JP2002109224A - 売掛債権ファクタリング方法およびそのシステム - Google Patents

売掛債権ファクタリング方法およびそのシステム

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JP2002109224A
JP2002109224A JP2000302711A JP2000302711A JP2002109224A JP 2002109224 A JP2002109224 A JP 2002109224A JP 2000302711 A JP2000302711 A JP 2000302711A JP 2000302711 A JP2000302711 A JP 2000302711A JP 2002109224 A JP2002109224 A JP 2002109224A
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factoring
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Hitoshi Sata
均 佐多
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SMBC Finance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファクター会社は、事務負担の削減を図りつ
つ、企業間電子商取引市場で発生する売掛債権を迅速に
買い取ることができ、売掛債権の譲渡人はタイムリーに
売掛債権の資金化が図れ、売掛債権の債務者は売掛債権
の支払いに支払手形を活用できる売掛債権ファクタリン
グ方法およびそのシステムを提供すること。 【解決手段】 電子商取引市場における商談対象商品の
買い手の登録をし、取引限度額の設定を行う(S1)。
EC市場運営者は、ネットワーク600を介して電子商
取引市場において成立した商談により自己が所有する売
掛債権の買取依頼をファクター会社に行う(S2)。買
取依頼を受けたファクター会社は、買取依頼の対象とな
っている売掛債権金額が取引限度額内であれば買い取り
を実行し(S3)、期日に回収を行い(S3)、EC市
場運営者に対する精算を行う(S4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、売掛債権ファクタ
リング方法およびそのシステムに関し、より詳細には、
企業間電子商取引市場で発生する売掛債権についての売
掛債権ファクタリング方法およびそのシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットはますます広がり
をみせており、インターネット利用者の数は増加する一
方である。インターネットを介して企業間で商取引を行
う電子商取引市場における電子商取引も本格化してい
る。
【0003】また従来から、商取引により商品の売り手
側に売掛債権が発生した場合、売掛債権の買い取りを行
う銀行や売掛債権の買い取りを専門に行うファクタリン
グ会社(以下「ファクター会社」という)などに売掛債
権の買い取りを請求し、売掛債権の譲渡を行うことによ
り早期に資金化を図り、資金繰りの円滑化を図ることが
行われている。この売掛債権の買い取りは、その売掛債
権が企業間電子商取引市場で発生したものか否かにかか
わらず、買取依頼のなされた都度ファクター会社におい
て売掛債権の債務者などについての信用調査がなされ、
所定の基準を満たしていることが確認された後に、売掛
債権の譲渡が行われる。売掛債権の譲渡手続きは売掛債
権の形態によって異なる。手形の場合には手形現物の授
受と裏書譲渡の手続きが必要であり、売掛金の場合には
売掛債権譲渡証書(売買契約書または請求書の写しを添
付)および債務者の債権譲渡承諾書の現物授受と債権譲
渡承諾書に公証人役場で「確定日付」を取る手続きが必
要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに売掛債権の譲渡手続きには手間と時間を要するた
め、売掛債権の譲渡人は必ずしもタイムリーに資金化を
図ることができないという問題があった。また、場合に
よっては、ファクター会社の行う信用調査に十数日かか
ることもあり、これもタイムリーな売掛債権の資金化を
阻害する要因となっていたという場合もあった。また、
ファクター会社が買い取った売掛債権が売掛金の場合、
その支払いは期日に現金による振込が原則であり、その
支払いを手形で行うことは認められておらず、このこと
が売掛債権の債務者に新たな資金繰りの必要を生じさせ
てしまうという問題もあった。
【0005】また、ファクター会社にあっても、売掛債
権現物の授受を都度手交や郵送で授受することは、支払
手形の管理や期日管理のためのコンピュータ入力など大
きな事務負担を生じさせているという問題があった。ま
た、新規債務者に対する売掛債権の買取要求の場合は、
買取要求がなされた時点で新規債務者信用調査を行わね
ばならず、こうした頻回な信用調査作業もファクター会
社に事務負担を生じさせる一因となっているという問題
があった。
【0006】さらにこうした様々な理由から、多様な相
手との小額取引についての売掛債権の買い取りはファク
ター会社に嫌われることが多く、こうしたことはインタ
ーネットを介した企業間電子商取引を行おうとする中小
企業にとって大きな障害となっており、これがインター
ネットを介した企業間電子商取引の拡大を阻害する一因
ともなっているという問題もあった。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、ファクター会社に
あっては、売掛債権の譲渡の際に発生する事務負担の削
減を図りつつ、金額の大小にかかわらず、企業間電子商
取引市場で大量に発生する売掛債権の買い取りを迅速に
実行でき、売掛債権の譲渡人にあっては、売掛債権の資
金化をタイムリーに図ることができ、かつ売掛債権の債
務者にあっては、売掛債権の支払いに支払手形を活用す
ることのできる売掛債権ファクタリング方法およびその
システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、企業間電子商取引
市場を提供し、該企業間電子商取引市場において発生す
る売掛債権を記憶するウェブサーバと、前記売掛債権の
ファクタリングを行うファクタリングシステムとをネッ
トワークを介して相互に接続したネットワークシステム
における売掛債権のファクタリング方法であって、前記
ファクタリングシステムにおいて、前記ウェブサーバか
ら発信された前記売掛債権に対する買取依頼を要求する
買取依頼情報を受信し、記憶する買取依頼ステップと、
前記ファクタリングシステムにおいて、前記買取依頼情
報に基づき前記売掛債権の買い取りの実行を行う買取実
行ステップと、前記ファクタリングシステムにおいて、
前記買取実行ステップにより買い取りを実行した買取債
権の期日管理を行う管理ステップと、前記ファクタリン
グシステムにおいて、前記買取債権の回収状況の管理を
行う回収ステップとを備えたことを特徴とする。
【0009】このような構成を有することにより、ファ
クター会社にあっては、売掛債権の譲渡の際に発生する
事務負担の削減を図りつつ、売掛債権の買い取りを実行
することができる。
【0010】ここで「ファクタリング」とは、商品の販
売先に対する売掛金や、販売先から回収した手形を買い
取り資金化し、その代金を回収することをいい、「回収
状況の管理」とは、例えば買取債権に対する入金の有無
の確認や入金後の債権金額の管理などを行うことをい
う。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の売掛債権ファクタリング方法において、前記売掛債権
は、前記企業間電子商取引市場において買い手企業と売
り手企業との間に成立した商談に基づき、前記企業間電
子商取引市場の市場運営者が前記売り手企業との間で売
買契約を締結し、前記売り手企業から前記商談の対象で
ある商談対象商品の納品を受ける一方で、前記市場運営
者が前記買い手企業との間で売買契約を締結し、前記買
い手企業が前記商談対象商品を検収することにより前記
市場運営者に生じた売掛債権であることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の売掛債権ファクタリング方法において、前記買取依頼
情報は、前記ウェブサーバにおいて一定期間の取りまと
めを行った前記売掛債権の情報であることを特徴とす
る。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の売掛債権ファクタリング方法において、前記一定期間
は、一営業日であることを特徴とする。
【0014】このような構成を有することにより、ファ
クター会社にあっては、売掛債権の譲渡の際に発生する
事務負担の削減を図りつつ、金額の大小にかかわらず、
企業間電子商取引市場で大量に発生する売掛債権の買い
取りを迅速に実行することができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の売掛債権ファクタリング方法において、前記買取実行
ステップにおける前記売掛債権の買い取りの実行は、前
記ファクタリングシステムの記憶する取引限度額内で行
うことを特徴とする。
【0016】このような構成を有することにより、ファ
クター会社にあっては、売掛債権の譲渡の際に発生する
事務負担の削減を図りつつ、売掛債権の買い取りを迅速
に実行することができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の売掛債権ファクタリング方法において、前記買取実行
ステップは、前記買取債権に対する支払いを含むことを
特徴とする。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の売掛債権ファクタリング方法において、前記買取債権
に対する支払いは、前払い金の支払いと精算金の支払い
とを含むことを特徴とする。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の売掛債権ファクタリング方法において、前記前払い金
の支払いは、前記売掛債権の買い取りの実行日に行うこ
とを特徴とする。
【0020】このような構成を有することにより、ファ
クター会社にあっては、売掛債権の譲渡の際に発生する
事務負担の削減を図りつつ、金額の大小にかかわらず、
企業間電子商取引市場で大量に発生する売掛債権の買い
取りを迅速に実行でき、売掛債権の譲渡人にあっては、
売掛債権の資金化をタイムリーに図ることができる。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項1に記載
の売掛債権ファクタリング方法において、前記回収ステ
ップにおける買取債権の回収は、支払手形による回収を
含むことを特徴とする。
【0022】このような構成を有することにより、売掛
債権の債務者にあっては、売掛債権の支払いに支払手形
を活用することができる。
【0023】請求項10に記載の発明は、企業間電子商
取引市場を提供するウェブサーバにネットワークを介し
て接続し、前記企業間電子商取引市場において発生する
売掛債権のファクタリングを行う売掛債権ファクタリン
グシステムにおいて、前記売掛債権に対する買取依頼を
要求する買取依頼情報を記憶する記憶手段と、前記売掛
債権のうち買い取りを実行した買取債権の買取債権情報
を記憶する記憶手段と、前記買取債権の期日管理を行う
管理手段と、前記買取債権の回収状況の管理を行う回収
手段と、前記ウェブサーバと前記買取依頼情報および/
または前記買取債権情報の送受信を行うデータ通信手段
とを備えたことを特徴とする。
【0024】このような構成を有することにより、ファ
クター会社にあっては、売掛債権の譲渡の際に発生する
事務負担の削減を図りつつ、売掛債権の買い取りを実行
することができる。
【0025】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の売掛債権ファクタリングシステムにおいて、前記
売掛債権は、前記企業間電子商取引市場において買い手
企業と売り手企業との間に成立した商談に基づき、前記
企業間電子商取引市場の市場運営者が前記売り手企業と
の間で売買契約を締結し、前記売り手企業から前記商談
の対象である商談対象商品の納品を受ける一方で、前記
市場運営者が前記買い手企業との間で売買契約を締結
し、前記買い手企業が前記商談対象商品を検収すること
により前記市場運営者に生じた売掛債権であることを特
徴とする。
【0026】このような構成を有することにより、ファ
クター会社にあっては、売掛債権の譲渡の際に発生する
事務負担の削減を図りつつ、金額の大小にかかわらず、
企業間電子商取引市場で大量に発生する売掛債権の買い
取りを迅速に実行することができる。
【0027】請求項12に記載の発明は、請求項10に
記載の売掛債権ファクタリングシステムにおいて、取引
限度額を記憶する記憶手段を備え、前記売掛債権の買い
取りは該取引限度額に基づいて実行することを特徴とす
る。
【0028】このような構成を有することにより、ファ
クター会社にあっては、売掛債権の譲渡の際に発生する
事務負担の削減を図りつつ、売掛債権の買い取りを迅速
に実行することができる。
【0029】請求項13に記載の発明は、請求項10に
記載の売掛債権ファクタリングシステムにおいて、前記
買取債権に対する支払いを行う支払い手段を備えたこと
を特徴とする。
【0030】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の売掛債権ファクタリングシステムにおいて、前記
買取債権に対する支払いは、前払い金の支払いと精算金
の支払いとを含むことを特徴とする。
【0031】このような構成を有することにより、ファ
クター会社にあっては、売掛債権の譲渡の際に発生する
事務負担の削減を図りつつ、金額の大小にかかわらず、
企業間電子商取引市場で大量に発生する売掛債権の買い
取りを迅速に実行でき、売掛債権の譲渡人にあっては、
売掛債権の資金化をタイムリーに図ることができる。
【0032】請求項15に記載の発明は、請求項10に
記載の売掛債権ファクタリングシステムにおいて、前記
買取債権への返済のため提示される支払手形についての
手形情報を記憶する記憶手段を備え、前記回収手段は前
記手形情報に基づいて回収を行うことを特徴とする。
【0033】このような構成を有することにより、売掛
債権の債務者にあっては、売掛債権の支払いに支払手形
を活用することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について、以下に
添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発
明の実施される売掛債権ファクタリングシステムのシス
テム構成の一例を示す図である。売掛債権ファクタリン
グシステムは、少なくとも、ネットワーク600を介し
て相互に接続された電子商取引市場システム100と、
ファクタリングシステム200と、買い手企業端末30
0と、売り手企業端末400と、銀行システム500と
から構成されている。
【0035】電子商取引市場システム100は、電子商
取引市場の運営者により管理されるシステムであって、
コンピュータネットワーク上での商取引の場である電子
商取引市場でウェブ情報を買い手企業端末300および
売り手企業端末400に対して提供する機能と、電子商
取引市場における商品売買契約の成立に伴って生じる買
い手企業への売掛債権情報をファクタリングシステム2
00に対して提供する機能を有する。ここで「ウェブ情
報」とは、ウェブサーバがネットワークを介して相手と
通信する情報を言う。
【0036】ファクタリングシステム200は、電子商
取引市場における商品売買契約の成立に伴い電子商取引
市場運営者(以下「EC市場運営者」という)に発生し
た売掛債権の買い取りを行うファクター会社が管理する
システムである。ファクタリングシステム200は、ネ
ットワーク600を介して電子商取引市場システム10
0に対してウェブ情報を提供し、買い取った売掛債権、
すなわち買取債権に関する各種管理を行う機能を有す
る。ファクタリングシステム200は、少なくとも、ウ
ェブサーバ210と、ウェブデータベース220と、ア
プリケーションサーバ230と、ファクタリングデータ
ベース240と、端末250とから構成されている。
【0037】ウェブサーバ210は、ウェブデータベー
ス220とアプリケーションサーバ230とに接続さ
れ、ウェブデータベース220に記録したウェブ情報、
および、アプリケーションサーバ230に依頼した処理
の処理結果を編集し、ネットワーク600を介して電子
商取引市場システム100に対してウェブ情報を提供す
る機能を有する。ここで、提供するウェブ情報として
は、例えば、売掛債権の債務者ごとの取引限度額や債権
残高などの取引情報などが挙げられる。これらのウェブ
情報は、ウェブデータベース220に格納されたものを
そのまま、電子商取引市場システム100に提供しても
よく、また、アプリケーションサーバ230の処理結果
を更に編集したものを提供することとしてもよい。ウェ
ブデータベース220は、ウェブサーバ210に接続さ
れ、ウェブ情報を格納する機能を有する。アプリケーシ
ョンサーバ230は、ウェブサーバ210とファクタリ
ングデータベース240とに接続され、ファクタリング
データベース240に記録した売掛債権の期日情報や売
掛債権の債務者の信用情報などの各種情報に基づき、保
有する売掛債権の管理を行い、ウェブサーバ210に売
掛債権の債務者ごとの取引限度額などの情報を提供すべ
く、編集処理する機能を有する。ファクタリングデータ
ベース240は、アプリケーションサーバ230に接続
され、売掛債権の期日や金額などの各種情報や、売掛債
権の債務者の信用情報など様々な情報を格納する機能を
有する。端末250は、アプリケーションサーバ230
に接続され、新たに譲受した売掛債権に関する情報や、
売掛債権の債務者からの回収状況などの各種情報を入
力、アプリケーションサーバ230の行った処理結果の
表示を行う機能と、ネットワーク600を介して銀行シ
ステム500にアクセスし、EC市場運営者への前払い
金の振込処理の依頼や売掛債権の売掛債権の債務者から
の入金確認などを行うFB機能とを有する。
【0038】買い手企業端末300は、電子商取引市場
における商談対象商品の買い手、すなわち電子商取引市
場で発生した売掛債権の債務者により管理される端末で
あり、ネットワーク600を介して、電子商取引市場シ
ステム100にアクセスする機能を有する。売り手企業
端末400は、電子商取引市場における商品の売り手に
より管理される端末であり、買い手企業端末300同
様、ネットワーク600を介して、電子商取引市場シス
テム100にアクセスする機能を有する。ここで、買い
手企業端末300および売り手企業端末400は、イン
ターネット等のネットワーク600に接続機能を有し、
かつウェブ情報を閲覧可能なブラウザソフトウェア(例
えば、マイクロソフト(会社名)のインターネットエク
スプローラ(製品名)、ネットスケープ・コミュニケー
ション(会社名)のネットスケープ(製品名)等)を搭
載した市販のパーソナルコンピュータ、PDA等の情報
処理装置や、無線呼出端末、PHS端末、携帯端末のう
ちいずれかであってもよく、特に、携帯端末は、電子メ
ール機能やインターネットへのアクセス機能を有する端
末であってもよい(例えば、株式会社エヌ・ティ・ティ
・ドコモ(会社名)が提供するiモード(サービス名)
端末等)。
【0039】ネットワーク600は、電子商取引市場シ
ステム100と、ファクタリングシステム200と、買
い手企業端末300と、売り手企業端末400と、銀行
システム500とを相互に接続する機能を有し、例え
ば、インターネットや、イントラネットや、LANや、
公衆電話網(アナログ/デジタルの双方を含む)や、P
DC/PDC―P方式等の携帯回線交換網/携帯パケッ
ト交換網や、無線呼出網や、PHS網や、衛星通信網等
のうちいずれかを含んでもよい。
【0040】次に、図1におけるファクタリングシステ
ム200について説明する。
【0041】図2は、本発明が適用されるファクタリン
グシステム200のデータベース構成の一例を示す図で
ある。ウェブデータベース220には、顧客管理データ
ベース222、ログデータベース224、受信データベ
ース226、送信データベース228が格納されてい
る。顧客管理データベース222には、例えば、ファク
ター会社にとっての顧客であるEC市場運営者および売
掛債権の債務者それぞれの顧客IDや、認証情報、通信
情報などが格納されており、ログデータベース224
は、ファクター会社と顧客との通信記録が格納されてお
り、受信データベース226には本売掛債権ファクタリ
ングシステムに登録を行った際の顧客からの会員申請受
付データや、EC市場運営者からの売掛債権譲渡データ
などが格納されている。送信データベース228には、
アプリケーションサーバ230の行った各種の処理結果
や、日々の締め処理後のデータが格納されている。
【0042】また、ファクタリングデータベース240
には、顧客データベース242、取り組みデータベース
244、振込先データベース246、会計データベース
248が格納されている。顧客データベース242に
は、例えば、顧客の属する業種などの属性、取引限度
額、取引銀行名などの情報が顧客ごとに作成され、格納
されている。取組データベース244にはEC市場運営
者からファクター会社が譲渡を受けた売掛債権の取引明
細、キャッシュフロー、回収状況などが格納され、振込
先データベース246には、EC市場運営者からの支払
い依頼に基づく商品の売り手に対する支払い代行の振込
先に関する情報が格納されている。会計データベース2
48には、売掛債権のファクタリングに関する会計デー
タが格納されている。
【0043】次に、このように構成された本発明の実施
形態における売掛債権ファクタリングシステムの動作の
一例について説明する。まず、本発明の基本的な処理過
程を概説し、その後本発明を構成する各処理過程につい
て、図面を参照しつつ説明する。
【0044】図3は、本発明の基本的な処理の概略の一
例を示す図である。まず、ファクター会社がEC市場運
営者から譲渡を受ける売掛債権を本売掛債権ファクタリ
ングシステムで管理するため、売掛債権の債務者となる
べき、電子商取引市場における商談対象商品の買い手に
ついての信用状態や決済口座などの情報の登録を行い、
取引限度額の設定を行う(S1)。このとき、迅速にE
C市場運営者に生じた売掛債権をファクター会社へ譲渡
するため、EC市場運営者は、今後売掛債権の債務者と
の間に生じるすべての債権について、ファクター会社に
譲渡を行い得ることについてあらかじめ債務者から承諾
を取っておく。
【0045】電子商取引市場において売り手と買い手と
の間に商談が成立すると、EC市場運営者はまず、商談
対象商品の売り手と商談内容に応じた売買契約を結び、
一旦商談対象となった商品の納入を受ける。次に商談対
象商品の買い手と商談内容に応じた売買契約を結び、売
り手から納入された商品の引渡しを行う。こうして、電
子商取引市場で成立した商談に基づき、商談対象商品は
買い手へと引渡され、一方本来であれば商談対象商品の
売り手が所有する商談対象商品の買い手への売掛債権は
EC市場運営者の所有となる。EC市場運営者は、この
売掛債権についてネットワーク600を経由してファク
ター会社に対し買い取りの申込みを行う(S2)。
【0046】譲渡申込みを受けたファクター会社は、買
取依頼の対象となっている売掛債権金額がS1で設定し
た売掛債権の債務者に対する取引限度額の範囲内か否か
を確認し、限度額内であれば買い取りの実行を行い、E
C市場運営者に対して買取代金の一部について支払いを
行う(S3)。
【0047】ファクター会社は買い取りを行った売掛債
権の期日管理および回収を行い、期日における回収の
後、EC市場運営者に対する買取代金に残額があればこ
れを支払い、精算を行う(S4)。
【0048】次に、図3に示す基本的処理過程のうち、
売掛債権の債務者の登録過程(図3のS1)について説
明する。EC市場運営者が自己の管理する電子商取引市
場で締結される商談によって発生する売掛債権につい
て、本売掛債権ファクタリングシステムを適用してファ
クター会社に買取依頼を行おうとする場合、ファクタリ
ングシステム200のアプリケーションサーバ230に
格納される顧客データベース242に対し、電子商取引
市場参加者である商談対象商品の買い手、すなわち売掛
債権の債務者情報の登録を行う。登録に必要な売掛債権
の債務者情報としては、例えば会社名、郵便番号、住
所、電話番号、取引銀行名および支店名、口座番号、経
理処理を行う際の締め日や支払日などの支払い条件の
他、ファクター会社が取引限度額を設定するための判断
材料となるような情報、例えば登記簿番号、資本金、会
社設立年月日、従業員数などが挙げられる。EC市場運
営者は、電子商取引市場システム100からこれら売掛
債権の債務者情報を入力し、ネットワーク600を介し
てファクタリングシステム200に送信を行う。ファク
ター会社は、受信した売掛債権の債務者情報に基づいて
売掛債権の債務者の審査を行い、売掛債権の債務者に対
する取引限度額の設定を行い、この取引限度額情報を売
掛債権の債務者情報と関連付けて顧客データベース24
2に格納し、売掛債権の債務者の登録を行う。
【0049】次に、図3に示す基本的処理過程のうち、
売掛債権買取の申込み過程(図3のS2)について説明
する。電子商取引市場においては、商談対象商品の買い
手による発注、商談対象商品の売り手からの入札、落札
者への商談対象商品の買い手からの受注、という商談が
行われ、売り手と買い手との間に商談が成立すると、E
C市場運営者はまず、売り手と商談内容に応じた売買契
約を結び、一旦商談対象商品の納入を受け、次に買い手
と商談内容に応じた売買契約を結び、売り手から納入さ
れた商品の引渡しを行い、買い手による商談対象商品の
検収終了後にEC市場運営者に商談対象商品の買い手に
対する売掛債権が発生する。このように、EC市場運営
者が売り手から一旦商談対象商品を買い取る形態を取る
ことにより、本売掛債権ファクタリングシステムを用い
る電子商取引市場において生じる売掛債権の所有者はE
C市場運営者に一元化されることから、ファクター会社
における売掛債権の授受などの売掛債権買い取り時の事
務負担を大幅に削減することができる。
【0050】EC市場運営者においては、買い手による
商談対象商品の検収終了の都度、商談対象商品の買い手
に対する売掛債権が発生するので、電子商取引市場にお
ける商談中、あるいは商談対象商品の買い手による商談
対象商品の検収中にも、多くの売掛債権が発生し、その
都度ファクター会社に対する買取依頼を行う売掛債権が
増加していく。そのため、EC市場運営者がファクター
会社に売掛債権の買取依頼を行う際には、例えば午前の
電子商取引市場取引終了後あるいは1日の電子商取引市
場終了後などの一定周期で随時発生していく売掛債権を
取りまとめて買取依頼を行う必要がある。
【0051】図4は、EC市場運営者に発生した売掛債
権を、1日の電子商取引市場終了後に取りまとめ、ファ
クター会社に買取依頼を行うために作成した譲渡債権明
細の一例を示す図である。no.欄4aは個々の売掛債
権明細を特定するための一連番号を表示する欄であり、
債権番号欄4bはEC市場運営者が各売掛債権を識別す
るために付加する番号を表示する欄である。また、買取
日欄4cはEC市場運営者がファクター会社に債権譲渡
を依頼した日を表示する欄であり、締め日欄4eは依頼
人の指定する、一定期間に発生した売掛債権を回収単位
にまとめる日を表示する欄である。サイト欄4fは売掛
債権の債務者、すなわち商談対象商品の買い手が現金で
なく、手形で支払いを行う場合に振り出した支払手形の
期日を表示する欄であり、ここに「120」と表示があ
る場合は、手形振りだし後120日後に支払いが行われ
ることを指し、「90」と表示がある場合は手形振りだ
し後90日後に支払いが行われることを指す。「0」と
ある場合は、手形による支払いはないことを指す。支払
人番号欄4gは本売掛債権ファクタリングシステム登録
時にファクター会社からEC市場運営者に通知されてい
る、ファクター会社における売掛債権の債務者に対する
顧客管理番号を表示する欄である。額面欄4hは売掛債
権の額面金額を表示する欄である。差引振込額欄4iは
ファクター会社とEC市場運営者との間における取り決
めに従い、額面金額の一部から、所定の買取手数料など
を控除した、ファクター会社の売掛債権の買い取り時に
支払われる差引振込額を表示する欄である。図4はファ
クター会社が売掛債権の買い取りを行う前の状態を示す
ものであるため、差引振込額欄4iは空欄となってい
る。支払先欄4jは商談対象商品の売り手に対する代金
の支払いを行うための振込処理をファクター会社に依頼
する、という「支払代行」を行う際に必要となる、売り
手の振込銀行、支店、科目、口座番号などの情報を表示
する欄である。支払額欄4kは前記支払代行で売り手に
振込んで欲しい金額を表示する欄である。EC市場運営
者は、この譲渡債権明細(図4)をファクタリングシス
テム200に送信することにより、売掛債権の買取要求
を行う。
【0052】次に、図3に示す基本的処理過程のうち、
売掛債権買取の買い取り実行過程(図3のS3)につい
て説明する。図5は、ファクター会社の行う売掛債権買
取の買い取り実行にかかる処理の一例を示すフローチャ
ートである。ファクター会社は、譲渡債権明細(図4)
を受信することによりEC市場運営者からの売掛債権の
買取要求を受けると、譲渡債権明細(図4)に表示され
る売掛債権について、債権金額が買取人との取引限度額
の範囲内に収まっているか否か、一明細ごとにチェック
を行う(S1)。取引限度内に収まっていれば買取対象
となるので、買い取りを行う売掛債権金額を取引限度額
から控除することにより取引限度額の更新を行い、顧客
データベース242の書き換えを行うとともに、法務局
において譲渡対象となる売掛債権についての譲渡登記を
行うために必要となる登記用データの作成を行う(S
2)。上記S1、S2の各ステップを譲渡債権明細(図
4)に表示される明細すべてについて行い(S3)、そ
の結果、譲渡債権明細(図4)に表示される明細につい
て登記用データが作成されたか否かをチェックする(S
4)。登記用データが存在するということは、買取要求
のあった売掛債権がファクター会社の買取対象となった
ことを意味する。そのため、登記用データが存在しない
ことが判明した場合、買取要求のあった売掛債権すべて
がファクター会社の買取対象とならなかったことについ
て、ネットワーク600経由でEC市場運営者に通知を
行う(S5)。
【0053】次に、登記用データの存在する買取対象と
なった売掛債権について、ファクター会社とEC市場運
営者との間における取り決めに基づき、個々の買取債権
について前払い金および手数料を算出し、取組データベ
ース244上に「未承認」状態として書きこみを行う
(S6)。「未承認」状態とするのは、取組データベー
ス244上の各買取債権明細が、法務局における譲渡登
記が済んだ買取債権か否かを区別するためである。その
ため、法務局での譲渡登記が済むと、「未承認」状態の
買取債権を「承認済み」とし、再度取組データベース2
44上への書きこみを行う(S7)。なお、このとき法
務局における譲渡登記にあわせて、EC市場運営者の保
有する売掛債権をファクター会社に譲渡することについ
て、EC市場運営者から売掛債権の支払人である商談対
象商品の買い手に対して譲渡通知を行う。
【0054】図6は、図4の譲渡債権明細に対してファ
クター会社が買い取りを行い、承認済みとなった買取債
権明細データの表示例である。図4と異なり、差引振込
額欄6iに、ファクター会社とEC市場運営者との間に
おける取り決めに従い、額面金額の一部から所定の買取
手数料などを控除した、ファクター会社の売掛債権買取
時に振込する差引振込額が表示されている。
【0055】次に、買取債権について、EC市場運営者
に買い取り内容を通知するための買取計算書を作成し、
ウェブサーバ210内の送信データベース228に格納
するとともに、買取債権のキャッシュフローを取組デー
タベース244に書きこみ、回収予定データの更新を行
う(S8)。EC市場運営者には、買取依頼書の送信を
行った旨を表示する図7に示すような取引処理状況報告
と、買い取りを行った売掛債権の数、買取手数料、差引
振込額、個々の買取債権の買取内容などを表示する図8
に示すような買取計算書と、個々の買取債権に対応する
商談対象商品の売り手についての振込先名、振込金額、
口座番号などを表示する図9に示すような振込承認画面
とが送信される(S9)。EC市場運営者は、これら各
画面の表示内容を確認し、振込承認画面(図9)の実行
キー9jを押下すると、EC市場運営者からファクター
会社に、売掛債権発生時(図3のS2)における商談対
象商品の売り手に対する商品代金の振込処理をファクタ
ー会社に代行依頼するための振込承認が行われたことと
なる(S10)。振込承認を受信したファクター会社
は、EC市場運営者宛の差引振込額の振込データと、振
込承認の行われた商談対象商品の売り手の宛先ごとに振
込代行を行うための振込データとを作成し、振込データ
ベース246に書きこみを行い(S11)、ネットワー
ク600を経由して振込処理を行う(S12)。
【0056】このようにして買取処理が終了した後に、
EC市場運営者がファクター会社との取引状態を確認す
るためのユーザホームメニュー画面(図10)を照会す
ると、「現在の取引状況」表示欄の債権残高表示欄10
b、前払い残高表示欄10c、限度残高表示欄10f、
債権件数表示欄10gなどに照会時時点での買取結果が
反映され、表示されている。
【0057】次に、図3に示す基本的処理過程のうち、
ファクター会社の行う売掛債権回収・精算過程(図3の
S4)について説明する。図11、図12、図13はフ
ァクター会社の行う売掛債権回収・精算にかかる処理の
流れを示すフローチャートである。
【0058】図11は売掛債権の回収を現金振込によっ
て行う場合の処理の一例を示すフローチャートである。
まずファクター会社は、日々、定期的にネットワーク6
00を介して銀行システム500にアクセスし、ファク
ター会社の銀行口座に関する振込データの取り込みを行
う(S1)。次に、取り込んだ振込データに対して売掛
債権の債務者ごとに振込データの読込を行い(S2)、
取り込んだ振込データすべてについて読込が終了するま
で以下の処理を行う(S3)。次に取組データベース2
44に対し、振込データの内容に対応する回収予定があ
るか否かについて回収予定データの検索を行う(S
4)。振込データに対応する回収予定データが検出され
た場合は、売掛債権の債務者ごとの回収予定データに入
金済みの表示を行い、取組データベース244に対して
債権残高の更新を行う(S6)。更新後の債権残高がゼ
ロでない場合、すなわち回収予定データの示す回収予定
額と銀行システム500から取り込んだ振込データの振
込金額の合計額との間に差額が生じている場合は、その
差額を以って回収予定データの作成を行い、取組データ
ベース244に書きこみを行う(S7)。一方、振込デ
ータに対応する回収予定データが検出されない場合は、
取り込んだ振込データは売掛債権の回収に充当できない
ため、振込データを仮受金として処理し(S5)、取組
データベース244に対して、次の振込データの読込を
行う(S2)。銀行システム500から取り込んだ振込
データすべてについて読込が終了したら(S3)、取組
データベース244を検索し(S8)、支払期日が到来
している売掛債権の抽出を行う(S9)。支払期日を迎
えた売掛債権データが抽出された場合は、図13の示す
期日到来時の処理に移行する(S10)。一方、支払期
日を迎えた売掛債権データの抽出がされない場合は、そ
の日の作業は終了となる。
【0059】図12は売掛債権の回収に支払手形を併用
して行う場合の処理の一例を示すフローチャートであ
る。まずファクター会社は、郵送によって売掛債権の債
務者から受領した売掛債権の債務者の振り出した支払手
形の受付処理を行い、支払手形の内容を入力し、取組デ
ータベース244に格納する(S1)。この支払手形の
手形金額が債権額の全額でない場合は、回収予定データ
を手形金額と不足額に分割し、不足額の回収予定データ
の予定期日をS1で入力した支払手形の支払期日とする
新たな回収予定データを作成し、取組データベース24
4に書き込みを行う(S2)。次に、支払手形を銀行に
持ちこみ、交換決済に回す(S3)。受領した手形の手
形金額の合計と現金振込の合計が債権残高を満たすか否
かを判断し(S4)、債権残高に満たない場合は、不足
額をネットワーク600経由でEC市場運営者宛請求を
行い、不足額について、回収予定期日を支払期日とする
EC市場運営者に対する回収予定データを作成し、取組
データベース244に格納する(S5)。交換決済に回
した支払手形の回収予定データについては手形期日前日
の夜間処理において、回収済みとして処理し(S6)、
手形の交換決済で不渡りになると、銀行から「不渡り」
の通知があるので、不渡り通知を受けた時点で回収予定
データの回収済み表示を未決済(回収未済)に更新する
(S7)。そして、図13の示す期日到来時の処理に移
行する(S8)。
【0060】図14は、上述した図12のS2におけ
る、売掛債権の債務者が売掛債権金額の一部を現金によ
る振込で支払い、残額については相当する金額以上の支
払手形を以って支払いに当てようとする場合の決済形態
の一例を示す図である。の検収日は、電子商取引市場
で商談対象商品を購入した買い手が、EC市場運営者か
ら商談対象商品の納入を受け、当該商品の検収を行った
結果、EC市場運営者に売掛債権が発生した日を示し、
の買取日は、EC市場運営者からの買取要求に基づき
ファクター会社が売掛債権を買い取った日を示し、の
締め日は売掛債権の債務者における請求書などの取りま
とめの日を示し、の請求日兼通知日はEC市場運営者
が買い手に対し請求と通知を行う日を示す。の締め支
払日は現金による振込で期日の支払いを行う場合の売掛
債権の期日を示す。売掛債権の債務者からの支払手形を
受付けたことにより、取組データベース244に格納さ
れる回収予定データは、現金による振込を受けた売掛債
権と、支払手形を振り出された売掛債権とに分割され、
後者の売掛債権については、振り出された手形の内容に
基づいて支払い期日が当初の締め支払日から振り出さ
れた支払手形の手形期日まで延長されている。
【0061】図13は、期日到来時の処理の一例を示す
フローチャートである。まず、支払い期日までに売掛債
権金額全額が回収されたか否かをチェックする(S
1)。全額回収済みであれば、取組データベース244
を検索してファクター会社はEC市場運営者に対する未
払い金があるか否かのチェックを行い、未払い金が残っ
ている場合は、未払い金をEC市場運営者に支払うた
め、EC市場運営者に対する振込データの作成を行い、
振込データベース246に書きこみを行い(S2)、ネ
ットワーク600を経由して振込処理を行う。全額回収
済みでない場合は、全額回収のできていない売掛債権に
買戻し請求権がついているか否かのチェックを行う(S
3)。買戻し請求権とは、ファクター会社の買い取った
売掛債権が信用上の理由によって不渡り、あるいは不払
いになった場合、すなわち売掛債権の債務者が倒産した
場合などに、売掛債権の売却を行った譲渡人に買戻しを
請求できる権利をいうので、S3のチェックによって全
額回収のできていない売掛債権に買戻し請求権がついて
いることが判明した場合には、ファクター会社はEC市
場運営者に対して売掛債権の買取依頼を行うことができ
ることとなる。その場合、ファクター会社にはEC市場
運営者に対する未払い金という反対債権があれば、まず
この未払い金にて回収のできていない不足分の回収処理
を行い(S4)、全額の回収が行えたか否かをチェック
する(S5)。不足額の全額回収を行っても未払い金が
残っている場合には、未払い金をEC市場運営者に支払
うため、EC市場運営者に対する振込データの作成を行
い、振込データベース246に書きこみを行い(S
2)、ネットワーク600を経由して振込処理を行う。
未払い金にて不足額全額の回収が行えたか否かをチェッ
クし(S5)、不足分の回収を行っても不足額の全額回
収が行えない場合、すなわち未払い金以上の不渡り債権
がある場合、その不足額について、EC市場運営者に請
求するために、EC市場運営者に対する回収予定データ
を作成し、取組データベース244に格納する(S
6)。一方、S3のチェックによって全額回収のできて
いない売掛債権に買戻し請求権がついていないことが判
明した場合には、ファクター会社自身で倒産した売掛債
権の債務者から債権回収を試み、最終的に回収不能分が
あれば償却することとなる(S7)。
【0062】次に、ファクター会社における、売掛債権
データの買い取りから回収までの流れについて説明す
る。図15は、EC市場運営者からファクター会社が買
い取った売掛債権について、取組データベース244の
格納する「回収予定データ」の変遷の一例を示す図であ
る。
【0063】「回収予定データ」は、に示すようなデ
ータ構造を持つ。すなわち、EC市場運営者からファク
ター会社が売掛債権の買い取りを行った日を示す「買取
日」と、ファクター会社が買い取った多様な売掛債権を
請求単位として管理するために設けた「締日」と、売掛
債権の支払い期日を示す「支払日」と、売掛債権の債務
者が現金でなく手形で支払いを行う場合に振り出した支
払手形の期日を示す「サイト」と、ファクター会社にお
ける売掛債権の債務者を示すための顧客管理番号を表示
する「支払人番号」と、売掛債権金額を示す「額面」
と、ファクター会社の売掛債権買取時に支払われるEC
市場運営者への前払い額を示す「前払い額」と、ファク
ター会社の回収予定額を示す「回収予定額」と、買い取
った売掛債権がどのような状態にあるのかを示す「状
態」とから構成されている。
【0064】このような構成を持つ「回収予定データ」
について、支払人番号「101122」を持つ債務者
に、8月10日に100万円、8月20日に85万円、
8月末に70万円の売掛債権が発生した場合を例に、フ
ァクター会社の買い取りから回収までのデータの変遷を
説明する。
【0065】回収予定データは、EC市場運営者からの
売掛債権買取ごとに生成される。よって、図6に示す買
取債権明細データの表示例は、8月10日を買取日とす
る買取債権を表示するが、これに加え、支払人番号「1
01122」を持つ債務者に8月20日に85万円、8
月末に70万円の売掛債権が発生した場合、支払人番号
「101122」を持つ債務者についてはに示すとお
り、「買取日」にはそれぞれの買取日が、「締日」には
ファクター会社が買取債権を取りまとめる日にちである
31日という日が、「支払日」にはそれぞれの売掛債権
の支払日が、「サイト」には債務者との特段の取り決め
がない限り債務の支払いは現金で行われることが想定さ
れるため「0」が、「額面」にはそれぞれの売掛債権金
額が、「前払い額」にはEC市場運営者との取り決めに
基づいたそれぞれの売掛債権金額に基づく前払い額が、
「回収予定額」には額面金額と同額の回収予定額がそれ
ぞれ表示された3本の回収予定データが作成されること
となる。の段階における回収予定データはまだ買い取
りを行っただけであるので、「状態」欄には「買取」と
だけ表示がされている。
【0066】次に、このの3本の回収予定データを、
支払人が指定する締日である31日に合算して一本の回
収予定データとした後、売掛債権の債務者との契約に基
づいて現金30万円とサイト120日の手形に分割し、
作成された回収予定データがに示す2本の回収予定デ
ータである。現金分については、「支払日」、「サイ
ト」に変更はなく、「前払い額」また現金分、手形分、
いずれも「額面」にはファクター会社の締日である31
日に合算して一本の回収予定データとした際の売掛債権
金額の合計額である255万円が表示されており、いず
れも「状態」には現金もしくは手形による回収が予定さ
れていることを示す「予定」という文字が表示されてい
る。また、現金分については当初期日である10月15
日に30万円の入金が見込まれることから「回収予定
額」に30万円の表示がなされ、手形分については手形
期日である2月12日に、債権の額面から現金分を差し
引いた金額の回収が見込まれるることから225万円の
表示がなされている。
【0067】支払期日に現金の振込と手形の送付とが行
われた結果が反映したものがに示す3本の回収予定デ
ータである。現金分については、30万円の入金が確認
されたため、「状態」が「回収」に変更されている。手
形分については、手形送付時にはまだ実際の決済がなさ
れていないため、「状態」は「予定」のままである。な
お、売掛債権の債務者は、支払手形を送付する際に送料
を差し引いて送付してくる場合があり、そうすると、支
払手形だけではの回収予定額に不足が生じてしまう。
そのため、手形分の「回収予定額」は送料2,625円
分不足した金額となっており、不足分についての回収予
定データが別途作成されることとなる。
【0068】手形期日に手形が決済され、で作成され
た不足分についてEC市場運営者から現金振込による入
金を受けた結果が示されているのがの3本の回収予定
データである。現金分、手形分、不足分のいずれの「状
態」も「回収」へと変更されている。
【0069】図15に示すように回収予定データが変遷
すると、それとともにファクター会社の管理する売掛債
権の債務者に設定された取引限度額も変遷する。図16
は、図15に示すように回収予定データが変遷した場合
に、それとともに推移する支払人番号「101122」
を持つ債務者について設定された取引限度額の変遷の一
例を示す図である。
【0070】取引日付7月15日に記載されている
は、支払人番号「101122」を持つ債務者が、7月
15日に売掛債権の債務者の登録(図3のS1)を行
い、その際には支払人番号「101122」を持つ債務
者に対して300万円の取引限度額が設定されたことを
示している。取引日付8月10日、20日、31日に記
載されているは、図15のに該当する部分であり、
電子商取引市場において支払人番号「101122」を
持つ債務者がEC市場運営者との間で締結した100万
円、85万円、70万円という売買契約に基づく売掛債
権について、それぞれの日にファクター会社がEC市場
運営者から買い取りを行ったことを示している。そのた
め、買い取り内容に応じて買取残高は100万円、18
5万円、255万円と増加し、かつ買取可能額は当初の
300万円から200万円、115万円、45万円と減
少している。取引日付8月31日に記載されている
は、図15のに該当する部分であり、この日にファク
ター会社が買取債権を取りまとめたことを示している。
そのため、買取残高、買取可能額のいずれにも変更は生
じない。取引日付10月15日に記載されているは、
図15のに該当する部分であり、この日に支払人番号
「101122」を持つ債務者から30万円の現金によ
る振込があり、これにより30万円の回収があったこと
を示している。そのため、買取残高は30万円分減少し
て225万円となり、買取可能額は30万円増加して7
5万円となっている。また取引日付10月15日に記載
されているは、この日に支払人番号「101122」
を持つ債務者から額面193万5千円の支払手形が振り
出され、ファクター会社に郵送されたことを示してい
る。支払手形を受領しても実際に手形が決済されるまで
支払人番号「101122」を持つ債務者に対する与信
は消えないため、買取残高、買取可能額のいずれにも変
更は生じない。取引日付2月15日に記載されている
およびは、図15のに該当する部分である。は、
この日にで支払人が振り出した支払手形の決済が行わ
れたことを示し、実際に手形の決済が行われても、2,
625円が残っていることを示している。そのため、買
取残高には2,625円が残り、買取可能額には満額に
2,625円足りない2,997,375円が表示され
ている。は、この日にEC市場運営者から不足分2,
625円の振込による入金を受けたことを示している。
これにより、買取残高は0円へと戻り、買取可能額が当
初の300万円に復活している。
【0071】(他の実施の形態)上述した実施の形態に
おいては、電子商取引市場において発生した売掛債権の
債務者についてのみ取引限度額を設定する場合を一例に
説明したが、本発明はこの場合に限定されるものではな
く、他の実施の形態においては、売掛債権の債務者のみ
ならず、EC市場運営者についても取引限度額を設定
し、売掛債権の債務者に対する取引限度額とあわせて管
理することとしてもよい。売掛債権の債務者に信用状態
の変化があった場合、ファクター会社が買取債権の回収
を行う先はEC市場運営者となるからである。
【0072】上述した実施の形態においては、図3のS
1における売掛債権の債務者が本売掛債権ファクタリン
グシステムへ登録する際、売掛債権の返済方法について
特段の取り決めを行わない場合を一例に説明したが、本
発明はこの場合に限定されるものではなく、他の実施の
形態においては、本売掛債権ファクタリングシステムへ
登録する際、売掛債権の返済方法について、例えばサイ
トを120日とする支払手形を以って返済を行う、など
の取り決めを行い、返済方法についても本売掛債権ファ
クタリングシステムへ登録を行うこととしてもよい。そ
のようにした場合、図15のに示す回収予定データの
「サイト」には、「0」の代りに取り決めを行った支払
手形のサイトの日数が表示されることとなる。
【0073】上述した実施の形態においては、支払手形
のファクター会社への引渡しに郵送を用いる場合を一例
に説明したが、本発明はこの場合に限定されるものでは
ないく、他の実施の形態においては、支払手形の引渡し
を、手交によって行うこととしてもよい。
【0074】以上述べた形態以外にも種々の変形が可能
である。しかしながら、その変形が特許請求の範囲に記
載された技術思想に基づくものである限り、その変形は
本発明の技術範囲内となる。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、企業
間電子商取引市場を提供し、該企業間電子商取引市場に
おいて発生する売掛債権を記憶するウェブサーバと、前
記売掛債権のファクタリングを行うファクタリングシス
テムとをネットワークを介して相互に接続したネットワ
ークシステムにおける売掛債権のファクタリング方法で
あって、前記ファクタリングシステムにおいて、前記ウ
ェブサーバから発信された前記売掛債権に対する買取依
頼を要求する買取依頼情報を受信し、記憶する買取依頼
ステップと、前記ファクタリングシステムにおいて、前
記買取依頼情報に基づき前記売掛債権の買い取りの実行
を行う買取実行ステップと、前記ファクタリングシステ
ムにおいて、前記買取実行ステップにより買い取りを実
行した買取債権の期日管理を行う管理ステップと、前記
ファクタリングシステムにおいて、前記買取債権の回収
状況の管理を行う回収ステップとを備えたことにより、
ファクター会社にあっては、売掛債権の譲渡の際に発生
する事務負担の削減を図りつつ、金額の大小にかかわら
ず、企業間電子商取引市場で大量に発生する売掛債権の
買い取りを迅速に実行でき、売掛債権の譲渡人にあって
は、売掛債権の資金化をタイムリーに図ることができ、
かつ売掛債権の債務者にあっては、売掛債権の支払いに
支払手形を活用することのできる売掛債権ファクタリン
グ方法を提供することができる。
【0076】また本発明によれば、前記売掛債権に対す
る買取依頼を要求する買取依頼情報を記憶する記憶手段
と、前記売掛債権のうち買い取りを実行した買取債権の
買取債権情報を記憶する記憶手段と、前記買取債権の期
日管理を行う管理手段と、前記買取債権の回収状況の管
理を行う回収手段と、前記ウェブサーバと前記買取依頼
情報および/または前記買取債権情報の送受信を行うデ
ータ通信手段とを備えたことにより、方法の発明と同様
の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施される売掛債権ファクタリングシ
ステムのシステム構成の一例を示す図である。
【図2】本発明が適用されるファクタリングシステム2
00のデータベース構成の一例を示す図である。
【図3】本発明の基本的な処理の概略の一例を示す図で
ある。
【図4】譲渡債権明細の一例を示す図である。
【図5】売掛債権買取の買い取り実行にかかる処理の一
例を示すフローチャートである。
【図6】買取債権明細データの表示例を示す図である。
【図7】取引処理状況報告の一例を示す図である。
【図8】買取計算書の一例を示す図である。
【図9】振込承認画面の一例を示す図である。
【図10】ユーザホームメニュー画面の一例を示す図で
ある。
【図11】売掛債権の回収を売掛債権の現金振込によっ
て行う場合の処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】売掛債権の回収に支払手形を併用して行う場
合の処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】期日到来時の処理の一例を示すフローチャー
トである。
【図14】決済形態の一例を示す図である。
【図15】「回収予定データ」の変遷の一例を示す図で
ある。
【図16】取引限度額の変遷の一例を示す図である。
【符号の説明】
100 電子商取引市場システム 200 ファクタリングシステム 210 ウェブサーバ 220 ウェブデータベース 222 顧客管理データベース 224 ログデータベース 226 受信データベース 228 送信データベース 230 アプリケーションサーバ 240 ファクタリングデータベース 242 顧客データベース 244 取組データベース 246 振込先データベース 248 会計データベース 250 端末 260、270 ファイアウォール 300 買い手企業端末 400 売り手企業端末 500 銀行システム 600 ネットワーク

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 企業間電子商取引市場を提供し、該企業
    間電子商取引市場において発生する売掛債権を記憶する
    ウェブサーバと、前記売掛債権のファクタリングを行う
    ファクタリングシステムとをネットワークを介して相互
    に接続したネットワークシステムにおける売掛債権のフ
    ァクタリング方法であって、 前記ファクタリングシステムにおいて、前記ウェブサー
    バから発信された前記売掛債権に対する買取依頼を要求
    する買取依頼情報を受信し、記憶する買取依頼ステップ
    と、 前記ファクタリングシステムにおいて、前記買取依頼情
    報に基づき前記売掛債権の買い取りの実行を行う買取実
    行ステップと、 前記ファクタリングシステムにおいて、前記買取実行ス
    テップにより買い取りを実行した買取債権の期日管理を
    行う管理ステップと、 前記ファクタリングシステムにおいて、前記買取債権の
    回収状況の管理を行う回収ステップとを備えたことを特
    徴とする売掛債権ファクタリング方法。
  2. 【請求項2】 前記売掛債権は、前記企業間電子商取引
    市場において買い手企業と売り手企業との間に成立した
    商談に基づき、前記企業間電子商取引市場の市場運営者
    が前記売り手企業との間で売買契約を締結し、前記売り
    手企業から前記商談の対象である商談対象商品の納品を
    受ける一方で、前記市場運営者が前記買い手企業との間
    で売買契約を締結し、前記買い手企業が前記商談対象商
    品を検収することにより前記市場運営者に生じた売掛債
    権であることを特徴とする請求項1に記載の売掛債権フ
    ァクタリング方法。
  3. 【請求項3】 前記買取依頼情報は、前記ウェブサーバ
    において一定期間の取りまとめを行った前記売掛債権の
    情報であることを特徴とする請求項1に記載の売掛債権
    ファクタリング方法。
  4. 【請求項4】 前記一定期間は一営業日であることを特
    徴とする請求項3に記載の売掛債権ファクタリング方
    法。
  5. 【請求項5】 前記買取実行ステップにおける前記売掛
    債権の買い取りの実行は、前記ファクタリングシステム
    の記憶する取引限度額内で行うことを特徴とする請求項
    1に記載の売掛債権ファクタリング方法。
  6. 【請求項6】 前記買取実行ステップは、前記買取債権
    に対する支払いを含むことを特徴とする請求項1に記載
    の売掛債権ファクタリング方法。
  7. 【請求項7】 前記買取債権に対する支払いは、前払い
    金の支払いと精算金の支払いとを含むことを特徴とする
    請求項6に記載の売掛債権ファクタリング方法。
  8. 【請求項8】 前記前払い金の支払いは、前記売掛債権
    の買い取りの実行日に行うことを特徴とする請求項7に
    記載の売掛債権ファクタリング方法。
  9. 【請求項9】 前記回収ステップにおける買取債権の回
    収は、支払手形による回収を含むことを特徴とする請求
    項1に記載の売掛債権ファクタリング方法。
  10. 【請求項10】 企業間電子商取引市場を提供するウェ
    ブサーバにネットワークを介して接続し、前記企業間電
    子商取引市場において発生する売掛債権のファクタリン
    グを行う売掛債権ファクタリングシステムにおいて、 前記売掛債権に対する買取依頼を要求する買取依頼情報
    を記憶する記憶手段と、 前記売掛債権のうち買い取りを実行した買取債権の買取
    債権情報を記憶する記憶手段と、 前記買取債権の期日管理を行う管理手段と、 前記買取債権の回収状況の管理を行う回収手段と、 前記ウェブサーバと前記買取依頼情報および/または前
    記買取債権情報の送受信を行うデータ通信手段とを備え
    たことを特徴とする売掛債権ファクタリングシステム。
  11. 【請求項11】 前記売掛債権は、前記企業間電子商取
    引市場において買い手企業と売り手企業との間に成立し
    た商談に基づき、前記企業間電子商取引市場の市場運営
    者が前記売り手企業との間で売買契約を締結し、前記売
    り手企業から前記商談の対象である商談対象商品の納品
    を受ける一方で、前記市場運営者が前記買い手企業との
    間で売買契約を締結し、前記買い手企業が前記商談対象
    商品を検収することにより前記市場運営者に生じた売掛
    債権であることを特徴とする請求項10に記載の売掛債
    権ファクタリングシステム。
  12. 【請求項12】 取引限度額を記憶する記憶手段を備
    え、前記売掛債権の買い取りは該取引限度額に基づいて
    実行することを特徴とする請求項10に記載の売掛債権
    ファクタリングシステム。
  13. 【請求項13】 前記買取債権に対する支払いを行う支
    払い手段を備えたことを特徴とする請求項10に記載の
    売掛債権ファクタリングシステム。
  14. 【請求項14】 前記買取債権に対する支払いは、前払
    い金の支払いと精算金の支払いとを含むことを特徴とす
    る請求項13に記載の売掛債権ファクタリングシステ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記買取債権への返済のため提示され
    る支払手形についての手形情報を記憶する記憶手段を備
    え、前記回収手段は前記手形情報に基づいて回収を行う
    ことを特徴とする請求項10に記載の売掛債権ファクタ
    リングシステム。
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