JP2002103425A - 半割波付管の製造方法 - Google Patents

半割波付管の製造方法

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JP2002103425A
JP2002103425A JP2000296782A JP2000296782A JP2002103425A JP 2002103425 A JP2002103425 A JP 2002103425A JP 2000296782 A JP2000296782 A JP 2000296782A JP 2000296782 A JP2000296782 A JP 2000296782A JP 2002103425 A JP2002103425 A JP 2002103425A
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JP
Japan
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pipe
tube
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split
mold
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Hiroaki Irioka
博明 入岡
Keiji Miyazaki
圭次 宮▲崎▼
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 まず、金型28の半円弧形状の出口30から
半割形状のプレーン管32として押し出す。そして、こ
の半割プレーン管32をモールドブロック38および4
0の波形形状の成形面に押し付けて、管壁を波形状に成
形する。 【効果】 2次加工工程が不要である。つまり、押出成
形を含む一連の工程により簡易に製造することができ
る。また、半割波付管の周方向両端部に変形が生じるお
それがなく、精度の良い半割波付管を製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半割波付管の製造方法
に関し、特にたとえばケーブル保護管として用いられ
る、半割波付管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半割波付管は、たとえば洞道等に布設さ
れるケーブル(通信用ケーブルまたは電力用ケーブル
等)を保護するために用いられる。たとえば、2つの半
割波付管が突き合わされてバンドや番線等の締結具で固
定されることにより、筒状の波付管が形成され、内部に
ケーブルが収納される。このような半割波付管によれ
ば、たとえばケーブルの布設後であっても容易にケーブ
ルを保護できる。また、波形状に形成されることにより
可とう性を有するので、ケーブルの曲がりにも容易に追
従して保護できる。
【0003】そして、従来、半割波付管は、押出成形し
た筒状の波付管を軸方向に2分割する、すなわち、半割
形状に切断することにより製造されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、押出成
形後にさらに半割にする2次加工工程が必要であった。
しかも、半割に加工すると、残留応力が開放されること
により切断端部(周方向両端部)が変形し、径小となっ
ていた。したがって、場合によっては、寸法精度を良く
するために切断前に管をアニールする等の工程が必要で
あった。つまり、製造に手間がかかっていた。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、2
次加工なしで簡易に製造でき、しかも精度の良い、半割
波付管の製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、(a) 半割形
状のプレーン管として押し出し、そして(b) モールドブ
ロックで波形を形成する、半割波付管の製造方法であ
る。
【0007】
【作用】まず、たとえば半円弧形状の出口を有する金型
を用いて半割形状のプレーン管として押し出す。そし
て、この半割プレーン管を波形形状の成形面を有するモ
ールドブロックに押し付けて波形を形成する。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、2次加工工程が不要
である。つまり、押出成形を含む一連の工程により簡易
に製造することができる。また、周方向両端部に変形が
生じるおそれがなく、精度の良い半割波付管を製造でき
る。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1を参照して、この実施例の半割波付管の
製造方法で製造される半割波付管10は、たとえば洞道
等に布設されるケーブル(通信用ケーブルまたは電力用
ケーブル等)を保護するためのものである。
【0011】半割波付管10は、硬質塩化ビニル等のよ
うな合成樹脂からなり、筒を軸方向に2分割した形状す
なわち半割形状に形成される。また、その管壁は、波形
状に形成される。つまり、山(拡大部)12と谷(径小
部)14とが軸方向に交互に連続して形成される。
【0012】半割波付管10は、図2に示すような製造
装置16によって、合成樹脂材料(硬質塩化ビニル,ポ
リエチレン等)を用いて製造される。装置16は、押出
成形機18,波形成形機20および切断機22を含む。
【0013】押出成形機18は、ホッパ24から供給さ
れた合成樹脂材料を加熱溶融して押し出すための押出機
26を含み、押出機26の出口には金型28が取り付け
られる。金型28は、図3に示すように、半円弧形状の
出口30を有する。したがって、この出口30から半割
形状のプレーン管(以下、「半割プレーン管」とい
う。)32が一定速度で押し出される。
【0014】波形成形機20は、押出成形機18から押
し出された半割プレーン管32を引き取りながら、その
管壁に山12および谷14を成形するものであり、半割
プレーン管32の外面を成形するベルト状の第1部分3
4および内面を成形するベルト状の第2部分36を含
む。
【0015】第1部分34は、図4に示すようなモール
ドブロック38を必要数だけ環状に連結することにより
構成される。モールドブロック38の半割プレーン管3
2の外面が接する内面には、波形形状の成形面すなわち
複数の山12および複数の谷14に対応する型が形成さ
れる。つまり、山12を成形するための径大な山成形部
38aおよび谷14を成形するための径小な谷成形部3
8bが軸方向に交互に連続して形成される。また、山成
形部38aには真空引きのためのスリット38cがたと
えば周方向に断続的に形成される。さらに、モールドブ
ロック38の上面38dには、嵌合突起38eが形成さ
れる。
【0016】第2部分36は、図5に示すようなモール
ドブロック40を第1部分34のモールドブロック38
と同数だけ環状に連結することにより構成される。モー
ルドブロック40の半割プレーン管32の内面が接する
外面にも、波形形状の成形面すなわち複数の山12およ
び複数の谷14に対応する型が形成される。つまり、モ
ールドブロック38の山成形部38aに対応する山成形
部40aおよびモールドブロック38の谷成形部38b
に対応する谷成形部40bが軸方向に交互に連続して形
成される。また、モールドブロック40の上面40cに
は、嵌合突起38eと嵌合可能な穴40dが形成され
る。
【0017】モールドブロック38とモールドブロック
40とは、嵌合突起38eと穴40dとが嵌合されるこ
とにより組み合わされる。組み合わされると、モールド
ブロック38の上面38dとモールドブロック40の上
面40cとが当接されるとともに、モールドブロック3
8の内面(山成形部38aおよび谷成形部38b)とモ
ールドブロック40の外面(山成形部40aおよび谷成
形部40b)との間に、半割波付管10の厚みにほぼ等
しい大きさを有する波形状の隙間が形成される。
【0018】そして、波形成形機20では、第1部分3
4と第2部分36とが上下方向に対向して配置され、図
示しないモータによって、第1部分34が時計回りに回
転され、かつ、第2部分36が反時計回りに回転され
る。したがって、半割プレーン管32が波形成形機20
に与えられると、半割プレーン管32が第1部分34と
第2部分36とによって所定速度で引き取られる。それ
とともに、半割プレーン管32は、モールドブロック3
8の内面とモールドブロック40の外面とに挟まれてこ
れらに押し付けられる。さらに、モールドブロック38
の山成形部38aのスリット38cから真空ポンプ(図
示せず)によって真空吸引され、モールドブロック38
の内面に圧接される。このようにして管壁が波形状に成
形される。
【0019】切断機22(図2)は、波形成形機20か
ら送り出される連続管42を所定長さに切断するもので
あり、連続管42の切断位置は、たとえば山12の数を
カウントするセンサや、連続管42の先端からの距離を
測定するセンサ等によって検出される。切断機22に連
続管42が与えられ、センサにより切断位置が検出され
ると、切断位置において連続管42が切断される。これ
によって、半割波付管10(図1)が得られる。
【0020】この半割波付管10は、たとえば洞道等に
布設されるケーブル(通信用ケーブルまたは電力用ケー
ブル等)を保護するために用いられる。たとえば、2つ
の半割波付管10が突き合わされるとともにこれらの内
部にケーブルが収納され、その後、バンドや番線等の締
結具で固定されることにより、保護管としての筒状の波
付管が形成される。この半割波付管10によれば、たと
えばケーブルの布設後であっても容易にケーブルを保護
できる。また、管壁が波形状に形成されることにより可
とう性を有するので、ケーブルの曲がりにも容易に追従
して保護できる。
【0021】この実施例によれば、2次加工工程が必要
ない。つまり、押出成形を含む一連の工程により、簡易
に製造することができる。しかも半割波付管10の周方
向両端部に変形が生じるおそれがなく、精度の良い半割
波付管10を製造できる。
【0022】なお、上述の実施例では、図4に示すよう
なモールドブロック38と図5に示すようなモールドブ
ロック40とを用いて、突き合わせることにより筒状の
管となる半割波付管10(図1)を製造するようにして
いるが、モールドブロック38および40を適宜変更す
ることにより、より複雑な形状の他の半割波付管10を
製造することができる。
【0023】たとえば、図6に示すように、嵌め合わせ
ることにより筒状の管となる他の半割波付管10を製造
することができる。図6に示す半割波付管10では、周
方向の両端に互いに嵌合可能な嵌合突起部44および嵌
合溝部46をそれぞれ設けた以外は、図1実施例の半割
波付管10と同じであるため、重複した説明は省略す
る。
【0024】嵌合突起部44および嵌合溝部46は、そ
れぞれ周方向の端縁から外面方向へ突出して、軸方向に
平行に直線状に形成される。
【0025】この半割波付管10を製造する際には、図
7に示すような他のモールドブロック38および図8に
示すような他のモールドブロック40を用いる。また、
上述の実施例と重複する箇所の説明は省略する。
【0026】モールドブロック38(図7)の一方の上
面381dには、嵌合突起部44を形成するための突起
形成部38fが軸方向に平行に設けられ、他方の上面3
82dには、嵌合溝部46を形成するための溝形成部3
8gが軸方向に平行に設けられる。また、モールドブロ
ック40(図8)の一方の上面401cには、突起形成
部38fに対応する突起形成部40eが軸方向に平行に
設けられ、他方の上面402cには、溝形成部38gに
対応する溝形成部40fが軸方向に平行に設けられる。
【0027】モールドブロック38とモールドブロック
40とが組み合わされると、モールドブロック38の一
方上面381dおよび他方上面382dとモールドブロ
ック40の一方上面401cおよび他方上面402cと
がそれぞれ当接されるとともに、突起形成部38fおよ
び溝形成部38gと突起形成部40eおよび溝形成部4
0fとの間に、それぞれ突起形状および溝形状の隙間が
形成される。
【0028】そして、このようなモールドブロック38
および40を含む波形成形機20に半割プレーン管32
が与えられると、その管壁が波形状に成形されるととも
に嵌合突起部44および嵌合溝部46が形成される。こ
の他の半割波付管10は、嵌合突起部44と嵌合溝部4
6とを嵌め合わせるだけで簡単に筒状の管にできる。こ
の場合にも、2次加工工程が必要でなく、簡単に製造す
ることができる。
【0029】また、図6実施例では、嵌合突起部44お
よび嵌合溝部46を軸方向に直線状に形成するようにし
ているが、これらを山12および谷14に沿った波形状
に形成するようにしてもよい。この場合には、嵌合突起
部44および嵌合溝部46が形成される外面方向にも筒
状の管を屈曲させることが可能となる。なお、このよう
な半割波付管10を製造する際には、成形面の波形状に
沿った突起形成部38fおよび溝形成部38gが形成さ
れたモールドブロック38と、このような突起形成部3
8fおよび溝形成部38gに対応した突起形成部40e
および溝形成部40fが形成されたモールドブロック4
0とを用いる必要があることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例で製造される半割波付管を
示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施例で用いられる製造装置を示
す図解図である。
【図3】金型の出口から押し出される半割プレーン管を
示す図解図である。
【図4】図1実施例の半割波付管を製造する際に用いら
れる第1部分のモールドブロックを示す図解図である。
【図5】図1実施例の半割波付管を製造する際に用いら
れる第2部分のモールドブロックを示す図解図である。
【図6】この発明の他の例で製造される半割波付管を示
す斜視図である。
【図7】図6実施例の半割波付管を製造する際に用いら
れる第1部分のモールドブロックを示す図解図である。
【図8】図6実施例の半割波付管を製造する際に用いら
れる第2部分のモールドブロックを示す図解図である。
【符号の説明】
10 …半割波付管 12 …山 14 …谷 16 …製造装置 32 …半割形状のプレーン管 38,40 …モールドブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 半割形状のプレーン管として押し出
    し、そして(b) モールドブロックで波形を形成する、半
    割波付管の製造方法。
JP2000296782A 2000-09-28 2000-09-28 半割波付管の製造方法 Withdrawn JP2002103425A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100547200B1 (ko) * 2003-11-04 2006-02-06 (주)동우인텍스 판넬제조용 캐터필러형 포밍장치
KR100567261B1 (ko) * 2003-09-08 2006-04-07 김진예 코르게이트관 제조장치
KR100935552B1 (ko) * 2007-12-28 2010-01-07 송석화 콜게이트 관의 제조장치
CN105599313A (zh) * 2016-03-03 2016-05-25 大连塑料研究所有限公司 双层对接多边立体结构板生产工艺、连续生产成型设备及结构板

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CN105599313A (zh) * 2016-03-03 2016-05-25 大连塑料研究所有限公司 双层对接多边立体结构板生产工艺、连续生产成型设备及结构板
CN105599313B (zh) * 2016-03-03 2019-03-08 大连塑料研究所有限公司 双层对接多边立体结构板生产工艺、连续生产成型设备及结构板

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