JP2002108616A - プログラム記録媒体、知識管理方法及び知識入力方法 - Google Patents

プログラム記録媒体、知識管理方法及び知識入力方法

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JP2002108616A JP2000299085A JP2000299085A JP2002108616A JP 2002108616 A JP2002108616 A JP 2002108616A JP 2000299085 A JP2000299085 A JP 2000299085A JP 2000299085 A JP2000299085 A JP 2000299085A JP 2002108616 A JP2002108616 A JP 2002108616A
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Hitoshi Sugiyama
仁志 杉山
Taizo Furuya
泰造 古屋
Kohei Matsuyama
恒平 松山
Ryota Tanaka
亮太 田中
Kuniaki Nehashi
邦明 根橋
Toshihiro Tsuchiya
寿広 土屋
Toshihiro Uchida
敏裕 内田
Nobuaki Takahashi
信明 高橋
Minami Rodolfo Rekena
ミナミ ロドルフォ レケナ
Naoki Kobayashi
小林  直樹
Yoshio Ogata
喜男 尾形
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、プログラム記録媒体に関し、知識
の登録者を得点化してこれを用いて知識を管理する知識
管理装置を実現することを目的とする。 【解決手段】 プログラム記録媒体は、プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能なプログラム記録媒体
であって、前記プログラムが、複数の知識を登録する登
録処理と、当該登録された知識に基づいて当該登録者に
点数を与え、登録者毎に点数の累積を管理する登録者管
理処理とをコンピュータに実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラム記録媒
体、知識管理方法及び知識入力方法に関し、特に、知識
の登録者を得点化してこれを用いて知識を管理するプロ
グラム記録媒体、知識管理方法及び知識入力方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】知識管理(ナレッジマネージメント)シ
ステムでは、知識を知識管理装置(知識管理サーバ)に
登録しておき、当該組織(例えば、会社等)に属する者
に利用させる。知識は、人間の持つ種々の分野の知識か
らなり、コンピュータ上での利用のために電子データ化
されている。知識管理装置に登録された知識は、通常、
その知識の属性情報(メタ情報)を用いて管理される。
【0003】知識管理装置への知識の登録は、現在、そ
の登録者(提供者)に全てを依存している。即ち、い
つ、どのような知識を、どのような形式で登録するか
は、全て登録者の考えによる。また、登録しようとする
知識の電子化も、登録者に依存している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
知識管理システムにおいて、知識はその属性情報を用い
て管理される。即ち、誰が当該知識を登録したかは、当
該属性情報の一部(例えば、登録者名)として管理され
るのみである。換言すれば、知識の登録者の情報を登録
された多くの知識についての属性情報から抜き出して登
録者情報を作成し、これを用いて知識を管理することは
ない。
【0005】このため、登録(表出化)された知識(形
式知という)のみならず、人間がその内部に持つ表出化
されない知識(暗黙知という、例えば経験、カン等)を
引き出すことができない。即ち、検索により得たある知
識の属性情報からその登録者を知ったとしても、それ以
上の情報を得ることはできない。例えば、当該登録者が
そのカテゴリ(分野)へ有用な知識を多く登録している
ことは知り得ない。また、真に求めている知識が複数の
知識(のカテゴリ)の複合的なものである場合、当該登
録者が当該複数のカテゴリに知識を登録しているか否か
は知り得ない。従って、当該登録者がそのカテゴリでの
経験が豊富であろうとかカンが働くであろうとかを推測
することはできず、当然に、組織に取って重要であろう
これらの情報を引き出して役立てることもできない。な
お、当該登録者以上に当該参照した知識に詳しい者がい
たとしても、それを知ることはできず、検索を繰り返す
他にない。
【0006】また、知識管理装置への知識の登録の全て
を登録者の労力に負っているのに比べて、登録者にとっ
ての利点が少ない。即ち、知識を登録することについて
の登録者に対するインセンティブが少ない。例えば、知
識を何回登録しても、また、登録した知識の有用性が高
くても、登録者が得るものは、当該登録をしたと言う事
実のみである。このため、当該組織(に属する他人)に
とって有用な知識も、知識管理装置へ登録されることな
く、登録者のみの個人的な知識として埋もれてしまいが
ちである。
【0007】本発明は、知識の登録者を得点化してこれ
を用いて知識を管理する知識管理装置を実現するプログ
ラムを記録したプログラム記録媒体を提供することを目
的とする。
【0008】また、本発明は、知識の登録者を得点化し
てこれを用いて知識を管理する知識管理方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】また、本発明は、知識の登録者を得点化し
てこれを用いて知識を管理する知識入力方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のプログラム記録
媒体は、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能なプログラム記録媒体であって、前記プログラムが、
複数の知識を登録する登録処理と、当該登録された知識
に基づいて当該登録者に点数を与え、登録者毎に点数の
累積を管理する登録者管理処理とをコンピュータに実行
させる。
【0011】本発明のプログラム記録媒体によれば、当
該プログラムが登録者毎に点数の累積を求めるので、こ
れにより知識を管理することができる。従って、例えば
ある知識の登録者及びその点数の累積を知れば、当該登
録者が有用な知識を多く登録したり複数のカテゴリに知
識を登録していること等を知ることができる。従って、
当該登録者がそのカテゴリでの経験が豊富であろうとか
カンが働くであろうとかを推測することができ、これら
を引き出して当該組織において役立てることができる。
また、当該登録者以上に当該知識に詳しい者がいれば、
それを知ることができる。即ち、登録された知識のみな
らず、人間がその内部に持つ表出化されない知識を引き
出すことができる。一方、登録者は、点数の累積により
登録の内容に応じた評価を、当該組織において得ること
ができる。従って、知識を登録することについて、登録
者にインセンティブを与えることができ、当該組織(に
属する他人)にとって有用な知識を、登録者のみの個人
的な知識として埋もれさせることなく、登録させること
ができる。
【0012】また、本発明は、知識の登録者を得点化し
てこれを用いて知識を管理する知識管理方法を提供す
る。これにより、知識の登録者を得点化してこれを用い
て知識を管理する知識管理を実現することができる。
【0013】また、本発明は、知識の登録者を得点化し
てこれを用いて知識を管理する知識入力方法を提供す
る。これにより、知識の登録者を得点化してこれを用い
て知識を管理する知識管理に適した知識入力方法を実現
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1(A)は、知識管理システム
構成図であり、本発明の知識管理システムを含む知識管
理システムの構成を示す。
【0015】知識管理システムは、知識管理サーバ1、
知識管理端末(クライアント)2、登録クライアント
3、参照クライアント4、ユーザ管理サーバ6を備え
る。知識管理サーバ1は、インターネットのようなネッ
トワーク5を介して、登録クライアント3、参照クライ
アント4、知識管理端末2に接続され、これらとの間で
通信を行う。知識管理サーバ1は、LAN7を介して、
ユーザ管理サーバ6に接続され、これとの間で通信を行
う。
【0016】知識管理サーバ1(のユーザ、即ち管理
者)が、予め知識の登録に用いられる登録フォーム15
1(図2参照)を用意する。登録クライアント3(のユ
ーザ、即ち登録者)が、この登録フォーム151を用い
て知識を知識管理サーバ1に登録する。知識管理サーバ
1は、登録フォーム151を用いて登録された知識15
2(図2参照)について、当該知識を登録し、当該登録
についての当該登録者に与える点数を求めてその累積を
管理する。参照クライアント4(のユーザ、即ち参照
者)が、知識管理サーバ1に登録された知識152を参
照する。この時、例えば点数の多い登録者が、知識の検
索結果として表示出力される。ユーザ管理サーバ6は、
主として、知識管理サーバ1からの依頼により、登録ク
ライアント3及び参照クライアント4のユーザの認証処
理と、ユーザ(登録者を含む)の管理処理とを実行す
る。
【0017】なお、登録クライアント3が参照クライア
ント4であってよく、また、この逆であってもよく、更
に、知識管理端末2が登録クライアント3及び/又は参
照クライアント4であってよい。知識管理端末2が、ネ
ットワーク5を介することなく、知識管理サーバ1に直
接接続されてもよい。
【0018】図2は、知識管理サーバ構成図であり、本
発明の知識管理サーバ1の構成を示す。
【0019】知識管理サーバ1は、複数の知識を登録
し、当該登録された知識152に基づいて当該登録者に
点数を与え、登録者毎に点数の累積を管理する。このた
めに、知識管理サーバ1は、ナレッジマネージャ11、
ナレッジサービス12、ナレッジアダプタ13を備え
る。ナレッジマネージャ11、ナレッジサービス12、
ナレッジアダプタ13は、知識管理サーバ1の主メモリ
(図示せず)上に存在する当該処理を実行するプログラ
ムがCPU(中央演算処理装置、図示せず)で実行され
ることにより実現される。これらのプログラムは、例え
ばコンピュータ読み取り可能な1又は複数のプログラム
記録媒体に記録された形態で用意される。プログラム記
録媒体としては、例えばCD−ROM、CDR、フレキ
シブルディスク等がある。
【0020】知識管理サーバ1は、管理情報格納部1
4、知識格納部15、インデックス格納部16を備え
る。管理情報格納部14は、知識のカテゴリ及び階層を
定めるナレッジマップ141と、知識の登録により登録
者に与えられた点数を当該登録者毎に格納する点数テー
ブル142と、登録者に与えられた点数により登録者の
クラス(レベル又はランク)を定めるクラス定義ファイ
ル143とを格納する。知識格納部15は、知識の登録
のために用いられる登録フォーム151と、登録クライ
アント3から入力された知識152とを格納(登録)す
る。インデックス格納部16は、知識格納部15に格納
された知識152についてのインデックス(一覧)16
1を格納する。
【0021】ナレッジマネージャ11は、知識管理端末
2との間での処理を行う。即ち、知識管理端末2からの
指示入力に従って、ナレッジマップ定義処理を実行して
ナレッジマップ141を作成し、(登録者の)クラス定
義処理を実行して登録者のクラス定義ファイル143を
作成し、フォーム定義処理を実行して登録フォーム15
1を作成する。
【0022】ナレッジサービス12は、登録クライアン
ト3及び参照クライアント4との間での処理を行う。即
ち、登録クライアント3との間で、その指示入力に従っ
て、登録処理を実行して知識を登録する。また、参照ク
ライアント4との間で、その指示入力に従って、検索処
理を実行して結果を出力(表示)する。検索処理は、知
識検索処理及び登録者検索処理からなる。知識検索処理
では該当する知識152が表示され、登録者検索処理で
は知識152を登録した登録者の中の該当者が表示され
る。
【0023】ナレッジアダプタ13は、例えば予め定め
られたスケジュールに従って、インデックス作成処理を
実行して登録された知識152についてのインデックス
161を作成し、登録者管理処理を実行して点数テーブ
ル142を作成する。スケジュールは、例えば知識管理
端末2からの指示入力に従って、ナレッジマネージャ1
1により定められる。
【0024】図1(B)は本発明の知識管理システムに
おいて実行される知識管理処理フローを示す。
【0025】知識管理端末2が、知識管理サーバ1のナ
レッジマネージャ11にアクセスして、ナレッジマップ
141を作成して管理情報格納部14に格納し(ステッ
プS1)、登録者のクラス定義ファイル143を作成し
て管理情報格納部14に格納し(ステップS2)、登録
フォーム151を作成して知識格納部15に格納する
(ステップS3)。ステップS2及びS3はいずれの順
で実行してもよい。
【0026】知識管理端末2がナレッジマネージャ11
をアクセスすると、図3(A)に示すように、知識管理
端末2に画面20が表示される。画面20は、マネージ
ャ表示域21と作業表示域22とからなる。マネージャ
表示域21には、図3(B)に示すナレッジマネージャ
11等における処理の選択画面が表示される。当該選択
画面において、ナレッジマップを選択することによりナ
レッジマップ定義処理が選択されて実行され、クラス定
義を選択することによりクラス定義処理が選択されて実
行され、フォーム定義を選択することによりフォーム定
義処理が選択されて実行される。他の処理についても同
様である。作業表示域22には、マネージャ表示域21
における選択に基づいて、後述する図5の画面等の種々
の知識管理端末2における処理のための画面が表示され
る。
【0027】登録クライアント3が、知識管理サーバ1
のナレッジサービス12にアクセスして、ナレッジマッ
プ141を参照してこれに従ってカテゴリを指定して、
当該カテゴリへの登録フォーム151を参照してこれ用
いて、知識152を知識格納部15に登録する(ステッ
プS4)。
【0028】登録クライアント3がナレッジサービス1
2にアクセスすると、登録クライアント3に、図4に示
すように、画面30が表示される。画面30は、カテゴ
リ表示域31と作業表示域32とからなる。カテゴリ表
示域31には、後述する図5のナレッジマップ141が
表示される。当該ナレッジマップ141において、カテ
ゴリのいずれかを選択することにより、登録しようとす
るカテゴリが選択される。なお、カテゴリは複数選択さ
れてもよい。作業表示域32には、図4(B)に示す登
録クライアント3における処理の選択画面が表示され
る。当該選択画面において、タブ33のいずれかを選択
することにより当該処理が選択されて実行される。即
ち、タブ「登録」を選択することにより登録処理が選択
されて実行される。従って、作業表示域32には、後述
する種々の登録クライアント3における登録処理のため
の画面が表示される。
【0029】なお、この例では、当該選択画面におい
て、タブ「登録」と共に、タブ「知識検索」及び「登録
者検索」が設けられる。このことから、前述のように、
登録クライアント3及び参照クライアント4とが同一の
端末であることが判る。即ち、画面30は両者に共通の
画面である。
【0030】ナレッジアダプタ13が、定められたスケ
ジュールに従って、登録された知識152についてのイ
ンデックス161を作成し(ステップS5)、登録され
た知識152の登録の内容に応じて、当該登録者に点数
を与えて、点数テーブル142を作成する(ステップS
6)。ステップS5及びS6はいずれの順で実行しても
よい。
【0031】参照クライアント4が、知識管理サーバ1
のナレッジサービス12にアクセスして、ナレッジマッ
プ141に従ってカテゴリを指定して、当該カテゴリに
登録された知識152又はその登録者の中のクラスの高
い者を参照する(ステップS7)。
【0032】参照クライアント4がナレッジサービス1
2にアクセスすると、参照クライアント4に図4に示す
画面30が表示される。即ち、カテゴリ表示域31には
ナレッジマップ141が表示され、作業表示域32には
図4(B)に示す参照クライアント4における処理の選
択画面が表示される。当該ナレッジマップ141におい
て、カテゴリのいずれか(1又は複数)を選択すること
により、参照(検索)しようとするカテゴリが選択され
る。作業表示域32の選択画面において、タブ「知識検
索」を選択することにより知識検索処理が選択されて実
行され、タブ「登録者検索」を選択することにより登録
者検索処理が選択されて実行される。従って、作業表示
域32には、後述する種々の参照クライアント4におけ
る知識検索処理又は登録者検索処理のための画面が表示
される。
【0033】以下、知識管理サーバ1等の実行する各処
理について、図1(B)の知識管理処理フローにおける
処理の順に従って、詳細に説明する。
【0034】ナレッジマネージャ11の実行するナレッ
ジマップ定義処理は、知識のカテゴリ及び階層を定める
ナレッジマップ141を定義(作成)して提供する。作
成されたナレッジマップ141は管理情報格納部14に
格納される。
【0035】ナレッジマップ141の一例を、図5及び
図6に示す。図5のナレッジマップ141において、
「全体」「業務」等の各々がカテゴリである。カテゴリ
は、最上位の「全体」から「業務」「業務A」「業務a
1」の順に下位の階層の階層構造とされる。知識管理端
末2(のユーザ、即ち管理者)は、図6の記述により、
図5に示すナレッジマップ141を作成する。各々のカ
テゴリの位置は、図6における記述の順とされ、そのカ
テゴリの階層は、当該カテゴリ毎に記述される。カテゴ
リ「全体」の階層を「1」と定義し、同様に、「業務」
について「2」、「業務A」について「3」、「業務a
1」について「4」とする。
【0036】例えば、ナレッジマップ141に「業務a
2」なるカテゴリを設ける場合、管理情報格納部14か
ら図6のナレッジマップ141を読み出して、そのカテ
ゴリ「業務a1」の次の位置に「業務a2」についての
記述を追加し、当該記述においてその階層を「4」とす
る。これにより、「業務a1」の次に同一階層の「業務
a2」のカテゴリが定義される。なお、カテゴリにはユ
ニークなカテゴリIDが付与され、これによりカテゴリ
が識別される。また、「全体」登録はカテゴリ名であ
り、その上の「cg7DO2・・・」はカテゴリIDである。
【0037】ナレッジマネージャ11の実行するクラス
定義処理は、知識を登録した登録者に与えられた点数に
より登録者のクラス(レベル)を定めるクラス定義ファ
イル143を定義(作成)して提供する。作成されたク
ラス定義ファイル143は管理情報格納部14に格納さ
れる。
【0038】クラス定義ファイル143の一例を、図7
に示す。図7のクラス定義ファイル143において、複
数のクラスが定義される。例えば、上から順に、マスタ
ー(又はエキスパート)、シニア、ジュニア、ビギナー
である。これらのクラスにより、カテゴリ毎の点数に基
づいて、登録者を複数のクラスに分類して管理する。ク
ラスの定義は、絶対的指定(絶対指定)又は相対的指定
(相対指定)のいずれかとされる。絶対的指定は、当該
登録者の点数自体により、登録者を分類しランキングす
る。例えば、600点以上がマスターとされる。相対的
指定は、各クラスに属する登録者の割合を定め、当該登
録者がどの割合の区分に属するかにより、登録者を分類
しクラスに分類(ランキング)する。例えば、点数の上
位10%がマスターとされる。なお、相対的指定の場
合、最低得点(例えば、0点)以下の点数の登録者はラ
ンキング対象外とされる。
【0039】図8(A)は、ナレッジマネージャ11の
実行するクラス定義ファイル処理フローを示す。絶対的
指定でクラスの点数を定義するか否かを調べ(ステップ
S11)、絶対的指定である場合には各クラスの点数の
範囲を絶対値で指定し(ステップS12)、絶対的指定
でない(相対的指定である)場合には各クラスの点数を
前記%で指定し(ステップS13)、これを管理情報格
納部14に格納し(ステップS14)、図7のクラス定
義ファイル143として管理する(ステップS15)。
なお、以上から判るように、図7のように絶対的指定及
び相対的指定の双方が定義されることはなく、実際に
は、いずれか一方が定義される。
【0040】ナレッジマネージャ11の実行するフォー
ム定義処理は、登録フォーム151を定義(作成)して
提供する。登録フォーム151は、知識152の登録に
用いられ、登録フォーム151におけるフィールドにつ
いての点数が定められる。作成された登録フォーム15
1は知識格納部15に格納される。
【0041】登録フォーム151の一例を、図9乃至図
11に示す。図9の登録フォーム151は、例えば業務
a2についての登録用のフォームであり、タイトル、登
録者の氏名、顧客名等が入力される。これらの各々が
(入力)フィールドであり、後述するように、その各々
について点数が定められている。タイトルには「業務a
2」と入力され、当該登録フォーム151の名前として
用いられる。各フィールドの点数は異なっていてよく、
例えば重要なフィールドの点数は高くされる。なお、登
録フォーム151にはユニークなフォームIDが付与さ
れ、これにより登録フォーム151が識別される。
【0042】登録フォーム151の作成を容易にするた
めに、図10(A)に示すように、登録フォーム作成画
面が表示される。当該画面において、左側に登録フォー
ム151において使用できるフィールドの一覧が表示さ
れ、右側に選択された(使用する)フィールドの一覧が
表示される。知識管理端末2(のユーザ)は、当該左側
の一覧から使用するフィールドを選択するのみで、作成
する登録フォーム151において使用するフィールドを
定めることができる。なお、フィールドにはユニークな
フォームIDが付与され、これによりフィールドが識別
される。
【0043】登録フォーム151のフィールドは、図1
0(B)及び図11に示すように定義される。即ち、登
録フォーム151の作成を容易にするために、図11の
フィールド定義画面が表示される。当該画面において、
当該フィールドの属性が定義される。なお、図11のフ
ィールドは「業務内容」のフィールドである。当該フィ
ールドの点数は、「フィールド入力時の得点」に設定さ
れた数値により定義される。この例では、「業務内容」
フィールドに記述があれば「10点」が与えられる。フ
ォーム定義処理において、知識管理端末2(のユーザ)
は、フィールド定義画面に表示された内容を選択するの
みで、使用するフィールドの属性を定義することができ
る。フォーム定義処理において、図11のフィールド定
義画面のOKボタンがクリックされると、当該画面にお
ける定義に基づいて、図10(B)のテキストが生成さ
れる。図10(B)のテキストが実際のフィールドの定
義情報である。登録フォーム151は図10(B)のテ
キストの集合である。
【0044】図8(B)は、ナレッジマネージャ11の
実行するフォーム定義処理フローを示す。登録フォーム
作成画面において使用するフィールドを選択することに
より登録フォーム151を設定し(ステップS21)、
当該登録フォーム151のフォーム名を入力し必要に応
じて当該登録フォーム151についての点数を設定する
ことによりフォーム情報を設定し(ステップS22)、
各々のフィールドについてのフィールド定義画面から当
該フィールドの属性情報(点数の設定を含む)を設定し
(ステップS23)、これを知識格納部15に格納し
(ステップS24)、図9の登録フォーム151(の定
義ファイル)として管理する(ステップS15)。
【0045】この例においては、登録フォーム151の
フィールドに点数を与える以外に、他の種々の設定によ
り、登録者に点数が与えられるようにすることができ
る。
【0046】即ち、登録フォーム151のフィールドの
点数とは別に、特定の登録者について、登録したカテゴ
リ毎に点数を与えることができる。例えば、登録者aが
製品Aの開発者である場合、その知識は大変有用である
と予想される。そこで、登録者aには、カテゴリ「製品
A」について点数「100」を、製品Aに類似の製品B
のカテゴリ「製品B」について点数「50」を、予め与
えておく。即ち、知識152の登録とは無関係に定まる
初期値を設定することができる。このような登録者及び
カテゴリを特定した点数の設定を容易とするために、図
12(A)に示すように、点数設定画面が作業表示域2
2に表示される。なお、図12(A)の点数設定画面
は、図13のユーザ情報画面の下部に、当該画面と共に
表示される。図12(A)及び図13の画面は、図3
(B)のマネージャ画面において、「ユーザ管理」を選
択することにより表示される。
【0047】知識管理端末2(のユーザ)は、図12
(A)において斜線で示すように、カテゴリを選択(反
転表示)した状態で、右側の点数設定部に点数を設定し
て設定ボタンをクリックする。これにより、当該カテゴ
リの右横に当該点数が〔100〕のように設定される。
この結果、図12(B)に示すようにカテゴリIDに対
応して点数が設定され、この記述が図13のユーザ情報
のユーザポイントに格納される。知識管理端末2(のユ
ーザ)は、カテゴリを選択して点数を設定するのみで、
登録者及びカテゴリを特定して点数を設定することがで
きる。
【0048】なお、登録者とは無関係に、登録したカテ
ゴリ毎に点数を与えるようにしてもよい。例えば、カテ
ゴリ「製品A」が他のカテゴリと比較して極めて重要で
あれば、これに登録した場合の点数を「100」とする
ようにしてもよい。なお、これは、カテゴリ「製品A」
の登録フォーム151が1個であれば、登録フォーム1
51自体について点数を定義したことと等しくなる。
【0049】また、図12(C)に示すように、登録フ
ォーム151のフィールドについて点数を定義する他
に、登録フォーム151自体について点数を定義するこ
とができる。例えば、登録者のクラスであるマスター、
シニア、ジュニア、ビギナー用に、各々、同一のカテゴ
リについての登録フォーム151を用意して、マスター
用の登録フォーム151には点数「100」を与え、シ
ニア用の登録フォーム151には点数「50」を与える
等のようにしてもよい。この場合、点数の多い登録フォ
ーム151における入力すべきフィールドの数が多くさ
れるか、又は、重要なフィールドについての記述量が多
くされる。
【0050】ナレッジサービス12の実行する登録処理
は複数の知識152を知識格納部15に登録する。この
ために、登録クライアント3(のユーザ)は、登録フォ
ーム151を用いて、登録する知識を入力する。登録さ
れた知識152はそのカテゴリ毎に分類して管理され
る。なお、実際は、知識152を知識格納部15に登録
したのみではカテゴリ毎の分類は行われておらず、イン
デックス161の作成により、始めてカテゴリ毎に分類
されたことになる。なお、登録された知識152にはユ
ニークな登録IDが付与され、これにより知識152が
識別される。
【0051】ナレッジアダプタ13の実行するインデッ
クス作成処理は、登録された知識152についてのイン
デックス(一覧)161を作成して、インデックス格納
部16に格納する。インデックス161は、カテゴリ毎
の、当該カテゴリに登録された知識152の一覧からな
る。
【0052】ナレッジアダプタ13の実行する登録者管
理処理は、知識152の登録の都度に、当該登録された
知識152に基づいて当該登録者に点数を与え、登録者
毎に点数の累積を管理する。即ち、登録者管理処理にお
いて、当該知識152の登録に用いられた当該登録フォ
ーム151におけるフィールドについての記述に基づい
て、当該登録者の当該登録についての点数を求める。こ
の点数は点数テーブル142に格納される。この時、登
録者に与えられた点数は、当該登録者のその時点までの
点数に加算(累積)される。なお、登録者管理処理を知
識152の登録の都度に行い、その都度点数テーブル1
42を更新するようにしてもよい。
【0053】図14(A)は、登録処理、インデックス
作成処理、登録者管理処理フローを示す。
【0054】登録クライアント3がナレッジサービス1
2にアクセスすると、登録クライアント3に図4の画面
30が表示され、図4(B)の選択画面においてタブ
「登録」を選択し、登録フォーム151を設定する(ス
テップS31)。この時、タブ「登録」の選択に応じて
登録フォーム151の一覧(図示せず)が表示され、い
ずれかの登録フォーム151を選択する。登録フォーム
151は、1又は複数のカテゴリに予め対応させられて
いる。従って、登録しようとするカテゴリと対応する登
録フォーム151を選択する。
【0055】選択した登録フォーム151についての図
9の画面が表示され、その定義に従って当該画面の各フ
ィールドにメタ情報(属性情報、又は、知識である情
報)を入力する(ステップS32)。この時、ナレッジ
サービス12により、当該登録者についての図13に示
すようなユーザ情報が、ユーザ管理サーバ6から得ら
れ、登録しようとする登録フォーム151に付加され
る。即ち、メタ情報には当該登録者の個人情報も含まれ
る。
【0056】メタ情報の入力が終了すると、画面30の
カテゴリ表示域31に表示された図5のナレッジマップ
141において、登録したいカテゴリを選択して(ステ
ップS33)、当該登録フォーム151を知識管理サー
バ1に送信することにより登録する(ステップS3
4)。
【0057】知識管理サーバ1において、ナレッジサー
ビス12が、登録フォーム151を受信して知識格納部
14に知識152として格納する(ステップS35)。
一方、ナレッジアダプタ13が、設定されたスケジュー
ルに従って起動され(ステップS36)、各カテゴリに
登録された知識152について、その図11乃至図13
に示す各種の情報に基づいて登録者毎の点数を採点し
(ステップS37)、当該採点結果の一覧である点数テ
ーブル142(ファイル)を作成する(ステップS3
8)。
【0058】なお、ステップS37及び38と並行し
て、又は、その後に、インデックス161が作成され
て、インデックス格納部16に格納される。インデック
ス161は、例えば図18(A)に示す、検索結果一覧
に類似の構成とされる。即ち、カテゴリ毎に、当該カテ
ゴリに登録された知識152のタイトル、登録者名等を
格納すると共に、当該知識152の知識格納部15にお
ける実際の格納アドレスを格納してなる。カテゴリ毎に
インデックス161を作成することにより、始めて登録
された知識152をカテゴリ毎に分類して格納したこと
になる。
【0059】なお、インデックス作成処理は、知識15
2の登録の都度に行うようにしてもよい。また、インデ
ックス161は、カテゴリ毎ではなく、知識152の登
録順に、登録された知識152のタイトル等を格納する
ようにしてもよい。この場合、例えば知識検索処理等に
おいて、検索において選択されたカテゴリをキーワード
として知識152を検索し、当該カテゴリに属する知識
152についてその点数を参照してクラス毎に分類して
検索結果を出力する。
【0060】図15は、ナレッジアダプタ13が実行す
るステップS37における登録者の点数の採点処理フロ
ーを示す。
【0061】エキスパート管理ファイル(作業ファイ
ル)142’を用意し、これにメタ情報(のユーザ情報
のユーザポイント)において既に当該登録者に与えられ
ている点数を、初期値として書き込む(ステップS4
1)。エキスパート管理ファイル142’は、例えば図
14(B)のような構成とされる。即ち、カテゴリ(実
際は、カテゴリID)毎に、登録者の名前(又はユーザ
ID)及びその点数を格納してなる。従って、メタ情報
に基づいて、該当するカテゴリIDの項に、当該登録者
及びその点数が格納される。
【0062】ナレッジマップ141からカテゴリIDを
1個取得して(ステップS42)、当該カテゴリIDを
キーワードとして登録された知識152を検索して当該
カテゴリIDを有する登録IDを1個取得し(ステップ
S43)、当該登録IDを有する知識152についての
メタ情報を取得する(ステップS44)。
【0063】この後、類似知識の得点を加算しないよう
に加算防止処理を行う(ステップS45)。なお、この
加算防止処理は省略してもよい。図16は、ステップS
45における加算防止処理について示す。図16に示す
ように、例えば同一の登録者により(これに限られな
い)、知識#1の登録の後、知識#2が登録され、その
後、知識#3が登録されたとする。これらの知識#1〜
#3について周知の形態素解析を行い、固有名詞等の特
徴語を抽出する。知識#1について形態素A〜Eが抽出
され、知識#2について形態素B、C、G、Eが抽出さ
れ、知識#3について形態素F〜Iが抽出されたとす
る。この場合、知識#2は先に登録された知識#1と形
態素が75%重なっているので、その内容も75%重な
っていると推測することができる。換言すれば、新しい
知識が25%しかないと推測することができる。
【0064】そこで、当該登録された知識152につい
て、先に登録された知識152との類似度を求める。類
似度は、前述の形態素解析に基づいて形態素の重複の割
合を算出することにより求める。これにより、登録者管
理処理において、類似度が所定値より大きい場合には当
該登録された知識152に基づく点数を当該登録者に与
えず、前記類似度が所定値より小さい場合には当該登録
された知識152に基づく点数を当該登録者に与える。
図16の例において、前記所定値を50%とすると、知
識#2は知識#1と形態素が75%重なっているので、
知識#2の登録に基づく点数は与えられない。また、知
識#3は知識#1とは重複なく知識#2とは25%重複
するのみなので、知識#3の登録に基づく点数が与えら
れる。
【0065】この後、当該メタ情報と当該登録フォーム
151(登録フォーム管理ファイル)とに基づいて当該
登録者についての点数を算出し(ステップS46)、カ
テゴリID、登録者、その点数をエキスパート管理ファ
イル142’に書き込む(ステップS47)。即ち、既
に当該カテゴリIDに当該登録者が書き込まれている場
合、その時点での当該ファイルにおける点数にステップ
S46で算出した点数を加算し、当該登録者が書き込ま
れていない場合、当該カテゴリIDに当該登録者及びス
テップS46で算出した点数を書き込む。
【0066】点数の算出は、例えば以下のように行われ
る。即ち、前述の当該カテゴリについての登録者の初期
値があればこれが書き込まれた状態で、最初に当該知識
の類似度が所定値よりも小さいことを確認し、次に当該
カテゴリに点数が与えられていればこれを加算し、次に
当該登録IDを有する知識152の登録フォーム151
に点数が与えられていればこれを加算し、次に当該登録
フォーム151内の全てのフィールドについて、その先
頭から順に、当該フィールドにメタ情報が記述されかつ
当該フィールドに点数が与えられていればこれを加算す
る。
【0067】この後、当該カテゴリIDをキーワードと
する全ての登録IDについて処理を終了したか否かを調
べ(ステップS48)、終了していない場合、ステップ
S43以下を繰り返す。終了している場合、全てのカテ
ゴリIDについて処理を終了したか否かを調べ(ステッ
プS49)、終了していない場合、ステップS42以下
を繰り返す。終了している場合、処理を終了する。
【0068】これにより、図14(B)に示すように、
各カテゴリ毎に、登録者名とその点数とを格納したエキ
スパート管理ファイル142’を得る。このエキスパー
ト管理ファイル142’が新たな点数テーブル142と
される。即ち、点数テーブル142が更新される。
【0069】ナレッジサービス12の実行する検索処理
の知識検索処理は、インデックス161を用いて、知識
格納部152における登録された知識152を検索し、
その結果を出力する。検索処理はカテゴリを指定するこ
とにより行われる。従って、知識検索処理において、カ
テゴリ毎の登録者を出力する。出力される登録者の順
は、インデックス161における順、例えば知識152
を当該カテゴリに登録した順とされる。
【0070】ナレッジサービス12の実行する検索処理
の登録者検索処理は、点数テーブル142を用いて、登
録者管理処理により登録された登録者を検索し、その結
果を出力する。検索処理はカテゴリを指定することによ
り行われる。従って、登録者検索処理において、クラス
定義ファイル143を用いて、カテゴリ毎の点数に基づ
いて、登録者を複数のクラス(マスター等)に分類して
出力する。
【0071】図17は、ナレッジサービス12の実行す
る検索処理の知識検索処理及び登録者検索処理フローを
示す。
【0072】参照クライアント4がナレッジサービス1
2にアクセスすると、参照クライアント4に図4の画面
30が表示され、図4(B)の選択画面においてタブ
「知識検索」又は「登録者検索」を選択し、カテゴリ表
示域31に表示された図5のナレッジマップ141にお
いて、参照(検索)したいカテゴリを選択して、この検
索依頼を知識管理サーバ1に送信する(ステップS5
1)。
【0073】知識管理サーバ1において、ナレッジサー
ビス12が、検索依頼を受信して知識格納部15に格納
された知識152(実際には、インデックス161)を
検索し、その検索結果に基づいて、点数テーブル142
(及びクラス定義ファイル143)を用いて、出力用の
検索結果一覧を作成して、参照クライアント4の作業表
示域32に表示する(ステップS52)。
【0074】タブ「知識検索」を選択した場合、検索結
果一覧は、例えば図18(A)に示すような構成とされ
る。即ち、カテゴリ毎に、当該カテゴリに登録された知
識152のタイトル、登録者名等を表示してなる。この
場合、選択されたカテゴリ(カテゴリID)をキーワー
ドとしてインデックス161を検索し、当該カテゴリに
登録された知識152を抽出し、抽出の順に検索結果一
覧に格納する。また、タブ「登録者検索」を選択した場
合、検索結果一覧は、例えば図18(B)に示すような
構成とされる。即ち、カテゴリ毎に、当該カテゴリに知
識152を登録した登録者を、その得点の高い順に、そ
のクラス、登録者名等を表示してなる。また、その点
数、知識152のタイトルを表示してもよい。この場
合、選択されたカテゴリ(カテゴリID)をキーワード
としてインデックス161を検索し、当該カテゴリに登
録された知識152を抽出し、抽出した知識152を点
数の高い順に並べ、クラス定義ファイル143を用いて
クラスに分類してクラス名を付加し、点数の高い順に、
検索結果一覧に格納する。
【0075】図18(A)又は図18(B)の検索結果
一覧を見た参照クライアント4(のユーザ)が、当該検
索結果一覧から、ある登録者個人を選択すると(ステッ
プS53)、ナレッジサービス12が、ユーザ管理サー
バ6から当該登録者の個人情報(ユーザ情報)を取得
し、これに基づいて当該ユーザ情報の一覧を作成し(ス
テップS54)、これを参照クライアント4が取得して
表示する(ステップS55)。
【0076】ユーザ情報の一覧の一例を図18(C)に
示す。ユーザ情報の一覧は、当該登録者名、所属、電話
番号等を表示してなる。また、その点数に基づくクラス
毎にカテゴリを表示してなる。例えば、登録者Aは、カ
テゴリ「業務A」等について「マスター」であり、カテ
ゴリ「業務B」について「シニア」であることが示され
る。これにより、参照クライアント4のユーザは、当該
登録者にアクセスするかどうかを判断し、実際にアクセ
スすることができる。即ち、当該登録者Aは、業務Aと
業務Bとの中間の新たな「業務C」について有効な知識
を持っているとか、「製品A」についての「業務A」を
「東京」で展開するのに有効な知識を持っている等の判
断をして、電話等によりアクセスすることができる。
【0077】以上、本発明をその実施態様に従って説明
したが、本発明は、その主旨の範囲内において種々の変
形が可能である。
【0078】例えば、登録者管理処理において、前記知
識の登録とは無関係に求めた数値を、前記登録者の点数
に加算するようにしてもよい。知識管理システムを導入
する時点で、実際には、ユーザaはカテゴリAに極めて
詳しく、ユーザbはカテゴリBにやや詳しいと言うよう
なおよその評価をすることができる。そこで、この評価
を点数化して予め登録者の点数テーブル142にその初
期値として、入力するようにしてもよい。
【0079】また、知識152の登録者ではなく、当該
知識152自体に点数を与えるようにしてもよい。この
場合も、当該知識152の登録に用いられた当該登録フ
ォーム151及び/又は当該フォーム151におけるフ
ィールドの各々についての記述に基づいて、点数を求め
る。また、知識152の登録者及び当該知識152の双
方に点数を与えるようにしてもよい。
【0080】また、登録者管理処理において、登録者
を、カテゴリ毎ではなく、その点数の総計に基づいて、
複数のクラスに分類して管理するようにしてもよい。な
お、このクラスは、カテゴリ「全体」についてのクラス
に等しい。また、登録者を、カテゴリ毎及び点数の総計
の双方に基づいて、複数のクラスに分類するようにして
もよい。
【0081】(付記1) プログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能なプログラム記録媒体であって、前
記プログラムが、複数の知識を登録する登録処理と、当
該登録された知識に基づいて当該登録者に点数を与え、
登録者毎に点数の累積を管理する登録者管理処理とをコ
ンピュータに実行させることを特徴とする前記プログラ
ムを記録したプログラム記録媒体。
【0082】(付記2) 前記プログラムが、更に、前
記知識の登録に用いられる登録フォームであって、当該
登録フォームにおけるフィールドについての点数の定め
られた登録フォームを定義して提供するフォーム定義処
理を前記コンピュータに実行させ、前記登録者管理処理
において、当該知識の登録に用いられた当該登録フォー
ムにおけるフィールドについての記述に基づいて、当該
登録者の当該登録についての点数を求めることを特徴と
する付記1に記載のプログラム記録媒体。
【0083】(付記3) 当該プログラムが、更に、前
記登録者管理処理により登録された登録者を検索し、そ
の結果を出力する登録者検索処理を前記コンピュータに
実行させ、前記登録処理において、前記知識をそのカテ
ゴリ毎に分類して格納し、前記登録者検索処理におい
て、前記カテゴリ毎の前記点数に基づいて、前記登録者
を複数のクラスに分類して出力することを特徴とする付
記2に記載のプログラム記録媒体。
【0084】(付記4) 前記登録者管理処理におい
て、前記知識の登録とは無関係に求めた数値を、前記登
録者の点数に加算することを特徴とする付記1に記載の
プログラム記録媒体。
【0085】(付記5) 前記登録者管理処理におい
て、当該登録された知識について、先に登録された知識
との類似度を求め、前記類似度が所定値より大きい場合
には当該登録された知識に基づく点数を当該登録者に与
えず、前記類似度が所定値より小さい場合には当該登録
された知識に基づく点数を当該登録者に与えることを特
徴とする付記1に記載のプログラム記録媒体。
【0086】(付記6) プログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能なプログラム記録媒体であって、前
記プログラムが、知識の登録に用いられる登録フォーム
であって、当該登録フォームにおけるフィールドについ
ての点数の定められた登録フォームを定義して提供する
フォーム定義処理と、当該知識の登録に用いられた当該
登録フォームにおけるフィールドについての記述に基づ
いて、当該知識に点数を与える登録管理処理とをコンピ
ュータに実行させることを特徴とするプログラム記録媒
体。
【0087】(付記7) 複数の知識を登録し、当該登
録された知識に基づいて当該登録者に点数を与え、登録
者毎に点数の累積を管理することを特徴とする知識管理
方法。
【0088】(付記8) 知識の登録に用いられる登録
フォームであって、当該登録フォームにおけるフィール
ドについての点数の定められた登録フォームを用いて、
登録する知識を入力することを特徴とする知識入力方
法。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プログラム記録媒体において、当該プログラムが登録者
毎に点数の累積を求めることにより知識を管理すること
ができるので、ある知識の登録者が有用な知識を多く登
録していること等を知ることができ、この結果、当該登
録者がそのカテゴリでの経験が豊富であろうとかカンが
働くであろうとかを推測することができ、これらを引き
出して役立てることができ、一方、登録者に点数の累積
により登録の内容に応じた評価を与えることができ、こ
の結果、知識を登録することについて、登録者にインセ
ンティブを与えることができ、他人にとって有用な知識
を登録させることができる。
【0090】また、本発明によれば、知識の登録者を得
点化してこれを用いて知識を管理する知識管理方法及び
これに適した知識入力方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】知識管理システム構成図及び知識管理処理フロ
ーである。
【図2】知識管理サーバ構成図である。
【図3】画面説明図である。
【図4】画面説明図である。
【図5】ナレッジマップ説明図である。
【図6】ナレッジマップ説明図である。
【図7】クラス定義説明図である。
【図8】クラス定義処理、フォーム定義処理フローであ
る。
【図9】登録フォーム説明図である。
【図10】登録フォーム説明図である。
【図11】登録フォーム説明図である。
【図12】登録フォーム説明図である。
【図13】登録フォーム説明図である。
【図14】登録処理、インデックス作成処理、登録者管
理処理フローである。
【図15】登録者の点数の採点処理フローである。
【図16】加算防止処理説明図である。
【図17】検索処理フローである。
【図18】検索処理説明図である。
【符号の説明】
1 知識管理サーバ 2 知識管理端末 3 登録クライアント 4 参照クライアント 11 ナレッジマネージャ 12 ナレッジサービス 13 ナレッジアダプタ 14 管理情報格納部 15 知識格納部 16 インデックス格納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 恒平 東京都文京区後楽1丁目7番27号 株式会 社富士通ビジネスシステム内 (72)発明者 田中 亮太 東京都文京区後楽1丁目7番27号 株式会 社富士通ビジネスシステム内 (72)発明者 根橋 邦明 静岡県静岡市南町18番1号 株式会社富士 通静岡エンジニアリング内 (72)発明者 土屋 寿広 静岡県静岡市南町18番1号 株式会社富士 通静岡エンジニアリング内 (72)発明者 内田 敏裕 静岡県静岡市南町18番1号 株式会社富士 通静岡エンジニアリング内 (72)発明者 高橋 信明 静岡県静岡市南町18番1号 株式会社富士 通静岡エンジニアリング内 (72)発明者 レケナ ミナミ ロドルフォ 静岡県静岡市南町18番1号 株式会社富士 通静岡エンジニアリング内 (72)発明者 小林 直樹 静岡県静岡市南町18番1号 株式会社富士 通静岡エンジニアリング内 (72)発明者 尾形 喜男 静岡県静岡市南町18番1号 株式会社富士 通静岡エンジニアリング内 Fターム(参考) 5B075 ND20 ND26 NR03 NR12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能なプログラム記録媒体であって、 前記プログラムが、 複数の知識を登録する登録処理と、 当該登録された知識に基づいて当該登録者に点数を与
    え、登録者毎に点数の累積を管理する登録者管理処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする前記プロ
    グラムを記録したプログラム記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記プログラムが、更に、 前記知識の登録に用いられる登録フォームであって、当
    該登録フォームにおけるフィールドについての点数の定
    められた登録フォームを定義して提供するフォーム定義
    処理を前記コンピュータに実行させ、 前記登録者管理処理において、当該知識の登録に用いら
    れた当該登録フォームにおけるフィールドについての記
    述に基づいて、当該登録者の当該登録についての点数を
    求めることを特徴とする請求項1に記載のプログラム記
    録媒体。
  3. 【請求項3】 当該プログラムが、更に、 前記登録者管理処理により登録された登録者を検索し、
    その結果を出力する登録者検索処理を前記コンピュータ
    に実行させ、 前記登録処理において、前記知識をそのカテゴリ毎に分
    類して格納し、 前記登録者検索処理において、前記カテゴリ毎の前記点
    数に基づいて、前記登録者を複数のクラスに分類して出
    力することを特徴とする請求項2に記載のプログラム記
    録媒体。
  4. 【請求項4】 複数の知識を登録し、 当該登録された知識に基づいて当該登録者に点数を与
    え、登録者毎に点数の累積を管理することを特徴とする
    知識管理方法。
  5. 【請求項5】 知識の登録に用いられる登録フォームで
    あって、当該フォームにおけるフィールドについての点
    数の定められた登録フォームを用いて、登録する知識を
    入力することを特徴とする知識入力方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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