JP2002102114A - 便 座 - Google Patents

便 座

Info

Publication number
JP2002102114A
JP2002102114A JP2000298125A JP2000298125A JP2002102114A JP 2002102114 A JP2002102114 A JP 2002102114A JP 2000298125 A JP2000298125 A JP 2000298125A JP 2000298125 A JP2000298125 A JP 2000298125A JP 2002102114 A JP2002102114 A JP 2002102114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet seat
toilet
surface member
human body
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000298125A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Uehara
健裕 上原
Kazutsugu Hayashi
和嗣 林
Masaaki Terano
真明 寺野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000298125A priority Critical patent/JP2002102114A/ja
Publication of JP2002102114A publication Critical patent/JP2002102114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着座時に暖かく感じるためのエネルギー消費
量を少なくする。 【解決手段】 人体の着座荷重に耐え得る強度を有し人
体が着座可能に便器の上方に支持される便座本体1と、
便座本体1における人体着座側に一体化された表面部材
2と、を備え、表面部材2は、便座本体1よりも熱容量
が小さく、かつ、便座本体2よりも熱伝導率が低い構成
にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便座に暖房機能を
有した便座に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の便座として図10乃至図
12に示すものが存在する。このものは、便座装置の一
構成要素であって、人体の着座荷重に耐え得る強度を有
し人体が着座可能に便器100の上方に支持された便座
枠101、便座枠101内に配設された放熱体102、
放熱体102の発熱により便座枠101における着座側
を均一に加熱する均熱部材103を備えている。
【0003】便座枠101は、例えば、PPやABS等
の樹脂よりなり、人体の着座荷重に耐え得るよう、厚み
が3mm程度となっている。放熱体102は、例えば、
塩化ビニルにより被覆されたヒーター線よりなり、後述
する均熱部材103に接着等により固定されている。こ
の放熱体102は、本便座とは別に設けられた電源・制
御回路104に電気的に接続され、通電されることによ
りジュール熱を発生する。
【0004】均熱部材103は、例えば、アルミニウム
等の比較的熱電導率の高い金属よりなるシートであっ
て、厚みが数十〜数百μm程度となっている。この均熱
部材103は、便座枠101における着座部分の内面に
接着等により固定され、放熱体102より発生した熱
を、その均熱部材103に沿って拡散させる。この拡散
した熱が、便座の表面にまで伝導し、人体が便座枠10
1に着座したときに、暖かさを感じることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の便座に
あっては、例えば、寒い時期では、便座枠101が一定
温度以上に加熱されている間は、人体が便座枠101に
着座したときに、暖かさを感じるけれども、便座枠10
1が一定温度以上加熱されていない間は、人体が便座枠
101に着座したときに、冷たく感じることになる。
【0006】そのために、使用していない時間でも、放
熱体102に通電して発熱させておかねばならず、エネ
ルギー消費量が多いという問題点があった。
【0007】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、着座時に暖かく感じる
ためのエネルギー消費量を少なくすることができる便座
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の便座は、人体の着座荷重に耐え
得る強度を有し人体が着座可能に便器の上方に支持され
る便座本体と、便座本体における人体着座側に一体化さ
れた表面部材と、を備え、前記表面部材は、前記便座本
体よりも熱容量が小さく、かつ、前記便座本体よりも熱
伝導率が低い構成にしている。
【0009】請求項2記載の便座は、請求項1記載の便
座において、前記便座本体は、その内部に加熱手段を有
した構成にしている。
【0010】請求項3記載の便座は、人体の着座荷重に
耐え得る強度を有し人体が着座可能に便器の上方に支持
される便座であって、発泡材よりなる構成にしている。
【0011】請求項4記載の便座は、請求項3記載の便
座において、内部に加熱手段を有した構成にしている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態の便座を図
1乃至図3に基づいて以下に説明する。この便座は、装
置本体4と共に、便座装置を構成するものである。
【0013】1は便座本体で、例えば、PP又はABS
等の樹脂により、図1に示すように、中空部1aを有し
て、図2に示すように、平面視略環状に形成され、人体
の着座荷重に耐え得る強度を有するよう、厚みが3mm
程度とされている。この便座本体1は、図3に示すよう
に、便器10の上方に支持される。
【0014】2は表面部材で、便座本体1をなす樹脂よ
りも熱伝導率の小さい、例えば、発泡ウレタン、発泡ス
チレン、発泡ポリプロピレン等の樹脂により、厚みが数
百μm〜1mm程度のシート状に形成され、また、便座
本体1よりも熱容量が小さいものとなっている。なお、
この表面部材2は、不織布、合成皮革又は塩化ビニル材
等でもよい。
【0015】この表面部材2は、便座形状にプレ成形さ
れた後、便座本体1の成形時にインサートされて同時成
形されることにより、便座本体1における人体着座側に
一体成形され、便座本体1と共に、枠状の便座3を構成
している。
【0016】4は装置本体で、肛門や肛門周辺部等の局
部を洗浄する局部洗浄用ノズル(図示せず)を伸縮自在
に支持し、局部洗浄用ノズルを駆動するための電源・制
御回路5を内蔵している。
【0017】かかる便座にあっては、便座本体1におけ
る人体の着座側に一体化された表面部材2が、便座本体
1よりも熱容量が小さく、かつ、便座本体1よりも熱伝
導率が低いから、熱移動を低減することができ、人体が
着座したときに、便座本体1に直接着座する場合に比較
して、着座時に暖かく感じるようになるので、便座加熱
用にエネルギーを必ずしも使用しなくてもよくなってお
り、エネルギー消費量を少なくすることができる。
【0018】また、表面部材2は、便座本体1における
人体着座側に一体成形されるから、接着により一体化さ
れる場合に比較して、製造が容易となっている。
【0019】次に、本発明の第2実施形態を図4に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と同一の部材
には同一の符号を付し、第1実施形態と異なるところの
み記す。第1実施形態では、便座3は、便座本体1及び
その便座本体1に一体成形された表面部材2よりなる構
成であるが、本実施形態では、単一部材からなる構成と
している。
【0020】この便座3は、例えば、発泡ウレタン、発
泡スチレン、発泡ポリプロピレン等の樹脂よりなり、人
体の着座荷重に耐え得る強度を有するよう、厚みが6〜
8mm程度とされている。
【0021】かかる便座にあっては、発泡材という熱伝
導度の小さい材料よりなるから、熱移動を低減すること
ができ、非発泡材よりなる便座3に着座する場合に比較
して、着座時に暖かく感じるようになるので、便座加熱
用にエネルギーを必ずしも使用しなくてもよくなってお
り、エネルギー消費量を少なくすることができる。
【0022】また、発泡材は、非発泡材に比較して柔軟
性を有しているので、便座3を柔らかくすることがで
き、長時間着座しても、痛くなるようなことはなくな
る。
【0023】なお、本実施形態では、便座3は、中空部
1aを有しているが、図5に示すように、内部が充填さ
れたものでも、同様の効果を奏することができる。
【0024】次に、本発明の第3実施形態を図6乃至図
8に基づいて以下に説明する。なお、なお、第1実施形
態と同一の部材には同一の符号を付し、第1実施形態と
異なるところのみ記す。本実施形態は、基本的には第1
実施形態と同様であるが、便座本体1の内部には、加熱
手段6及び均熱部材7が収容され、さらに、便座3が、
ヒンジ構造8によって、着脱自在な状態で、装置本体4
に上下回動自在に支持された構成となっている。
【0025】このものの加熱手段6は、電気配線部6a
により、例えば、装置本体4の電源・制御回路5から給
電されるヒータよりなり、便座本体1の内側に沿って配
設された均熱部材7の近傍に配設される。なお、加熱手
段6は、ヒートパイプ等の熱伝達部材よりなるものでも
よい。ただし、加熱手段6がヒートパイプ等の熱伝達部
材よりなる場合は、装置本体4の内部に放熱体を収納
し、その放熱体と、ヒートパイプ等の熱伝達部材とを接
続して、便座本体1を加熱することになる。
【0026】均熱部材7は、例えば、アルミニウム等の
比較的熱電導率の高い金属よりなるシートであって、厚
みが数十〜数百μm程度となっている。この均熱部材7
は、便座本体1における着座部分の内面に接着等により
固定され、加熱手段6より発生した熱を、その均熱部材
7に沿って拡散させる。
【0027】かかる便座にあっては、便座本体1におけ
る人体の着座側に一体化された表面部材2が、便座本体
1よりも熱容量が小さく、かつ、便座本体1よりも熱伝
導率が低いから、熱移動を低減することができ、人体が
着座したときに、便座本体1に直接着座する場合に比較
して、着座時に暖かく感じるようになるので、便座本体
1内部の加熱手段6のエネルギー消費量を少なくするこ
とができる。
【0028】このことを具体的に説明する。例えば、表
面部材2を設けていない場合では、加熱手段6による便
座3の保温温度を32.5℃にする必要があったが、本
実施形態のように、表面部材2を設けている場合では、
32.5℃よりも、6〜7℃低下させることができる。
【0029】また、この便座3は、支持軸6a及びその
支持軸に差し込まれる差込部6bよりなるヒンジ構造6
によって、着脱自在な状態で、装置本体4に上下回動自
在に支持されているから、この便座3を装置本体4から
分離して、布等で拭くか、又は、水をかけて洗浄するこ
とにより、便座3を手入れできる。
【0030】次に、本発明の第4実施形態を図9に基づ
いて以下に説明する。なお、第3実施形態と同一の部材
には同一の符号を付し、第3実施形態と異なるところの
み記す。第3実施形態は、便座3は、便座本体1及びそ
の便座本体1に一体成形された表面部材2よりなる構成
であるが、本実施形態では、第2実施形態と同様に、単
一の発泡材よりなる構成としている。
【0031】かかる便座にあっては、発泡材という熱伝
導度の小さい材料よりなるから、熱移動を低減すること
ができ、非発泡材よりなる便座に着座する場合に比較し
て、着座時に暖かく感じるようになるので、便座3内部
の加熱手段6のエネルギー消費量を少なくすることがで
きる。
【0032】また、発泡材は、断熱性を有しているの
で、便座3そのものが断熱保温され、便座3内部の加熱
手段6のエネルギー消費量を少なくすることができると
いう効果を、さらに奏することができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の便座は、便座本体におけ
る人体の着座側に一体化された表面部材が、便座本体よ
りも熱容量が小さく、かつ、便座本体よりも熱伝導率が
低いから、熱移動を低減することができ、人体が着座し
たときに、便座本体に直接着座する場合に比較して、着
座時に暖かく感じるようになり、便座加熱用にエネルギ
ーを必ずしも使用しなくてもよくなるので、エネルギー
消費量を少なくすることができる。また、便座加熱用に
エネルギーを使用する場合でも、そのエネルギー消費量
を少なくできる。
【0034】請求項2記載の便座は、便座本体における
人体の着座側に一体化された表面部材が、便座本体より
も熱容量が小さく、かつ、便座本体よりも熱伝導率が低
いから、熱移動を低減することができ、人体が着座した
ときに、便座本体に直接着座する場合に比較して、着座
時に暖かく感じるようになり、便座本体内部の加熱手段
のエネルギー消費量を少なくすることができる。
【0035】請求項3記載の便座は、発泡材という熱伝
導度の小さい材料よりなるから、熱移動を低減すること
ができ、非発泡材よりなる便座に着座する場合に比較し
て、着座時に暖かく感じるようになり、便座加熱用にエ
ネルギーを必ずしも使用しなくてもよくなるので、エネ
ルギー消費量を少なくすることができる。また、便座加
熱用にエネルギーを使用する場合でも、そのエネルギー
消費量を少なくできる。
【0036】請求項4記載の便座は、発泡材という熱伝
導度の小さい材料よりなるから、熱移動を低減すること
ができ、非発泡材よりなる便座に着座する場合に比較し
て、着座時に暖かく感じるようになり、便座内部の加熱
手段のエネルギー消費量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の断面図である。
【図2】同上の上面図である。
【図3】同上のものを便器上に支持した状態を示す側面
図である。
【図4】本発明の第2実施形態の断面図である。
【図5】内部が充填されてなる便座本体の断面図であ
る。
【図6】本発明の第3実施形態を便器上に支持した状態
を示す側面図である。
【図7】同上の断面図である。
【図8】同上の上面図である。
【図9】本発明の第4実施形態の断面図である。
【図10】従来例の上面図である。
【図11】同上のものを便器上に支持した状態を示す側
面図である。
【図12】同上の断面図である。
【符号の説明】
1 便座本体 2 表面部材 3 便座 6 加熱手段 10 便器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺野 真明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2D037 AA13 AD03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の着座荷重に耐え得る強度を有し人
    体が着座可能に便器の上方に支持される便座本体と、便
    座本体における人体着座側に一体化された表面部材と、
    を備え、前記表面部材は、前記便座本体よりも熱容量が
    小さく、かつ、前記便座本体よりも熱伝導率が低いこと
    を特徴とする便座。
  2. 【請求項2】 前記便座本体は、その内部に加熱手段を
    有した請求項1記載の便座。
  3. 【請求項3】 人体の着座荷重に耐え得る強度を有し人
    体が着座可能に便器の上方に支持される便座であって、
    発泡材よりなることを特徴とする便座。
  4. 【請求項4】 内部に加熱手段を有した請求項3記載の
    便座。
JP2000298125A 2000-09-29 2000-09-29 便 座 Pending JP2002102114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000298125A JP2002102114A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 便 座

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000298125A JP2002102114A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 便 座

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002102114A true JP2002102114A (ja) 2002-04-09

Family

ID=18780131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000298125A Pending JP2002102114A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 便 座

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002102114A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5304895B2 (ja) 面状採暖具およびこれを備えた座席
JP2009269480A (ja) 座席用ヒータ
JP2001135458A (ja) 着座採暖具
JP3218881U (ja) 便座装置および支持装置
JPWO2007097445A1 (ja) ヒータユニット及び車両用シートヒータ
JP5636396B2 (ja) 暖房洗浄便座
JP2002102114A (ja) 便 座
JPH0820225A (ja) ヒータユニット
JP2009153650A (ja) 暖房装置およびそれを用いた座席
JP2000037257A (ja) 暖房椅子装置
JP2008284260A (ja) 便座装置
JP2000210159A (ja) 座席用暖房装置
JP2000083862A (ja) 便座装置
JP2011050580A (ja) 車両用シート装置
JP2006334163A (ja) 暖房便座装置
JP2004097390A (ja) 便座装置
JP2008237489A (ja) 便座装置
JPH10257998A (ja) 便 器
KR20080100724A (ko) 필름보일러를 구비한 좌변기 및 그 제조방법
JPH0615595Y2 (ja) 腰掛式便器
KR200333398Y1 (ko) 열선이 내장된 변기 좌판
JPH1038279A (ja) 掘こたつ用面状ヒーター
JP2003125981A (ja) 暖房便座
JP2007185415A (ja) 暖房便座装置
KR20220114439A (ko) 비데용 좌대 보온장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050922

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050922

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060606