JP2002103589A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

Info

Publication number
JP2002103589A
JP2002103589A JP2000295861A JP2000295861A JP2002103589A JP 2002103589 A JP2002103589 A JP 2002103589A JP 2000295861 A JP2000295861 A JP 2000295861A JP 2000295861 A JP2000295861 A JP 2000295861A JP 2002103589 A JP2002103589 A JP 2002103589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
ink
scanning direction
recording material
recording head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000295861A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Yokoyama
孝一郎 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000295861A priority Critical patent/JP2002103589A/ja
Publication of JP2002103589A publication Critical patent/JP2002103589A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/14Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction
    • B41J19/142Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction with a reciprocating print head printing in both directions across the paper width
    • B41J19/145Dot misalignment correction

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同じ幅の用紙に対して左右余白有りと無しの
印刷を簡単、確実に実行でき、その際左右に打ち捨てら
れる画像データ部分を少なくすること。 【解決手段】 記録ヘッド、プラテン、被記録材端位置
検出手段および制御部を備え、プラテン上を搬送される
予め特定されたサイズの被記録材の左右の辺に対応する
プラテン部分に、左右の各辺より外側にはみ出して形成
されたインク受け用開口穴を備え、制御部は予め特定さ
れたサイズの前記被記録材についてその左右の辺より内
側となる記録領域で記録データを展開して記録動作を実
行する第1動作モードと、同サイズの被記録材の左右の
辺より外側で且つ前記各インク受け用開口穴の外側エッ
ジより内側となる記録領域で同じ記録データを展開して
記録動作を実行する第2動作モードとを備えたインクジ
ェット式記録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット式
記録装置に係り、特に被記録材の左右両端の余白をゼロ
にする記録を実行する機能を備えたインクジェット式記
録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被記録材の左右両端の余白をゼロ
にした印刷を実行することのできるインクジェット式記
録装置として、特開平8−169155号公報に記載の
プリンタが挙げられる。
【0003】このプリンタは、被記録材の左右余白をゼ
ロにする印刷を可能にするために、インクジェット式記
録ヘッドの主走査範囲を該被記録材の縁端よりも外側に
外れる位置まで設定可能に構成されている。更に、該被
記録材の縁端よりも外側に外れる位置での前記記録ヘッ
ドからの吐出インク滴を回収するインク回収手段を備え
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
リンタは、テープ等の被記録材に隙間なく塗り潰す印刷
機、いわゆるべた塗り印刷専用機である。そして、その
課題とするところも、べた塗り印刷時にテープ等の縁に
塗り残しが発生しないこと、及びべた塗り印刷時におい
て吐出したインク滴が案内部材等に付着して搬送される
被記録材を汚すことがないこと、である。
【0005】従って、例えばある1つの写真画像データ
について、同じサイズの幅の用紙に対して、左右余白有
りの印刷と、左右余白無しの印刷を簡単且つ確実に実行
できるようにすること、更にその際、左右余白なしで印
刷するときに用紙の左右の縁の外に打ち捨てられること
になる画像データ部分を充分に少なくして、余白なし印
刷においても画像データをなるべく無駄にしないで有効
に印刷に使えるようにしたいという技術的要求に対して
は全く考慮されていない。また、テキストデータの印刷
においては、間違っても左右余白なしで印刷することは
さけなければならないが、この点について上記従来例は
全く開示も示唆もされていない。
【0006】また、従来のインク回収手段は、用紙の縁
の外に打ち捨てられたインク滴を回収することはできる
が、その打ち捨てられるインク滴から発生する浮遊イン
クミストにより極僅かではあるが用紙の縁部分が汚れる
という問題については全く考慮されていない。この浮遊
インクミストは、インクの飛翔中に発生するため、イン
クの飛翔距離が長いと発生し易い。また、記録ヘッドと
の対向部分において、スクリーンメッシュのようなもの
に用紙を載せて搬送すると、インクの一部が該メッシュ
スクリーンの貫通口ではなくメッシュを構成する骨格本
体に衝突するため、そこからも浮遊ミストが発生する。
写真並みの高画質印刷が行えるインクジェット式記録装
置では、上記浮遊ミストによる品質低下の影響を特に受
けやすい問題がある。
【0007】本発明の1つの目的は、ある1つの写真画
像データについて、同じサイズの幅の用紙に対して、左
右余白有りの印刷と、左右余白無しの印刷の両方を簡単
且つ確実に実行でき、更にその際、左右余白なしで印刷
するときに用紙の左右の縁の外に打ち捨てられることに
なる画像データ部分を充分に少なくして、余白なし印刷
においても画像データをなるべく無駄にしないで有効に
記録に使えるようにしたインクジェット式記録装置を提
供することにある。
【0008】本発明の更にもう1つの目的は、インクの
浮遊ミストの発生を低減し、もって被記録材の辺部分が
浮遊ミストにより汚れる虞の少ない、すなわち写真並み
の高画質印刷を前記辺部分においても維持することがで
きて印刷品質が低下する虞の少ないインクジェット式記
録装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明に係るインクジェット式
記録装置は、副走査方向に沿ってドット形成要素が配列
され、主走査方向に往復移動されるインクジェット式の
記録ヘッドと、該記録ヘッドと対向する位置にあり、副
走査方向に間欠的に搬送される被記録材に前記記録ヘッ
ドで記録をするときに該被記録材を下から支えて前記記
録ヘッドに対する位置を規定するプラテンと、主走査方
向に往復移動可能に設けられ、前記被記録材の端位置を
検出する被記録材端位置検出手段と、前記被記録材の副
走査方向への間欠的搬送、前記記録ヘッドの主走査方向
への往復移動及び記録ヘッドのインク吐出動作を、記録
データ及び前記被記録材端位置検出手段からの検出デー
タに基づいて制御する制御部と、前記プラテン上を副走
査方向に搬送される前記被記録材の内の1種又は2種以
上の予め特定されたサイズの被記録材の左右の辺に対応
するプラテン部分に、前記左右の各辺より外側にはみ出
してそれぞれ形成され、且つ副走査方向には前記ドット
形成要素の範囲より長く形成されたインク受け用開口穴
と、を備え、前記制御部は、予め特定されたサイズの前
記被記録材のそれぞれについてその左右の辺より内側と
なる記録領域で記録データを展開して記録動作を実行す
る第1動作モードと、同サイズの被記録材の左右の辺よ
り外側で且つ前記各インク受け用開口穴の外側エッジよ
り内側となる記録領域で同じ記録データを展開して記録
動作を実行する第2動作モードとを備え、該被記録材に
左右余白のない記録を行う場合は、前記第2動作モード
が実行されるように構成されていることを特徴とするも
のである。
【0010】本発明によれば、前記制御部は、予め特定
されたサイズの前記被記録材のそれぞれについてその左
右の辺より内側となる記録領域で記録データを展開して
記録動作を実行する第1動作モードと、同サイズの被記
録材の左右の辺より外側で且つ前記各インク受け用開口
穴の外側エッジより内側となる記録領域で同じ記録デー
タを展開して記録動作を実行する第2動作モードとを備
えているので、これから記録しようとしている、ある1
つの写真画像データについて、同じサイズの幅の被記録
材に対して、第1動作モードにすることで、左右余白有
りの通常の記録を実行でき、第2動作モードにすること
で、左右余白無しの記録を実行できる。すなわち前記第
1及び第2動作モードを具備したので、ある1つの写真
画像データについて、同じサイズの幅の被記録材に対し
て、左右余白有りと余白無しの両方の記録を簡単且つ確
実に実行できる。
【0011】更にその際、予め特定されたサイズの前記
被記録材に対して、前記第1動作モードと第2動作モー
ドが決まるため、左右余白なしで記録を実行するときに
被記録材の左右の縁の外に打ち捨てられることになる画
像データ部分を充分に少なくなるように第2モードを設
定することが容易である。従って、余白なし印刷におい
ても、打ち捨てる画像データを少なくすることができ、
もって画像データをなるべく無駄にしないで有効に記録
に使えるようにすることができる。
【0012】さらに、本発明のインクジェット式記録装
置では、被記録材の端位置を検出する被記録材端位置検
出手段を設けたことにより、印刷範囲の設定精度が増
し、特に第2モードにして左右余白なし印刷をした場
合、左右で吐き捨てられることになる画像データ及びそ
れに対応するインクを極力少なくすることができるほ
か、被記録材位置のばらつきや、被記録材の幅サイズの
ばらつきを無視することができる。また、画像の右側合
わせ、左側合わせなどの微調整も可能となる。さらに、
従来通紙した用紙が幅狭の場合には、プラテン面を汚し
てしまうおそれがあり、逆に通紙した用紙が幅広の場合
には、左右余白なし印刷ができずに余白を残してしまう
という問題があったが、被記録材端位置検出手段を設け
たことにより、設定した用紙と通紙した用紙サイズが異
なる場合でも、事前に印字動作をキャンセルさせる選択
が可能になるため、プラテン面の汚染や無駄な余白を防
ぐことが可能になる。また、断ち切り印刷において左右
マージンを同一に設定することができる。
【0013】また、本願請求項2に記載の発明は、副走
査方向に沿ってドット形成要素が配列され、主走査方向
に往復移動されるインクジェット式の記録ヘッドと、該
記録ヘッドと対向する位置にあり、平坦な上面を有し、
該上面に主走査方向に互いに所定間隔離間して複数個配
設された同じ突出寸法の突部を有し、副走査方向に間欠
的に搬送される被記録材に前記記録ヘッドで記録をする
ときに、前記複数の突部の平坦な頂面により該被記録材
を下から支えて前記記録ヘッドに対する位置を規定する
プラテンと、主走査方向に往復移動可能に設けられ、前
記被記録材の端位置を検出する被記録材端位置検出手段
と、前記被記録材の副走査方向への間欠的搬送、前記記
録ヘッドの主走査方向への往復移動、及び記録ヘッドの
インク吐出動作を記録データ及び前記被記録材端位置検
出手段からの検出データに基づいて制御する制御部と、
前記プラテン上面の前記突部が形成されていない平坦部
位であって、副走査方向に搬送される前記被記録材の内
の1種又は2種以上の予め特定されたサイズの被記録材
の左右の辺に対応するプラテン上面部分に、前記左右の
各辺より外側にはみ出してそれぞれ形成され、且つ副走
査方向には前記ドット形成要素の範囲より長く形成され
たインク受け用開口穴と、を備え、前記制御部は、予め
特定されたサイズの前記被記録材のそれぞれについてそ
の左右の辺より内側となる記録領域で記録データを展開
して記録動作を実行する第1動作モードと、同サイズの
被記録材の左右の辺より外側で且つ前記各インク受け用
開口穴の外側エッジより内側となる記録領域で同じ記録
データを展開して記録動作を実行する第2動作モードと
を備え、該被記録材に左右余白のない記録を行う場合
は、前記第2動作モードが実行されるように構成されて
いることを特徴とする。
【0014】本発明によれば、その上面に主走査方向に
互いに所定間隔離間して複数個配設された同じ突出寸法
の突部を有し、副走査方向に間欠的に搬送される被記録
材に前記記録ヘッドで記録をするときに、前記複数の突
部の平坦な頂面により該被記録材を下から支えて前記記
録ヘッドに対する位置を規定するプラテンを備えている
インクジェット式記録装置において、請求項1に記載さ
れた発明と同様の作用効果が得られる他に、当該突部を
有することにより、インクに塗れて通常生じるコックリ
ングを規則的に発生させることができ、もって被記録材
の幅方向の位置を安定させることができる。したがっ
て、第2モードの記録領域を設定するに当たって、コッ
クリングによる被記録材の位置ズレを大きく考慮する必
要がないため、その分、第2モードの記録領域を小さく
することが可能となり、余白なし記録のために打ち捨て
る画像データを一層少なくすることができる。
【0015】また、本願請求項3に記載の発明は、請求
項1または2に記載されたインクジェット式記録装置に
おいて、前記第2モードの記録領域は、記録対象となる
被記録材の幅より0.5mm〜7.5mm大きく設定さ
れている。これは、被記録材端位置検出手段を設けたこ
とにより、被記録材の搬送経路の設計、製造に基づく公
差にとらわれることなく、第2モードの記録領域の最小
幅を被記録材の幅より0.5mm程度あるいはこれ以下
に設定することが可能となる一方、プリンタサイズまた
はフットプリント(投影面積、すなわち載置面積)の増
大を考慮して被記録材の幅より7.5mm程度の最大幅
を設定したものである。従って、第2モードの記録領域
を上記範囲にすることにより、余白なし印刷における記
録領域を限界まで小さくできるため、打ち捨てられるイ
ンクの無駄を極力低減できるとともに、余分な記録幅を
持ち過ぎることがないため装置の最小化を図ることが可
能になる。
【0016】また、本願請求項4に記載の発明は、請求
項1から3のいずれか1項に記載されたインクジェット
式記録装置において、前記制御部は、記録ヘッドが主走
査方向に往復移動するときの移動速度として、停止状態
と定速状態との間の加速勾配及び減速勾配は前記第1モ
ードと第2モードで同じに設定され、定速状態における
移動距離は前記第2モードの方が第1モードより加速側
及び減速側の両方でほぼ等しく増加するように設定され
ているものである。
【0017】これにより、第1動作モードと第2動作モ
ードを具備するに当たって、記録ヘッドを主走査方向に
往復移動させるための制御が簡単化できる。さらに記録
実行のスループットを第1動作モードと第2動作モード
でそれぞれ最適化することができる。
【0018】また、本願請求項5に記載の発明は、請求
項1に記載されたインクジェット式記録装置において、
前記インク受け用開口穴内にはインク吸収材が配設され
ていると共に、該インク吸収材は、前記インク受け用開
口穴内の前記記録ヘッド側開口面の近傍にその上面が位
置するように配設されているものである。
【0019】これにより、被記録材の左右の辺の外に打
ち捨てられたインク滴の飛翔距離を短くできると共に、
インク受け用開口穴内の前記記録ヘッド側開口面の近傍
にその上面が位置する前記インク吸収材によって、直ち
に捕獲回収されるため、浮遊ミストの発生を大幅に低減
することができる。
【0020】また、本願請求項6に記載の発明は、請求
項2に記載されたインクジェット式記録装置において、
前記インク受け用開口穴内にはインク吸収材が配設され
ていると共に、該インク吸収材は、前記インク受け用開
口穴内の前記記録ヘッド側開口面の近傍にその上面が位
置するように配設されているものである。これにより、
請求項5に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
【0021】また、本願請求項7に記載の発明は、請求
項5または6に記載されたインクジェット式記録装置に
おいて、前記穴のヘッド側開口縁にはインク吸収材の前
記ヘッド側への抜け出しを規制する第1抜け止めが設け
られていることを特徴とするものである。
【0022】本発明によれば、当該第1抜け止めにより
インク吸収材の上面の位置をしっかりと保持することが
できるので、浮遊ミストの発生防止を安定的に実現する
ことができる。また、当該インク吸収材の上面と搬送さ
れる被記録材との擦れやコックリングによる被記録材と
の擦れの虞を確実に低減することができる。
【0023】また、本願請求項8に記載の発明は、請求
項7に記載されたインクジェット式記録装置において、
前記第1抜け止めは、穴のヘッド側開口縁に設けられた
段部にて形成されていることを特徴とするものである。
これにより、当該第1抜け止めを一体成形等により簡単
に製造することができると共に、構造簡単にして抜け止
めとしての機能を発揮させることができる。
【0024】また、本願請求項9に記載の発明は、請求
項1から8のいずれか1項に記載されたインクジェット
式記録装置において、前記穴は前記記録ヘッドに対向す
る面側からその反対側に貫通されていることを特徴とす
るものである。この貫通構造としたことにより、インク
吸収材を前記反対側からインク受け用穴内に押し込んで
装填することができ、組立が簡単である。
【0025】また、本願請求項10に記載の発明は、請
求項9に記載されたインクジェット式記録装置におい
て、貫通された前記穴には、前記インク吸収材が前記記
録ヘッドの反対方向へ抜け出すのを規制する第2抜け止
めが設けられていることを特徴とするものである。この
第2抜け止めにより、前記インク吸収材が前記記録ヘッ
ドの反対方向へ抜け出すのを確実に防止することがで
き、前記第1抜け止めとの対によって、インク吸収材を
当該インク受け用穴内にしっかりと保持することができ
る。
【0026】また、本願請求項11に記載の発明は、請
求項10に記載されたインクジェット式記録装置におい
て、前記第2抜け止めは、前記穴の内面に前記貫通方向
に沿って設けられた突条にて形成されていることを特徴
とするものである。この突条構造により、インク吸収材
をインク受け用穴内に装填する際に単に該インク吸収材
を押し込むだけで足りる。また、構造簡単にしてインク
吸収材の抜け出しを防止することができると共に、一体
成形等により簡単に製造することができる。
【0027】また、本願請求項12に記載の発明は、請
求項10に記載されたインクジェット式記録装置におい
て、前記第2抜け止めは、前記穴の前記記録ヘッド側開
口と反対側の開口縁に設けられた段部にて形成されてい
ることを特徴とするものである。この段部構造により、
構造簡単にしてインク吸収材の抜け出しをしっかりと防
止することができると共に、一体成形等により簡単に製
造することができる。
【0028】また、本願請求項13に記載の発明は、請
求項1から8のいずれか1項に記載されたインクジェッ
ト式記録装置において、前記インク受け用開口穴は、貫
通穴として形成され、該インク受け用開口穴内に前記貫
通状態を維持して前記記録ヘッド側から反対側に傾斜し
て設けられた傾斜部と、該傾斜部上に敷設保持されたイ
ンク吸収材と、を備えていることを特徴とするものであ
る。
【0029】本発明によれば、被記録材に左右両端余白
ゼロの印刷を実行する際に、記録ヘッドから吐出された
インクの内で被記録材の両辺より外側にはみ出たもの
は、記録ヘッドのドット形成要素の範囲を囲える大きさ
の開口を備えた当該インク受け用の貫通穴内に直接入る
と共に、該貫通穴内に設けられた傾斜部上に敷設保持さ
れたインク吸収部材に直に付着する。従って、インクの
浮遊ミストの発生が殆どなく、インクジェット式記録装
置で被記録材の左右の余白をゼロにする写真並みの高画
質印刷を実行しても、前記被記録材の左右両辺部分にお
いて印刷品質の低下の虞がほとんどない。更に、上記傾
斜構造により、インク吸収材に付着したインクはある程
度たまると、傾斜面を流下して当該インク受け用穴内か
ら排出される。
【0030】また、本願請求項14に記載の発明は、請
求項1から8のいずれか1項に記載されたインクジェッ
ト式記録装置において、前記インク受け用開口穴は、貫
通穴として形成され、該インク受け用開口穴内に前記貫
通状態を維持して前記記録ヘッド側から反対側に傾斜し
て設けられた傾斜部と、該傾斜部上にその傾斜方向に沿
って溝が形成されるように互いに離間して立設された複
数の溝形成用壁と、を備え、該溝形成用壁の頂面は前記
貫通穴の前記開口面と離間する下位位置となるように形
成されていることを特徴とするものである。
【0031】本発明によれば、請求項13に記載された
発明と同様に、被記録材に左右両端余白ゼロの印刷を実
行する際に、記録ヘッドから吐出されたインクの内で被
記録材の両辺より外側にはみ出たものは、記録ヘッドの
ドット形成要素の範囲を囲える大きさの開口を備えた当
該インク受け用の貫通穴内に直接入る。そして、その頂
面が前記貫通穴の前記開口面と離間して下位位置にある
複数の溝形成用壁にガイドされつつ溝底部に到達する。
従って、前記下位位置にある溝形成用壁が前記インク吸
収材と同様にインク捕獲機能を発揮し、インクの浮遊ミ
ストの発生が殆どなくなる。その結果、インクジェット
式記録装置で被記録材の左右の余白をゼロにする写真並
みの高画質印刷を実行しても、前記被記録材の左右両辺
部分において印刷品質の低下の虞がほとんどない。更
に、上記傾斜構造により、溝底部にに付着したインクは
ある程度たまると、傾斜面を流下して当該インク受け用
穴内から排出される。
【0032】また、本願請求項15に記載の発明は、請
求項1から14のいずれか1項において、前記被記録材
端位置検出手段が光学式端位置検出手段であることを特
徴とするものである。
【0033】本発明によれば、被記録材端位置検出手段
として光学式端位置検出手段を採用することにより、被
記録材の端位置を高い精度で検出することが可能になる
ため、左右余白なし印刷において吐き捨てられるインク
の量を極力少なくすることができるほか、画像の右側合
わせや左側合わせなどの微調整を行う場合にも有利であ
る。
【0034】また、光学式端位置検出手段を用いること
により、被記録材左右の端位置だけでなく、被記録材上
下の端位置の検出も容易であり、上下余白なし印刷を行
う場合にも精度の高い記録領域設定が可能になり、イン
クの無駄を最小限に抑えることができる等の左右余白な
し印刷と同様の効果が得られる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図18に基づい
て、左右余白なし記録についての本願発明の実施の形態
を説明する。先ず、図14に示した本発明の一実施の形
態に係るインクジェット式記録装置のプラテンの平面図
に基づいて、当該プラテンの概略構造を説明する。
【0036】当該プラテンは、被記録材50と接触する
部分は、記録ヘッド51の主走査方向に互いに離間して
複数個配設された突部14を備え、これらの突部14
は、被記録材搬送方向に長尺に形成され、平坦な頂面1
0を有し、該頂面10によって当該頂面上を副走査方向
に搬送される印刷用紙である被記録材50と前記記録ヘ
ッド51との間隔即ちペーパーギャップが規定されるよ
うに形成されている。上流から送られてくる印刷用紙の
先端は、上流側斜面11に当接しつつガイドされて頂面
10に到達する。符号12は突部14の下流側斜面を示
す。
【0037】該プラテンには、貫通穴1,2,3,4
が、図14に示したように設けられている。本実施の形
態では、印刷用紙は貫通穴1が設けられている側に位置
する1辺を基準位置として副走査方向に搬送され、用紙
幅サイズの違いによって該用紙の他の辺の位置が変わる
ようになっている。そして、この記録装置で印刷される
サイズの用紙に合わせて、当該他の辺に対応するプラテ
ン部分に前記貫通穴2,3,4が設けられている。本実
施の形態では、前記突部14同士の間を利用して前記貫
通穴2,3,4が設けられている。前記各貫通穴1,
2,3,4には、インク吸収材7が装填されている。こ
れら貫通穴1,2,3,4及びインク吸収材7の装填構
造の詳細は後述する。図14において、符号5はいわゆ
るフラッシング(吐出能力回復動作)用の孔、符号6は
凹部を示す。
【0038】尚、本実施の形態では、複数の突部14の
内、主走査方向の両端部近傍に配置された突部14aの
頂面10は、図14に示した如く、他のものより副走査
方向の先端側が後退して形成されている。これは、当該
プリンタで最も多く使われる印刷用紙のサイズに合わせ
て形成されているが、そのサイズの印刷用紙が紙送りロ
ーラ(図示せず)を外れて自由端となったときの用紙終
端のコーナー部の変形を逃がす為のものである。また、
排紙ローラ15は、図示しない駆動源によって回転駆動
される駆動ローラ16と、2種類の従動ローラ17a,
17bとの対から成り、前記印刷用紙を挟圧しつつ排出
するようになっている。
【0039】次に、貫通穴1,2,3,4及びインク吸
収材7の装填構造について図1乃至図4に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施の形態に係るインクジェッ
ト式記録装置のプラテンの要部平面図、図2は図1のII
−II線断面図、図3は同プラテンの要部裏面図、図4は
図3のIV−IV線断面図を示す。
【0040】上記した如く、当該プラテンは、印刷用紙
の副走査方向に沿ってドット形成要素が配列されて成る
インクジェット式記録ヘッド(図示せず)を主走査方向
に走査しつつ、該記録ヘッドと対向する位置にある印刷
用紙に印刷をするときに、その印刷用紙を下から支えて
前記記録ヘッドに対する位置を規定するものである。そ
して、前記貫通穴1,2,3,4は、前記プラテン上を
副走査されるそれぞれのサイズの印刷用紙の他の辺(基
準側と反対側)に対応するプラテン部分に、前記各辺よ
り外側にはみ出して形成され、更に、副走査方向には前
記ドット形成要素の範囲より長く形成された開口を有す
るインク受け用の穴として構成されている。ここで、貫
通穴1,2,3,4は、図1に示したように、隣り合う
突部14bと14cの間に設けられている。
【0041】そして、該貫通穴1,2,3,4内にはイ
ンク吸収材7が配設され、該インク吸収材7は、前記貫
通穴1,2,3,4内の前記記録ヘッド側の開口面の近
傍であって該開口面より下位にその上面が位置するよう
に配設されている。そして、本実施の形態では、前記貫
通穴1,2,3,4のヘッド側開口縁に、インク吸収材
7の前記ヘッド側への抜け出しを規制する第1抜け止め
30,31,32が設けられている。この第1抜け止め
30,31,32は、図1、図2および図4に示したよ
うに、貫通穴1,2,3,4のヘッド側開口縁に設けら
れた段部30,31,32として、当該プラテンの一体
成形時に同時に形成される。なお、管通穴1,2,3,
4の貫通とは、当該プラテンの前記記録ヘッドに対向す
る面側からその反対側に貫通されていることを意味す
る。
【0042】更に、本実施の形態では、前記貫通穴1,
2,3,4には、前記インク吸収材7が前記記録ヘッド
の反対方向へ抜け出すのを規制する第2抜け止め8が設
けられている。この第2抜け止め8は、前記貫通穴1,
2,3,4の内面に前記貫通方向に沿って設けられた一
対の突条8にて形成され、該突条8のプラテン裏面側は
テーパー9が形成されて、インク吸収材7の装填が行い
やすく構成されている。
【0043】以上の説明を踏まえて、左右端余白なしの
インクジェット式記録装置の構成を図14に基づいて説
明する。副走査方向に沿ってドット形成要素が配列さ
れ、主走査方向に往復移動されるインクジェット式の記
録ヘッド51(仮想線で示した)と、該記録ヘッド51
と対向する位置にあり、副走査方向に間欠的に搬送され
る被記録材50(仮想線で示した)に前記記録ヘッド5
1で記録をするときに該被記録材50を下から支えて前
記記録ヘッド51に対する位置を規定するプラテン53
と、主走査方向に往復移動可能に設けられ、前記被記録
材50の端位置を検出する被記録材端位置検出手段57
(仮想線で示した)と、前記被記録材50の副走査方向
への間欠的搬送、前記記録ヘッド51の主走査方向への
往復移動、及び記録ヘッド51のインク吐出動作を記録
データ及び前記被記録材端位置検出手段57からの検出
データに基づいて制御する制御部52と、前記プラテン
53上を副走査方向に搬送される前記記録用紙の内の1
種又は2種以上の予め特定されたサイズの記録用紙の左
右の辺に対応するプラテン53部分に、前記左右の各辺
より外側にはみ出してそれぞれ形成され、且つ副走査方
向には前記ドット形成要素の範囲より長く形成されたイ
ンク受け用開口穴1,2,3,4と、を備えている。
【0044】ここで図15を用い、被記録材端位置検出
手段57としてフォトリフレクター57’を用いた場合
を例にとり、その動作および制御を説明する。本実施態
様では、被記録材端位置検出手段57は、キャリッジ6
0(仮想線で示した)上の記録ヘッド51に対して副走
査方向上流側に設けられている。この被記録材端位置検
出手段57としては、例えばフォトリフレクター等に代
表される光学式端位置検出手段が高精度であるため好ま
しい。
【0045】まず、インクジェット式記録装置を動作さ
せるべく電源を入れると、制御部52は、キャリッジ6
0の駆動装置(図示せず)を駆動させ、キャリッジ60
をホームポジション位置に配置する。この時、キャリッ
ジ60に設けられたフォトリフレクター57’により、
印刷用紙等の被記録材50の無い状態の電気出力(A)
を検出し、その値を基準値として記録する。この動作を
完了した後、被記録材50が副走査方向に搬送されてく
ると、フォトリフレクター57’の発光部と受光部から
なる検出部を被記録材50の先端部が遮った時点で、フ
ォトリフレクター57’から被記録材50があることを
示す電気出力(B)が出力されることにより、ONの状
態になり副走査方向における被記録材50の先端を検出
する。
【0046】制御部52は、このフォトリフレクター5
7’からのONの信号により、所定のNパルスを送って
紙送りローラ61等の被記録材搬送装置を停止させると
ともに、フォトリフレクター57’がONされたことに
より、被記録材50の存在が確認される。この状態を確
認した後、制御部52はキャリッジ駆動装置を駆動さ
せ、主走査方向に可動範囲だけ移動させる。この際、キ
ャリッジ60に設けられているフォトリフレクター5
7’により被記録材50の主走査方向の端を検出する。
すなわち、キャリッジ60が主走査方向に移動する際
に、フォトリフレクター57’から出力される電気出力
(A)と、被記録材50があることを示す電気出力
(B)を検出し、その電気出力(B)の出力時間をキャ
リッジ移動時のキャリッジモーターパルス数により検出
し、その値を制御部52で記録、処理し、主走査方向の
被記録材50の端位置を認識し、第1動作モードおよび
第2動作モードの印刷領域を設定する。
【0047】また、被記録材50を副走査方向に搬送し
た場合の後端の検出については、前記と同様に、フォト
リフレクター57’からの電気出力(B)により被記録
材50が有ると認識されている状態から、被記録材の後
端がフォトリフレクターの検出部を通過した時点で、フ
ォトリフレクター57’からの電気出力が(A)に変わ
ってフォトリフレクター57’がOFF状態になり、被
記録材50の後端を認識する。
【0048】被記録材端位置検出手段57としては、上
記のフォトリフレクター57’以外にも、例えば接触式
スイッチなど公知の種々の構成を採用することができ
る。
【0049】このように、被記録材50の端位置を検出
する被記録材端位置検出手段57を設けたことにより、
左右余白なし印刷において左右で吐き捨てられるインク
を極力少なくすることができるほか、被記録材50の位
置のばらつきや、被記録材50の幅サイズのばらつきを
無視することができる。また、画像の右側合わせ、左側
合わせなどの微調整も可能となる。さらに、従来通紙し
た印刷用紙が幅狭の場合には、プラテン53面を汚して
しまうおそれがあり、逆に通紙した印刷用紙が幅広の場
合には、左右余白なし印刷ができずに余白を残してしま
うという問題があったが、被記録材端位置検出手段57
を設けたことにより、設定した用紙と通紙した用紙サイ
ズが異なる場合でも、事前に印字動作をキャンセルさせ
る選択が可能になるため、プラテン53面の汚染や無駄
な余白を防ぐことが可能になる。また、断ち切り印刷に
おいて左右マージンを同一に設定することも可能にな
る。
【0050】前記制御部52は、予め特定されたサイズ
(ハガキサイズ、A4サイズ等)の前記被記録材50の
それぞれについてその左右の辺より内側となる記録領域
で記録データを展開して記録動作を実行する第1動作モ
ードと、同サイズの記録用紙50の左右の辺より外側で
且つ前記各インク受け用開口穴1,2,3,4の外側エ
ッジ54より内側となる記録領域で同じ記録データを展
開して記録動作を実行する第2動作モードとを備え、該
記録用紙50に左右余白のない記録を行う場合は、前記
第2動作モードが実行されるように構成されている。
【0051】本構成によれば、前記制御部52は、予め
特定されたサイズの前記記録用紙50のそれぞれについ
てその左右の辺より内側となる記録領域で記録データを
展開して記録動作を実行する第1動作モードと、同サイ
ズの被記録材50の左右の辺より外側で且つ前記各イン
ク受け用開口穴1,2,3,4の外側エッジ54より内
側となる記録領域で同じ記録データを展開して記録動作
を実行する第2動作モードとを備えているので、これか
ら記録しようとしている、ある1つの写真画像データに
ついて、同じサイズの幅の被記録材50に対して、第1
動作モードにすることで、左右余白有りの通常の記録を
実行でき、第2動作モードにすることで、左右余白無し
の記録を実行できる。すなわち前記第1及び第2動作モ
ードを具備したので、ある1つの写真画像データについ
て、同じサイズの幅の記録用紙50に対して、左右余白
有りと余白無しの両方の記録を簡単且つ確実に実行でき
る。
【0052】更にその際、予め特定されたサイズの前記
被記録材50に対して、前記第1動作モードと第2動作
モードが決まるため、左右余白なしで記録を実行すると
きに被記録材50の左右の縁の外に打ち捨てられること
になる画像データ部分を充分に少なくなるように第2モ
ードを設定することが容易である。従って、余白なし印
刷においても、打ち捨てる画像データを少なくすること
ができ、もって画像データをなるべく無駄にしないで有
効に記録に使えるようにすることができる。
【0053】ここで、画像データとは、印画に限らず印
字も含む意味で用いられる。また、テキストデータの印
刷においては、左右余白なしで印刷することは避けなけ
ればならないため、本発明では、第1動作モードによる
左右余白あり印刷が実行される。
【0054】また、この発明は、その上面に主走査方向
に互いに所定間隔離間して複数個配設された同じ突出寸
法の突部14を有し、副走査方向に間欠的に搬送される
記録用紙に前記記録ヘッドで記録をするときに、前記複
数の突部14の平坦な頂面10により該被記録材を下か
ら支えて前記記録ヘッド51に対する位置を規定するプ
ラテン53を備えているインクジェット式記録装置にお
いて、当該突部14を有することにより、インクに塗れ
て通常生じるコックリングを規則的に発生させることが
でき、もって被記録材50の幅方向の位置を安定させる
ことができる。したがって、第2モードの記録領域を設
定するに当たって、コックリングによる被記録材50の
位置ズレを大きく考慮する必要がないため、その分、第
2モードの記録領域を小さくすることが可能となり、余
白なし記録のために打ち捨てる画像データを一層少なく
することができる。
【0055】また、具体的には、前記第1動作モード及
び第2動作モードとを備えたインクジェット式記録装置
において、前記第2モードの記録領域は、記録対象とな
る被記録材の幅より0.5mm〜7.5mm大きく設定
されている。これは、被記録材端位置検出手段を設けた
ことにより、被記録材の搬送経路の設計、製造に基づく
公差にとらわれることなく、第2モードの記録領域の最
小幅を被記録材の幅より0.5mm程度あるいはこれ以
下に設定することが可能となる一方、プリンタサイズま
たはフットプリント(投影面積、すなわち載置面積)の
増大を考慮して被記録材の幅より7.5mm程度の最大
幅を設定したものである。従って、第2モードの記録領
域を上記範囲にすることにより、余白なし印刷における
記録領域を限界まで小さくできるため、打ち捨てられる
インクの無駄を極力低減できるとともに、余分な記録幅
を持ち過ぎることがないため装置の最小化を図ることが
可能になる。
【0056】また、前記第1動作モード及び第2動作モ
ードとを備えたインクジェット式記録装置において、前
記制御部52は、記録ヘッド51が主走査方向に往復移
動するときの移動速度として、図16に示したように、
停止状態と定速状態との間の加速勾配及び減速勾配は前
記第1動作モードと第2動作モードで同じに設定され、
定速状態における移動距離は前記第2動作モードの方が
第1動作モードより加速側及び減速側の両方でほぼ等し
く増加するように設定されているものである。図16に
おいて、縦軸は記録ヘッド51を搭載するキャリッジの
移動速度であり、横軸は主走査方向での動作領域を示
し、符号58は第1動作モード、符号59は第2動作モ
ードを示す。
【0057】これにより、第1動作モードと第2動作モ
ードを具備するに当たって、記録ヘッド51を主走査方
向に往復移動させるための制御が簡単化できる。さらに
記録実行のスループットを第1動作モードと第2動作モ
ードでそれぞれ最適化することができる。尚、図17ま
たは図18に示したような速度パターンで行ってもよ
い。
【0058】また、前記第1動作モード及び第2動作モ
ードとを備えたインクジェット式記録装置において、前
記インク受け用開口穴1,2,3,4内にはインク吸収
材7が配設されていると共に、該インク吸収材7は、前
記インク受け用開口穴1,2,3,4内の前記記録ヘッ
ド側開口面の近傍にその上面が位置するように配設され
ているものである。
【0059】これにより、被記録材50の左右の辺の外
に打ち捨てられたインク滴の飛翔距離を短くできると共
に、インク受け用開口穴1,2,3,4内の前記記録ヘ
ッド側開口面の近傍にその上面が位置する前記インク吸
収材7によって、直ちに捕獲回収されるため、浮遊ミス
トの発生を大幅に低減することができる。
【0060】図5乃至図8は本発明の他の実施の形態を
示し、前記図1乃至図4のそれぞれに対応する図であ
る。本実施の形態では、第2抜け止めの構造が、前記貫
通穴1,2,3,4の前記記録ヘッド側開口と反対側の
開口縁に設けられた一対の段部28にて形成されてい
る。その他の構成は図1乃至図4に示したものと同様な
ので同一部分に同一符号を付して説明は省略する。
【0061】次に、上記実施の形態の他の作用を説明す
る。本実施の形態に係るプラテンによれば、インクジェ
ット式記録ヘッドの主走査範囲を被記録材の左右両端の
辺より外側にまで設定して、該被記録材に左右両端余白
ゼロの印刷を実行する際に、記録ヘッドから吐出された
インクの内で被記録材の両辺より外側にはみ出たもの
は、記録ヘッドのドット形成要素の範囲を囲える大きさ
の開口を備えた当該インク受け用穴1,2,3,4内に
直接入ると共に、該穴1,2,3,4内の入り口近傍に
その上面が位置するインク吸収材7に直に付着する。従
って、インクの浮遊ミストの発生が殆どない。このよう
に本実施の形態に係るプラテンによって、インクの浮遊
ミストの発生を低減でき、もって被記録材の両辺部分が
浮遊ミストにより汚れる虞を少なくすることができる。
【0062】しかも、該インク吸収材7の上面は、前記
穴1,2,3,4内の記録ヘッド側開口面より下位に位
置させれば、搬送される被記録材が該インク吸収材7に
擦れることを防止でき、また、コックリング現象によっ
て被記録材が波打ち変形しても該被記録材とインク吸収
材7の上面とが擦れないようにすることができる。
【0063】また、前記穴1,2,3,4のヘッド側開
口縁にインク吸収材7の前記ヘッド側への抜け出しを規
制する第1抜け止め30,31,32が設けられている
ものは、当該第1抜け止め30,31,32によりイン
ク吸収材7の上面の位置をしっかりと保持することがで
きるので、浮遊ミストの発生防止を安定的に実現するこ
とができる。また、当該インク吸収材7の上面と搬送さ
れる被記録材との擦れやコックリングによる被記録材と
の擦れの虞を確実に低減することができる。
【0064】また、前記第1抜け止め30,31,32
を、ヘッド側開口縁に設けられた段部構造にしたもの
は、プラテン本体との一体成形等により簡単に製造する
ことができると共に、構造簡単にして抜け止めとしての
機能を発揮させることができる。
【0065】また、貫通穴1,2,3,4に、前記イン
ク吸収材7が前記記録ヘッドの反対方向へ抜け出すのを
規制する第2抜け止め8,28が設けられているもの
は、この第2抜け止め8,28により、前記インク吸収
材7が前記記録ヘッドの反対方向へ抜け出すのを確実に
防止することができ、前記第1抜け止め30,31,3
2との対によって、インク吸収材7を当該インク受け用
穴1,2,3,4内にしっかりと保持することができ
る。
【0066】そして、第2抜け止めが、前記穴1,2,
3,4の内面に前記貫通方向に沿って設けられた突条8
にて形成されているものは、この突条構造により、イン
ク吸収材7をインク受け用穴1,2,3,4内に装填す
る際に単に該インク吸収材7を押し込むだけで足りる。
また、構造簡単にしてインク吸収材7の抜け出しを防止
することができると共に、一体成形等により簡単に製造
することができる。
【0067】また、第2抜け止めが、前記穴の前記記録
ヘッド側開口と反対側の開口縁に設けられた段部28に
て形成されているものは、この段部構造により、構造簡
単にしてインク吸収材7の抜け出しをしっかりと防止す
ることができると共に、一体成形等により簡単に製造す
ることができる。
【0068】図9および図10は、更に本発明の他の実
施の形態を示し、図9は本実施の形態に係るプラテンの
要部平面図、図10は図9のX−X線断面図である。本
実施の形態に係るプラテンは、インク受け用の貫通穴
1,2,3,4内に、その貫通状態を維持して前記記録
ヘッド側から反対側に傾斜して設けられた傾斜部35
と、該傾斜部35上に敷設保持された板状のインク吸収
部材7と、を備えている。該インク吸収材7は傾斜部3
5から一体に起こされた爪36により図示した如く係止
されて固定されている。その他の構成は上記実施の形態
のものと同様なので、同一部分に同一符号を付して説明
は省略する。
【0069】この実施の形態によれば、印刷用紙に左右
両端余白ゼロの印刷を実行する際に、記録ヘッドから吐
出されたインクの内で被記録材の両辺より外側にはみ出
たものは、記録ヘッドのドット形成要素の範囲を囲える
大きさの開口を備えた当該インク受け用の貫通穴1,
2,3,4内に直接入ると共に、該貫通穴1,2,3,
4内に設けられた傾斜部35上に敷設保持されたインク
吸収材7に直に付着する。従って、インクの浮遊ミスト
の発生が殆どなく、インクジェット式記録装置で被記録
材の左右の余白をゼロにする写真並みの高画質印刷を実
行しても、前記被記録材の左右両辺部分において印刷品
質の低下の虞がほとんどない。更に、上記傾斜構造によ
り、インク吸収材7に付着したインクはある程度たまる
と、傾斜面を流下して当該インク受け用穴1,2,3,
4内から排出される。
【0070】図11乃至図13は、更に本発明の他の実
施の形態を示し、図11は本実施の形態に係るプラテン
の要部平面図、図12は図11のXII−XII線断面図、
図13は図11のXIII−XIII線断面図である。本実施
の形態に係るインクジェット式記録装置のプラテンは、
インク受け用の貫通穴1,2,3,4内に、その貫通状
態を維持して前記記録ヘッド側から反対側に傾斜して設
けられた傾斜部45と、該傾斜部45上にその傾斜方向
に沿って溝48が形成されるように互いに離間して立設
された複数の溝形成用壁38とを備え、該溝形成用壁3
8の頂面は前記貫通穴1,2,3,4の前記開口面と離
間する下位位置となるように形成されている。その他の
構成は上記実施の形態のものと同様なので同一部分に同
一符号を付してその説明は省略する。
【0071】本実施の形態によれば、図9に示した実施
の形態のものと同様に、被記録材に左右両端余白ゼロの
印刷を実行する際に、記録ヘッドから吐出されたインク
の内で被記録材の両辺より外側にはみ出たものは、記録
ヘッドのドット形成要素の範囲を囲える大きさの開口を
備えた当該インク受け用の貫通穴1,2,3,4内に直
接入る。そして、その頂面が前記貫通穴1,2,3,4
の前記開口面と離間して下位位置にある複数の溝形成用
壁38にガイドされつつ溝48底部に到達する。従っ
て、前記下位位置にある溝形成用壁38が前記インク吸
収材7と同様にインク捕獲機能を発揮し、インクの浮遊
ミストの発生が殆どなくなる。その結果、インクジェッ
ト式記録装置で被記録材の左右の余白をゼロにする写真
並みの高画質印刷を実行しても、前記被記録材の左右両
辺部分において印刷品質の低下の虞がほとんどない。更
に、上記傾斜構造により、溝48底部に付着したインク
はある程度たまると、傾斜面を流下して当該インク受け
用1,2,3,4穴内から排出される。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、ある1つの写真画像デ
ータについて、同じサイズの幅の用紙に対して、左右余
白有りの印刷と、左右余白無しの印刷の両方を簡単且つ
確実に実行でき、更にその際、左右余白なしで印刷する
ときに用紙の左右の縁の外に打ち捨てられることになる
画像データ部分を充分に少なくして、余白なし印刷にお
いても画像データをなるべく無駄にしないで有効に記録
に使えるようにすることができる。
【0073】また本発明では、被記録材の端位置を検出
する被記録材端位置検出手段を設けたことにより、印刷
範囲の設定精度が増し、特に第2モードにして左右余白
なし印刷を行う場合において、画像データやインクの無
駄を極力抑えることができるとともに、被記録材の位置
や幅サイズのばらつきを無視することができ、画像の右
側合わせ、左側合わせなどの微調整も可能となり、さら
には、設定した用紙と通紙した用紙サイズが異なる場合
でも、事前に印字動作をキャンセルさせる選択が可能に
なるため、プラテン面の汚染や無駄な余白を防ぐことが
可能になる。また、断ち切り印刷において左右マージン
を同一に設定することもできる。
【0074】更に、インクの浮遊ミストの発生を低減
し、もって被記録材の辺部分が浮遊ミストにより汚れる
虞の少ない、すなわち写真並みの高画質印刷を前記辺部
分においても維持することができて印刷品質が低下する
虞を少なくすることができる。すなわち写真並みの高画
質印刷を被記録材の左右両辺部分においても維持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るインクジェット式
記録装置のプラテンの要部平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】同プラテンの要部裏面図である
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係るインクジェット
式記録装置のプラテンの要部平面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】同プラテンの要部裏面図である
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態に係るインクジェット
式記録装置のプラテンの要部平面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】本発明の他の実施の形態に係るインクジェッ
ト式記録装置のプラテンの要部平面図である。
【図12】図11のXII−XII線断面図である。
【図13】図11のXIII−XIII線断面図である。
【図14】本発明の一実施の形態に係るインクジェット
式記録装置のプラテンの概略の要部平面図である。
【図15】本発明の一実施の形態に係るインクジェット
式記録装置の概略の要部断面図である。
【図16】左右余白なしの記録と余白有りのそれぞれの
記録を実行するときの、記録ヘッドを搭載しているキャ
リッジの動作領域とキャリッジ速度との関係図である。
【図17】左右余白なしの記録と余白有りのそれぞれの
記録を実行するときの、記録ヘッドを搭載しているキャ
リッジの動作領域と、キャリッジ速度との他の関係図で
ある。
【図18】左右余白なしの記録と余白有りのそれぞれの
記録を実行するときの、記録ヘッドを搭載しているキャ
リッジの動作領域と、キャリッジ速度との他の関係図で
ある。
【符号の説明】
1〜4 貫通穴 7 インク吸収材 8 第2抜け止め 10 頂面 11 上流側斜面 12 下流側斜面 14 突部 15 排紙ローラ 50 被記録材 51 記録ヘッド 52 制御部 53 プラテン 57 被記録材端位置検出手段 57’ フォトリフレクター

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副走査方向に沿ってドット形成要素が配
    列され、主走査方向に往復移動されるインクジェット式
    の記録ヘッドと、 該記録ヘッドと対向する位置にあり、副走査方向に間欠
    的に搬送される被記録材に前記記録ヘッドで記録をする
    ときに該被記録材を下から支えて前記記録ヘッドに対す
    る位置を規定するプラテンと、 主走査方向に往復移動可能に設けられ、前記被記録材の
    端位置を検出する被記録材端位置検出手段と、 前記被記録材の副走査方向への間欠的搬送、前記記録ヘ
    ッドの主走査方向への往復移動及び記録ヘッドのインク
    吐出動作を、記録データ及び前記被記録材端位置検出手
    段からの検出データに基づいて制御する制御部と、 前記プラテン上を副走査方向に搬送される前記被記録材
    の内の1種又は2種以上の予め特定されたサイズの被記
    録材の左右の辺に対応するプラテン部分に、前記左右の
    各辺より外側にはみ出してそれぞれ形成され、且つ副走
    査方向には前記ドット形成要素の範囲より長く形成され
    たインク受け用開口穴と、を備え、 前記制御部は、予め特定されたサイズの前記被記録材の
    それぞれについてその左右の辺より内側となる記録領域
    で記録データを展開して記録動作を実行する第1動作モ
    ードと、 同サイズの被記録材の左右の辺より外側で且つ前記各イ
    ンク受け用開口穴の外側エッジより内側となる記録領域
    で同じ記録データを展開して記録動作を実行する第2動
    作モードとを備え、 該被記録材に左右余白のない記録を行う場合は、前記第
    2動作モードが実行されるように構成されているインク
    ジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 副走査方向に沿ってドット形成要素が配
    列され、主走査方向に往復移動されるインクジェット式
    の記録ヘッドと、 該記録ヘッドと対向する位置にあり、平坦な上面を有
    し、該上面に主走査方向に互いに所定間隔離間して複数
    個配設された同じ突出寸法の突部を有し、副走査方向に
    間欠的に搬送される被記録材に前記記録ヘッドで記録を
    するときに、前記複数の突部の平坦な頂面により該被記
    録材を下から支えて前記記録ヘッドに対する位置を規定
    するプラテンと、 主走査方向に往復移動可能に設けられ、前記被記録材の
    端位置を検出する被記録材端位置検出手段と、 前記被記録材の副走査方向への間欠的搬送、前記記録ヘ
    ッドの主走査方向への往復移動、及び記録ヘッドのイン
    ク吐出動作を記録データ及び前記被記録材端位置検出手
    段からの検出データに基づいて制御する制御部と、 前記プラテン上面の前記突部が形成されていない平坦部
    位であって、副走査方向に搬送される前記被記録材の内
    の1種又は2種以上の予め特定されたサイズの被記録材
    の左右の辺に対応するプラテン上面部分に、前記左右の
    各辺より外側にはみ出してそれぞれ形成され、且つ副走
    査方向には前記ドット形成要素の範囲より長く形成され
    たインク受け用開口穴と、を備え、 前記制御部は、予め特定されたサイズの前記被記録材の
    それぞれについてその左右の辺より内側となる記録領域
    で記録データを展開して記録動作を実行する第1動作モ
    ードと、 同サイズの被記録材の左右の辺より外側で且つ前記各イ
    ンク受け用開口穴の外側エッジより内側となる記録領域
    で同じ記録データを展開して記録動作を実行する第2動
    作モードとを備え、 該被記録材に左右余白のない記録を行う場合は、前記第
    2動作モードが実行されるように構成されているインク
    ジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記第2モ
    ードの記録領域は、記録対象となる被記録材の幅より
    0.5mm〜7.5mm大きく設定されているインクジ
    ェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項におい
    て、前記制御部は、記録ヘッドが主走査方向に往復移動
    するときの移動速度として、停止状態と定速状態との間
    の加速勾配及び減速勾配は前記第1モードと第2モード
    で同じに設定され、定速状態における移動距離は前記第
    2モードの方が第1モードより加速側及び減速側の両方
    でほぼ等しく増加するように設定されているインクジェ
    ット式記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記インク受け用開
    口穴内にはインク吸収材が配設されていると共に、該イ
    ンク吸収材は、前記インク受け用開口穴内の前記記録ヘ
    ッド側開口面の近傍にその上面が位置するように配設さ
    れているインクジェット式記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、前記インク受け用開
    口穴内にはインク吸収材が配設されていると共に、該イ
    ンク吸収材は、前記インク受け用開口穴内の前記記録ヘ
    ッド側開口面の近傍にその上面が位置するように配設さ
    れているインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において、前記インク
    受け用開口穴のヘッド側開口縁にはインク吸収材の前記
    ヘッド側への抜け出しを規制する第1抜け止めが設けら
    れているインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記第1抜け止め
    は、インク受け用開口穴のヘッド側開口縁に設けられた
    段部にて形成されているインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項におい
    て、前記インク受け用開口穴は前記記録ヘッドに対向す
    る面側からその反対側に貫通されているインクジェット
    式記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、貫通された前記イ
    ンク受け用開口穴には、前記インク吸収材が前記記録ヘ
    ッドの反対方向へ抜け出すのを規制する第2抜け止めが
    設けられているインクジェット式記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記第2抜け止
    めは、前記インク受け用開口穴の内面に前記貫通方向に
    沿って設けられた突条にて形成されているインクジェッ
    ト式記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、前記第2抜け止
    めは、前記インク受け用開口穴の前記記録ヘッド側開口
    と反対側の開口縁に設けられた段部にて形成されている
    インクジェット式記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から8のいずれか1項におい
    て、前記インク受け用開口穴は、貫通穴として形成さ
    れ、該インク受け用開口穴内に前記貫通状態を維持して
    前記記録ヘッド側から反対側に傾斜して設けられた傾斜
    部と、該傾斜部上に敷設保持されたインク吸収材と、を
    備えているインクジェット式記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から8のいずれか1項におい
    て、前記インク受け用開口穴は、貫通穴として形成さ
    れ、該インク受け用開口穴内に前記貫通状態を維持して
    前記記録ヘッド側から反対側に傾斜して設けられた傾斜
    部と、該傾斜部上にその傾斜方向に沿って溝が形成され
    るように互いに離間して立設された複数の溝形成用壁
    と、を備え、該溝形成用壁の頂面は前記貫通穴の前記開
    口面と離間する下位位置となるように形成されているイ
    ンクジェット式記録装置。
  15. 【請求項15】 請求項1から14のいずれか1項にお
    いて、前記被記録材端位置検出手段が、光学式端位置検
    出手段であるインクジェット式記録装置。
JP2000295861A 2000-09-28 2000-09-28 インクジェット式記録装置 Withdrawn JP2002103589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000295861A JP2002103589A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 インクジェット式記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000295861A JP2002103589A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 インクジェット式記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002103589A true JP2002103589A (ja) 2002-04-09

Family

ID=18778223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000295861A Withdrawn JP2002103589A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 インクジェット式記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002103589A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005186475A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Olympus Corp 画像形成装置の画像形成範囲可変システム及びその画像形成範囲可変方法
JP2012250544A (ja) * 2012-09-13 2012-12-20 Seiko Epson Corp 記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005186475A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Olympus Corp 画像形成装置の画像形成範囲可変システム及びその画像形成範囲可変方法
JP2012250544A (ja) * 2012-09-13 2012-12-20 Seiko Epson Corp 記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8132883B2 (en) Image forming apparatus and sheet transporting apparatus
JP4893658B2 (ja) プラテン及び画像記録装置
JP4375552B2 (ja) 画像記録装置
CN111332019B (zh) 打印设备
JP2001219553A (ja) インクジェット式記録装置
JP2002103589A (ja) インクジェット式記録装置
JP2006305798A (ja) インクジェットプリンタ
JP4345379B2 (ja) 記録装置及び記録方法
JP5224075B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP4697457B2 (ja) インクジェット式記録装置のプラテン
JP4763984B2 (ja) 記録装置及び廃インク量推定方法
JP2002067460A (ja) 記録装置及び記録装置における記録動作制御方法
JP4900284B2 (ja) プラテン及び画像記録装置
JP2007090793A (ja) 記録装置および液体噴射装置
JP2005111995A (ja) インクジェット式記録装置
JP2020006523A (ja) インクジェットプリンタ
JP4143494B2 (ja) 記録装置
JP4492477B2 (ja) 記録装置および液体噴射装置
JP2005262712A (ja) インクジェット記録装置
JP2007118526A (ja) 液滴噴射装置
JP2006044176A (ja) 液体噴射装置の記録媒体搬送体、液体噴射装置及び液体噴射装置の駆動方法
JP2006001140A (ja) 印刷装置、印刷方法、およびプログラム
JP2007038579A (ja) インクジェットプリンタのふち無し印刷時の吐出制御
JP2006056071A (ja) 記録装置及び廃インク推定方法
JP2003260858A (ja) 記録装置、キャリッジ及び記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040331

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20040331

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20040413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041019

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050107

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050128

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050311

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070918