JP2002106487A - 多段遠心圧縮機 - Google Patents

多段遠心圧縮機

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JP2002106487A JP2000303163A JP2000303163A JP2002106487A JP 2002106487 A JP2002106487 A JP 2002106487A JP 2000303163 A JP2000303163 A JP 2000303163A JP 2000303163 A JP2000303163 A JP 2000303163A JP 2002106487 A JP2002106487 A JP 2002106487A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量がきわめて少ない状態まで制御が可能
で、かつコンパクト化も容易な多段遠心圧縮機を提供す
る。 【解決手段】 ケーシング5内に回転自在に支承された
1本の回転軸7に、羽根車1,2を多段に設けた多段遠
心圧縮機であって、後段羽根車2の出口羽根角を前段羽
根車1の出口羽根角より小さくすると共に、後段羽根車
2の外径を前段羽根車1の外径より大きくしたもので、
流量がきわめて少ない状態までサージングに入ることが
ないため、流量がきわめて少ない状態まで制御が可能な
上、回転軸7を片持ち構造にすることによって軸方向の
長さを短縮することができるため、機器のコンパクト化
が容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流量がきわめて少
ない状態まで制御が可能な多段遠心圧縮機に関する。
【0002】
【従来技術】従来1本の回転軸に取付けられた複数の羽
根車によりガスなどの流体を多段に圧縮する、いわゆる
1軸多段遠心圧縮機は、機器をコンパクトに構成するこ
とができるなどの利点があることから広く使用されてお
り、この種の一軸多段遠心圧縮機としては、例えば社団
法人 日本冷凍協会発行 冷凍空調便覧II巻 機器編7
0頁図1.3.4、同71頁図1.3.7に記載されて
いるように、回転軸に外径が等しい羽根車を多段に取付
けたものが公知である。
【0003】また従来の一軸多段遠心圧縮機では、前段
に設けられた羽根車の吐出体積流量は、前段の羽根車の
吸込体積流量と圧力比の両方の変化の影響を受けるた
め、後段の羽根車の吸込体積流量は前段の羽根車の吸込
体積流量以上に変化が大きく、圧縮機全体としての作動
範囲を確保するためには、いわゆる段マッチングと呼ば
れる各段の設計点の設定に多大の実績と解析を必要と
し、特に1軸多段遠心圧縮機は前段の羽根車も後段の羽
根車も回転数が同一であるため、一層精緻な段マッチン
グが必要になる。
【0004】このため1軸多段遠心圧縮機の多くは、デ
ィフューザ部分に流体をガイドするための羽を持たない
羽根なしディフューザを採用しており、この羽根なしデ
ィフューザは段落の作動範囲が広くなるので、段マッチ
ング設計の所要精度を軽減できるなどの利点が得られ
る。
【0005】一方機器の安定した運転状態を確保するた
め、回転軸系の固有振動数は回転周波数より高くする
か、一致しないようにする必要があり、機器のコンパク
ト化が重要な1軸多段遠心圧縮機、例えばターボ冷凍機
などの用途に使用される1軸多段遠心圧縮機には、回転
軸の先端側に羽根車を取付けた片持ち構造が採用される
ことが多く、このため回転軸系の高い固有振動数を確保
する上で、羽根車を取付ける回転軸の先端側の荷重を低
減することが望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし1軸多段遠心圧
縮機の多くは、ディフィーザ部分には流れをガイドする
ための羽根を持たない羽根なしディフューザを採用して
いるため、流れをガイドするための羽根を持つ羽根付き
ディフューザを採用した場合に比較して、流体的な効率
が数パーセント低下する問題がある。
【0007】また機器のコンパクト化が重要な1軸多段
遠心圧縮機、例えばターボ冷凍機などの用途に使用され
る片持ち構造の1軸多段遠心圧縮機では、圧縮機の性能
上望ましい回転速度を確保できない場合、回転軸系の所
要固有振動数を確保するために、羽根車を取付ける回転
軸の径や、これを支承する軸受けを大型にするか、望ま
しい回転速度より低い回転速度で使用するよう設計せざ
るを得ない場合があり、この点の対策として固有振動が
減少しないように、羽根車、戻り流路の軸方向長さを減
少させる方法がとられている。
【0008】しかし遠心羽根車では、基本的に羽根車の
回転軸方向から流体を吸入し、回転軸に垂直ないし垂直
に近い面内に流体を吐出することから、羽根車、戻り流
路の軸方向長さを減少させることは、要素内の流路の曲
率が大きくなって流体損失が増加するため、軸方向の長
さを減少させることには限界があり、このため1軸多段
遠心圧縮機をコンパクト化する上で障害となるなどの問
題もある。
【0009】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたもので、後段羽根車の出口羽根角を前段羽根車の
出口羽根角より小さくすると共に、前段羽根車に対して
後段羽根車の外径を大きくすることにより、流量がきわ
めて少ない状態まで制御が可能で、かつコンパクト化も
容易な多段遠心圧縮機を提供することを目的とするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の多段遠心圧縮機は、ケーシング内に回転自在に
支承された1本の回転軸に、羽根車を多段に設けた多段
遠心圧縮機であって、後段羽根車の出口羽根角を前段羽
根車の出口羽根角より小さくすると共に、後段羽根車の
外径を前段羽根車の外径より大きくしたものである。
【0011】前記構成により、前段羽根車の羽根出口角
が後段羽根車の羽根出口角より大きいため、前段羽根車
の圧力上昇の変化は、後段羽根車の圧力上昇の変化より
小さくなると共に、吐出し体積流量と吸込み体積流量の
比の変化も小さいため、前段の流出体積流量の変化も小
さくなり、これによって後段吸込み体積流量の変化を前
段羽根車と後段羽根車の外径及び羽根出口角を等しくし
た従来のものに比べて小さくできるため、後段羽根車と
前段羽根車のマッチングが容易になる。
【0012】前記目的を達成するため本発明の多段遠心
圧縮機は、ケーシング内に回転自在に支承された片持ち
構造の回転軸の先端側に、羽根車を多段に設けたもので
ある。
【0013】前記構成により、両持ち構造に比べて軸方
向の長さを短縮することができるため、機器のコンパク
ト化が容易に行える。
【0014】前記目的を達成するため本発明の多段遠心
圧縮機は、各羽根車の外周側に、円形翼列により構成さ
れた羽根付ディフューザを設けると共に、円形翼列の弦
節比を1より小さくさたものである。
【0015】前記構成により、羽根付ディフューザを設
けても、羽根なしディフューザ並みの性能が良好な流量
範囲が得られると共に、羽根付ディフューザを設けるこ
とによって、流体の運動エネルギーを圧力に変換する流
体効率を大幅に向上させることができる。
【0016】前記目的を達成するため本発明の多段遠心
圧縮機は、後段羽根付ディフューザに設けられた羽根の
枚数を、前段羽根付ディフューザに設けられた羽根の枚
数より多くしたものである。
【0017】前記構成により、ディフューザを形成する
羽根の弦長を過大にしない設計が可能となる。
【0018】前記目的を達成するため本発明の多段遠心
圧縮機は、前段羽根車の吸込流路に、流量を制御する可
動ベーンを設けたものである。
【0019】前記構成により、可動吸込ベーン上流側の
流量がきわめて少ない状態までサージングに入ることが
ないため、流量がきわめて少ない状態まで制御が可能に
なる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図面
を参照して詳述する。図1は1軸多段遠心圧縮機の縦断
面、図2は羽根車の正面図を示す。図1において1は前
段羽根車、2は後段羽根車、3は前段羽根付ディフュー
ザで、前段羽根車1の接線方向と角度を成して設けられ
た羽根3aを有している。4は後段羽根付ディフューザ
で、後段羽根車2の接線方向と角度を成して設けられた
羽根4aを有しており、前段羽根車1及び後段羽根車2
は、それぞれケーシング5内に前後して収容されている
と共に、基端側がケーシング5の軸受け6に支承された
回転軸7の先端側にそれぞれ固着されている。
【0021】また後段羽根車2の外径Dbは、前段羽根
車1の外径Daより大きく構成されていおり、前段羽根
付ディフューザ3の出口と後段羽根車2の入口は、羽根
8aを有する戻り流路8により接続されている。
【0022】次に前記構成された1軸多段遠心圧縮機の
作用を説明すると、図示しない回転駆動源により回転軸
7が回転されるのにともない、前段羽根車1を流出した
流体の運動エネルギーの一部は前段羽根付ディフューザ
3内で圧力に変換されるが、前段羽根付ディフューザ3
を流出する流体は、なお前段羽根車1の回転方向の旋回
速度成分を持ったまま戻り流路8に流入すると共に、戻
り流路8では、羽根8aの作用によって流体の前段羽根
車1の回転方向の成分が相殺され、後段羽根車2に流入
する。
【0023】後段段羽根車2を流入した流体は、後段羽
根付ディフィーザ4によって流体の運動エネルギーの一
部が、後段羽根付ディフィーザ4内の羽根8aによって
圧力に変換される。後段羽根車2の外径Dbは、前段羽
根車1の外径Daより予め大きく形成されているので、
設計点流量で後段羽根車2の羽根出口角β(図2に示
す)を前段羽根車1より小さくしても、後段羽根車2は
前段羽根車1と同等のヘッドを発生できるように設計で
きる。
【0024】すなわち図3に示すように流量が設計点か
ら変化した場合に、前段羽根車1の羽根出口角βが後段
羽根車2の羽根出口角より大きいため、前段羽根車1の
圧力上昇の変化は、後段羽根車2の圧力上昇の変化より
小さい(このことは遠心羽根車における流量の変化と理
論ヘッドの関係に対する羽根出口角の影響から明らかで
ある)。
【0025】また段前後の圧力上昇の変化が小さい場
合、吐出し体積流量と吸込み体積流量の比の変化も小さ
いため、前段の流出体積流量の変化も小さくなり、従っ
て後段吸込み体積流量の変化を前段羽根車1と後段羽根
車2の外径Da、Db及び羽根出口角を等しくした場合
より小さくでき、これによって後段羽根車2と前段羽根
車1のマッチングが容易になる。
【0026】一方各羽根車についてのマッチングは容易
になるが、圧縮機段は羽根車とディフィーザによって構
成されていることから、ディフューザの性能が高い流量
範囲が羽根車と同等以上に広くできると、前段羽根車1
と後段羽根車2の外径Da,Db及び出口羽根角を変え
た効果が一層大きくなる。
【0027】またディフューザ流路内に羽根を備えない
羽根なしディフューザは、性能が良好な流量範囲は広い
が、最高性能はディフューザ流路内に羽根を備えた羽根
付ディフューザより流体効率が低く、羽根付ディフュー
ザは、性能が良好な流量範囲が狭い上、組み合わせる羽
根車とのマッチングの問題が発生する。
【0028】そこで羽根付ディフューザ3,4を図2に
示すように円形翼列により構成し、円形翼列を構成する
羽根3a,4aの弦長Cを、平均半径位置ピッチで割っ
た値(円形翼列を構成する羽根3a,4aの前縁位置半
径Riと後縁位置半径Reの平均半径を持つ円周を円形
翼列を構成する羽根枚数Zで割った値)を弦節比σと定
義するとき、
【0029】
【数1】
【0030】となり、σを1より小さく形成すると、羽
根なしディフューザ並みの性能が良好な流量範囲を維持
しながら羽根付ディフューザレベルの性能が得られる
(妹尾ほか2名、小弦節比円形翼列ディフューザ、日本
機械学会論文集B編、45巻396号、1099頁(昭
和54年)、速水ほか4名、還音速遠心圧縮機の小弦節
比円形翼列ディフューザ、日本機械学会論文集B編、5
5巻511号、758頁(1989年3月)参照)。
【0031】Ri、Reは羽根車の外径に比例して設計
するから、σの定義式から後段羽根車2の外径が前段羽
根車1の外径より大きくなるよう形成すると、後段羽根
付ディフューザ4を構成する羽根4aの枚数が前段羽根
付ディフューザ3を形成する羽根3aの枚数以上である
と、ディフューザを形成する羽根の弦長を過大にしない
設計が可能となることが理解できる。
【0032】図4及び図5は本発明の第2の実施の形態
になる1軸多段遠心圧縮機を示すもので、次にこれを説
明する。なお前記第1の実施の形態と同一の部分は同一
符号を付して、その説明は省略する。ケーシング5の前
部に設けられた吸込み流路5a内には、流量を制御する
可動吸込ベーン10が開閉自在に設けられており、回転
軸7には増速歯車11を介して電動機よりなる回転駆動
源12が接続されていて、回転駆動源12により増速歯
車11を介して回転軸7が増速回転されるようになって
いる。
【0033】また後段羽根車2の外径Dbは前段羽根車
1の外径Daより予め大きくなるよう形成されているの
で、羽根車軸系の固有振動数は前段、後段とも同一の外
径の羽根車を使用している場合に比べて、回転軸系の固
有振動数を高くすることができ、圧縮機の性能上望まし
い羽根車回転速度を採用することが可能となる。
【0034】一方流量制御すべく可動吸込ベーン10の
開度を減少させると、各部の圧力は図5に示すようにな
る。すなわち可動吸込ベーン10の発生する圧力損失
と、可動吸込ベーン10によって流体に旋回成分が与え
られることにより流速が増加するため、前段羽根車1の
入口の圧力は低くなり、従って可動吸込ベーン10の開
度を減少させて、流量を減少させた状態では、前段羽根
車1の吸込体積流量は可動吸込ベーン10の上流側程は
減少せず、また後段羽根車2と後段羽根付ディフューザ
4の吐出圧力は高いが、後段羽根車2の外径Dbが前段
羽根車1の外径Daより大きく、かつ後段羽根車2の出
口羽根角が前段羽根車1の出口羽根角より小さく形成さ
れているので、前段、後段とも外径が同一の羽根車、同
一の出口羽根角の場合に比較して、可動吸込ベーン10
上流側の流量がきわめて少ない状態までサージングに入
ることがなく、これによって流量がきわめて少ない状態
まで制御が可能になる。
【0035】なお前記実施の形態では、シュラウドを有
する羽根車を用いた場合について説明したが、シュラウ
ドのない羽根車を使用しても勿論よい。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、前段羽根
車の羽根出口角を後段羽根車の羽根出口角より大きく
し、かつ後段羽根車の外径を前段羽根車の外径より大き
くしたことから、前段羽根車の圧力上昇の変化は、後段
羽根車の圧力上昇の変化より小さいと共に、吐出し体積
流量と吸込み体積流量の比の変化も小さいため、前段の
流出体積流量の変化も小さくなり、これによって後段吸
込み体積流量の変化を、前段羽根車と後段羽根車の外径
及び羽根出口角を等しくした従来のものより小さくでき
るため、後段羽根車と前段羽根車のマッチングが容易に
なる。
【0037】またケーシング内に回転自在に支承された
片持ち構造の回転軸の先端側に、羽根車を多段に設けた
ことから、両持ち構造に比べて軸方向の長さを短縮する
ことができるため、機器のコンパクト化が容易に行える
と共に、各羽根車の外周側に、円形翼列により構成され
た羽根付ディフューザを設けたことから、羽根なしディ
フューザ並みの性能が良好な流量範囲が得られる上、羽
根付ディフューザを設けることによって、流体の運動エ
ネルギーを圧力に変換する流体効率を大幅に向上させる
ことができる。
【0038】さらに前段羽根車の吸込流路に、可動ベー
ンを設けて流量制御することにより、可動吸込ベーン上
流側の流量がきわめて少ない状態までサージングに入る
ことがないため、流量がきわめて少ない状態まで制御が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態になる多段遠心圧縮
機の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態になる多段遠心圧縮
機に使用する遠心羽根車の正面図である。
【図3】流量が設計点から変化した場合の羽根出口角の
大小による圧力上昇の変化を示す線図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態になる多段遠心圧縮
機の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態になる多段遠心圧縮機の吸
込流路に設けた可動吸込ベーンにより流量を制御した状
態の圧縮機各部の圧力を示す線図である。
【符号の説明】 1 前段羽根車 2 後段羽根車 3 前段羽根付ディフューザ 4 後段羽根付ディフュー 5 ケーシング 5a 吸込流路 7 回転軸 10 可動ベーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/66 F04D 29/66 H (72)発明者 寺崎 政敏 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社日 立製作所産業機械システム事業部内 Fターム(参考) 3H033 AA02 BB03 BB06 BB17 CC01 CC03 CC06 DD03 EE08 EE14 3H034 AA02 BB03 BB06 BB17 CC01 CC03 CC06 DD04 DD07 DD14 DD26 EE08 EE12 EE14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に回転自在に支承された1
    本の回転軸に、羽根車を多段に設けた多段遠心圧縮機で
    あって、後段羽根車の出口羽根角を前段羽根車の出口羽
    根角より小さくすると共に、後段羽根車の外径を前段羽
    根車の外径より大きくしたことを特徴とする多段遠心圧
    縮機。
  2. 【請求項2】 ケーシング内に回転自在に支承された片
    持ち構造の回転軸の先端側に、羽根車を多段に設けてな
    る請求項1記載の多段遠心圧縮機。
  3. 【請求項3】 各羽根車の外周側に、円形翼列により構
    成された羽根付ディフューザを設けると共に、円形翼列
    の弦節比を1より小さくしてなる請求項1または2に記
    載の多段遠心圧縮機。
  4. 【請求項4】 後段羽根付ディフューザに設けられた羽
    根の枚数を、前段羽根付ディフューザに設けられた羽根
    の枚数より多くしてなる請求項1ないし3の何れか1項
    に記載の多段遠心圧縮機。
  5. 【請求項5】 前段羽根車の吸込流路に、流量を制御す
    る可動ベーンを設けてなる請求項1ないし4の何れか1
    項に記載の多段遠心圧縮機。
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