JP2002108247A - アクティブマトリクス型表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス型表示装置

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JP2002108247A
JP2002108247A JP2000303108A JP2000303108A JP2002108247A JP 2002108247 A JP2002108247 A JP 2002108247A JP 2000303108 A JP2000303108 A JP 2000303108A JP 2000303108 A JP2000303108 A JP 2000303108A JP 2002108247 A JP2002108247 A JP 2002108247A
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drain
capacitance
drain line
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JP2000303108A
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Yoji Matsuda
洋史 松田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ信号線7とドレイン線との交差点が、
ドレイン線毎に異なるため、ドレイン線毎の信号遅延に
差が生じ、表示品質が低下する。 【解決手段】 ドレイン線と交差する調整容量線50を
設け、ドレイン線とデータ信号線及びこの調整容量線5
0との重畳面積の合計を等しくする。これによって、ド
レイン線2とデータ信号線7及び調整容量線50の間に
生じる寄生容量が各ドレイン線2で等しくなるため、ド
レイン線毎の信号遅延の差が無くなり、表示品質が向上
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列毎に配置された
ドレイン線を選択して信号を与えるアクティブマトリク
ス表示装置のドレイン線の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、用いられる表示装置は、大きく分
けてパッシブマトリクス型と、アクティブマトリクス型
に分類できる。このうち、アクティブマトリクス型表示
装置は、それぞれの画素にスイッチング素子を設け、そ
れぞれの画素にその画素の画像データに応じた電圧を印
加して(もしくは電流を流して)表示を行うタイプの表
示装置である。
【0003】液晶表示装置(Liquid Crystal Display;
LCD)は対向する基板間に液晶を封入し、画素毎に形
成された画素電極に電圧を印加して、液晶の透過率を変
化させることによって表示を行う表示装置であり、アク
ティブマトリクス型LCDは、特にモニター用途で主流
となっている。
【0004】また、エレクトロルミネッセンス(Electr
o Luminescence;EL)表示装置は、画素毎に形成され
た画素電極からEL素子に電流を流すことによって表示
を行う表示装置であり、アクティブマトリクス型EL表
示装置は、実用化に向けて研究が盛んである。
【0005】図4はアクティブマトリクス型LCDを示
す回路図である。表示領域1には、列方向に延びる複数
のドレイン線2と、行方向に延びる複数のゲート線3が
配置され、ドレイン線2とゲート線3のそれぞれの交点
に対応して選択トランジスタ4が配置されている。選択
トランジスタ4はドレインがドレイン線2、ゲートがゲ
ート線3にそれぞれ接続され、ソースは画素毎に形成さ
れた画素電極に接続されている。表示領域1の周辺部に
沿って、その図面上方には、所定のドレイン線を選択す
るドレイン線セレクタ5と、ドレイン線2にドレイン線
選択トランジスタ6を介して接続された6本のデータ信
号線7が配置されている。表示領域1の周辺部図面横に
はゲート線3を選択するゲート線セレクタ8が配置され
ている。
【0006】ゲート線セレクタ8は複数のゲート線3か
ら所定のゲート線3を順次選択してゲート電圧を印加
し、そのゲート線3に接続された選択トランジスタ4を
オンする。ドレイン線セレクタ5は、複数のドレイン線
2から所定のドレイン線2を順次選択し、所定のドレイ
ン線選択トランジスタ6を順次オンする。ドレイン線選
択トランジスタ6がオンとなったドレイン線2は、対応
するデータ信号線7と接続され、このドレイン線2に
は、データ信号が入力される。選択されたゲート線3と
選択されたドレイン線2に接続された画素の画素電極に
は、ドレイン線2及びオンした選択トランジスタ4を通
じてデータ信号が印加され、これに対応する液晶が駆動
されて表示が行われる。
【0007】従来、ドレイン線セレクタは、1本のドレ
イン線2を順次選択するだけであった。しかし、画素数
が増加に伴って、1本のドレイン線がアクティブとなる
時間が短くなり、液晶の応答が間に合わなくなる可能性
が生じたため、近年ではデータ信号線7の本数を増や
し、複数のドレイン線2を同時にアクティブにすること
が多くなってきている。図4は、データ信号線7をRG
B2本ずつ計6本とし、同時に6本のドレイン線2をア
クティブとする6層構造を例示した。図2に図示した6
本のドレイン線2のうち、右端の1本を除く6本は、ド
レイン線選択トランジスタ6のゲート電極に共通したド
レイン線セレクタ5の出力が印加され、同時にオンす
る。図面の簡略化のために省略したが、右端のドレイン
線も同様に、図示しない5本のドレイン線と同時にオン
する。
【0008】同様に、更にデータ信号線7を増やした、
12層構造、24層構造といった多層構造も存在する。
一般的に、より多い層構造とすれば、1本のドレイン線
2がアクティブとなる時間は多く確保できるので、例え
ば更に画素数が増加したときなど、より多い層構造とす
る要望がある。
【0009】図5は、データ信号線7及びドレイン線選
択トランジスタ6の付近を拡大した平面図である。デー
タ信号線7がRGB各色2本ずつ6本、水平方向に延び
ている。第1のドレイン線上部配線10は、コンタクト
11を介してデータ信号線7R1に接続され、ドレイン
線選択トランジスタ6まで延在している。ドレイン線選
択トランジスタ6は、ゲート電極6aと、活性層6bを
有している。ゲート電極6aは、図示しない配線によっ
て、ドレイン線セレクタ5に接続されている。活性層6
bのソースは、第1のドレイン線上部配線10に接続さ
れている。活性層6bのドレインは第1のドレイン線下
部配線12に接続され、第1のドレイン線株配線12は
表示領域1まで延びている。ドレイン線上部配線とドレ
イン線下部配線とを総合してドレイン線と呼ぶ。
【0010】第2のドレイン線上部配線13は、コンタ
クト14を介してデータ信号線7G1に接続され、ドレ
イン線選択トランジスタ6まで延び、これに第2のドレ
イン線下部配線15が接続されている。
【0011】第3のドレイン線上部配線16はコンタク
ト17を介してデータ信号線7B1に、第4のドレイン
線上部配線19はコンタクト20を介してデータ信号線
7R2に、第5のドレイン線上部配線22はコンタクト
23を介してデータ信号線7G2に、第6のドレイン線
上部配線25はコンタクト26を介してデータ信号線7
B2に、それぞれ接続され、以下同様に接続されてい
る。
【0012】この時、ドレイン線上部配線10、13、
16、19、22、25は、互いに抵抗を揃えるため、
同じ材質、同じ線幅、同じ長さで形成されている。これ
は、上部配線の抵抗が異なるとデータ信号の減衰率が各
ドレイン線によって異なり、ドレイン線2毎に異なる減
衰率のデータ信号が印加されるので、結果として表示品
質が低下するのを防止するためである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の多層
構造では、以下に述べる問題が生じる。
【0014】第1のドレイン線上部配線10は、データ
信号線7のうちで最上段に位置するR1に接続されてい
る。これに対し、第6のドレイン線上部配線25は、デ
ータ信号線7のうちで再下段に位置するB2に接続され
ている。すると、第1のドレイン線上部配線10は、自
身が接続されない5本のデータ信号線7と交差するが、
第6のドレイン線上部配線25は自身が接続されないデ
ータ信号線7とは交差しない。
【0015】配線同士の交差点では、寄生容量が発生す
る。寄生容量が発生すると、配線に印加する電圧を変化
させるときの追随が遅くなる。一般的に、寄生容量が大
きいほど、電圧変化への応答は遅くなる。
【0016】従って、より多くのデータ信号線7と交差
するほど、大きな寄生容量が発生し、応答速度が遅くな
るので、第1のドレイン線上部配線10と、第6のドレ
イン線上部配線25とでは応答性が異なるため、表示品
質が低下するという問題が生じる。
【0017】これは、12層、24層と、更に多層の構
造とすると、より顕著に現れる。
【0018】本発明は、データ信号線7を多層構造とし
ても、ドレイン線毎の信号遅延に差が生じず、表示品質
の高いアクティブマトリクス型表示装置を提供すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために成されたものであり、複数の画素電極が配置
された表示領域と、表示領域の周辺部に沿って配置され
る複数のデータ信号線と、複数のデータ信号線のいずれ
か1本とそれぞれ接続され、そのドレイン線が接続され
るデータ信号線よりも表示領域側に配置された別のデー
タ信号線と交差して表示領域まで延在する複数のドレイ
ン線と、を有するアクティブマトリクス型表示装置にお
いて、ドレイン線の少なくとも1本と容量を形成する調
整容量線を有し、ドレイン線と調整容量線が形成する容
量は、ドレイン線がデータ信号線と交差して生じる容量
が大きいほど小さいアクティブマトリクス型表示装置で
ある。
【0020】また、複数の画素電極が配置された表示領
域と、表示領域の周辺部に沿って配置される複数のデー
タ信号線と、複数のデータ信号線のいずれか1本とそれ
ぞれ接続され、そのドレイン線が接続されるデータ信号
線よりも表示領域側に配置された別のデータ信号線と交
差して表示領域まで延在する複数のドレイン線と、を有
するアクティブマトリクス型表示装置において、ドレイ
ン線の少なくとも1本と容量を形成する調整容量線を有
し、ドレイン線と調整容量線が形成する容量は、ドレイ
ン線がデータ信号線と交差する回数が多いほど小さいア
クティブマトリクス型表示装置である。
【0021】更に、調整容量線は、データ信号線と同じ
層に形成されている。
【0022】更に、調整容量線は、データ信号線と同じ
材質である。
【0023】更に、それぞれのドレイン線が、データ信
号線及び調整容量線と交差する面積の総和は、各ドレイ
ン線同士で実質等しい。
【0024】更に、調整容量線は、データ信号線と等し
い幅を有する容量形成部を有する。
【0025】更に、容量形成部は、ドレイン線がデータ
信号線と交差する回数に応じた回数、ドレイン線と交差
する。
【0026】更に、容量形成部は、ドレイン線がデータ
信号線と形成する容量に応じた回数、ドレイン線と交差
する。
【0027】更に、容量形成部は、ドレイン線がデータ
信号線と形成する容量に応じた幅を有する。
【0028】更に、容量形成部は、ドレイン線がデータ
信号線と交差する回数に応じた幅を有する。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態として、
本発明をLCDに適用した場合を例示して以下に説明す
る。図1に本実施形態のLCDの回路図を示す。本実施
形態の基本的構成、動作は、図4に示した従来のものと
同様であるので、従来と同様の点については同一の番号
を付し、説明を省略する。本実施形態も、図4と同様デ
ータ信号線7がRGB各色2本ずつ6本、水平方向に延
びている6層構造である。それぞれのデータ信号線7を
区別して7R1、7R2、7G1、7G2、7B1、7
B2と表記し、それに接続されるドレイン線2を区別し
て2R1、2R2、2G1、2G2、2B1、2B2と
表記する。
【0030】まず、ドレイン線2R1は、表示領域1か
ら最も遠い位置に配置されるデータ信号線7R1に接続
されるため、残りの全てのデータ信号線7R2、7G
1、7G2、7B1、7B2と交差する。従って、ドレ
イン線2R1がデータ信号線7と形成する容量は、他の
ドレイン線に比較して最も大きい。そこで、ドレイン線
2R1は、調整容量線50とは特段容量を設けずに表示
領域1まで延びている。(全てのドレイン線2は行方向
に延びる調整容量線50と交差しているため、その交差
点で寄生容量が生じるが、ここでは説明の簡略化のため
無視する。)調整容量線50は、接地されるか、任意の
直流電圧が印加されている。
【0031】次に、ドレイン線2G1は、表示領域1か
ら3番目に遠い位置に配置されるデータ信号線7G1に
接続されており、ドレイン線2R1に比較すると交差す
るデータ信号線7が2本少ない。そこで、ドレイン線2
G1と、調整容量線50との間にドレイン線2とデータ
信号線7とが交差することのよって生じる寄生容量の2
倍の容量を有する容量C2が配置されている。
【0032】同様に、ドレイン線2B1はドレイン線2
R1に比較すると交差するデータ信号線7が4本少ない
ので、調整容量線50との間にドレイン線2とデータ信
号線7とが交差することのよって生じる寄生容量の4倍
の容量を有する容量C4が配置されている。
【0033】同様に、ドレイン線2R2はドレイン線2
R1に比較すると交差するデータ信号線7が1本少ない
ので、調整容量線50との間にドレイン線2とデータ信
号線7とが交差することのよって生じる寄生容量と同じ
容量を有する容量C1が配置されている。
【0034】同様に、ドレイン線2G2はドレイン線2
R1に比較すると交差するデータ信号線7が3本少ない
ので、調整容量線50との間にドレイン線2とデータ信
号線7とが交差することのよって生じる寄生容量の3倍
の容量を有する容量C3が配置されている。
【0035】同様に、ドレイン線2B2は、データ信号
線7とは交差せず、即ちドレイン線2R1に比較すると
交差するデータ信号線7が5本少ないので、調整容量線
50との間にドレイン線2とデータ信号線7とが交差す
ることのよって生じる寄生容量の5倍の容量を有する容
量C5が配置されている。
【0036】これによって、各ドレイン線2がデータ線
7及び調整容量線50と形成する容量の合計は、全ての
ドレイン線2で等しくなるので、ドレイン線毎に応答性
が異なることに起因して表示品質が低下するという問題
が解決される。つまり、各ドレイン線に配置する容量
は、データ信号線7との交差回数の違いによって生じる
寄生容量の差を縮小するような容量であればよい。
【0037】次に、調整容量の具体的配置について述べ
る。図2は本実施形態のレイアウトを示した平面図であ
る。図2の平面図は、図5に示した従来の平面図に対応
するものであり、従来と同様の点については同一の番号
を付し、説明を省略する。
【0038】データ信号線7は互いに同じ幅wのアルミ
やクロムなどからなる配線であり、絶縁膜を介して各ド
レイン線と交差している。調整容量線50が各データ線
2の下部配線12、15、18、21、24、27と交
差して、データ信号線7と平行に配置されており、この
調整容量線50は、データ信号線7と同一の材料、同一
レイヤに形成されている。
【0039】データ信号線7R1にコンタクト11を介
して接続されるドレイン線2R1は、調整容量線50と
の間に特段の容量は設けられていない。
【0040】データ信号線7G1にコンタクト14を介
して接続されるドレイン線2G1は、ドレイン線2R1
よりもデータ線7との交差点が2つ少ない。そこで、調
整容量線50から分岐した容量形成部51G1がドレイ
ン線2G1の上部配線13と2回交差している。
【0041】同様に、データ信号線7B1にコンタクト
17を介して接続されるドレイン線2B1は、ドレイン
線2R1よりもデータ線7との交差点が4つ少ないの
で、容量形成部51B1がドレイン線2B1の上部配線
16と4回交差している。
【0042】同様に、データ信号線7R2にコンタクト
20を介して接続されるドレイン線2R2は、容量形成
部51R2と上部配線19とが1回、データ信号線7G
2にコンタクト23を介して接続されるドレイン線2G
2は、容量形成部51G2と上部配線22とが3回、デ
ータ信号線7B2にコンタクト26を介して接続される
ドレイン線2B2は、容量形成部51B2と上部配線2
5とが5回、それぞれ交差している。
【0043】これによって、各ドレイン線2がデータ線
7もしくは容量形成部51と交差する回数は、各ドレイ
ン線2で等しくなる。
【0044】交差する配線同士が作る寄生容量は、配線
が重畳する面積と配線同士の離間距離によって決まる
が、本実施形態においては、データ信号線7と調整容量
線50とは、同一材料、同一レイヤに形成され、容量形
成部51は、データ信号線7と同じ線幅であるため、そ
の寄生容量値は単にドレイン線2とデータ信号線7、容
量形成部51との交差回数によって決定される。各容量
形成部51の幅wはデータ信号線7の幅wと等しい。そ
して、各ドレイン線2がデータ信号線7、調整容量線5
0と交差する回数の合計が等しいので、各ドレイン線2
がデータ信号線7、調整容量線50と形成する容量の合
計は全てのドレイン線2で等しい。従って、ドレイン線
2毎に応答性が異なることに起因して表示品質が低下す
るという問題が解決される。
【0045】本実施形態において、容量形成部51を櫛
歯状に形成したが、この限りではなく、要は、各ドレイ
ン線2がデータ信号線7、調整容量線50と形成する容
量の合計は全てのドレイン線2で等しくなるようにすれ
ばよく、そのレイアウトは任意である。例えば調整容量
線50を蛇行させ、それぞれのドレイン線2と所定回数
交差するように配置したり、それぞれの容量形成部51
G1、51B1、51R2、51G2、51B2を互い
に接続してもよい。
【0046】次に、調整容量の具体的配置に関する別の
例について述べる。図3は本実施形態のレイアウトを示
した平面図である。図3の平面図は、図5に示した従来
の平面図に対応するものであり、従来と同様の点につい
ては同一の番号を付し、説明を省略する。
【0047】本実施形態においても調整容量線50が各
データ線2の下部配線12、15、18、21、24、
27と交差して、データ信号線7と平行に配置されてお
り、この調整容量線50は、データ信号線7と同一の材
料、同一レイヤに形成されている。本実施形態の特徴と
するところは、各ドレイン線2毎に対応して、太さが異
なる容量形成部52が配置されている点である。
【0048】データ信号線7G1にコンタクト14を介
して接続されるドレイン線2G1は、ドレイン線2R1
よりもデータ線7との交差点が2つ少ないので、調整容
量線50から分岐した容量形成部52G1がドレイン線
2G1の上部配線13と交差している。この容量形成部
52G1は、データ信号線7の幅wに比較して、その2
倍の幅2wの幅である。
【0049】同様に、ドレイン線2B1には幅4wの容
量形成部52B1が、ドレイン線2R2には幅wの容量
形成部52R2が、ドレイン線2G2には幅3wの容量
形成部52G2が、ドレイン線2B2には幅5wの容量
形成部52B2がそれぞれ重畳しており、容量を形成し
ている。
【0050】これによって、各ドレイン線2がデータ線
7もしくは容量形成部51と交差する面積が、各ドレイ
ン線2で等しくなる。本実施形態においては、データ信
号線7と調整容量線50とは、同一材料、同一レイヤに
形成されているため、その寄生容量値はドレイン線2と
データ信号線7、容量形成部51との交差する面積によ
って決定される。従って、各ドレイン線2がデータ信号
線7、調整容量線50と形成する容量の合計は全てのド
レイン線2で等しい。従って、ドレイン線2毎に応答性
が異なることに起因して表示品質が低下するという問題
が解決される。
【0051】図2に示したレイアウトと図3に示したレ
イアウトでは、いずれも各ドレイン線2がデータ信号線
7、調整容量線50と形成する容量の合計は全てのドレ
イン線2で等しく、ドレイン線2毎に応答性が異なるこ
とに起因して表示品質が低下するという問題が解決され
るが、特に図3に示したレイアウトによれば、細い容量
形成部51を複数回交差させるのに比較して、適切な太
さの容量形成部52を配置するので、容量形成部51の
間隔を設ける必要がないため、より回路面積を縮小する
ことができる。
【0052】ところで、通常の半導体装置では、エッチ
ング等によって配線を製造するため、配線を設計したと
きの幅と、実際に形成される配線の幅とが異なることが
一般的である。設計時の配線幅と実際の配線幅の比を変
換率と呼ぶ。この時、図3に示したレイアウトでは、各
ドレイン線2毎に太い容量形成部52が1つずつ配置さ
れるため、設計時にこの変換率を考慮して設計しない
と、実際にドレイン線2が交差する面積が等しくならな
い。これに比較して、図2に示したレイアウトでは、デ
ータ信号線7と容量形成部51とが等しい線幅なので、
どのような変換率の材質を用いても同じ線幅の配線が形
成されるので、レイアウト設計が容易である。
【0053】従って、図2、図3のレイアウトのいずれ
を採用するかは、設計期間や、表示領域1の外側スペー
スの余裕などを考慮して任意に決定すればよい。
【0054】なお、上記の実施形態はいずれもLCDを
例示して説明したが、これに限るものではなく、EL表
示装置や、LED表示装置など、あらゆるアクティブマ
トリクス表示装置に適用できる。
【0055】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、ドレイン線の少なくとも1本と容量を形成する調整
容量線を有し、ドレイン線とこの調整容量線が形成する
容量は、ドレイン線がデータ信号線と交差して生じる容
量が大きいほど、もしくは交差する回数が多いほど小さ
いので、各ドレイン線毎の応答性の差が小さく、データ
信号線を多層構造としても高い表示品質とすることがで
きる。
【0056】また、調整容量線は、データ信号線と同じ
層、または同じ材質で形成されているので、データ信号
線とドレイン線、調整容量線とドレイン線との間にそれ
ぞれ生じる寄生容量を、単純に重畳する面積として計算
できるため、調整容量線の設計が容易にできる。そし
て、それぞれのドレイン線が、データ信号線及び調整容
量線と交差する面積の総和を、各ドレイン線同士で実質
等しくすることによって、各ドレイン線がデータ信号線
及び調整容量線と形成する容量の合計を全てのドレイン
線で等しくすることができる。
【0057】特に、調整容量線は、データ信号線と等し
い幅を有する容量形成部を有するのでデータ信号線と同
じ変換率で形成することができ、調整容量線の設計が容
易にできる。そして、容量形成部を、ドレイン線がデー
タ信号線と形成する容量や交差する回数に応じた回数、
ドレイン線と交差させることで、各ドレイン線がデータ
信号線及び調整容量線と形成する容量の合計を全てのド
レイン線で等しくすることができる。
【0058】特に、容量形成部は、ドレイン線がデータ
信号線と形成する容量に応じた幅を有するので、より容
量形成部を小面積にすることができ、表示領域の周辺部
を縮小することができる。そして、容量形成部を、ドレ
イン線がデータ信号線と交差する回数に応じた幅を有す
ることで各ドレイン線がデータ信号線及び調整容量線と
形成する容量の合計を全てのドレイン線で等しくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるアクティブマトリク
ス型表示装置を示す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかるアクティブマ
トリクス型表示装置を示す平面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態にかかるアクティブマ
トリクス型表示装置を示す平面図である。
【図4】アクティブマトリクス型表示装置を示す回路図
である。
【図5】従来のアクティブマトリクス型表示装置の平面
図である。
【符号の説明】
2 ドレイン線 3 ゲート線 6 ドレイン線選択トランジスタ 7 データ信号線 50 調整容量線 51、52 容量形成部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素電極が配置された表示領域
    と、前記表示領域の周辺部に沿って配置される複数のデ
    ータ信号線と、前記複数のデータ信号線のいずれか1本
    とそれぞれ接続され、そのドレイン線が接続される前記
    データ信号線よりも前記表示領域側に配置された別のデ
    ータ信号線と交差して前記表示領域まで延在する複数の
    ドレイン線と、を有するアクティブマトリクス型表示装
    置において、前記ドレイン線の少なくとも1本と容量を
    形成する調整容量線を有し、前記ドレイン線と前記調整
    容量線が形成する容量は、前記ドレイン線が前記データ
    信号線と交差して生じる容量が大きいほど小さいことを
    特徴とするアクティブマトリクス型表示装置。
  2. 【請求項2】 複数の画素電極が配置された表示領域
    と、前記表示領域の周辺部に沿って配置される複数のデ
    ータ信号線と、前記複数のデータ信号線のいずれか1本
    とそれぞれ接続され、そのドレイン線が接続される前記
    データ信号線よりも前記表示領域側に配置された別のデ
    ータ信号線と交差して前記表示領域まで延在する複数の
    ドレイン線と、を有するアクティブマトリクス型表示装
    置において、前記ドレイン線の少なくとも1本と容量を
    形成する調整容量線を有し、前記ドレイン線と前記調整
    容量線が形成する容量は、前記ドレイン線が前記データ
    信号線と交差する回数が多いほど小さいことを特徴とす
    るアクティブマトリクス型表示装置。
  3. 【請求項3】 前記調整容量線は、前記データ信号線と
    同じ層に形成されていることを特徴とする請求項1もし
    くは請求項2に記載のアクティブマトリクス型表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記調整容量線は、前記データ信号線と
    同じ材質であることを特徴とする請求項1もしくは請求
    項2に記載のアクティブマトリクス型表示装置。
  5. 【請求項5】 それぞれの前記ドレイン線が、前記デー
    タ信号線及び前記調整容量線と交差する面積の総和は、
    各ドレイン線同士で実質等しいことを特徴とする請求項
    1もしくは請求項2に記載のアクティブマトリクス型表
    示装置。
  6. 【請求項6】 前記調整容量線は、前記データ信号線と
    等しい幅を有する容量形成部を有することを特徴とする
    請求項1もしくは請求項2に記載のアクティブマトリク
    ス型表示装置。
  7. 【請求項7】 前記容量形成部は、前記ドレイン線が前
    記データ信号線と交差する回数に応じた回数、前記ドレ
    イン線と交差することを特徴とする請求項4に記載のア
    クティブマトリクス型表示装置。
  8. 【請求項8】 前記容量形成部は、前記ドレイン線が前
    記データ信号線と形成する容量に応じた回数、前記ドレ
    イン線と交差することを特徴とする請求項4に記載のア
    クティブマトリクス型表示装置。
  9. 【請求項9】 前記容量形成部は、前記ドレイン線が前
    記データ信号線と形成する容量に応じた幅を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のアクティブマトリクス型
    表示装置。
  10. 【請求項10】 前記容量形成部は、前記ドレイン線が
    前記データ信号線と交差する回数に応じた幅を有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載のアクティブマトリクス
    型表示装置。
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