JP2002108498A - ユニット着脱装置 - Google Patents

ユニット着脱装置

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JP2002108498A
JP2002108498A JP2000299046A JP2000299046A JP2002108498A JP 2002108498 A JP2002108498 A JP 2002108498A JP 2000299046 A JP2000299046 A JP 2000299046A JP 2000299046 A JP2000299046 A JP 2000299046A JP 2002108498 A JP2002108498 A JP 2002108498A
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unit
case
cam
lid
attaching
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Takashi Sato
隆志 佐藤
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Korg Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユニットの交換を容易に行うことができるユニ
ット着脱装置を提供する。 【解決手段】ケースの側部に形成されたユニット挿入口
に挿入したユニットを挿入位置に保持するロック機構4
0と、このロック機構のロック状態を解除するロック解
除機構と、ロック状態から解放されたユニットをケース
の外側に排出する排出機構とを具備して構成したユニッ
ト着脱装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は各種の電子機器に
適用することができるユニット着脱装置に関し、特にユ
ニットの交換を容易に行うことができるユニット着脱装
置を提案するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えばノート型パーソナルコン
ピュータ(以下ノート型パソコンと称す)ではケースの
側面にユニット挿入口が設けられ、このユニット挿入口
に例えばCD−ROMドライブ或いはフロッピー(登録
商標)ドライブ、電池等のユニットを任意に選択して装
着し、ノート型パソコンを各種のモードで動作させるこ
とができるように構成されたものが見られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のノート型パソコ
ンに見られるユニット着脱装置は装着した状態にあるユ
ニットの一部をケースの外側に露出させてあり、ケース
の外側からユニットの一部を利用者が把持できる構造と
されており、ユニットをケースから取り外す場合は、ユ
ニットを装着位置に保持しているロック機構を解除し、
ロックが解除されたユニットを利用者は手でつかんで引
き出している。
【0004】従って、ユニットには平素ケースから露出
している部分に樹脂材などで形成される化粧カバーを被
覆させ、ユニットの一部がケースの外部に露出していて
も、ノート型パソコンの外観を損なうことがないように
工夫している。従って、ユニットに対してコストが掛か
る欠点がある。また、従来は特にユニットを手でつかん
で引き出す構造の場合、ユニットと装置との間を電気的
に接続するコネクタの嵌合力が強いため、強い力で引き
抜かなければならないため、不慣れな者にはユニットの
交換作業は面倒な作業であるとされている。
【0005】この発明の目的は、ユニットの着脱を容易
に行うことができ、然も、ユニットに化粧カバー等を被
覆する必要もないユニット着脱装置を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1で
は、ケースの側部に形成されたユニット挿入口に挿入し
たユニットを挿入位置に保持するロック機構と、このロ
ック機構のロック状態を解除するロック解除機構と、ロ
ック状態から開放されたユニットをケースの外側に排出
する排出機構と、を具備して構成したユニット着脱装置
を提案するものである。
【0007】この発明の請求項2では、請求項1記載の
ユニット着脱装置において、ユニットの一つの形態とし
てユニット挿入口を閉塞する蓋とされ、この蓋をロック
機構でロックしてユニット挿入口を閉塞状態に維持し、
蓋を排除する場合はロック解除機構と排出機構を作動さ
せて蓋をユニット挿入口から排出させる構造としたユニ
ット着脱装置を提案するものである。
【0008】
【作用】この発明によるユニット着脱装置によればユニ
ットの装着時は単にユニットをユニット挿入口に差し込
むだけでユニットはロック機構に捕捉され挿入位置に保
持される。この状態でユニットはユニット挿入口の奥に
設けられたコネクタに電気的に接触し、ケース内に実装
されている装置と電気的に接続され、動作が可能な状態
となる。
【0009】一方ユニットをケースから排出する場合に
はロック解除機構がユニットをロック状態から解除する
と共に、ロック状態から解除されたユニットは排出手段
によってケースの外側に押し出され、排出される。従っ
て、この発明によればユニットの着脱を容易に行うこと
ができることと、ユニットを把持して引き出す必要がな
いから、ユニットに化粧カバーを被覆する必要がなく、
ユニットに対してコストを掛ける必要がない。この結
果、ユニットを安価に提供することができる利点が得ら
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明によるユニット着
脱装置の要部の構成を簡略化して示す。この発明の要部
の構造を説明する前に、この発明によるユニット着脱装
置の概要を図5及び図6を用いて簡単に説明する。図5
及び図6に示す100は例えばパーソナルコンピュータ
のような装置、101は装置100のケースを示す。ケ
ース101の側面にユニット挿入口102が形成され、
このユニット挿入口102にユニット200が挿入され
る。ユニット200は、その挿入口位置を機械的にロッ
クされ、コネクタにより電気的に装置100に接続され
て装置100と一体に動作する。
【0011】ユニット200は装置100に装着されて
いる状態ではユニット200の前面板はケース101の
側面と面一の状態に保持される。ケース101の底面板
103の下面には排出ツマミ104が設けられる。この
排出ツマミ104は図6に示すようにユニット200の
挿脱方向に摺動自在に装着され、図6に示す矢印105
の方向に移動させることによりロック状態にあるユニッ
ト200をロック状態から解放すると共に排出機構が作
動して図6に点線で示す位置までユニット200をケー
ス101から排出させることができる。
【0012】この発明ではユニット200をケース10
1内にロックするロック機構と、ロック状態を解除する
ロック解除機構と、ユニット200をケース101から
排出させる排出機構を具備したユニット着脱装置を提案
するものである。図1にこの発明によるロック機構、ロ
ック解除機構、排出機構の構成を簡略化して示す。図1
に示す201は図5及び図6に示したユニット200の
底面に装着するアダプタ板を示す。このアダプタ板20
1がユニット200の底面に装着され、ケース101の
底面板103の面に沿って摺動することによりロック動
作、ロック解除動作、排出動作がそれぞれ実行される。
【0013】アダプタ板201には段部202が形成さ
れ、この段部202によってケース101の底面板10
3の上面とわずかな間隙を保って対抗する板部203を
形成する。板部203の下面側に樹脂材によって形成し
た係合片204を装着する。係合片204はユニット2
00を挿入する際に、移動する方向と直交する向に漸次
太くなる向のテーパ面205を有し、このテーパ面20
5がカム板20と一体に形成したカム22と係合し、係
合片204がカム22を矢印23の方向に排除させなが
らカム22の位置を通過する。係合辺204がカム22
の位置を通過すると、カム22は元の位置に戻り、カム
22の端面22Aが係合片204の後端面206と対抗
し、係合片204は抜け止めされる。この結果、ユニッ
ト200はケース101内にロックされた状態に維持さ
れる。従って、係合片204と係合片204の後端面2
06と、カム22と、カム22の端面22Aとによって
ロック機構40を構成していることになる。
【0014】尚、カム板20は可撓性を具備した樹脂材
によって形成され、カム22を形成した突片の両側に形
成した柱21がケース101の底面板103に形成した
差し込み孔107(図2参照)に嵌合し、カム板20を
ケース101の底面板103の板面に対して垂直姿勢に
維持させる。また、カム板20は図2に示すネジ孔(樹
脂材で形成されたボスに形成される)A、B、C、Dに
よって固定される上板(特に図示しない)によって上部
から抑えつけられ、抜け止めされる。
【0015】次にロック解除機構の構成を説明する。カ
ム22の下面側に更にカム面24を形成する。このカム
面24は操作桿30を矢印35の方向に移動させること
により操作桿30に突出して形成した操作カム32と係
合し、カム22を再び矢印23の方向に排除させる。ロ
ック状態においてカム22が矢印23の方向に排除され
ることにより係合片204とカム22との係合が解かれ
ユニット200はロック状態から解放される。従って、
カム面24と操作カム32とによってロック解除機構5
0を構成していることになる。
【0016】次に排出機構60について説明する。排出
機構60は操作桿30の先端面36と、操作桿30の後
端側に形成した鉤部37とによって構成することができ
る。つまり、操作カム32をカム面24に係合させるた
めに操作桿30を矢印35の方向に移動させ、カム22
を矢印23の方向に排除させ、ユニット200のロック
状態を解除した状態では操作桿30の先端面36は図2
に示すようにアダプタ板201の切欠の縁207に近接
している。従って、この状態から操作桿30を更に矢印
35の方向に押し出すことにより操作桿30の先端面3
6は切欠の縁207に衝合し、ここで排出ツマミ104
を更に前方に押し出すことによりアダプタ板201をケ
ース101の外側に押し出すことができる。これと同時
に、鉤部37はアダプタ板201の係合部208(図2
参照)と係合し、アダプタ板201を後方から押し出す
動作を実行する。
【0017】尚、操作桿30を矢印35の方向に移動さ
せる操作は排出ツマミ104によって行われる。排出ツ
マミ104は図6で説明したようにケース101の底面
板103の下面側に設けられる。ケース101の底面板
103にはユニット200の挿脱方向に長手方向を持つ
長孔(特に図示しない)を形成し、この長孔を通じて排
出ツマミ104に形成した爪104Aを操作桿30に形
成した角孔33に係合させる。この係合によって排出ツ
マミ104は操作桿30に装着され、操作桿30をケー
ス101の外部から、矢印35の方向に操作することが
できる。操作桿30は平素は引きバネ31によって矢印
32'の方向に偏倚されており、ユニット200をケー
ス101の外に排出する場合に限って操作桿30は矢印
35の方向に操作される。
【0018】図2を用いて操作桿30の保持構造及びユ
ニット200のガイド、カム板20の保持構造について
説明する。110、111はユニット200を挿脱方向
にガイドするための突条を示す。つまり、ケース101
の底面板103はケース101と一体に樹脂材によって
形成される。112及び113は突条110及び111
より背の低い突条を示す。これらの突条113と突条1
11とによって操作桿30はユニット200の挿脱方向
に摺動自在に支持される。また、突条112と113の
前端でアダプタ板201を受け止め、ユニット200の
挿入位置を規制する。
【0019】差し込み孔107は底面板103に突設さ
れた突条によって形成され、この差し込み孔107にカ
ム板20(図2及び図3ではカム22とカム面24の位
置を点線で示し、カム板20は省略して示している)の
柱21を差し込んでカム板20を直立姿勢に支持する。
図2はユニット200をロックしている状態を示してい
る。図3にユニット200の一つの形態となる蓋210
の装着状態を示す。蓋210はユニット200が存在し
ないユニット挿入口102の開口部分を閉塞状態に維持
するために用いられる。
【0020】蓋210は一端側に円弧状突片211を有
し、この円弧状突片211が円弧状受部121に係合
し、この円弧状突片211と円弧状受部121との係合
により蓋210は一端側を中心に他端側が円弧を描いて
開閉自在に支持される。他端側には図4に示すように後
方に突出した突片212が形成される。突片212には
切欠213を形成し、この切欠213の形成によって鉤
部214を形成する。鉤部214はカム22と係合して
カム22のテーパ面でガイドされ、突片212は婉曲し
てカム22と衝合することなく円滑に蓋210を閉塞位
置に案内する。蓋210が閉塞位置に近づくと、鉤部2
14とカム22との係合が外れ切欠213の位置にカム
22が入り込む。この状態で鉤部214はカム22の端
面23に係合し、ロックされる。従って、このロック状
態では蓋210はケース101のユニット挿入孔102
を閉塞した状態に維持し、振動、衝撃などによって外れ
ることはない。
【0021】蓋210を取り外すには排出ツマミ104
をケース101の前面側に向かって押し出せばよい。排
出ツマミ104をケース101の前面側に向って押し出
すことにより、ロック機構40のロックが解除され、更
に排出ツマミ104を押し出すことにより、蓋210の
一方の端部を他端側を支点としてケース101から排出
される。蓋210の一端が一部でもケース101のユニ
ット挿入口102から突出することにより、その突出し
た部分を手でつかんで引き出せば全体が円弧状突片21
1と円弧状受部121の支持によって回動し、取り外す
ことができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ユニット200及び蓋210をケース101のユニ
ット挿入口102に面一の状態にロックして固定するこ
とができる。ユニット200及び蓋210がユニット挿
入孔102に対して面一の状態で固定されていても、こ
の発明では排出機構60を設け、この排出機構60によ
ってロックされている状態にあるユニット200及び蓋
210をケース101から突出する状態に排出させるこ
とができる。
【0023】この結果、ユニット200の交換を誰にで
も容易に行うことができ取扱いが容易なユニット着脱装
置を提供することができる利点が得られる。更に、ユニ
ット200及び蓋210はケース101に装着されてい
る状態では前面が見えるだけであるから、ユニット20
0及び蓋210の何れでも見える面だけをケース101
に合わせて体裁を整えれば済むから、ユニット200及
び蓋210にコストを掛ける必要がなく、安価に提供す
ることができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の要部の構成を簡素化して示した分解
斜視図。
【図2】この発明の要部の構成を上面板を取り外して示
す平面図。
【図3】この発明によるユニット着脱装置のユニット挿
入口に蓋を装着した状態を説明するための平面図。
【図4】図3に示した蓋の構造を説明するための側面
図。
【図5】この発明の概要を説明するための正面図。
【図6】この発明の概要を説明するための側面図。
【符号の説明】
100 装置 101 ケース 102 ユニット挿入口 200 ユニット 204 係合片 210 蓋 20 カム板 22 カム 24 カム面 30 操作桿 40 ロック機構 50 ロック解除機構 60 排出機構
フロントページの続き Fターム(参考) 4E360 AA02 AB03 AB13 AB16 AB20 AB22 AB42 BA04 BA06 BA08 BB02 BB04 BB20 BC02 BC03 BC04 BC05 EA16 EA18 ED03 ED13 ED16 ED17 ED23 ED27 FA07 FA08 GA04 GA06 GA46 GB46

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A、ケースの側部に形成されたユニット挿
    入口に挿入したユニットを挿入位置に保持するロック機
    構と、 B、このロック機構のロック状態を解除するロック解除
    機構と、 C、ロック状態から開放されたユニットをケースの外側
    に排出する排出機構と、 を具備して構成したことを特徴とするユニット着脱装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のユニット着脱装置におい
    て、上記ユニットの一つの形態として上記ユニット挿入
    口を閉塞する蓋とされ、この蓋を上記ロック機構でロッ
    クして上記ユニット挿入口を閉塞状態に維持し、上記蓋
    を排除する場合は上記ロック解除機構と排出機構を作動
    させて蓋を上記ユニット挿入口から排出させる構造とし
    たことを特徴とするユニット着脱装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102014591B (zh) * 2009-09-04 2013-03-20 纬创资通股份有限公司 电子装置的机壳

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