JP2002108564A - タッチパネル入力装置 - Google Patents

タッチパネル入力装置

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JP2002108564A
JP2002108564A JP2000304028A JP2000304028A JP2002108564A JP 2002108564 A JP2002108564 A JP 2002108564A JP 2000304028 A JP2000304028 A JP 2000304028A JP 2000304028 A JP2000304028 A JP 2000304028A JP 2002108564 A JP2002108564 A JP 2002108564A
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Makoto Shiraki
信 白木
Keisuke Endo
圭介 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両走行中に、画面を注視せずにタッチパネル
付き画面に表示された操作ボタンを押圧しても高い確率
で所望の操作ボタンの入力を受け付ける。 【解決手段】 制御部14は、車両走行検出部15の検
出結果に応じて、ボタン表示と重なる範囲である車両停
止中の入力受付け範囲(図2(a))と、ボタン表示よ
り大きい範囲である車両走行中の入力受付け範囲(図2
(b))とを切り替えて設定し、タッチパネル制御部1
3で検出したタッチパネル11の押圧位置が設定された
入力範囲内である場合に所定の操作信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示画面の上にタッ
チパネルを配置し、画面に表示する操作ボタンに対応す
るタッチパネルの範囲を押圧することで入力するタッチ
パネル入力装置に係り、特に、画面に表示する操作ボタ
ンに対応するタッチパネルの入力受付け範囲を変更可能
なタッチパネル入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】OA機器、AV機器、車載機器等に用い
られるタッチパネル入力装置は、表示装置の画面上にタ
ッチパネルを配置し、画面には複数の操作ボタンを表示
し、それぞれの操作ボタンに対応したタッチパネル上の
範囲を押圧することにより、操作入力を行っている。ユ
ーザは画面に表示された操作ボタンの上を押圧すること
で機器の操作を行うようにしている。
【0003】このようなタッチパネル入力装置では、例
えば、抵抗膜型タッチパネルがあるが、この抵抗膜型タ
ッチパネルは、上下層に抵抗膜を設けたアナログタッチ
パネルであり、押圧時にこの上下層の接触位置に対応す
る電圧データを抽出し、X軸、Y軸の電圧データから押
圧位置を特定して制御部に出力し、制御部では押圧され
た位置に対応する操作の受付けを行い、所定の動作を行
うようになっている。従来のタッチパネル入力装置で
は、表示画面に表示する操作ボタンの大きさと、表示画
面に重ねて配置されるタッチパネルの操作ボタンに対応
する受け付け範囲の大きさは、操作ボタンに対して所定
の大きさが対応して設定されている。
【0004】図9は画面に表示される操作ボタンとタッ
チパネルの入力受付け範囲の説明図である。操作ボタン
表示に対応してタッチパネルに入力受付け範囲が設定さ
れるが、図9(a)に示すようにボタン表示より小さく
した受付け範囲を設定したもの、図9(b)に示すよう
にボタン表示と同じ大きさの受付け範囲を設定したも
の、図9(c)に示すようにボタン表示より大きな受付
け範囲を設定したものがある。いずれにせよ、ユーザは
ボタン表示を見て所望の操作ボタンの上を押圧すること
により、入力操作が行われるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車載機器の
入力装置としてもタッチパネルを用いるものがある。車
載機器においては、車両が停車中に操作する項目、車両
が走行中に操作する項目があり、車両が停車中に機器を
操作する場合には、ユーザは画面に表示された操作ボタ
ンを注視することができるため、容易に所望のボタンに
対応する範囲を押すことができるが、車両が走行中に機
器を操作する場合、特に運転中に機器の操作を行おうと
した場合には、画面を注視しながらボタンを押すことが
難しく、受付け範囲外を押してしまうことがある。つま
り、走行中は停車中に比べ、ボタン受付け範囲外を押し
てしまうことが多く操作性が悪いと感じることがある。
そこで、ボタン表示より大きな受付範囲を設定しておけ
ば、運転中でも入力受付け確率が高くなると考えられる
が、単にボタン表示に対してボタン受付け範囲を大きく
すると、車両停止中に操作する場合にボタン表示以外の
位置を押したときに入力を受付けてしまうため、ユーザ
が違和感をおぼえてしまうという問題がある。
【0006】また、タッチパネルに抵抗膜型タッチパネ
ルを用いた場合、低温あるいは高温環境下では抵抗膜の
温度特性に依存して、検出された押圧位置が実際の押圧
位置からずれて検出される。このため、図10に示すよ
うに、操作ボタン表示と実際の入力受付け範囲にずれが
生じ、ボタン表示の上を押したにもかかわらず、入力を
受付けない場合があった。
【0007】また、画面上に表示されているボタンを押
す場合、画面と操作者の位置関係や、押そうとしている
ボタン表示のパネル内での表示位置、隣接するボタン表
示の有無によって、ボタン表示の中心付近を押すとは限
らず、ボタン毎に一定の方向にずれる傾向があることが
本発明者の実験によってわかっている。例えば、画面上
に左右に並んで2つのボタン表示がされている場合、そ
の一方のボタンを押そうとすると、他方のボタンが表示
されている方向とは逆の方向にずれた位置を押す傾向が
あることがわかっている。また、例えば、車内のセンタ
ーコンソールに設置された画面上の操作ボタンを運転席
(右側の席)から押す場合には、ボタンの中心から左上
方向にずれた位置を押す傾向があることがわかってい
る。このため、操作者が所望のボタンを押したつもりで
あっても入力受付範囲外を押してしまうことがあり、入
力が受け付けられないことがあった。
【0008】以上から、本発明の目的は、車両の走行/
停止に応じて画面に表示されるボタンに対応するタッチ
パネルの入力受付け範囲を変更し、操作性のよいタッチ
パネル入力装置を提供することである。
【0009】また、本発明の目的は、周囲の温度に応じ
て画面に表示されるボタンに対応するタッチパネルの入
力受付け範囲を変更し、操作性のよいタッチパネル入力
装置を提供することである。
【0010】また、本発明の目的は、画面と操作者の位
置関係に応じてボタン表示に対するタッチパネルの入力
受付け範囲の中心をボタン表示の中心と異なるように設
定したタッチパネル入力装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、画面の上にタッチパネルを配置し、画面に表示した
操作ボタンに対応する範囲を押圧することで入力を行う
タッチパネル入力装置において、前記画面上に表示した
操作ボタンに対応するタッチパネルの入力受付け範囲を
変更する入力受付け範囲変更手段を備えたタッチパネル
入力装置により達成される。すなわち、以上のように構
成すれば、画面に表示する操作ボタンに対するタッチパ
ネルの入力受付け範囲を変更することができ、入力受付
け率を上げることができる。
【0012】また、上記課題は本発明によれば、車両に
搭載され、車両が走行中か停止中かを検出する車両走行
検出手段をさらに備え、前記入力受付け範囲変更手段
は、前記車両走行検出手段の検出結果に応じて前記タッ
チパネルの入力受付け範囲を変更するタッチパネル入力
装置により達成される。すなわち、以上のように構成す
れば、車両停止中は入力受付け範囲を操作ボタン表示と
同じ範囲とし、車両走行中は入力受付け範囲を操作ボタ
ン表示より大きくすることができ、車両走行中の入力操
作の受付け率を上げることができるとともに、車両停止
中のボタン表示範囲以外の押圧の入力受付けによる違和
感をなくすことができる。
【0013】また、上記課題は本発明によれば、前記タ
ッチパネルは抵抗膜型タッチパネルであり、周囲の温度
を検出する温度検出手段を備え、前記入力受付け範囲変
更手段は、前記温度検出手段の検出結果に応じて前記タ
ッチパネルの入力受付け範囲を変更するタッチパネル入
力装置により達成される。すなわち、以上のように構成
すれば、周囲温度に応じて画面に表示される操作ボタン
に対するタッチパネルの入力受付け範囲を変更すること
ができ、温度変化によってタッチパネルの押圧検出位置
がずれた場合にも、所望の操作ボタンに対する入力を受
付けることができる。
【0014】また、上記課題は本発明によれば、画面上
にタッチパネルを配置し、画面に表示した操作ボタンに
対応する範囲を押圧することで入力を行うタッチパネル
入力装置において、前記画面の操作ボタン表示の中心と
前記操作ボタンに対応する前記タッチパネルの入力受付
け範囲の中心とを異なるようにすると共に、前記操作ボ
タン表示範囲より広い入力受付け範囲を設定する入力受
付け範囲設定手段を備えたタッチパネル入力装置により
達成される。すなわち、以上のように構成すれば、画面
に表示する操作ボタンに対応するタッチパネルの入力受
付け範囲の中心をボタン表示の中心とは異なるように設
定することができ、操作ボタン毎に操作者のボタン表示
に対する押圧位置のズレの傾向に応じた入力受付け範囲
の設定を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】(a)第1実施例 図1は、本発明の第1実施例のタッチパネル入力装置の
要部構成図である。第1実施例は、車両に搭載された機
器の操作部として本発明のタッチパネル入力装置を適用
した場合の例である。図1において、11はタッチパネ
ル、12はLCD等の表示部、13はタッチパネル制御
部、14は制御部、15は車両走行検出部である。
【0016】タッチパネル11は、抵抗膜型タッチパネ
ルであり、線形特性の抵抗値を有する一対の透明抵抗膜
をスペーサを介して重ねあわせ、この一方の抵抗膜(上
部透明抵抗膜)のX座標軸方向の両端に電極を各々設け
ると共に、他方の抵抗膜(下部透明抵抗膜)のY座標軸
方向の両端に電極を各々設け、抵抗膜面が押圧されない
状態では上部透明抵抗膜と下部透明抵抗膜とが接触せ
ず、押圧されたときに上部透明抵抗膜と下部透明抵抗膜
とがこのときの押圧点において接触するように構成され
ており、X軸座標、Y軸座標に応じた電圧をタッチパネ
ル制御部13へ出力するようになっている。
【0017】タッチパネル制御部13は、タッチパネル
11から入力されるX軸、Y軸の電圧によりタッチパネ
ル上での押圧点の2次元座標位置(X座標、Y座標)を
特定する機能を有している。
【0018】車両走行検出部15は、車両が停止中であ
るか走行中であるかを検出するものであり、例えば、パ
ーキングブレーキのオン・オフ信号により停止中か走行
中かを検出したり、車速パルス信号によって停止中か走
行中かを検出するものである。
【0019】制御部14は他の機器からの指示により表
示部12に操作ボタンを表示させたり、タッチパネル制
御部13から入力される押圧座標に基づいて、どの操作
ボタンが押されたかを判断し、押されたボタンに応じた
制御信号を他の機器等に出力する。また、制御部14
は、図示しないメモリに車両が停止中の場合と、車両が
走行中の場合との2つの各操作ボタンに対する入力受付
範囲を記憶しており、車両走行検出部15からの検出結
果に応じて、表示部12に表示する操作ボタンに対応す
るタッチパネル上の受付け範囲の設定を行う。
【0020】図2は、第1実施例における画面に表示す
る操作ボタンとタッチパネル上での受付け範囲の説明図
である。同図では、一つの操作ボタンに対するそのボタ
ンの入力受付け範囲を表している。車両が停止中は図2
(a)に示すようにボタン表示と重なる範囲をそのボタ
ンに対する入力受付け範囲とし、車両が走行中は図2
(b)に示すようにボタン表示範囲より大きい範囲をそ
のボタンに対する入力受付け範囲としている。
【0021】制御部14は、車両走行検出部15の検出
結果に応じて、画面に表示された操作ボタンに対する入
力受付け範囲を設定し、タッチパネル制御部13から入
力される押圧座標がボタン入力受付け範囲内であるかを
判断し、受付け範囲内であれば入力を受付けてそのボタ
ンに応じた制御信号を他の機器等に出力する。
【0022】以上のようにすれば、車両に搭載された機
器に用いられるタッチパネル入力装置において、車両の
停止、走行に応じて画面に表示された操作ボタンに対応
する受付け範囲を変更することができる。
【0023】尚、上記第1実施例の説明において、車両
停止中の受付け範囲をボタン表示と重なる範囲とし、車
両走行中の受付け範囲をボタン表示より大きい範囲とし
て説明したが、車両停止中の受付け範囲をボタン表示よ
り小さな範囲とし、車両走行中の受付け範囲をボタン表
示と重なる範囲としてもよい。
【0024】(b)第2実施例 図3は本発明の第2実施例のタッチパネル入力装置の要
部構成図である。同図において、11はタッチパネル、
12はLCD等の表示部、13はタッチパネル制御部、
16は制御部、17は温度検出部である。タッチパネル
11、表示部12、タッチパネル制御部13は、第1実
施例において説明のものと同様のものである。
【0025】温度検出部17は、周囲の温度を検出し制
御部16に出力する。制御部16は他の機器からの指示
により表示部12に操作ボタンを表示させたり、タッチ
パネル制御部13から入力される押圧座標に基づいてど
の操作ボタンが押されたかを判断し、押されたボタンに
応じた制御信号を他の機器等に出力する。また、制御部
16は、予め、周囲温度に応じたボタン表示に対する受
付け範囲の設定を複数記憶している。例えば、周囲温度
に応じた入力受付け範囲は、低温を15度未満、常温を
15度以上40度未満、高温を40度以上の温度範囲に
分け、常温、低温または高温との二つの場合について入
力受付け範囲を記憶しており、温度検出部17の検出結
果に応じて、各ボタンに対する入力受付け範囲を設定す
る。
【0026】図4は、第2実施例における画面に表示す
る操作ボタンに対するタッチパネルの入力受付け範囲の
説明図である。同図においては、一つの操作ボタンに対
するそのボタンの受付け範囲を表している。第2実施例
では制御部16に、常温、低温または高温の二つの場合
について受付範囲の設定が記憶されているものとする。
常温時は図4(a)に示すように、ボタン表示と重なる
範囲をそのボタンに対する入力受付け範囲とし、低温ま
たは高温時には図4(b)に示すように温度による押圧
座標検出のずれを考慮したボタン表示範囲より大きい範
囲をそのボタンに対する受付け範囲とする。
【0027】制御部16は、タッチパネル制御部13か
ら入力される押圧座標が、ボタン受付範囲内であるかを
判断し、受付範囲内であれば入力を受付けて、そのボタ
ンに応じた制御信号を他の機器等に出力する。
【0028】以上のようにすれば、周囲の温度に応じて
操作ボタン表示に対する受付け範囲を変更することがで
きる。特に、高温または低温環境下でも入力受付け範囲
内にボタン表示が入るようにすることができ、ボタン入
力の受付け率をあげることができる。
【0029】尚、上記第2実施例の説明においては、周
囲温度に対する入力受付け範囲を2種類として説明した
が、周囲温度に対して細かく入力受付け範囲を設定する
ようにしてもよい。
【0030】(c)第3実施例 図5は本発明の第3実施例のタッチパネル入力装置の要
部構成図である。同図において、11はタッチパネル、
12はLCD等の表示部、13はタッチパネル制御部、
18は制御部である。タッチパネル11、表示部12、
タッチパネル制御部13は、第1実施例において説明の
ものと同様のものである。
【0031】制御部18は、図示しないメモリに操作ボ
タン表示に対するタッチパネルの入力受付け範囲を記憶
している。第3実施例のタッチパネル入力装置は、ボタ
ン表示の中心と入力受付け範囲の中心とを異なるように
入力受付け範囲を設定するものである。予め、ボタン表
示の中心からボタン押圧位置がずれる傾向があることが
判明している場合、受付け範囲の中心をボタン表示の中
心位置からずれる傾向の方向にして、ボタン表示を含む
範囲を受付け範囲とする。例えば、図6に示すように、
タッチパネル入力装置の画面が操作者の頭の左下方に配
置されている場合、画面上の各操作ボタンに対する操作
者の押圧位置は、操作ボタン表示の中心から左上方にな
る傾向があることがわかっている。図7は、ボタン表示
に対する押圧位置のばらつきを測定した結果を示す図で
ある。この場合、各操作ボタンに対するタッチパネルの
入力受付け範囲の中心を、ボタン表示の中心から左上方
向に異なる位置とし、操作ボタン表示より大きくした範
囲を入力受付け範囲として設定しておく。
【0032】図8は、第3実施例の操作ボタン表示に対
する受付け範囲の説明図である。図8に示すように、太
線で示すボタン表示の中心とは異なる位置を中心とし
て、ボタン表示を含む範囲を受付け範囲としている。こ
の例では、押圧位置がボタン表示の中心から左上方向に
ずれる傾向のある場合の設定例である。また、画面上で
のボタン表示の位置や、画面と操作者との位置関係によ
り、ボタン表示中心から押圧位置のずれの傾向は異なる
ため、ボタン毎に受付け範囲の設定を行うことが好まし
い。予め操作者の左下方にタッチパネル入力装置が設置
されることがわかっている場合には、例えば、各操作ボ
タン表示の中心から左上方にずらした位置を中心として
操作ボタン表示を含む範囲を入力受付け範囲に設定し、
隣接するボタン表示がある操作ボタンに対して、隣接す
るボタンのない方向にずらした位置を中心として入力受
付け範囲に設定する。
【0033】以上のようにすれば、ボタン表示毎に入力
受付範囲の中心をボタン表示の中心とは異なる位置と
し、入力受付け範囲を設定することができる。つまり、
ボタン表示に対する実際の押圧位置がボタン表示の中心
からずれる傾向のあることが判明している場合には、ず
れる方向に受付け範囲の中心をおき、ボタン表示を含む
範囲を入力受付け範囲に設定することができ、ユーザの
所望のボタンに対する入力操作を受け付ける確率を高く
することができる。
【0034】尚、上記実施例においては、操作ボタン表
示および操作ボタンに対する入力受付範囲の形状を矩形
として説明したが、これらの形状は円形、楕円形等の形
状でもよい。
【0035】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々
の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するもので
はない。
【0036】
【発明の効果】以上本発明によれば、車両が走行中はボ
タン表示に対する入力受付け範囲を車両停止時より大き
な範囲に設定するようにしたから、走行中に画面を注視
することなく操作を行ってもボタン入力受付け率をあげ
ることができる。つまり、車両停止中にボタン表示外を
押圧しても入力を受付けることがなく、車両走行中は押
圧位置がボタン表示から多少外れても入力を受け付ける
ことができ、走行中のタッチパネル入力操作の操作性が
向上する。
【0037】また、本発明によれば、周囲の温度に応じ
てボタン表示に対する入力受付け範囲を変更するように
したから、温度によってタッチパネルの押圧位置検出結
果が実際の押圧位置からずれても確実に入力受付けを行
うことができ、操作性が向上する。
【0038】また、本発明によれば、予めボタン表示に
対する押圧位置のずれの傾向が判明している場合には、
ボタン表示の中心とはずれる方向に異なる位置を中心と
するとともにボタン表示より大きな範囲を入力受付け範
囲とするようにしたから、画面と操作者の位置関係や画
面上のボタン表示位置により押圧位置がボタン表示から
多少ずれた場合であったとしても、ユーザの意図する入
力を確実に受付けることができ、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のタッチパネル入力装置の要部構成
図である。
【図2】第1実施例における操作ボタン表示と入力受付
け範囲の説明図である。
【図3】第2実施例のタッチパネル入力装置の要部構成
図である。
【図4】第2実施例における操作ボタン表示と入力受付
け範囲の説明図である。
【図5】第3実施例のタッチパネル入力装置の要部構成
図である。
【図6】タッチパネルと操作者の位置関係の説明図であ
る。
【図7】ボタン表示に対する実際の押圧位置の傾向を示
す図である。
【図8】第3実施例の操作ボタン表示に対する受付け範
囲の説明図である。
【図9】従来の操作ボタン表示に対する入力受付け範囲
の説明図である。
【図10】温度によるボタン表示と入力受付け範囲のず
れを説明する図である。
【符号の説明】
11・・・タッチパネル 12・・・表示部 13・・・タッチパネル制御部 14,16,18・・・制御部 15・・・車両走行検出部 17・・・温度検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/03 380 G06F 3/03 380A 380D H01H 36/00 H01H 36/00 G // H01H 13/70 13/70 E Fターム(参考) 5B068 AA05 AA11 AA22 BB06 BD20 BE08 BE11 CC01 CC06 CC18 CD02 DE02 5B087 AA09 AB02 AB11 AE00 CC26 CC37 DD09 DD10 DE03 5G006 AA02 CD03 JA01 5G046 AA03 AB02 AC31 AD03 AD13 AE05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面の上にタッチパネルを配置し、画面
    に表示した操作ボタンに対応する範囲を押圧することで
    入力を行うタッチパネル入力装置において、 前記画面上に表示した操作ボタンに対応するタッチパネ
    ルの入力受付け範囲を変更する入力受付け範囲変更手段
    を備えたことを特徴とするタッチパネル入力装置。
  2. 【請求項2】 車両に搭載され、 車両が走行中か停止中かを検出する車両走行検出手段を
    さらに備え、 前記入力受付け範囲変更手段は、前記車両走行検出手段
    の検出結果に応じて前記タッチパネルの入力受付け範囲
    を変更することを特徴とする請求項1記載のタッチパネ
    ル入力装置。
  3. 【請求項3】 前記タッチパネルは抵抗膜型タッチパネ
    ルであり、 周囲の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、 前記入力受付け範囲変更手段は、前記温度検出手段の検
    出結果に応じて前記タッチパネルの入力受付け範囲を変
    更することを特徴とする請求項1記載のタッチパネル入
    力装置。
  4. 【請求項4】 画面上にタッチパネルを配置し、画面に
    表示した操作ボタンに対応する範囲を押圧することで入
    力を行うタッチパネル入力装置において、 前記画面の操作ボタン表示の中心と前記操作ボタンに対
    応する前記タッチパネルの入力受付け範囲の中心とを異
    なるようにすると共に、前記操作ボタン表示範囲より広
    い入力受付け範囲を設定する入力受け付け範囲設定手段
    を備えたことを特徴とするタッチパネル入力装置。
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