JP2002106598A - 摩擦係合装置 - Google Patents

摩擦係合装置

Info

Publication number
JP2002106598A
JP2002106598A JP2000293467A JP2000293467A JP2002106598A JP 2002106598 A JP2002106598 A JP 2002106598A JP 2000293467 A JP2000293467 A JP 2000293467A JP 2000293467 A JP2000293467 A JP 2000293467A JP 2002106598 A JP2002106598 A JP 2002106598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressing
numeral
piston
lever member
friction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000293467A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Watanabe
正 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Warner KK
Original Assignee
NSK Warner KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Warner KK filed Critical NSK Warner KK
Priority to JP2000293467A priority Critical patent/JP2002106598A/ja
Publication of JP2002106598A publication Critical patent/JP2002106598A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】押圧力が強く部品点数も少なくてすむ摩擦係合
装置を得る。 【解決手段】図において、5は内周にスプライン溝4を
有するクラッチドラム、6は押圧ピストン、7は油孔、
8は押圧板、12、13は摩擦板、14は端板、15は
止め輪、55はクラッチハブ、56はスプライン溝であ
って、摩擦板12、13を押圧したとき、クラッチドラ
ム5とクラッチハブ55の間に動力が伝達される。この
発明では押圧ピストン6と押圧板8の間に略皿ばね形状
のてこ部材20が介装されている。油孔7から油圧を導
入し、押圧ピストン6を左方に押すこと、てこ部材20
は力点Qで押され、支点Pを中心として時計方向に回動
し、作用点Fで押圧板8を左方に押す。PF間の距離よ
りPQ間の距離が長いので作用点Fを押す力は力点Qを
押す力より増大する。油圧を抜くと、皿ばね形状のてこ
部材20は自らの復元力で原形に戻り摩擦板12、13
の係合は解放される。それでリターンばねは省略でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧による押圧
ピストンにより摩擦部材を押圧係合する際、押圧力を増
大させる手段を具えた摩擦係合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は押圧ピストンの押圧力を増大させ
るように構成された従来の摩擦係合装置を示す断面図、
図2は図1のA−B断面図である。1は駆動軸であって
スプライン溝2を有している。3は被動軸、5は被動軸
3に固定されたクラッチドラムで内周にスプライン溝4
が設けられている。6はクラッチドラム5内に介装され
たピストンで油孔7からの油圧で左方に押圧される。
【0003】8はスプライン溝4と係合するスプライン
歯9を有する押圧板で、てこ片11を介して摩擦板1
2、13を押圧するように左方に押され、リターンばね
10によって右方に付勢されている。14は押圧された
摩擦板12、13を受けとめる端板、15は止め輪であ
る。
【0004】摩擦板12、13を係合するときは、油孔
7からの油圧によってピストン6が左方に動くと、てこ
部材11はP点を支点、Q点を力点として時計方向に回
動し、作用点Fにおいて凹圧板8をリターンばね10に
抗して左方に押圧し、摩擦板12、13を係合させる。
PF間の距離よりPQ間の距離が長いので、油圧よりも
強い力で押圧板8を押すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題と手段】前述の従来の摩
擦係合装置は、摩擦部材、押圧ピストン、リターンばね
等を全て具えた上で、押圧力を増大するためのてこ部材
を設けたので、部品点数が多くなるという不具合を免れ
なかった。
【0006】そこでこの発明では、てこ部材を、押圧力
がなくなったとき、自ら原形に復帰する作用を有する略
皿ばね形状としたことにより、リターンばねとしての性
能も具え、リターンばねを省略することができ、部品点
数を少なくした摩擦係合装置を得たものである。
【0007】
【実施例】図3はこの発明の第1実施例の断面図であっ
て、4はクラッチドラム5の内周に設けられたスプライ
ン溝、6は押圧ピストン、7は油孔、8は押圧板、1
2、13は摩擦板、14は押圧された摩擦板を受ける端
板、15は止め輪、20は押圧ピストン6と押圧板8と
の間に介装された略皿ばね形状のてこ部材、55はクラ
ッチハブ、56はその外周のスプライン軸を夫々示して
いる。摩擦板12、13を介してクラッチドラム5とク
ラッチハブ55の間に動力が伝達される。
【0008】摩擦係合装置を係合するときは、油孔7か
ら油圧を導入し、押圧ピストン6を左方に押せば、略皿
ばね形状のてこ部材20は、力点Qで押圧ピストン6に
よって左方に押され、支点Pを中心として時計方向に回
動し、作用点Fで押圧板8を左方に押圧する。それで押
圧板8は端板14との間で摩擦板12、13を押し、摩
擦係合装置は係合される。
【0009】PF間の距離よりPQ間の距離の方が長い
ので、作用点Fに働く力の方が、力点Qに働く力(即ち
油圧)より大きくなり、油圧より押圧力を増大させるこ
とができる。開放の際は、押圧ピストン6の右方の油圧
を抜くと、てこ部材20は略皿ばね形状であるので、自
ら原形に復する作用を有し、支点Pを中心として反時計
方向に回動し、摩擦板12、13の押圧を解放する。
【0010】図4は第2実施例を示す断面図であって、
この断面図においては、中心線X−Xから上半分は摩擦
係合装置が作動していない状態を示し、下半分は上述の
係合作用中の状態を示している。5はクラッチドラム、
60はダブルピストン、8は押圧板、12、13は摩擦
板、14は端板、15は止め輪、20は略皿ばね形状の
てこ部材、51はクラッチドラム5に固定された内筒、
52は油孔、55はクラッチハブ、71はOリング、7
2はてこ部材20の外周を押さえているスリーブを夫々
表している。
【0011】第2実施例では押圧ピストンが、隔壁63
をはさんで連結されている第1ピストン61と第2ピス
トン62からなるダブルピストン60として構成されて
いる。内筒51に設けられた油孔52から油圧は第1ピ
ストン61と隔壁63の間の空間64に入り、第1ピス
トン61を左方に押す。同時に油圧は隔壁63と内筒5
1の間の連通路66を通って第2ピストン62とクラッ
チドラム5の間の空間65に入り、第2ピストン62を
左方に押し、その力が第1ピストンを左に押す力に加わ
って、第1ピストン61がてこ部材20を押す力を増大
させる。
【0012】第2実施例による装置では、第1実施例で
示した略皿ばね形状のてこ部材20による押圧力の増大
機能に加え、押圧ピストンをダブルピストンとしたため
の増大機能がさらに追加される。即ち前述の如く油孔5
2からの油圧は隔壁63と第1ピストン61との間の空
間64に入り、第1ピストン61を左方に押し、同時に
油圧は隔壁63と内筒52との間の連通路66を通って
第2ピストン62とクラッチドラム5の間の空間65に
入り、第2ピストン62を左に押すので、その力が第1
ピストン61に加わり、第1ピストン61を左に押す力
がそれだけ増大し、押圧ピストンによるてこ部材20の
押圧力が第1実施例のようなシングルピストンに比し増
大される。
【0013】図5は略皿ばね形状のてこ部材20の正面
図、図6は図5A−A断面であって、てこ部材20は略
皿ばね形状であって、皿ばね体21は中央に所定の径の
円孔23を有している。図示の例では内周縁24から半
径方向に内外径間の中央まで延びるスリット22が円周
方向に設けられている。このスリットの寸法や数を適度
に選ぶことによって、この略皿ばね形状のてこ部材20
に、てこ部材としての強さと、リターンばねとしての強
さを出せる充分な弾力を持たせることができる。
【0014】図示の例ではスリット22は内周縁から延
びているが、外周縁25から半径方向に延びるようにし
てもよい。
【0015】
【発明の効果】この発明の摩擦係合装置は前記の如き構
成であって、押圧ピストンと押圧板の間に略皿ばね形状
のてこ部材を介装したので、押圧力を増大し、かつ皿ば
ねの復元力によりリターンばねを省略することができ
た。そのため部品点数を減らすことができ、油圧が小さ
くても高トルクを得ることができるので、装置全体の小
型化も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の摩擦係合装置の断面図
【図2】図1のA−B断面図
【図3】この発明の第1実施例の断面図
【図4】同じく第2実施例の断面図
【図5】てこ部材の正面図
【図6】図5のA−A断面図
【符号の説明】
1 駆動軸 2 スプライン溝 3 被動軸 4 スプライン溝 5 クラッチドラム 6 押圧ピストン 7 油孔 8 押圧板 9 スプライン歯 11 とこ片 12 摩擦板 13 摩擦板 14 端板 15 止め輪 20 略皿ばね形状のてこ部材 21 皿ばね体 22 スリット 23 内孔 24 内周縁 25 外周縁 51 内筒 52 油孔 55 クラッチハブ 60 ダブルピストン 61 第1ピストン 62 第2ピストン 63 隔壁 64 空間 65 空間 66 連通路 71 Oリング 72 スリーブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦部剤、油圧により駆動される押圧ピ
    ストンによる摩擦部材への押圧力を増大させる手段等を
    具えた摩擦係合装置において、 押圧力の増大手段は、押圧ピストンと摩擦部材の間に介
    装されている略皿ばね形状のてこ部材であることを特徴
    とする摩擦係合装置。
  2. 【請求項2】 前記の押圧ピストンは、隔壁をはさんで
    両面に油圧を受けるように2個のピストンを連結した油
    圧ダブルピストンとして構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の摩擦係合装置。
  3. 【請求項3】 前記の略皿ばね形状のてこ部材には内径
    側もしくは外形側から半径方向へ、内外径間の中央に向
    って延びるスリットが円周方向に沿って設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の摩擦係合装
    置。
JP2000293467A 2000-09-27 2000-09-27 摩擦係合装置 Pending JP2002106598A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293467A JP2002106598A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 摩擦係合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293467A JP2002106598A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 摩擦係合装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002106598A true JP2002106598A (ja) 2002-04-10

Family

ID=18776251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000293467A Pending JP2002106598A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 摩擦係合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002106598A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040041966A (ko) * 2002-11-12 2004-05-20 현대자동차주식회사 자동 변속기의 플레이트 고정용 스냅 링
JP2010090999A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Toyota Motor Corp 摩擦係合装置
WO2015016080A1 (ja) * 2013-08-02 2015-02-05 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機
WO2018008320A1 (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 ユニプレス株式会社 湿式多板クラッチ
CN108105278A (zh) * 2017-01-25 2018-06-01 青岛丰宝汽车离合器有限公司 湿式离合器总成

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01247827A (ja) * 1988-03-29 1989-10-03 Honda Motor Co Ltd 油圧クラッチ構造
JP2000120723A (ja) * 1998-10-20 2000-04-25 Honda Motor Co Ltd 摩擦係合装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01247827A (ja) * 1988-03-29 1989-10-03 Honda Motor Co Ltd 油圧クラッチ構造
JP2000120723A (ja) * 1998-10-20 2000-04-25 Honda Motor Co Ltd 摩擦係合装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040041966A (ko) * 2002-11-12 2004-05-20 현대자동차주식회사 자동 변속기의 플레이트 고정용 스냅 링
JP2010090999A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Toyota Motor Corp 摩擦係合装置
JP4710951B2 (ja) * 2008-10-08 2011-06-29 トヨタ自動車株式会社 摩擦係合装置
WO2015016080A1 (ja) * 2013-08-02 2015-02-05 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機
JP2015045403A (ja) * 2013-08-02 2015-03-12 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機
CN109416087B (zh) * 2016-07-07 2020-07-28 有能沛思株式会社 湿式多板离合器
CN109416087A (zh) * 2016-07-07 2019-03-01 有能沛思株式会社 湿式多板离合器
KR20190028455A (ko) * 2016-07-07 2019-03-18 유니프레스 가부시키가이샤 습식 다판 클러치
WO2018008320A1 (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 ユニプレス株式会社 湿式多板クラッチ
US10927901B2 (en) 2016-07-07 2021-02-23 Unipres Corporation Wet multi-plate clutch
KR102238499B1 (ko) * 2016-07-07 2021-04-08 유니프레스 가부시키가이샤 습식 다판 클러치
DE112017003417B4 (de) 2016-07-07 2024-01-11 Unipres Corporation Nasse Mehrscheibenkupplung
CN108105278A (zh) * 2017-01-25 2018-06-01 青岛丰宝汽车离合器有限公司 湿式离合器总成
CN108105278B (zh) * 2017-01-25 2024-06-04 青岛丰宝汽车离合器有限公司 湿式离合器总成

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101545512B (zh) 车辆用离合器
US9353803B2 (en) Power transmitting apparatus
US10294998B2 (en) Clutch device
US8336695B2 (en) Power transmitting apparatus
JP2010084860A (ja) 多板式クラッチ
US11661981B2 (en) Power transmission device
JP2002106598A (ja) 摩擦係合装置
WO2006067980A1 (ja) モータサイクル用クラッチ装置
JP4975723B2 (ja) モータサイクル用クラッチ装置
JP4256909B2 (ja) クラッチ装置
JP4520961B2 (ja) モータサイクル用クラッチ装置
JP7161285B2 (ja) クラッチ装置
JPH10122258A (ja) 湿式多板クラッチの引きずり防止装置
JP3489939B2 (ja) クラッチカバー組立体
JP6349815B2 (ja) クラッチ装置
JP3892880B2 (ja) モータサイクル用クラッチ装置
WO2018061626A1 (ja) モータサイクル用クラッチ装置
JP2006312993A (ja) モータサイクル用クラッチ装置
JP2008020030A (ja) 自動変速機用ピストン
JPH102348A (ja) クラッチカバー組立体
WO2018061628A1 (ja) クラッチ装置
JPS62233534A (ja) 制動装置
KR20030031623A (ko) 자동 변속기용 다판 클러치
JP2000283191A (ja) ブレーキユニット
JP2018080750A (ja) 回転駆動用伝動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070810

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080424

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100810