JP2002110390A - 放電ランプ駆動電源 - Google Patents

放電ランプ駆動電源

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JP2002110390A
JP2002110390A JP2000303778A JP2000303778A JP2002110390A JP 2002110390 A JP2002110390 A JP 2002110390A JP 2000303778 A JP2000303778 A JP 2000303778A JP 2000303778 A JP2000303778 A JP 2000303778A JP 2002110390 A JP2002110390 A JP 2002110390A
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JP
Japan
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discharge lamp
current
circuit
driving power
output
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JP2000303778A
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Inventor
Yukihiro Kameda
幸広 亀田
Tetsunosuke Nakamura
徹之介 中村
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Hitachi Media Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Media Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電ランプ点灯時のランプ電極のストレスを
軽減することが可能な放電ランプ駆動電源を提供する。 【解決手段】 入力電圧を放電ランプ駆動に必要な電圧
及び電流に変換するチョッパー回路6と、チョッパー回
路出力を交流変換する交流変換回路3と、交流変換回路
出力を基に高圧を発生して放電ランプに印加する高圧発
生回路4とを備え、さらに放電ランプ点灯時は出力可能
な電流値を放電ランプ許容電流の90%から50%の範
囲に設定し起動開始するチョッパー回路部制御回路1を
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電圧、電流を
印加し、放電ランプの放電を持続する方式の放電ランプ
駆動電源に係り、特に放電ランプ点灯時のランプ電極の
ストレスを軽減するのに好適な放電ランプ駆動電源に関
する。
【0002】
【従来の技術】放電ランプ駆動電源は、後述する図1に
示すように、チョッパー回路部制御回路(M1)1と、
交流変換回路部制御回路(M2;AC出力制御回路)2
と、交流変換回路3と、高圧発生回路4と、チョッパー
回路6を備えている。放電ランプ5は、高圧発生回路4
のトランスT1の2次側に接続されている。
【0003】図3(1)〜(5)に従来例によるランプ
駆動の動作説明図を示す。この図にしめすように、点灯
初期の放電ランプインピーダンスは小さい値であるた
め、検出抵抗に発生する電圧を検出し、制御回路内で一
定電流以下に制限しながら起動を開始する。起動開始か
らランプ電極の温度が上昇すると、インピーダンスが温
度と共に上昇し数十Ω程度まで上昇する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来方式では、起動開
始から安定動作領域まで電流制限値は一定に設定されて
いた。制限電流は放電ランプへの供給最大電流であり、
この値は点灯時及び動作時の電極の寿命により決められ
ていた。前記電流値が放電ランプ電極の許容値より大き
い場合、電極が溶融し、溶融した電極の成分が電極を覆
う容器表面に付着し、再点灯性能の劣化、黒化現象によ
る輝度低下等、ランプの寿命を短くする原因となる。
【0005】放電ランプの起動は、点灯初期は直流で起
動させることが一般的であり、電極への電圧電流印加は
電極に一方向に印加される。電極を一方向に使用するこ
とは電極溶融等の不具合が発生する可能性が高くなる。
起動時の電極への直流電圧、電流印加時間は1秒から5
秒までが一般的であり、放電ランプへ供給される一般的
な交流動作周期は50Hzから400Hzよりも長い期
間印加される。
【0006】放電ランプが充分に冷えた状態では電極温
度が低く制限される電流値を大きくすることができる。
また、一度安定状態まで動作させた後、電極が充分に冷
えていない状態で再点灯すると、電極は安定動作状態に
比較し、回路で制限される電流ILMまで電流が流れ、
電極がより高温状態に熱せられるため、電極溶融の発生
する可能性が増大する。
【0007】上記の電流値を小さくすると電極への影響
は小さくなるが、電流制限により電極が暖まらず、安定
状態に至るまでの時間が長くなり、極性を反転する際に
電極間に形成されたアークが消失し易いことが判った。
また、出力電流を大幅に制限することはアークの安定
性、光出力の安定性に欠けてしまい、映像用機器に使用
する場合、ちらつき、フリッカ等の問題が発生する。
【0008】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、放電ランプ点灯時のランプ電極のストレス
を軽減することが可能な放電ランプ駆動電源を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の手段は、入力電圧を放電ランプ駆動に必要な
電圧及び電流に変換するチョッパー回路と、チョッパー
回路出力を交流変換する交流変換回路と、交流変換回路
出力を基に高圧を発生して放電ランプに印加する高圧発
生回路とを備え、さらに放電ランプ点灯時は出力可能な
電流値を放電ランプ許容電流の90%から50%の範囲
に設定し起動開始する制御回路を備えたことを特徴とす
るものである。
【0010】また第2の手段は、第1の手段において、
前記制御回路は、放電ランプの点灯を検出し、交流動作
に切り替わる前後の期間で許容電流の100%の電流値
に増加させるように放電ランプ電流を制御することを特
徴とするものである。
【0011】本発明においては、放電ランプ点灯時は出
力可能な電流値を放電ランプ許容電流の90%から50
%の範囲に設定し起動開始する制御回路を備え、制御回
路は、放電ランプの点灯を検出し、交流動作に切り替わ
る前後の期間で許容電流の100%の電流値に増加させ
るように放電ランプ電流を制御するものであるから、所
期の目的が達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明の実施形態に係る放
電ランプ駆動電源の構成図である。この放電ランプ駆動
電源は、チョッパー回路部制御回路(M1)1と、交流
変換回路部制御回路(M2;AC出力制御回路)2と、
交流変換回路3と、高圧発生回路4と、チョッパー回路
6とを備えている。放電ランプ5は高圧発生回路4のト
ランスT1の2次側に接続されている。
【0013】チョッパー回路部制御回路1は、チョッパ
ー制御回路7と電圧検出タイマー回路8を有し、入力電
圧VINを動作に必要な電圧及び電流に変換するチョッ
パー回路6の電圧、電流検出を行い、高圧発生信号を高
圧発生回路4のトランジスタQ5のトリガに出力する。
【0014】交流変換回路部制御回路2は、放電ランプ
5へ交流電圧、電流を供給するトランジスタQ1、Q
2、Q3、Q4を有する交流変換回路3を制御する。交
流変換回路3は、トランジスタQ1〜Q4を有し、チョ
ッパー回路6から出力される直流電圧、電流を交流に変
換する。
【0015】高圧発生回路4は、高圧発生用のトランス
T1とトランジスタQ5を有し、放電ランプ5に高電圧
を供給する。チョッパー回路6は、トランジスタQ1、
ダイオードD1、インダクタンスL1、コンデンサC
1、検出抵抗Rsを有し、入力電圧VINを放電ランプ
駆動に必要な電圧、電流に変換する。
【0016】図2は本発明による放電ランプ駆動の動作
説明図である。図中(1)〜(4)は図3に示す従来例
と同じである。点灯初期の放電ランプインピーダンスは
小さい値であるため、検出抵抗に発生する電圧を検出
し、制御回路内で一定電流以下に制限しながら起動を開
始する。起動開始からランプ電極の温度が上昇すると、
インピーダンスが温度と共に上昇し数十Ω程度まで上昇
する。
【0017】本発明では、図2の(5)に示すように、
点灯時の電流を、放電ランプ5が許容する電流ILMに
比較し90%から50%の間で設定して起動開始し、一
定時間経過後、放電ランプ5の電流を電流ILMまで増
加させることにより、電極への負担を軽減しながら起動
時のアーク放電を安定化するようにしたものである。電
流を増加させる時間Tsは、点灯直後から交流に切り替
わる前では数十ミリ秒以内が適切で、交流へ切り替わり
後の場合は数秒以内の範囲で行うことが適切である。本
制御方式を具体化した駆動方式を使用して放電ランプ5
を駆動すると、電流を制限する領域は点灯直後の直流印
加を行う領域を電流制限領域とすることで、電極に対す
るダメージを軽減する効果が得られることが確認でき
た。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、放電ランプ点灯時は出
力可能な電流値を放電ランプ許容電流の90%から50
%の範囲に設定し起動開始する制御回路を備え、制御回
路は、放電ランプの点灯を検出し、交流動作に切り替わ
る前後の期間で許容電流の100%の電流値に増加させ
るように放電ランプ電流を制御することで、ランプ電極
への負担を軽減しながら起動時のアーク放電を安定化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る放電ランプ駆動電源
の構成図である。
【図2】本発明によるランプ駆動の動作説明図である。
【図3】従来例によるランプ駆動の動作説明図である。
【符号の説明】
1 チョッパー回路部制御回路 2 交流変換回路部制御回路 3 交流変換回路 4 高圧発生回路 5 放電ランプ 6 チョッパー回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 BA05 BB01 BC01 CA03 DD06 DE06 EA06 EB01 GA01 GB18 GC04 3K083 AA01 AA15 AA45 AA64 AA65 BA25 BA26 BC33 BC47 BD03 BD04 BD16 BD22 EA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧を放電ランプ駆動に必要な電圧
    及び電流に変換するチョッパー回路と、チョッパー回路
    出力を交流変換する交流変換回路と、交流変換回路出力
    を基に高圧を発生して放電ランプに印加する高圧発生回
    路とを備え、さらに放電ランプ点灯時は出力可能な電流
    値を放電ランプ許容電流の90%から50%の範囲に設
    定し起動開始する制御回路を備えたことを特徴とする放
    電ランプ駆動電源。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の放電ランプ駆動電源にお
    いて、前記制御回路は、放電ランプの点灯を検出し、交
    流動作に切り替わる前後の期間で許容電流の100%の
    電流値に増加させるように放電ランプ電流を制御するこ
    とを特徴とする放電ランプ駆動電源。
JP2000303778A 2000-10-03 2000-10-03 放電ランプ駆動電源 Pending JP2002110390A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016084192A1 (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 Necディスプレイソリューションズ株式会社 照明装置、プロジェクタおよび照明装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016084192A1 (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 Necディスプレイソリューションズ株式会社 照明装置、プロジェクタおよび照明装置の制御方法
JPWO2016084192A1 (ja) * 2014-11-27 2017-09-28 Necディスプレイソリューションズ株式会社 照明装置、プロジェクタおよび照明装置の制御方法

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