JP2002108101A - 現像装置、磁石ローラ及び画像形成装置 - Google Patents
現像装置、磁石ローラ及び画像形成装置Info
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Abstract
ず、更に、ハーフトーン画像のざらつき感悪化が起こら
ず、またキャリア付着も発生せず、現像能力を高く維持
することができる非接触系の現像装置を提供する。 【解決手段】 現像剤担持体が現像スリーブと当該スリ
ーブ内に配設された磁石ローラとからなり、当該磁石ロ
ーラの現像磁極によって現像剤を穂立ちさせて磁気ブラ
シを形成し、当該磁気ブラシのトナーを潜像担持体に供
給することで現像を行う非接触型現像装置において、上
記現像磁極の法線方向磁束密度の減衰率が50%以上で
あることを特徴とする現像装置。
Description
電記録式などの複写機、プリンタ、ファックスなどの画
像形成装置、とりわけデジタル方式の画像形成装置にお
ける非接触現像に関するもので、詳しくは像担持体に形
成されたドット潜像を、磁気ブラシによって現像するた
めの現像装置及びその磁石ローラ並びに画像形成装置に
関するものである。
感光体ドラムや感光体ベルトなどからなる像担持体(潜
像担持体ともいう)上に画像情報に対応した静電潜像を
形成し、現像装置によって可視像を得て、しかる後に当
該可視像を記録材(記録紙、転写紙)に転写するように
構成されている。
あたっては、転写性、ハーフトーンの再現性、温度・湿
度に対する現像特性の安定性などの観点から、トナーと
磁性キャリアからなる二成分現像剤を用いる磁気ブラシ
現像方式が主流になってきている。二成分磁気ブラシ現
像方式では、現像剤担持体上に二成分現像剤がブラシチ
ェーン状に穂立ちされて保持されながら、潜像担持体に
対向する現像領域に搬送され、現像剤中のトナーを潜像
担持体上の静電潜像部分に供給する。
例を示す概略構成図であり、該現像装置は、磁石ローラ
44とその周囲で回転駆動する現像スリーブ43とを備
えた現像ローラ41(現像剤担持体)を有している。磁
石ローラは、複数の磁極を備え、棒状磁石などで形成さ
れており、特に現像剤担持体表面の現像領域部分に現像
剤を穂立ちさせる現像磁極が備えられている。また、ス
リーブ43の周面に二成分現像剤を供給するスクリュー
47と、層厚を規制するドクターブレード45とを備え
ている。ドクターブレードによってスリーブ上に適切な
厚さの現像剤層を形成する。このようにして形成された
現像剤層は磁石ローラ44による磁力線に沿って磁性キ
ャリアが穂状に連なった所謂磁気ブラシを形成する。上
記スリーブと磁石ローラの少なくとも一方が回転するこ
とで、スリーブ表面に穂立ちされた現像剤が移動するよ
うになっている。現像領域(現像剤担持体と像担持体の
間で現像可能電界が確保されている領域)に搬送された
現像剤は、上記現像磁極から発せられる磁力線に沿って
穂立ちし、この現像剤による磁気ブラシは像担持体1と
の対向位置で該像担持体1の表面にトナー供給を行う。
ては、画像濃度を高くするための現像条件と低コントラ
スト画像を良好に得るための現像条件とが両立せず、高
濃度部と低濃度部との両方を同時に改善することが困難
である。即ち、画像濃度を高くするための現像条件とし
ては、(i)潜像担持体と現像剤担持体との間隔である現
像ギャップを狭くすること、あるいは(ii)現像領域幅を
広くすることなどが挙げられる。一方、低コントラスト
画像を良好に得るための現像条件としては、(i')現像ギ
ャップを広くすること、あるいは(ii')現像領域幅を狭
くすることなどがある。つまり、双方の現像条件は相対
するものであって両立せず、全濃度域にわたって双方の
条件を満たして良質な画像を得ることは一般に困難とさ
れている。
合には、画像濃度を高くすることができないばかりでな
く、ベタラインのクロス部や黒ベタ、ハーフトーンベタ
画像の後端部に白抜けを生じる所謂「後端白抜け」と称
される異常画像が発生しやすい。また同じ幅で形成した
格子画像の横ラインが縦ラインよりも細くなってしまっ
たり、1ドットなどの小さい点画像が現像されないなど
の現象も発生している。
においては、磁石ローラの主極角度を上流側に設定した
り、規制部材(ドクターブレード)と現像スリーブとの
距離及び感光体ドラムと現像スリーブとの距離との間に
一定の関係を持たせるなどの方法が提案されている(特
開平07−140730号)
ーラが固定された構成では、現像剤層厚が波状に起伏す
ると、その影響が現れ易いという問題がある。現像磁極
が現像スリーブの感光体ドラムに最も近接した位置に設
けられていると、この影響が一層強調されやすい。その
ような非接触現像での問題を解決するための提案もなさ
れているが、実用化レベルには達しておらず、所謂カブ
リ現象やホタル現象も生じ易いままであった。そこで特
開平06−149063号では、非接触の2成分現像装
置として、安定して高画質の画像が得られるような磁極
配置を提案している。
どによる後端白抜けや、細線画像、点画像の細らせ現象
を低減するために、現像スリーブの対感光体線速比を小
さくすることが考えられる。しかしながら、対感光体線
速比を小さくすると、現像領域で磁気ブラシから感光体
へ供給されるトナーの単位時間当たりの量が減少し、現
像能力が低下してしまい、十分な画像濃度が得られない
という不具合を生じる。
730号に開示された現像装置では、横ラインの細り
(細線切れ)の問題を解決するために、規制部材と現像
スリーブとの距離Hcutと、現像スリーブと感光体と
の距離Dsdとの比が、1.2<Dsd/Hcut<
1.6の範囲内であることを条件としている。しかし、
Dsd/Hcutの値が1から大きく離れるにしたがっ
て、言い換えれば、HcutがDsdに比べて小さくな
るにしたがって、現像スリーブと感光体との最近接部分
での磁気ブラシが疎となる。このため、感光体への磁気
ブラシの当接が不均一になり、磁気ブラシで摺擦されな
い個所が感光体上に生じてしまう。そしてこのことが原
因となって、特に孤立ドット画像(例えば600dpi
の1ドットを5〜10ピクセル間隔で書き込んだ画像)
では、一部のドットが小さくなったり、抜けてしまうよ
うな現象が発生することがある。このように孤立ドット
が均一に再現されないことによって、所謂ハイコントラ
スト部分の再現が悪く、ハイコントラスト部分での階調
性も悪い画像になってしまう。この他、画像濃度(I
D)0.3〜0.8程度のハーフトーン画像において
は、やはり磁気ブラシの当接が不均一であるために、ざ
らつき感が悪くなり、画質劣化の原因となっている。
49063の提案では、非接触現像において一応の画質
向上を達成しているが、非接触現像に特有な所謂現像電
界の弱さが克服されず、接触現像の場合に比べて現像能
力の向上が十分でない。
などは発生せず、更に、ハーフトーン画像のざらつき感
悪化が起こらず、またキャリア付着も発生せず、現像能
力を高く維持することができる非接触系の現像装置の提
案を行う。
れば、接触型現像装置の現像剤担持体における現像磁極
の法線方向磁束密度の減衰率を50%以上とすることに
よって、解決される。磁極の減衰率が大きくなるという
ことは、磁気ブラシの立ち上がり・倒れの間の穂立ち幅
が狭くなることであり、その結果、磁気ブラシは短く且
つ密に立ち上がることになり、当該磁気ブラシによる潜
像担持体へのトナー供給能力が高くなる。
半値幅を狭くすることである。本発明では現像磁極の半
値幅を25°以下とする。ここで、半値幅とは、磁極の
磁束密度のピーク値に対して、その1/2の磁束密度と
なる磁極内の位置(ピークの前後に2個所存在する)と
磁石ローラの中心によってなされる角度のことである。
図に示す例に基づいて詳細に説明する。図1は、非接触
現像方式作像ユニットの概略構成の一例である。反時計
方向に回転する静電潜像担持体である感光体ドラム1の
周囲には、当該ドラム表面を帯電するための帯電装置
2、一様帯電処理面に潜像を形成するためのレーザー光
線でなる露光3、ドラム表面の潜像に帯電トナーを付着
することで可視像(トナー像)を形成する現像装置4、
形成されたトナー像を記録材へ転写するための転写装置
5、ドラム上の残留トナーを除去するためのクリーニン
グ装置7、ドラム上の残留電位を除去するための除電装
置8が順に配設されている。帯電装置2は、感光体に接
触する帯電ローラと当該帯電ローラに電圧を印加する電
源とで構成されている。露光3は、画像データを光信号
に変換して光源であるレーザーダイオードからポリゴン
ミラーを介して行う照射であってもよく、或いは原稿画
像の反射光をミラーを介して感光体に対して行う書き込
みであってもよい。転写装置5は転写ベルトと電源とか
らなっている。クリーニング装置7には弾性材料で形成
されたブレードが備えられている。このような構成にお
いて、帯電装置2の帯電ローラによって表面を一様に帯
電された感光体1は、露光3によって静電潜像を形成さ
れ、現像装置4によってトナー像を形成される。当該ト
ナー像は転写装置5によって、感光体ドラム1表面か
ら、不図示の給紙トレイから搬送された記録材へ転写さ
れる。転写ベルトに印加される電圧は、電流制御として
例えば30μAである。この転写の際に感光体ドラム1
に静電的に付着した記録材は、分離爪によって感光体ド
ラム1から分離される。そして未定着の記録材上のトナ
ー像は不図示の定着器によって定着される。一方、転写
されずに感光体ドラム上に残留したトナーは、クリーニ
ング装置7のブレードによって除去され回収される。残
留トナーを除去された感光体ドラム1は除電ランプ8で
初期化され、次回の画像形成プロセスに供される。
触現像を行う現像装置4内には、現像剤担持体である現
像ローラ41が感光体ドラム1に近接するように配置さ
れていて、双方の対向部分に現像領域(両者間で現像可
能電界が確保されている範囲)が形成される。現像ロー
ラ41では、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性
樹脂などの非磁性体を円筒形に形成してなる現像スリー
ブ43が不図示の回転駆動機構によって時計回り方向に
回転されるようになっている。現像剤を十分に汲み上げ
磁気ブラシの形状を揃える目的で、切削加工、引き抜き
(Direct Ironing、D-I)工法、サンドブラスト処理な
どで表面上に溝を形成した現像スリーブ43には直流電
源と交流電源とを重畳したバイアス電源によって電圧印
加がなされる。本例においては、非画像部電位VD=−
600V、画像部電位VL=−100V、現像バイアス
としてVP−P=1kV、AC周波数2kHz、Dut
y=50%、VDC=−500Vの矩形波に設定してあ
る。そして、感光体ドラム1のドラム径が60mmで、
現像スリーブ43のスリーブ径が20mmである。また
感光体ドラム1と現像スリーブ43との間隔である現像
ギャップは0.5mmに設定されている。現像ギャップ
は、本発明ではキャリア粒径の5から12倍程度に設定
することが望ましい。キャリア粒径の4倍以下の場合、
非接触現像を行うためには、スリーブ上にキャリア3個
以下の薄層を均一に形成しなければならず、非常に困難
である。一方、キャリア粒径の13倍以上になると現像
電界がかかりにくくなり、望ましいとされる画像濃度が
でにくくなる。実験によれば、スリーブ線速のドラム線
速に対する比は最低1.05にまで下げてもなお必要な
画像濃度を得ることができた。
向)における現像領域の上流側部分には、現像剤チェー
ン穂の穂高さ、即ち、現像スリーブ上の現像剤量を規制
するドクターブレード45が設置されている。このドク
ターブレード45と現像スリーブ43との間隔であるド
クターギャップは0.4mmに設定されている。現像ギ
ャップ/ドクターギャップの値が、1.1〜1.5にな
るようにドクターギャップを設定することが望ましい。
現像ギャップ/ドクターギャップの値が1.1以下の場
合、像担持体に現像剤が接触してしまう部分が生じた
り、非画像部領域への地汚れトナーが増えたりし、問題
となる。一方、現像ギャップ/ドクターギャップの値が
1.5以上の場合、現像電界がかかりにくく、また像担
持体上の画像部までトナーが飛翔すべき距離が長くなる
ために微小ドットの再現性が悪くなり、画像欠陥となり
やすい。
領域には、現像ケーシング46内の現像剤を攪拌しなが
ら現像ローラ41へ汲み上げるためのスクリュー47が
設置されている。現像ケーシング中で、トナーと磁性キ
ャリアとが不図示の駆動手段により回転数500rpm
で回転するスクリューによって混合攪拌され、トナーが
摩擦帯電される。このときのトナー帯電量(q/m)は
−5〜−60μC/g、好ましくは−10〜−30μC
/gである。
リーブ43の周表面に現像剤を穂立ちさせるように磁界
を形成する磁石ローラ(磁界発生手段)44が固定状態
で備えられている。この磁石ローラ44から発せられる
法線方向磁力線に沿うように、現像剤キャリアが現像ス
リーブ43上にチェーン状に穂立ちされ、このチェーン
状に穂立ちされたキャリアに帯電トナーが付着されて、
磁気ブラシが形成される。当該磁気ブラシは現像スリー
ブ43の回転によって現像スリーブ43と同方向(図で
見て時計回り方向)に移送されることとなる。上記磁石
ローラ44は、複数の磁極(磁石)を備えている。具体
的には、現像領域部分に現像剤を穂立ちさせる現像磁石
P1、現像スリーブ43上に現像剤を汲み上げるための
磁石P4、汲み上げられた現像剤を現像領域まで搬送す
る磁石P5,P6、現像後の領域で現像剤を搬送する磁
極P2,P3を備えている。これら各磁石P1,P4,
P5,P2及びP3は、現像スリーブ43の半径方向に
向けて配置されている。本例では、磁石ローラ44を6
極の磁石によって構成しているが、汲み上げ性、黒ベタ
画像追従性を向上させるためにP3極からドクターブレ
ード45の間に磁石(磁極)を更に増やして8極以上で
構成しても良い。
1は、横断面の小さな磁石から構成されている。当該磁
石は希土類金属合金から作製されているが、サマリウム
合金磁石、特にサマリウムコバルト合金磁石などを用い
ることもできる。希土類金属合金磁石のうち代表的な鉄
ネオジウムボロン合金磁石では最大エネルギー積が35
8kJ/m3であり、鉄ネオジウムボロン合金ボンド磁
石では最大エネルギー積が80kJ/m3前後である。
このような磁石によって従来の磁石と異なり、相当に小
サイズ化しても必要な現像ローラ表面磁力を確保でき
る。従来の通常フェライト磁石やフェライトボンド磁石
などでは最大エネルギー積が36kJ/m 3前後、20
kJ/m3前後である。スリーブ径を大きくすることが
許容される場合には、フェライト磁石やフェライトボン
ド磁石を用いて形状を大きくとり、あるいはスリーブ側
に向いた磁石先端を細く形成することで半値幅を狭くす
ることが可能である。現像磁極の半値幅を25゜以下、
好ましくは18゜以下とすることが好ましい。この場
合、半値幅の下限に関しては、それぞれの角度を形成す
る磁石が大きさや形状を有するものであるため0゜とい
うのは現実的でなく、現像において必要最低限の磁力で
ある50mT程度を確保できることが条件とされ、磁石
材料に左右されることとなる。ここで半値幅とは、法線
方向の磁力分布曲線の最高法線磁力(頂点)の半分の値
(例えば磁石の最高法線磁力が120mT(ミリテス
ラ)である場合、半値50%というと60mTであ
る。)を指す部分の角度幅のことである。
ブ43上に汲み上げられた現像剤を搬送する磁石P5が
S極をなし、現像スリーブ上に現像剤を汲み上げるため
の磁石P4と、汲み上げられた現像剤を現像領域まで搬
送する磁石P6と、現像後の領域で現像剤を搬送する磁
石P2,P3がN極をなしている。
図3において、実線は現像スリーブ表面上の法線方向磁
束密度を測定して円チャートグラフであり、破線は現像
スリーブ表面から1mm離れたところでの法線方向の磁
束密度を測定した円チャートグラフである。本例での磁
石ローラによる観測では、現像磁極P1のスリーブ表面
上の法線方向の磁束密度は95mTを示し(ちなみに半
値幅は20°である)、スリーブ表面から1mm離れた
部分での法線方向磁束密度は44.2mTであり、磁束
密度の変化量は50.8mTの磁力差であった。この時
の法線方向磁束密度の減衰率(スリーブ表面上の法線方
向磁束密度のピーク値からとスリーブ表面から1mm離
れたところでの法線方向磁束密度のピーク値の差をスリ
ーブ表面上の法線方向磁束密度のピーク値で割った比
率)は53.5%である。
する。磁気ブラシを構成するキャリアとしては、感光体
表面へのダメージを軽減するために球形の粒子を用いる
のが好ましく、キャリアの平均粒径は150μm以下で
ある。但し、キャリアは平均粒径が大きすぎると最密状
態に配置してあっても曲率半径が大きく、感光体と関わ
らない面積部分が増え、トナー像の欠けや抜けが発生し
たり、逆に平均粒径があまり小さすぎると、交流電圧を
印加する場合に粒子が動きやすくなって粒子間の磁力を
上回り、粒子が飛散してキャリア付着の原因となってし
まうので、キャリアの平均粒径は30μm以上、100
μm以下であることが好ましい。更にキャリアの体積抵
抗率としては、体積抵抗率が低すぎると現像バイアス印
加時にキャリアに電荷が注入され、感光体面へのキャリ
ア付着を起こしたり、現像バイアス電圧により感光体の
絶縁破壊を起こしたりするため、体積抵抗率が107Ω
cm以上のものを使用する。
て、現像効率の改善について実験を行った。結果を表1
に示す。また比較のために、現像スリーブ内に固定配置
されるべき磁石ローラを従来タイプのもの(リコー製M
F4550に搭載のもの)に取り替えて、ドクターギャ
ップを0.2mmに変更して同じ実験を行った。比較の
ための磁石ローラのP1極の磁束密度は65mTで、半
値幅は48°であった。
ブラシの感光体側移動速度(感光体側キャリア平均速
度)が10%以上高まっていることが分かる。これは本
発明での磁気ブラシの立ち上がりから倒れまでは素早い
ことを意味しており、それによって感光体へのトナー供
給能が高くなる。従来の磁石ローラに比べて本発明に係
る磁石ローラは既述のように現像磁極での法線方向磁束
密度の減衰率が高く、そのために磁気ブラシが現像スリ
ーブ表面上に短く密に形成される。したがって本発明に
係る現像装置ではドクターギャップを従来よりも広くし
て現像剤量(剤厚)を多くすることができ、その結果、
感光体へのトナー供給量を増やすことができる。磁気ブ
ラシの立ち上がりから倒れまで素早いことと、現像剤量
の増加とによって、黒ベタ画像での画像濃度を飛躍的に
高くでき、現像効率が非常に改善されることとなる。
る範囲が小さく短くなるので、現像ギャップを従来と同
じ程度としても、現像スリーブ上に汲み上げられる現像
剤量を増やすことができ、潜像担持体を追い抜いていく
磁気ブラシの割合が増加するので、従来、非接触現像で
の弱点とされた現像能力の不十分さを克服でき、横ライ
ンの細りや後端白抜けなども発生せず、更に、ハーフト
ーン画像のざらつき感悪化も起こることなく、高品質な
画像を形成することができるようになる。
概略構成図である。
布とその大きさ程度を示す図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 現像剤担持体が現像スリーブと当該スリ
ーブ内に配設された磁石ローラとからなり、当該磁石ロ
ーラの現像磁極によって現像剤を穂立ちさせて磁気ブラ
シを形成し、当該磁気ブラシのトナーを潜像担持体に供
給することで現像を行う非接触型現像装置において、 上記現像磁極の法線方向磁束密度の減衰率が50%以上
であることを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 現像剤担持体が現像スリーブと当該スリ
ーブ内に配設された磁石ローラとからなり、当該磁石ロ
ーラの現像磁極によって現像剤を穂立ちさせて磁気ブラ
シを形成し、当該磁気ブラシのトナーを潜像担持体に供
給することで現像を行う非接触型現像装置において、 上記現像磁極の半値幅が25°以下であることを特徴と
する現像装置。 - 【請求項3】 現像剤担持体が現像スリーブと当該スリ
ーブ内に配設された磁石ローラとからなり、当該磁石ロ
ーラの現像磁極によって現像剤を穂立ちさせて磁気ブラ
シを形成し、当該磁気ブラシのトナーを潜像担持体に供
給することで現像を行う非接触型現像装置において、 上記磁石ローラの少なくとも現像磁極が希土類金属磁石
で形成されていることを特徴とする現像装置。 - 【請求項4】 上記現像磁極の磁力が85mT以上であ
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載
の現像装置。 - 【請求項5】 非接触型現像装置に装着される現像剤担
持体を構成する磁石ローラにして、潜像を可視像化する
ために現像剤穂立ちのための現像磁極を備える磁石ロー
ラにおいて、 上記現像磁極の法線方向磁束密度の減衰率が50%以上
であることを特徴とする磁石ローラ。 - 【請求項6】 非接触型現像装置に装着される現像剤担
持体を構成する磁石ローラにして、潜像を可視像化する
ために現像剤穂立ちのための現像磁極を備える磁石ロー
ラにおいて、 上記現像磁極の半値幅が25°以下であることを特徴と
する磁石ローラ。 - 【請求項7】 非接触型現像装置に装着される現像剤担
持体を構成する磁石ローラにして、潜像を可視像化する
ために現像剤穂立ちのための現像磁極を備える磁石ロー
ラにおいて、 少なくとも現像磁極が希土類金属磁石で形成されている
ことを特徴とする磁石ローラ。 - 【請求項8】 上記現像磁極の磁力が85mT以上であ
ることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載
の磁石ローラ。 - 【請求項9】 上記請求項1〜4のいずれか一項に係る
現像装置を備えた画像形成装置。 - 【請求項10】 現像ギャップが、現像剤キャリアの粒
径の5〜12倍の間で設定されていることを特徴とする
請求項9に記載の画像形成装置。 - 【請求項11】 現像ギャップ/ドクターギャップの値
が1.1〜1.5になるように設定されていることを特
徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000297356A JP2002108101A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 現像装置、磁石ローラ及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000297356A JP2002108101A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 現像装置、磁石ローラ及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002108101A true JP2002108101A (ja) | 2002-04-10 |
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ID=18779486
Family Applications (1)
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2000
- 2000-09-28 JP JP2000297356A patent/JP2002108101A/ja active Pending
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