縮された画像を復号するためにはイントラピクチャ(Iピクチャ)を受信しなければならず、Iピクチャは最大0.5秒、送られて来ない場合がある。これらの条件により、チャンネル+−ボタンを押してから表示されるまでには、最大約1秒くらいの時間がかかってしまう。また、この問題は、使用者が操作してから番組が表示されるまでの時間差により強調され、使用者が誤操作する可能性を多くしてしまう。
【0025】
本実施例では、チャンネル+−ボタンを操作した場合、チャンネル+ボタンかチャンネル−ボタンかで放送受信手段201と同301への受信設定を決める。受信可能なチャンネル番号はNIT(ネットワーク情報テーブル)に記述されており、このチャンネル番号情報(サービスリスト)は番組情報記憶手段209に記憶されている。チャンネル番号情報には、サービスID(プログラムナンバー及びチャンネル番号)、サービスタイプ、放送周波数及びTSID等が含まれる。通常、この情報は変化しないので、一度記憶しておくことにより、変化したかどうかを確認するだけでよい。
【0026】
本実施では、NITに変化がない状況で、かつチャンネル番号情報は既に番組情報記憶手段209に記憶されているものとし、組情報記憶手段209への記憶方法及び更新方法については説明しない。図6は、番組情報記憶手段209に記憶する情報の例を示す。
【0027】
IRD1aの電源を入れると、放送受信手段201、301は、以前、電源を切った時の設定に応じてそれぞれ受信する。また、TS切替手段302も、電源を切った時の切替状態に切り替わる。ここで、放送受信手段201とデマルチプレクサ202がつながっており、放送受信手段201から出力されるTSがデマルチプレクサ202に入力されていると仮定する。この状態では、TS蓄積手段212は動作しておらず、放送受信手段301はどこともつながっていない状態で、モニタ2は、放送受信手段201の受信している番組を表示する。
【0028】
この状態において、操作ボタン401のチャンネル+−ボタンの操作における放送受信手段201,301及びTS切替手段302の設定を説明する。図5は、使用者がチャンネル+−ボタンを押した場合における設定の動作フローチャートである。放送受信手段201は161chを受信し、出力中であるとする。
【0029】
使用者がチャンネル+ボタンを押した場合、S501において、CPU207はリモコン4からの命令を解析し、その指示がチャンネルアップであると判したとする。S502において、CPU207は、番組情報記憶手段209の情報をもとに次に設定するチャンネル(以後、NCHとする)として、現在、受信しているチャンネル(以後、CCHとする)の「1つ上」のチャンネルを選択する。「1つ上」とは、番組情報記憶手段209に記憶されている受信可能番組の中で、現在、受信しているチャンネル番号の次に大きいチャンネル番号をもつチャンネルのことである。図6に示す例では、CCHが161chである時、NCHは171chである。
【0030】
S503において、CPU207は、現在、出力されているチャンネルが放送受信手段201(以後、Aとする)のチャンネルであるならば、放送受信手段301(以後、Bとする)にNCHを設定し、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、AにNCHを設定する。結局、BにNCHの171chを設定する。
【0031】
S504において、CPU207は、TS切替手段302に対して、現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルであるならば、Bに出力を切り替え、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、Aに出力を切り替える。結局、出力をBに切り替え、171chを表示する。
【0032】
S505において、CPU207は、CCHにNCHの値を代入し、NCHに「1つ上」のチャンネルを選択する。これにより、図6に示す例では、CCHが171ch、NCHが181chになる。
【0033】
S506において、CPU207は、現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルであるならば、BにNCHを設定し、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、AにNCHを設定する。これにより、AにNCHの181chが設定される。
【0034】
S507において、CPU207はリモコン4からの命令の解析を行い指示されたことがチャンネルアップであると判断したとする。S508において、CPU207は、TS切替手段302に対して現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルであるならばBに出力を切り替え、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならばAに出力を切り替える。これにより、出力をAに切り替え、181chを表示する。
【0035】
使用者がチャンネル+ボタンを押し続けると、逐次、「1つ上」のチャンネルが出力されていない放送受信手段に設定され、ボタンを押すことで出力が切り替わる。ただし、チャンネルが上限である999chを超える設定となる場合は、0chに戻って設定する。
【0036】
Aが161chを受信し、出力中である場合、S501及びS507において、CPU207が、リモコンからの命令の解析を行い、指示されたのがチャンネルダウンであると判断すると、S509において、CPU207は、番組情報記憶手段209の情報をもとに、S502において、NCHとしてCCHの「1つ下」のチャンネルを選択する。「1つ下」とは、番組情報記憶手段209に記憶されている受信可能番組の中で、現在、受信しているチャンネル番号の次に小さいチャンネル番号をもつチャンネルのことである。図6に示す例では、CCHが161chである時、NCHは151chである。
【0037】
S510において、CPU207は、現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルあるならば、BにNCHを設定し、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、AにNCHを設定する。これにより、BにNCHとして151chが設定される。
【0038】
S511において、CPU207は、TS切替手段302に対して現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルであるならば、Bに出力を切り替え、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、Aに出力を切り替える。これにより、出力がBに切り替わり、151chが表示される。
【0039】
S512において、CPU207は、CCHにNCHの値を代入し、NCHに「1つ下」のチャンネルを選択する。これにより、CCHは151chになり、NCHは141chになる。
【0040】
S513において、CPU207は、現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルであるならば、BにNCH設定し、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、AにNCHを設定する。これにより、AにNCHとして141chが設定される。
【0041】
S514において、CPU207は、リモコンからの命令を解析し、その指示がチャンネルダウンであると判断すると、以下のように処理する。即ち、S515において、CPU207は、TS切替手段211に対して現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルであるならばBに出力を切り替え、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならばAに出力を切り替える。これにより、出力がAに切り替えられ、141chが表示される。
【0042】
使用者がチャンネルボタンを押し続けると、逐次、「1つ下」のチャンネルが出力されていない放送受信手段に設定され、ボタンを押すことで出力が切り替わる。ただし、チャンネルが下限である0chに達すると、999chに戻り、再設定される。
【0043】
このように、放送受信手段201及び放送受信手段301が受信設定にかかる時間分を短縮して出力することが可能となるので、使用者の指示に対してより早く反応することが可能となり、使用者は、誤操作することなく目的の番組を探すことができる。
【0044】
(第2実施例)
図7は、本発明の第2実施例のIRD1Bの概略構成ブロック図を示す。従来例及び第1実施例と同じ構成要素には同じ符号を付してある。
【0045】
701は、放送受信手段201,301と同様に、アンテナ5からのデジタル放送信号を受信、選局してTS信号を出力する放送受信手段である。702は、デマルチプレクサ202と同様に、TS切替手段706から出力されるTS信号をパケット識別子(PID)でフィルタリングし、各種データに分別するデマルチプレクサである。703は、デマルチプレクサ702によって分別されたMPEG2映像データを復号するMPEG2ビデオデコーダである。704は、デマルチプレクサ702によって分別されたMPEG2音声データを復号するMPEG2オーディオデコーダである。705は、CAM208と同様に、図示しないCPU、ROM及びRAM等から構成されるICカードの読取装置を含み、ICカードに含まれている暗号解読キーと解読プログラムを用いてデマルチプレクサ702により暗号化TSを分別させるコンディショナル・アクセス・モジュール(CAM)である。
【0046】
TS切替手段706は、放送受信手段201、放送受信手段301及び放送受信手段701から出力されるTS信号をデマルチプレクサ202、デマルチプレクサ702及びTS蓄積手段212のいずれに出力するかを切り替えることができ、また、TS蓄積手段212に蓄積されているTS信号をデマルチプレクサ202及びデマルチプレクサ702に出力するかどうかを切り替えることができる。
【0047】
このような、3つの放送受信手段201、301、701を持ち、2番組同時出力可能で、番組の視聴中に別番組を保存可能な構成において、2番組同時出力をせず、TS蓄積手段212を使用していない場合、放送受信手段201,301及び701のいずれかしか使われていない状況となる。このような状況で使用者が視聴する場合、目的の番組のチャンネルが予め決まっていないことが考えられ、使用者は視聴したいと思う番組を探さなくてはならない。
【0048】
使用者は、リモコン4等を用いてチャンネルを変更することにより番組を選択することとなるが、本実施例では、電子番組情報を用いた画面操作により番組を選択でき、その際に複数の放送受信手段201,301,701を使用する。
【0049】
図8は、電子番組情報を用いた番組検索の表示例を示す。801は、番組一覧、ジャンル、キーワード等の項目が含まれる電子番組情報から番組を検索するための検索種類の項目、802は、検索種類の項目801でジャンルが選択された際のジャンル項目、803は、番組検索の操作に用いるリモコン4のキーガイド、804は、検索の実行を行うか否かを選択する決定項目、805は、現在受信している番組を見ることができるプレビュー画面である。
【0050】
ここでは、番組検索の種類としてジャンルを選択し、ジャンル項目で「報道・時事」を選択する例を説明する。
【0051】
使用者は、リモコン4の操作ボタン401にある番組検索ボタンを押すことで、図8に示す表示例にある番組検索の画面が表示される。使用者は、この画面上で電子番組情報を用いた番組検索を行うことができる。
【0052】
操作ボタン401の数字ボタン2、4、6、8を方向キーとして用いる。即ち、数字ボタン4が左で6が右への移動で項目移動ボタンとして機能し、数字ボタン2が上で8が下への移動で項目選択として機能する。
【0053】
まず、検索種類の項目801に表示されている項目を選択する。この例では、ジャンルを選択し、右に移動することで項目を決定する。
【0054】
ジャンルを選択したことでジャンル項目802が表示され、その何れかの項目が選択可能になる。図8に示す例では、「報道・時事」が選択されている。
【0055】
以上の選択で良ければ、実行項目804で「決定」を選択し、右に移動して、その選択を決定する。右に移動して決定する代わりに、リモコン4の操作ボタン401の決定ボタンを押すことによっても、決定することができる。これらの操作方法は、キーガイド803に表示される。
【0056】
その他、検索種類として番組一覧を選択した場合は、チャンネル順の番組一覧(図示せず。)が検索結果として表示される。また、検索種類としてキーワードを選択した場合、次にキーワードを決めるための入力手段が現れ、キーワードを決めると、キーワードに一致する語句が入っている番組一覧(図示せず。)が検索結果として表示される。
【0057】
検索結果は、検索結果画面に表示される。図9は、検索結果画面の一例を示す。報道・時事のジャンルに適合する番組一覧の表示例であり、901は、ジャンル検索の報道・時事によることを示す検索方法項目、902は、検索方法項目901の条件に適合した番組の番組一覧、903は、番組一覧902から番組を選択するための操作に用いるリモコン4のキーガイド、904は、選択を終了するか否かを選択する決定項目、905は、リモコン4を用いて番組一覧902の中の番組を選択した時に、その番組またはそのチャンネルを見ることができるプレビュー画面、906は、リモコン4を用いて番組選択等を行うためのカーソルである。
【0058】
使用者が目的の番組を探す方法として、上述したような画面操作によって電子番組情報から番組を選択する方法がある。検索結果がただ1つであれば、使用者はその番組を見るか見ないかだけを決めればよいが、検索結果の番組が複数ある場合、使用者は気に入る番組までカーソル906を移動しながら、個々の番組を選択しなくてはならない。
【0059】
本実施例によれば、リモコン4の操作ボタン401を操作して放送受信手段201、301、701への受信設定を決める。受信を行うチャンネルのチャンネル番号は検索結果の番組一覧902に記述されており、この情報と放送受信手段201、301、701の設定に必要なチャンネル番号情報は、番組情報記憶手段209に記憶されている。
【0060】
放送受信手段201、301、701は、番組検索を行う前の設定に応じてそれぞれ受信する。また、TS切替手段706についても、番組検索を行う前の切替状態を維持する。ここで、放送受信手段201とデマルチプレクサ202、放送受信手段301とデマルチプレクサ702がつながっており、放送受信手段201から出力されるTSがデマルチプレクサ202に入力され、放送受信手段301から出力されるTSがデマルチプレクサ702に入力されていると仮定する。この状態では、TS蓄積手段212は動作しておらず放送受信手段701はどこともつながっていない状態にあり、モニタ2は、放送受信手段201の受信している番組を表示し、放送受信手段301の受信している番組を表示していない。
【0061】
この状態において、番組一覧902を操作ボタン401の項目選択の上方向ボタンと下方向ボタンの操作により放送受信手段201、301、701、TS切替手段706、表示データ生成手段204及びD/A変換器206を設定する動作を説明する。図10及び図11は、使用者が項目選択の上方向ボタンと下方向ボタンを押した場合の動作フローチャートである。
【0062】
放送受信手段201は701chを受信し、デマルチプレクサ202に接続して出力中であるとする。このときに、使用者が項目選択の下方向ボタンを押したとする。S1001において、CPU207はリモコン4からの命令を解析し、指示が項目選択の下方向であると判断すると、S1002において、CPU207は、前に設定されていたチャンネル(以後、PCHという。)が現在、出力しているチャンネル(以後、CCHという。)の「1つ下」のチャンネルかどうかを判断する。この時点では、PCNは設定されていない。「1つ下」とは、番組情報記憶手段209に記憶されている検索結果の番組一覧901の下方向にある番組のチャンネルを示す。
【0063】
S1003において、CPU207は、番組情報記憶手段209の情報をもとに次に設定するチャンネル(以後、NCHという。)としてCCHの「1つ下」のチャンネルを選択する。図9の番組一覧902で言うと、CCHが701chである時、NCHは910chである。
【0064】
S1004において、CPU207は、現在、出力されているチャンネルが放送受信手段201(以後、Aとする。)のチャンネルであるならば、放送受信手段301(以後、Bとする。)を接続対象としてNCHを設定し、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、放送受信手段701(以後、Cとする。)を接続対象としてNCHを設定し、現在、出力されているチャンネルがCのチャンネルであるならば、Aを接続対象としてNCHを設定する。これにより、Bを接続対象としてNCHの910chが設定される。
【0065】
S1005において、CPU207は、S1002でYESならば、NCHにPCHの値を代入し、現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルであるならば、Bを接続対象とし、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、Cを接続対象とし、現在、出力されているチャンネルがCのチャンネルであるならば、Aを接続対象としてそれぞれ設定する。この詳細は後述する。
【0066】
S1006において、CPU207は、接続対象とされた放送受信手段に対して、現在、出力されているデマルチプレクサがデマルチプレクサ202(以後、D1とする。)であるならば、デマルチプレクサ702(以後、D2とする。)を接続し、現在、出力されているデマルチプレクサがD2であるならば、D1を接続するように、TS切替手段706を切り替える。これにより、BとD2が接続する。
【0067】
S1007において、CPU207は、表示データ生成手段204及びD/A変換器206に対して、現在、出力されているデマルチプレクサがD1であるならばD2を出力し、現在、出力されているデマルチプレクサがD2であるならばD1を出力するように、設定する。これにより、出力をD2とし、Bの910chがプレビュー表示される。
【0068】
S1008において、CPU207は、PCHにCCHの値を代入し、CCHにNCHの値を代入し、NCHに「1つ下」のチャンネルを選択する。これにより、PCHが701ch、CCHが910ch、NCHが956chになる。
【0069】
S1009において、CPU207は、現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルであるならば、Bを接続対象としてNCHを設定し、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、Cを接続対象としてNCHを設定し、現在、出力されているチャンネルがCのチャンネルであるならば、Aを接続対象としてNCHを設定する。これにより、Cを接続対象としてNCHの956chが設定される。
【0070】
S1010において、CPU207は、接続対象とされた放送受信手段に対して、現在、出力されているデマルチプレクサがD1であるならばD2を接続し、現在、出力されているデマルチプレクサがD2であるならばD1を接続するように、TS切替手段706を切り替える。これにより、CとD1が接続する。
【0071】
S1011において、CPU207は、リモコン4からの命令を解析し、その指示が項目選択の下方向であると判断すると、S1012において、CPU207は、表示データ生成手段204及びD/A変換器206に対して、現在、出力されているデマルチプレクサがD1であるならばD2を出力し、現在、出力されているデマルチプレクサがD2であるならばD1を出力するように設定する。これにより、出力をD1とし、Cの956chがプレビュー表示される。
【0072】
使用者が項目選択の下方向ボタンを押し続けると、逐次、「1つ下」のチャンネルが放送受信手段に設定され、ボタンを押すことで出力が切り替わる。ただし、チャンネルが番組一覧902の中で最後の番組を超える操作となる場合は、先頭の番組に戻る。
【0073】
また、Aが701chを受信し、デマルチプレクサ202に接続して出力中である場合に、S1001において、CPU207が、リモコン4からの命令を解析し、その指示が項目選択の上方向であると判断したとする。S1013において、CPU207は、PCHがCCHの「1つ上」のチャンネルかどうか判断する。「1つ上」とは、番組情報記憶手段209に記憶されている検索結果の番組一覧901の上方向にある番組のチャンネルのことである。
【0074】
S1014において、CPU207は、番組情報記憶手段209の情報をもとにNCHとしてCCHの「1つ下」のチャンネルを選択する。図9の番組一覧901で言うと、CCHが701chである時、NCHは番組一覧902の中で最後にある番組の161chである。
【0075】
S1015において、CPU207は、現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルであるならば、Cを接続対象としNCHを設定し、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、Aを接続対象としNCHを設定し、現在、出力されているチャンネルがCのチャンネルであるならば、Bを接続対象としNCHを設定する。これにより、Cを接続対象としてNCHの161chを設定する。
【0076】
S1016において、S1013においてYESの場合、NCHにPCHの値を代入し、
NCHにPCHの値を代入し、現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルであるならば、Cを接続対象として設定し、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、Aを接続対象として設定し、現在、出力されているチャンネルがCのチャンネルであるならば、Bを接続対象として設定する。詳細は、後述する。
【0077】
S1017において、CPU207は、接続対象とされた放送受信手段に対して、現在、出力されているデマルチプレクサがD1であるならばD2を接続し、現在、出力されているデマルチプレクサがD2であるならばD1を接続するように、TS切替手段706を切り替える。これにより、CとD2が接続する。
【0078】
S1018において、CPU207は、表示データ生成手段204及びD/A変換器206に対して、現在、出力されているデマルチプレクサがD1であるならば、D2を出力し、現在、出力されているデマルチプレクサがD2であるならば、D1を出力するように、設定する。これにより、出力をD2とし、Cの161chがプレビュー表示される。
【0079】
S1019において、CPU207は、PCHにCCHの値を代入し、CCHにNCHの値を代入し、NCHに「1つ下」のチャンネルを選択する。これにより、PCHが701ch、CCHが161ch、NCHが141chとなる。
【0080】
S1020において、CPU207は、現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルであるならば、Cを接続対象としてNCHを設定し、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、Aを接続対象としてNCHを設定し、現在、出力されているチャンネルがCのチャンネルであるならば、Bを接続対象としてNCHを設定する。これにより、Bを接続対象として、NCHの141chが設定される。
【0081】
S1021において、CPU207は、接続対象とされた放送受信手段に対して、現在、出力されているデマルチプレクサがD1であるならば、D2を接続し、現在、出力されているデマルチプレクサがD2であるならばD1を接続するように、TS切替手段706を切り替える。これにより、BとD1が接続する。
【0082】
S1022において、CPU207は、リモコン4からの命令を解析し、その指示が項目選択の上方向であると判断したとする。S1023において、CPU207は、表示データ生成手段204及びD/A変換器206に対して、現在、出力されているデマルチプレクサがD1であるならばD2を出力し、現在、出力されているデマルチプレクサがD2であるならばD1を出力するように、設定する。これにより、出力をD1とし、Bの141chがプレビュー表示される。
【0083】
使用者が項目選択の上方向ボタンを押し続けると、逐次、「1つ上」のチャンネルが放送受信手段に設定され、ボタンを押すことで出力が切り替わる。ただし、チャンネルが番組一覧902の中で先頭を超える操作となる場合は、最後の番組に戻る。
【0084】
次に、S1011において上方向の操作が行われた場合の動作を説明する。出力をD2とし、Bの910chがプレビュー表示されていたとする。PCHが701ch、CCHが910ch、NCHが956chであるとする。
【0085】
S1011において、CPU207は、リモコン4からの命令を解析し、その指示が項目選択の上方向であると判断したとする。このとき、S1013において、CPU207は、PCHがCCHの「1つ上」のチャンネルかどうかを判断する。YESであるので、S1016において、NCHにPCHの値を代入し、現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルであるならば、Cを接続対象として設定し、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、Aを接続対象として設定し、現在、出力されているチャンネルがCのチャンネルであるならば、Bを接続対象として、設定する。これにより、Aが接続対象として設定される。
【0086】
S1017において、CPU207は、接続対象とされた放送受信手段に対して、現在、出力されているデマルチプレクサがD1であるならば、D2を接続し、現在、出力されているデマルチプレクサがD2であるならばD1を接続するように、TS切替手段706を切り替える。これにより、AとD1が接続する。
【0087】
S1018において、CPU207は、表示データ生成手段204及びD/A変換器206に対して、現在、出力されているデマルチプレクサがD1であるならば、D2を出力し、現在、出力されているデマルチプレクサがD2であるならば、D1を出力するように、設定する。これにより、出力をD1とし、Aの701chがプレビュー表示される。
【0088】
以後、同様の動作をし、S1022において下方向の操作をした場合においても、逐次、チャンネルが放送受信手段に設定され、ボタンを押すことで出力が切り替わる。
【0089】
次に、S1022において下方向の操作が行われた場合の動作を説明する。このとき、出力をD2とし、Cの161chがプレビュー表示されているとする。PCHが701ch、CCHが161ch、NCHが141chであるとする。
【0090】
S1022において、CPU207は、リモコン4からの命令を解析し、その指示が項目選択の下方向であると判断したとする。S1002において、CPU207は、PCHがCCHの「1つ下」のチャンネルかどうかを判断する。YESであるので、S1005において、CPU207は、NCHにPCHの値を代入し、現在、出力されているチャンネルがAのチャンネルであるならば、Bを接続対象として設定し、現在、出力されているチャンネルがBのチャンネルであるならば、Cを接続対象として設定し、現在、出力されているチャンネルがCのチャンネルであるならば、Aを接続対象として設定する。これにより、Aが接続対象として設定される。
【0091】
S1006において、CPU207は、接続対象とされた放送受信手段に対して、現在、出力されているデマルチプレクサがD1であるならば、D2を接続し、現在、出力されているデマルチプレクサがD2であるならば、D1を接続するように、TS切替手段706を切り替える。これにより、AとD1が接続する。
【0092】
S1007において、CPU207は、表示データ生成手段204及びD/A変換器206に対して、現在、出力されているデマルチプレクサがD1であるならば、D2を出力し、現在、出力されているデマルチプレクサがD2であるならばD1を出力するように、設定する。出力をD1とし、Aの701chがプレビュー表示される。
【0093】
以後、同様の動作をし、S1011において上方向の操作をした場合においても、逐次、チャンネルが放送受信手段に設定され、ボタンを押すことで出力が切り替わる。
【0094】
このように、放送受信手段201,301,701が受信設定され、更に、TS切替手段706によるMPEG2ビデオデコーダ203,703、及びMPEG2オーディオデコーダ205,704との接続でデコード処理もあらかじめ行えることより、処理にかかる時間を短縮して出力することが可能となる。これにより、使用者の指示に対してより早く反応することが可能となり、使用者は、誤操作することなく目的の番組をスムーズに探すことができる。
【0095】
(他の実施態様)
本発明の好ましい実施態様を以下に列挙する。
【実施態様1】操作手段により与えられた番組選択命令により、第1の選局手段が選局を完了した場合、操作手段からの次の番組選択命令が出される前に、第2の選局手段に対して、前記操作手段の操作方法により次と予想される番組の選局命令を出し、
操作手段により与えられた番組選択命令により、第2の選局手段が選局を完了した場合、操作手段からの次の番組選択命令が出される前に、第1の選局手段に対して、前記操作手段の操作方法により次と予想される番組の選局命令を出すことを特徴とする請求項1の番組選択方式。
【実施態様2】番組を選択するための選択ボタンを有する操作手段と、
互いに独立に番組を選局可能な第1、第2及び第3の選局手段と、
前記操作手段により与えられた番組選択命令をもとに前記第1の選局手段及び前記第2の選局手段及び前記第3の選局手段に選局命令を出す選局制御手段と、を備えた放送受信装置において、
前記操作手段の選択ボタンを押した時、前記選局制御手段は前記第1の選局手段と前記第2の選局手段と前記第3の選局手段に対して輪番に選局命令を出し、前記操作手段の選択ボタンが以前と逆順であると判断した場合は、前記第1の選局手段と前記第2の選局手段と前記第3の選局手段に対して以前と逆の輪番で選局命令を出すことを特徴とする番組選択方式。
【実施態様3】操作手段により与えられた番組選択命令により、選局制御手段は第1の選局手段への選局を完了した場合、操作手段からの次の番組選択命令が出される前に、第2の選局手段に対して前記操作手段の操作方法により次と予想される番組の選局命令を出し、前記操作手段により予想とは逆順の番組選択命令が出された場合、第3の選局手段の選局が適合していなかったならば第3の選局手段に対して正しい選局命令を出し、
操作手段により与えられた番組選択命令により、選局制御手段は第2の選局手段への選局を完了した場合、操作手段からの次の番組選択命令が出される前に、第3の選局手段に対して前記操作手段の操作方法により次と予想される番組の選局命令を出し、前記操作手段により予想とは逆順の番組選択命令が出された場合、第1の選局手段の選局が適合していなかったならば第1の選局手段に対して正しい選局命令を出し、
操作手段により与えられた番組選択命令により、選局制御手段は第3の選局手段への選局を完了した場合、操作手段からの次の番組選択命令が出される前に、第1の選局手段に対して前記操作手段の操作方法により次と予想される番組の選局命令を出し、前記操作手段により予想とは逆順の番組選択命令が出された場合、第2の選局手段の選局が適合していなかったならば第2の選局手段に対して正しい選局命令を、出すことを特徴とする実施態様2に記載の番組選択方式。
【実施態様4】番組を選択するための選択ボタンを有する操作手段と、
番組を選局するための複数台の選局手段と、
前記操作手段により与えられた番組選択命令をもとに前記複数台の選局手段に選局命令を出す選局制御手段と、
を備えた放送受信装置において、
前記操作手段の選択ボタンを押した時、前記選局制御手段は前記複数台の選局手段に対して輪番に選局命令を出し、前記操作手段の選択ボタンが以前と逆順であると判断した場合は、前記複数台の選局手段に対して以前と逆の輪番で選局命令を出すことを特徴とする番組選択方式。
【実施態様5】前記操作手段は、前記放送受信装置とは離れたところにあり、
前記番組選局手段に与える命令を送信するための送信手段を有し、
前記放送受信装置は前記送信手段からの命令を受信するための受信手段を有することを特徴とする請求項1、又は実施態様1乃至4の何れか1項に記載の番組選択方式。
【0096】
【発明の効果】
以上の説明から容易に理解できるように、本発明によれば、デジタルテレビ放送の番組選択を行う際、操作ボタンを押したことによる反応が早く、使用者が操作したことを即座に確認できるため誤操作を誘発させずにすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル放送受信システムの概略構成図である。
【図2】従来のIRDの概略構成ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例のIRDの概略構成ブロック図。
【図4】リモコンの平面図である。
【図5】第1実施例におけるチャンネル変更のフローチャートである。
【図6】第1実施例1における番組情報の記憶内容例である。
【図7】第2実施例のIRDの概略構成ブロック図である。
【図8】第2実施例における番組検索の表示例である。
【図9】第2実施例における番組検索結果の表示例である。
【図10】第2実施例における番組変更のフローチャートの一部である。
【図11】第2実施例における番組変更のフローチャートの残りである。
【符号の説明】
1,1a,1b:IRD(Integrated Receiver/Decoder)
2:モニタ
3:映像音声信号ケーブル
4:リモートコントローラ(リモコン)
5:アンテナ
201:放送受信手段
202:デマルチプレクサ
203:MPEG2ビデオデコーダ
204:表示データ生成手段
205:MPEG2オーディオデコーダ
206:D/A変換器
207:CPU
208:コンディショナル・アクセス・モジュール(CAM)
209:番組情報記憶手段
210:操作手段
211:TS切替手段
212:TS蓄積手段
301:放送受信手段
302:TS切替手段
401:操作ボタン
402:送信部
701:放送受信手段
702:デマルチプレクサ
703:MPEG2ビデオデコーダ
704:MPEG2オーディオデコーダ
705:コンディショナル・アクセス・モジュール(CAM)
706:TS切替手段

Claims (1)

  1. 番組を選択するための選択ボタンを有する操作手段と、
    互いに独立に番組を選局可能な第1及び第2の選局手段と、
    前記操作手段により与えられた番組選択命令をもとに前記第1の選局手段及び前記第2の選局手段に選局命令を出す選局制御手段と、
    を備えた放送受信装置において、
    前記操作手段の選択ボタンを押した時、前記選局制御手段は前記第1の選局手段と前記第2の選局手段に対して交互に選局命令を出すことを特徴とする番組選択方式。
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