JP2002111706A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2002111706A
JP2002111706A JP2000292889A JP2000292889A JP2002111706A JP 2002111706 A JP2002111706 A JP 2002111706A JP 2000292889 A JP2000292889 A JP 2000292889A JP 2000292889 A JP2000292889 A JP 2000292889A JP 2002111706 A JP2002111706 A JP 2002111706A
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JP2000292889A
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Yoshiki Kitamura
由樹 北村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信側において送信データのデータ属性や配
信先を限定されることがなく、受信側では、データ属性
が異なっていてもともかく受信して、どう扱うかは受信
側の利用者にゆだねることができる通信システムを提供
する。 【解決手段】 ネットワークを介して、テキストデータ
または画像データを情報機器間で転送する通信システム
において、データ送信側は、各種データ属性の送信デー
タとともにデータ属性情報を一緒に送信し、データ受信
側は、受信したデータ属性情報を読み出し(S12)、
それに基づいて、受信したデータが正しく対応できるデ
ータ属性か否かを判定し(S13)、正しく対応できる
データ属性であれば、受信後、前記データ属性情報に基
づいてデータ処理を行わせ(S14)、正しく対応でき
ないデータ属性であれば、送られてきたデータを取り込
むとともにその旨を受信側の提示手段に提示する(S1
5)構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信網など
を介してパーソナルコンピュータやファクシミリ装置な
ど情報機器間でテキストデータや画像データを転送する
通信システムに係わり、特に、一括同時配信に便利な通
信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの普及により、
インターネットなどデータ通信網を介したデータ通信が
広く普及しつつある。このような状況のなかで、ひとつ
の端末装置(例えばパーソナルコンピュータ)から複数
の端末装置へ同じ内容のデータを送信する一括同時配信
なども広く行われている。また、パーソナルコンピュー
タ上では様々なアプリケーションプログラムが動作可能
であるので、そのアプリケーションプログラムの多様さ
に伴って、データ通信で転送されるデータのデータ形式
などデータ属性も多様である。例えばワードプロセッサ
で作成した各種データ属性のテキストデータもあれば、
帳票作成プログラムを用いて作成した独特のデータ形式
のデータもあり、さらには画像データのデータ形式もア
プリケーションによって様々である。そのため、送られ
てきたデータが受信側で対応可能なデータ属性でないと
いう事態がしばしば発生し、このような事態に対処する
ため、従来技術では、例えば一括同時配信の場合、各受
信側は、対応可能なデータ属性を示す情報を登録してお
くことにより、対応可能なデータ属性か否かを示す応答
を返し、送信側は対応可能と応答してきた受信側にだけ
一括同時配信を行なうことが行われている。また、特開
平3−256426号公報に示された情報配信方法で
は、配信先に対応づけて各配信先が扱えるデータ属性を
登録したテーブルを送信側が予め用意しておき、データ
配信時には、配信先が扱えるデータ属性に変換して配信
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−256426号公報に示された前記の従来技術で
は、データ属性や配信先(送信先)が限定されてしまう
という問題がある。また、対応可能な登録されたデータ
属性のデータのみを受信するようにした従来技術では、
わずかなデータ属性の差であるために、正確に処理され
なくても表示された内容を見ればわかるような場合であ
っても、受信されないというような問題がある。本発明
の目的は、このような従来技術の問題を解決し、送信側
において送信データのデータ属性や配信先を限定される
ことがなく、受信側では、データ属性が異なっていても
ともかく受信して、どう扱うかは受信側の利用者にゆだ
ねることができる通信システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明では、ネットワークを介し
て、テキストデータまたは画像データを情報機器間で転
送する通信システムにおいて、データ送信側は、各種デ
ータ属性の送信データとともにデータ属性情報を一緒に
送信し、データ受信側は、受信したデータ属性情報に基
づいて受信したデータが正しく対応できるデータ属性か
否かを判定し、正しく対応できるデータ属性であれば、
受信後、前記データ属性情報に基づいてデータ処理を行
わせ、正しく対応できないデータ属性であれば、送られ
てきたデータを取り込むとともにその旨を受信側の提示
手段に提示する構成にした。また、請求項2記載の発明
では、請求項1記載の発明において、送信データがテキ
スト系データか否かを判定し、テキスト系データの場
合、データ送信側は最初に要約文のみを送信し、受信側
から全文要求があった場合にそのテキスト系データの全
文を送信する構成にした。また、請求項3記載の発明で
は、請求項1記載の発明において、送信データが画像デ
ータか否かを判定し、画像データの場合、最初に、デー
タ送信側は元画像データに対して間引き処理を行なった
画像データ、一部分の画像データだけを切り出した部分
画像データ、または複数ページ中の代表ページだけを取
り出した画像データを送信し、受信側から元データ要求
があった場合に前記元画像データを送信する構成にし
た。また、請求項4記載の発明では、請求項1記載の発
明において、受信データが画像データの場合、受信側
は、復号化された画像データに対して、天地識別、スキ
ュー補正、または地肌除去を施し、その画像データを記
憶手段に格納するか、または他の情報機器へ転送する構
成にした。
【0005】
【作用】前記のような手段にしたので、請求項1記載の
発明では、データ送信側から、各種データ属性の送信デ
ータとそのデータ属性情報が送信され、データ受信側で
は、受信したデータ属性情報に基づいて受信したデータ
が正しく対応できるデータ属性か否かが判定され、正し
く対応できるデータ属性であれば、受信後、前記データ
属性情報に基づいてデータ処理が行われ、正しく対応で
きないデータ属性であれば、送られてきたデータが取り
込まれるとともにその旨が受信側の利用者に提示され
る。請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明にお
いて、送信データがテキスト系データの場合、データ送
信側から、最初に要約文のみが送信され、受信側から全
文要求があった場合、そのテキスト系データの全文が送
信される。請求項3記載の発明では、請求項1記載の発
明において、送信データが画像データの場合、データ送
信側から、最初に、元画像データに対して間引き処理を
行なった画像データ、一部分の画像データだけを切り出
した部分画像データ、または複数ページ中の代表ページ
だけを取り出した画像データが送信され、受信側から元
データ要求があった場合に前記元画像データが送信され
る。請求項4記載の発明では、請求項1記載の発明にお
いて、受信データが画像データの場合、受信側では、復
号化された画像データに対して、天地識別、スキュー補
正、または地肌除去が施され、その後、その画像データ
が記憶手段に格納されるか、または他の情報機器へ転送
される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を詳細に説明する。図1は本発明の各実施例の通信
システムを示すシステム構成図である。図示したよう
に、この実施例の通信システムは、ネットワーク9、そ
のネットワーク9に接続されたパーソナルコンピュータ
など端末装置1、画像データなどを入力する入力装置
(例えばファクシミリ装置やスキャナ)2、用紙上に文
字や画像を出力する出力装置3などから構成されてい
る。図2に本発明の第1の実施例の端末装置1の送信に
係わる部分、図3に受信に係わる部分を示す。図2に示
したように、送信に係わる部分は、データやプログラム
を一時的に記憶するメモリ(例えばRAM)やそのプロ
グラムに従って動作するCPUを有して、装置全体を制
御したり、各種処理を実行したりする制御部11、各種
データやプログラムを記憶しておくデータ記憶部(例え
ばハードディスク装置)12、画像データの符号化など
を行なうデータ変換部13、送信データにその元データ
の拡張子またはプロパティ情報などのデータ属性情報を
付与する情報付与部14、他の端末装置1や出力装置3
など相手側の情報機器へ送信データなどを送信する送信
部15などから構成されている。一方、受信に係わる部
分は、図3に示したように、前記制御部11、データ記
憶部12、受信データのデータ形式などデータ属性情報
を解析する解析部16、符号化された受信画像データの
復号化などを行なう復号化部17、他の端末装置1や入
力装置2など相手側情報機器からの受信データなどを受
信する受信部18などから構成されている。このような
構成で、本発明の第1の実施例の通信システムでは、端
末装置間、端末装置−入出力装置間などにおけるデータ
転送において、送信側と受信側の取り扱えるデータ形式
などデータ属性に違いがあっても、データ配信を可能に
している。
【0007】図4に送信側端末装置1の動作フロー、図
5に受信側端末装置1の動作フローを示す。以下、第1
の実施例の動作をまず図4などに従ってデータ送信側か
ら説明する。まず、制御部11が、送信しようとする元
データのデータ種別が画像データであるのか、テキスト
を扱うデータ(ワープロで作成したデータや帳票データ
など、以下、テキスト系データと称す)であるのかをチ
ェックする。なお、説明の簡略化のために、ここでは、
ひとつのファイルはひとつのデータ種別とする。また、
送信対象データは既にファイル化され、データ形式など
データ属性を示すプロパティ情報が付与されて、データ
記憶部12に格納されているものとする。したがって、
制御部11は送信しようとするファイルのファイル名の
拡張子やファイルのプロパティ情報など属性情報を参照
することによりデータ種別を判定するのである。そし
て、テキスト系データであれば、データ変換部13にお
いて、必要ならばテキスト化処理を行なう(S2)。例
えば、テキストを入力装置2を介して画像データとして
取り込んでいる場合には、データ変換部13において文
字認識を行いテキストデータ化するのである。それに対
して、送信しようとする元データが画像データであれ
ば、データ変換部13において、例えばビットマップデ
ータなどをJPEGなど一般的な符号化方式により符号
化する(S3)。続いて、情報付与部14が、元データ
(送信しようとするファイル)のデータ属性情報である
元データ情報(拡張子、ファイルのプロパティ情報、画
像データであれば解像度情報なども含む)を送信データ
(画像データであれば符号化されたデータ)に付与し
(S4)、それを送信部15に渡し、送信部15が元デ
ータ情報の付与された送信データを相手側端末装置1へ
送信する(S5)。
【0008】次に、図5に示した動作フローなどに従っ
て、受信側端末装置1における動作を説明する。まず、
受信部18が、受信データと元データ情報(拡張子、フ
ァイルのプロパティ情報など)受信すると(S11)、
解析部16が元データ情報を読み出し(S12)、元デ
ータ情報から正しく対応可能なデータかどうかを判定す
る(S13)。対応可能な拡張子やファイルのプロパテ
ィ情報などデータ属性情報を予め所定のファイルに登録
しておき、解析部16は受信した元データ情報と登録さ
れているデータ属性情報とを比較することにより正しく
対応可能かどうかを判定するのである。そして、正しく
対応可能であれば(S13でYes)、必要に応じて、
例えば画像データなどは復号化部17において復号化を
行なって、データをデータ記憶部12に格納し、その後
(受信後)、対応するアプリケーションプログラムによ
り前記データ属性情報に基づいたデータ処理を行わせる
(S14)。例えば帳票処理プログラムにより、受信デ
ータ中の制御コマンドなどを解析して帳票処理プログラ
ム固有の表示画面を表示させたり、用紙上に帳票を出力
させたりするのである。それに対して、正しく対応でき
ないデータ属性であれば(S13でNo)、送られてき
たままのデータをデータ記憶部12に格納し、ユーザイ
ンタフェースを用いて正しく対応できないデータを受信
し格納した旨を利用者に知らせ、その後の扱いを利用者
に委ねる(S15)。こうして、この実施例によれば、
送信側においては送信データのデータ形式などデータ属
性や配信先を限定することがなく、受信側では、データ
属性が異なっていてもともかく受信して、どう扱うかは
受信側の利用者にゆだねることができる。正しく対応で
きないとは言っても、表示された受信データは判読可能
なレベルであることが多いので、これにより、受信側利
用者の受ける受益が増大するのである。
【0009】本発明の第2の実施例では、第1の実施例
において、送信データがテキスト系データか否かを判定
し、テキスト系データの場合、データ送信側は最初に要
約文のみを送信し、受信側から全文要求があった場合に
そのテキスト系データの全文を送信する。図6にこの実
施例の送信側端末装置1の構成、図7に受信側端末装置
1の構成を示す。図6に示したように、この実施例の送
信側端末装置1は、第1の実施例の構成に加えて、テキ
ストデータから要約文を抽出する要約文抽出部19、お
よび受信側端末装置1から送られてきた全文要求を受け
付ける全文要求受付け部20を備える。また、受信側端
末装置1は、第1の実施例の構成に加えて、受信データ
から要約文を読み出す要約文読み出し部21、読み出さ
れた要約文を表示させる表示部22、利用者の指示に応
じて全文要求メッセージを生成して送信する全文要求部
23を備える。図8にこの実施例の送信側端末装置1の
動作フロー、図9に受信側端末装置1の動作フローを示
す。以下、第2の実施例の動作をまず図8などに従って
データ送信側から説明する。まず、制御部11が、送信
しようとするファイルのファイル名の拡張子やファイル
のプロパティ情報を参照することによりデータ種別を判
定し、テキスト系データを抽出する(S21)。そし
て、要約文抽出部19がテキストデータから公知の方法
により要約文を抽出する(S22)。例えば、テキスト
データ中の見出し語を認識し、そのなかに、「要約」と
か、それに類似した予め登録しておいた見出し語とか、
「はじめに」「序文」「おわりに」「結論」などという
見出し語があれば、その見出し語から次の見出し語の直
前までを要約文とするのである。あるいは、最も出現頻
度の高い単語をキーワードとし、そのキーワードが段落
中に所定数以上出現する、テキストデータ中の最初の方
の段落とか、最後の方の段落を要約文とするのである。
続いて、情報付与部14が要約文に元データ情報(デー
タ属性情報)を付与し、送信部15がその元データ情報
の付与された要約文を送信する(S23)。
【0010】次に、図9に示した動作フローなどに従っ
て、受信側端末装置1が要約文を受信して全文要求メッ
セージを送る動作フローを説明する。まず、受信部18
が要約文を受信する(S31)。そうすると、要約文読
み出し部21が、受信した要約文を読み出すと共に、解
析部16が正しく対応できるデータ属性か否かを判定す
る。そして、表示部22が読み出された要約文と正しく
対応可能か否かを示す情報を表示装置に表示させる(S
32)。続いて、全文の転送を要求する全文要求の要否
を利用者に指定させる(S33)。利用者は、表示され
た要約文と対応可否情報を参考にして全文要求の要否を
指定するのである。こうして、全文要求が指定されたな
らば(S33でYes)、全文要求部23が送信側から
送られてきた要約文識別情報(ID)を付けた全文要求
メッセージを生成し、送信側端末装置1へ送信する(S
34)。そして、その後、送られてきたテキスト系デー
タの全文を受信部18が受け取り(S35)、受け取っ
たテキスト系データをデータ記憶部12に格納する(S
36)。それに対して、全文を要求しないのであれば
(S33でNo)、要約文をデータ記憶部12に格納し
て(S37)、この動作フローを終了させる。なお、要
約文を格納せず、不要データとして破棄する構成も可能
である。一方、図10に、図8に示した動作フローに続
く送信側端末装置1における動作フローを示したよう
に、送信側端末装置1では、全文要求受付け部20が全
文要求メッセージ中の要約文IDを受け取ると(S4
1)、要約文ID照合テーブルを参照して、要約文ID
に対応づけられたテキスト系データの全文を取り出し
(S42)、元データであるテキスト系データ全文を送
信する(S43)。図11に、要約文ID照合テーブル
の一例を示す。図示したように、このテーブルには、要
約文および全文の格納アドレスを書き込んでおくのであ
る。こうして、この実施例によれば、要約文という最低
限のデータ配信により、場合によっては、不要な全文デ
ータを配信する必要がなくなり、ネットワーク負荷の軽
減、受信側端末装置1のデータ格納容量の削減が図れ
る。
【0011】本発明の第3の実施例では、第1の実施例
において、送信データが画像データである場合に、送信
側端末装置1は、最初に、元画像データに対して間引き
処理を行なった画像データ、一部分の画像データだけを
切り出した部分画像データ、または複数ページ中の代表
ページだけを取り出した画像データを送信し、受信側か
ら元データ要求があった場合に前記元画像データを送信
する。図12にこの実施例の送信側端末装置1の構成、
図13に受信側端末装置1の構成を示す。図12に示し
たように、この実施例の送信側端末装置1は、第1の実
施例の構成に加えて、間引き処理、部分切り出し処理、
複数ページからの一部取り出し処理などを行う画像変換
部24、受信側端末装置1からの元データ要求を受け付
ける元データ要求受付け部25などを備える。また、図
13に示すように、受信側端末装置1は、第1の実施例
の構成に加えて、間引き、部分切り出し、複数ページか
らの一部取り出しなどにより生成され、送られてきた変
換画像データを読み出す変換データ読み出し部27、そ
の変換画像データを表示させる表示部22、変換前の元
画像データの転送を要求する元データ要求部28などを
備える。図14にこの実施例の送信側端末装置1の動作
フロー、図15に受信側端末装置1の動作フローを示
す。以下、第3の実施例の動作をまず図14などに従っ
てデータ送信側から説明する。まず、制御部11が、送
信データが画像データか否かを判定して、画像データで
あると、画像変換部24が間引き処理、部分切り出し処
理、または複数ページからの一部取り出し処理などを行
なって変換画像データを生成する(S51)。例えば間
引き処理であれば、横方向、縦方向とも、例えば3画素
ごとに1画素を抽出して、9分の1の量の画像データに
するのである。続いて、送受信部26が変換画像データ
を送信する(S52)。なお、この変換画像データにデ
ータ属性情報を付与して送信するようにしてもよい。
【0012】次に、図15などに従って、受信側端末装
置1の動作を説明する。まず、送受信部26が変換画像
データを受信する(S61)。そうすると、変換データ
読み出し部27が受信した変換画像データを読み出す。
解析部16を備え、正しく対応できるデータ属性か否か
を判定する構成も可能である。そして、表示部22が読
み出された変換画像データを表示装置に表示させる(S
62)。正しく対応可能か否かを示す情報を表示させる
構成も可能である。続いて、元画像データの転送を要求
する元データ要求の要否を利用者に指定させる(S6
3)。利用者は、表示された変換画像データなどを参考
にして元データ要求の要否を指定するのである。こうし
て、元データ要求が指定されたならば(S63でYe
s)、元データ要求部28が送信側から送られてきた変
換画像識別情報(ID)を付けた元データ要求メッセー
ジを生成し、送信側端末装置1へ送信する(S64)。
そして、その後、送られてきた元画像データを送受信部
26が受け取り(S65)、受け取った元画像データを
データ記憶部12に格納する(S66)。それに対し
て、元画像データを要求しないのであれば(S63でN
o)、変換画像データをデータ記憶部12に格納して
(S67)、この動作フローを終了させる。なお、変換
画像データを格納せず、不要データとして破棄する構成
も可能である。一方、図16に、図14に示した動作フ
ローに続く送信側端末装置1における動作フローを示し
たように、送信側端末装置1では、元データ要求受付け
部25が元データ要求メッセージ中の変換画像IDを受
け取ると(S71)、変換画像ID照合テーブルを参照
して、変換画像IDに対応づけられた元画像データを取
り出し(S72)、元画像データを送信する(S7
3)。図17に、変換画像ID照合テーブルの一例を示
す。図示したように、このテーブルには、変換画像デー
タおよび元画像データの格納アドレスを書き込んでおく
のである。こうして、この実施例によれば、間引き画
像、部分切り出し画像、複数ページ中の一部ページな
ど、最低限のデータ配信により、場合によっては不要な
データを配信する必要がなくなり、ネットワーク負荷の
軽減、受信側端末装置1のデータ格納容量の削減が図れ
る。
【0013】本発明の第4の実施例では、端末装置間、
端末装置−入出力装置間などにおけるデータ転送におい
て、送信データが画像データである場合に、受信側端末
装置は受信した元画像データから、天地識別、スキュー
補正、または地肌除去などの画像処理を行なってデータ
を格納する。例えば、入力装置(例えばファクシミリ装
置やスキャナ)2から入力された画像データを端末装置
Aへ一旦送信し、その後、さらに端末装置Bへデータを
転送する際に、ある程度画像処理を施して転送するので
ある(図1参照)。図18に、この実施例の受信側端末
装置1の構成を示す。図示したように、この実施例の受
信側端末装置1は、第1の実施例の構成に加えて、天地
反転処理、スキュー補正、地肌除去などを行なう画像処
理部29、天地識別を行なうデータ変換要否識別部30
を備える。図19に、第4の実施例の動作フローを示
す。以下、図19などに従って、この実施例の動作を説
明する。まず、入力装置2から取り込んだ画像データを
端末装置Aで受信する(S81)。そして、取り込んだ
画像データに対して画像処理部29が公知の方法により
スキュー補正を実施する(S82)。例えば、ほぼ水平
方向またはほぼ垂直方向の直線があれば、本来、その線
は水平方向または垂直方向の線であったとみなして、ず
れを補正するのである。あるいは、左右の白領域が上下
方向にどのように変化しているかを調べることによりス
キュー量を求めて補正してもよい。続いて、データ変換
要否識別部30が公知の方法により天地識別を行なう
(S83)。例えば文字などを切り出して天地反転(1
80度回転)を行なった場合と行なわない場合で文字認
識率の高い方が正しい向きであるとするのである。そし
て、天地反転が必要であれば(S84でYes)、天地
反転処理を行なう(S85)。次に、画像処理部29が
公知の方法により地肌除去など他の画像処理を行ない
(S86)、画像処理を終えた画像データをデータ記憶
部12へ格納したり、あるいは、端末装置Bなどへ転送
したりする(S87)。こうして、この実施例によれ
ば、例えばスキャナから入力した画像データやファクシ
ミリ装置から受信した文書を他の情報機器へ転送すると
き、より適切な画像データを転送することができる。本
発明の第5の実施例では、前記各実施例において、デー
タ送信前に、予め送信側端末装置1が受信側端末装置1
に問い合わせを行なうことができ、データ属性情報の問
い合わせに対してOK/NGや、能力(画像であれば解
像度の範囲、データサイズなど)の問い合わせを行うこ
とにより、能力に応じたデータ送信を行う。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
請求項1記載の発明では、データ送信側から、各種デー
タ属性の送信データとそのデータ属性情報が送信され、
データ受信側では、受信したデータ属性情報に基づいて
受信したデータが正しく対応できるデータ属性か否かが
判定され、正しく対応できるデータ属性であれば、受信
後、前記データ属性情報に基づいてデータ処理が行わ
れ、正しく対応できないデータ属性であれば、送られて
きたデータが取り込まれるとともにその旨が受信側の利
用者に提示されるので、送信側において送信データのデ
ータ属性や配信先が限定されないし、受信側では、デー
タ属性が異なっていてもともかく受信され、どう扱うか
を受信側の利用者にゆだねることができる。また、請求
項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、送
信データがテキスト系データの場合、データ送信側か
ら、最初に要約文のみが送信され、受信側から全文要求
があった場合、そのテキスト系データの全文が送信され
るので、通信量を減らすことができるし、受信側の記憶
容量が圧迫されないで済む。また、要約文だけでなく、
データ属性情報も参考にして全文要求するか否かを判断
することができる。また、請求項3記載の発明では、請
求項1記載の発明において、送信データが画像データの
場合、データ送信側から、最初に、元画像データに対し
て間引き処理を行なった画像データ、一部分の画像デー
タだけを切り出した部分画像データ、または複数ページ
中の代表ページだけを取り出した画像データが送信さ
れ、受信側から元データ要求があった場合に前記元画像
データが送信されるので、請求項2記載の発明と同様
に、通信量を減らすことができるし、受信側の記憶容量
が圧迫されないで済む。また、データ属性情報も参考に
して元データを要求するか否かを判断することができ
る。また、請求項4記載の発明では、請求項1記載の発
明において、受信データが画像データの場合、受信側で
は、復号化された画像データに対して、天地識別、スキ
ュー補正、または地肌除去が施され、その後、その画像
データが記憶手段に格納されるか、または他の情報機器
へ転送されるので、他の情報機器へ質の良い画像を転送
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例の通信システムを示すシステ
ム構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す端末装置要部の構
成ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示す端末装置要部の他
の構成ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施例を示す端末装置の動作フ
ロー図である。
【図5】本発明の第1の実施例を示す端末装置の他の動
作フロー図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す端末装置要部の構
成ブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す端末装置要部の他
の構成ブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示す端末装置の動作フ
ロー図である。
【図9】本発明の第2の実施例を示す端末装置の他の動
作フロー図である。
【図10】本発明の第2の実施例を示す端末装置の他の
動作フロー図である。
【図11】本発明の第2の実施例を示す端末装置要部の
データ構成図である。
【図12】本発明の第3の実施例を示す端末装置要部の
構成ブロック図である。
【図13】本発明の第3の実施例を示す端末装置要部の
他の構成ブロック図である。
【図14】本発明の第3の実施例を示す端末装置の動作
フロー図である。
【図15】本発明の第3の実施例を示す端末装置の他の
動作フロー図である。
【図16】本発明の第3の実施例を示す端末装置の他の
動作フロー図である。
【図17】本発明の第3の実施例を示す端末装置要部の
データ構成図である。
【図18】本発明の第4の実施例を示す端末装置要部の
構成ブロック図である。
【図19】本発明の第4の実施例を示す端末装置の動作
フロー図である。
【符号の説明】
1 端末装置 2 入力装置 3 出力装置 11 制御部 12 データ記憶部 13 データ変換部 14 情報付与部 16 解析部 17 復号化部 19 要約文抽出部 20 全文要求受付け部 23 全文要求部 24 画像変換部 25 元データ要求受付け部 28 元データ要求部 29 画像処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して、テキストデータ
    または画像データを情報機器間で転送する通信システム
    において、データ送信側は、各種データ属性の送信デー
    タとともにデータ属性情報を一緒に送信し、データ受信
    側は、受信したデータ属性情報に基づいて受信したデー
    タが正しく対応できるデータ属性か否かを判定し、正し
    く対応できるデータ属性であれば、受信後、前記データ
    属性情報に基づいてデータ処理を行わせ、正しく対応で
    きないデータ属性であれば、送られてきたデータを取り
    込むとともにその旨を受信側の提示手段に提示すること
    を特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信システムにおいて、
    送信データがテキスト系データか否かを判定し、テキス
    ト系データの場合、データ送信側は最初に要約文のみを
    送信し、受信側から全文要求があった場合にそのテキス
    ト系データの全文を送信することを特徴とする通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の通信システムにおいて、
    送信データが画像データか否かを判定し、画像データの
    場合、最初に、データ送信側は元画像データに対して間
    引き処理を行なった画像データ、一部分の画像データだ
    けを切り出した部分画像データ、または複数ページ中の
    代表ページだけを取り出した画像データを送信し、受信
    側から元データ要求があった場合に前記元画像データを
    送信することを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の通信システムにおいて、
    受信データが画像データの場合、受信側は、復号化され
    た画像データに対して、天地識別、スキュー補正、また
    は地肌除去を施し、その受信画像データを記憶手段に格
    納するか、または他の情報機器へ転送することを特徴と
    する通信システム。
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