JP2002108554A - 位置検出装置及び位置検出方法 - Google Patents

位置検出装置及び位置検出方法

Info

Publication number
JP2002108554A
JP2002108554A JP2000295488A JP2000295488A JP2002108554A JP 2002108554 A JP2002108554 A JP 2002108554A JP 2000295488 A JP2000295488 A JP 2000295488A JP 2000295488 A JP2000295488 A JP 2000295488A JP 2002108554 A JP2002108554 A JP 2002108554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
signal
output
position indicator
element group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000295488A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Fukuzaki
康弘 福崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEWCOM KK
Original Assignee
NEWCOM KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEWCOM KK filed Critical NEWCOM KK
Priority to JP2000295488A priority Critical patent/JP2002108554A/ja
Priority to KR10-2000-0066629A priority patent/KR100407831B1/ko
Priority to CN 00132709 priority patent/CN1249542C/zh
Priority to US09/965,021 priority patent/US20020036275A1/en
Priority to HK02101893.4A priority patent/HK1041933A1/zh
Publication of JP2002108554A publication Critical patent/JP2002108554A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V8/00Prospecting or detecting by optical means
    • G01V8/10Detecting, e.g. by using light barriers
    • G01V8/20Detecting, e.g. by using light barriers using multiple transmitters or receivers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Geophysics (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高速変調による外来光の影響除去をリニアイ
メージセンサで実現する。 【解決手段】 光の発光、反射又は遮断をする位置指示
器と、一つ又は複数の光源ユニットと、前記位置指示器
からの光又は影の入射方向を検出する光学ユニットとを
有する位置検出装置であって、該光検出素子群のそれぞ
れの受光素子の検出信号を所定のタイミングで保持する
第一の信号保持素子群と、前記光検出素子群のそれぞれ
の受光素子の検出信号を別のタイミングで保持する第二
の信号保持素子群と、前記第一の信号保持素子群と前記
第二の信号保持素子群との信号の差の信号を、前記光検
出素子群のそれぞれの素子に対応する形で、選択的に得
るための信号選択素子とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、光学式デジタイ
ザに関する。特に、外来光の影響を少なくすることので
きる光デジタイザに関する。
【0002】
【従来の技術】 光を用いて三角測量の原理で位置指示
器の位置を検出する位置検出装置が知られている。この
ような装置では、位置検出領域の周辺に置かれた少なく
とも二つの光学ユニットにおいて、位置指示器からの光
又は影の入射方向を検出するようになっている。その光
又は影の入射角度の検出のための受光素子の構成で分類
すれば、たとえばポリゴンミラーを回転させるなどし
て、ビーム状の光の路をスキャンさせながら、単素子の
受光素子で光を検出する方法と、複数の受光素子を1次
元に配置したいわゆるリニアイメージセンサで、扇状の
視野角を一度に得る方法の二つに大別される。
【0003】 リニアイメージセンサを用いる方式で
は、原理的に可動部をなくすことができるので、コンパ
クトかつ安価に装置を構成できるというメリットがあ
る。また、順次読み出ししかできないリニアイメージセ
ンサ(1次元CCD)のみならず、ランダムな順序で各
受光素子の出力を読み出せるリニアイメージセンサがC
MOSを用いて構成されるようになってきたので、この
種の位置検出装置の設計の自由度が高まってきている。
【0004】 一方、単素子の受光素子を用いて、光ビ
ームを回転させる方式の例は、「平成11年特許出願公
開公報第85377号」などに示されている。このよう
な方式では、受光素子が一つであるから、高速に信号を
読み出すことが可能であり、光源の変調と同期してサン
プリングすることによって、周囲光の影響を大幅に少な
くすることができる。たとえば、位置指示器に設けた光
源をスキャンレートより十分早い所定の周波数で点滅さ
せ、受光素子からの信号を同期検波して、同じ周波数の
信号のみを取り出せば、周囲の定常的な光の影響を著し
く低減させることができる。単素子ではないが2素子の
PSDを用いて、光の変調による周囲光の影響を減らす
ようにした例として「平成11年特許出願公開公報第8
5378号」がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 リニアイメージセン
サは、複数の素子を多数配置しており、その出力を順次
読み出すには時間がかかり、スキャンレートより高速な
周波数で変調する方式は実現ができなかった。また、複
数の受光素子を多数配列する関係で、それぞれの受光素
子の受光面積が小さいので、単素子の受光素子に匹敵す
る感度を得るためには、時間積分を行う必要があった。
そのために、たとえ、順次読み出しをランダム選択可能
なCMOS型のリニアセンサであっても、やはり高速な
周波数で変調を行う方式はできなかった。
【0006】 本発明は、斯かる課題を解決すべくなさ
れたものである。本発明の目的は高速変調による外来光
の影響除去をリニアイメージセンサで実現することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】 斯かる課題を解決すべ
く、本発明に係る位置検出装置は、光の発光、反射又は
遮断をする位置指示器と、該位置指示器の可動領域を特
定する位置検出領域と、前記位置指示器の該位置検出領
域に接する付近又は該位置検出領域の周辺のいずれかに
設けられた一つ又は複数の光源ユニットと、前記位置検
出領域の周辺の2箇所に配置され前記位置指示器からの
光又は影の入射方向を検出する光学ユニットと、該光学
ユニットの出力に基づいて前記位置指示器の指示位置を
算出する演算処理部とを有する位置検出装置であって、
前記光学ユニットが、光学レンズと、複数の受光素子を
直線状に配置した光検出素子群と、該光検出素子群のそ
れぞれの受光素子の検出信号を所定のタイミングで保持
する第一の信号保持素子群と、前記光検出素子群のそれ
ぞれの受光素子の検出信号を別のタイミングで保持する
第二の信号保持素子群と、前記光検出素子群の出力を前
記第一の信号保持素子群と該第二の信号保持素子群との
どちらかに選択的に接続する接続切替素子群と、前記第
一の信号保持素子群と前記第二の信号保持素子群との出
力信号の差を取り出す差動出力素子と、前記第一の信号
保持素子群と前記第二の信号保持素子群との信号の差の
信号を、前記光検出素子群のそれぞれの素子に対応する
形で、選択的に得る信号選択素子とを有し、前記光源ユ
ニットが、光源素子と、該光源素子の発光タイミングを
前記接続切替素子群の切替タイミングと同期させる同期
素子とを有するものである。
【0008】 前記演算処理部は、前記光学ユニットの
差動出力素子からのアナログ信号をデジタル情報に変換
するA/Dコンバータと、該A/Dコンバータの出力値
に基づいて演算処理を実行するデジタル演算回路とを有
するものとすることができる。
【0009】 あるいは、前記光学ユニットの第二の接
続切替素子群は対応する受光素子の並んでいる順序に対
応した順序で所定のタイミングで順次接続切替をし、前
記演算処理部は、前記差動出力素子の出力レベルを所定
の基準レベルで二値化するコンパレータ素子と、前記コ
ンパレータ素子の基準レベルを設定する基準レベル設定
素子と、前記コンパレータ素子の出力変化のタイミング
を検出する時間検出回路を有し、位置指示器からの光又
は影の角度情報を時間情報として出力するものとするこ
とができる。
【0010】 本発明に係る位置検出方法は、光の発
光、反射又は遮断をする位置指示器と、該位置指示器の
可動領域を特定する位置検出領域と、前記位置指示器の
該位置検出領域に接する付近又は該位置検出領域の周辺
のいずれかに設けられ所定周期で点灯と消灯とを繰り返
す一つ又は複数の光源ユニットと、直線状に配置した光
検出素子群をもち前記位置検出領域の周辺の2箇所に配
置され前記位置指示器からの光又は影の入射方向を検出
する光学ユニットと、該光学ユニットの出力に基づいて
前記位置指示器の指示位置を算出する演算処理部とを有
する位置検出装置の位置検出方法であって、前記光源ユ
ニットの点灯時と消灯時とにおける、前記光学ユニット
の受光素子の検出信号をそれぞれ保持する受光信号保持
ステップと、該受光信号保持ステップにて保持した信号
の対応する点灯時及び消灯時の信号の差を取り出す差動
出力取得ステップと、該差動出力取得ステップにて取得
した信号に基づいて前記位置指示器の指示位置を算出す
る演算ステップとを有する。
【0011】 前記演算ステップはアナログ信号をデジ
タル化してそのデジタル信号に基づいてデジタル演算を
実行するものであることができる。
【0012】 又は前記受光信号保持ステップにおける
保持の順序が受光素子の並ぶ順序に従うものであり、前
記演算ステップにおける処理は、前記差動出力取得ステ
ップにて取得した出力レベルをコンパレータ素子により
所定の基準レベルで二値化し、そのコンパレータ素子の
出力変化のタイミングを時間検出回路により検出して、
位置指示器からの角度情報を時間情報として出力するも
のとできる。
【0013】 また、アナログメモリと差動増幅器の代
わりに反転回路と積分回路とを用いることもできる。こ
こでは、信号を反転する回路を積分回路の前段に置い
て、入力信号の極性を反転しながら、同じ時間づつ積分
するようになす。これにより、強い定常的な外来光があ
っても、反転周波数を上げておいて、積分回数を増やせ
ば、微弱な信号光も検出することができるようになると
いうメリットが生じる。
【0014】
【発明の実施の形態】 以下、図面を参照しつつ、本発
明の実施形態について説明する。図8は、本発明に係る
位置検出装置の全体を示す概念図である。位置指示器2
0は、ここでは筆記具に似た形状をしており操作者が手
に持って用いるものである。ペン先21には、再帰反射
材が設けられ、受けた光をほぼ同じ方向に返す働きをす
る。位置検出領域31は、ほぼ平面状の板により構成さ
れ、操作者が位置指示器20を操作して位置指示(上位
コンピュータへの座標入力)を行う際にはペン先21が
位置検出領域31上をなぞるように沿って動くことにな
る。位置検出領域31の周辺には少なくとも2箇所に光
学ユニット40が設けられる。実施形態にあっては位置
検出領域31を長方形と見立てたときの二つの角の付近
に、それぞれが位置検出領域31全体を見渡すような角
度で配置されている。光学ユニット40は、受光部4
1、光学レンズ42を有しており、ペン先21から帰っ
てくる光は光学レンズ42を通して受光部41に導かれ
る。図示を省略したがたとえば発光ダイオードにより構
成される投光部60が光学ユニット40の近傍にそれぞ
れ設けられ位置検出領域31を見渡すように光を発光す
る。
【0015】 図1は、アナログメモリとA/Dコンバ
ータを用いた実施形態を示すブロック図である。図1で
は、位置検出領域31及び位置指示器20を描くのを省
略してある。受光素子アレイ8は、複数の画素(画素1
から画素nまで)を有する受光素子群であり、図8の受
光部41を構成する部分のうち、位置指示器20からの
光を最初に受ける素子群である。受光素子アレイ8のそ
れぞれの画素の出力は、スイッチにより切換えられそれ
ぞれ二つのアナログメモリ35に保持される。その切替
のタイミングはタイミングジェネレータ70により与え
られ、同じタイミングで投光部60への投光素子電源6
5の投入が切替えられる。すなわち、点灯時の出力と消
灯時の出力とをそれぞれ異なる素子に保持するように働
く。アナログメモリ35の信号はさらにアナログスイッ
チを経て差動増幅器45に入力されて、それぞれの受光
素子の画素が受けた光の強さを点灯時と消灯時とで受け
たものの差を得るように働く。差動増幅器45の出力
は、A/Dコンバータ50によりデジタル化されて、演
算処理部80に送られる。演算処理部80では、位置指
示器20の位置検出領域31における座標を算出(算出
方法は後に図9を用いて詳述する。)し、インタフェー
ス90を経て上位装置(たとえばパソコン)に送られ
る。
【0016】 図1の構成で、受光素子アレイ8、アナ
ログメモリ35、差動増幅器45までの部分は、二つの
切替スイッチ群をも含めて一つのカスタマイズされた集
積回路として設計することが望ましい。また、最終的に
位置指示器の指示位置を求めるためには、同じく受光素
子アレイ8、アナログメモリ35、差動増幅器45まで
の部分が2組必要だが、ここでは説明の簡素化のために
もう1組は図示しなかった。また、差動増幅器の前に切
替え回路を置くのではなく、各アナログメモリのペア毎
に差動増幅器をそれぞれ設けておいて、その出力を選択
的に切替えるような構成も可能である。また、アナログ
メモリはいわゆるサンプルホールド回路であり、最も単
純にはコンデンサのみで構成できる。
【0017】
【実施例】 次に、本発明の実施例について説明する。
図2は、アナログメモリとコンパレータ、タイミングカ
ウンタを用いた実施例を示すブロック図である。この実
施例では、図1に示す実施形態と異なりA/Dコンバー
タを用いずに、安価な回路を構成することを狙ってい
る。差動増幅回路45の出力値はコンパレータ55に入
力される。ここで、前提となるのは、受光素子アレイ8
の画素1から画素nまでの出力が順次出力され、コンパ
レータ55に入力されることである。そして、適当な基
準電圧との大小比較をコンパレータ55が実行し、電圧
値が等しくなった際に、その旨をタイミングカウンタ7
5に伝える。タイミングカウンタは、コンパレータ55
からの信号を得るまでの時間をカウントすれば、その時
間は位置指示器20の位置検出領域21上の位置(厳密
には、図9における角度α、β)に応じたものであるか
ら、二つの光学ユニットからの情報から位置指示器20
の座標情報を得られる。この意味でコンパレータ55か
らタイミングカウンタ75への信号はタイミング測定信
号であるといえる。なお、この図では、インタフェース
と上位装置を描くのを省略してあるが、インタフェース
を介して上位のコンピュータに座標情報を出力するのは
図1に示す実施形態と同様である。
【0018】 図3は、積分保持素子とA/Dコンバー
タを用いた実施例を示すブロック図である。図1に示す
実施形態と異なるのは、アナログメモリの代わりに積分
保持素子を用いた点である。積分保持素子を使えば、受
光素子からの信号を数回分加算(積分)していくこと
で、その分、微弱な信号を検出することも可能となる。
なお、積分保持素子は、最も簡単には抵抗とコンデンサ
で構成することができる。
【0019】 図4は、積分保持素子とコンパレータ及
びタイミングカウンタを用いた実施例を示すブロック図
である。図2のアナログメモリを積分保持素子に代えた
ものである。他の点は、図2に示す実施例と同様であ
る。
【0020】 図10は、アナログメモリと差動増幅器
の代わりに反転回路と積分回路とを用いた実施例を示す
回路図である。図2又は図4の差動増幅器を取り込んだ
形で反転回路及び積分回路でその働きをも果たしてい
る。したがって、図10では、差動増幅器が描かれてい
ないのが大きな違いである。この実施例では、図2又は
図4に対応するコンパレータとタイミングカウンタを用
いた回路図を示したが、A/Dコンバータと演算処理回
路を用いる実施例も同様に可能である。
【0021】 図10の反転回路37は後述するよう
に、スイッチを含んでおり、その切替えタイミングは、
タイミングジェネレータ70により与えられ、投光素子
60に投光素子電源65が供給され点滅させるタイミン
グと同期させられるものである。他の点は、図2、図4
に示した実施例と同様である。
【0022】 図5は、図10に示す反転回路37及び
積分回路38の詳細を示す回路図である。図5に示すよ
うに、スイッチA、スイッチB、コンデンサ、積分回路
を接続した回路により構成することができる。入力信号
をコンデンサに一時貯えて、そのコンデンサの出力への
接続を反転する回路とを有するものである。図6にスイ
ッチA、スイッチBの働きを示すタイミングチャートを
示す。図6は、反転回路37の二つのスイッチの働きを
示すタイミングチャートである。図6に示すように、ス
イッチAはコンデンサへのチャージとディスチャージを
行う動作を繰り返す。スイッチBは、正転と反転とをス
イッチAの切替に同期して行う。スイッチBの切替周期
はスイッチAの切替周期のたとえば2倍とする。そし
て、スイッチBの周期が投光素子の点滅周期と一致する
ものである。これにより画素素子からの出力値を外乱光
を排除して、この積分回路の出力値として取り出すこと
ができる。
【0023】 図7は、反転回路の他の構成例を示す回
路図である。図7に示すように画素素子の出力を正転ア
ンプと反転アンプの双方に接続し、それらの出力値を切
換えて積分回路に渡すことによっても反転回路を構成で
きる。このスイッチの切替は投光素子の点滅の切替の周
期と同期される。
【0024】 以上、実施形態及び実施例を通じて受光
部(光学ユニット)の近傍に投光部(光源ユニット)を
有し、位置指示器は、光を反射するタイプの光学デジタ
イザについて説明した。光学デジタイザの方式として
は、位置指示器が光を発光するタイプ(光源ユニットを
位置指示器に持つもの)や、位置指示器が光を遮断する
タイプ(光源ユニットを位置検出領域の対辺側に持つも
の)がある。それらの他のタイプについても、本発明は
適用が可能なものである。
【0025】 位置指示器が光源ユニットを有するタイ
プに関して、位置指示器がケーブルで接続されていれば
光源と受光部の同期をとるのは簡単であるが、位置指示
器の接続ケーブルを省いてコードレスとするためには、
スイッチの同期をとるための構成がさらに必要となる。
たとえば、受光部の近傍(或いは通常の受光素子アレイ
のうちの一つを兼用させて用いて)に位置指示器からの
光の点滅タイミングを検出する目的の受光素子を設け
て、検出したタイミングで、受光部側の切替スイッチの
タイミングを同期させることができる。
【0026】 位置指示器が光を遮断するタイプの装置
では、位置検出領域を長方形と見立てたときの対辺側に
発光ダイオードアレイなどの光源を設けることとなる
が、その光源の点滅タイミングを受光部に同期させるよ
うに構成することとなる。
【0027】 このように、本発明は、光源ユニットが
受光部の近傍にあるのか、位置指示器側にあるのか、位
置検出領域の対辺側に設けるのかを問わず、いずれの場
合でも適用可能であるので、光を発光する部分を光源ユ
ニットと上位概念を用いて表現してある。
【0028】 図9に三角測量の原理により位置指示器
の位置座標を計算する方法を示す。受光部により位置指
示器を検出した時の角度α及びβを計測する。二つの受
光部間の距離をLとすると、以下の式(1)、式(2)
の関係が成り立つ。 Y = X・tanα ・・・(1) Y = (L−X)・tanβ ・・・(2) 但し、X、Yは位置指示器の指示位置座標を表す。これ
らの式を用いて、Xを求めると、以下の式(3)の関係
が成り立つ。 X = (L・tanβ)/(tanα + tanβ) ・・・(3) これら式(1)及び式(3)を用いることで、角度α及
びβが検出できれば位置検出面における位置指示器の位
置座標(X,Y)を算出することができる。
【0029】 ここに示したのは、それぞれの光ユニッ
トから位置指示器を見た時の角度情報をXY座標系に変
換する方法である。通常は位置検出装置内に演算装置を
設けて、この座標変換を行うように構成されることが多
い。しかしながら、このような単純な座標変換は、位置
検出装置の接続されているホストコンピュータ内部の処
理で計算することも可能である。特に最近の大部分のパ
ーソナルコンピュータのように高速に浮動小数点演算の
できる演算装置を有するコンピュータの場合は、そのコ
ンピュータで処理した方が、処理が非常に簡単になる。
本発明で示した構成のうち、特に演算処理装置を位置検
出装置内部に設けずに、タイミング情報で取り出す場合
などは、ハードウェアのみで、角度情報が取り出せるの
で、上位装置にあたるパソコンにおいて、この座表計算
処理を行わせたほうが、全体でのコストパフォーマンス
が向上することも考えられる。そこで、本実施例、特に
図2及び図4に示す実施例の説明においては、座標変換
の処理を行う演算装置を位置検出装置の一部としては、
あえて記述することはしなかった。
【0030】 図1から図4までに示した実施例では、
信号選択回路で選択された信号を一つの差動出力素子
(差動出力アンプ45)に接続するようになしている
が、差動出力素子をそれぞれの受光素子毎に複数設け
て、その複数の出力の中の一つを選択して出力する構成
でも実現は可能である。
【0031】
【発明の効果】 リニアイメージセンサを用いた光デジ
タイザにおいて、高速変調により外来光を排除すること
を実現した。
【0032】これにより外乱ノイズに強いローコスト光
デジタイザを構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アナログメモリとA/Dコンバータを用いた実
施形態を示すブロック図である。
【図2】アナログメモリとコンパレータ及びタイミング
カウンタを用いた実施例を示すブロック図である。
【図3】積分保持素子とA/Dコンバータを用いた実施
例を示すブロック図である。
【図4】積分保持素子とコンパレータ及びタイミングカ
ウンタを用いた実施例を示すブロック図である。
【図5】反転回路の一つの構成例を示す回路図である。
【図6】反転回路の二つのスイッチの働きを示すタイミ
ングチャートである。
【図7】反転回路の他の構成例を示す回路図である。
【図8】本発明の位置検出装置の全体を示す概念図であ
る。
【図9】三角測量の原理により位置指示器の位置座標を
計算する方法を示す図である。
【図10】アナログメモリと差動増幅器の代わりに反転
回路と積分回路とを用いた実施例を示す回路図である。
【符号の説明】 8 受光素子アレイ 35 アナログメモリ 36 積分保持素子 37 反転回路 38 積分回路 40 光学ユニット 41 受光部 42 光学レンズ 45 差動増幅器 50 A/Dコンバータ 55 コンパレータ 60 投光部 65 投光素子電源 70 タイミングジェネレータ 75 タイミングカウンタ 80 演算処理部 90 インタフェース

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の発光、反射又は遮断をする位置指示
    器と、該位置指示器の可動領域を特定する位置検出領域
    と、前記位置指示器の該位置検出領域に接する付近又は
    該位置検出領域の周辺のいずれかに設けられた一つ又は
    複数の光源ユニットと、前記位置検出領域の周辺の2箇
    所に配置され前記位置指示器からの光又は影の入射方向
    を検出する光学ユニットと、該光学ユニットの出力に基
    づいて前記位置指示器の指示位置を算出する演算処理部
    とを有する位置検出装置であって、前記光学ユニット
    が、 光学レンズと、 複数の受光素子を直線状に配置した光検出素子群と、 該光検出素子群のそれぞれの受光素子の検出信号を所定
    のタイミングで保持する第一の信号保持素子群と、 前記光検出素子群のそれぞれの受光素子の検出信号を別
    のタイミングで保持する第二の信号保持素子群と、 前記光検出素子群の出力を前記第一の信号保持素子群と
    該第二の信号保持素子群とのどちらかに選択的に接続す
    る接続切替素子群と、 前記第一の信号保持素子群と前記第二の信号保持素子群
    との出力信号の差を取り出す差動出力素子と、 前記第一の信号保持素子群と前記第二の信号保持素子群
    との信号の差の信号を、前記光検出素子群のそれぞれの
    素子に対応する形で、選択的に得る信号選択素子とを有
    し、 前記光源ユニットが、 光源素子と、 該光源素子の発光タイミングを前記接続切替素子群の切
    替タイミングと同期させる同期素子とを有することを特
    徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の位置検出装置において、 前記演算処理部は、 前記光学ユニットの差動出力素子からのアナログ信号を
    デジタル情報に変換するA/Dコンバータと、 該A/Dコンバータの出力値に基づいて演算処理を実行
    するデジタル演算回路と を有することを特徴とする位置検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の位置検出装置において、 前記光学ユニットの第二の接続切替素子群は対応する受
    光素子の並んでいる順序に対応した順序で所定のタイミ
    ングで順次接続切替をし、 前記演算処理部は、 前記差動出力素子の出力レベルを所定の基準レベルで二
    値化するコンパレータ素子と、 前記コンパレータ素子の基準レベルを設定する基準レベ
    ル設定素子と、 前記コンパレータ素子の出力変化のタイミングを検出す
    る時間検出回路を有し、 位置指示器からの光又は影の角度情報を時間情報として
    出力することを特徴とする位置検出装置。
  4. 【請求項4】 光の発光、反射又は遮断をする位置指示
    器と、該位置指示器の可動領域を特定する位置検出領域
    と、前記位置指示器の該位置検出領域に接する付近又は
    該位置検出領域の周辺のいずれかに設けられ所定周期で
    点灯と消灯とを繰り返す一つ又は複数の光源ユニット
    と、直線状に配置した光検出素子群をもち前記位置検出
    領域の周辺の2箇所に配置され前記位置指示器からの光
    又は影の入射方向を検出する光学ユニットと、該光学ユ
    ニットの出力に基づいて前記位置指示器の指示位置を算
    出する演算処理部とを有する位置検出装置の位置検出方
    法であって、 前記光源ユニットの点灯時と消灯時とにおける、前記光
    学ユニットの受光素子の検出信号をそれぞれ保持する受
    光信号保持ステップと、 該受光信号保持ステップにて保持した信号の対応する点
    灯時及び消灯時の信号の差を取り出す差動出力取得ステ
    ップと、 該差動出力取得ステップにて取得した信号に基づいて前
    記位置指示器の指示位置を算出する演算ステップと、 を有する位置検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の位置検出方法であって、 前記演算ステップはアナログ信号をデジタル化してその
    デジタル信号に基づいてデジタル演算を実行するもので
    あることを特徴とする位置検出方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の位置検出方法であって、 前記差動出力取得ステップにおける信号取得の順序が受
    光素子の並ぶ順序に従うものであり、 前記演算ステップにおける処理は、前記差動出力取得ス
    テップにて取得した出力レベルをコンパレータ素子によ
    り所定の基準レベルで二値化し、そのコンパレータ素子
    の出力変化のタイミングを時間検出回路により検出し
    て、位置指示器からの角度情報を時間情報として出力す
    るものであることを特徴とする位置検出方法。
  7. 【請求項7】 光の発光、反射又は遮断をする位置指示
    器と、該位置指示器の可動領域を特定する位置検出領域
    と、前記位置指示器の該位置検出領域に接する付近又は
    該位置検出領域の周辺のいずれかに設けられた一つ又は
    複数の光源ユニットと、前記位置検出領域の周辺の2箇
    所に配置され前記位置指示器からの光又は影の入射方向
    を検出する光学ユニットと、該光学ユニットの出力に基
    づいて前記位置指示器の指示位置を算出する演算処理部
    とを有する位置検出装置であって、前記光学ユニット
    が、 光学レンズと、 複数の受光素子を直線状に配置した光検出素子群と、 該光検出素子群のそれぞれの受光素子の検出信号を所定
    のタイミングで反転する反転回路群と、 該反転回路群の出力を積分する積分回路群と、 該積分回路群の出力から所定の出力を選択する出力選択
    切替素子とを有し、 前記光源ユニットが、 光源素子と、 該光源素子の発光タイミングを前記反転回路群の反転タ
    イミングと同期させる同期素子とを有することを特徴と
    する位置検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の位置検出装置において、 前記演算処理部は、 前記光学ユニットの積分回路からのアナログ信号をデジ
    タル情報に変換するA/Dコンバータと、 該A/Dコンバータの出力値に基づいて演算処理を実行
    するデジタル演算回路とを有することを特徴とする位置
    検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の位置検出装置において、 前記光学ユニットの接続切替素子群は対応する受光素子
    の並んでいる順序に対応した順序で所定のタイミングで
    順次接続切替をし、 前記演算処理部は、 前記積分回路の出力レベルを所定の基準レベルで二値化
    するコンパレータ素子と、 前記コンパレータ素子の基準レベルを設定する基準レベ
    ル設定素子と、 前記コンパレータ素子の出力変化のタイミングを検出す
    る時間検出回路を有し、 位置指示器からの光又は影の角度情報を時間情報として
    出力することを特徴とする位置検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の位置検出装置におい
    て、 前記反転回路は、 入力信号が正転アンプと反転アンプの両方に接続されて
    おり、その出力を切替えるように構成されていることを
    特徴とする位置検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項7記載の位置検出装置において
    前記反転回路は、 入力信号を一時貯えるコンデンサと、そのコンデンサの
    出力への接続を反転する回路とからなることを特徴とす
    る位置検出装置。
JP2000295488A 1999-11-12 2000-09-28 位置検出装置及び位置検出方法 Pending JP2002108554A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000295488A JP2002108554A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 位置検出装置及び位置検出方法
KR10-2000-0066629A KR100407831B1 (ko) 1999-11-12 2000-11-10 시계용 문자판 및 시계
CN 00132709 CN1249542C (zh) 1999-11-12 2000-11-13 时钟表盘和时钟
US09/965,021 US20020036275A1 (en) 2000-09-28 2001-09-26 Position detection device and position detection method
HK02101893.4A HK1041933A1 (zh) 1999-11-12 2002-03-12 時鐘錶盤和時鐘

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000295488A JP2002108554A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 位置検出装置及び位置検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002108554A true JP2002108554A (ja) 2002-04-12

Family

ID=18777905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000295488A Pending JP2002108554A (ja) 1999-11-12 2000-09-28 位置検出装置及び位置検出方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20020036275A1 (ja)
JP (1) JP2002108554A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245241A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Smk Corp 光学的検出装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4735575B2 (ja) * 2007-03-16 2011-07-27 ソニー株式会社 表示装置
TWI815253B (zh) * 2021-12-22 2023-09-11 國立陽明交通大學 光線照射角度偵測裝置及其方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245241A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Smk Corp 光学的検出装置
JP4725901B2 (ja) * 2008-03-31 2011-07-13 Smk株式会社 光学的検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20020036275A1 (en) 2002-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5274361A (en) Laser optical mouse
US20030103037A1 (en) Sensing device for optical pointing devices such as an optical mouse
US6225617B1 (en) Method for generating quasi-sinusoidal signals
US4712100A (en) Coordinate inputting apparatus using multiple sensors
EP0323980B1 (en) Detector system for optical mouse
US4920260A (en) Detector system for optical mouse
US5907152A (en) Pointing device utilizing a photodetector array
US4819197A (en) Peak detector and imaging system
US8022928B2 (en) Free-space pointing and handwriting
US20050062720A1 (en) Method and sensing device for motion detection in an optical pointing device, such as an optical mouse
US20020024676A1 (en) Position detecting device and position detecting method
KR101106894B1 (ko) 광학 네비게이션 시스템 및 방법
GB2214635A (en) Optical input device
US6967644B1 (en) Coordinate input apparatus and control method thereof, and computer readable memory
EP1454290B1 (en) Method, sensing device and optical pointing device including a sensing device for comparing light intensity between pixels
US7405389B2 (en) Dense multi-axis array for motion sensing
US6504526B1 (en) Wireless pointing system
JP2002108554A (ja) 位置検出装置及び位置検出方法
US6421132B1 (en) Method and apparatus for rapid range imaging
EP0340393B1 (en) Position detecting circuit
US8896553B1 (en) Hybrid sensor module
JP2002229728A (ja) Cmosリニアイメージセンサを用いた位置検出装置
JP4266446B2 (ja) 座標入力装置
JP2004009692A5 (ja)
JPS60193033A (ja) デイジタイザ