JP2002106151A - 壁面用装飾合わせガラス - Google Patents
壁面用装飾合わせガラスInfo
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- JP2002106151A JP2002106151A JP2000302069A JP2000302069A JP2002106151A JP 2002106151 A JP2002106151 A JP 2002106151A JP 2000302069 A JP2000302069 A JP 2000302069A JP 2000302069 A JP2000302069 A JP 2000302069A JP 2002106151 A JP2002106151 A JP 2002106151A
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- solar cell
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 長期に亘り安定して建物外観の意匠の統一を
保つことができる壁面用装飾合わせガラスを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 壁面に太陽電池モジュールを設置した建
物壁面に取り付けられる壁面用装飾合わせガラス１であ
って、該太陽電池モジュールのセル配列パターンと同様
の模様が印刷されたセル印刷基板１１を具備することを
特徴とする壁面用装飾合わせガラス１を提供する。
保つことができる壁面用装飾合わせガラスを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 壁面に太陽電池モジュールを設置した建
物壁面に取り付けられる壁面用装飾合わせガラス１であ
って、該太陽電池モジュールのセル配列パターンと同様
の模様が印刷されたセル印刷基板１１を具備することを
特徴とする壁面用装飾合わせガラス１を提供する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にビル等の建物
の外壁面に太陽電池モジュールと共に取り付けられる装
飾合わせガラスに関する。
の外壁面に太陽電池モジュールと共に取り付けられる装
飾合わせガラスに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
太陽電池セルを複数配列して構成された太陽電池モジュ
ールをビル等の建物の外壁に取り付け、太陽電池モジュ
ールで発電された電力を建物内で用いることが行なわれ
ている。
太陽電池セルを複数配列して構成された太陽電池モジュ
ールをビル等の建物の外壁に取り付け、太陽電池モジュ
ールで発電された電力を建物内で用いることが行なわれ
ている。
【０００３】この場合、建物の北側の外壁等には太陽光
がほとんど当たらず、太陽電池モジュールを取り付けて
も十分な発電を行うことができないため、建物北側の外
壁には太陽電池モジュールを取り付けない場合がある。
しかし、建物北側の外壁に太陽電池モジュールを取り付
けない場合には、太陽電池モジュールの取り付けられた
南側や東側、西側の外壁等との関係で建物全体としての
意匠を統一することができない。
がほとんど当たらず、太陽電池モジュールを取り付けて
も十分な発電を行うことができないため、建物北側の外
壁には太陽電池モジュールを取り付けない場合がある。
しかし、建物北側の外壁に太陽電池モジュールを取り付
けない場合には、太陽電池モジュールの取り付けられた
南側や東側、西側の外壁等との関係で建物全体としての
意匠を統一することができない。
【０００４】一方、建物全体としての意匠を統一するた
めに、建物北側の外壁にも太陽電池モジュールを取り付
けても、上述したように、十分な電力を得ることができ
ず、しかも建物建築のコストを無駄に高くすることにな
る。
めに、建物北側の外壁にも太陽電池モジュールを取り付
けても、上述したように、十分な電力を得ることができ
ず、しかも建物建築のコストを無駄に高くすることにな
る。
【０００５】このため、太陽電池モジュールのセルパタ
ーンと同様の外観に形成された装飾具を、太陽電池セル
と共に屋根等に取り付けることが提案されており、この
ような装飾具としては、太陽電池モジュールのセルパタ
ーンと同様の模様が印刷された外層フィルムを基板に貼
り付けるとともに、この基板にフレームを取り付けて屋
根等への設置を可能としたダミーモジュール（特開平１
１−３６５４１号）等が挙げられる。
ーンと同様の外観に形成された装飾具を、太陽電池セル
と共に屋根等に取り付けることが提案されており、この
ような装飾具としては、太陽電池モジュールのセルパタ
ーンと同様の模様が印刷された外層フィルムを基板に貼
り付けるとともに、この基板にフレームを取り付けて屋
根等への設置を可能としたダミーモジュール（特開平１
１−３６５４１号）等が挙げられる。
【０００６】このダミーモジュールによれば、太陽電池
モジュールのセルパターンと同様の模様が印刷された外
層フィルムを基板に貼り付けると共にこの基板にフレー
ムを取り付けることで、本物の太陽電池を用いることな
く建物外観の意匠の統一を保つことができる。
モジュールのセルパターンと同様の模様が印刷された外
層フィルムを基板に貼り付けると共にこの基板にフレー
ムを取り付けることで、本物の太陽電池を用いることな
く建物外観の意匠の統一を保つことができる。
【０００７】しかし、このダミーモジュールでは、セル
パターンと同様の模様を外層フィルムに印刷し、さらに
この外層フィルムを基板に貼りつけるものであるので、
意匠の統一性の上で十分なものではなく、しかも経時に
より外層フィルムが劣化し、かえって外観を悪くするお
それがある。
パターンと同様の模様を外層フィルムに印刷し、さらに
この外層フィルムを基板に貼りつけるものであるので、
意匠の統一性の上で十分なものではなく、しかも経時に
より外層フィルムが劣化し、かえって外観を悪くするお
それがある。
【０００８】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、長期に亘り安定して建物外観の意匠の統一を保つこ
とができる壁面用装飾合わせガラスを提供することを目
的とする。
で、長期に亘り安定して建物外観の意匠の統一を保つこ
とができる壁面用装飾合わせガラスを提供することを目
的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、壁面に太陽電池モジュールを設置した建物
壁面に取り付けられる壁面用装飾合わせガラスであっ
て、該太陽電池モジュールのセル配列パターンと同様の
模様が印刷されたセル印刷基板を具備することを特徴と
する壁面用装飾合わせガラスを提供する。
成するため、壁面に太陽電池モジュールを設置した建物
壁面に取り付けられる壁面用装飾合わせガラスであっ
て、該太陽電池モジュールのセル配列パターンと同様の
模様が印刷されたセル印刷基板を具備することを特徴と
する壁面用装飾合わせガラスを提供する。
【００１０】この壁面用装飾合わせガラスによれば、太
陽電池セルの配列パターンの外観と同様のパターンを光
透過性の板状体に印刷した基板を用いて合わせガラスを
形成することにより、太陽電池モジュールと同様の外観
を有する壁面用装飾合わせガラスを作製することがで
き、また、この壁面用装飾合わせガラスを直射日光の当
たらない建物北側の外壁に取り付けることにより、高価
な本物の太陽電池を用いることなく、低コストでしかも
長期に亘り安定して建物全体の意匠の統一を保つことが
できる。
陽電池セルの配列パターンの外観と同様のパターンを光
透過性の板状体に印刷した基板を用いて合わせガラスを
形成することにより、太陽電池モジュールと同様の外観
を有する壁面用装飾合わせガラスを作製することがで
き、また、この壁面用装飾合わせガラスを直射日光の当
たらない建物北側の外壁に取り付けることにより、高価
な本物の太陽電池を用いることなく、低コストでしかも
長期に亘り安定して建物全体の意匠の統一を保つことが
できる。
【００１１】この場合、本発明によれば、その好適な態
様として、該太陽電池モジュールの受光面電極パターン
と同様の模様が印刷された電極印刷板を上記基板の表面
側に備えた壁面用装飾合わせガラスを提供する。この構
成によれば、太陽電池モジュールの受光面電極パターン
と同様の模様が印刷された電極印刷板を用いるため、壁
面用装飾合わせガラスの外観をより太陽電池モジュール
の外観に近づけることができ、建物外観の意匠の統一を
十分に保つことができる。
様として、該太陽電池モジュールの受光面電極パターン
と同様の模様が印刷された電極印刷板を上記基板の表面
側に備えた壁面用装飾合わせガラスを提供する。この構
成によれば、太陽電池モジュールの受光面電極パターン
と同様の模様が印刷された電極印刷板を用いるため、壁
面用装飾合わせガラスの外観をより太陽電池モジュール
の外観に近づけることができ、建物外観の意匠の統一を
十分に保つことができる。
【００１２】この壁面用装飾合わせガラスは、最表面に
光透過性基板が配置された構成とされ、上記セル印刷基
板と該光透過性基板との間に電極印刷板が介装された構
成であることが好ましく、この場合、上記光透過性基
板、電極印刷板、セル印刷基板がそれぞれ接着剤で互い
に接着されて、合わせガラスに形成されたものであるこ
とが好ましい。これにより、壁面用装飾合わせガラスの
強度を高くすることができ、建物外壁等に取り付けられ
た状態で壁面用装飾合わせガラスが劣化、破損すること
を防止でき、長期に亘り安定した装飾機能を発揮する。
光透過性基板が配置された構成とされ、上記セル印刷基
板と該光透過性基板との間に電極印刷板が介装された構
成であることが好ましく、この場合、上記光透過性基
板、電極印刷板、セル印刷基板がそれぞれ接着剤で互い
に接着されて、合わせガラスに形成されたものであるこ
とが好ましい。これにより、壁面用装飾合わせガラスの
強度を高くすることができ、建物外壁等に取り付けられ
た状態で壁面用装飾合わせガラスが劣化、破損すること
を防止でき、長期に亘り安定した装飾機能を発揮する。
【００１３】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、図１，２を参照
して、本発明の一実施例を説明する。図１は、本発明の
一実施例にかかる壁面用装飾合わせガラス１を示す分解
斜視図である。この壁面用装飾合わせガラス１は、太陽
電池セルの配列パターンと同様のパターン模様が印刷さ
れたセル印刷基板１１と、太陽電池モジュールの受光面
電極パターンが印刷された電極印刷板１２と、光透過性
基板１３と、セル印刷基板１１、電極印刷板１２、及び
光透過性基板１３を互いに接着する接着膜１４，１４
と、図示しないアルミニウム製等のフレームとを具備す
る。
して、本発明の一実施例を説明する。図１は、本発明の
一実施例にかかる壁面用装飾合わせガラス１を示す分解
斜視図である。この壁面用装飾合わせガラス１は、太陽
電池セルの配列パターンと同様のパターン模様が印刷さ
れたセル印刷基板１１と、太陽電池モジュールの受光面
電極パターンが印刷された電極印刷板１２と、光透過性
基板１３と、セル印刷基板１１、電極印刷板１２、及び
光透過性基板１３を互いに接着する接着膜１４，１４
と、図示しないアルミニウム製等のフレームとを具備す
る。
【００１４】ここで、セル印刷基板１１は、ガラス等の
光透過性板状体にセル配列パターンが印刷されたもの
で、この印刷部は太陽電池セルと同様の色彩にて、好ま
しくは不透明塗膜により形成されることが好ましく、例
えばセラミック印刷などが適用される。
光透過性板状体にセル配列パターンが印刷されたもの
で、この印刷部は太陽電池セルと同様の色彩にて、好ま
しくは不透明塗膜により形成されることが好ましく、例
えばセラミック印刷などが適用される。
【００１５】電極印刷板１２は、ポリエステルフィルム
等の透明プラスチックフィルム上に電極パターンを印刷
することが好ましく、この電極パターン印刷は、エポキ
シ樹脂インク等を用いて太陽電池モジュールの受光面電
極パターンと同様のパターン形状、色彩にて印刷するこ
とにより行うことができる。
等の透明プラスチックフィルム上に電極パターンを印刷
することが好ましく、この電極パターン印刷は、エポキ
シ樹脂インク等を用いて太陽電池モジュールの受光面電
極パターンと同様のパターン形状、色彩にて印刷するこ
とにより行うことができる。
【００１６】光透過性基板１３は、強化ガラス等、好ま
しくは太陽電池モジュールを組み込んだ太陽電池の最表
面強化ガラス（フロントカバー）と同様のものを使用す
る。この場合、光透過性基板１３の表面は平滑でもよい
が、微小凹凸を形成したものとすることができ、これに
より光透過性基板１３に照射された光を微小凹凸部で乱
反射して拡散させることができる。
しくは太陽電池モジュールを組み込んだ太陽電池の最表
面強化ガラス（フロントカバー）と同様のものを使用す
る。この場合、光透過性基板１３の表面は平滑でもよい
が、微小凹凸を形成したものとすることができ、これに
より光透過性基板１３に照射された光を微小凹凸部で乱
反射して拡散させることができる。
【００１７】接着剤１４は、セル印刷基板１１、電極印
刷板１２、及び光透過性基板１３を互いに接着するため
のＥＶＡ系等の接着フィルムにて形成することができ
る。
刷板１２、及び光透過性基板１３を互いに接着するため
のＥＶＡ系等の接着フィルムにて形成することができ
る。
【００１８】この壁面用装飾合わせガラス１は、セル印
刷基板１１、電極印刷板１２、及び光透過性基板１３の
順で積層されると共にそれぞれ接着剤１４，１４で接着
されて合わせガラスが形成され、その外周縁部を図示し
ないアルミニウム製等のフレームで囲まれて形成され、
全体として太陽電池モジュールと同様の外観を有するよ
う構成されている。なお、その大きさは太陽電池モジュ
ールを組み込んだ太陽電池と同様の大きさとすることが
でき、例えば、４０００〜２００ｍｍ×２０００〜２０
０ｍｍ×６〜３８ｍｍとすることができる。
刷基板１１、電極印刷板１２、及び光透過性基板１３の
順で積層されると共にそれぞれ接着剤１４，１４で接着
されて合わせガラスが形成され、その外周縁部を図示し
ないアルミニウム製等のフレームで囲まれて形成され、
全体として太陽電池モジュールと同様の外観を有するよ
う構成されている。なお、その大きさは太陽電池モジュ
ールを組み込んだ太陽電池と同様の大きさとすることが
でき、例えば、４０００〜２００ｍｍ×２０００〜２０
０ｍｍ×６〜３８ｍｍとすることができる。
【００１９】このため、この壁面用装飾合わせガラス１
を直射日光の当たらない建物北側の外壁に取り付けるこ
とにより、高価な本物の太陽電池を用いることなく、低
コストでかつ長期に亘りその機能の劣化なく建物全体の
意匠の統一を保つことができる。
を直射日光の当たらない建物北側の外壁に取り付けるこ
とにより、高価な本物の太陽電池を用いることなく、低
コストでかつ長期に亘りその機能の劣化なく建物全体の
意匠の統一を保つことができる。
【００２０】また、セル印刷基板１１だけでなく、太陽
電池モジュールの受光面電極パターンと同様の模様が印
刷された電極印刷板１２を用いるため、壁面用装飾合わ
せガラス１の外観をより太陽電池モジュールの外観に近
づけることができ、建物外観の意匠の統一を十分に保つ
ことができる。
電池モジュールの受光面電極パターンと同様の模様が印
刷された電極印刷板１２を用いるため、壁面用装飾合わ
せガラス１の外観をより太陽電池モジュールの外観に近
づけることができ、建物外観の意匠の統一を十分に保つ
ことができる。
【００２１】この壁面用装飾合わせガラス１は、図２
（Ａ）に示すように、まず、セル印刷基板１１、電極印
刷板１２、及び光透過性基板１３を作製し、この順番で
順次積層すると共にそれぞれの間に接着剤１４，１４を
配置して組付け、この状態で約１００℃〜１５０℃の温
度下で加熱圧着した後、冷却して１枚の合わせガラスを
形成し、さらにこの合わせガラスの外周縁部をアルミニ
ウム製フレームで覆ったり、また、研磨等の後処理をし
て形成することができる。
（Ａ）に示すように、まず、セル印刷基板１１、電極印
刷板１２、及び光透過性基板１３を作製し、この順番で
順次積層すると共にそれぞれの間に接着剤１４，１４を
配置して組付け、この状態で約１００℃〜１５０℃の温
度下で加熱圧着した後、冷却して１枚の合わせガラスを
形成し、さらにこの合わせガラスの外周縁部をアルミニ
ウム製フレームで覆ったり、また、研磨等の後処理をし
て形成することができる。
【００２２】ここで、電極印刷板１２は、図２（Ｂ）に
示すように、太陽電池の受光面電極と同様の構成を有す
る模様が形成された印刷用製版を印刷装置にセットし、
ポリエステル製フィルムを印刷装置にセットし、所定の
色に調色されたインキを用いて印刷した後、乾燥し、所
望のサイズに切断して形成することができる。
示すように、太陽電池の受光面電極と同様の構成を有す
る模様が形成された印刷用製版を印刷装置にセットし、
ポリエステル製フィルムを印刷装置にセットし、所定の
色に調色されたインキを用いて印刷した後、乾燥し、所
望のサイズに切断して形成することができる。
【００２３】また、セル印刷基板１１は、図２（Ｃ）に
示すように、太陽電池モジュールのセル配列パターンと
同様の構成を有する模様が形成された印刷用製版を印刷
装置にセットし、所望のサイズに切断された板状のフロ
ート強化ガラスまたは型板強化ガラスを印刷装置にセッ
トし、所定の色に調色されたセラミックインキを用いて
印刷した後、乾燥し、更に焼付強化処理を行った後、洗
浄して形成することができる。
示すように、太陽電池モジュールのセル配列パターンと
同様の構成を有する模様が形成された印刷用製版を印刷
装置にセットし、所望のサイズに切断された板状のフロ
ート強化ガラスまたは型板強化ガラスを印刷装置にセッ
トし、所定の色に調色されたセラミックインキを用いて
印刷した後、乾燥し、更に焼付強化処理を行った後、洗
浄して形成することができる。
【００２４】この壁面用装飾合わせガラス１は、外壁に
太陽電池が設置された建物の、例えば、北側の外壁等の
直射日光が当たらないような場所に用いられるものであ
るが、上述のように、上記光透過性基板、電極印刷板、
セル印刷基板が順次積層されると共に、接着剤によりそ
れぞれが互いに接着されて、合わせガラスに形成されて
いるため、強度が高く、建物外壁等に取り付けられた状
態で壁面用装飾合わせガラスが劣化したり破損すること
が確実に防止できる。
太陽電池が設置された建物の、例えば、北側の外壁等の
直射日光が当たらないような場所に用いられるものであ
るが、上述のように、上記光透過性基板、電極印刷板、
セル印刷基板が順次積層されると共に、接着剤によりそ
れぞれが互いに接着されて、合わせガラスに形成されて
いるため、強度が高く、建物外壁等に取り付けられた状
態で壁面用装飾合わせガラスが劣化したり破損すること
が確実に防止できる。
【００２５】この場合、建物南側の外壁等に取り付けら
れる太陽電池は、上述した壁面用装飾合わせガラス１と
ほぼ同様の外観を有する太陽電池セルをマトリクス状や
直線状に複数配列して構成された太陽電池モジュールと
して建物外壁に設置されるもので、この太陽電池は、図
３（Ａ）に示すように、強化ガラス等から形成されたバ
ックカバー２上に太陽電池セル１０をマトリクス状に配
置し、セル１０上方に強化ガラス製フロントカバー３を
配置し、バックカバー２とフロントカバー３との外周縁
部を金属（アルミ等）または硬質ゴム（ネオプレーン
等）製のフレーム４で挟み込むと共にブチルゴムやシリ
コーンゴム等のシール材５でフレーム４とバックカバー
２及びフロントカバー３との隙間を封止し、フレーム
４、バックカバー２、及びフロントカバー３で囲まれた
領域に耐候性に優れた封止材６を充填して構成されてい
る。
れる太陽電池は、上述した壁面用装飾合わせガラス１と
ほぼ同様の外観を有する太陽電池セルをマトリクス状や
直線状に複数配列して構成された太陽電池モジュールと
して建物外壁に設置されるもので、この太陽電池は、図
３（Ａ）に示すように、強化ガラス等から形成されたバ
ックカバー２上に太陽電池セル１０をマトリクス状に配
置し、セル１０上方に強化ガラス製フロントカバー３を
配置し、バックカバー２とフロントカバー３との外周縁
部を金属（アルミ等）または硬質ゴム（ネオプレーン
等）製のフレーム４で挟み込むと共にブチルゴムやシリ
コーンゴム等のシール材５でフレーム４とバックカバー
２及びフロントカバー３との隙間を封止し、フレーム
４、バックカバー２、及びフロントカバー３で囲まれた
領域に耐候性に優れた封止材６を充填して構成されてい
る。
【００２６】なお、本発明の壁面用装飾合わせガラス
は、上記実施例のものに限定されず、その要旨を逸脱し
ない限り種々変更して差し支えない。例えば、上記実施
例では、光透過性基板１３、電極印刷板１２、セル印刷
基板１１を具備する構成であったが、建物意匠の統一を
それほど要求されず、又は装飾具のコスト低減を図る必
要がある場合には、電極印刷板１２を省略した構成とし
てもよい。
は、上記実施例のものに限定されず、その要旨を逸脱し
ない限り種々変更して差し支えない。例えば、上記実施
例では、光透過性基板１３、電極印刷板１２、セル印刷
基板１１を具備する構成であったが、建物意匠の統一を
それほど要求されず、又は装飾具のコスト低減を図る必
要がある場合には、電極印刷板１２を省略した構成とし
てもよい。
【００２７】さらに、セル印刷基板１１及び電極印刷板
１２上に印刷されるパターンは、建物外壁に取り付けら
れる太陽電池の外観に応じて適宜変更することができ
る。
１２上に印刷されるパターンは、建物外壁に取り付けら
れる太陽電池の外観に応じて適宜変更することができ
る。
【００２８】光透過性基板１３、電極印刷板１２、及び
セル印刷基板１１の厚さやサイズは、建物外壁の設置場
所等や、建物外壁に取り付けられる太陽電池に応じて適
宜変更することができる。光透過性基板１３、電極印刷
板１２、及びセル印刷基板１１の製造方法、並びに電極
印刷板１２及びセル印刷基板１１への各模様の印刷方法
は任意であり、適宜変更することができる。
セル印刷基板１１の厚さやサイズは、建物外壁の設置場
所等や、建物外壁に取り付けられる太陽電池に応じて適
宜変更することができる。光透過性基板１３、電極印刷
板１２、及びセル印刷基板１１の製造方法、並びに電極
印刷板１２及びセル印刷基板１１への各模様の印刷方法
は任意であり、適宜変更することができる。
【００２９】セル印刷基板１１及び光透過性基板１３の
材質は、太陽光を透過することができるのであれば必ず
しもガラス板から形成された物である必要はなく、アク
リル系樹脂等の樹脂製の板状体を用いてもよい。
材質は、太陽光を透過することができるのであれば必ず
しもガラス板から形成された物である必要はなく、アク
リル系樹脂等の樹脂製の板状体を用いてもよい。
【００３０】本発明の壁面用装飾合わせガラスは、外壁
に太陽電池を取り付けた建物の北側外壁等の直射日光が
当たりにくい場所に好適に用いることができるものであ
るが、これに限られることがなく、建物全体の意匠を統
一するために北側外壁以外の直射日光が当たる部分に取
り付けることは任意である。
に太陽電池を取り付けた建物の北側外壁等の直射日光が
当たりにくい場所に好適に用いることができるものであ
るが、これに限られることがなく、建物全体の意匠を統
一するために北側外壁以外の直射日光が当たる部分に取
り付けることは任意である。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の壁面用装
飾合わせガラスによれば、低コストでかつ長期に亘って
劣化することなく建物外観の意匠の統一を保つことがで
きる。
飾合わせガラスによれば、低コストでかつ長期に亘って
劣化することなく建物外観の意匠の統一を保つことがで
きる。
【図１】本発明の一実施例にかかる壁面用装飾合わせガ
ラスを示す概略分解斜視図である。
ラスを示す概略分解斜視図である。
【図２】同壁面用装飾合わせガラスの各製作工程を示す
フローチャートで、（Ａ）は同壁面用装飾合わせガラス
の製作工程を、（Ｂ）は同壁面用装飾合わせガラスを構
成する電極印刷板の製作工程を、（Ｃ）は同壁面装飾具
を構成するセル印刷基板の製作工程を示すものである。
フローチャートで、（Ａ）は同壁面用装飾合わせガラス
の製作工程を、（Ｂ）は同壁面用装飾合わせガラスを構
成する電極印刷板の製作工程を、（Ｃ）は同壁面装飾具
を構成するセル印刷基板の製作工程を示すものである。
【図３】太陽電池モジュールを示す概略図で、（Ａ）は
部分断面図、（Ｂ）は部分平面図である。
部分断面図、（Ｂ）は部分平面図である。
１ 壁面用装飾合わせガラス １１ セル印刷基板 １２ 電極印刷板 １３ 光透過性基板 １４ 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 春木 克之 大阪府大阪市中央区道修町三丁目５番11号 日本板硝子株式会社内 Ｆターム(参考） 2E110 AA57 AA70 AB04 AB22 BA03 BA12 BB02 GA32Z GA33W GA33X GB32W GB32X GB52Z
Claims (3)
- 【請求項１】 壁面に太陽電池モジュールを設置した建
物壁面に取り付けられる壁面用装飾合わせガラスであっ
て、該太陽電池モジュールのセル配列パターンと同様の
模様が印刷されたセル印刷基板を具備することを特徴と
する壁面用装飾合わせガラス。 - 【請求項２】 該太陽電池モジュールの受光面電極パタ
ーンと同様の模様が印刷された電極印刷板を上記基板の
表面側に備えた請求項１に記載の壁面用装飾合わせガラ
ス。 - 【請求項３】 上記最表面に光透過性基板が配置されて
構成された請求項１又は２に記載の壁面用装飾合わせガ
ラス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000302069A JP2002106151A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | 壁面用装飾合わせガラス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000302069A JP2002106151A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | 壁面用装飾合わせガラス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002106151A true JP2002106151A (ja) | 2002-04-10 |
Family
ID=18783496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000302069A Pending JP2002106151A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | 壁面用装飾合わせガラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002106151A (ja) |
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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