JP2002110042A - 蛍光表示管及びその製造方法 - Google Patents

蛍光表示管及びその製造方法

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JP2002110042A
JP2002110042A JP2000300701A JP2000300701A JP2002110042A JP 2002110042 A JP2002110042 A JP 2002110042A JP 2000300701 A JP2000300701 A JP 2000300701A JP 2000300701 A JP2000300701 A JP 2000300701A JP 2002110042 A JP2002110042 A JP 2002110042A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボンディングワイヤ自体の断線が生じないよ
うにドライバチップ及びその周囲を絶縁層でコーティン
グする。 【解決手段】 基板1上にドライバチップ21を接着
し、基板1上の第1の電極とドライバチップ上の第2の
電極とをワイヤで接続する第1の工程と、焼成後に絶縁
性をもつ溶質を溶解した溶液25Aに絶縁粒子26を分
散させた塗布液27Aを第1,第2の電極及びワイヤが
覆われるように塗布する第2の工程と、溶液25Aを焼
成して絶縁層25を生成する第3の工程と、基板1とガ
ラス容器9,10とを封着して外囲器を形成する第4の
工程とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライバチップを
管内に搭載した蛍光表示管及びその製造方法に関し、特
に、ドライバチップのボンディングワイヤを絶縁層でコ
ーティングした蛍光表示管及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、ドライバチップを管内に搭載し
た蛍光表示管の一構成例を示す斜視図である。ただし、
この図には一部が切り欠かれた構造が示されている。矩
形状のガラス基板1の上には配線(図示せず)が複数形
成され、これらの配線を覆うようにして黒色絶縁膜3が
ガラス基板1のほぼ全面に亘って形成されている。
【0003】この黒色絶縁膜3の上には、ガラス基板1
上の配線に電気的に接続されたアノード4が複数形成さ
れ、これらアノード4には、電子の衝突によって発光す
る蛍光体層が付着している。この蛍光体層が付着したア
ノード4の上方にはグリッド5が対向配置されている。
このグリッド5の縁には金属枠5Aが取り付けられてお
り、この金属枠5Aはガラス基板1上の配線に電気的に
接続されている。さらに、グリッド5の上方には、ガラ
ス基板1の長手方向に沿って複数の線状のフィラメント
カソード6が互いに平行にかつ離間して配置されてい
る。これらのフィラメントカソード6は、タングステン
等の極細線に電子放射性物質を付着させたものである。
【0004】これらのフィラメントカソード6は、ガラ
ス基板1の長手方向と直交する方向に配置された2本の
フィラメントサポート6A(一方のみ図示し、他方を図
示せず)の間に張り渡されている。なお、フィラメント
サポート6Aの上には、フィラメントカソード6以外に
も複数の部品、例えば透明導電膜コンタクト、ゲッター
リング等が取り付けられている。フィラメントサポート
6Aの下部領域にあたるガラス基板1上に、アノード4
及びグリッド5等への電圧供給を制御して蛍光表示管の
表示動作を制御するための複数のドライバチップ21が
接着され、これらドライバチップ21とガラス基板1上
の配線とはボンディングワイヤによって接続されてい
る。このドライバチップ21は、Siで形成された半導
体チップであり、その中にはCMOS−FET等によっ
て構成されたシフトレジスタ、ラッチ、ドライバ回路等
が内蔵されている。
【0005】一方、黒色絶縁膜3の上にはその一辺に沿
って金属端子8が複数配置され、これらの金属端子8は
ガラス基板1上の配線に電気的に接続されている。ガラ
ス基板1上の配線は、金属端子8をドライバチップ21
の入力側に接続し、またドライバチップ21の出力側を
アノード4及びグリッド5に接続している。また、フィ
ラメントカソード6の上方には透光性を有するフェース
ガラス9が配置され、このフェースガラス9は枠状のス
ペーサガラス10によりガラス基板1から所定の高さに
保持されている。ガラス基板1とスペーサガラス10と
フェースガラス9とは低融点のフリットガラスにより封
着され、内部が所定の真空度に保持された外囲器(真空
容器)が形成されている。
【0006】さらに、2本のフィラメントサポート6A
のそれぞれには、フィラメントカソード6に所定の電圧
を印加するためのリードピン11が取り付けられ、また
金属端子8のそれぞれには、ドライバチップ21に制御
信号及び駆動電圧を供給するためのリードピン12が取
り付けられている。これらのリードピン11,12は外
囲器の外に引き出されている。
【0007】リードピン11からフィラメントカソード
6に所定の電圧を印加して650℃程度に加熱すると、
フィラメントカソード6の電子放射性物質から熱電子が
放射される。このとき、リードピン12から供給された
制御信号にしたがい、ドライバチップ21がアノード4
に正電圧が印加した状態で、グリッド5にフィラメント
カソード6よりも高い電圧を与えると、フィラメントカ
ソード6から放射された電子は加速され、その一部はグ
リッド5を通過してアノード4に付着している蛍光体層
に衝突する。この電子線照射により蛍光体層が励起して
発光し、その光がフェースガラス9を透過して外部に放
射される。なお、グリッド5にフィラメントカソード6
よりも低い電圧を与えるか、アノード4に負電圧を与え
ることにより、蛍光体層への電子の入射を妨げることが
できる。
【0008】図6は、ドライバチップ21及びその周囲
の構造を示す拡大図である。この図において、図6
(a)は平面図、図6(b)は図6(a)におけるVIb
−VIb′線方向の断面図、図6(c)は図6(a)にお
けるVIc 部の拡大平面図である。図6(a)に示すよう
に、黒色絶縁膜3上に接着されたドライバチップ21の
上面には、縁に沿って(第2の)電極22が複数配置さ
れている。また、黒色絶縁膜3の上には、これらの電極
22と対向して(第1の)電極23が複数配置されてい
る。これらの電極23は、図6(b)に示すように、黒
色絶縁膜3に形成されたスルーホール3Aによって、ガ
ラス基板1上の配線2と接続されている。そして、ドラ
イバチップ21上の電極22と黒色絶縁膜3上の電極2
3とは、ウェッジボンディング法によりAl製のワイヤ
24を介して接続されている。図6(c)に示す隣り合
うワイヤ24間のピッチpは、数10μm〜100μm
程度である。
【0009】ドライバチップ21及びその周囲、すなわ
ち電極22,23及びワイヤ24が露出していると、管
内に存在する塵が侵入して、ワイヤ24の断線や、その
塵が導電性を有する場合には隣接二電極22間(又は、
隣接二電極23間)の短絡に基づく誤動作が起こること
があった。これを防止する目的で、ドライバチップ21
及びその周囲を絶縁層によってコーティングする技術が
提案されている。ドライバチップ21等を絶縁層でコー
ティングする従来の方法として、金属アルコキシドの溶
液をコーティングすべき領域に塗布し、これを焼成して
金属酸化膜を形成する方法が提案されている。こうして
得られた金属酸化膜は耐熱性が高いので、その後の加熱
工程で熱分解しにくい。また、金属アルコキシドはガス
放出特性に優れているので、真空容器内での有害ガスの
放出が極めて少ない。このため、金属アルコキシドを焼
成して金属酸化膜を形成する方法は、蛍光表示管内の絶
縁コーティングに適していると考えられる。
【0010】また、ドライバチップ21等を絶縁層でコ
ーティングする他の方法として、ポリイミド樹脂を溶剤
に溶かしたワニスをコーティングすべき領域に塗布し、
これを焼成してポリイミド膜を形成する方法が提案され
ている。ポリイミド膜は耐熱性が高いことに加え、凹凸
に対する被覆性に優れており凹凸の大きい部分の絶縁コ
ーティングに適している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いずれの方法
でも焼成による硬化収縮が大きいことが問題となる。例
えば金属アルコキシドを焼成して金属酸化膜を形成する
方法では、100μmのピッチpで配列されたワイヤ2
4間の金属アルコキシドの厚みが0.1μm程度まで収
縮してしまう。その結果、ワイヤ24にかかる応力が大
きくなり、図7に示すようにワイヤ24自体が断線して
しまうことや、ワイヤ24と電極22,23との接続が
切断されてしまうことがあった。このため、従来の方法
によるドライバチップ21及びその周囲の絶縁層による
コーティングは未だ実用化されていない。なお、図7で
は、金属アルコキシドを焼成して得られた金属酸化膜5
25を梨子地模様で示している。
【0012】本発明はこのような問題を解決すべくなさ
れたものであり、その目的は、ボンディングワイヤ自体
の断線が生じないようにドライバチップ及びその周囲を
絶縁層でコーティングすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による蛍光表示管の製造方法は、基板
上に配線及びこの配線に接続される第1の電極を複数形
成し、表示動作を制御するドライバチップを基板上に接
着し、基板上の複数の第1の電極とドライバチップ上の
複数の第2の電極とを複数のワイヤで接続する第1の工
程と、焼成後に絶縁性をもつ溶質を溶解した溶液に絶縁
粒子を分散させた塗布液を第1及び第2の電極並びにワ
イヤが覆われるように塗布する第2の工程と、溶液を焼
成してワイヤの間及びワイヤと基板との間に絶縁粒子が
混入した絶縁層を生成する第3の工程と、基板上にガラ
ス容器を配置し、基板とガラス容器とを封着して外囲器
を形成する第4の工程とを備えたことを特徴とする。こ
の製造方法により、第1及び第2の電極並びにワイヤを
覆い、隣り合うワイヤの間及びワイヤと基板との間に絶
縁粒子が混入した絶縁層を備えた蛍光表示管が作成され
る。上述した蛍光表示管の製造方法において、塗布液に
絶縁粒子を分散させると、分散させなかった場合と比較
して、焼成後の収縮量が小さくなる。このため、ワイヤ
にかかる応力が小さくなるので、ワイヤ自体が断線して
しまうことや、ワイヤと第1,第2の電極との接続が切
断されることを防止できる。
【0014】ここで、溶液の溶質として、金属アルコキ
シドを使用できる。金属アルコキシドを焼成した得られ
た金属酸化膜は耐熱性が高いので、第4の工程で加熱し
ても熱分解しにくい。また、金属アルコキシドはガス放
出特性に優れているので、真空排気後の外囲器内におい
て有害ガスの放出が極めて少ない。したがって、蛍光表
示管の表示の劣化を防止できる。また、溶液の溶質とし
て、ポリイミドを使用することもできる。ポリイミドも
耐熱性が高いので、第4の工程で加熱しても熱分解しに
くい。また、凹凸に対する被覆性に優れているので、ド
ライバチップ及びワイヤの凹凸部が露出しないように効
果的に絶縁コーティングすることができる。
【0015】また、絶縁粒子の平均粒径は、隣り合うワ
イヤ間のピッチの1/3以下とするとよい。このような
絶縁粒子であればワイヤ間を比較的スムーズに通過でき
るので、隣り合うワイヤ間及びワイヤと基板との間に均
一に絶縁粒子を分散させることができる。また、溶液の
溶質に対する絶縁粒子の重量比は、1/3以上3以下と
するとよい。言い換えれば、絶縁粒子と溶質との重量比
を1:3〜3:1とするとよい。溶液の溶質に対する絶
縁粒子の重量比を1/3以上とすることにより、絶縁粒
子の比率が十分大きくなるので、上述した第1及び第2
の電極とワイヤを覆う部材の収縮が小さくなり、ワイヤ
にかかる応力を小さくすることができる。また、上記重
量比を3以下とすることにより、溶質の比率が十分大き
くなるので、絶縁粒子を強固に接着することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。ここでは、図5に示した
ような管内にドライバチップを搭載した蛍光表示管に、
本発明による製造方法を適用した例を説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態を用いて蛍光表示管を製造する際の主要な工程を示す
断面図である。この図において、図5と同一部分を同一
符号をもって示し、適宜その説明を省略する。
【0017】まず、矩形状のガラス基板1の上面に、例
えばAlをスパッタしたあとエッチングして配線2を複
数形成し、これらの配線2を覆うようにガラスペースト
をスクリーン印刷して、ガラス基板1のほぼ全域に亘っ
て黒色絶縁膜3を形成する。このとき、後の工程で作成
されるアノード4、リードピン12が接続される金属端
子8、ドライバチップ21上の電極22と配線2との電
気的接続をとるためのスルーホールが残るように、ガラ
スペーストを印刷する。
【0018】続いて、黒色絶縁膜3の上に所定の導体パ
ターンをスクリーン印刷して、アノード4、金属端子8
及び電極23をそれぞれ複数形成する。アノード4等は
上記スルーホールによって配線2に接続される。さらに
アノード4の上に蛍光体をスクリーン印刷し、この蛍光
体を付着したアノード4の上方にグリッド5を対向配置
する。このグリッド5の縁には金属枠5Aが取り付けら
れており、この金属枠5Aも上記スルーホールによって
配線2に接続されている。そして、所定位置にドライバ
チップ21を導電性接着剤で接着し、ドライバチップ2
1上の複数の電極22と黒色絶縁膜3上の複数の電極2
3との間をウェッジボンディング法によりAl製の複数
のワイヤ24で接続する。隣り合うワイヤ間のピッチは
100μmとする。このようにして作成されたガラス基
板1のドライバチップ21を含む断面を図1(a)に示
す。
【0019】その一方で、ドライバチップ21及びその
周囲に塗布する塗布液27Aを作成する。この塗布液2
7Aは、溶質としてAlのアルコキシドをアルコールに
溶かした溶液25Aに、絶縁粒子26としてAl23
を分散させて作成する。Al 23 の平均粒径を1μm
とし、Alアルコキシドに対するAl23 の重量比を
1/2とする(すなわち、Al23 とAlアルコキシ
ドとの重量比を1:2とする)。この塗布液27Aを、
図1(b)に示すようにドライバチップ21及びその周
囲が覆われるように塗布する。このとき、少なくともド
ライバチップ21上の電極22、黒色絶縁膜3上の電極
23、及び両電極22,23を接続するワイヤ24が覆
われるように塗布する。塗布方法は、ディスペンサー塗
布又は滴下などを用いることができる。
【0020】次に、480℃の大気雰囲気中で、ドライ
バチップ21及びその周囲に塗布した塗布液27Aを加
熱する。これにより、アルコール分が蒸発し、焼成によ
りAlアルコキシドからAl23 の絶縁層25が生成
される。Al23 の絶縁粒子26は、絶縁層25によ
ってワイヤ24の間及びワイヤ24と黒色絶縁膜3との
間に強固に接着される。こうして、ドライバチップ21
及びその周囲は図1(c)に示すように、絶縁層25に
絶縁粒子26が混入したコーティング層27で覆われ
る。
【0021】Al23 からなる絶縁粒子26は加熱に
より収縮しないので、この絶縁粒子26及び絶縁層25
からなるコーティング層27の焼成による収縮は、絶縁
層525のみからなる場合(図7参照)と比較して小さ
くなる。このため、ワイヤ24にかかる応力が小さくな
るので、ワイヤ24自体が断線してしまうことや、ワイ
ヤ24と電極22,23との接続が切断されることを防
止できる。実際に上述した条件にしたがってコーティン
グ層27を形成したところ、図2に示すようにワイヤ2
4の変形すらほとんど観察されなかった。
【0022】次に、フィラメントカソード6とフィラメ
ントサポート6A、及びリードピン11,12等を一体
化した金属部品である所謂リードフレームを用意して、
このリードフレームをガラス基板1上に配置する。この
とき、フィラメントサポート6Aをドライバチップ21
の上方位置に配置する。さらに、フェースガラス9の外
周部にフリットガラス13Aでスペーサガラス10を固
着して作成したガラス容器を用意して、このガラス容器
でガラス基板1を上記リードフレームの上から覆い、図
1(d)に示すようにガラス容器のスペーサガラス10
とガラス基板1との接触部分をフリットガラス13Bで
封着する。なお、フィラメントカソード6等の酸化を防
ぐため、この工程での熱処理は不活性ガス中で行う。最
後に、ガラス容器に取り付けられた排気管(図示せず)
で管内を10-3〜10-5Pa程度の真空度に排気し、こ
の排気管をガスバーナーで封じ切って、蛍光表示管が完
成する。
【0023】以上で説明した方法により、金属アルコキ
シドを用いて、ワイヤ24の断線等を招くことなく、ド
ライバチップ21及びその周囲を絶縁コーティングする
ことができる。これにより、蛍光表示管の製品完成後に
管内に存在する塵がドライバチップ21及びその周囲に
侵入して起こる誤動作を防止することができる。また、
金属アルコキシドはガス放出特性に優れており、製品完
成後の管内に放出される有害ガスが極めて少ないので、
蛍光表示管の表示の劣化を防止できる。
【0024】上述した方法で用いた絶縁粒子26として
は、ガラス容器をガラス基板1に封着する熱処理工程で
変質しない酸化物が好ましく、上述したAl23 の他
にSiO2 、TiO2 などが適している。また、絶縁粒
子26の平均粒径は、隣り合うワイヤ24間のピッチp
の1/3以下が好ましい。例えばピッチpが100μm
である場合には、平均粒径を33μm以下とする。この
ような絶縁粒子26であればワイヤ26間を比較的スム
ーズに通過できるので、隣り合うワイヤ24間及びワイ
ヤ24と黒色絶縁膜3との間に均一に絶縁粒子26を分
散させることができる。
【0025】金属アルコキシドは焼成により絶縁性をも
つものであればよく、上述したAlのアルコキシドの他
に、Ti,Ta,Si等のアルコキシドが適している。
例えば(株)槌屋製TSG−AM011系インク(Si
及びAl等のアルコール化合物で、焼成するとSiO2
及びAl23 等の膜となる)等の既製品を使用しても
よい。また、溶液25A中の金属アルコキシドに対する
絶縁粒子26の重量比は、1/3以上3以下とするのが
好ましい。言い換えれば、絶縁粒子26と金属アルコキ
シドとの重量比を1:3〜3:1とするとよい。金属ア
ルコキシドに対する絶縁粒子26の重量比が1/3未満
では、絶縁粒子26の比率が小さいので、コーティング
層27の収縮が大きくなり、ワイヤ24が断線する虞が
ある。また、上記重量比が3を超えると、金属アルコキ
シドの比率が小さくなるので、絶縁粒子26の接着力が
弱くなる。
【0026】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態を用いて蛍光表示管を製造する際の主要
な工程を示す断面図である。この図において、図1及び
図4と同一部分を同一符号をもって示し、適宜その説明
を省略する。まず、第1の実施の形態と同様の手順で、
図1(a)に示したような構成のガラス基板1を作成す
る。
【0027】その一方で、ドライバチップ21及びその
周囲に塗布する塗布液127Aを作成する。この塗布液
127Aは、溶質としてポリイミド樹脂をジメチルアセ
トアミドに溶かした溶液(以下、ポリイミドワニスとい
う)125Aに、絶縁粒子126としてSiO2 を分散
させて作成する。SiO2 の平均粒径を5μmとし、S
iO2 のポリイミド樹脂に対する重量比を1とする(す
なわち、SiO2 とポリイミド樹脂との重量比を1:1
とする)。この塗布液127Aを、図3(a)に示すよ
うにドライバチップ21及びその周囲が覆われるように
塗布する。このとき、少なくともドライバチップ21上
の電極22、黒色絶縁膜3上の電極23、及び両電極2
2,23を接続するワイヤ24が覆われるように塗布す
る。塗布方法は、ディスペンサー塗布又は滴下などを用
いることができる。
【0028】次に、ドライバチップ21及びその周囲に
塗布した塗布液127Aを焼成する。塗布液127Aに
含まれるポリイミドには、化学的に不安定な成分(CO
NH基)が含まれており、この成分が焼成後の絶縁層1
25中に残存していると、蛍光表示管の製品完成後に酸
化されて管内に有害なガスが放出され、表示が不鮮明と
なる。このため、この工程では、塗布液127AをO2
が含まれる雰囲気中で加熱して焼成する。これにより、
上述した不安定な成分は酸化され、CO2 、NO2 、H
2O となって放出される。このとき、加熱温度が400
℃に満たないと脱ガス効果がないので、雰囲気を400
℃以上の温度に加熱する。また、15分以上加熱するこ
とにより、ポリイミド中の不安定な成分が完全に除去さ
れるので、製品完成後の管内に有害なガスが放出される
ことはない。ただし、ポリイミドは温度が500℃を超
えると熱分解が起こり、剥離が発生する虞があるので、
雰囲気を500℃以下の温度に加熱することとする。
【0029】このようにO2 が含まれる雰囲気を400
℃以上500℃以下の温度範囲にして、塗布液127A
を15分以上加熱して焼成することで、ポリイミド膜か
らなる絶縁層125が生成され、この絶縁層125によ
ってSiO2 の絶縁粒子126はワイヤ24の間及びワ
イヤ24と黒色絶縁膜3との間に強固に接着される。こ
うして、ドライバチップ21及びその周囲は図3(b)
に示すように、絶縁層125に絶縁粒子126が混入し
たコーティング層127で覆われる。このコーティング
層127は良好な絶縁性を示し、ワイヤ24の変形や、
ワイヤ24自体の断線、ワイヤ24と電極22,23と
の接続断は観察されなかった。
【0030】続いて、第1の実施の形態と同様に、ガラ
ス基板1とガラス容器との間にリードフレームを挟んだ
状態で、ガラス基板1とガラス容器とを封着する。な
お、この工程での加熱温度は400℃以上500以下の
範囲とする。その後、管内を排気して蛍光表示管が完成
する。以上で説明した方法により、ポリイミドを用い
て、ワイヤ24の断線等を招くことなく、ドライバチッ
プ21及びその周囲を絶縁コーティングすることができ
る。これにより、蛍光表示管の製品完成後に管内に存在
する塵がドライバチップ21及びその周囲に侵入して起
こる誤動作を防止することができる。また、ポリイミド
は凹凸に対する被覆性に優れているので、ドライバチッ
プ21及びワイヤ24の凹凸部が露出しないように効果
的に絶縁コーティングすることができる。
【0031】なお、ポリイミドワニス125Aに分散さ
せる絶縁粒子126の条件、及びポリイミドワニス12
5A中のポリイミドに対する絶縁粒子126の重量比の
範囲は、第1の実施の形態と同じでよい。また、ポリイ
ミドは、ガラス容器をガラス基板1に封着する熱処理工
程の温度で変質しないものであればよく、例えばユニチ
カ(株)製Uイミド等の既製品を使用してもよい。
【0032】以上では、図5に示したような蛍光表示管
に本発明による製造方法を適用した例を説明したが、管
内にドライバチップを搭載した蛍光表示管であればよ
く、例えば図4に示すような蛍光表示管にも適用でき
る。図4に示す蛍光表示管は、複数のアノード204を
ドライバチップ221上面に一体形成し、このドライバ
チップ221をガラス基板1の黒色絶縁膜3上に配置し
て得られる表示面を備えたものである。ドライバチップ
221の一辺に沿って複数形成された(第2の)電極2
22と黒色絶縁膜3の上に複数形成された電極23とは
ボンディングワイヤ24を介して接続されており、これ
らの電極222,23及びワイヤ24を覆うコーティン
グ層27,127を上述した方法で形成することによ
り、ワイヤ24の断線等を招くことなく、ドライバチッ
プ21及びその周囲を絶縁コーティングすることができ
る。なお、図4では、図1、図3、図5及び図6と同一
部分又は相当する部分を同一符号で示している。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、焼成
後に絶縁性をもつ溶質を溶解した溶液に絶縁粒子を分散
させた塗布液を焼成して、基板上の第1の電極、ドライ
バチップ上の第2の電極及びこれらの二電極を接続する
ワイヤを絶縁コーティングする。絶縁粒子を分散させた
塗布液を焼成したときの収縮量は、絶縁粒子を分散させ
なかった場合と比較して小さい。このため、ワイヤにか
かる応力が小さくなるので、ワイヤ自体が断線してしま
うことや、ワイヤと第1,第2の電極との接続が切断さ
れることを防止できる。したがって本発明により、ドラ
イバチップ及びその周囲を絶縁層でコーティングする技
術が実用可能となるので、蛍光表示管の製品完成後に管
内に存在する塵がドライバチップ及びその周囲に侵入し
て起こる誤動作を防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を用いて蛍光表示
管を製造する際の主要な工程を示す断面図である。
【図2】 図1(c)に示す工程で絶縁コーティングさ
れたワイヤの平面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態を用いて蛍光表示
管を製造する際の主要な工程を示す断面図である。
【図4】 ドライバチップを管内に搭載した蛍光表示管
の他の構成例を示す斜視図である。
【図5】 ドライバチップを管内に搭載した蛍光表示管
の一構成例を示す斜視図である。
【図6】 ドライバチップ及びその周囲の構造を示す拡
大図である。
【図7】 従来の蛍光表示管の製造方法により絶縁コー
ティングされたワイヤの平面図である。
【符号の説明】
1…ガラス基板、2…配線、3…黒色絶縁膜、6A…フ
ィラメントサポート、9…フェースガラス、10…スペ
ーサガラス、13A,13B…フリットガラス、21,
221…ドライバチップ、22,222…(第2の)電
極、23…(第1の)電極、24…ワイヤ、25、12
5…絶縁層、25A,125A…溶液、26…絶縁粒
子、27A,127A…塗布液、27,127…コーテ
ィング層。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示動作を制御するドライバチップを外
    囲器内に搭載した蛍光表示管の製造方法において、 基板上に配線及びこの配線に接続される第1の電極を複
    数形成し、前記基板上に前記ドライバチップを接着し、
    前記基板上の複数の第1の電極と前記ドライバチップ上
    の複数の第2の電極とを複数のワイヤで接続する第1の
    工程と、 焼成後に絶縁性をもつ溶質を溶解した溶液に絶縁粒子を
    分散させた塗布液を前記第1及び第2の電極並びに前記
    ワイヤが覆われるように塗布する第2の工程と、 前記溶液を焼成して隣り合う前記ワイヤの間及び前記ワ
    イヤと前記基板との間に前記絶縁粒子が混入した絶縁層
    を生成する第3の工程と、 前記基板上にガラス容器を配置し、前記基板と前記ガラ
    ス容器とを封着して前記外囲器を形成する第4の工程と
    を備えたことを特徴とする蛍光表示管の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の蛍光表示管の製造方法に
    おいて、 前記溶質を金属アルコキシドとすることを特徴とする蛍
    光表示管の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の蛍光表示管の製造方法に
    おいて、 前記溶質をポリイミドとすることを特徴とする蛍光表示
    管の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3何れか1項記載の蛍光表示
    管の製造方法において、 前記絶縁粒子の平均粒径を、隣り合う前記ワイヤ間のピ
    ッチの1/3以下とすることを特徴とする蛍光表示管の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4何れか1項記載の蛍光表示
    管の製造方法において、 前記絶縁粒子の前記溶質に対する重量比を1/3以上と
    することを特徴とする蛍光表示管の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5何れか1項記載の蛍光表示
    管の製造方法において、 前記絶縁粒子の前記溶質に対する重量比を3以下とする
    ことを特徴とする蛍光表示管の製造方法。
  7. 【請求項7】 基板と、この基板上に複数形成された配
    線と、この配線と電気的に接続された複数の第1の電極
    と、前記基板上に接着されると共に上面に第2の電極が
    複数配置されかつ表示動作を制御するドライバチップ
    と、前記基板上の第1の電極と前記ドライバチップ上の
    第2の電極とを接続する複数のワイヤと、前記基板を覆
    うガラス容器とを備えた蛍光表示管において、 前記第1及び第2の電極並びに前記ワイヤを覆い、隣り
    合う前記ワイヤの間及び前記ワイヤと前記基板との間に
    絶縁粒子が混入した絶縁層を備えたことを特徴とする蛍
    光表示管。
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