JP2002103657A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2002103657A
JP2002103657A JP2000299969A JP2000299969A JP2002103657A JP 2002103657 A JP2002103657 A JP 2002103657A JP 2000299969 A JP2000299969 A JP 2000299969A JP 2000299969 A JP2000299969 A JP 2000299969A JP 2002103657 A JP2002103657 A JP 2002103657A
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head
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JP2000299969A
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Koichi Kitagami
浩一 北上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速印刷が可能であり、転写に使用した部材
が再利用でき、かつ交換などのメンテナンスが容易に行
える熱転写記録装置を提供する。 【解決手段】 入力された画像データから多値信号を生
成し、画像データに基づいて無端ベルト状の記録剤保持
媒体3aに記録剤をインクジェットヘッド2により供給
し、記録剤保持媒体に保持された記録剤を多値信号に従
ってサーマルヘッド1で加熱して記録媒体5に転写して
記録を行うように構成された記録装置において、記録剤
保持媒体の内側に、該記録剤保持媒体3aをループ状に
保持し、かつ記録剤供給手段およびサーマルヘッドに対
して相対移動させる、搬送ローラ3bを配設する。記録
剤保持媒体を交換する際には、中間部分にある2つのロ
ーラをループの内側にスライドさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置に関し、特
に、インクリボンやインクシートなどに保持された記録
剤を加熱して記録媒体に転写記録を行う記録装置および
記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年記録装置の1つであるプリンタは、
オフィスなどでの業務利用にとどまらずパーソナルユー
スとして急激に需要が増えており、中でもインクジェッ
トプリンタは小型化および低価格化によって急速に普及
している。このインクジェットプリンタは、銀塩写真の
現像店のごとくユーザが店頭に持ち込んだデジタルカメ
ラ等による電子画像情報を印刷して提供する事業に利用
される印刷機としても注目されている。
【0003】しかしながらインクジェットプリンタは、
基本的に等価直径に換算して、数ミクロン〜数十ミクロ
ンのインク滴を記録用紙表面に着弾させ、この時に形成
されるドットによって記録画素を構成するため、印刷物
から粒状感を無くすことは極めて難しい。そのため、高
階調記録を達成するためには、インク滴の着弾精度の向
上、小液滴化、といった技術が要求される。また基本的
に液状のインクを紙などの記録媒体に吸収させるため
に、印刷完了後に記録媒体にしわが発生するなどの問題
もある。
【0004】一方、写真などの自然画像の印刷に適した
プリンタとして昇華型プリンタが知られている。昇華型
プリンタは、昇華性インクを昇華して記録媒体内に拡散
させるために記録画素(ドット)のサイズもインクジェ
ット式に比べて小さくでき、またそのサイズも複数段階
に変えられるので柔軟な階調性を有するという利点があ
る。その結果、昇華型方式は、インクジェット方式に比
べて比較的容易に高階調記録が可能である。
【0005】従来、昇華型プリンタの記録方式としては
熱転写方式が一般的である。熱転写方式は、昇華性また
は気化性のインクが塗布されてなるインクリボンあるい
はインクシートを記録媒体上に重ね合わせ、印刷情報に
応じた電気信号をサーマルヘッドに印加し、このサーマ
ルヘッドから発生された熱エネルギーにより、インクリ
ボン上のインクを記録媒体上に転写するものである。な
お、熱転写方式で使用されるインクリボンには、溶融性
のインクを塗布したものと昇華性のインクを塗布したも
のがある。
【0006】このうち昇華性インクリボンは、昇華性イ
ンクをアセテート、ポリエステル溶液等で溶かし、これ
に分散剤を加えてコロイド状の溶液にしてインク化した
ものにバインダーを混ぜ、それをベースリボンに塗布し
て作られている。
【0007】また記録媒体としても普通紙のほかに専用
紙がある。この専用紙は、通常、専用紙を構成するベー
ス部分に熱転写記録用の受容層が形成されてなる。該受
容層用材料としては従来より、ポリエステル系樹脂、ポ
リカーボネイト系樹脂等の染料性樹脂に潤滑剤等の添加
物を添加したものが使用されている。
【0008】また、熱転写方式で使用されるサーマルヘ
ッドは、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する素
子、すなわち、抵抗体に電流を流すことによって発生す
る熱によって、上記昇華性インクリボンからインクを昇
華させ、記録媒体へ転写させる素子を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の熱転写方式を採用した昇華型プリンタ(昇華型熱転
写プリンタと称する)では、消耗品であるインクリボン
あるいはインクシートはロール状のもので供給されてい
るが、補給の際の交換手続きが不便であった。
【0010】この問題を解決する手段として、磁気記録
テープのカセットと同じ構造でインクリボンを収納する
カセット状にして交換を容易にしたものが知られてい
る。このカセット状のインクリボンを使用する昇華型熱
転写プリンタでは、いわゆるシリアルプリンタとして動
作するため、原理上サーマルヘッドの走査方向が一方向
に限定され双方向印刷ができないため記録時間の短縮が
困難であった。
【0011】また、インクリボンあるいはインクシート
は、カセット状あるいはロール状で供給されるもののい
ずれも、1度使用されて巻き取られた部分は再利用され
ず、不経済であった。さらに、使用済となったインクリ
ボンカセットも再利用が困難であり処分することになる
が、その処分の際には地球環境を守る上でも充分な注意
が必要となるなど大きな問題となる。
【0012】上述した2つの問題点は、特に銀塩写真で
の現像店において、デジタル画像データの出力サービス
を行う場合のような、大量印刷を行う事業を展開する際
に大きな障害となる。
【0013】本発明は以上のような問題に鑑みてなされ
たものであり、サーマルヘッドの走査方向において双方
向印刷あるいはライン印刷による高速印刷が可能であ
り、転写に使用した部材の再利用を可能とし、かつ交換
などのメンテナンスが容易に行える熱転写型の記録装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は、記録剤を保持する無端ベルト状
の記録剤保持手段と、前記記録剤保持手段に保持された
記録剤を加熱により記録媒体に転写して記録を行うサー
マルヘッドと、入力された画像データから前記サーマル
ヘッドに供給する多値信号を生成する多値信号生成手段
と、前記記録剤保持手段に前記画像データに基づいて記
録剤を供給する記録剤供給手段と、前記記録剤保持手段
の内側に配設されており、該記録剤保持手段をループ状
に保持し、かつ前記記録剤供給手段および前記サーマル
ヘッドに対して相対移動させる、少なくとも4つのロー
ラ部材とを備え、前記ローラ部材の少なくとも1つが、
前記ループの内側にスライド可能に構成されている。
【0015】すなわち、入力された画像データから多値
信号を生成し、画像データに基づいて無端ベルト状の記
録剤保持手段に記録剤を供給し、記録剤保持手段に保持
された記録剤を多値信号に従ってサーマルヘッドで加熱
して記録媒体に転写して記録を行うように構成された記
録装置において、記録剤保持手段の内側に、該記録剤保
持手段をループ状に保持し、かつ記録剤供給手段および
サーマルヘッドに対して相対移動させる、少なくとも4
つのローラ部材を配設し、ローラ部材の少なくとも1つ
を、ループの内側にスライド可能に構成する。
【0016】このようにすると、必要に応じて記録剤を
記録剤保持媒体に供給して、該保持された記録剤をサー
マルヘッド等を用いて記録媒体に転写記録するため、記
録剤を有効利用でき、かつ記録剤保持手段を、従来のイ
ンクリボンやインクシート、あるいはインクリボンカセ
ット等のように使い捨てでなく再利用でき、交換などの
メンテナンスも容易に行える。
【0017】また、記録剤の供給および転写記録を、シ
リアル型のヘッドによる往復走査、あるいはフルライン
型のヘッドによるライン走査として記録時間を短縮する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0019】本明細書において、「記録」(「印刷」と
いう場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成
する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視
覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問
わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成
する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
【0020】また、「記録媒体」とは、一般的な記録装
置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック
・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮
革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
【0021】さらに、「インク」(「液体」と言う場合
もある)とは、上記「記録(印刷)」の定義と同様広く
解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることに
よって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体
の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与さ
れるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る
液体を表すものとする。
【0022】本発明で使用するインクを構成するところ
の分散染料とは、それ自体公知の材料であり、繊維の染
色において広く使用されている水不溶性のアゾ系、アン
トラキノン系その他の染料である。これらの分散染料
は、その構造中にスルホン酸基やカルボキシル基の如き
水溶性の基を有さず、且つ分子量がある程度の範囲に入
り、水中分散体として繊維或いは織布に適用した後或い
は適用中に80〜250℃の温度により主としてポリエ
ステル、アセテートの如き合成繊維に染着するものであ
る。
【0023】本発明においては、従来公知の分散染料は
いずれも使用することができるが、本発明において好ま
しい分散染料としては、C.I.ディスパーズイエロー
5,42,56,64,76,79,83,100,1
24,140,160,162,163,164,16
5,186,192,224;C.I.ディスパーズオ
レンジ13,29,30,31,33,43,49,5
0,55,61,73,78,119;C.I.ディス
パーズレッド3,54,56,72,73,76,8
8,91,92,93,103,111,113,12
6,127,128,135,143,145,15
2,153,154,164,181,188,18
9,192,203,205,206,207,22
1,224,225,227,257,258,28
8,296;C.I.ディスパーズバイオレット27,
35,38,46,52,56;C.I.ディスパーズ
ブラウン1,9;C.I.ディスパーズブルー54,6
0,73,87,94,113,128,139,14
2,143,146,148,149,158,16
7,176,183,186,187,197,19
8,201,205,207,211,214,22
4,225,257,259,267,268,27
0,301;カヤセレンレッドE−GL、カヤセレンブ
ルーE−TB等が挙げられる。
【0024】分散染料が効果的に昇華転写する温度の測
定は、T.G.,D.T.A.,D.S.C.等の分析
手段もしくはJISLO879で定められた方法により
行うことができ、上記の好ましい分散染料の選定は当業
者により容易に達成することができる。
【0025】本発明において、上記の如き分散染料を分
散又は溶解させる媒体としては、従来の一般的染色にお
ける媒体、従来のインクジェット記録用インクの媒体に
使用されている媒体は何れも使用でき、例えば、水及び
/又は水溶性の有機溶剤が好ましいものであり、例えば
メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルア
ルコール、n−プロピルアルコール、n−ブチルアルコ
ール、Sec−ブチルアルコール、tert−ブチルア
ルコール、イソブチルアルコール等の炭素数1〜4のア
ルキルアルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアル
コール等のケトン、又はケトアルコール類;テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル類;ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレ
ングリコール類、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ブチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコー
ル、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等の
アルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレング
リコール類;グリセリン;エチレングリコールメチル
(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールメチル
「(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモ
ノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの
低級アルキルエーテル類;N−メチル−2−ピロリド
ン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げ
られる。
【0026】上記の如き媒体は単独でも混合物としても
使用できるが、最も好ましい溶媒組成は、水と1種類以
上の水性有機溶剤よりなり、該水性有機溶剤が少なくと
も1種の水溶性高沸点有機溶剤、例えばエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、グリセリン、等の多価ア
ルコールを含有するものである。
【0027】本発明で使用されるインク組成物は上記の
通りであるが、その他従来公知の各種の分散剤、界面活
性剤を必要に応じて添加することができる。
【0028】必要に応じて添加し得る分散剤或いは界面
活性剤としては、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、
アルキルべンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンス
ルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルリ
ン酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合
物、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩等のア
ニオン系分散剤もしくは界面活性剤;ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
アルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステル、オキシエ
チレンオキシプロピレンブロックコポリマー等のノニオ
ン型分散剤或いは界面活性剤がある。
【0029】本発明で使用する塗布用インク組成物は、
上記の如き成分を混合し、従来公知の磨砕手段、例え
ば、ボールミル、サンドミル、スピードラインミル等に
より混合磨砕処理し、必要に応じて媒体で濃度を調整
し、且つpHを最終的に4〜10として得るのが一般的
であり、また、媒体として分散染料を溶解するような媒
体を選択したときは、加熱等単なる溶解作用のみで本発
明で使用し得るインク組成物を得ることができる。
【0030】本発明の特徴であるところの、記録剤保持
媒体へのインクの供給方法としては、ワイヤードット方
式を採用しても可能であるし、また他の機械式機構によ
ってインクを供給することも可能であるが、インクジェ
ット方式の技術を用いることにより複雑なインク塗布機
構が不要となるのでなお好適である。
【0031】本発明に用いることのできるインクジェッ
ト方式としては、前記インク組成物を所定の情報に応じ
た液滴にして吐出することにより、記録剤保持媒体上に
画像を形成し得る方式であればいかなる方式でもよく、
それらの方式の代表的なものは、例えば、IEEE Transac
tions on Industry Applications Vol. JA-13,No.1(1
977年2,3月号)、日経エレクトロニクス305号
(1982年12月6日号)に記載されている。これら
に記載の方法は、本発明で使用する昇華性インクの供給
方法に好適なものである。
【0032】本発明では分散染料を含有する液状インク
を記録剤保持媒体に受容してインクを保持し、その後専
用紙などの記録媒体に記録剤保持媒体を密着させて加熱
することで記録剤保持媒体内部または記録剤保持媒体表
面上のインクに含まれる染料の一部または全部を記録媒
体の受容層へ転写する。また記録媒体としては専用紙の
ほかにいわゆる普通紙であってもかまわない。
【0033】ここで用いる記録剤保持媒体としては、一
般にインクリボンまたはインクシートの基材として使用
されている材料、たとえばポリイミドフィルム等が使用
できる。この記録剤保持媒体の搬送方法によってその厚
みは種々変更できる。また記録剤保持媒体は基本的に、
繊維素によって複雑に織り込まれたものや例えば化学的
な操作によって空隙を持たせたポーラスメディアなどイ
ンクを保持できるものであれば何でもよく、繰り返し使
用するに耐えうる強度を持たせるべく公知の技術により
改良を加えることが望ましい。
【0034】また本発明では、従来公知の受容層が使用
でき、受容層を構成する材料の好ましい具体例として
は、アゼライン酸、クロレジン酸、コハク酸、トリメリ
ット酸、オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、マレイン酸、フマル酸、アジピン酸、セバシン酸等
の多塩基酸とα−メチルグルコシド、ジペンタエリスリ
トール、グリセロール、グリコール類、トリメチロール
メタン、トリメチロールプロパン、トリペンタエリスリ
トール、ソルビトール等の多価アルコールと脂肪酸とか
ら得られるアルキド樹脂;アルキド樹脂とシロキサンの
ようなシリコン中間体とを共重合させて得られるシリコ
ンアルキド樹脂;ホルムアルデヒドと尿素やメラミンと
の反応により得られる尿素ホルムアルデヒドやメラミン
ホルムアルデヒドレジン等のアミノ樹脂;アミノ樹脂、
フェノール樹脂、アミン、ポリアミド、イソシアナート
等により架橋されたエポキシ樹脂;飽和もしくは不飽和
ポリエステル樹脂;シリコーン樹脂;ウレタン樹脂;ポ
リアミド樹脂;ポリイミド樹脂;フッソ樹脂;等が挙げ
られる。またアクリル酸又はメタクリル酸エステル類を
重合又は共重合により得られるアクリル樹脂等も利用で
きる。更に、これらの樹脂の混合物や反応物も含まれ
る。
【0035】以下、本発明の好適な実施形態としてのプ
リンタについて詳細に説明する。なお、ここで示す具体
的な数値やサイズは説明のための便宜的なものであり、
本発明を限定するものではない。
【0036】[第1の実施形態]本実施形態のプリンタ
は、従来の熱転写プリンタと同様に、帯状の中間転写部
に保持されたインクをサーマルヘッドで加熱して記録媒
体に転写して記録を行うが、インクジェットヘッドによ
って記録データに応じて中間転写部にインクを供給する
と共に中間転写部をエンドレスベルトのような形状とし
て、中間転写部を繰り返し使用できるように構成したも
のである。第1の実施形態は、インクジェットヘッドお
よびサーマルヘッドによってシリアル走査を行い、ブラ
ックインクのみを用いてA4サイズの専用紙にモノクロ
記録を行う。
【0037】図1は本発明の第1の実施形態のプリンタ
の記録に関する構成を示す横断面図であり、図2は記録
動作を説明するための部分透視斜視図である。
【0038】図中1はサーマルヘッドであって、図6に
示すようにn個の発熱素子1aが記録幅h1の間に1列
に配列されている。2はバブルジェット(登録商標)方
式のインクジェットヘッドであって、入力される記録信
号に応じて昇華性のインクを吐出する。本実施形態では
サーマルヘッド1およびインクジェットヘッド2の両方
に解像度360dpiのものを使用しているが、所望す
る記録解像度に応じていかなる解像度のものも適用可能
であることは当業者には自明であろう。
【0039】3は中間転写部であって、インクジェット
ヘッド2から吐出されたインクを保持するポリイミドフ
ィルムなどからなる記録剤保持媒体3aと、該記録剤保
持媒体3aに供給されたインクをサーマルヘッド1が熱
転写できる位置まで搬送するローラ3b等の搬送部材か
らなっている。また1b,2bはそれぞれサーマルヘッ
ド1の走査ガイドとインクジェットヘッド2の走査ガイ
ド、4はプラテン、5は記録媒体としての専用紙であ
る。
【0040】また記録剤保持媒体3aの端部には、イン
ク供給領域の開始位置を明示し、該インク供給領域の頭
出し操作を確実にする目的で、マーカ3cが設けられて
いる。また、このマーカ3c情報を読み取り、該マーカ
3c情報に基づいて記録剤保持媒体3aを搬送するべ
く、記録剤保持媒体搬送手段へ信号を送信するセンサが
設けられている。
【0041】本実施形態では、記録剤保持媒体3aをル
ープ状として一定の張力を与えた状態に保持し、かつ記
録剤保持媒体3aをインクジェットヘッド2およびサー
マルヘッド1に対して相対移動させるべく、6つの搬送
ローラ6bが設けられている。ここでは断面が円形の棒
状のローラを使用しているが、搬送ローラ6bとして両
端に円盤や歯車を配置したものを使用してもよく、断面
の大きさや形状についても、特に制限はない。
【0042】また、インクジェットヘッド2から記録剤
保持媒体3a上にインクを供給する際に、無用な流動が
起こらないように、記録剤保持媒体3aのインクの供給
を受ける面が、重力方向に対して直交する水平方向とな
るように構成した。
【0043】図12は本実施形態の制御構成を示すブロ
ック図である。同図において、20はPCなどのホスト
機器から送信された記録すべき画像情報を受信するイン
ターフェース、100はCPU、120はCPU100
が実行する制御プログラムを格納するROM、130は
各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録デ
ータ等)を保存しておくRAMである。
【0044】110はインクジェットヘッド2およびサ
ーマルヘッド1に対する記録データをそれぞれ生成する
第1信号処理部111および第2信号処理部112を含
むゲートアレイ(G.A.)であり、インターフェース
20、CPU100、RAM130間のデータ転送制御
も行う。これらCPU100、ゲートアレイ110、R
OM120およびRAM130で制御部10を構成す
る。
【0045】11および12はサーマルヘッド1および
インクジェットヘッド2をそれぞれ駆動するヘッドドラ
イバ、13は記録剤保持媒体搬送手段であり、ローラ3
bおよびマーカ3cの位置を検出するマーカセンサ3d
に接続されている。14は記録媒体搬送手段であり、記
録媒体5を記録剤保持媒体3aに密着させるプラテン4
および記録媒体5を搬送する2組の搬送ローラ6aおよ
び6bに接続されている。
【0046】また、制御部10には、インクジェットヘ
ッド2を走査ガイド2bに沿って移動させるインクジェ
ットヘッド走査用モータ17を制御するモータドライバ
15、およびサーマルヘッド1を走査ガイド1bに沿っ
て移動させるサーマルヘッド走査用モータ18を制御す
るモータドライバ16が接続されている。
【0047】ここでは、CPU100が実行する制御プ
ログラムをROM120に格納するものとしたが、EE
PROM等の消去/書き込みが可能な記憶媒体を更に追
加して、プリンタと接続されたホストコンピュータなど
から制御プログラムを変更できるように構成することも
できる。
【0048】以下本実施形態の記録動作を図13のフロ
ーチャートに沿って説明する。プリンタに接続されたホ
スト機器から送信された画像データは、インタフェース
20を介してゲートアレイ110に入力され、第2信号
処理部112でサーマルヘッド1用の記録信号として多
値画像データからなる第2記録信号が生成され(ステッ
プS101)、この第2記録信号から第1信号処理部1
11でインクジェットヘッド2用の記録信号として2値
画像データからなる第1記録信号が生成される(ステッ
プS102)。第1信号処理部111は、画像データか
ら直接第1記録信号を生成してもかまわない。
【0049】次にインクジェットヘッド2によって記録
剤保持媒体3aへインクを供給する(ステップS10
3)。実際にインクの吐出を開始する前にインクジェッ
トヘッド2は、まず走査開始位置(走査ガイド2bの左
端近傍)に移動する。同時に記録剤保持媒体搬送手段が
記録剤保持媒体3aに付されたマーカ3cをマーカセン
サ3dで検出して記録剤保持媒体3aの位置決め操作を
行なう。その後インクジェットヘッド2は、インクジェ
ットヘッドドライバ12を介して入力された第1記録信
号に応じて、中間転写部3を構成する記録剤保持媒体3
a上にBk(ブラック)のインクを吐出口2aから吐出
しながら走査ガイド2bにより座標軸xに沿って走査ガ
イド2bの左から右への方向に第1回目の走査を行な
う。
【0050】図7は、インクジェットヘッド2から吐出
された昇華性インク滴によって構成されるドット2cに
より形成された画像の例(文字E)を示している。イン
クジェットヘッド2の第1回目の一方向の走査が終了し
た後に、記録剤保持媒体搬送手段により複数のローラ3
bを介して記録剤保持媒体3aはインクジェットヘッド
2の記録幅だけ送られる。その後再びインクジェットヘ
ッド2は中間転写部3を構成する記録剤保持媒体3a上
にBk(ブラック)のインクを吐出しながら座標軸xに
沿って第2回目の走査をする。
【0051】なおこの第2回目の走査方向は、第1回目
の走査方向と逆の走査ガイド2bの右から左への方向で
ある。このように本実施形態ではインクジェットヘッド
2が双方向に移動する際にインク滴を吐出するようにし
て、記録剤保持媒体3aへインクを供給する時間を短縮
する。
【0052】以上の動作を繰り返してA4用紙サイズ分
のインクの供給が記録剤保持媒体3aに対して行なわれ
る。なお記録剤保持媒体3aの側面積は、A4サイズの
用紙の縦方向または横方向の給紙において十分カバーで
きる大きさおよび向き関係を持つようにすることは言う
までもない。
【0053】記録剤保持媒体3aへのインクの供給が終
了したら、供給されたインクを乾燥させる(ステップS
104)。本実施形態においては記録剤保持媒体3aと
してポリイミドフィルムを使用したが、本フィルム上に
供給されたインクをできるだけ早く乾燥させるため、本
実施形態では記録剤保持媒体3aを適当な回数空搬送さ
せてインクの乾燥を促進した。この空搬送の回数はイン
クの供給量や印刷速度などにより所望の回数を設定すれ
ばよい。あるいは空搬送させずに時間をかけて自然乾燥
させてもよいし、ファン等で強制的に送風して急速に乾
燥させてもよい。
【0054】ここで、記録剤保持媒体3aを空搬送させ
てインクを乾燥させる場合について検討する。この場
合、搬送ローラ3bの半径、本数や配置によって記録剤
保持媒体3aが搬送ローラ3bで搬送される際に記録剤
保持媒体3aが曲げられる度合い(角度)に違いが出
る。
【0055】記録剤保持媒体3a表面に供給されたイン
クが十分に乾燥していないと、未乾燥状態で記録剤保持
媒体3aが極度に曲げられると表面上のインクが流動す
る、あるいは、弱乾燥状態で記録剤保持媒体3aが極度
に曲げられると表面上のインクが剥離するという問題が
生じる。これに関し本願では、図3に示す搬送ローラ3
bによる記録剤保持媒体3aの2つの面(部分帯)のな
す角度(以下、折り曲げ角度と称する)θの大きさに着
目した。
【0056】例えば、直径の極めて小さい搬送ローラ3
bを多数使用して中間転写部3を構成すれば、記録剤保
持媒体3aは概略円筒形を形成する。その際の各搬送ロ
ーラ3bでの部分帯の折り曲げ角度θは略180度に近
くなり、上記のような問題は生じない。一方、搬送ロー
ラ3bの数を4本のみとしても、各ローラの直径をある
程度大きくすることにより、折り曲げ角度θが略90度
となっても上記のような問題は生じなかった。これから
本実施形態では折り曲げ角度θが、90度以上180度
未満の値となるように中間転写部3を構成した。
【0057】記録剤保持媒体3a上に供給されたインク
が乾燥したら、サーマルヘッド1により専用紙への転写
印刷を行う(ステップS105)。ここではまずサーマ
ルヘッド1を走査開始位置に移動し、同時にインクを供
給された記録剤保持媒体3aもマーカセンサ3dにより
マーカ3cを検出して印刷開始に対応した位置に頭出し
される。このとき同時に記録媒体5が記録媒体搬送手段
14によって駆動される搬送ローラ6aおよび6bで搬
送され適切な印刷開始位置にセットされる。
【0058】記録媒体5が印刷開始位置にセットされた
ら、記録媒体搬送手段14によってプラテン4を記録剤
保持媒体3a側に移動させて記録媒体5を記録剤保持媒
体3aに密着させる。この状態でサーマルヘッド1を走
査ガイド1bにより座標軸xに沿って移動させつつ第2
記録信号に応じて駆動してサーマルヘッド1による走査
を行うことで記録媒体5上に熱転写記録を行う。
【0059】図8は図7に示した記録剤保持媒体3a上
のインクドットをサーマルヘッド1により記録媒体5に
転写する様子を示している。ここでサーマルヘッド1に
加熱される記録剤保持媒体3a上の熱転写ドット1cの
領域と、インクジェットヘッド2にて供給された昇華性
インクにより形成されたインクドット2cとの位置およ
び大小関係について説明する。図7および図8に示され
た文字「E」を印刷する場合を例に説明すると、図7に
示したインクジェットヘッド2により形成されたインク
ドット2cで構成された文字「E」の各ドット2cに比
べ、サーマルヘッド1の各発熱素子1aにより加熱転写
されるドット1cの方が小さい。
【0060】これは、最終的に記録媒体5に形成される
画像の記録密度およびドットの大きさが、サーマルヘッ
ド1の発熱素子1aの配列密度および大きさに依存する
ことを表わしている。従って、インクジェットヘッド2
で形成されるドットが、サーマルヘッド1が選択加熱す
る熱転写ドット1cに比べて十分な大きさを有するよう
にインクジェットヘッド2からインクを吐出させること
が望ましい。
【0061】また図7および図8の文字Eからも明らか
なように、インクジェットヘッド2がインクを供給する
面(記録剤保持媒体3aの表面とする)とサーマルヘッ
ド1が加熱する面(記録剤保持媒体3aの裏面)とは、
記録剤保持媒体3aの表裏の関係になるために、本実施
形態の構成ではインクジェットヘッド2に送られる第1
記録信号は2値化処理した後に、鏡像変換する必要があ
る。ただし記録剤保持媒体3aとしてインク等の記録剤
が浸透通過できるものを使用する場合には、インクジェ
ットヘッド2がインクを供給する面とサーマルヘッド1
が加熱する面とを同じ側にすることが可能となるので2
値化した第1記録信号を鏡像変換する必要はなくなる。
【0062】つまり、図1では記録剤保持媒体3aの外
側に位置しているインクジェットヘッド2を、記録剤保
持媒体3aの内側に配置させることで鏡像変換が不要に
なる。
【0063】このようにして、サーマルヘッド1を第2
記録信号に応じて駆動し、インクを保持した記録剤保持
媒体3aを加熱することで、記録媒体5に発熱素子1a
の列の幅h1(図6)に相当する幅の記録が行なわれ
る。
【0064】そして記録媒体搬送手段14により搬送ロ
ーラ6aおよび6bを回転させて、記録媒体5の送り方
向yである副走査方向に発熱素子1aの列の幅h1に相
当する距離だけ記録媒体5を送る。同時に記録剤保持媒
体搬送手段13によりローラ3bを回転させて記録剤保
持媒体3aも記録媒体5の送り量と同じ距離だけ送るこ
とで改行を行なう。
【0065】この状態でサーマルヘッド1の第2回目の
走査を行い、つぎの行の熱転写記録を行う。すなわちサ
ーマルヘッド1の走査方向である主走査方向の走査を第
1回目の走査方向と逆方向に行うことで記録媒体5上に
熱転写記録を行う。すなわち、本実施形態ではサーマル
ヘッドの双方向記録を行う。
【0066】以上の動作を繰り返して記録媒体たとえば
A4専用紙1ページ分のBk(ブラック)インクによる
モノクロ記録が行われる。熱転写記録が終了した後、記
録媒体5は記録媒体搬送手段14によって搬送ローラ6
aおよび6bの回転により排紙される。
【0067】1ページの記録が終了したら、送信された
記録データが終了したか否か、すなわち次ページの記録
があるか否かを判断し(ステップS106)、次ページ
のデータがなければ記録動作を終了し、次ページのデー
タがある場合にはステップS101に戻って再度処理を
繰り返す。
【0068】本実施形態では、1ページの記録が終了し
た時点でインクジェットヘッド2により記録剤保持媒体
3aに供給された昇華性インクは、記録剤保持媒体3a
上に残存している。これはサーマルヘッド1による熱転
写記録では記録の階調レベルによっては100%昇華し
ないためである。その結果として、記録動作を行う度に
昇華性インクが記録剤保持媒体3a上に蓄積されてい
く。
【0069】しかしながら、昇華性インクの残存による
蓄積は、本発明において問題にはならない。なぜならば
記録剤保持媒体3a上の昇華性インクのどの部分をどの
くらい熱転写記録に使用するかは、サーマルヘッド1に
入力される第2記録信号によって制御されるからであ
る。また、昇華性インクが記録剤保持媒体3a上一面に
残った形態は、いわゆる「ベタ塗りのインクシート」そ
のものと何ら変らないことを考えれば基本的に問題とは
ならないことは明白である。
【0070】本実施形態にて印刷を実施したところ、イ
ンクジェットヘッド2およびサーマルヘッド1が双方向
走査を行うので、従来の熱転写プリンタと比べて印刷時
間が大幅に短縮された。加えて記録剤保持媒体は、従来
のインクリボン等のような使い捨てでなく再利用でき
る。
【0071】本実施形態では記録剤保持媒体3aを繰り
返し再利用する構成であるが、記録剤保持部材3aは永
久に使用できるものではない。例えば大量印刷を行うな
ど極めて過酷な状況にさらされると、伸びや破損により
交換する必要が生じる。
【0072】本実施形態ではこのような記録剤保持媒体
3aの交換を容易とすべく、図4および図5に示すよう
に一部の搬送ローラ3bが内側にスライドする構成にし
た。これにより一定の張力で張られていた記録剤保持媒
体3aにゆるみ/たるみが生じ、図5に示すように搬送
ローラ3bの軸方向に古い記録剤保持媒体3aを引き出
し、新しい記録剤保持媒体を挿入して設置することが容
易に行える。
【0073】この場合、内側にスライドする搬送ローラ
は、対向する位置にある2つのローラであるのが好まし
く、本実施形態のように6つの搬送ローラで記録剤保持
部材を架設・搬送し、上側の面にインクジェットヘッド
でインクを供給し、下側の面を記録媒体に密着させてサ
ーマルヘッドで転写記録を行う構成であれば、図示され
たように中間にある2つの搬送ローラをスライドさせる
ようにするのが好適である。
【0074】[第2の実施形態]以下本発明の第2の実
施形態について説明する。本実施形態は、フルカラー印
刷を実施するものである。ここでは、A4サイズの専用
紙に印刷する態様を例に挙げて説明するが、本発明を限
定するものではない。また第1の実施形態と同様な部分
については説明を省略する。
【0075】本実施形態の基本的構成は上記第1の実施
形態と同様であるが、第1の実施形態がブラックのイン
クのみを使用するのと異なり、本実施形態ではフルカラ
ー印刷を行うのに少なくとも3種類のインクを使用す
る。このため、昇華性インクを吐出するインクジェット
ヘッド2および該インクジェットヘッドからインクの供
給を受ける記録剤保持媒体3aの構成が、第1の実施形
態と異なっている。
【0076】以下では便宜上、Y(イエロー),M(マ
ゼンタ),C(シアン)の3原色でフルカラー印刷を実
施する場合について説明するが、Bk(ブラック)をY
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の重ね合
せでなくBk(ブラック)インクで表現する場合につい
ても、当業者であれば適宜変更可能であろう。またY
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)3色の重
ね合せの順を変えても構わないことは言うまでもない。
【0077】本実施形態のインクジェットヘッド2の構
成としては、インクジェットプリンタで使用される公知
の記録ヘッドと同様な、Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン)各色用のインクジェットヘッドを一
体的に構成したものを採用した。
【0078】記録剤保持媒体3aについては、フルカラ
ー印刷を実施するために、Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン)の3色の重ね刷りが可能なように、
A4サイズ専用紙の短辺側長さである21cmを、Y
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の3色分
63cmと、この3つの各色の混合を防止する目的での
インクを供給しない隙間部分を1cmずつ計3cm設
け、合計66cmの周長を持たせ、かつ幅はA4サイズ
専用紙の長辺側長さをカバーする30cmからなる寸法
の記録剤保持媒体3aとした。
【0079】また記録剤保持媒体3aの端部に、各色イ
ンクの供給領域の開始位置を明示し、各色のインク供給
領域の頭出しや該インク供給領域の飛ばし操作を確実に
する目的で、各色用に異なる3種類のマーカ3cを設け
た。また、これに対応してマーカセンサ3dを、各マー
カ3cを識別可能なものとした。
【0080】制御構成についても、図12に関して説明
した第1の実施形態とほぼ同様であるが、上記のように
3種類のインクを記録剤保持媒体3a上の異なった領域
に供給する必要があるため、インクジェットヘッド2お
よびサーマルヘッド1に記録データを送信する前に、ど
の色に対するデータであるかを指定する色指定データを
送信する。従って、第1信号処理部111および第2信
号処理部112では、各色毎に記録データを生成し、色
指定データと共にサーマルヘッドドライバ11およびイ
ンクジェットヘッドドライバ12に送信する。
【0081】以下本実施形態の記録動作は上記第1の実
施形態と同様に図13のフローチャートに沿って行われ
るが、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。プ
リンタに接続されたホスト機器から送信された画像デー
タは、インタフェース20を介してゲートアレイ110
に入力され、第2信号処理部112でサーマルヘッド1
用の記録信号として多値画像データからなる第2記録信
号が各色毎に生成され(ステップS101)、この第2
記録信号から第1信号処理部111でインクジェットヘ
ッド2用の記録信号として2値画像データからなる第1
記録信号が各色毎に生成される(ステップS102)。
この際に、合わせて、色指定データが第1記録信号およ
び第2記録信号に付加されている。
【0082】次にインクジェットヘッド2によって記録
剤保持媒体3aの各色の領域それぞれへインクを供給す
る(ステップS103)。すなわち、上記第1の実施形
態におけるインクジェットヘッド2の走査を各色毎に繰
り返す。例えば最初にY(イエロー)色が指定されたと
すれば、記録剤保持媒体3a上のY(イエロー)色用の
マーカ3cを検出して、記録剤保持媒体3aの位置決め
操作を行ない、同時にインクジェットヘッド2内の吐出
すべきヘッドを確定する。そして、次の色指定データが
送信されるまでは、イエローインクに対する処理を行
う。
【0083】Y(イエロー)インクの供給が終了した
後、M(マゼンタ)インクの供給についての動作が前述
したY(イエロー)インクについての動作と同様に処理
され、つづいてC(シアン)インクの供給についての動
作も同様に処理される。
【0084】記録剤保持媒体3aへのインクの供給が終
了したら、供給されたインクを乾燥させ(ステップS1
04)、記録剤保持媒体3a上に供給されたインクが乾
燥したら、サーマルヘッド1により専用紙への転写印刷
を行う(ステップS105)。この転写印刷動作も色指
定信号で指定された色毎にそれぞれ行われる。サーマル
ヘッド1は、インクジェットヘッドと異なり加熱を行う
だけであるので、各色毎に設ける必要はない。従って、
色指定信号が入力されると記録剤保持媒体3aは指定さ
れた色のインク領域に頭出しされ、サーマルヘッド1に
よる走査により該色の転写印刷が行われる。
【0085】記録媒体5が所定の位置まで搬送されたこ
とが検出されたら、1つのインクの熱転写記録が終了し
たと判断し、プラテン4による挟み込みを解除する。そ
の後記録媒体5は転写印刷時の搬送方向と逆の方向に送
られ、熱転写記録開始位置に再びセットされる。このよ
うに記録媒体5を所定の記録開始位置に戻した後で、次
の色に対する転写印刷動作が行われる。各色の熱転写記
録が終了した後、記録媒体5は記録媒体搬送手段14に
よって搬送ローラ6aおよび6bの回転により排紙され
る。
【0086】また、印刷の種類によってはたとえばM
(マゼンタ)インクの一色印刷の出力がなされる場合も
ある。この場合は、前記第1記録信号および第2記録信
号内の色指定データとしてM(マゼンタ)インク色指定
データしか含まれないので、該M(マゼンタ)インクに
関する記録剤保持媒体3aの頭出しやインクジェットヘ
ッド2Mによるインクの供給およびサーマルヘッド1に
よる熱転写記録だけで記録が完了することになる。
【0087】1ページの記録が終了したら、送信された
記録データが終了したか否か、すなわち次ページの記録
があるか否かを判断し(ステップS106)、次ページ
のデータがなければ記録動作を終了し、次ページのデー
タがある場合にはステップS101に戻って再度処理を
繰り返す。
【0088】本実施形態にて印刷を実施したところ、鮮
明なフルカラー画像が得られた。インクジェットヘッド
2およびサーマルヘッド1が双方向走査を行うので、従
来の熱転写プリンタと比べて印刷時間が大幅に短縮され
た。加えて記録剤保持媒体は、従来のインクリボン等の
ような使い捨てでなく再利用できる。
【0089】本実施形態でも上記第1の実施形態と同様
に、インクを乾燥させるための空搬送でインクの流動や
剥離を防ぐため、搬送ローラでも記録剤保持媒体の折り
曲げ角度を90度以上180度未満とした。更に、対向
する2つの搬送ローラが内側にスライドする構成とし
て、記録剤保持部材の交換を容易としてメンテナンス性
を改善した。
【0090】[第3の実施形態]以下本発明の第3の実
施形態について説明する。本実施形態は、インクジェッ
トヘッドおよびサーマルヘッドとして記録媒体の記録幅
を有するフルラインタイプの長尺ヘッドを使用するもの
である。ここでは、はがきサイズの専用紙にモノクロ印
刷する態様を例に挙げて説明するが、本発明を限定する
ものではない。また第1の実施形態と同様な部分につい
ては説明を省略する。
【0091】図9は本実施形態のプリンタの記録に関す
る構成を示す横断面図であり、図10は記録動作を説明
するための部分透視斜視図である。
【0092】図中101はサーマルヘッドであって、図
11に示すようにm個の発熱素子1aがはがきの短辺側
長さに対応する記録幅H1(約10cm)の間に1列に
配列されている。102はバブルジェット方式のインク
ジェットヘッドであって、サーマルヘッド101とほぼ
同じ記録幅を有し、入力される記録信号に応じて昇華性
のインクを吐出する。なお、記録剤保持媒体3aの側面
積ははがきサイズの用紙が十分カバーできる大きさであ
ることは言うまでもない。また、サーマルヘッド101
およびインクジェットヘッド102は、所望する記録解
像度に応じたものが使用される。
【0093】本実施形態のようにフルラインタイプのヘ
ッドを用いると、吐出口の並びの方向と記録媒体5の送
りの方向とが直交する。従って各ヘッドに供給される、
第1記録信号および第2記録信号の中身(データの構
成)は、前述の第1および第2の実施形態における記録
信号とは異なる。
【0094】更に、構成としては上記第1および第2の
実施形態で各ヘッドを走査するために設けられた走査ガ
イド1bおよび2bが不要となる。従って、図12に示
した制御構成においては、この走査に関連するモータド
ライバ15および16と走査用モータ17および18が
不要となり構成が簡略化される。
【0095】以下本実施形態の記録動作を図13のフロ
ーチャートに沿って説明する。プリンタに接続されたホ
スト機器から送信された画像データは、インタフェース
20を介してゲートアレイ110に入力され、第2信号
処理部112でサーマルヘッド101用の記録信号とし
て多値画像データからなる第2記録信号が生成され(ス
テップS101)、この第2記録信号から第1信号処理
部111でインクジェットヘッド102用の記録信号と
して2値画像データからなる第1記録信号が生成される
(ステップS102)。第1信号処理部111は、画像
データから直接第1記録信号を生成してもかまわない。
【0096】次にインクジェットヘッド102によって
記録剤保持媒体3aへインクを供給する(ステップS1
03)。実際にインクの吐出を開始する前に記録剤保持
媒体搬送手段は、記録剤保持媒体3aに付されたマーカ
3cをマーカセンサ3dで検出して記録剤保持媒体3a
の位置決め操作を行なう。その後インクジェットヘッド
102は、インクジェットヘッドドライバ12を介して
入力された第1記録信号に応じて、中間転写部3を構成
する記録剤保持媒体3a上にBk(ブラック)のインク
を吐出口2aから吐出する。このとき記録剤保持媒体3
aも記録剤保持媒体搬送手段13によりローラ3bを回
転させて同期して回転させることにより、はがきサイズ
分のインクが供給される。
【0097】記録剤保持媒体3aへのインクの供給が終
了したら、供給されたインクを乾燥させる(ステップS
104)。記録剤保持媒体3a上に供給されたインクが
乾燥したら、サーマルヘッド101により専用紙への転
写印刷を行う(ステップS105)。ここではまずサー
マルヘッド1を走査開始位置に移動し、同時にインクを
供給された記録剤保持媒体3aもマーカセンサ3dによ
りマーカ3cを検出して印刷開始に対応した位置に頭出
しされる。このとき同時に記録媒体5が記録媒体搬送手
段14によって駆動される搬送ローラ6aおよび6bで
搬送され適切な印刷開始位置にセットされる。
【0098】記録媒体5が印刷開始位置にセットされた
ら、記録媒体搬送手段14によってプラテン4を記録剤
保持媒体3a側に移動させて記録媒体5を記録剤保持媒
体3aに密着させる。この状態でサーマルヘッド101
を第2記録信号に応じて駆動して記録媒体5上に熱転写
記録を行う。このとき、インクを保持した記録剤保持媒
体3aも記録剤保持媒体搬送手段13によりローラ3b
を回転させて同期して回転させることで、記録媒体5に
発熱素子1aの列の幅H1に相当する幅で葉書サイズの
記録が行なわれる。
【0099】以上の動作によりはがき専用紙1枚分のB
k(ブラック)インクによるモノクロ記録が行われる。
熱転写記録が終了した後、記録媒体5は記録媒体搬送手
段14によって搬送ローラ6aおよび6bの回転により
排紙される。
【0100】1枚の記録が終了したら、送信された記録
データが終了したか否か、すなわち複数枚の記録を行う
のか否かを判断し(ステップS106)、1枚だけの記
録であれば記録動作を終了し、複数枚に記録する場合に
はステップS101に戻って再度処理を繰り返す。
【0101】本実施形態にて印刷を実施したところ、イ
ンクジェットヘッド102およびサーマルヘッド101
を記録媒体の記録幅に対応する長さを有する長尺ヘッド
としたので、従来の熱転写プリンタと比べて印刷時間が
大幅に短縮された。加えて記録剤保持媒体は、従来のイ
ンクリボン等のような使い捨てでなく再利用できる。
【0102】本実施形態ではBk(ブラック)インクの
みを使用したモノクロ記録を行う例について説明を行な
ったが、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)各色用の長尺インクジェットヘッド102を適当な
配置で並べ、前述した第2の実施形態と同様にしてフル
カラー印刷を行うようにすることももちろん可能であ
る。
【0103】本実施形態でも上記第1の実施形態と同様
に、インクを乾燥させるための空搬送でインクの流動や
剥離を防ぐため、搬送ローラでも記録剤保持媒体の折り
曲げ角度を90度以上180度未満とした。更に、対向
する2つの搬送ローラが内側にスライドする構成とし
て、記録剤保持部材の交換を容易としてメンテナンス性
を改善した。
【0104】[他の実施形態]上記の実施形態において
は、インクジェットヘッドとしていわゆるバブルジェッ
ト方式のインクジェットヘッドを採用したが、これをピ
エゾ振動素子等を利用した圧電方式のインクジェットヘ
ッドに変えても同様に実施できることは言うまでもな
い。
【0105】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0106】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0107】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0108】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図13に示す)フロー
チャートに対応するプログラムコードが格納されること
になる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、必
要に応じて記録剤を記録剤保持手段に供給して、該保持
された記録剤をサーマルヘッド等を用いて記録媒体に転
写記録するため、記録剤を有効利用でき、かつ記録剤保
持手段を、従来のインクリボンやインクシート、あるい
はインクリボンカセット等のように使い捨てでなく再利
用でき、交換などのメンテナンスも容易に行える。
【0110】また、記録剤の供給および転写記録を、シ
リアル型のヘッドによる往復走査、あるいはフルライン
型のヘッドによるライン走査として記録時間を短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の記録に関する構成を
示す横断面図である。
【図2】図1の構成の記録動作を説明するための部分透
視斜視図である。
【図3】図1の記録剤保持媒体搬送ローラの構成を示す
断面図である。
【図4】図1の記録剤保持媒体搬送ローラがスライドし
た状態を示す図である。
【図5】図4の部分透視斜視図である。
【図6】図1のサーマルヘッドの構成を示す図である。
【図7】インクジェットヘッドから吐出されたインク滴
による画像の例を示す図である。
【図8】サーマルヘッドによって記録された画像の例を
示す図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の記録に関する構成を
示す横断面図である。
【図10】図9の構成の記録動作を説明するための部分
透視斜視図である。
【図11】図9のサーマルヘッドの構成を示す図であ
る。
【図12】本発明の第1の実施形態の制御構成を示すブ
ロック図である。
【図13】本発明の第1の実施形態の記録動作のフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 1a 発熱素子 1b サーマルヘッド走査ガイド 1c 熱転写加熱ドット 101 長尺サーマルヘッド 102 長尺インクジェットヘッド 2 インクジェットヘッド 2a 吐出口 2b インクジェットヘッド走査ガイド 2c 昇華性インクドット 3 中間転写部 3a 記録剤保持媒体 3b 搬送ローラ 3c マーカ 4 プラテン 5 記録媒体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録剤を保持する無端ベルト状の記録剤
    保持手段と、 前記記録剤保持手段に保持された記録剤を加熱により記
    録媒体に転写して記録を行うサーマルヘッドと、 入力された画像データから前記サーマルヘッドに供給す
    る多値信号を生成する多値信号生成手段と、 前記記録剤保持手段に前記画像データに基づいて記録剤
    を供給する記録剤供給手段と、 前記記録剤保持手段の内側に配設されており、該記録剤
    保持手段をループ状に保持し、かつ前記記録剤供給手段
    および前記サーマルヘッドに対して相対移動させる、少
    なくとも4つのローラ部材とを備え、 前記ローラ部材の少なくとも1つが、前記ループの内側
    にスライド可能に構成されていることを特徴とする記録
    装置。
  2. 【請求項2】 各ローラ部材の両側に形成される前記記
    録剤保持手段の2つの面のなす角度が、90度以上18
    0度未満であることを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ローラ部材は、前記記録剤保持手段
    に2つの水平面を形成するように配設されており、前記
    記録剤供給手段は上方にある前記水平面に記録剤を供給
    することを特徴とする請求項1または2に記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記録剤供給手段は、記録剤を前記記
    録剤保持手段に吐出するインクジェットヘッドと、該イ
    ンクジェットヘッドに供給する2値信号を生成する2値
    信号生成手段とを含むことを特徴とする請求項1から3
    のいずれかに記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記2値信号生成手段は、前記画像デー
    タから前記2値信号を生成することを特徴とする請求項
    4に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記2値信号生成手段は、前記多値信号
    から前記2値信号を生成することを特徴とする請求項4
    に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記サーマルヘッドおよび前記インクジ
    ェットヘッドは、所定方向に配列された複数の記録素子
    を有し、前記記録素子の配列方向と略直交する方向に往
    復移動するように構成されていることを特徴とする請求
    項4から6のいずれかに記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記サーマルヘッドおよび前記インクジ
    ェットヘッドは、前記記録媒体の幅に対応した記録素子
    列を有することを特徴とする請求項4から6のいずれか
    に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記インクジェットヘッドは、熱エネル
    ギーを利用して記録剤を吐出する記録ヘッドであって、
    記録剤に与える熱エネルギーを発生するための熱エネル
    ギー変換体を備えていることを特徴とする請求項4から
    8のいずれかに記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記インクジェットヘッドは、印加さ
    れた電圧に応じて変形する圧電素子を備え、該圧電素子
    の変形を利用して記録剤を吐出する記録ヘッドであるこ
    とを特徴とする請求項4から8のいずれかに記載の記録
    装置。
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